JPH0314598Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0314598Y2
JPH0314598Y2 JP1983197761U JP19776183U JPH0314598Y2 JP H0314598 Y2 JPH0314598 Y2 JP H0314598Y2 JP 1983197761 U JP1983197761 U JP 1983197761U JP 19776183 U JP19776183 U JP 19776183U JP H0314598 Y2 JPH0314598 Y2 JP H0314598Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
cam
teeth
primary
secondary gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983197761U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60103754U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19776183U priority Critical patent/JPS60103754U/ja
Publication of JPS60103754U publication Critical patent/JPS60103754U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0314598Y2 publication Critical patent/JPH0314598Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、歯車伝達系におけるクラツチ機
構、特に360度未満の回転角度内で正逆回転可能
な駆動歯車からこれに噛み合う従動歯車への駆動
力の伝達切換えを行なうためのクラツチ機構に関
する。
従来におけるこのようなクラツチ機構は、例え
ば第1図に示すように、全周に歯を有する駆動側
である一次歯車1と全周の一部に欠歯部3を有す
る従動側である二次歯車2とにより構成されてい
る。一次歯車1の回転駆動力は、両歯車1,2の
歯が互に噛み合つている間は二次歯車2に伝達さ
れるが、二次歯車2の欠歯部3に至ると動力の伝
達は行なわれない。このとき、一次歯車1の回転
の自由を得るために、二次歯車2側に設けた別の
駆動源により二次歯車2をさらに同方向に少し回
転させて、一次歯車1の歯が二次歯車2の欠歯部
3に完全に位置するようにする。そして、再び一
次歯車1の駆動力を二次歯車2に伝達したいとき
は、同様に二次歯車2を別の駆動源により回転さ
せて、その欠歯部3両端のいずれか一方の歯を一
次歯車1の歯に当接させてから一次歯車1を回転
させる。このような二次歯車2の別の駆動源によ
る駆動をキツクオフと呼んでいる。
このように従来のクラツチ機構においては、動
力の伝達を確実にかつスムーズに行なわせるため
には、二次側歯車をキツクオフさせるための別の
動力源が必要になる。また、二次歯車の欠歯部が
動力伝達部に位置しているときは二次歯車はフリ
ーの状態になつているので、二次歯車に負荷が掛
かつているような場合には二次歯車が動いてしま
い、一次歯車に対する応答性がなくなる。さら
に、二次歯車の欠歯部両端のいずれか一方の歯と
一次歯車の歯との再噛み合いをスムーズに行なわ
せるために歯形修整を行なう必要があり、この作
業がかなり面倒でありまた困難である。
この考案の目的は、したがつてキツクオフのた
めの別の動力源を必要とせず、二次側歯車が停止
状態にあるときにこれに負荷が掛かつても一次歯
車との応答性が確保され、さらに面倒な歯形修整
の必要のない改良されたクラツチ機構を提供する
ことにある。
この考案によるクラツチ機構は、駆動側の一次
歯車と一体回転するカムと、このカムに従動して
二次歯車の歯を一次歯車の歯に係脱させるための
カムフオロワと、一次歯車との噛み合いが外れて
いるときに二次歯車を固定する手段とを備えてい
る。
以下、添付図面を参照してこの考案の一実施例
を説明する。第2図は、この考案の一実施例を示
す平面図、第3図は、第2図の−線に沿つた
断面図である。駆動側歯車である一次歯車11
は、その全周に歯111を有する通常の平歯車で
ある。一次歯車11は、基台10に固着された固
定軸12の回りに回転可能に設けられ、これに噛
み合う別の歯車から動力の伝達を受ける。勿論、
固定軸12を回転軸としてこれに歯車11を固着
した構成であつてもよい。一次歯車11には、そ
の上面に固定軸12を中心とする円孤カム13が
固着されて、一次歯車11と一体的に回転する。
円孤カム13は、その周面に小円孤部131およ
び大円孤部132を有し、これにカムフオロワ1
4の右側頭部141が当接している。このカムフ
オロワ14は、その基部142が軸15により基
台10に揺動可能に支持され、引張コイルばね1
6により時計回り方向に付勢されている。
従動側の二次歯車17は、基台10に固着され
た固定軸18の回りに回転可能に設けられて、一
次歯車11の周面の歯111と噛み合い可能な歯
171をその周面の大部分に有するが、その一部
が欠損している。この欠損部172は、二次歯車
17の内側に向かつてほぼ凹字状に形成され、そ
こに部分歯車19が摺動可能に保持されている。
この部分歯車19の周面には、二次歯車17の歯
171と同一の歯191が同一ピツチ円上に歯底
面またはその近傍において連続するように設けら
れており、その両側部が二次歯車17の欠損部1
72のガイド溝に係合するようになつている。部
分歯車19の足部192に対向する二次歯車17
の部分には、上方に向かう突起173が形成さ
れ、この突起173と部分歯車19の段部193
との間には、両者の端面にそれぞれ植設されたピ
ン20,21を介して圧縮コイルばね22が挿入
されて、部分歯車19を常時半径方向外側に押圧
付勢している。部分歯車19の段部193および
塔部194の背中の部分195は凸曲面になつて
いる。この凸曲面195の上部に、カムフオロワ
14の左側頭部143がばね22に押圧されて接
しており、その下部には、二次歯車17の上面に
固着されたストツパリング23の内側面が接触可
能になつている。すなわち部分歯車19のばね2
2による半径方向外側への押圧付勢は、ストツパ
リング23によつてその最外側における位置規制
が行なわれ、この状態で二次歯車17の歯171
と部分歯車19の歯191とが同一ピツチ円上に
位置して、1個の平歯車として機能する(第4図
参照)。部分歯車19の塔部194は二叉状にな
つていて、この二叉部が固定軸18の先端の面取
り部181に係合可能になつている。 この塔部
194の二叉部の先端は面取りがなされて、面取
り部181と係合し易く構成してもよいし、また
両方に形成してもよい。
一次歯車11は、360度以内で正逆回転するよ
うに制御され、このタイミングに合わせてカム1
3と二次歯車17の欠損部172の方向すなわち
部分歯車19の方向が定められる。カムフオロワ
14の右側頭部141がカム13の小円孤部13
1に接している範囲内では、第4図に示すように
二次歯車17と部分歯車19とは全体として1個
の平歯車として機能し、一次歯車11の回転に従
動して一体的に回転する。一次歯車11が反時計
回り方向に回転して、第5図に示すようにカム1
3の斜面133によりカムフオロワ14の右側頭
部141が、ばね16の引張力に抗して軸15を
中心に反時計回り方向に押圧されると同時に、そ
の左側頭部143が部分歯車19の塔部194の
背中の部分195をばね22の押圧力に抗して押
圧する。そしてカムフオロワ14の右側頭部14
1がカム13の大円孤部132に乗り上げると、
第2図に示すようにカムフオロワ14の左側頭部
143に押圧された部分歯車19の塔部194の
二叉部分が固定軸18の先端面取り部181に係
合して部分歯車19および二次歯車17の動きが
固定される。したがつて、カムフオロワ14の右
側頭部141がカム13の大円孤部132に乗り
上げている間は、一次歯車11は二次歯車17に
は関係なく自由に回転することができる。このと
き、二次歯車17に何らかの負荷が掛かつていて
も、二次歯車17は、固定軸18に固定されてい
るので動くことはない。そして一次歯車11が逆
回転してカムフオロワ14がカム13の大円孤部
132から小円孤部131に至ると、上記した動
作とは反対の動作を経て、第4図に示す状態に戻
る。
第6図に示すこの考案の別の実施例において
は、一次歯車51は基台50に固着された固定軸
52の回りに回転可能に取り付けられ、その上面
に低部531および高部532を有する端面カム
53が形成されている。一方、一次歯車51の歯
511に歯541が噛み合つている二次歯車54
は、その全周に歯541を有する通常の平歯車で
ある。二次歯車54は、基台50に固着された固
定軸55に回転可能に取り付けられ、その上面に
カムフオロワである円板56が二次歯車54と一
体的に回転可能かつ軸方向に移動可能に取り付け
られている。これら二次歯車54と円板56との
組立体は、固定軸55の頂部に固着された頂板5
7との間の固定軸55の回りに挿入された圧縮コ
イルばね58により、常時下方に押圧付勢されて
いる。頂板57の特定の位置にはロツクピン59
が下方に向けて固着されている。このロツクピン
59が固着される位置は、円板56が一次歯車5
1のカム53の斜面部533に乗り上げてからそ
の高部532に移つたときに、ロツクピン59が
円板56に設けたロツク穴60に係合するように
定められる。すなわち第7図に示すように、一次
歯車51が反時計回り方向に駆動されると、これ
に従動して二次歯車54が時計回り方向に回転
し、円板56がカム53の斜面部533を徐々に
乗り上げると、二次歯車54がばね58の押圧力
に抗して固定軸55の回りを回転しながら上昇す
る。円板56がカム53の高部532に乗り上げ
ると、第8図に示すようにロツクピン59がロツ
ク穴60に係合して、二次歯車54が固定される
とともに一次歯車51との噛み合いが外れる。し
たがつて、円板56がカム53の高部532に乗
り上げている間の範囲では、一次歯車51は二次
歯車54に関係なく回転することができ、しかも
二次歯車54側に何らかの負荷が掛かつている場
合でも、二次歯車54はロツクピン59により固
定軸55に固定されているので動くことがない。
以上のようにこの考案のクラツチ機構によれ
ば、駆動側の歯車と一体回転するカムとこのカム
に従動するカムフオロワによつて従動側歯車の歯
を駆動側歯車の歯に係脱させるので、キツクオフ
のための別の駆動源が不必要で、噛み合いの係脱
をスムーズに行なわせるための歯形修整の必要も
ない。また、従動側歯車に何らかの負荷が掛かつ
ている場合でも、駆動側歯車との噛み合いが外れ
ているときには従動側歯車の動きが固定されるの
で動くことがなく、駆動側歯車に対する応答性が
確かなものとなる。
この考案によるクラツチ機構は、例えば一つの
駆動側歯車に複数の仕事を連続させて行なわせる
場合に特に有効である。例えばこのクラツチ機構
をVTRのテープローデイング機構に用いた場合
には、駆動側歯車との噛み合いが外れて従動側歯
車がその動きを固定されているときに、カセツト
ケースのイジエクトロツク、リール台のブレーキ
解除等の作業を駆動側歯車から別の伝達系を介し
て行ない、従動側歯車の固定が解除されたとき
に、駆動側歯車から従動側歯車に駆動力を伝達し
てテープローデイングを行なわせるようにすると
効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の歯車伝達系におけるクラツチ
機構の一例を示す説明図、第2図は、この考案の
一実施例を示すクラツチ機構の平面図、第3図
は、第2図の−線に沿う断面図、第4図およ
び第5図は、第2図に示す実施例の作用を説明す
るための平面図、第6図は、この考案の別の実施
例を示す断面図、第7図は、第6図に示す実施例
の平面図、第8図は、第6図に示す実施例の作用
を説明するための断面図である。 10……基台、11……一次歯車、12……固
定軸、13……カム、14……カムフオロワ、1
7……二次歯車、18……固定軸、19……部分
歯車、23……ストツパリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 駆動側歯車から従動側歯車への駆動力の伝達切
    換えを行なうクラツチ機構において、 正逆回転可能な駆動側歯車と、 全周にわたつて歯を有し、上記駆動側歯車に対
    し係脱自在の従動側歯車と、 上記駆動側歯車と一体回転するカムと、 上記カムに従動して上記従動側歯車の歯を上記
    駆動側歯車の歯に係脱させるカロフオロワと、 上記カムフオロワを上記カムに対して付勢する
    ばねと、 上記カムフオロワにより従動側歯車が移動され
    て上記駆動側歯車との噛み合いを外されたとき上
    記従動側歯車と係合して該従動側歯車をその位置
    に固定する係合部と を備えたクラツチ機構。
JP19776183U 1983-12-22 1983-12-22 クラツチ機構 Granted JPS60103754U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19776183U JPS60103754U (ja) 1983-12-22 1983-12-22 クラツチ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19776183U JPS60103754U (ja) 1983-12-22 1983-12-22 クラツチ機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60103754U JPS60103754U (ja) 1985-07-15
JPH0314598Y2 true JPH0314598Y2 (ja) 1991-04-02

Family

ID=30423248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19776183U Granted JPS60103754U (ja) 1983-12-22 1983-12-22 クラツチ機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60103754U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4610203B2 (ja) * 2003-02-03 2011-01-12 Hoya株式会社 回転伝達機構及びズームレンズカメラ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4976170U (ja) * 1972-10-02 1974-07-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60103754U (ja) 1985-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4399475A (en) Tape recorder
JPH0314598Y2 (ja)
US4399901A (en) Stroke self-adjusting mechanism for a control cable
JPH032143Y2 (ja)
JPH0528578Y2 (ja)
JPS60237660A (ja) 駆動装置
JPH0329794Y2 (ja)
JPH0432066Y2 (ja)
JPS6239672Y2 (ja)
KR920007721Y1 (ko) 워크맨 오토리버스
JPS5850108Y2 (ja) 常時接触式クラツチのケ−ブル式クラツチレリ−ズ装置
JPH0229913Y2 (ja)
GB2034854A (en) Automatic wear compensation in friction clutches
JP3031809B2 (ja) エンドレステープカセット
JP3923830B2 (ja) 魚釣用片軸リール
JP2727335B2 (ja) 自転車用操作装置
JPH0749669Y2 (ja) テ−プリ−ルの逆転防止装置
JPS6237Y2 (ja)
JPH0450582Y2 (ja)
JPS6224333Y2 (ja)
JPH0514978B2 (ja)
JPH0532662Y2 (ja)
JPS5813479Y2 (ja) スキュ−コントロ−ル機構
KR920004421Y1 (ko) 테이프레코더의 릴디스크 제동장치
JPS6258055B2 (ja)