JPH03146336A - 三層構造無機質発泡板およびその製法 - Google Patents

三層構造無機質発泡板およびその製法

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JPH03146336A
JPH03146336A JP28659789A JP28659789A JPH03146336A JP H03146336 A JPH03146336 A JP H03146336A JP 28659789 A JP28659789 A JP 28659789A JP 28659789 A JP28659789 A JP 28659789A JP H03146336 A JPH03146336 A JP H03146336A
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永井 了
Kazuo Imahashi
今橋 一夫
Shigeo Yoshida
繁夫 吉田
Takatoshi Miyazawa
宮澤 貴俊
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National House Industrial Co Ltd
Takasago Industry Co Ltd
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INTERU HAATSU KK
National House Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は三層構造無機質発泡板およびその製法に関する
。さらに詳しくは、耐汚染性および意匠性に優れ、高い
表面硬度を有する高機能の無機質発泡板およびその製法
に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕
近年、取扱いおよび施工が容易であり、建物の軽量化ひ
い°Cは基礎工事の簡略化を図ることができるなどの理
由により、無機質の軽量パネルが住宅、事務所、倉庫な
どの建物に用いられている。かかる軽量パネルの表面仕
上ないしは化粧としては、従来より、ALCのように施
工したのちに防水加工などの表面仕上をするか、または
無機質焼成発泡体のように発泡基板上に化粧として着色
釉薬層または透明もしくは着色ガラス層を設けていた。
しかしながら、前述した従来の無機軽量パネルはいずれ
も二層構造であり、意匠性に乏しいだけでなく表面の均
一性、平滑性、耐汚染性などにおいて満足できるもので
はなかった。
本発明者らは、前記従来例の何する限界、欠点を克服し
て、機能的に優れるとともに意匠面でも優美で変化に富
んだ無機質発泡板をつるべく種々検討を重ねた結果、下
層を発泡層とし、表面層に透明化粧層を採用する三層構
造の発泡板が種々の要求を満足できることを見出し、本
発明を完成するに至った。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の三層構造無機質発泡板は、下層、中間層および
表面層からなる三層構造無機質発泡板であって、下層が
発泡層であり、表面層が透明化粧層であることを特徴と
している。また、本発明の三層構造無機質発泡板の製法
は、下層、中間層および表面層からなる三層構造無機質
発泡板の製法であって、無機発泡性造粒原料、中間層を
構成する原料、および釉薬またはガラス原料をこの順に
積層し、えられた積層体を同時に焼成して一体化させる
ことを特徴としている。
本発明の無機質発泡板は、原料の異なる三つの層から構
成されており、三つの機能が一枚のパネルに一体化され
た高機能化粧パネルを提供するものである。
〔実施例〕
まず、三層構造無機質発泡板(以下、無機質発泡板とい
う)について説明する。
本発明の無機質発泡板は、上層、中間層および表面層の
三層構造を有している。下層は加熱により発泡した発泡
層であり、表面層は釉薬層またはガラス層からなる透明
化粧層である。下層と表面層とのあいだには、中間層が
設けられ、所望の機能に応じて着色原料層や第2の発泡
層などが採用される。以下、各層について順に説明する
下層、すなわち発泡層は、本発明の無機質発泡板のベー
ス層ともいうべき部分であり、酸性白土、シラス、真珠
岩、抗火石、長石などを主原料として、これにソーダ灰
、硝酸ソーダ、ガラス粉、硼酸、硼砂などの融剤やドロ
マイト、SIC、炭酸カリウム、炭酸カリウムなどの発
泡剤などを適宜補助原料として配合したものを粉末化し
て、造粒化したものを加熱発泡させた層である。原料の
種類やその配合割合は、発泡倍率、溶融温度などに応じ
て適宜選定すればよく、本発明においてとくに限定され
るものではない。
表面層、すなわち透明化粧層は、無機質発泡板の表面硬
度を高め、耐汚染性を向上させるだけでなく、深みのあ
る、変化に富んだ表情を製品に与えるべく設けられてい
る。この透明化粧層は、釉薬層またはガラス層からなっ
ており、その厚さは本発明においてとくに限定されない
が概ね1〜5關が目安である。釉薬層は、ガラス粉、フ
リット粉、珪酸ジルコニウム、粘土、顔料をボットミル
、抽潰機などで粉砕混合後1.0〜2.5mmに造粒乾
燥することでえられ、方、ガラス層は板ガラスカレット
粒に少量のフリット粉末をコーティングしたものを焼成
したり、板ガラスカレット粒の単体またはフリット粉や
釉薬造粒物を板ガラスカレット粒に混合したものを焼成
することでえられる。
中間層は製品に所望の模様や色彩を与えたり、より均一
な表面仕上を与えたりするために設けられる層であり、
発泡性着色原料層、無発泡性着色原料層、焼結されたセ
ラミック粉砕物(タイル、食器、レンガなどを粉砕した
もの)層、ベース層表面に泥漿状釉薬をスプレー着色さ
れた粒の層などを例として挙げることができる。
中間層に着色層を設けたばあいに、透明化粧層を通して
着色層または下層の凹凸模様や色彩を見ると、光の屈折
により重厚で変化に富み、直接表面に着色があられれて
いる従来の製品にない質感をうろことができる。
着色層用原料としては、下層(ベース層)に用いられる
粉末原料に顔料や金属酸化物などを0.1〜20重量%
(外側)程度添加して造粒したものや、下層用造粒物に
同じく顔料などを2,5〜20重量%(外側)コーティ
ングして着色したものなどを用いることができる。
また、発泡原料を用いて加熱焼成すると、下層の発泡原
料から水分およびガスの発生が始まるが、このガスの発
生は発泡原料の軟化発泡域まで続く。一方、表面層の釉
質またはガラス質原料は、下層表面の凹凸を埋めて平滑
性をうるため下層より溶融時にガラス層は粘度が下がる
ので下層の軟化発泡以前に軟化が始まり、下層より発生
するガスによりブク、ピンホールといった欠陥が表面に
発生しやすくなる。しかし、中間層として下層を構成す
る発泡原料よりも50℃程度高い溶融温度を有する原料
を用いると、この層が一種のブロック層として機能し、
下層から発生するガスが表面層に達するのを抑制するこ
とができる。このため、均一かつ平滑な表面を有する製
品かえられる。
さらに、中間層としてタイル、食器、レンガなどの焼結
セラミックを粉砕した原料を用いると、これら粉砕物の
凹凸が製品の表面に立体的にあられれて、陰影に富んだ
表情を有する製品かえられる。また、着色造粒された中
間層原料粒にラスター液にスプレーして用いると金属的
な発色を現わし、中間層原料の中に雲母片を混合すると
金色に輝く中間層となる。
つぎに、本発明の無機質発泡板の製法について説明する
まず、前述した二成分系鉱物のうちk(1205810
2系鉱物を主成分とし、これに融剤や発泡剤を補助成分
として加えた配合原料を、たとえば直径1ha程度のス
チールボールとともにボットミルに入れ、数時間程度乾
式粉砕する。えられる粉末は325メツシュパス96%
以上程度の大きさであり、この粉末にCMC水溶液や糖
蜜水溶液などを噴霧しながらパンペレタイザーなどで造
粒を行なう。粒径は1.0〜3.0+a程度である。
この造粒物をステンレスメツシュベルト、耐火性セラミ
ック板、耐火性抄造板などの上にチャージし、この上に
さらに中間層および表面層を構成する原料を順に積層す
る。こうしてえられた積層体をシャツトルキルン、ロー
ラーハースキルンなどの焼成炉内で加熱焼成して、一体
止させ、加圧ローラなどで適宜加圧して溶着させ、同時
に成形が行なわれる。
つぎに本発明の無機質発泡板およびその製法を実施例に
もとづき説明するが、本発明はもとよりかかる実施例に
のみ限定されるものではない。
実施例1 酸性白土70%(重量%、以下同様)、ガラス粉lO%
、ソーダ灰10%、硝酸ソーダ2%、ドロマイト4%お
よびジルコンフラワー4%からなる配合原料をlhmφ
のスチールボールとともにボールミルに入れ4〜5時間
のあいだ乾式粉砕混合した。えられた粉末は325メツ
シュパス96%以上の大きさであった。この粉末に糖蜜
15%水溶液を噴霧しながらパンペレタイザーにて造粒
し、粒径1〜3II11の造粒物をえた。この造粒物を
バイブリフト転勤温風乾燥機にて造粒含水率2〜3%と
なるように乾燥させた。
えられた造粒物をステンレスメツシュベルト上に251
の厚さとなるようにチャージした。この上に前記発泡層
粉末原料に顔料を5%(外側)添加して造粒したもの(
粒子径1.0〜2.5a+w)を4Hの厚さとなるよう
にチャージした。さらに、この着色造粒層(中間層)の
上に、0.5〜1.51の板ガラスカレット粒97%に
フリット粉末3%をコーティングしたものを5mmの厚
さとなるようにチャージした。
えられた積層体をネットキルンにて焼成しく最高焼成温
度=850℃、昇温時間=65分間)、3〜4時間冷却
したのちに炉外へ搬出した。
えられた無機質発泡板は、透明なガラス層を通して着色
層があられれており、光の屈折により重厚な質感を有し
ていた。また、表面は均一で平滑であり、堅牢であった
実施例2 実施例1で用いた発泡層用造粒物をステンレスメツシュ
ベルト上に25ff111の厚さとなるようにチャージ
した。この上に酸性白土65%、ガラス粉20%、ソー
ダ灰7%、硝酸ソーダ196およびドロマイト7%から
なる配合原料を、発泡層用造粒物と同様にして乾式粉砕
し、造粒した造粒物(粒径:1〜2.51011)を4
1の厚さとなるようにチャージした(低発泡ベース層)
。この低発泡ベース層の溶融温度は900℃であり、下
層の溶融温度よりも50℃高くなるよう調製した。低発
泡ベース層のうえに、板ガラスカレット粉末62%、フ
リット25%、ジルコニット8%およびベントナイト5
%からなる配合原料を、発泡層用ベレットと同様にして
乾式粉砕し、造粒した造粒物(粒径:1〜2.5IIl
11)を6+1111の厚さとなるようにチャージした
えられた積層体をネットキルンにて焼成しく最高焼成温
度850℃、昇温時間二80分間)、3時間冷却したの
に炉外へ搬出した。
えられた無機質発泡板は、表面層にブクやピンホールな
どの欠陥はまったく見られず、極めて均一で平滑な表面
を有【、ていた。
実施例3 中間層として、着色造粒層に代えて、磁器質タイル、煉
瓦タイル、赤レンガを粉砕したものを(平均サイズ1.
0mm)を4 mmの厚さとなるようにチャージしたも
のを用いた以外は、実施例1と同様にして無機質発泡板
を製造した。
えられた無機質発泡板は、表面に細石をバラまいた感じ
で立体感に富んでおり、表面の光沢とともに従来にない
表情を呈していた。
〔発明の効果〕
以上説明したとおり、本発明の無機質発泡板およびその
製法によれば、耐汚染性および意匠性に優れ、高い表面
硬度を有する高機能の無機質発泡板をうろことができる
特 許

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下層、中間層および表面層からなる三層構造無機質
    発泡板であって、下層が発泡層であり、表面層が透明化
    粧層であることを特徴とする三層構造無機質発泡板。 2 透明化粧層が釉薬層である請求項1記載の三層構造
    無機質発泡板。 3 透明化粧層がガラス層である請求項1記載の三層構
    造無機質発泡板。 4 中間層が発泡または無発泡着色原料層である請求項
    1記載の三層構造無機質発泡板。 5 中間層が発泡層を構成する発泡原料よりも溶融温度
    の高い原料からなる請求項1または請求項4記載の三層
    構造無機質発泡板。 6 中間層が焼結されたセラミック粉砕物から構成され
    てなる請求項1記載の三層構造無機質発泡板。 7 下層、中間層および表面層からなる三層構造無機質
    発泡板の製法であって、無機発泡性造粒原料、中間層を
    構成する原料、および釉薬またはガラス原料をこの順に
    積層し、えられた積層体を同時に焼成して一体化させる
    ことを特徴とする三層構造無機質発泡板の製法。 8 中間層を構成する原料が発泡または無発泡着色原料
    である請求項7記載の製法。 9 中間層を構成する原料が下層を構成する無機発泡性
    造粒原料よりも溶融温度の高い原料である請求項7また
    は請求項8記載の製法。 10 中間層を構成する原料が焼結されたセラミック粉
    砕物である請求項7記載の製法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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