JPH03144636A - 熱現像受像材料 - Google Patents

熱現像受像材料

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JPH03144636A
JPH03144636A JP28398989A JP28398989A JPH03144636A JP H03144636 A JPH03144636 A JP H03144636A JP 28398989 A JP28398989 A JP 28398989A JP 28398989 A JP28398989 A JP 28398989A JP H03144636 A JPH03144636 A JP H03144636A
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dye
compounds
receiving
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JP28398989A
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Kazuma Takeno
数馬 武野
Takeshi Shibata
剛 柴田
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は熱処理により現像を行った熱現像感光材料から
転写してくる画像を受容する、熱現像受像材料に関する
ものであり、特に接着故障をなくし、且つ良好な画像が
得られるようにした熱現像受像材料に関するものである
(背景技術) ハロゲン化銀を用いる写真法は、他の写真法例えば電子
写真法やジアゾ写真法に比べて、感度や階調調節などの
写真特性にすぐれているので、従来から最も広範に用い
られている。
近年になってハロゲン化銀を用いた感光材料の画像形成
処理法を従来の現像液等による湿式処理から、加熱等に
よる乾式処理にかえることにより簡易で迅速に画像を得
ることのできる技術が開発されている。
熱現像で色画像(カラー画像)を得る方法については、
多くの方法が提案されている。現像薬の酸化体とカプラ
ーとの結合により色画像を形成する方法については、米
国特許第3.531.286号、米国特許第3,761
,270号、ベルギー特許第802.519号およびリ
サーチディスクロージャー誌1975年9月31頁、3
2頁、米国特許第4,021,240号などに提案され
ている。
このような方法においては、熱現像後露光部分に還元銀
の倣と色画像とが同時に生ずるため、色画像が濁るとい
う欠点がある。
これらの欠点を改善するため、加熱により画体状に拡散
性の色素を形成または放出させ、この拡散性の色素を、
水などの溶媒によって媒染剤を有する色素固定要素に転
写する方法、高沸点有機溶剤により色素固定要素に転写
する方法、色素固定要素に内蔵させた親水性熱溶剤によ
り色素固定要素に転写する方法、さらにばこれら転写助
剤を用いる他、拡散性の色素が熱拡散性または昇華性で
あり、支持体等の色素受容要素に直接転写する方法が提
案されている(米国特許第4.463,079号、同第
4,474.867号、同第4.478.927号、同
第4.507.380号、同第4,500,626号、
同第4,483.914号;特開昭58−149046
号、同58−149047号、同59−152440号
、同59−154445号、同59−165054号、
同59−180548号、同59−168439号、同
59−174832号、同59−174833号、同5
9−174834号、同59−174835号など)。
これらのうち、水などの溶媒によって拡散性の色素を、
媒染剤を有する受像材料に転写する方法において、感光
材料から色素画像を受像材料に転写させた後、感光材料
と受像材料を剥離する際に、両者のあいだで剥離できな
かったり、感光材料または受像材料を構成する層の一部
または全部が、感光材料または受像材料に接着し、剥離
したあと残渣として残る故障が生ずる(両者を総称して
接着故障と称す)。
また熱処理という簡便な手段により現像/転写を終了す
るので、転写ムラが発生したりすることがあり、このた
め得られる画像にムラが生ずることがある。
この様な接着故障や画像ムラは、感光材料や受像材料の
硬膜度、あるいは感光材料と受像材料を密着する際の温
度や加圧の程度等、種々要因によってもたらされるが、
中でも受像材料の構成層の硬膜度は、感光材料との接着
故障の発生程度に影響を与えるばかりでなく、熱処理に
おいて生ずる各種ムラの発生に著しく影響を及ぼす。
受像材料の構成層の硬膜度が低い場合には、熱現像転写
後、感光材料から受像材料を剥離する際、前記接着故障
が生じ易くなったり、また感光材料との密着が不十分だ
ったり、また感光材料との重ね合せ温度が高いときに生
じ易い転写ムラの発生が拡大され、重大欠点を生ずる確
率を高めてしまう、さらに受像材料の構成層の硬膜度が
極端に低い場合には、感光材料と密着させた熱処理中に
、両者のあいだで微少なズレが発生し、剥離した後得ら
れた!(&にズレを生ずるいわゆる絵ズレという問題を
起す。
またさらに感光材料との重ね合せ温度と圧力が高くなる
と両者のあいだで剥離できなくなる故障を起す。
これらの問題を軽減させるために、受像材料の構成層の
硬膜度をより強固にする方法がとられることが多く、そ
の手段として一般にはバインダーと架橋しうるi!膜剤
の量を増量したり、より硬膜能力の優れた硬膜剤を用い
たり、構成層を塗布した後に高温高温下で長期間保存し
て硬膜反応を加速する等の手段が用いられる。
しかしながら、熱現像受像材料においては、従来知られ
ているハロゲン化銀写真材料に比べ、より高温(70〜
160℃)で現像を行ったり、バインダーの他に硬MI
IJと架橋しうる媒染剤(三級アミン)を含有したり、
多量の塩基および/または塩基プレカーサーを含有する
という特殊性のために、上記種々の手段は、応々にして
不都合な欠点を生じることが多い。
例えば、硬膜能力の優れた(架橋反応が速い)硬膜剤を
用いた場合、構成層に含まれる媒染剤と硬膜剤が架橋し
、早期に硬膜反応が進む、その反応の速さば構成層を塗
布している間に起り、面状の悪化や残留塗布液の後処理
を困難にしたりする。
また構成層が、必要以上に強固になっている場合、少量
の水の存在下で感光材料と重ね合せた際、塩基および/
または塩基プレカーサーの分布にムラが生じ、結果とし
て転写ムラが発生し易くなる。
また同時にカブリを著しく上昇させる場合もある。
一方、硬膜反応の遅い硬膜剤を用いた場合、構成層を塗
布した直後は殆んど硬膜効果があられれず前記故障が発
生する。これを軽減するためには硬膜剤の増量が一般に
行なわれるが、この場合硬膜剤の溶媒にしばしば使用さ
れるメタノール、エタノール、アセトンジメチルホルム
アミド等の有機溶媒はW!!膜面状を悪化させたり、塗
布液の再凝集、再結晶を引き起したりして、塗布する際
の故障を増加させ易くなり、製造適性上問題を引き起す
、また熱処理時まで未反応のliJ!膜基が残っており
、それが他の添加剤と加熱時に反応を行い、写真性能に
悪影響をおよぼす、またさらに、長時間経過後構成層が
必要以上に強固になり前記同様、塩基および/または塩
基プレカーサーの分布のムラが発生したりする。
一方、塗布・乾燥後の受像材料を高温高温下に長期間保
存した場合には、多量に含有せしめられている塩基およ
び/または塩基プレカーサーが析出たり、または受像層
と接触しているバンク面に移動したりし、面状の悪化や
濃度ムラの発生といった写真性能上の欠点が出易い。
以上の如く、媒染剤、塩基および/または塩基プレカー
サーを多量に含有する熱現像受像材料においては、通常
のハロゲン化銀写真材料に比べて、硬膜を迅速に強固に
するため著しく不利な条件におかれており、より写真性
能や皮膜物性に問題を生じせしめない硬膜技術が必要で
ある。
(発明が解決すべき課III) 本発明の目的はかかる従来技術の有する問題点を解決し
、熱現像受像材料の構成層の硬膜度を適正なレベル迄進
めさせ、且つムラのない良好な画像が得られる熱現像受
像材料を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の課題は、支持体上に少なくとも媒染剤、塩基お
よび/または塩基プレカーサー並びにバインダーを含有
する受像層を有する熱現像受像材料であって、該熱現像
受像材料は、上記受像層側の塗布層(受像層を含む)を
塗布・乾燥後、雰囲気温度25℃以上で24時間以上保
存されたもの、更には雰囲気温度25℃以上35℃未満
で24時間以上保存し、次いで雰囲気温度35℃以上で
2時間以上保存されたものであることを特徴とする熱現
像受像材料によって解決された。
本発明において大まかな硬膜度を表す指標として「受像
層の膨潤度」を用いることができる6本発明ではフォト
グラフィック・サイエンス・アンド・エンジニアリング
誌、第16巻、第449頁(1972年)に記載されて
いる方法で、受像材料の受像層側の塗布層全体の塗布膜
の水に対する膨?11!測定を行う、すなわち、上記方
法で膨iW測定を行ったとき水供給後10秒経過後の塗
布膜厚の増加分を、塗布乾燥直後の塗布膜の厚みで割っ
た数値が膨潤度である。この膨潤度が0. 7〜1゜2
倍であれば適性な硬膜度であるといえる。膨潤度が1.
 2倍を越えると硬膜不足であり、接着故障や感光材料
との重合わせ温度が高いときに転写むらが発生しやすく
なる。一方、膨潤度が0. 7倍未満であると、少量の
水の存在下で感光材料と重ね合せた際、W倣ムラが生じ
易くなる。しかし膨潤度は、接着故障や画像ムラの発生
率を予想する一つの目安にしかすぎず、受像層の膜物性
には他の要因が複雑にからみ、接着故障や画像ムラの要
因になっていることはいうまでもない。
本発明によれば、塗布された受像材料を一定温度以上で
一定期間保存すること、および短時間の加温処理により
、目的とする硬膜レベルに到達させることができるため
に、接着故障や画像ムラ等を軽減できると同時に、必要
最小量の硬膜剤で目的のi!膜レベルが達成できるため
、残存する未反応の硬膜剤の影響や、硬膜剤を溶解する
のに用いる有m溶媒の使用量増加に伴う問題点も軽減さ
れる。
以下本発明についてさらに詳述する。
本発明の熱現像受像材料は、支持体上に少なくとも媒染
剤、塩基および/または塩基プレカーサーおよびバイン
ダーを含有する受像層を有するが、かかる受像層は2層
以上設けられてもよく、また受像層以外の保護層や親木
性バインダーを用いた白色反射層、親水性バインダーを
用いた蛍光増白剤含有層などを有していてもよい。
本発明において受像層を支持体上に塗布する方式として
は、当業者に公知の方式、例えばデイ7プ方式、エアー
ナイフ方式、スライドホッパ一方式、カーテンフロ一方
式およびそれらの組み合せ方式等で塗布することができ
、1回の塗布で全受像層を塗布することも、また複数回
に分けて塗布することも可能である。さらに必要に応じ
て、受像層と反対側の面にアンチカール層としてバック
層を塗布することもできる。
本発明の熱現像受像材料は、当業者で公知の乾燥工程を
経て巻き取られるが、この時塗布が複数回にわたって行
なわるとしても、その最終の巻き取りの乾燥工程の調湿
部を一定の温度および湿度に保った条件下で平衡条件に
なる様にすることが好ましい、調温部の好ましい温度は
14°〜31℃1特に好ましくは21″C〜27℃であ
り、湿度は25〜75%RH,好ましくは35〜65%
RHの間の一定の温湿度下で調湿されることが好ましい
本発明の熱現像受像材料は、受像層を塗布、乾燥後、雰
囲気温度25゛C以上で24時間以上、または、雰囲気
温度25℃以上35℃未満で24時間以上保存し、次い
で雰囲気温度35℃以上で2時間以上保存して硬膜され
たものである。
一般に、支持体上に塗布・乾燥を行った熱現像受像材料
は、熱現像に耐える皮膜強度にまで達せしめるために、
一定期間加温処理を施すことが必要である。
本発明において、受像層側の塗布層を塗布・乾燥した後
の保存は25℃以上、好ましくは50℃以下の温度範囲
で、24時間以上保存すること、さらに好ましくは、2
5“C以上35℃未満で24時間以上保存した後、35
゛C以上好ましくは50℃以下で2時間以上保存するこ
とにより、写真性能が良好で、且つ接着故障および画像
ムラの発生しない適度な皮膜強度を有する熱現像受像材
料が得られる。加温処理を施す時間は温度、周囲の湿度
、受像材料の種類(支持体の種類、バインダー種および
量、硬膜剤の種類、量等)、加温迄に経時されている時
間等により大きく変わり得るが、大むね約10時間以上
15日以内、好ましくは20時間以上12日以内の範囲
で行われる。
本発明において、熱現像受像材料の保存温度が25℃未
満であると、感光材料と重ね合せ熱現像転写処理した後
、感光材料と剥離する際、剥離できなかったり、また感
光材料又は受像材料の構成層の一部または全部が感光材
料又は受像材料に残る、いわゆる接着故障が生ずる。ま
た感光材料との重ね合せ温度が高いとき、画面内に画像
ムラを生じ易い、また25℃以上で一定期間保存すると
上記接着故障はもとより、写真性能への悪影響および画
像ムラの発生に対しても抑制することができる。
しかし、上記画像ムラは、受像材料の支持体の種類およ
び感光材料との重ね合せ温度、さらに重ね合せ圧力のバ
ラツキによって生じることがあるため、さらに好ましく
は受像材料を25℃以上35℃未満で24時間以上保存
した後、35℃以上50℃以下で2時間以上保存すると
上記画像ムラは、写真性能が維持できる全ての条件内で
抑制することができる。
本発明の熱現像受像材料の保存は、ロール状に巻いた状
態でも、シート状に切断した状態で行なってもよいが、
受像材料がヒートシール等の手段で密封されていない場
合には、特に受像材料の端部が外気の湿度の影響を受け
ることもあるため、特に湿度条件を25〜75%、好ま
しくは35〜65%の相対湿度下で保存される。
本発明の熱現像受像材料は、一定期間の加温処理が施さ
れた後は、通常の室内に保存できるが、好ましくは、2
0℃以下で温度は35〜65%RHで保存されるのがよ
い。
本発明の受像材料を用いる画像形成力法を次に例示する
本発明においては、熱現像と色素の転写の工程は、それ
ぞれ独立であってもよいし、同時であってもよい、また
、−工程のなかで現像にひきつづき転写が行なわれると
いう意味で連続であってもよい。
例えば、(1)感光材料に画像露光し、加熱したあと、
受像材料を重ねて、必要に応じて加熱して可動性色素を
受像材料に転写する方法、(2)感光材料を画像露光し
、受像材料を重ねて加熱する方法がある。上記ω、(2
)の方法は実質的に水が存在しない状態で実施すること
もできるし、微量の水の存在下で行うこともできる。
熱現像工程での加熱温度は、約り0℃〜約250℃で現
像可能であるが、特にv180℃〜約180゛Cが有用
である。微量の水の存在下で加熱する場合は加熱温度の
上限は沸点以下である。転写工程を熱現像工程終了後に
行う場合、転写工程での加熱温度は、熱現像工程におけ
る温度から室温の範囲で転写可能であるが、特に50℃
以上で熱現像工程における温度よりも約10℃低い温度
までがより好ましい。
本発明において好ましい画像形成方法は、画像露光後ま
たは画像露光と同時に微量の水ならびに塩基及び/又は
塩基プレカーサーの存在下で加熱し、現像と同時に銀画
像に対応又は逆対応する部分において生成した拡散性色
素を受像層に移すものである。この方法によれば、拡散
性色素の生成ないし放出反応が極めて速く進行し、拡散
性色素の受像層への移動も速やかに進行するので、高濃
度の色画像が短時間で得られる。
このB様で使用する水の量は、感光材料及び受像材料の
全塗布膜の少なくとも0,1倍、好ましくはO,1倍以
上で該全塗布膜の最大11:a体積に相当する溶媒の重
量以下(特に全塗布膜の最大膨潤体積に相当する溶媒の
重量から全塗布膜の重量を差引いた量以下)という少量
でよい。
膨潤時の膜の状態は不安定であり、条件によっては局所
的ににじみを生ずるおそれがありれを避けるには感光材
料と受像材料の残塗布膜厚の最大膨潤時の体積に相当す
る水の貴以下が好ましい。
具体的には感光材料と受像材料の合計の面積1平方メー
トル当たり!g〜50g、特に2g〜35g、更には3
g〜25gの範囲が好ましい。
このm樟において用いる塩基及び/又は塩基プレカーサ
ーは感光材料にも受像材料にも内蔵できる。また水に溶
解させて供給することもできる。
上記の態様では、i!1倣形威形成系に、塩基プレカー
サーとして、水に難溶性の塩基性金属化合物とこの難溶
性金属化合物を構成する金属イオンと水を媒体として錯
形成反応しうる化合物を含有させ、加熱時にこれらの2
つの化合物の反応により系のPHを上昇させるのが好ま
しい、ここで画像反応系とは、画像形成反応が起こる領
域を意味する。具体的には感光材料と受像材料の両方の
要素に属する層が挙げられる。2つ以上の層が存在する
場合には、そのいずれの層でもよい。
難溶性金属化合物と錯形成化合物は、現像処理までに反
応するのを防止するために、少なくとも別層に添加する
必要がある0例えば、感光材料と受像材料とが同一支持
体上に設けられているいわゆるモノシート材料では、上
記両者の添加層を別層とし、更に間に1層以上の層を介
在させるのがよい、また、より好ましい形態は、難溶性
金属化金物と錯形成化合物をそれぞれ別の支持体上に設
けた層に含有させるものである0例えば、難溶性金属化
合物を感光材料に、錯形成化合物を感光材料とは別の支
持体を持つ受像材料に含有させるのが好ましい、錯形成
化合物は、共存させる水の中に溶解させて供給してもよ
い、難溶性金属化合物は特開昭56−174830号、
同53−102733号などに記載の方法で調整された
微粒子分散物として含有させるのが望ましく、その平均
粒子サイズは50ミクロン以下、特に5ミクロン以下が
好ましい、難溶性金属化合物は感光材料の感光層、中間
層、保護層などのどの層に添加してもよく、2層以上に
分割して添加してもよい。
難溶性金属化合物または錯形成化合物を支持体上の層に
含有させる場合の添加量は、化合動程、難溶性金属化合
物の粒子サイズ、錯形成反応速度などに依存するが、各
々塗布膜を重量に換算して50重量パーセント以下で用
いるのが適当であり更に好ましくは0.01重量パーセ
ントから40重量パーセントの範囲が有用である。また
、錯形酸化合物を水の中に溶解して供給する場合には、
1リツトル当たり0.005molから5mol、特に
0.05園ofから2molの濃度が好ましい、更に、
本発明において反応系の錯形成化合物の含有量は難溶性
化合物の含有量に対してモル比でl/】00倍から10
0倍、特に1/10倍から20倍が好ましい。
感光層または受像層に水を付与する方法としては、例え
ば、特開昭61−147244号の101頁9行〜10
2頁4行に記載の方法がある。
現像および/または転写工程における加熱手段としては
、熱板、アイロン、熱ローラーなどの特開昭61−14
7244号の102頁14行〜工03頁11行に記載の
手段がある。また、感光材料及び/又は受像材料に、グ
ラファイト、カーボンブランク、金属等の導電性材料の
層を重ねて施しておき、この導電性層に電流を通じ、直
接的に加熱するようにしてもよい。
感光材料と受像材料とを重ね合わせ、密着させる時の圧
力条件や圧力を加える方法は特開昭61−147244
号の103頁〜104頁に記載の方法が適用できる。
本発明の写真要素の処理には種々の熱現像装置のいずれ
もが使用できる0例えば、特開昭59−75247号、
同59−177547号、同59−181353号、同
60−18951号、実願昭60−116734号等に
記載されている装置などが好ましく使用される。
感光材料と受像材料とが別々の支持体に形成されたいわ
ゆる2シートタイプの写真材料を用いる場合の代表的な
工程の組み合わせには、(i)露光工程−熱現像工程−
感光材料と受像材料の重ね合わせ工程−転写工程− はくり工程 (ii )露光工程−感光材料と受像材料の重ね合わせ
工程−熱現像・転写工程−ばくり 工程 (tii)露光工程−熱現像工程−溶媒付与工程−感光
材料と受像材料の重ね合わせ工程−転写工程−はくり工
程 (1v)露光工程−溶媒付与工程−感光材料と受像材料
の重ね合わせ工程−熱現像・転写工程−はくり工程 等を挙げることが出来る。はくり工程は、受像材料の構
成たとえば白色反射層を有する構成などによっては省略
させることもできる。上記の工程は便宜的な分類であり
、複数の工程を連続して行う場合、たとえば、露光にひ
きつづき加熱現像を行う場合などもあり、工程間が明確
に分離されない場合も含む、どの工程の組み合わせを選
択するかは、塩基の発生法、たとえば塩基プレカーサー
を内蔵させるか、溶媒の存在下で2つの写真要素に含有
させた化合物を反応させて塩基を発生させる等によって
選択できるし、また、現像転写の速度を調節するための
促進剤の用い方によっても選択できる。
写真材料がいわゆるポジ材料であって、光によるカブラ
セが必要な場合には、前面露光工程を熱現像工程の前又
は熱現像工程の間の少くとも現像が完了する以前に設け
ることができる。
上記のような画像形成方法に用いる熱現像画像形成装置
の一実施態様について第1図に基いて説明する。
第1図に示した熱現像画像形成装置は少なくとも感光材
料供給部4、受像材料供給部(給紙部)l、感光材料と
受像材料の重ね合わせ部40、熱現像・転写部7、剥離
部9を有する。
第1図に示すように、感光材料3は感光材料供給部4に
保存され、必要に応じて感光材料3が送り出される。こ
の感光材料3はロール状でもカットシート状でもよいが
、ロール状の場合はカッター5で必要な長さに切断され
る。その後露光部6に送り出され、露光ドラ五61に巻
きつけられ、回転により露光源62に搬送される。
露光部62において露光された感光材料3は、感光ドラ
ム61に巻きつけられる際の回転と逆方向に回転し、熱
現像・転写部7に送り出される。
次いで必要に応じて感光材料3は露光部6と熱現像・転
写部7との間に設けた画像形成溶媒塗布部8において微
少量の溶媒塗布される。
そして、感光材料3が所定位置に来たことをセンサー(
図示せず)が検出すると、受像材料供給部lのビックア
フブローラ12が回転を始め、受像材料2が搬送ローラ
ー13〜16(および、必要に応してガイド仮17〜1
9)によって熱現像・転写部7へ送り出される。
このように送り出された受像材料2は、前述のように搬
送されてきた感光材料3と重ね合わせ部40においてロ
ーラー21.22により重ね合わされ、次いで熱現像・
転写部7において熱ローラ−23〜28によって搬送さ
れながら加熱されて現像転写された後剥離部9に搬送さ
れて受像材料2から感光材料3が剥離される。
そして、像が形成された受像材料2は、乾燥部10に搬
送されて乾燥され排出部31に排出、集積される。また
感光材料3は感材搬送部20を経て感材廃却箱30に廃
棄される。
また、第2図は本発明に用いる熱現像画体形成装置の別
の実施amを示すものである。
第2図において複写装置1の機台12には第1マガジン
13が配置されている。第1マガジン13内にはロール
状に巻取られた帯状の感光材料14が収納されており、
第1マガジン13は引き出し口から感光材料14が所定
長さ引き出された状態で複写装置1内に装着されている
。感光材料14は先端部を搬送ローラに挟持されること
によって、第1マガジン13から引き出されるようにな
っており、所定長さ引き出されるとカッタ15で切断さ
れ常時駆動されている搬送ローラによって露光部16へ
搬送されるようになっている。
露光部16の真上には露光装置17が設けられており、
光源18、第1ξラーユニツト19、レンズユニット2
0、第2ミラーユニツト21が配置されており、さらに
露光部W17の真上の機台12上部には載置板22が設
けられている。露光装置17の光源18、第1ξラーユ
ニツ)19、レンズユニット20は、載置板22の下方
を載置板22に沿って往復移動するようになっており、
この往移動によって載置板22上に載置された原稿の画
像を露光部16に位置する感光材料14へ走査露光する
ようになっている。
露光部32の下流には挟持反転ローラ23.24が配置
されており、露光後の感光材料14はこの挟持反転ロー
ラ23.24間で挟持搬送されながら反転されるように
なっている。
反転ローラ23の下流には画像形成溶媒塗布部25が配
置されている6画像形成溶媒塗布部25の出口にはスク
イズローラ26が配置きれており、感光材料14に塗布
された余分な画像形成溶媒を除去するようになっている
画像形成溶媒塗布部25の下流には重ね合わせ部27が
配置されており、画像形II2溶媒が塗布された感光材
料14は重ね合わせ部27へ搬送されるようになってい
る。
一方、機台12には第2マガジン28が配置されている
。第2マガジン28内にはロール状に巻取られた未使用
の受像材料29が収納されており、第2マガジン28は
引き出し口から受像材料29が所定長さ引き出された状
態で複写装置1内に装着されている。受像材料29は先
端を搬送ローラに挟持させることによって第2マガジン
28から引き出されるようになっている。受像材料29
はカッタ30で所定長さに切断された後に、搬送ローラ
によって搬送されるようになっている。
重ね合わせ部27では受像材料29と画像形成溶媒塗布
後の感光材料14とが重ね合わされるようになっている
受像材料29と画像形成溶媒塗布後の感光材料14とが
重ね合わされるようになっている0重ね合わせ部27の
下流には熱現像転写部31が配置されており、重ね合わ
された感光材料】4と受像材料29は共に熱現像転写部
31へ送られるようになっている。熱現像転写部31は
加熱ドラム32とこの加熱ドラム32の円周に巻掛けら
れている導電性ゴムを材質とする無端圧着ベルト33と
によって構成されており、さらに加熱ドラム32内には
ハロゲンランプが配置されている。加熱ドラム32はこ
のハロゲンランプによって加熱されており、感光材料1
4と受像材料29とを重ね合わせた状態のままで加熱ド
ラム32と無端圧着べルト33との間を挟持搬送し感光
材料14に記録された画像を受像材料29へ熱現像転写
させるようになっている。
熱現像転写部31の下流には第1剥離部34が配置され
ており、画像が転写された感光材料14のみが加熱ドラ
ム32から引き剥されるようになっていると共に、加熱
ドラム32上に受像材料29のみが存在する場合には受
像材料29が加熱ドラム80から引き剥されるようにな
っている。
第1111離部34の下流には廃棄トレイ35とが配置
されており、加熱ドラム32から引き剥された感光材料
夏4又は受像材料29は廃棄トレイ35へ破棄されるよ
うになっている。
第1剥離部34の下流には第2剥離部36が配置されて
おり、画像が定着された受像材料29が加熱ドラム32
から引き剥されるようになっている。
本発明の熱現像感光材料は、基本的には支持体上に感光
性ハロゲン化銀、バインダー、色素供与性化合物(後述
するように還元剤が兼ねる場合がある)を有するもので
あり、さらに必要に応じて有機金属塩酸化剤などを含有
させることができる。
これらの成分は同一の層に添加することが多いが、反応
可能な状態であれば別層に分割して添加することもでき
る0例えば着色している色素供与性化合物はハロゲン化
銀乳剤の下層に存在させると感度の低下を防げる。還元
剤は熱現像感光材料に内蔵するのが好ましいが、例えば
後述する受像材料から拡散させるなどの方法で、外部か
ら供給するようにしてもよい。
イエロー、マゼンタ、シアンの3原色を用いて色度図内
の広範囲の色を得るためには、少なくとも3層のそれぞ
れ異なるスペクトルNkAに感光性を持つハロゲン化銀
乳剤層を組み合わせて用いる。
例えば青感層、緑感層、赤感層の3層の組み合わせ、緑
感層、赤感層、赤外感光層の組み合わせなどがある。各
感光層は通常型のカラー感光材料で知られている種々の
配列順序を採ることができる。
また、これらの各感光層は必要に応じて2層以上に分割
してもよい。
熱現像感光材料には、保護層、下塗り層、中間層、黄色
フィルター層、アンチハレーシラン層、バック層などの
種々の補助層を設けることができる。
本発明に使用し得るハロゲン化銀は、塩化銀、臭化銀、
沃臭化銀、塩臭化銀、塩沃化銀、塩沃臭化銀のいずれで
もよい。
本発明で使用するハロゲン化銀乳剤は、表面潜像型乳剤
であっても、内部i’1m型乳剤であってもよい、内部
潜像型乳剤は造核剤や光カブラセとを組合わせて直接反
転乳剤として使用される。また、粒子内部と粒子表層が
異なる相を持ったいわゆるコアシェル乳剤であってもよ
い、ハロゲン化銀乳剤は単分散でも多分散でもよく、単
分散乳剤を混合して用いてもよい0粒子サイズは0.1
〜2μ、特に0.2〜1. 5μが好ましい、ハロゲン
化銀粒子の晶癖は立方体、8面体、14面体、高アスペ
クト比の平板状その他のいずれでもよい。
具体的には、米国特許第4.500,626号第50欄
、同第4.628,021号、リサーチ・ディスクロー
ジャー誌(以下RDと略記する)17029 (197
8年)、特開昭62−253159号等に記載されてい
るハロゲン化銀乳剤のいずれもが使用できる。
ハロゲン化銀乳剤は未後熟のまま使用してもよいが通常
は化学増感して使用する0通常型感光材料用乳剤で公知
の硫黄増感法、還元増感法、貴金属増感法などを単独ま
たは組合わせて用いることができる。これらの化学増感
を含窒素複素環化合物の存在下で行うこともできる(特
開昭62−253159号)。
本発明において使用される感光性ハロゲン化銀の塗設量
は、銀換算1gないし10g/rdの範囲である。
本発明に用いられるハロゲン化銀は、メチン色素類その
他によって分光増感されてもよい、用いられる色素には
、シアニン色素、メロシアニン色素、複合シアニン色素
、複合メロシアニン色素、ホロポーラ−シアニン色素、
ヘミシアニン色素、スチリル色素およびヘミオキソノー
ル色素が包含される。
具体的には、米国特許第4.617,257号、特開昭
59−180550号、同60−140335号、RD
17029 (1978年)12〜13頁等に記載の増
感色素が挙げられる。
これらの増感色素は単独に用いてもよいが、それらの組
合わせを用いてもよく、増感色素の組合わせは特に、強
色増感の目的でしばしば用いられる。
増感色素とともに、それ自身分光増感作用をもたない色
素あるいは可視光を実質的に吸収しない化合物であって
、強色増感を示す化合物を乳剤中に含んでもよい(例え
ば米国特許第3,615゜641号、特願昭61−22
6294号等に記載のもの)。
これらの増感色素を乳剤中に添加する時期は化学P威時
もしくはその前後でもよいし、米国特許第4,183,
756号、同4,225,666号に従ってハロゲン化
銀粒子の核形成前後でもよい、添加量は一般にハロゲン
化111モル当たり10−”ないし10−”モル程度で
ある。
本発明においては、感光性ハロゲン化銀と共に、有機金
属塩を酸化剤として併用することもできる。
このような有機金属塩の中、有411銀塩は、特に好ま
しく用いられる。
上記の有機銀塩酸化剤を形成するのに使用し得る有機化
合物としては、米国特許第4,500゜626号第52
〜53欄等に記載のベンゾトリアゾール類、脂肪酸その
他の化合物がある。また特開昭60−113235号記
載のフェニルプロピオール酸銀などのアルキニル基を有
するカルボン酸の銀塩や、特開昭61−249044号
記載のアセチレン銀も有用である。有機銀塩は2種以上
を併用してもよい。
以上の有機銀塩は、感光性ハロゲン化il!tモルあた
り、0.01ないし10モル、好ましくは0゜01ない
し1モルを併用することができる。感光性ハロゲン化銀
と有iii塩の塗布量合計は銀換算で50mgないし1
0g/+yfが適当である。
本発明においては種々のカブリ防止剤または写真安定剤
を使用することができる。その例としては、RD176
43 (1978年)24〜25真に記載のアゾール類
やアザインデン類、特開昭59−168442号記載の
窒素を含むカルボン酸類およびリン酸類、あるいは特開
昭59−111636号記載のメルカプト化合物および
その金属塩、特開昭62−87957に記載されている
アセチレン化合物類などが用いられる。
本発明に用いる還元剤としては、熱現像感光材料の分野
で知られているものを用いることができる。また、後述
する還元性を有する色素供与性化合物も含まれる(この
場合、その他の還元剤を併用することもできる)、また
、それ自身は還元性を持たないが現像過程で求核試薬や
熱の作用により還元性を発現する還元剤プレカーサーも
用いることができる。
本発明に用いられる還元剤の例としては、米国特許第4
,500,626号の第49〜50欄、同第4,483
,914号の第30〜31欄、同第4.330,617
号、同第4.590.152号、特開昭60−1403
35号の第a力〜08)頁、同57−40245号、同
56−138736号、同59−178458号、同5
9−53831号、同59−182449号、同59−
182450号、同60−119555号、同60−1
28436号から同60−128439号まで、同60
−198540号、同60−181742号、同61−
259253号、同62−244044号、同62−1
31253号から同62−131256号まで、欧州特
許第220,746A2号の第78〜96頁等に記載の
還元剤や還元剤プレカーサーがある。
米国特許第3,039,869号に開示されているもの
のような種々の還元剤の組合せも用いることができる。
耐拡散性の還元剤を使用する場合には、耐拡散性還元剤
と現像可能なハロゲン化銀との間の電子移動を促進する
ために、必要に応して電子伝達剤および/または電子伝
達剤プレカーサーを組合せて用いることができる。
電子伝達剤またはそのプレカーサーは、前記した還元剤
またはそのプレカーサーの中から選ぶことができる。i
t電子伝達剤たはそのプレカーサーはその移動性が耐拡
散性の還元剤(電子供与体)より大きいことが望ましい
、特に有用な電子伝達剤ば1フェニル−3−ピラゾリド
ン類またはアミノフェノール類である。
電子伝達剤と組合せて用いる耐拡散性の還元剤(を子供
与体)としては、前記した還元剤の中で感光材料の層中
で実質的に移動しないものであればよく、好ましくはハ
イドロキノン類、スルホンアミドフェノール類、スルホ
ンアごドナブトール類、特開昭53−110827号に
電子供与体として記載されている化合物および後述する
耐拡散性で還元性を有する色素供与性化合物等が挙げら
れる。
本発明に於いては還元剤の添加量は銀1モルに対して0
.01〜20モル、特に好ましくは0゜1〜10モルで
ある。
本発明で使用しうる色素供与性化合物の例としてばまず
、酸化カップリング反応によって色素を形成する化合物
(カプラー)を挙げることができる。このカプラーは耐
拡散性基を脱m基に持ち、酸化カップリング反応により
拡散性色素を形成する2当量カプラーが好ましい、この
耐拡散性基はポリマー鎖をなしていてもよい、カラー現
像薬およびカプラーの具体例はジェームズ著「ザ セオ
リー オプ ザ フォトグラフインク プロセスノ第4
版(T、HJavIes ’The Theory o
r thePhotographic Process
″)291〜334頁、および354〜361頁、特開
昭58−123533号、同5B−149046号、同
5B−149047号、同59−111148号、同5
9−124399号、同59−174835号、同59
−231539号、同59−231540号、同60−
2950号、同60−2951号、同60−14242
号、同60−23474号、同60−66249号等に
詳しく記載されている。
また、別の色素供与性化合物の例として、am状に拡散
性色素を放出乃至拡散する機能を持つ化金物を挙げるこ
とができる。この型の化合物は次の一般式(Ll)で表
わすことができる。
(Dy e−Y) n−Z   (L 1)Dyeは色
素基、−時的に短波化された色素基または色素前駆体基
を表わし、Yは単なる結合または連結基を表わし、Zは
画像状に潜像を有する感光性銀塩に対応または逆対応し
て (Dye−Y)n−Zで表わされる化合物の拡散性に差
を生じさせるか、または、Dyeを放出し、放出された
Dyeと(Dye−Y)n−Zとの間に拡散性において
差を生じさせるような性質を有する基を表わし、nは1
または2を表わし、nが2の時、2つのDye−Yは同
一でも異なっていてもよい。
−II式〔L【〕で表わされる色素供与性化合物の具体
例としては下記の■〜■の化合物を挙げることができる
。なお、下記の■〜■はハロゲン化銀の現像に逆対応し
て拡散性の色素像(ポジ色素像)を形成するものであり
、■と■はハロゲン化銀の現像に対応して拡散性の色素
像(ネガ色素像)を形成するものである。
■米国特許第3,134.764号、同第3゜362.
819号、同第3.597.200号、同第3.544
.545号、同第3.482,972号等に記載されて
いる、ハイドロキノン系現像薬と色素成分を連結した色
素現像薬、この色素現像薬はアルカリ性の環境下で拡散
性であるが、ハロゲン化銀と反応すると非拡散性になる
ものである。
■米国特許第4,503,137号等に記されている通
り、アルカリ性の環境下で拡散性色素を放出するがハロ
ゲン化銀と反応するとその能力を失う非拡散性の化合物
も使用できる。その例としては、米国特許第3.980
.479号等に記載された分子内求核W換反応により拡
散性色素を放出する化合物、米国特許第4,199,3
54号等に記載されたイソオキサシロン環の分子内巻き
換え反応により拡散性色素を放出する化合物が挙げられ
る。
■米国特許第4.559,290号、欧州特許第220
,746A2号、公開接輪87−6199等に記されて
いる通り、現像によって酸化されずに残った還元剤と反
応して拡散性色素を放出する非拡散性の化合物も使用で
きる。
その例としては、米国特許第4,139.389号、同
第4,139,379号、特開昭59−185333号
、同57−84453号等に記載されている還元された
後に分子内の求核置換反応により拡散性の色素を放出す
る化合物、米国特許第4,232,107号、特開昭5
9−101649号、同61−88257号、RD24
025(1984年)等に記載された還元された後に分
子内の電子移動反応により拡散性の色素を放出する化合
物、西独特許第3,008,588A号、特開昭56−
142530号、米国特許第4.343.893号、同
第4,619,884号等に記載されている還元後に一
重結合が開裂して拡散性の色素を放出する化合物、米国
特許第4.450.223号等に記載されている電子受
容後に拡散性色素を放出するニトロ化合物、米国特許第
4゜609.610号等に記載されている電子受容後に
拡散性色素を放出する化合物などが挙げられる。
また、より好ましいものとして、欧州特許第220.7
46A2号、公開接輪87−6199、特願昭62−3
4953号、同62−34954号等に記された一分子
内にN−X結合(Xは酸素、硫黄または窒素原子を表す
)と電子吸引性基を有する化合物、特願昭62−106
885号に記された一分子内にSon −x (Xは上
記と同義)と電子吸引性基を有する化合物、特願昭62
−106895号に記された一分子内にpo−x結合(
Xは上記と同義)と電子吸引性基を有する化合物、特願
昭62−106887号に記された一分子内にc−x’
結合(X’はXと同義かまたは−SO,−を表す)と電
子吸引性基を有する化合物が挙げられる。
この中でも特に−分子内にN−X結合と電子吸引性基を
有する化合物が好ましい、その具体例は欧州特許第22
0.746A2に記載された化合物(1)〜(3)、(
7)〜(10)、(12)、(13)、 (15)、 
(23)〜(26)、 (31)、 (32)、 (3
5)、 (36)、 (40)、(41)、 (44)
、 (53)〜(59)、 (64)、(70)、公開
接輪87−6199の化合物(11)〜(23)などで
ある。
■拡散性色素を脱離基に持つカプラーであって還元剤の
酸化体との反応により拡散性色素を放出する化合物(D
DRカプラー)、具体的には、英国特許第1,330,
524号、特公昭48−39.165号、米国特許第3
,443.940号、同第4,474,867号、同第
4,483,914号等に記載されたものがある。
■ハロゲン化銀または有機銀塩に対して還元性であり、
相手を還元すると拡散性の色素を放出する化合物(DR
R化合物)、この化合物は他の還元剤を用いなくてもよ
いので、還元剤の酸化分解物による画像の汚染という問
題がなく好ましい。
その代表例は、米国特許第3,928,312号、同第
4,053,312号、同第4.055.428号、同
第4.336.322号、特開昭59−65839号、
同59−69839号、同53−3819号、同51−
104,343号、RD17465号、米国特許第3,
725.062号、同第3,728.113号、同第3
,443,939号、特開昭58−116,537号、
同57−179840号、米国特許第4.500.62
6号等に記載されている。DRR化合物の具体例として
は前述の米国特許第4.500.626号の第2241
ill〜第44欄に記載の化合物を挙げることができる
が、なかでも前記米国特許に記載の化合物(1〉〜(3
)、(lO)〜(13)、(16)〜(19)、 (2
8)〜(30)、 (33ン〜(35)、(38)〜(
40)、(42)〜(64)が好ましい、また米国特許
第4.639゜408号第37〜39IIAに記載の化
合物も有用である。
その他、上記に述べたカプラーや一般式(L/r)以外
の色素供与性化合物として、有機銀塩と色素を結合した
色素銀化合物(リサーチ・ディスクロージャー誌197
8年5月、54〜58頁等)、熱現像銀色素漂白法に用
いられるアゾ色素(米国特許第4.235,957号、
リサーチ・ディスクロージャー誌、1976年4月号、
30〜32頁等)、ロイコ色素(米国特許第3,985
,565号、同4,022,617号等)なども使用で
きる。
色素供与性化合物、耐拡散性還元剤などの疎水性添加剤
は米国特許第2,322.027号記載の方法などの公
知の方法により感光要素の府中に導入することができる
。この場合には、特開昭59−83154号、同59−
178451号、同59−178452号、同59−1
78453号、同59−178454号、同59−17
8455号、同59−178457号などき記載のよう
な高沸点有機溶媒を、必要に応じて沸点50℃〜160
℃の低沸点有機溶媒と併用して、用いることができる。
高沸点有I!溶媒の量は用いられる色素供与性化合物1
gに対して10g以下、好ましくは5g以下である。ま
た、バインダー1gに対して1 cc以下、更にはQ、
5cc以下、特にQ、3cc以下が適当である。
特公昭51−39853号、特開昭51−59943号
に記載されている重合物による分散法も使用できる。
水に実質的に不溶な化合物の場合には、前記方法以外に
バインダー中に微粒子にして分散含有させることができ
る。
疎水性化合物を親水性コロイドに分散する際には、種々
の界面活性剤を用いることができる0例えば特開昭59
−157636号の第(37)〜(38)頁に界面活性
剤として挙げたものを使うことができる。
本発明においては感光材料に現像の活性化と同時に画像
の安定化を図る化合物を用いることができる。好ましく
用いられる具体的化合物については米国特許第4,50
0.626号の第51〜5211ilに記載されている
本発明に好ましく用いられる受像材料は媒染剤とバイン
ダーを含む層を少なくとも1層有する。
媒染剤は写真分野で公知のものを用いることができ、そ
の具体例としては米国特許第4,500゜626号第5
8〜59欄や特開昭61−88256号第(32)〜(
41〉真に記載の媒染剤、特開昭62−244043号
、同62−244036号等に記載のものを挙げること
ができる。また、米国特許第4,463,079号に記
載されているような色素受容性の高分子化合物を用いて
もよい。
受像材料には必要に応じて保護層、剥離層、カール防止
層などの補助層を設けることができる。
特に保護層を設けるのは有用である。
感光材料や受像材料の構成層のバインダーには親水性の
ものが好ましく用いられる。その例としては特開昭62
−253159号の(26)頁〜(28)頁に記載され
たものが挙げられる。具体的には、透明か半透明の親水
性バインダーが好ましく、例えばゼラチン、ゼラチン誘
導体等のタンパク賞またはセルロース誘導体、デンプン
、アラビアゴム、デキストラン、プルラン等の多iJI
Mのような天然化合物と、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルピロリドン、アクリルアミド重合体、その他の合
成高分子化合物が挙げられる。また、特開昭62−24
5260号等に記載の高吸水性ポリマー、すなわち−〇
〇〇Mまたは−So、M(Mは水素原子またはアルカリ
金属)を有するビニルモノマーの単独重合体またはこの
ビニルモノマー同士または他のビニルモノマーとの共重
合体(例えばメタクリル酸ナトリウム、メタクリル酸ア
ンモニウム、住友化学(株)製のスミカゲルし−5H)
も使用される。これらのバインダーは2種以上組み合わ
せて用いることもできる。
@量の水を供給して熱現像を行うシステムを採用する場
合、上記の高吸水性ポリマーを用いることにより、水の
吸収を迅速に行うことが可能となる。また、高吸水性ポ
リマーを受像層やその保護層に使用すると、転写後に色
素が受像材料から他のものに再転写するのを防止するこ
とができる。
本発明において、バインダーの塗布量は1M当たり20
g以下が好ましく、特に10g以下、更には7g以下に
するのが適当である。
感光材料の構成層に用いる硬膜剤としては、米国特許第
4,678.739号第41欄、特開昭59−1166
55号、同62−245261号、同61−18942
号等に記載の硬膜剤が挙げられる。より具体的には、ア
ルデヒド系硬膜剤(ホルムアルデヒドなど)、アジリジ
ン系硬膜剤、エポキシ系硬膜剤 ビニルスルホン系硬膜剤(N、N’ −エチレン−ビス
(ビニルスルホニルアセタミド)エタンなど)N−メチ
ロール系硬膜剤(ジメチロール尿素など)あるいは高分
子硬膜剤(特開昭62−234157号などに記載の化
合物)が挙げられる。
受像材料(バンク層含む)に用いられる硬膜剤には特別
な制限はなく、公知の硬膜剤、例えばアルデヒド系(ホ
ルムアルデヒド、グリオキサール、ゲルタールアルデヒ
ドなど)、アジリジン系(例えば、PBレポート19,
921米国特許第2゜950.197号、同第2,96
4,404号、同第2,983,611号、同第3.2
71,175号の各明細書、特公昭46−40898号
、特開昭50−91315号の各公報に記載のもの)イ
ソオキサゾール系(例えば、米国特許第331゜609
号明細書に記載のもの)、エポキシ系(例えば、 例えば米国特許第3,047,394号、西独特許第1
.035,663号、英国特許第1,033.518号
の各明細書、特公昭4B−35495号公報に記載のも
の)、ビニールスルホン系(例えば、1.3.5−)リ
アクリロイル−へキサヒドロ−5−)リアジン、ビス(
ビニルスルホニル)メチルエーテル、N、N’−エチレ
ン−ビス(ビニルスルホニルアセタミド)エタン、N。
N′−トリメチレン−ビス(ビニルスルホニルアセタミ
ド)など また、例えば、PBレポート19.920、
西独特許第1,100.942号、同2,337.41
2号、同2,545,722号、同2,635.518
号、同2.742.308号、同2,749,260号
、英国特許第1゜251.091号、特願昭45−54
236号、同4B−110996号、米国特許第3,5
39゜644号、同第3,490,911号の各明細書
に記載のもの)、アクリロイル系(例えば、特願昭48
−27949号、米国特許第3,640゜720号の各
明細書に記載のもの)、カルボジイミド系(例えば、米
国特許第2,938,892号、同4,043,818
号、同4.061.499号の各明細書、特公昭46−
38715号公報、特願昭49−15095号明細書に
記載のもの)、トリアジン系(例えば、2.4−ジクロ
ル−6−ヒドロキシ−8−トリアジンなど、また例えば
、西独特許第2.410.973号、同2゜553.9
15号、米国特許第3.325,287号の各明細書、
特開昭52−12722号公報に記載のもの)、N−メ
チロール系(ジメチロール尿素、メチロールジメチルヒ
ダントインなと)、ジオキサン誘導体(2,3−ジヒド
ロキシジオキサンなど)、ムコハロゲン酸系(ムコクロ
ル酸、ムコフェノキシクロル酸など)、ジアルデヒドで
A、l、1−クロル−6−ヒドロキシトリアジニル化ゼ
ラチン、マレイミド系、アセチレン系、メタンスルホン
酸エステル系の硬膜剤を用いることができる。
また高分子硬膜剤としては、例えば、米国特許第3,3
96,029号に記載のアルデヒド基を有するポリマー
(例えばアクロレインの共重合体など)、同第3,36
2,827号、リサーチ・ディスクロージャー1733
3号(1978)などに記載のジクロロトリアジン基を
有するポリマー、米国特許第3,623,878号に記
載のエポキシ基を有するポリマー、リサーチ・ディスク
ロージャー16725号(1978)、米国特許第4.
161,407号、特開昭54−65033号、同56
−142524号公報などに記載の活性ビニル基あるい
はその前駆体となり得る基を有するポリマー、および特
開昭56−66841号公報に記載の活性エステル基を
有するポリマーなどが挙げられる。硬膜剤の添加量は任
意であるが、通常バインダーである親水性コロイド中硬
膜剤と反応しうるものの約0.1〜30wt%、特に0
.5〜10wL%が適当である。
本発明において感光材料及び/又は受像材料には画像形
成促進剤を用いることができる0画像形成促進剤には銀
塩酸化剤と還元剤との酸化還元反応の促進、色素供与性
物質からの色素の生成または色素の分解あるいは拡散性
色素の放出等の反応の促進および、感光材料層から受像
層への色素の移動の促進等の機能があり、物理化学的な
機能からは塩基または塩基プレカーサー、求核性化合物
、高沸点有機溶媒(オイル)、熱溶媒、界面活性剤、銀
または銀イオンと相互作用を持つ化合物等に分類される
。ただし、これらの物質群は一般に複合機能を有してお
り、上記の促進効果のいくつかを合せ持つのが常である
。これらの詳細については米国特許第4,678.73
9号第38〜40欄に記載されている。
塩基プレカーサーとしては、熱により脱炭酸する有機酸
と塩基の塩、分子内求核置換反応、ロッセン転位または
ベックマン転位によりアミン類を放出する化合物などが
ある。その具体例は米国特許第4.511.493号、
特開昭62−65038号等に記載されている。
少量の水の存在下に熱現像と色素の転写を同時に行うシ
ステムにおいては、塩基及び/又は塩基プレカーサーは
受像材料に含有させるのが感光材料の保存性を高める意
味で好ましい。
上記の他に、欧州特許公開210,660号に記載され
ているIll溶性金属化合物およびこの難溶性金属化合
物を構成する金属イオンと錯形放反応しろる化合物(錯
形成化合物という)の組合せや、特開昭61−2324
51号に記載されている電解により塩基を発生する化合
物なども塩基プレカーサーとして使用できる。特に前者
の方法は効果的である。この難溶性金属化合物と錯形成
化合物は、感光材料と受像材料に別々に添加するのが有
利である。
本発明の感光材料及び/又は受像材料には、現像時の処
理温度および処理時間の変動に対し、常に一定の画像を
得る目的で種々の現像停止剤を用いることができる。
ここでいう現像停止剤とは、適正現像後、速やかに塩基
を中和または塩基と反応して膜中の塩基濃度を下げ現像
を停止する化合物または銀および銀塩と相互作用して現
像を抑制する化合物である。
具体的には、加熱により酸を放出する酸プレカーサー、
加熱により共存する塩基と置換反応を起す親電子化合物
、または含窒素へテロ環化合物、メルカプト化合物およ
びその前駆体等が挙げられる。
更に詳しくは特開昭62−253159号(31)〜(
32〉頁に記載されている。
感光材料または受像材料の構成層(バンク層を含む)に
は、寸度安定化、カール防止、接着防止、膜のヒビ割れ
防止、圧力増減感防止等の膜物性改良の目的で種々のポ
リマーラテックスを含有させることができる。具体的に
は、特開昭62−245258号、同62−13664
8号、同62−110066号等に記載のポリマーラテ
ックスのいずれも使用できる。特に、ガラス転移点の低
い(40℃以下)ポリマーラテックスを媒染層に用いる
と媒染層のヒビ割れを防止することができ、またガラス
転移点が高いポリマーラテックスをバック層に用いると
カール防止効果が得られる。
感光材料および受像材料の構成層には、可塑剤、スベリ
剤、あるいは感光材料と受像材料の剥離性改良剤として
高沸点有機溶媒を用いることができる。具体的には特開
昭62−253159号の(25)頁、同62−245
253号などに記載されたものがある。
更に、上記の目的のために、各種のシリコーンオイル(
ジメチルシリコーンオイルからジメチルシロキサンに各
種の有機基を導入した変性シリコーンオイルまでの総て
のシリコーンオイル)を使用できる。その例としては、
信越シリコーン(株)発行の「変性シリコーンオイル」
技術資料P6−18Bに記載の各種変性シリコーンオイ
ル、特にカルボキシ変性シリコーン(商品名X−22−
3710)などが有効である。
また特開昭62−215953号、特願昭62−236
87号に記載のシリコーンオイルも有効である。
感光材料や受像材料には退色防止剤を用いてもよい、退
色防止剤としては、例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、
あるいはある種の金属錯体がある。
酸化防止剤としては、例えばクロマン系化合物、クマラ
ン系化合物、フェノール系化合物(例えばヒンダードフ
ェノールH)、ハイドロキノン誘導体、ヒンダードアミ
ン誘導体、スピロインダン系化合物がある。また、特開
昭61−159644号記載の化合物も有効である。
紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系化合物(
米国特許第3,533.794号など)、4−チアゾリ
ドン系化合物(米国特許第3,352.681号など)
、ベンゾフェノン系化合物(特開昭46−2784号な
ど)、その他特開昭54−48535号、同62−13
6641号、同61−88256号等に記載の化合物が
ある。
また、特開昭62−260152号記載の紫外線吸収性
ポリマーも有効である。
金属錯体としては、米国特許第4.241,155号、
同第4.245,018号第3〜36欄、同第4,25
4.195号第3〜8欄、特開昭50−87649号、
同62−174741号、同61−88256号(27
)〜(29)頁、特願昭62−234103号、同62
−31096号、特願昭62−230596号等に記載
されている化合物がある。
有用な退色防止剤の例は特開昭62−215272号(
125)〜(137)頁に記載されている。
受像材料に転写された色素の退色を防止するための退色
防止剤は予め受像材料に含有させておいてもよいし、感
光材料などの外部から受像材料に供給するようにしても
よい。
上記の酸化防止剤、紫外線吸収剤、金属錯体はこれら同
士を組み合わせて使用してもよい。
感光材料や受像材料には蛍光増白剤を用いてもよい、特
に受像材料に蛍光増白剤を内蔵させるか、感光材料など
の外部から供給させるのが好ましい。
その例としては、K、 Veenkataras+an
  di rTheChe+5istry of 5y
nthetic Dyes J第V巻第8章、特開昭6
1−143752号などに記載されている化合物を挙げ
ることができる。より具体的には、スチルベン系化合物
、クマリン系化合物、ビフェニル系化合物、ベンゾオキ
サシリル系化合物、ナフタルイミド系化合物、ピラゾリ
ン系化合物、カルボスチリル系化合物などが挙げられる
蛍光増白剤は退色防止剤と組み合わせて用いることがで
きる。
感光材料や受像材料の構成層には、塗布助剤、剥離性改
良、スベリ性改良、帯電防止、現像促進等の目的で種々
の界面活性剤を使用することができる。界面活性剤の具
体例は特開昭62−173463号、同62−1834
57号等に記載されている。
感光材料や受像材料の構成層には、スベリ性改良、帯電
防止、剥離性改良等の目的で有機フルオロ化合物を含ま
せてもよい、有機フルオロ化合物の代表例としては、特
公昭57−9053号第8〜17!M、特開昭61−2
0944号、同62−135826号に記載されている
フッ素系界面活性剤、またはフッ素油などのオイル状フ
ッ素系化合物もしくは四フフ化エチレン樹脂などの固体
状フッ素化合物樹脂などの疎水性フッ素化合物等が挙げ
られる。
感光材料や受像材料にはマット剤を用いることができる
。マット剤としては二酸化ケイ素、ポリオレフィンまた
はポリメタクリレートなどの特開昭61−88256号
(29)頁記載の化合物の他に、ベンゾグアナミン樹脂
ビーズ、ポリカーボネート樹脂ビーズ、AS樹脂ビーズ
などの特願昭62−110064号、同62−1100
65号記載の化合物がある。
その他、感光材料および受像材料のI成層には、熱溶剤
、消泡剤、防菌防バイ剤、コロイダルシリカ等を含ませ
てもよい、これらの添加剤の具体例は特開昭61−88
256号第(26)〜(32)頁に記載されている。
本発明の感光材料や受像材料の支持体としては、処理温
度に耐えることのできるものが用いられる。
−C的には、紙、合成高分子(フィルム)が挙げられる
。具体的には、ポリエチレンテレフタレート、ポリカー
ビネート、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリプロピ
レン、ポリイミド、セルロース類(例えばトリアセチル
セルロース)またはこれらのフィルム中へ酸化チタンな
どの顔料を含有させたもの、更にポリプロピレンなどか
ら作られるフィルム法合成祇、ポリエチレン等の合成樹
脂パルプと天然バルブとから作られる混抄紙、ヤンキー
紙、バライタ紙、コーティフドペーパー(特にキャスト
コート祇)、金属、布類、ガラス類等が用いられる。
これらは、単独で用いることもできるし、ポリエチレン
等の合成高分子で片面または両面をラミネートされた支
持体として用いることもできる。
この他に、特開昭62−253159号(29)〜(3
1)頁に記載の支持体を用いることができこれらの支持
体の表面に親水性バインダーとアルミナゾルや酸化スズ
のような半導性金属酸化物、カーボンブラックその他の
帯電防止剤を塗布してもよい。
感光材料に画像を露光し記録する方法としては、例えば
カメラなどを用いて風景や人物などを直接撮影する方法
、プリンターや引伸機などを用いてリバーサルフィルム
やネガフィルムを通して露光する方法、複写機の露光装
置などを用いて、原画をスリットなどを通して走査露光
する方法、画像情報を電気信号を経由して発光ダイオー
ド、各種レーザーなどを発光させ露光する方法、画像情
報をCRT、液晶デイスプレィ、エレクトロルミネッセ
ンスデイスプレィ、プラズマデイスプレィなどの画像表
示装置に出力し、直接または光学系を介して露光する方
法などがある。
感光材料へ画像を記録する光源としては、上記のように
、自然光、タングステンランプ、発光ダイオード、レー
ザー光源、CRT光源などの米国特許第4,500,6
26号第561記載の光源を用いることができる。
また、非線形光学材料とレーザー光等のコヒーレントな
光源を組み合わせた波長変換素子を用いて画像露光する
こともできる。ここで非線形光学材料とは、レーザー光
のような強い光電界をあたえたときに現れる分極と電界
との間の非線形性を発現可能な材料であり、ニオブ酸リ
チウム、リン酸二水素カリウム(KDP)、沃素酸カリ
ウム、Ba8204などに代表される無機化合物や、尿
素誘導体、ニトロアニリン誘導体、例えば3−メチル−
4−ニトロピリジン−N−オキシド(POM)のような
ニトリピリジン−N−オキシド誘導体、特開昭61−5
3462号、同62−210432号に記載の化合物が
好ましく用いられる。波長変換素子の形態としては、単
結晶先導波路型、ファイバー型等が知られておりそのい
ずれもが有用である。
また、前記の画像情報は、ビデオカメラ、電子スチルカ
メラ等から得られえる画像信号、日本テレビジョン信号
規格(NTSC)に代表されるテレビ信号、原画をスキ
ャナーなど多数の画素に分割して得た画像信号、CG、
CADで代表されるコンピューターを用いて作成された
画像信号を利用できる。
(実施例) 以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明をさらに詳
細に説明する。
実施[1 受像材料の作り方について述べる。
上質紙の両面をポリエチレンでラミネートした紙支持体
の上に、表−1t−基本1戒として塗布・乾燥後に23
℃155%RHの場所でシート状に裁断し、それぞれを
積重ねてアルもハタとポリエチレンがラミネートされた
防湿袋に入れ、入口をヒートシールした後、表−2のよ
うな保存条件で保存して受像材料R−1,R〜2、R〜
3を作製した。
これらの受像材料を表−2の条件での保存直後に、また
は表−2の条件での保存の後45℃180%RH1週間
経時した後に、特開昭62−247317号の実施例3
のサンプル201の感光材料(K−1)と組合せて同公
報の実施例3に記載されている条件で(感光材料への水
付与量12g/%、熱現像温度93℃1熱現像時間25
秒とした)、第1図に示した装置を用いて画像形成した
表 受像材料R−1〜R 支持体(1)の物性値 シリコーンオイル(1)0 (CH*)+tCOOHC)Is (CIlg)+xCOOH 界面活性剤(1)0 界面活性剤(2)1 C@H+?5OJCHXCOOに CコHり 界面活性剤(3r C1 界面活性剤C4)1 zHs CJCOOCHgC)ICCnH 2 Na0iS  CHCOOCHtCHCJvC,HS 界面活性剤(5)′ C、)I 。
CJ、SOJ  (CIIzCHtO)r(C1lzh
50Ja水溶性ポリマー(lド スミカゲルL5−H(住友化学■製) 水溶性ポリマー(2)0 デキストラン(分子量7万) 媒染剤(1)0 高沸点有機溶媒(1)′″ レオフォス95 (味の素特製) 硬膜剤(1)0 マット剤(1)0 シリカ マット剤(2)0 ベンゾグアナミン樹脂 (平均粒径15μ) 受像材料の膨潤度(使用直前の受像材料の膨潤度、前述
した条件で測定)、受像材料と感光材料の剥離型、画像
ムラを評価した結果を表−2に併記した。
表−2から明らかなように、塗布・乾燥後の保存条件を
24℃1週間として完成させた受像材料R−1は完成後
の経時中にその剥離型、画像ムラの程度が大きく変化し
てしまうし、完成直後の剥離性、画像ムラが悪い、これ
に対して、本発明の条件で保存して完成させた受像材料
は完成直後C111%M製は問題なく、定常温度(設定
した熱現像p度)では画像ムラもない、更にR−3にあ
ってC′j剥離性・画像ムラとも全く問題なく、しかも
そC性能が完成後の経時によって変化しないという矛1
点を持っている。
なお、硬膜剤の使用量を2倍にしたところ、Oの保存条
件では完成後の経時によって画面に塩2プレカーサーの
分布のムラによると思われる尾−状の白ヌケ(受像材料
の搬送方向に平行な方向C生じる画像のない線状の部分
)が発生した。
実施例2 受像材料を表−3を基本構成として塗布・乾燥後実施例
1と同様な保存を行って受像材料R−4〜R−6を作製
した。その後実施例1と同じように、膨潤度、接着故障
(はくり性)、画像ムラを評価した。
画像形成装置は図−2に示す装置を使用しく但し感光材
料への水付与量は15g/r+(、゛熱現体温度80℃
、熱現像時間15秒)感光材料はに−2とし、表−5の
通り作成した。なお使用した添加剤は特に断らない限り
感光材料に−1(特開昭62−253159号)と同じ
である。
上記評価を行った結果、実施例1と同様な結果が得られ
、保存方法を■もしくは■にすることで各種故障の発生
を抑えられかつ完成後の経時によって性能が変化しにく
くなることが明らかになった。
表−3 受像材料R−5〜R−8の構成 シリコーンオイル(1) 界面活性剤(1) 界面活性剤(2) C,H,マSO富NCHtCOOK AL 界面活性剤(3) CI。
C+ +HtzCONHCHtCHzCIIJΦCHI
COOeH3 界面活性剤(4) tHs CHtCOOCHzCHC4Hq ■ Na0sS  CHCOOCH*CHCaHqlll5 蛍光増白剤(11 2,5−ビス(5−ターシャリブチルベンゾオキサゾル
(2))チオフェン 界面活性剤(5) CJ? C*F+?SOJ  (CHiCHzO)−1(CHz
)rsO−Na水溶性ポリマー(1) スミカゲルL5−H(住友化学■製) 水溶性ポリマー(2) デキストラン(分子量7万) 媒染剤(1) 高沸点溶媒+11 硬膜剤il1 ハ (CHx)*イ0−Cl1t−CI−Cllz) tマ
ント剤C1〕0 ンリカ マット剤(2)1 ベンゾグアナミン樹脂 (平均粒径15μ) 表−5 表 (Mきl) 表 (続き2) 表 (続き3) 硬 膜 剤+11 1゜ 2−ビス (ビニルスルフォニルアセトアミ ド) エタン 高沸点有機溶媒(2) トリシクロへキシルフォスフェート カブリ防止剤+11 電子供与体 H H 電子伝達剤 ■ 還元剤 H H 増感色素 (C1lz) asOJa 第1層の乳剤(1)の作り方について述べる。
良く撹拌しているゼラチン水溶液(水100〇−中にゼ
ラチン20gと塩化ナトリウム3gを含み75℃に保温
したもの)に塩化ナトリウムと臭化カリウムを含有して
いる水溶液600dと硝酸銀水溶液(水600dに硝酸
銀0.59モルを溶解させたもの)を同時に40分間に
わたって等流量で添加した。 このようにして平均粒子
サイズ0.35μの単分散立方体塩臭化銀乳剤(臭素8
0モル%〉を調製した。
水洗、脱塩後チオ硫酸ナトリウム51IIrと4−ヒド
ロキシ−6−メチル−1,3,3a、7−チトラザイン
デン20■を添加して60℃で化学増感を行なった。 
乳剤の収量は600gであった。
次に第3層用の乳剤(If)の作り方についてのべる。
良く撹拌しているゼラチン水溶液(水1000−中にゼ
ラチン20gと塩化ナトリウム3gを含み75℃に保温
したもの)に塩化ナトリウムと臭化カリウムとを含有し
ている水溶液600−と硝酸銀水溶液(水600R1に
硝#I銀0.59モルを溶解させたもの)と以下の色素
溶液(1)とを、同時に40分にわたって等流量で添加
した。 このようにして平均粒子サイズ0.35μの色
素を吸着させたの単分散立方体塩臭化銀乳剤(臭素80
モル%〉を調製した。
水洗、脱塩後チオ硫酸ナトリウム5■と4−ヒドロキシ
−6−メチル−1,3,3a、7−チトラザインデン2
0++gを添加して60℃で化学増感を行なった。 乳
剤の収量は600gであった。
色素溶液(1)・・・増感色素160s+rをメタノー
ル40(ldに溶解したもの 次に第5層用の乳剤(III)の作り方について述べる
良く撹拌しているゼラチン水溶液(水1000社中にゼ
ラチン20gとアンモニウムを溶解させ50℃に保温し
たもの)に沃化カリウムと臭化カリウムを含有している
水溶液1000−と硝酸銀水fg?&(水1ooo−に
硝酸銀1モルを溶解させたもの)と同時にρAgを一定
に保ちつつ添加した。
このようにして平均粒子サイズ0.5μの単分散八面体
沃臭化銀乳剤(沃素5モル%)を調製した。
水洗、脱塩後塩化金酸(4水塩)5svとチオ硫酸ナト
リウム2gを添加して60℃で金および硫黄増感を施し
た。 乳剤の収量は1kgであった。
次に色素供与性物質のゼラチン分散物の作り方について
述べる。
イエローの色素供与性1!7I質(1)13g、高沸点
有機溶媒(1)を6.5g、電子供与体6.5gをシク
ロヘキサノン37.dに添加溶解し、10%ゼラチン溶
液100gとドデシルベンゼンスルホン酸ソーダの2.
5%水溶液60−とを撹拌混合した後、ホモジナイザー
で10分間、10000rp−にて分解した。 この分
散液をイエローの色素供与性物質の分散物と言う。
マゼンタの色素供与性物質(2)16.8g、高沸点有
機溶媒(1)8.4g、電子供与体6゜3gをシクロヘ
キサノン37−に添加溶解し、10%ゼラチン溶液10
0g、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダの2.5%水
溶液60−とを撹拌混合した後、ホモジナイザーで10
分間、110000rpにて分散した。 この分散液を
マゼンタの色素供与性物質の分散物と言う。
シアンの色素供与性物質(3)15.4g、高沸点有i
溶媒(1)7.7g、電子供与体6.0gをシクロヘキ
サノン37m1に添加溶解し、10%ゼラチン?8if
f1100gとドデシルベンゼンスルホン 合した後、ホモジナイザーで10分間、10000rp
−にて分散した, この分散液をシアンの色素供与性物
質の分散物と言う。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の画像形成方法に用いられる熱現像画像
形成装置の一実施形態の概略図である。 第2図は熱現像画像形成装置の別の実施形態の概略図で
ある。 図中符号(第1図) 1・・・色素固定要素供給部 2・・・色素固定要素3
・・・感光要素      4・・・感光要素供給部5
・・・カッター      6・・・露光部7・・・熱
現像・転写部   8・・・画像形成溶媒塗布部   
       9・・・剥離部10・・・乾燥部   
  11・・・保存部(トレイ)I2・・・ビックアン
プローラー 13〜16・・・搬送ローラー 17〜19・・・ガイド亭反 20・・・感材搬送部   21、 23〜28・・・熱ローラ− 30・・・感(オ廃却箱   40・・・重ね合わせ部
61・・・露光ドラム   62・・・露光源71、7
2・・・搬送ローラー 74〜77・・・ベルト  80・・・回転ドラム81
・・・ドライローラ 82・・・テンションローラ 83、84・・・ピンチローラ 85、86・・・搬送ローラ 87a、87b・・・剥離用ローラ 88a、8 8 b−・・送りローラ 90、91・・・ローラ 92〜96・・・ガイド板 97・・・断熱ボックス 97・・・ボックス 100・・・写真要素 22・・・ローラー B・・・エンドレスベルト D・・・熱現像・転写部 H・・・ヒーター F・・・剥離部      111・・・係止部図中符
号(第2図) 1、40 画像形成装置 13、43 感光要素供給用マガジン 14、44 感光要素 28    色素固定要素供給用マガジン51    
色素固定要素供給用トレイ29、52 色素固定要素 17、47 露光装置 25、48 画像形成溶媒塗布部 27、49 !!ね合せ部 3I、50 熱現像転写部 36、53 剥離部 を表わす。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱現像により形成された画像を受容する受像層を
    有する熱現像受像材料において、該熱現像受像材料が、
    上記受像層側の構成層を塗布、乾燥後、雰囲気温度25
    ℃以上で24時間以上保存されたものであることを特徴
    とする熱現像受像材料。
  2. (2)前記熱現像受像材料が、上記受像層側の構成層を
    塗布、乾燥後、雰囲気温度25℃以上35℃未満で24
    時間以上保存し、次いで雰囲気温度35℃以上で2時間
    以上保存されたものであることを特徴とする請求項1記
    載の熱現像受像材料。
JP28398989A 1989-10-31 1989-10-31 熱現像受像材料 Pending JPH03144636A (ja)

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