JPH03145927A - リモートセンシング回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電源回路において出力電圧を一定に保持するリ
モートセンシング回路に関する。

〔従来の技術〕

従来の電源回路では、負荷に供給する電源出力電圧を一
定に保持するためにリモートセンシング回路が設けられ
る。第２図に従来のリモートセンシング回路の一例を示
す。図において、ｌは電源回路、２はこの電源回路■に
より駆動される負荷である。リモートセンシング回路は
、負荷２の入力端電圧を検出する検出抵抗１２．１３を
備え、この検出された電圧を誤差増幅器７において基準
電圧６と比較し、その誤差電圧を増幅する。そして、こ
の誤差増幅器７の出力により、制御回路８で電源回路１
の出力電圧を一定に制御している。

これにより、電源回路１から負荷２までに至る電圧降下
分を補正し、負荷２に供給される電圧を一定に制御する
ことが可能となる。

（発明が解決しようとする課題〕 −Ｌ述した従来のリモートセンシング回路は、リモート
センシング端子を使用しなかったり、また外れたりした
場合には、誤差増幅器７からの出力が急増されるため、
制御回路８は電源回路１の出力電圧を急上昇させるよう
に制御を行い、これにより電源回路ｌの内部の過電圧回
路が動作したり、電源回路１が発振してしまうという問
題がある。

また、電源回路１から負荷２までのラインが長くてその
間の電圧降下が大き過ぎる場合も、同様に誤差増幅器７
の出力が増大し、制御回路８の制御によって電源回路ｌ
の出力電圧が規定の最大出力電力を越えることになり、
電源回路１の故障をまねくという問題がある。

本発明の目的は、上述した各場合における電源回路での
出力電圧の増大を抑制したリモートセンシング回路を提
供することにある。

（課題を解決するための手段） 本発明のリモートセンシング回路は、電源回路の出力端
と負荷の入力端をそれぞれ切り替える切替スイッチと、
この切替スイッチに接続される電圧を検出する第１の電
圧検出器と、その検出電圧を基準電圧と比較して誤差電
圧を出力する誤差増幅器と、この誤差増幅器の出力に基
づいて電源回路の出力電圧を制御する制御回路と、負荷
の入力電圧を検出する第２の電圧検出器と、その検出電
圧を基準電圧と比較し、その出力に基づいて切替スイッ
チを切り替える比較器とを備えている。

ここで、切替スイッチは、負荷の入力端における電圧が
基準電圧以下のときに、電源回路の出力電圧を第１の電
圧検出器に接続するように構成している。

また、切替スイッチは、例えばリレーで構成し、比較器
の出力により励磁コイルを駆動してスイッチを切り替え
るように構成している。

〔作用〕

この構成によれば、負荷の入力端の接続が外れ、或いは
ラインの電圧降下により負荷の入力端の電圧が低い場合
には、切替スイッチは電源回路の出力端を第１の電圧検
出器に接続し、電源回路の出力電圧を利用したループで
電源回路の出力電圧を制御する。これにより、電源回路
が規定の最大出力電力を越えることが防止され、電源回
路の発振や故障が防止される。

〔実施例〕

次に、本発明を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例の回路図である。電源回路１
には負荷２を平行ラインで接続している。

そして、電源回路ｌの出力端及び負荷２の入力端はそれ
ぞれ切替スイッチ３及び４に接続される。

この切替スイッチ３．４はそれぞれリレー等で構成し、
共通接点Ｃを切替接点Ａ又はＢに切り替える。ここでは
切替接点Ａに電源回路１の出力端を接続し、切替接点Ｂ
に負荷２の入力端を接続している。

そして、前記切替スイッチ３．４の各共通接点Ｃには電
源回路の出力電圧を検出する第１の電圧検出器５を接続
している。この第１の電圧検出器５は、ここでは直列接
続した２個の抵抗１２．１３で構成されている。また、
この第１の電圧検出器５には、その検出電圧を基準電圧
６と比較して得られる誤差電圧を増幅する誤差増幅器７
を接続し、更に、この誤差増幅器７の出力は制御回路８
に入力され、制御回路８において電源回路１の出力電圧
を制御し得るようになっている。

一方、前記負荷２の入力端子間には、負荷入力電圧を検
出する第２の電圧検出器９を接続している。この第２の
電圧検出器９は、直列接続した２個の抵抗１４．１５で
構成されている。また、この第２の電圧検出器９には、
その検出電圧を基準電圧１０と比較する比較器１１を接
続し、更に、この比較器１１の出力は前記切替スイッチ
３．４を構成するリレーの駆動コイル３ａ、４ａに入力
して、これら駆動コイル３ａ、４ａを励磁し得るように
構成している。

この構成によれば、初期設定時は切替スイッチ３，４で
は共通端子Ｃと入力端子Ａが接続されている。このため
、電源回路ｌから電圧が出力されたときは、切替スイッ
チ３．４により電源回路の出力端の電圧が第１の電圧検
出器５で検出され、誤差増幅器７において基準電圧６と
比較され、その誤差電圧が増幅されて制御回路８へ送ら
れ、電源回路ｌの出力電圧を安定に制御する。つまり、
電源回路の動作開始時は、出力端の電圧を検出するルー
プにより、電源回路１の出力電圧を安定化する。

その後、負荷２の入力端からの電圧を第２の電圧検出器
９により検出し、比較器１１により検出電圧と基準電圧
ｌＯを比較し、検出電圧が基準電圧１０よりも大きけれ
ばその出力により切替スイッチ３，４の駆動コイル３ａ
、４ａを励磁して共通接点Ｃを切替接点Ｂに切り替え、
負荷２の入力端の電圧を第１の電圧検出器５へ送る。つ
まり、負荷２の入力端の電圧を用いて上述した電圧検出
ループにより電源回路１を制御することになる。

したがって、負荷２の入力端に電圧が出ていなかったり
、センシング端子が外れて検出器９で電圧が検出されな
かった場合や、ラインの電圧降下が大きくて規格外の低
い電圧であった場合には、比較器１１からの出力で切替
スイッチ３．４が切り替えられないため、電圧検出ルー
プは電源回路１の出力電圧に基づいて動作が継続される
ことになる。このため、この場合でも電源回路ｌが規定
の最大出力電力を越えるように制御されることはなく、
電源回路１における発振や故障を防止することが可能と
なる。

なお、切替スイッチ３，４は電界効果トランジスタ等の
無接点スイッチで構成してもよい。

〔発明の効果］ 以上説明したように本発明は、負荷の入力端の電圧が低
い場合には、切替スイッチにより電源回路の出力端を第
１の電圧検出器に接続し、電源回路の出力電圧を利用し
たループで電源回路の出力電圧を制御するので、リモー
トセンシング端子を使用しなかったり、外れたりした場
合や、負荷を接続しなかった場合に、電源回路の出力電
圧が大幅に上昇し、これにより電源回路の内部にある過
電圧回路が動作したり、電源回路自身が発振現象を起こ
すという不具合が防止できる。また、電源回路から負荷
までのラインが長く、電圧降下が大き過ぎる場合でも、
その補正のため電源回路の規定の最大出力を越えて電源
回路自身が故障するという不具合をも防止できる効果が
ある。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例の回路図、第２図は従来のリ
モートセンシング回路の回路図である。 １・・・電源回路、２・・・負荷、３．４・・・切替ス
イッチ、３ａ、４ａ・・・駆動コイル（リレー用）、５
・・・第１の電圧検出器、６・・・基準電圧、７・・・
誤差増幅器、８・・・制御回路、９・・・第２の電圧検
出器、１０・・・基準電圧、１１・・・比較器、１２〜
１５・・・抵抗。 第 図 ３．４ 仁力緊ズ不、＋

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、電源回路から負荷に供給される該電源回路の出力電
   圧を制御するリモートセンシング回路において、前記電
   源回路の出力端と負荷の入力端をそれぞれ切り替える切
   替スイッチと、この切替スイッチに接続される電圧を検
   出する第１の電圧検出器と、その検出電圧を基準電圧と
   比較して誤差電圧を出力する誤差増幅器と、この誤差増
   幅器の出力に基づいて前記電源回路の出力電圧を制御す
   る制御回路と、前記負荷の入力電圧を検出する第２の電
   圧検出器と、その検出電圧を基準電圧と比較し、その出
   力に基づいて前記切替スイッチを切り替える比較器とを
   備えることを特徴とするリモートセンシング回路。 ２、切替スイッチは、負荷の入力端における電圧が基準
   電圧以下のときに、電源回路の出力電圧を前記第１の電
   圧検出器に接続するように構成してなる特許請求の範囲
   第１項記載のリモートセンシング回路。 ３、切替スイッチをリレーで構成し、比較器の出力によ
   り励磁コイルを駆動してスイッチを切り替えるように構
   成してなる特許請求の範囲第２項記載のリモートセンシ
   ング回路。