JPH03144533A - 光走査装置及び光走査装置用の光ファイバーアレイ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光走査装置に係り、特に光プリンターに用いら
れる光走査装置及び光走査装置用光ファイバーアレイに
関する。

（従来の技術〕 近年、従来のポリゴンミラーとｆθレンズを用いた光走
査装置に代って、多数の光ファイバーが配列して形成さ
れた光ファイバーアレイを用いた光走査装置が用いられ
ている。

このような光走査装置に用いられる光ファイバーアレイ
３０は第３図（ａ）に示されるように、入射口３１は円
環状に形成され、出射口３２は感光部材の長手方向に伸
びる直線状として形成され、光信号の円−直線変換が可
能なように構成されている。このような構成の光ファイ
バーアレイ３０は平面状に展開すると第３図（ｂ）に示
されるような形状であり、光ファイバーアレイ３０の中
心部を構成する光ファイバー３３ａと周辺部を構成する
光ファイバー３３ｂとでは長さが異なるものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上述のように光ファイバーアレイを構成
する各光ファイバーの長さに差があると、光ファイバー
により伝搬される光ビームの減衰が異なるため、光ファ
イバーアレイ３０の出射口３２の中央部３２ａと周辺部
３２ｂで出射される光の光量が異なることとなるため感
光部材の露光にばらつきを生じることとなる。このため
に、光ファイバーアレイの中央部と周辺部との光量補正
が必要となり、光走査装置のコストが増大するという問
題がある。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり゛、光ファイバーアレイを構成する光ファイバ
ーの長さをほぼ同一とすることによす、出射される光ビ
ームの光量のばらつきをおさえることができる光ファイ
バーアレイ及びこのような光ファイバーアレイを備えた
光走査装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この目的を達成するために本発明は、画像信号に基いて
光ビームを発する光源と、前記光源からの光ビームを感
光部材に導くための多本数の光ファイバーを一端で円環
状に配列して入射口とし、他端を直線状に配列して出射
口とした光ファイバーアレイとを備えた光走査装置にお
いて、前記光ファイバーアレイの略中央部の光ファイバ
ーを湾曲させることにより前記光ファイバーアレイを構
成する各々の光ファイバーの光路長をほぼ等しくなるよ
うに構成した。また、多本数の光ファイバーを一端で円
環状に配列して入射口とし、他端を直線状に配列して出
射口とした光ファイバーアレイにおいて、前記光ファイ
バーアレイの略中央部の光ファイバーを湾曲させること
により前記光ファイバーアレイを構成する各々の光ファ
イバーの光路長をほぼ等しくなるように構成した。

〔作用〕

上記の構成を有する本発明の光走査装置によれば画像信
号に基いて光源を発した光ビームは光ファイバーアレイ
を構成する各光ファイバーにより感光部材に導かれ、感
光部材が露光されることによって感光部材に光信号が記
録される。このとき、本発明に係る光ファイバーアレイ
の略中央部を構成する光ファイバーを湾曲させることに
より光ファイバーアレイを構成する各々の光ファイバー
の光路長がほぼ等しくなるように構成されているので、
光ファイバーアレイにより搬送される光ビームの減衰に
差がなく、従って感光部材にばらつきのない露光を行う
ことが可能になる。

〔実施例〕

以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。

第１図は本発明に係る光走査装置を示し、この光走査装
置１０は画像情、報に基づいて光ビームを発生する光源
１１と、光源１１から発せられた光を感光部材１２上で
走査するための光ファイバーアレイ１３と、光源■１か
ら発せられた光を光ファイバーアレイ１３に入射するた
めの反射鏡１４とを備えている。

光源１１は画像情報に基づく電気信号により点滅して光
ビームを発生するものであり、具体的には発光ダイオー
ド（ＬＥＤ）やレーザーダイオード（Ｌ　Ｄ）等が用い
られる。

光源１１に対向する位置には光源１１から発せられた光
信号を光ファイバーアレイ１３を構成する個々の光ファ
イバーの入射口１３ａに順次入射するため反射鏡１４が
モーター１５に高速回転可能に設けられている。

反射鏡１４の回転軸延長線上には反射鏡１４で反射され
た光を感光部材１２に搬送するための多数の光ファイバ
ーを配列して形成された光ファイバーアレイエ３が設け
られている。この光ファイバーアレイ１３は、第２図（
ａ）乃至第２図（ｃ）に示されるように、反射鏡１４の
回転により角度が変化する反射光を受光することができ
るようにその入射口１３ａが円環状に配列されており、
出射口１３ｂは感光部材１２の長手方向に伸びる直線形
状に配列され、光信号の円−直線変換が可能なように構
成されている。また、光ファイバーアレイ１３の略中央
部には光搬送方向とほぼ直交する方向（第２図（ｂ）で
は図面上方向）に湾曲する山部１３ｃが形成され、光フ
ァイバーアレイ１３の略中央部を構成する光ファイバー
を迂回させることにより、光ファイバーアレイ１３を構
成する各々の光ファイバーの光路長をほぼ等しくし、光
ファイバーアレイ１３により伝搬される光ビームの減衰
の差をなくすことができるように構成されている。尚、
光ファイバーアレイの略中央部を構成する光ファイバー
の湾曲方向はこれに限定されるものではなく、例えば上
述した例と反対方向（第２図（ｂ）中下方向）に湾曲さ
せることもできる。本発明に用いられる光ファイバーは
公知の構成を有する光ファイバーであり、光源からの光
ビームに対する屈折率の異なる２種類の物質から成り、
屈折率の大きい物質がコアとして光ファイバーの中心を
形成し、屈折率の小さい物質がクラッドとしてコアをと
りまくように構成されている。

また、光ファイバーアレイ１３の出射口１３ｂに対向す
る位置には、光ファイバーアレイ１３により搬送された
光ビームを記録するための感光部材１２が設けられてい
る。この感光部材１２にはその長平方向に伸びる軸を中
心として回転することができるようにモーター等の駆動
源（図示せず）が備えられている。

次に、本発明に係る光走査装置１０の作動について説明
する。

画像信号に基づいて点滅する光源１１は駆動源１５によ
って回転される反射鏡１４に向かって光ビームを発する
。反射鏡１４に照射された光ビームは反射鏡１４の回転
により、順次角度を変えて反射され、光ファイバーアレ
イ１３の円環状に配列した入射口１３ａに入射される。

尚、画像信号に基づいて光源１１から発せられる光信号
は光ファイバーアレイ１３を構成する各光ファイバーの
入射口の間隔に同期して点滅するので、各光コアイバー
に正確に入射される。

光ファイバーアレイ１３を構成する光ファイバーに入射
された光ビームは光フアイバー内でコアとクラッドの屈
折率の関係により、コアとクラッドの界面を全反射する
ことにより搬送される。このとき、前述したように、光
ファイバーアレイ１３の中央部を構成する光ファイバー
を湾曲させて山部１３ｃを形成することにより、光ファ
イバーアレイ１３を構成する各光ファイバーの光路長が
ほぼ等しくなるように構成されているので、光ファイバ
ーアレイ１３により搬送される光ビームの減衰に差がな
くなる。従って感光部材１２にばらつきのない露光を行
うことが可能になり、光ファイバーアレイの中央部と周
辺部との光量補正が不要となる。

尚、本発明に係る光走査装置は上述した実施例に限定さ
れるものでなく、適宜変更を加えることが可能である。

例えば、上述した実施例においては光源から発せられた
光ビームを回転する反射鏡により光ファイバーアレイの
入射口に導くものであるが、直接光ファイバーアレイの
入射口に光源からの光ビームを導くような構成とするこ
ともできる。

〔発明の効果〕

以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、光ファイバーアレイを構成する各々の光ファイバーの
長さはほぼ等しくなるように構成されているので、光フ
ァイバーアレイを構成する光ファイバーにより伝搬され
る光ビームの減衰に差がなく、従って感光部材にばらつ
きのない露光をおこなうことが可能になるという効果が
奏される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る光走査装置を示す概略平面図、第
２図（ａ）は本発明に係る光ファイバーアレイを示す平
面図、第２図（ｂ）は同じく側面図、第２図（ｃ）は同
じく正面図、第３図（ａ）は従来の光走査装置に用いら
れる光ファイバーアレイを示す平面図、第３図（ｂ）は
その展開図である。 １ ０・・・光走査装置、 １・・・光源、 ３・・・光フ ィバーアレイ、 Ｃ・・・山部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、画像信号に基いて光ビームを発する光源と、前記光
   源からの光ビームを感光部材に導くための多本数の光フ
   ァイバーを一端で円環状に配列して入射口とし、他端を
   直線状に配列して出射口とした光ファイバーアレイとを
   備えた光走査装置において、前記光ファイバーアレイの
   略中央部の光ファイバーを湾曲させることにより前記光
   ファイバーアレイを構成する各々の光ファイバーの光路
   長をほぼ等しくしたことを特徴とする光走査装置。 ２、多本数の光ファイバーを一端で円環状に配列して入
   射口とし、他端を直線状に配列して出射口とした光ファ
   イバーアレイにおいて、前記光ファイバーアレイの略中
   央部の光ファイバーを湾曲させることにより前記光ファ
   イバーアレイを構成する各々の光ファイバーの光路長を
   ほぼ等しくしたことを特徴とする光ファイバーアレイ。