JP3116142B2 - 構造物の振動抑制装置 - Google Patents

構造物の振動抑制装置

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JP3116142B2 JP03315033A JP31503391A JP3116142B2 JP 3116142 B2 JP3116142 B2 JP 3116142B2 JP 03315033 A JP03315033 A JP 03315033A JP 31503391 A JP31503391 A JP 31503391A JP 3116142 B2 JP3116142 B2 JP 3116142B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地震や風等によって
建築・土木構造物に励起される振動を抑制するために、
これら構造物に設置される構造物の振動抑制装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年の建築・土木構造物は、高強度材料
の開発、工作技術の進歩、並びに電算機による構造解析
技術の発展等の要因により、大型化、形式の多様化、軽
量化がなされるとともに、外力に対してフレキシビリテ
ィに富んだ構造となっている。そして、このように軽量
で柔軟な構造物においては、その固有振動数が低く、内
部の振動減衰も小さくなる傾向があるため、地震や風等
の外力の影響により予期し得ない種々の振動が発生する
可能性がある。
【0003】特に、前述の如く、構造物の大型化に伴っ
て、外力によって励起される振動の振幅も大きくなるた
め、この振動が構造物内部に居住する人間に不必要な不
安感を与えるとともに、構造物の躯体に許容範囲以上の
応力を付与する恐れさえあった。そこで、上述のような
問題を解消するため、従来よりダイナミックダンパーと
称される質量効果利用方式の振動抑制装置が提供されて
いる。この方式の振動抑制装置として、例えば、構造物
に振り子を取り付けたもの、細管中を移動する液体の質
量効果を利用したもの、構造物の動きに合わせて質量を
油圧制御するもの、構造物の固有の振動周期と同一の周
期で振動する液体を貯留したタンク等が知られている。
上記のような質量効果利用方式の振動抑制装置の振動抑
制の機構の原理は、構造物に、該構造物の固有の振動数
と同一の振動数で振動する振動系を設け、構造物の応答
に共振させることによって構造物の振動エネルギーを吸
収し、建物の応答を抑制するものである。
【0004】そして、本出願人等は、質量効果利用方式
の振動抑制装置の一つとして、特願昭60ー24104
5号明細書において、構造物の所定位置に、この構造物
の固有の振動周期と同一の周期で、しかも所要の位相差
を伴って振動する液体を貯留する貯留タンクを設け、こ
の液体の振動によって前記構造物の振動を抑制すること
のできる振動抑制装置(スロッシングダンパー)を提案
した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特願昭
60ー241045号明細書中の振動抑制装置では、貯
留タンク内の液体の振動周期と建物の固有周期とを一致
させるため、同形・同大の複数の貯留タンクを使用する
場合(第2および第3実施例の場合)、複数の貯留タン
ク内の水深を全て同じに設定していたが、この場合、次
のような問題点がある。
【0006】構造物の振幅が大きい場合(スロッシン
グダンパーの水の動きも大きい)、スロッシングダンパ
ーの減衰が大きくなり、仮に同調が上手くできてもダン
パーの性能が低下する。 全ての貯留タンクの水深を同じに設定すると、液体振
動の非線形性のため同じ振動数で2次、3次の高調波が
生じ、建物の高次振動を励起する可能性がある。 全ての貯留タンクの水深を同じに設定したスロッシン
グダンパーの減衰は、小振幅時であまり大きくないため
同調が上手くいかないと大幅に性能が低下する。また、
広い範囲の振動数成分を持つ外力に対する制振効果が小
さい。 また、上記スロッシングダンパー以外の上述した質量効
果利用方式の振動抑制装置にあっても、複数の振動系を
設ける場合、振動系を構造物の固有振動数に合致させる
必要があるため上記〜と同様な問題点がある。そこ
で、この発明は上記問題点を解決することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1記載
の発明は、構造物の所定の位置に設置されて地震や風あ
るいは交通振動等の外力により上記構造物に励起される
振動を抑制する構造物の振動抑制装置であって、複数の
振動系を、複数個の貯留タンクにそれぞれ液体を貯留す
ることによって構成し、これら複数個の貯留タンクのう
ち一部の貯留タンクには、上記構造物の固有振動数と同
一の振動数で振動するように液体を貯留し、他の複数の
貯留タンクのそれぞれには、上記構造物の固有振動数に
対して少しずつ異なる振動数で振動するように液体をそ
れぞれ貯留し、前記複数個の貯留タンクを同一形状に形
成するとともに、これら貯留タンク内に、前記液体を、
その水深が互いに異なるように貯留したことを特徴とし
ている。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
造物の振動抑制装置において、 前記貯留タンクを、上下
方向に複数積層して配置し、各貯留タンクの前記液体の
水深を、上方の前記貯留タンクほど浅くなるように設定
したことを特徴としている。 請求項3記載の発明は、請
求項2記載の構造物の振動抑制装置であって、上下方向
中央に位置する前記貯留タンクの液体の水深が、該液体
が前記構造物の固有振動数の同一の振動数で振動するよ
うに設定されていることを特徴としている。
【0009】
【作用】この発明の請求項1の構造物の振動抑制装置に
あっては、振動系を貯留タンクに液体を貯留した簡単な
構成にしたので、振動系の製作、設置等が簡単である
上、一部の貯留タンク内の液体が構造物の固有振動数と
同一の振動数で振動する一方、他の複数の貯留タンク内
のそれぞれの液体が構造物の固有振動数に対して少しず
つ異なる振動数で振動するので、同調が完全でなくても
優れた制振効果を得ることができるとともに、高次振動
の発生も、貯留タンク相互で打ち消すことができ、さら
に微小振幅時においても広い範囲の外力に対して優れた
制振効果を発揮することができる。また、この場合、
一形状の貯留タンクの水深を調整することにより、各タ
ンク内の液体の固有振動数を少しずつ異なる振動数に容
易に設定することができる。
【0010】また、請求項2の構造物の振動抑制装置に
あっては、同一形状の貯留タンクを積層して配置したた
めに、少ないスペースに多数の貯留タンクを配置するこ
とができる。また、上方の貯留タンクほど液体の質量が
少ないため、貯留タンクを積層させた際の安定性がよ
い。請求項3に係る構造物の振動抑制装置においては、
上下の複数のタンクの液体の固有振動数を、構造物の固
有振動数を中心とした所定領域内に分布させることがで
きる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の構造物の振
動抑制装置の一実施例を説明する。図1は振動抑制装置
1を示す正面図であり、この振動抑制装置1は、建築あ
るいは土木構造物中の所定の位置に設置されるものであ
る。該振動抑制装置1は、上下方向に積層された複数
(図においては5個)の貯留タンク2…と、これら貯留
タンク2を積層状態で支持する4本の支柱3…と、これ
ら支柱3…を支持する支持板4と、上記貯留タンク2に
貯留された液体Lとから概略構成されている。
【0012】上記貯留タンク2は、有底円筒状のタンク
本体4とこのタンク本体4の開口部を閉塞する蓋体5と
により構成されている。貯留タンク2の外周部には軸方
向に延びる4条の凹部6…が周方向に等間隔で形成され
ており、これら凹部6に上記支柱3を係合させることに
よって貯留タンク2…が積層状態で支持されている。上
記タンク本体4は例えば透明な樹脂等で形成されたもの
であり、その外周面には液体Lの水深を測定できるよう
に、目盛り7が付されている。各タンク本体4には液体
Lが貯留されているが、この液体Lはその量すなわち各
タンク本体4における水深が上方のタンク本体4ほど浅
くなるようにして貯留されている。
【0013】また、上記貯留タンク2…のうち上から3
番目すなわち中央の貯留タンク2においては、構造物の
固有振動数と同一の振動数で液体Lが振動するように、
該液体Lの水深が決定され、他の貯留タンク2…には構
造物の固有振動数に対して少しずつ異なる振動数で振動
するように液体Lの水深を少しずつ変えて該液体Lが貯
留されている。
【0014】上述した振動抑制装置1は、本発明の一実
施例、すなわち複数の貯留タンク2…を積層状態にした
例であり、他の実施例として、単に複数のタンク2…を
並列に設置してもよい。この場合においても、複数の貯
留タンク2…のうち一部の貯留タンク2に、構造物の固
有振動数と同一の振動数で振動するように液体Lの水深
を決定して該液体Lを貯留し、他の貯留タンク2…に
は、構造物の固有振動数に対して少しずつ異なる振動数
で振動するように液体Lの水深を少しずつ変えて該液体
Lを貯留する。
【0015】ここで、貯留タンクを例えば270個設置
する場合について説明すると、スロッシングの固有振動
数を、fD1、fD2、fD3……fD30として、 fD1=0.9fS(fSは建物の固有振動数)、……、f
D30=1.1fSとなるように、30にグループ分けした貯
留タンクの水深を設定する。水深の分布は一定分布とす
れば、 fDi=0.9fS+0.2/29(i−1)fS (i=
1、2……30) で求めることができる。これを一般化すれば、下限振動
数fDL、上限振動数fDU、グループ分別数Nとして、各
貯留タンクのスロッシングの固有振動数fDiは、 fDi=fDL+(fDU−fDL)(i−1)fS/N−1 として求められ、この振動数を得られるように各貯留タ
ンクの水深を決定する。
【0016】このようにして各貯留タンクに水深が決定
された振動抑制装置の振動抑制の効果を図2および図3
に示す。また、各貯留タンクの水深が全て同一の従来の
振動抑制装置の振動抑制の効果を図4および図5に示
す。なお、これらの図において符号、、および
で示す曲線は減衰定数がそれぞれ15%、10%、5%
および2%の場合をそれぞれ示し、一点鎖線は振動抑制
装置を設置していない場合を示す。また、図2および図
4はチューニング(同調)がほぼ完全な場合を示し、図
3および図5は−10%のミスチューニングの場合を示
している。図2ないし図5から明らかなように、本願発
明の振動抑制装置では減衰が小さい場合(減衰定数が5
または2%の場合)でも安定した制振効果を得ることが
できる。また、−10%のミスチューニングの場合に
も、従来の振動抑制装置では制振効果の低下が大きいの
に対して、殆ど性能の低下がないことが解かる。
【0017】しかして、上記構成の振動抑制装置によれ
ば次のような効果を得ることができる。複数の貯留タ
ンク2…のうち一部の貯留タンク2に、構造物の固有振
動数と同一の振動数で振動するように液体Lの水深を決
定して該液体Lを貯留し、他の貯留タンク2…には、構
造物の固有振動数に対して少しずつ異なる振動数で振動
するように液体Lの水深を少しずつ変えて該液体Lを貯
留したので、同調が完全でなくても、比較的優れた制振
効果を得ることができる。液体振動の非線形性による
高次振動の発生も、各貯留タンク2の水深がそれぞれ異
なっているので、貯留タンク相互で打ち消すことがで
き、建物側に与える悪影響を小さくすることができる。
微小振幅時においても広い範囲の外力に対して優れた
制振効果を発揮することができる。同一形状の貯留タ
ンク2…を用いるとともに、各タンク2内の水深を調整
することにより、各タンク2内の液体Lの固有振動数を
少しずつ異なる振動数で所定域内に分布するように設定
することができる。これにより、液体Lの振動数を容易
に所望の振動数に設定することができる。 同一形状の
貯留タンク2…を上下に積層させたために、少ないスペ
ースでこれら貯留タンク2を設置することができ、設置
性がよい。また、上方の貯留タンク2ほど液体Lの水深
が浅くなるようにしたために、上方の貯留タンク2ほど
液体Lの質量が少なくなり、積層させた貯留タンク2…
の安定性を確保することができる。これにより、構造物
に対して良好に設置することが可能となる。上下方向
の中央に、液体Lが構造物の固有振動数と同一の振動数
で振動するように水深を定めた貯留タンク2を配置した
ので、その上下に位置する貯留タンク2…における液体
Lの固有振動数を、構造物の固有振動数を中心とした所
定領域内に分布させることができ、各タンク2における
液体Lの固有振動数を所望の値に容易に定めることがで
きる。
【0018】なお、上記実施例では、各貯留タンク2に
貯留された液体の振動数を変えるのに、同形・同大の複
数の貯留タンク2…を用い、各貯留タンク2の液体の水
深を調節することによって行ったが、本発明はこれに限
ることなく、貯留タンクの形状、大きさ等を変えるこ
と、あるいはこのことと、上述した水深を変化させるこ
ととの組み合わせによって行ってもよい。
【0019】また、上記実施例では、質量効果利用方式
の振動抑制装置の一つである貯留タンク2…を利用した
ものについて説明したが、この他の質量効果利用方式の
振動抑制装置、例えば、振動系として振り子を用いた場
合についても同様な効果を得ることができる。この場
合、多数の振り子のうち一部の振り子を、上記構造物の
固有振動数と同一の振動数で振動するように構成し、他
の複数の振り子を上記構造物の固有振動数に対して少し
ずつ異なる振動数で振動するように構成すればよい。具
体的には振り子の支点から重心までの長さを少しずつ変
更すればよい。
【0020】さらに、構造物の動きを構造物内に設置し
たセンサーで検出し、構造物に取り付けられた質量を構
造物の動きと逆位相になるように自動制御して、構造物
の揺れを抑さえる自動制御機構においても、力学的原理
は上述した質量効果機構と同じであるので、この場合に
おいても質量を複数設け、該質量が構造物の固有振動数
に対して少しずつ異なる振動数で振動するように構成す
ればよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1の構造物の振動抑制装置によれば、次のような効果を
得ることができる。振動系を貯留タンクに液体を貯留
した簡単な構成にしたので、振動系の製作、設置等を簡
単に行うことができる。一部の貯留タンク内の液体が
構造物の固有振動数と同一の振動数で振動する一方、他
の複数の貯留タンク内のそれぞれの液体が構造物の固有
振動数に対して少しずつ異なる振動数で振動するので、
同調が完全でなくても、比較的優れた制振効果を得るこ
とができる。液体振動の非線形性による高次振動の発
生も、貯留タンク相互で打ち消すことができ、建物側に
与える悪影響を小さくすることができる。微小振幅時
においても広い範囲の外力に対して優れた制振効果を発
揮することができる。 同一形状の貯留タンクを用いる
とともに、各タンク内の水深を調整することにより、各
タンク内の液体の固有振動数を少しずつ異なる振動数で
所定域内に分布するように設定することができる。これ
により、液体の振動数を容易に所望の振動数に設定する
ことができる。
【0022】請求項2に係る構造物の振動抑制装置によ
れば、同一形状の貯留タンクを上下に積層させたため
に、少ないスペースでこれら貯留タンクを設置すること
ができ、設置性がよい。また、上方の貯留タンクほど液
体の水深が浅くなるようにしたために、上方の貯留タン
クほど液体の質量が少なくなり、積層させた貯留タンク
の安定性を確保することができる。これにより、構造物
に対して良好に設置することが可能となる。請求項3に
係る構造物の振動抑制装置によれば、上下方向の中央
に、液体が構造物の固有振動数と同一の振動数で振動す
るように水深を定めた貯留タンクを配置したので、その
上下に位置する貯留タンクにおける液体の固有振動数
を、構造物の固有振動数を中心とした所定領域内に分布
させることができ、各タンクにおける液体の固有振動数
を所望の値に容易に定めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振動抑制装置の一実施例を示す正面図
である。
【図2】本発明の振動抑制装置において、ほぼ完全なチ
ューニングが行われたときの制振効果を示すグラフであ
る。
【図3】本発明の振動抑制装置において、−10%のミ
スチューニングが行われたときの制振効果を示すグラフ
である。
【図4】従来の振動抑制装置において、ほぼ完全なチュ
ーニングが行われたときの制振効果を示すグラフであ
る。
【図5】従来の振動抑制装置において、−10%のミス
チューニングが行われたときの制振効果を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1 振動抑制装置 2 貯留タンク 4 タンク本体 L 液体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物の所定の位置に設置されて地震や
    風あるいは交通振動等の外力により上記構造物に励起さ
    れる振動を抑制する構造物の振動抑制装置であって、複
    数の振動系を、複数個の貯留タンクにそれぞれ液体を貯
    留することによって構成し、これら複数個の貯留タンク
    のうち一部の貯留タンクには、上記構造物の固有振動数
    と同一の振動数で振動するように液体を貯留し、他の複
    数の貯留タンクのそれぞれには、上記構造物の固有振動
    数に対して少しずつ異なる振動数で振動するように液体
    をそれぞれ貯留し、 前記複数個の貯留タンクを同一形状に形成するととも
    に、これら貯留タンク内に、前記液体を、その水深が互
    いに異なるように貯留したことを特徴とする構造物の振
    動抑制装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の構造物の振動抑制装置に
    おいて、 前記貯留タンクを、上下方向に複数積層して配置し、各
    貯留タンクの前記液体の水深を、上方の前記貯留タンク
    ほど浅くなるように設定したことを特徴とする構造物の
    振動抑制装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の構造物の振動抑制装置で
    あって、 上下方向中央に位置する前記貯留タンクの液体の水深
    が、該液体が前記構造物の固有振動数の同一の振動数で
    振動するように設定されていることを特徴とする構造物
    の振動抑制装置。
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