JPH03144138A - 振動減衰装置 - Google Patents

振動減衰装置

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JPH03144138A
JPH03144138A JP28435589A JP28435589A JPH03144138A JP H03144138 A JPH03144138 A JP H03144138A JP 28435589 A JP28435589 A JP 28435589A JP 28435589 A JP28435589 A JP 28435589A JP H03144138 A JPH03144138 A JP H03144138A
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lever
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damping device
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vibration damping
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Shizuo Yamamoto
山本 鎭男
Yasutake Fujinami
藤波 健剛
Junji Hashimoto
純二 橋本
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Tokico Ltd
Maeda Corp
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、構造物に対する風や地震入力時に於ける振動
の減衰を図る振動減衰装置に関するものである。
[従来の技術] 従来の振動減衰装置としては、例えば第14図に示す動
吸振器かある。
すなわち、構造物最上層床部にX、Y軸それぞれの方向
にレール51.52上を移動可能な質量53.54を付
加したフレームを重ね合わせ、それぞれの方向の固有周
期をl逸物の固有周期に一致させるようにそれぞれの方
向に作用するばね55とダンパー56を設けた機構より
なる。
ここで、構造物に振動が入力されれば、動吸振器の原理
より構造物と動吸振器の間に大きな相対連動が生じ、両
者の間に置かれたダンパーにより効率良く振動エネルギ
ーが熱エネルギーとして放逸され、振動の制振が図れる
のである。
[発明が解決しようとする課題] 構造物への入力が大地震等のように大きくなると、前記
動吸振器部分の振幅は非常に大きくなる。
動吸振器の構成は、質量、ダンパー、ばねよりなるため
、ばね、ダンパーがこのような大振幅を受ける際に、線
形性を保たせることには非常な困難が生じる。一般に、
大振幅が発生する場合には、ストッパーを設けてそれ以
上振幅が大きくならないように制限し、構造物に悪影響
を与えないような設計思想がとられている。
以上のように前記従来の装置では、大地震時を対象とし
た動吸振器の設計は、その変位振幅が大きくなることよ
り不可能であるという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決することを目的とする振動
減衰装置を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、構造物の床面上に弾性体によって支持された
質量よりなる動吸振器を設置し、且つ該動吸振器の質量
に貫通固定して床面に平行に前後方向に延長したレバー
の先端を、前記床面上に設置された回転型ダンパーに連
結すると共に、前記レバーの後端に重錘を装置するとい
う手段、または構造物の床面上に弾性体によって支持さ
れた質量よりなる動吸振器を設置し、且つ該動吸振器の
質量に、床面に平行にレバーを連結固定して後方向へ延
長し、前記質量の後方所定位置に於いて該レバーを床面
上に設置された回転型ダンパーに連結すると共に、前記
レバーの後端に重錘を装置するという手段を採用するこ
とにより、上記問題点を解決した。
[作用] 上記構成より成る本発明によれば、構造物に対して振動
が入力されると動吸振器が振動し、これに伴い、レバー
が回転型ダンパーを支点として振子の作用により回動す
る。この際、動吸振器および回転型ダンパーによって振
動が減衰され、構造物の振動が減衰されると共に、レバ
ーの回動による振子とてこの作用により、動吸振器自体
の振動も制振される。
[実施例コ 以下本弁明の実施例を図に就いて詳細に説明するに、第
1図は本発明の第1実施例を示す概略図であり、構造物
1の床面2上(図面では屋上)に於いて弾性体3を介し
て質量4が連結固定されて動吸振器5が形成されている
この動吸振器5は、特に限定する必要はないが、例えば
第1図、第2図に示すように、構造物1の床面2上に固
定された凹状の支持体6の対向する各起立板7,7の内
側面に突設された掛止ピン8゜8に、弾性体3である2
本のコイルばね9,9の各外方端を掛止固定すると共に
、各コイルばね9゜9の各外方端を、前記質量4の両側
面に突設された掛止ピン10,10に掛止固定して、質
量4を2本のコイルばね9,9で挟持するという手段を
採用することが好ましい。
また更に、第3図に示すように、前記第1図。
第2図の手段に代えて、構造物]の床面2上に、弾性体
3である所定高さの積層ゴム11を固定して、該積層ゴ
ム11上面に質量4を固定するという手段を採用するこ
とも好ましい。
そして、前記動吸振器5の質量4を貫通してレバー12
を床面2と平行になるように一体に固定し、且つ該レバ
ー12の前端下面の床面2上に回転可能な回転型ダンパ
ー13が装置され、該回転型ダンパー13の上面部が前
記レバー12の前端下面部に回転自在に軸承されて、レ
バー12と回転型ダンパー13とを連結固定すると共に
、前記レバー12の後端には重錘14が固定されている
前記回転型ダンパー13は、特に限定する必要はないが
、例えば第4図に示すように、床面2上に固設された保
持体15に回転体16が回転自在なるように保持され、
且つ回転体16の上方に立設された回転軸17の上方が
前記レバー12の前端に軸支されている。
更に詳しくは、前記回転体16は円盤状の回転板18と
、その上方中心に回転軸17を突設すると共に、その下
方中心に支軸19を垂設固定して形成されており、また
保持体15は前記回転体16の回転板1Bを遊嵌できる
大きざの円状中空部20を備えた保持板21の上方中心
に、前記回転m17を貫挿する円筒形の軸筒22を設け
、且つ保持板21の下方中心に前記支軸19を嵌挿して
回転板18の回転時の軸支部を構成する有底の支軸保持
筒23を垂設する一方、前記保持板21の円状中空部2
0内に’fi嵌された回転板18と、円状中空部20と
の空隙部24に、例えばオイル等の潤滑材を充填しであ
る。
なお、前記円盤状の回転板18に代えて、第6図で示す
ように円状中空部20内に於いて、複数枚の羽根板25
を、支軸保持筒23まで延長された回転軸17に取付け
ても同一効果が得られる。
従って、第1図のように本発明装置が構造物1に装置さ
れ、構造物1に対して矢印方向の振動か入力されると、
動吸振器5の質量4が振動し、これに伴い、回転型ダン
パー13を支点として、重錘14はレバー12の重錘1
4と質量4間と、回転型ダンパー13と質量4間の長さ
の比に応じて拡大され、矢印方向へ回動する。この際、
動吸振器5および回転型ダンパー13によって構造物1
の振動が減衰されると共に、レバー12の回動による振
子とてこの作用により、動吸振器5の質量4の振動自体
も減衰されるのである。
構造物1の重量に応じて、重錘14の重さおよびレバー
12に於ける回転型ダンパー13と動吸振器5間と動吸
振器5と重錘14間との間隔を任意に変更することによ
り、構造物1に入力された振動を良好に抑えることがで
きる。
なお、前記第1図には、説明の都合上1個の本発明装置
が構造物1の屋上に於いて、振動方向に対して直角位置
に配設されているが、複数個の本発明装置を構造物1に
応じて、例えば4個の本発明装置を方形状に配設して、
いずれの方向からの振動に対しても対応できるようにす
ることも可能であるし、また構造物1の屋上ではなく、
中間階の床面2を2重スラブにして、その中に本発明装
置を1個または複数個配設することも可能である。
また、本装置は水平振動に対してのみ記しているが、こ
れをレバー12の軸方向に対して90’回転しKUff
iすることにより、@遺物1への上下方向の入力に対し
て効果を発揮させることも可能である。
第7図に示すものは、本発明装置の第2実施例を示すも
のであって、第1実施例に於ける動吸振器の位置と回転
型ダンパーの位置を夫々逆にしたものである。
すなわち、構造物1の床面2上に動吸振器5を設置し、
且つ動吸振器5の質量4に、床面2と平行になるように
レバー12を連結固定して後方へ延長し、前記質量4の
後方所定位置に於いて、レバー12を床面2上に設置さ
れた回転型ダンパー13に連結すると共に、レバー12
の後端に重錘14を固定したものである。
そして、この第2実施例の作用効果は前記第1実施例の
ものと同一であるので、その記載は省略する。
なお、前記第1実施例および第2実施例に於いて、レバ
ー12の後端に重!l114を固定すると、レバー12
はその重みによって撓む可能性がある。
この場合は、前記第1.第2実施例の重錘14について
の他の実施例として、第8図に示すようにM鍾14の回
りに車輪状の回転体26を取付け、レバー12に回転自
在なるように軸支すると、床面2上に前記重錘14の回
動軌跡に沿って設けられたレール等の案内板27上を前
記車輪状の回転体26が転勤して、レバー12の撓みを
防止できる。
更に、第9図に示すものは、前記第1.第2実施例の重
錘14についての更に他の実施例を示すもので、これは
レバー12に装置された重錘14が、振動の周波数、大
きさ等に応じて前後方向に自動的に移動できるように構
成されている。
すなわち、レバー12の上面に長手方向に、重錘14を
ガイドするがイドレール27が延在されていると共に、
レバー12の両側面にはコイル28が設けられると共に
、前記重錘14はレバー12およびガイドレール27を
貫通せしめるための凸状孔29が穿設され、且つ該凸状
孔29の内壁には、前記コイル28に対設する磁石30
が配設されている。従って、重錘14はコイル28と磁
石30とにより構成されたリニアモーター31により駆
動され、レバー12に沿って移動できる。
前記重錘14の移動は、床面2に入力される振動の周波
数、大きさ等をセンサー(図示していない)によって検
知し、このセンサーからの出力信号により、前記リニア
モーター31を駆動させて、床面2に入力される振動の
周波数、大きさに応じた位置に重錘14を移動させて調
整し、より効果的に振動を抑えることができるのである
次に、前記各実施例に振動の減衰作用があることを第1
0図に示すように線図化し、数式によって説明する。
動吸振器部分のみを考えれば、運動方程式は次のように
なる。
M天z +に2X=−Mug ここに M=m2+ms  (1+λ〉2 M=m2+ma  (1+λ) これを振子とてこのない運動方程式 固有周期が2πnから2πj信フ1S と長くなり、更に励振係数が1からM/M<1小さくな
り、m2の変位が抑制されることになる。
また、第11図は対象構造物の制振効果を比較した共振
曲線図である。横軸は、対象構造物の1次固有円振動数
ω1と入力波(正弦波)の円振動数ωとの比をとってい
る。図中、曲線aは減衰装置を全く用いていない構造物
を1次モード質量とした場合の共振曲線で、bは従来の
動吸振器を用いた構造物の共振曲線で、Cは本発明装置
であって、動吸振器5から重錘14までと、動吸振器5
から回転型ダンパー13までのてこ比がλ−10である
本発明装置を用いた構造物の共振曲線で、dは同てこ比
がλ=5である本発明装置を用いた構造物の共振曲線で
ある。
この共振曲線図から、本発明装置は従来の動吸S器に比
して性能的にはやや落ちるが、はぼ同程度の減衰効果が
認められることが判る。
更に、第12図は本発明の効果を示したものであり、動
吸振器部分の相対変位共振曲線図である。
図中、曲線aはレバーと重錘のない従来の動吸振器の相
対変位共振曲線であり、bは本発明装置であって動吸振
器5から重錘14までと、動吸振器5から回転型ダンパ
ー13までのてこ比がλ−10である本発明装置の動吸
振器部分の相対変位曲線で、Cは同てこ比がλ=5であ
る本発明装置の動吸振器部分の相対変位共振曲線である
この相対変位共振曲線図から、本発明装置の動吸振器部
分の変位は、従来の動吸振器の174程度に減少するこ
とが認められる。
また、第13図は本発明装置に於けるもう一点の長所を
示すものであり、制振対象構造物と、動吸振器との固有
振動数比(f>を示す曲線図である。ここで、制振対象
構造物の固有円振動数をω1.動吸振器の固有円振動数
をω2としている。
横軸は、重錘14と構造物1の1次モード質量との質量
比m、)7m1をとってあり、従来の動吸振器では、こ
の質量比がOの時の値がこれに相当する。
この曲線図より、従来の動吸振器では制振対象である構
造物の固有周期とほぼ同じ固有周期に調整する必要があ
り、固有振動数比は、はぼ1でなければならないが、本
発明装置によれば、1以上の数倍の大きさに設定でき、
対象構造物が長周期のものであっても、動吸振器のばね
は固く設計でき実用的になることが認められる。
[発明の効果] 本発明は上述のようであるから、本発明装置を用いるこ
とにより、対象構造物に対する制振効果は、従来の動吸
振器と同程度でありながら、動吸振器部分の振幅を従来
の数分の1程度に抑えることができると共に、動吸振器
の同調周波数を対象構造物の数倍に設定でき、長周期構
造物に対する同調が容易となる。従って、動吸振器部分
のばねの設計が容易になり、大地震時を対象とした振動
減衰装置を得ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の第1実施例を示す概略説明図、第
2図は同動吸振器部分の平面図、第3図は同動吸振器部
分の他の実施例を示す正面図、第4図は同回転型ダンパ
ーを示す拡大断面図、第5図は同平面図、第6図は同回
転型ダンパーの他の実施例を示す平面図、第7図は本発
明装置の第2実施例を示す概略説明図、第8図は重錘部
分の他の実施例を示す側面図、第9図は同重錘部分の更
に他の実施例を示す側面図、第10図は本発明装置に減
衰作用があることを線図化して示す説明図、第11図は
対象構造物の制振効果を比較した共振曲線図、第12図
は動吸振器部分の相対変位曲線図、第13図は対象構造
物と本発明装置に於ける動吸振器と従来の動吸振器の固
有振動数比を示す曲線図、第14図は従来の動吸振器の
概略図である。 図中、1は構造物、2は床面、3は弾性体、4は質量、
5は動吸振器、9はコイルばね、11は積層ゴム、12
はレバー、13は回転型ダンパー14は重錘、15は保
持体、16は回転体、26は案内板、31はリニアモー
ターである。 第 図 2 第 図 第3図 第4 図 第7図 第8 図 6 第 図 第10図 ω/ω1 ω/ω1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 構造物の床面上に弾性体によつて支持された質量よ
    りなる動吸振器を設置し、且つ該動吸振器の質量に貫通
    固定して床面に平行に前後方向に延長したレバーの先端
    を、前記床面上に設置された回転型ダンパーに連結する
    と共に、前記レバーの後端に重錘を固定したことを特徴
    とする振動減衰装置。 2 構造物の床面上に弾性体によつて支持された質量よ
    りなる動吸振器を設置し、且つ該動吸振器の質量に、床
    面に平行にレバーを連結固定して後方向へ延長し、前記
    質量の後方所定位置に於いて該レバーを床面上に設置さ
    れた回転型ダンパーに連結すると共に、前記レバーの後
    端に重錘を固定したことを特徴とする振動減衰装置。 3 請求項1または2記載の振動減衰装置に於いて、レ
    バーの後端に固定された重錘に代えて、レバーの後端に
    車輪状の重錘を回転自在に軸支すると共に、床面上に設
    けられた案内板上を前記重錘が転動するようにしたこと
    を特徴とする振動減衰装置。 4 請求項1または2記載の振動減衰装置に於いて、レ
    バーの後端に固定された重錘に代えて、レバーに貫通さ
    れた重錘が、振動の周波数、大きさに応じてセンサーよ
    りの出力信号を受けてリニアモーターによつて前後動自
    在なるようにしたことを特徴とする振動減衰装置。 5 弾性体が、支持体に連結された2本のコイルばねで
    ある請求項1または2記載の振動減衰装置。 6 弾性体が、床面上に固設された積層ゴムである請求
    項1または2記載の振動減衰装置。 7 回転型ダンパーが、床面上に固設された保持体に回
    転体が回転自在に保持されて成る請求項1または2記載
    の振動減衰装置。 8 装置全体をレバーの軸方向に対して 90゜回転し設置することにより、上下方向の入力に対
    して効果を発揮させようとする請求項1〜7のいずれか
    に記載の振動減衰装置。
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JP2005299889A (ja) * 2004-04-15 2005-10-27 Yakumo Kk 構造物用の制振装置
WO2006029851A1 (de) * 2004-09-15 2006-03-23 Tutech Innovation Gmbh Vorrichtung zur dämpfung von schwingungsbewegungen bei einem bauwerk
CN106567589A (zh) * 2016-10-17 2017-04-19 南京大德减震科技有限公司 一种可调节初始刚度的橡胶阻尼器

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