JPH031460A - 電気コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ハウジングの一面からコンタクトが突出して
なるプラグコネクタと、該プラグコネクタと結合される
リセプタクルコネクタとから構成される電気コネクタに
関するものである。

（従来の技術） 電気回路相互の接続、取外しの便等のために、従来から
電気コネクタが多用されている。

第６図、第７図は従来の電気コネクタの一例である同軸
ケーブルコネクタのそれぞれ分解斜視図、コネクタ結合
時の断面図である（特願平１−４３６８３号参照）。以
下、これらの図面に基づいて従来の技術について説明す
る。

第６図、第７図に示す同軸ケーブルコネクタは、プラグ
コネクタＩＯとリセプタクルコネクタ２０とからなり、
プラグコネクタ１０は、上面が開口した篩状のハウジン
グ１３内にシグナルコンタクト１１とグラウンドコンタ
クト１２を保持し、内部に同軸ケーブル１を受容するも
のである。上記シグナルコンタクト１１は棒状の端子部
１１Ａと同軸ケーブルを受容するケーブル受容部ＬＩＢ
とからなり、ケーブル受容部１１Ｂには上下方向に延び
た溝部１１ａが形成されている。またグラウンドコンタ
クト１２は、棒状の端子部１２Ａと半円筒形のケーブル
受容部１２Ｂからなっており、シグナルコンタクト１１
およびグラウンドコンタクト１２は、ハウジング１３の
底面に形成されている孔部１３ａ、１３ｂにそれぞれ上
方から端子部１１Ａ、１２Ａを進入させることにより、
ハウジング１３内に保持される。

一方、同軸ケーブルは、上記プラグコネクタ１０に装着
されるに先立って、その先端部分の外側被覆層５が除去
されて編組線層４が露出せしめられ、さらにそのうちの
先端近くの部分は編組線層４が除去されて内側被覆層３
が露出せしめられる。このように同軸ケーブル１の先端
部分の不要な層が除去されると、該ケーブル１は上方か
ら上記プラグコネクタ１０内に装着され、編組線層４が
露出した部分が上記グラウンドコンタクト１２に、内側
被覆層３が露出した部分がシグナルコンタクト１１にそ
れぞれ接合される。上記グラウンドコンタクト１２のケ
ーブル受容部１２Ｂには、その底面の一部を切欠いて上
方に押し上げることにより、板バネ１２ａが形成されて
いるとともに、その両側端面には、下方に突出したＶ字
形の切欠きをやや内方に折り曲げることによって、係止
片１２ｂが形成されている。編組線層４の露出した同軸
ケーブル部分は、上記ケーブル受容部１２Ｂ内に押し入
れられ、板バネ１２ａの付勢力に抗してこれを受容部の
底面に付き当てられた後、押圧力が解除される。すると
、同軸ケーブルは板バネの付勢力によりやや上方に押し
上げられるので、編組線層４の表面に上記係止片１２ｂ
がくい込み、同軸ケーブルはケーブル受容部１２Ｂ内に
確実に保持される。一方、シグナルコンタクト１１のケ
ーブル受容部１１Ｂには、上下方向に延びた溝部１１ａ
とこの溝部の上方に続くテーパ部ｔｉｂとが形成されて
いる。溝部１１ａの幅は、同軸ケーブルの中心導体２の
直径と略等しくなっており、前述したように内側被覆層
３と中心導体２のみからなる同軸ケーブルの最先端部分
は、テーバ面１１ｂに沿って案内された後溝部１１ａに
圧入される。この圧入動作によりシグナルコンタクト１
１と重なり合う中心導体２の周囲の内側被覆層３が切断
され、中心導体２は溝部１１ａ内においてシグナルコン
タクト１１と接触する。

また、このプラグコネクタ１０には、ハウジング１３の
開口を閉じて同軸ケーブル１の抜け、位置ずれを防止す
る蓋部１４が設けられており、上述したように同軸ケー
ブル１がプラグコネクタ１０内に装着されると、この蓋
部１４を回動してハウジング１３の上面を覆う（第３図
参照）。またこの蓋部１４上には４本の突条１４ａ、　
１４ｂ、　Ｌ４ｃ、　１４ｄが形成されており、蓋部が
閉位置にある際に、上記突条１４ａ、１４ｂが同軸ケー
ブル最先端部の内側被覆層３を、突条１４ｃがグラウン
ドコンタクト１２と接合している編組線層４を、突条１
４ｄが外側被覆層５をそれぞれ押圧して、同軸ケーブル
１と、シグナルコンタクト１１およびグラウンドコンタ
クト１２との係合を確実に行なわせるようになっている
。編組線層４は、グラウンドコンタクト１２のケーブル
受容部１２Ｂ内において板バネ１２ａによって上方に付
勢されているので、突条１４ｃにより上方から押圧され
ることにより、ケーブル受容部１２Ｂと確実に係合せし
められる。

このようにプラグコネクタ１０内に同軸ケーブル１が組
み込まれると、このプラグコネクタ１０は、リセプタク
ルコネクタ２０と結合される。このリセプタクルコネク
タ２０は、ブロック状のハウジング２３内に二叉に分か
れたフォーク状の第１および第２のコンタクト２１．２
２が埋め込まれてなるものであり、第７図に示すように
シグナルコンタクト１１の端子部１１Ａのほぼ全体が第
１のコンタクト２１の結合部内に、グラウンドコンタク
ト１２の端子部１２Ａのほぼ全体が第２のコンタクト２
２の結合部内にそれぞれ挿入されることにより結合が行
なわれる。

また、ハウジング２３の下端面から突出している第１お
よび第２のコンタクトの端子部２１Ａ、２２Ａは、図示
しない回路基板等に適宜取り付けられる。

（発明が解決しようとする課題） 上記のような同軸ケーブルコネクタ等の電気コネクタに
おいて、特に近年同一の機能、性能を満たしかつできる
限り小型化することが強く要請されている。上記のよう
な同軸ケーブルコネクタ等においてもその寸法とくにそ
の高さ（第７図の上下方向）の寸法を小さくすることが
要請されている。

本発明は、上記事情に鑑み、プラグコネクタとリセプタ
クルコネクタの結合時の寸法を小さくした電気コネクタ
を提供することを目的とするものである。

（課題を解決するための手段） 本発明の電気コネクタは、 ハウジングの一面からコ、ンタクトが突出してなるプラ
グコネクタと該プラグコネクタを受容するリセプタクル
コネクタとから構成され、前記プラグコネクタが前記リ
セプタクルコネクタに受容された後、これら両コネクタ
が前記一面に沿って互いにスライドされることによりこ
れら両コネクタのコンタクトが互いに結合されるように
、前記プラグコネクタのコンタクトと結合される前記リ
セプタクルコネクタのコンタクトの結合部が、前記スラ
イドの方向に延びて形成されてなることを特徴とする。

（作　　用） 第７図に示す従来のコネクタは、リセプタクルコネクタ
２０のコンタクト２１．２２の結合部がフォーク状に二
叉に分かれて第７図の上方に延びており、プラグコネク
タｌＯのコンタクト１１．１２の端子部１１Ａ、ＩＩＢ
を第７図の上方から該フォーク状に二叉に分かれた部分
に挿入することにより両コネクタ１０．２０のコンタク
トが結合されるように構成されているため、プラグコネ
クタ１０のコンタクト１１．１２の先端１１ａ、　ｌｌ
ｂはりセプタクルコンタクト２０のコンタクト２１．２
２の二叉に分かれた根本の部分より深く挿入することが
できず、その分コネクタの厚さ（第７図の上下方向の寸
法）が大きくなってしまっていた。

本発明の電気コネクタを第７図に示すコネクタと対比す
ると、第７図のリセプタクルコネクタ２０のコンタクト
２１．２２の結合部が上方に延びているのに対し、本発
明ではリセプタクルコネクタのコンタクトの結合部が横
方向に延びているように形成され、プラグコネクタがリ
セプタクルコネクタに受容された後、これら両コネクタ
を互いに横方向にスライドさせることによりこれら両コ
ネクタのコンタクトが互いに結合されるように構成され
ているため、プラグコネクタのコンタクトの突出した先
端付近をリセプタクルコネクタのハウジングの下端付近
まで挿入することができ、したがってリセプタクルコネ
クタの厚さを薄くすることができる。

（実　施　例） 以下本発明の実施例について説明する。

第２Ａ図、第２Ｂ図、第２Ｃ図は、本発明の電気コネク
タのうちのプラグコネクタの一実施例の、それぞれ蓋を
開いた状態の斜視図、蓋を閉じた状態の斜視図、および
側面図である。

第６図に示したような同軸ケーブルが、このプラグコネ
クタ３０の開口３１を通って延びるように配置される。

同軸ケーブル１の外側被覆層５と編組線層４とが除去さ
れて内側被覆層３が露出した先端がシグナルコンタクト
３２のケーブル受容部３２Ｂの溝３２ａの上部に配置さ
れ、内側被覆層３が露出した先端に隣接した、外側被覆
層５が除去され編組線層４が露出した部分がグラウンド
コンタクト３３のケーブル受容部３３Ｂ内に配置される
。

第３図は上記のように同軸ケーブル１が配置されたプラ
グコネクタ３０の蓋を閉じるとともに同軸ケーブル１を
シグナルコンタクト３２とグラウンドコンタクト３３に
接続するための工具の一例を示した図である。

上記の同軸ケーブル１が配置されたプラグコネクタ３０
をこの図に示すように工具６０に配置し、レバー８１．
６２を把持することにより、蓋３４が閉じられるととも
に、同軸ケーブル１の内側被覆層３が露出した先端がシ
グナルコンタクト３２のケーブル受容部３２Ｂの溝３２
ａ内に圧入され内側被覆層３が切断されて同軸ケーブル
１の中心導体２と該シグナルコンタクト３２とが電気的
に接続され、さらに同軸ケーブル１の編組線層４が露出
した部分が後述するようにしてグラウンドコンタクト３
３のケーブル受容部３３Ｂに把持され該編組線層４とグ
ラウンドコンタクト３３とが電気的に接続される。

蓋３４が閉じられると、第２Ａ図に示す蓋３４の端部に
位置する２つのロッキングレバー３５の先端部３５ａが
第２Ｂ図に示すように本体ハウジング３６の突起３７と
係合し、さらにＭＢ２の両側に設けられた２つのロッキ
ングレバー３６の開口３６ａに本体ハウジング３Ｂの突
起３９が第２Ｂ図に示すように挿入されて係合すること
により蓋３４が開かないようにロックされる。

第４図は、第２Ａ図に示すｘ−ｘ’に沿う蓋が閉じられ
た状態の断面図である。同軸ケーブルは図示されていな
い。

第２Ａ図に示すように、蓋３４には、該蓋３４が閉じら
れたときにグラウンドコンタクト３３のケーブル受容部
３３Ｂと対向するように凸部４０が設けられている。該
凸部４０はその両側にケーブルの長手方向に延びる突条
４０ａが形成されるとともにケーブルの外周に沿うよう
に全体として円弧状に形成されており、その中央部にケ
ーブルの長手方向に延びる突上４０ｂが形成されている
。

第４図に示すように、蓋３４が閉じられるとき、両側の
突条４０ａがケーブル受容部３３Ｂの両側壁部３３ｂの
外側に入り込んで該壁部３３ｂを内側に円弧状に折り曲
げ、これによりケーブル受容部３３Ｂに配置された同軸
ケーブル１が把持される。さらに凸部４０の中央の突条
４０ｂにより同軸ケーブル１が押えられる。

第５図は、第２Ａに示すＹ−Ｙ’に沿う、蓋が閉じられ
た状態の断面図である。

本実施例におけるシグナルコンタクト３２は、プラグコ
ネクタ３０の本体ハウジング３６に、その底面３６ａ側
から挿入される。ただし、正規の挿入位置（第５図に示
すシグナルコンタクト３２の位置）まで挿入し、その上
に同軸ケーブル１の先端（第８図参照、以下単にケーブ
ル１と呼ぶ）を載置すると蓋３４が第３図に一点鎖線３
４′で示す位置までしか閉じず、ケーブル１を溝３２ａ
にうまく圧入して蓋３４を閉じることができなくなって
しまう。そこで、シグナルコンタクト３２を本体ハウジ
ング３６に挿入する際、正規の位置よりたとえば約ＩＩ
Ｒｍ下がった位置（第５図に二点鎖線３２′で示す位置
）まで挿入し、その上にケーブル１を第５図に二点鎖線
３′で示す位置に載置する。この状態で、第３図に実線
で示す蓋３４の位置まで蓋３４を閉め、その後工具６０
で蓋３４が完全に閉じられる。工具６０は蓋３４を閉じ
るときにシグナルコンタクト３２を下から押し上げるよ
うに構成されており（図示せず）、蓋３４が閉じられる
と同時にシグナルコンタクトが第５図に示す正規の位置
まで押し上げられてシグナルコンタクト３２の突起部３
２ｃが°本体ハウジング３Ｂの溝４２に入り込んで本体
ハウジング３６と係合し抜けないように正規の位置に保
持される。また蓋３４が閉じられるときに蓋３４に設け
られた凸部４１（第２Ａ図参照）によりケーブル３が第
５図に示すケーブル３の位置まで押し下げられ、シグナ
ルコンタクト３２の溝３２ａ内に圧入される。

第１Ａ図、第１Ｂ図、第１Ｃ図は、本発明の電気コネク
タのうちのりセプタクルコネクタの一実施例の、それぞ
れ斜視図、平面図および第１Ｂ図に示すｚ−ｚ’　に沿
う断面図である。

このリセプタクルコネクタ５０は略枡形の形状を有して
おり、第２Ａ図〜第２Ｃ図に示すプラグコネクタ３０が
その内部に受容される。このリセプタクルコネクタ５０
のコンタクト５１．５２の、プラグコネクタ３０のコン
タクト３２．３３の端子部３２Ａ、　３３Ａと結合され
る結合部５１Ｂ、　５２Ｂは、第１Ｃ図の横方向に延び
るように折り曲げられている。

プラグコネクタ３０とリセプタクルコネクタ５０を結合
するには、プラグコネクタ３０の本体ハウジング３６の
、三角形状の断面を有する凸部４３がリセプタクルコネ
クタ５０に設けられた溝５３の前面（第１Ａ図に示すリ
セプタクルコネクタ５０の左側）に位置するように、プ
ラグコネクタ３０がリセプタクルコネクタ５０に第１Ａ
図の上方から受容される。

このとき、プラグコネクタ３０のコンタクト３２．３３
の端子部３２Ａ、３３Ａはその先端３２ｄ、：１１３ｄ
　　（第２Ｃ図参照）がリセプタクルコネクタ５０の底
面５０ａとほぼ同じ高さとなるようにリセブタクルコネ
クタ５０のそれぞれ溝５４．孔５５に挿入され、かつコ
ンタクト５１．５２の溝５１ａ、５１ｂの開口部５１ａ
′、５２ａ’　に位置する。

またこのとき、リセプタクルハウジング５０に設けられ
たピン５６はプラグハウジングの両側面の溝４５内の、
第２Ｃ図に一点鎖線５６′で示す位置に挿入される。

その後、プラグコネクタ３０が第１Ａ図〜第１Ｃ図に示
す矢印Ａ方向にスライドされ、このスライドによりプラ
グコネクタ３０のコンタクト３２．３３の端子部３２Ａ
、３３Ａがリセプタクルコネクタ５０のコンタクト５１
．５２の溝５１ａ、　５２ａ内に挿入され、これにより
両コネクタ３０．５０のコンタクトが結合される。この
ように両コネクタ３０．５０の結合時には、上記端子部
３２Ａ、　３３Ａの先端３２ｄ、３３ｄがリセプタクル
コネクタ５０の底面５０ａとほぼ同じ高さまで挿入され
ており、したがって前述した従来例と比ベプラグコネク
タ３０とリセプタクルコネクタ５０を合わせた厚さが薄
くて済むことになる。また上記スライドにより、リセプ
タクルコネクタ５０のピン５６は第２Ｃ図に示す溝４５
内の一点鎖線５６′の位置まで挿入され、また、プラグ
ハウジング３０の突起３７がリセプタクルコネクタ５０
の溝５３内に挿入され、これによりプラグコネクタ３０
がリセプタクルコネクタ５０から持ち上がらないように
ロックされる。

また、上記スライドにより、プラグコネクタ３０の凸部
４３が内側に押されながらリセプタクルコネクタ５０の
溝５３内を進み、縦に延びる三角形の溝５７と嵌合する
。この嵌合によるクリックによりスライドが完了したこ
とを作業者に知らしめるとともに、プラグコネクタ３０
がこのスライドの方向（矢印入方向）と逆方向に容易に
抜は落ちてしまうことが防止される。

（発明の効果） 以上詳細に説明したように、本発明の電気コネクタは、
プラグコネクタがリセプタクルコネクタに受容された後
、これら両コネクタが互いにスライドされることにより
これら両コネクタのコンタクトが結合されるように、リ
セプタクルコネクタのコンタクトの結合部が上記スライ
ドの方向に延びて形成されているため、両コネクタの結
合時の厚さを薄くすることができ、コネクタの小型化が
実現される。

【図面の簡単な説明】

第１Ａ図、第１Ｂ図、第１Ｃ図は、本発明の電気コネク
タのうちのリセプタクルコネクタの一実施例の、それぞ
れ斜視図、平面図、およびｍ１８図に示すｚ−ｚ’に沿
う断面図、 第２Ａ図、第２Ｂ図、第２Ｃ図は、本発明の電気コネク
タのうちのプラグコネクタの一実施例の、それぞれ蓋を
開いた状態の斜視図、蓋を閉じた状態の斜視図、および
側面図、 第３図は、プラグコネクタ組立用工具の一例を示した図
、 第４図、第５図は、第２Ａ図に示すそれぞれＸ−Ｘ’、
Ｙ−Ｙ’　に沿う、蓋が閉じられた状態の断面図、 第６図、第７図は、従来の電気コネクタの一例である同
軸ケーブルコネクタのそれぞれ分解斜視図およびコネク
タ結合時の断面図である。 １・・・同軸ケーブル　　１０・・・プラグコネクタ１
１・・・シグナルコンタクト １２・・・グラウンドコンタクト ２０・・・リセプタクルコネクタ ３０・・・プラグコネクタ　３２・・・シグナルコンタ
クト３３・・・グラウンドコンタクト ３６・・・ハウジング　　　３６ａ・・・底面５０・・
・リセプタクルコネクタ ５１．５２・・・コンタクト　５１Ｂ、５２Ｂ・・・結
合部第 １Ａ 図 第 旧 図 第 Ｃ 図 第 図 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ハウジング（３６）の一面（３６ａ）からコンタクト（
   ３２、３３）が突出してなるプラグコネクタ（３０）と
   該プラグコネクタ（３０）を受容するリセプタクルコネ
   クタ（５０）とから構成され、 前記プラグコネクタ（３０）が前記リセプタクルコネク
   タ（５０）に受容された後、これら両コネクタ（３０、
   ５０）が前記一面（３６ａ）に沿って互いにスライドさ
   れることによりこれら両コネクタ（３０、５０）のコン
   タクト（３２、３３；５１、５２）が互いに結合される
   ように、前記プラグコネクタ（３０）のコンタクト（３
   ２、３３）と結合される前記リセプタクルコネクタ（５
   ０）のコンタクト（５１、５２）の結合部（５１Ｂ、５
   ２Ｂ）が、前記スライドの方向に延びて形成されてなる
   ことを特徴とする電気コネクタ。