JPH03143651A - 光走査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光走査装置に係り、特に光プリンターに用いら
れる光走査装置に関する。

〔従来の技術〕

近年、従来のポリゴンミラーとｆθレンズを用いた光走
査装置に代って、多数の光ファイバーにより形成される
光ファイバーアレイを用いた光走査装置が用いられてい
る。

このような光走査装置には、画像信号に基いて光ビーム
を発する光源と、この光源からの光ビームを感光部材に
導いて露光するための光ファイバーが多数配列して形成
された光ファイバーアレイとが備えられている。

ここに、前記光ファイバーアレイは、一般に複数の光フ
ァイバーを横方向に並列的に互いに密着させて配列する
ことによって構成されていた。このため、この光ファイ
バーアレイを構成する各光ファイバーの光の入射口は、
互いに密着した状態で隣接して配置されていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来例においては、各光ファイバー
の光の入射口が互いに密着した状態で１接して配置され
ていたため、１の光ファイバーの入射口に光源からの光
ビームが入射される時、このｌの光ファイバーに隣接す
る他の光ファイバーの入射口にも光ビームの一部が入射
されてしまい、この結果、この他の光ファイバーの光の
出射口近傍の感光部材が露光されて、この感光部材上に
形成される画像の劣化の原因になってしまうといった問
題点があった。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、個々の光ファイバーの入射口に入射される光
ビームの一部が、これに隣接する光ファイバーの入射口
に誤って入射されないようにすることによって、感光部
材上に形成される画像の劣化を防止したものを提供する
ことを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この目的を達成するために本発明は、画像信号に基いて
光ビームを発する光源と、この光源からの光ビームを感
光部材に導くための光ファイバーが複数配列して形成さ
れた光ファイバーアレイとを備えた光走査装置において
、前記光ファイバーアレイを構成する複数の光ファイバ
ーの入射口の前面に該入射口の周囲への光の透過を遮断
するフォトマスクを配置したものである。

〔作用〕

上記の構成を有する本発明によれば、光源からの光ビー
ムは、フォトマスクによって周囲への透過が遮断された
状態で１の光ファイバーの入射口の中心部に入射される
ので、このｌの光コアイノく−に隣接する他の光ファイ
バーの入射口へこの時の光ビームの一部が入射されてし
まうことを防止することができる。

〔実施例〕

以下、本発明を具体化した実施例について図面を参照し
て説明する。

第４図は、本発明に係る光走査装置の一実施例を利用し
た光プリンターを示すものである。

即ち、この光走査装置は、画像情報に基いて光ビームを
出射させる光源■と、この光源１から出射された光ビー
ム５を反射面２ａで反射させる反射鏡２と、この反射さ
れた光ビームを感光体ドラム６上で走査するための複数
の光ファイバー４からなる光ファイバーアレイ３とから
主に構成されている。

前記光源１は、画像情報に基づく電気信号により点滅し
て光ビームを発生させるものであり、具体的には発光ダ
イオード（ＬＥＤ）やレーザーダイオード（Ｌ　Ｄ）等
が用いられる。

前記光ファイバーアレイ３を構成する複数の光ファイバ
ー４の各入射口４ａは、光源１から出射される光ビーム
５が入射できるように、この光ビーム５がモータ１３に
よって回転される反射鏡２に反射されて描く軌跡に沿っ
て互いに密着して円周状に配置されている。一方、複数
の光ファイバー４の各出射口４ｂは、この前方に配置さ
れたモータ１２を介して回転自在な感光体ドラム６と略
平行に直線状に配置されている。

ここに、画像信号に基づいて光源１から発せられる光信
号は、光ファイバーアレイ３を構成する各光ファイバー
４の各入射口４ａの間隔（ピッチ）に同期して点滅し、
これによって該各人射口４ａに正確に入射するようなさ
れている。また、光ファイバー４は、通常の構成を有す
るもの、即ち光源１からの光ビームに対する屈曲率の異
なる２種類の物質からなり、屈曲率の大きい物質がコア
をなし、屈曲率の小さい物資が前記コアを取巻くクラッ
ドをなすものである。

前記光ファイバーアレイ３を構成する各光ファイバ４の
光の入射口４ａの前面には、この各入射口４ａによって
形成される円周に沿って一枚のリング状のフォトマスク
８が配置されているとともに、このフォトマスク８の前
記各光ファイバー４の入射口４ａに対向する位置には、
この各入射口４ａと同心状に通孔８ａが形成され、この
通孔８ａ以外の部分では光ビーム５を遮光するようなさ
れている。

この通孔８ａの直径は、例えば光ファイバー４の入射口
４ａの直径の２／３以下で、かつ光ビーム５より大きく
設定されている。

これによって、光源１から照射され反射鏡２によって反
射された光ビーム５は、フォトマスク８によって周囲へ
の透過が遮断された状態で通孔８ａを通過して１の光フ
ァイバー４の入射口４ａの中心部に入射されるので、こ
の１の光ファイバー４に隣接する他の光ファイバー４の
入射口４ａへこの時の光の一部が入射されてしまうこと
が防止されるよう構成されている。

即ち、第３図に詳細に示すように、光ビーム５はフォト
マスク８の通孔８ａの直径と同じ大きさ以下に設定され
ているので、これが位置Ａにある時には、光ビーム５は
１の通孔８ａ′を経て１の光ファイバー４′の入射口４
′　ａにのみ入射される。この時の光源１は、下記のコ
ントローラ１４によって制御されて、光ファイバー４′
に入射されるべき光量を発光している。

続いて、反射鏡２が回転されて、光ビーム５がいずれの
光ファイバーにも入射されない位置Ｂにある時に、コン
トローラ１４は光源１を制御して上記光ファイバー４′
に隣接する他の光ファイバー４′に入射されるべき光量
を発光させる。

そして、反射鏡２が更に回転されて、前記光量の光ビー
ム５が位置Ｃにきた時に前記光量の光ビーム５が、他の
通孔８ａ’を通過して他の光ファイバー４′の入射口４
′ａにのみ入射されるのである。

なお、符番１４は、モータ１３の回転に同期して光源１
の発光量を制御するとともに、モータ１２の回転数を制
御するコントローラである。

次に、上記光プリンターの動作について説明する。

光源１は、コントローラ１４から出される画像信号によ
って該光源１から出力される光量が制御され、この光源
１から出力された光ビーム５は、反射鏡２の反射面２ａ
で反射されて、光ファイノく−アレイ３を構成する１の
光ファイバー４の入射口４ａに入射される。

この時、この光ビーム５は、上記のようにフォトマスク
８によって周囲への透過が遮断された状態で通孔８ａを
通過して１の光ファイバー４の入射口４ａの中心部に入
射されるので、この１の光ファイバー４に隣接する他の
光ファイバー４の入射口４ａへこの時の光の一部が入射
されてしまうことが防止される。

そして、前記１の光ファイバー４に入射された光ビーム
５は、この内部を搬送されてこの出射口４ｂから出射さ
れ、これによって感光体ドラム６の一点を露光する。

この時、上記のようにこの１の光ファイバー４に隣接す
る他の光ファイバー４への光の入射が防止されているの
で、感光体ドラム６のこの露光点に隣接する点が露光さ
れてしまうことはない。

続いて、コントローラ１４から出力される信号によって
モータ１３が回転して、光ビーム５が前記１の光ファイ
バー４に隣接する他の光ファイバー４の入射口４ａに入
射されるよう反射鏡２を位置させる。この結果、感光体
ドラム６の次の一点が露光される。

以上の動作の繰返により、反射鏡２が工回転される間に
感光体ドラム６上に−ライン分の画像が露光される。ま
た、反射鏡２が一回転される間に感光体ドラム６は、モ
ータ１２によって一ライン分回転される。

以上の繰近しによって感光体ドラム６上に、コントロー
ラ１４から出力された画像が形成される。

そして、この感光体ドラム６上に形成された画像（潜像
）は、トナー等で現像されてプリント用紙等に転写され
るのである。

〔発明の効果〕

以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、光ファイバーアレイを構成する各光ファイバーの入射
口に光ビームが入射される時、この時の光ビームの一部
がこれに隣接する他の光ファイバーの入射口に誤って入
射されてしまうことがなく、従って個々の光ファイバー
には、入射されるべき光量のみが入射され、これによっ
て感光体ドラム等の感光部材上に露光される画像の劣化
を防止することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明を具体化した実施例を示すもので、第１図
乃至第３図は各光ファイバーの入射口とフオドマスクと
の関係を示し、第１図はフォトマスク側から見た正面図
、第２図は平面図、第３図は作用の説明に付する第２図
の部分拡大図、第４図は光走査装置を備えた光プリンタ
の概略構成図である。 工・・・光源、２・・・反射鏡、３・・・光ファイナー
アレイ、４・・・光ファイバー　４ａ・・・入射口、５
・・・光ビーム、６・・・感光体ドラム、８・・・フォ
トマスク、８ａ・・・通孔、１４・・・コントローラ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 画像信号に基いて光ビームを発する光源と、この光源か
   らの光ビームを感光部材に導くための光ファイバーが複
   数配列して形成された光ファイバーアレイとを備えた光
   走査装置において、前記光ファイバーアレイを構成する
   複数の光ファイバーの入射口の前面に該入射口の周囲へ
   の光の透過を遮断するフォトマスクを配置したことを特
   徴とする光走査装置。