JPH03142066A - フレームの製造方法およびその装置 - Google Patents

フレームの製造方法およびその装置

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JPH03142066A
JPH03142066A JP15072489A JP15072489A JPH03142066A JP H03142066 A JPH03142066 A JP H03142066A JP 15072489 A JP15072489 A JP 15072489A JP 15072489 A JP15072489 A JP 15072489A JP H03142066 A JPH03142066 A JP H03142066A
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JP
Japan
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welding
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Application number
JP15072489A
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English (en)
Inventor
Keiji Miki
三木 啓示
Masamutsu Fujimori
藤森 正睦
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、柱部材に梁部材の両端部を溶接し、フレーム
を自動的に製造するフレームの製造方法およびその装置
に関するものである。
(従来の技術) 一般に、第12図に示すように、断面口字状に形成され
た一対の柱部材H間に、断面コ字状に形成され、両端に
ジヨイントピースpが装着された一対の梁部材Rを溶接
し、平面より見て口字型フレームFを製造することが行
われている。
このようなフレームFを製造するに際しては次のような
問題がある。
■ 梁部材Rやジヨイントピースpの断面形状が製造上
の誤差などによって変形している場合があり、その際に
はその変形を正規の形状に矯正しなければならない。
■ また、溶接に際しては、溶は込みを十分確保するよ
うな溶接電流にて作業を行うが、母材が薄板の場合には
母材が溶断したり、吹き抜けを生じることから、片面溶
接では裏当て材を裏面に装着しなければならない。
このような点から前述したフレームの製造は作業者の手
作業によって行われている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、溶接作業は、溶接ヒユームやアーク光あるい
は騒音などの下に行われることから、作業者を保護する
と同時に、生産性を向上させるため、これらを自動的に
溶接する試みが提案されている。しかしながら、梁部材
が許容範囲を越えて変形している場合に自動溶接を行う
と、意図しない位置を溶接することになる。また、所定
位置に裏当て材を自動的に装着するためには、複雑な構
造が必要となり、前述の寸法誤差の問題とともにライン
の自動化を阻害する要因となっていた。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたもので、梁部材な
どに誤差を有する場合であっても、それらの誤差を矯正
して自動的に溶接し、フレームを製造することのできる
フレームの製造方法およびその製造装置を提供するもの
である。
(課題を解決するための手段〉 本発明の溶接方法は、搬入された一対の柱部材を位置決
めして押圧保持する工程と、この柱部材の搬入方向と直
交する方向から両端部を拡開して搬入された梁部材を位
置決めして押圧保持する工程と、この拡開された梁部材
の一端部を設定形状に矯正して保持する工程と、押圧保
持された梁部材を柱部材上に立設する工程と、柱部材と
矯正保持された梁部材の一端部とで形成される継手の内
面側を肉盛り溶接する工程と、梁部材の一端部における
矯正保持状態を解除してその継手の外面側を溶接する工
程と、一方の柱部材およびこの柱部材に一端部未溶接さ
れた梁部材を反転させる工程と、この反転された柱部材
および梁部材を位置決めする工程と、前記拡開された梁
部材の他端部を設定形状に矯正して保持する工程と、梁
部材の他端部を他方の柱部材上に立設する工程と、柱部
材と矯正保持された梁部材の他端部とで形成される継手
の内面側を肉盛り溶接する工程と、前記梁部材の他端部
における矯正保持状態を解除してその継手の外面側を溶
接する工程と、より構成したものである。
また、本発明の溶接装置は、搬入コンベアを介して搬入
された一対の柱部材をそれぞれ位置決めして押圧保持す
る柱部材の位置決め装置と、梁部材を一方の柱部材上に
傾動させて立設する搬入側正立装置と、前記一対の柱部
材の位置決め装置がそれぞれ搬入側と搬出側に位置する
ように配置された反転装置と、この反転装置を基準にし
て搬入側正立装置と対称的に設けられ、梁部材を他方の
柱部材上に傾動させて立設する搬出側正立装置と、前記
反転装置を左右から挾持するように配設された一対の溶
接装置と、からなるフレーム製造装置であって、搬入側
正立装置は搬入コンベアを介して柱部材の搬入方向と直
交する方向から両端部を拡開して搬入された一対の梁部
材を位置決めして押圧保持する位置決め装置と拡開され
た梁部材の一端部を設定形状に矯正して保持する矯正装
置を備え、反転装置は一方の柱部材および梁部材を持ち
上げて他方の柱部材と対向する位置に反転させる鎖車機
構とフレーム移送装置を備え、搬出側正立装置は反転装
置を介して反転された一方の柱部材および梁部材を位置
決めして押圧保持する位置決め装置と拡開された梁部材
の他端部を設定形状に矯正して保持する矯正装置を備え
てなり、前記溶接装置によって一方の柱部材とこの柱部
材上に立設された梁部材の一端部とで形成される継手部
および反転装置を介して反転された梁部材の他端部とこ
の梁部材が立設する他方の柱部材とで形成される継手部
をそれぞれ溶接するように構成したものである。
(作用) まず、一対の柱部材が搬入されると、柱部材は位置決め
装置によってそれぞれ設定位置に位置決めされ、押圧保
持される。一方、両端部を拡開装置により拡開された梁
部材は、柱部材の搬入方向と直交する方向から正立装置
に搬入され、設定位置に位置決めされ、押圧保持される
。次いで、拡開された梁部材の一端部を正立装置に設け
た矯正装置により設定形状に矯正する。梁部材が矯正さ
れると、正立装置を傾動させ、矯正された一端部を下方
にして梁部材を柱部材上に立設させる。次いで、柱部材
と梁部材の一端部で形成された継手の内面側を肉盛り溶
接した後、矯正装置を解除して今度はその外面側を溶接
する。
このように、一方の柱部材およびこの柱部材に溶接され
た梁部材を反転装置によって持ち上げつつ反転させた後
、搬出側に設けられて傾動状態で待機している正立装置
に梁部材を位置決めして固定することにより移し替え、
さらに、拡開された梁部材の他端部を矯正装置により設
定形状に矯正する。そして、梁部材の他端部を他方の柱
部材上に立設させた後、柱部材と梁部材の他端部で形成
された継手の内面側を肉盛り溶接し、次いで、矯正装置
を解除し、今度はその外面側を溶接して口字型フレーム
を製造する。
この後、正立装置を伏倒させて口字型フレームを搬出コ
ンベア上に載置すると、搬出コンベアを作動させること
により口字型フレームは次の工程に移送される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、第
1図乃至第3図には本発明に係る製造装置lの全体が示
されており、これらの図面に沿って製造装置1の概略を
まず説明する。
柱部材Hを搬入する一対の搬入コンベア2.2が製造装
置1の中央部に隣接して配置され、さらに、該搬入コン
ベア2による柱部材Hの搬入方向と直交する方向に梁部
材Rを搬入する一対の搬入コンベア3.3が製造装置1
の搬入側に隣接して配置されている。この梁部材Rの搬
入コンベア3の入口側にはそれぞれ拡開装置4.4が配
置されており、この拡開装置4は搬入された梁部材Rの
端部を拡開する方向に広げるものである。
一方、前記柱部材Hの搬入コンベア2,2に連続して設
置された固定フレーム15上には、柱部材Hの位置決め
装置5,5が設けられ、また、前記梁部材Rの搬入コン
ベア3.3に連続して設置された固定フレーム15上に
も梁部材Rを前記柱部材H上に立設させる搬入側正立装
置6.6が配設されている。この正立装置6には梁部材
Rの位置決め装置7と、拡開された梁部材Rの端部を設
定形状に矯正する矯正装置8が設けられている。
また、前記柱部材11の位置決め装置5,5に挟まれる
ように、固定フレーム15上には反転装置9が設けられ
ている。この反転装置9は、後述するように一方の柱部
材Hに梁部材Rの一端部を溶接して形成されたコ字型フ
レームfを反転させ、梁部材Rの他端部を他方の柱部材
H上に対向させるものである。
さらにまた、コ字型フレームfに形成された梁部材Rを
前記反転装置9によって反転させた搬出側には搬出側正
立装置10.10が配設されている。この正立装置10
.10は、前記反転装置9によって反転されたコ字型フ
レームfの梁部材Rを位置決めして固定することにより
移し替え、他方の柱部材H上に立設させるもので、前述
した搬入側正立装置6と同じ構造となっている。
一方、前述の反転装置9を両側より臨む位置には多関節
型の溶接ロボン)11.11が配置されており、前述の
正立装置6.6あるいは10.10を介して柱部材H上
に立設された梁部材Rの端部を順次溶接するようになっ
ている。
このようにして、一対の柱部材H,H間に一対の梁部材
R,Rを溶接して口字型フレームFが製造されると、搬
出コンベア装置12を介して次の工程に搬送される。
以下、前記拡開装置4から順次その構造を説明する。
拡開装置4は、第4図および第5図に示すように、梁部
材Rの搬入コンベア3の入口に設けられており、拡開フ
レーム20と一体に固定されたガイド20aに沿って開
口装置21を昇降自在としたもので、該開口装置21は
、前記拡開フレーム20に設けられた油圧シリンダ22
のピストンロンドに連結され、前記ガイド20aに摺動
自在に嵌挿された開口フレーム23と、この開口フレー
ム23に固定された油圧シリンダ24と、該油圧シリン
ダ24のピストンロンドおよび前記開口フレーム23の
下端が連結されたリンク機構25とより構成されている
。したがって、梁部材Rが搬入されて適宜金型26上に
その一端部が載置されると、まず、油圧シリンダ22を
伸長させ、開口装置21を下降させる。この結果、この
開口装置21の開口フレーム23に固定されているリン
ク機構25が梁部材Rの水平部分を金型26に対して押
圧する。次いで、油圧シリンダ24を伸長させると、リ
ンク機構25の垂直片25aは外側方向に傾動し、金型
26との間で梁部材Rの垂直部分を拡開するものである
なお、本実施例では、製造装置1に搬入させる直前に梁
部材Rの端部垂直部分を拡開したが、前工程で予め拡開
した梁部材Rを搬入させるようにすることもできる。
次に、第6図乃至第8図により正立装置6について説明
すると、固定フレーム15上には傾倒フレーム31が軸
受32.32を介して回動自在に軸支されており、この
固定フレーム30と傾倒フレーム31間には油圧シリン
ダ33が連結されている。さらに、前記傾倒フレーム3
1上面には一対のガイドレール34.34が敷設され、
このガイドレール34.34に摺動フレーム35が摺動
自在に嵌挿されている。そして、前記傾倒フレーム31
と摺動フレーム35間には油圧シリンダ36が連結され
ている。また、前記摺動フレーム35上には、搬入コン
ベア3を介して搬入された梁部材Rを位置決めして固定
する位置決め装置7が設けられている。この位置決め装
置7は、摺動フレーム35の後端に固定された空気シリ
ンダ30の伸縮作動によって出没自在であり、搬入され
た梁部材Rの長手方向の位置決めを行うストッパ37と
、前記摺動フレーム35上に固定され、梁部材Rの幅方
向の位置決めを行うL字状のガイド38゜38と、該ガ
イド38.38に載置された梁部材Rの垂直部分をその
幅方向から押圧して固定する空気シリンダ39.39と
、前記ガイド38.38に載置された梁部材Rの水平部
分をその上方から押圧して固定するストッパ40.40
と、該ストッパ40.40を梁部材Rを押圧固定する位
置と退避する位置間に選択的に移動させる空気シリンダ
41.41とより構成されている。
さらに、前記摺動フレーム35の後端近傍には、搬入さ
れた梁部材Rの、拡開されている端部垂直部分を強制的
に設定形状に矯正する矯正装置8が配置されている。こ
の矯正装置8は、梁部材Rの垂直部分を対向して挾むよ
うに摺動フレーム35の後端に配置された一対の油圧シ
リンダ42.42で構成されている。
したがって、拡開された梁部材R+J<8人コンベア3
を介して搬入されると、突出位置にあるストッパ37に
よって長平方向の移動が規制され、次いで、空気シリン
ダ41を伸長してストッパ40を作動させ、ガイド38
上に載置された梁部材Rを上方向から押圧固定し、また
、空気シリンダ39を伸長して梁部材Rを幅方向から押
圧固定する。
その後、矯正装置8の油圧シリンダ42を伸長すれば梁
部材Rの、拡開された端部垂直部分を外側から押圧し、
その端部を設定形状に矯正することができる。そして、
空気シリンダ30を縮小させてストッパ37を没入させ
た後、油圧シリンダ33を伸長作動すれば、傾倒フレー
ム31を軸受32回りに傾動させ、先に搬入されて位置
決めされている柱部材Hの真上に位置せしめることがで
きる(第7図鎖線位置)0次いで、空気シリンダ36を
縮小させると、摺動フレーム35が下降して矯正された
梁部材Rの端部を柱部材H上に立設させることができる
なお、第1図において、上方に位置する搬入側正立装置
6は、柱部材Hの長さが変化することに対応して左右方
向(第1図における上下方向)に移動自在となっている
。すなわち、この正立装置6は固定フレーム15上に敷
設されたガイドレール43.43に載置され、固定フレ
ーム15に設けた電動モータ44およびその出力軸に連
結された螺子スクリュウ45などによって摺動自在とな
っている。その他の構造は、搬入側より見て左方の正立
装置6と同一構造である。
さらに、前記第6図および第7図には、柱部材Hの位置
決め装置5も合わせて示されている。この位置決め装置
5は、前記搬入コンベア2.2の上方に位置して配置さ
れた空気シリンダ46.46(第1図参照)と、固定フ
レーム15の先端に固着されたストッパ47.47と、
固定フレーム15と一体に固定されたガイド48と、該
ガイド48に対して柱部材Hをその幅方向から押圧して
固定する複数個のストッパ49・・・と、該ストッパ4
9・・・を柱部材Hを押圧する位置と退避する位置に選
択的に移動させる空気シリンダ50・・・と、柱部材H
をその上方から押圧して固定する複数個のストッパ51
・・・と、該ストッパ51・・・を柱部材Hを押圧する
位置と退避する位置に選択的に移動させる空気シリンダ
52・・・とより構成されている。
したがって、柱部材Hが搬入コンベア2を介して搬入さ
れると、空気シリンダ46を介してストッパ47に当接
するまでその長平方向に移動され、長平方向の移動が規
制されると、次いで、空気シリンダ50.52を介して
作動するストッパ49゜51によって固定フレーム15
のガイド48上に載置された柱部材11を幅方向および
上方向から押圧して固定することができる。
このように、位置決め装置5によって固定フレーム15
に位置決めされた柱部材H上に傾動状態にある正立装置
6によって梁部材Rを立設させると、後述する反転装置
9の両側に配置された溶接ロボン)11.11が作動す
る。この際、梁部材Rは矯正装置8によって外側より設
定形状に矯正されていることから、まず、矯正装置8と
干渉しない側、すなわち、梁部材Rの一端部と柱部材H
とで形成される継手の内面側を溶接する。この継手の内
面側の溶接は、溶接電流を若干不足気味にして溶接隅部
に肉盛りする肉盛り溶接であって、薄板溶接における裏
当て材の機能を与えるものである。この継手の内面側の
溶接が終了すれば、矯正装置8を解除し、今度は継手の
外面側を適正電流で溶接する。この場合、継手の内面隅
部は肉盛りされていることから、吹き抜けや溶断が生じ
ることはない。このようにして、柱部材Hの両側端部に
梁部材Rの一端部がそれぞれ溶接され、コ字型フレーム
fが形成される。
この結果、梁部材Rが塑性加工などにより変形し、許容
範囲を超える誤差を有している場合であっても、設定形
状に矯正して正規の溶接形状に対応させることができる
次に、反転装置9を第2図、第3図および第9図乃至第
11図に基づいて説明する。反転装置9は、前記コ字型
フレームfを上昇させる搬入側鎖車機構60と、上昇さ
せられたコ字型フレームfを他方の柱部材H上に下降さ
せる搬出側鎖車機構61と、前記搬入側鎖車機構60を
介して持ち上げられたコ字型フレームfを前記搬出側鎖
車機構61に移送するフレーム移送装置62と、これら
鎖車機構60.61によるコ字型フレームfの昇降時、
該コ字型フレームfを案内するガイド機構63より構成
されている。
前記搬入側鎖車機構60は、固定フレーム15上に立設
された門型フレーム64の上部搬入側に左右方向に位置
をずらして2m設けられた一対の架台65.65と、各
一対の架台65.65に回転自在に軸支された鎖車66
.66と、該鎖車66・・・に対応して固定フレーム1
5側に軸支された鎖車67.67と、この上下の鎖車6
6.67間を巻回し、前述のコ字型フレームrを支持す
る複数個の支持部材68・・・を適宜の間隔で止着した
チェーン69.69とよりなり、図示しない電動モータ
を介して鎖車67を回転駆動すれば、鎖車66゜67に
巻回されているチェーン69は、固定フレーム15が適
宜分割されたことによって形成される切欠部15a・・
・(第1図参照)を通過し、固定フレーム15と干渉す
ることなく第2図において反時計回り方向に移動するこ
とができる。同様に、搬出側鎖車機構61は、前記門型
フレーム64の上部搬出側に左右方向に位置をずらして
2組設けられた一対q架台65a、65aと、各一対の
架台65a、65aに前記搬入側鎖車機構61の鎖車6
6.66と干渉しないように回転自在に軸支された鎖車
66a、66aと、該鎖車66a・・・に対応して固定
フレーム15側に軸支された鎖車67a、67aと、こ
の上下の鎖車66a、67a間を巻回し、前述のコ字型
フレームfを支持する複数個の支持部材68a・・・を
適宜の間隔で止着したチェーン69a、69aとよりな
り、図示しない電動モータを介して鎖車67aを回転駆
動すれば、鎖車66a、67aに巻回されているチェー
ン69aは、固定フレーム゛15が適宜分割されたこと
によって形成される切欠部15b・・・(第1図参照)
を通過し、固定フレーム15と干渉することなく第2図
において反時計回り方向に移動することができる。
また、前記フレーム移送装置62は、前記門型フレーム
64の上部中央に固定された一対の架台65b、65b
と、該架台65b、65b上の前後方向に敷設されたガ
イドレール70.70に摺動自在に載置された移送台7
1と、前記架台65bの一方に配置され、そのピストン
部分が前記移送台71と結合されている片ロンドシリン
ダ72と、前記移送台71に設けられ、その軸線が鉛直
方向に向かう空気シリンダ73および該空気シリンダ7
3を挾持する一対の軸受74.74と、前記空気シリン
ダ73のピストンロフトおよび前記軸受74.74に摺
動自在に嵌挿された一対のロッド75.75が連結され
、前記柱部材Hの把持金具76を固定して上下方向に昇
降自在な昇降台77と、より構成されている。
また、ガイド機構63は、門型フレーム64の搬入側両
側部に固定され、コ字型フレームfの梁部材Rを支持す
る固定ガイド78.78と、門型フレームfの搬出側両
側部に回動自在に軸支され、前記固定ガイド78.78
に連続するように配設されてコ字型フレームfの梁部材
Rを支持する可動ガイド79と、該可動ガイド79と門
型フレーム64間に配置された空気シリンダ80とより
構成され、前記空気シリンダ80は、前記鎖車66a、
67aの回転に同調して伸縮するようになっている。
したがって、鎖車67を回転駆動させると、組のチェー
ン69.69は各鎖車66.67回りに移動し、このチ
ェーン69.69に固定された支持部材68・・・がコ
字型フレームfの柱部材Hを係合することから、コ字型
フレームfは支持部材68・・・の上方移動に伴って持
ち上げられる。コ字型フレームfが若干持ち上げられる
と、その梁部材Rの先端が固定ガイド78・・・に衝突
して後方に倒れ、該固定ガイド78・・・に沿って案内
されつつ持ち上げられる。このように、コ字型フレーム
fが固定ガイド78.78に案内されながら上昇し、コ
字型フレーム「の柱部材Hが支持部材68・・・に支持
されて鎖車66.66の上方に到達すると、コ字型フレ
ームfの梁部材Rは固定ガイド78から可動ガイド79
に移って支持されている。この状態では、コ字型フレー
ムfは、全体として位置決めされた柱部材H上に立設さ
れた垂直状態から水平状態に回動している。
この後、空気シリンダ73を伸長させると、昇降台77
が移送台71に対して上昇する結果、その把持金具76
がコ字型フレームfの柱部材Hを把持し、チェーン69
.69に止着された支持部材68・・・からコ字型フレ
ームrを離脱させ、昇降台77に移し替える。次いで、
片ロンドシリンダ72を作動させると、移送台71がガ
イドレール70.70に沿って後方に摺動し、コ字型フ
レームfの柱部材Hを他方の鎖車66a、66aの上方
に移動させる。この状態で、空気シリンダ73を縮小さ
せると、他方の鎖車66a、67aに巻回されたチェー
ン69a、69aに止着される支持部材68a・・・に
柱部材Hを支持させることができる。このようにして、
搬入側鎖車機構60から搬出側鎖車機構61にコ字型フ
レームfを介して移し替えることができる。さらに、搬
出側鎖車機構61の鎖車67aを回転駆動させると、そ
のチェーン69a、69aに止着された支持部材68a
・・・はコ字型フレームfの柱部材Hを係合しているこ
とから、コ字型フレームfは支持部材68a・・・に支
持されて下降する。この場合、鎖車67aの回転に追従
して可動ガイド79を反時計回り方向に回動するよう空
気シリンダ80を縮小させることにより、コ字型フレー
ムfは可動ガイド79に案内支持されて回動しながら下
降することになる。したがって、コ字型フレームfはそ
の柱部材Hが上方に位置し、コ字型フレーム「は反転さ
れたことになる。
この後、搬出側正立装置10に移し替えられることにな
るが、この搬出側正立装置10は、先に説明した搬入側
正立袋W6と構造上相違せず、構造上の新たな説明は省
略し、その作動についてのみ説明する。この場合、搬入
側正立装置6と動作が重複することがないため、新たな
符号は用いないこととする。
この後、搬出側正立装置10は傾動して待機しており、
待機している正立装置10によってコ字型フレームfが
位置決めされる。と同時に、矯正装置8が作動して拡開
された梁部材Rの他端部を設定形状に矯正する。さらに
、正立装置10の摺動フレーム35を下降させると、コ
字型フレームrを形成する梁部材Rの他端部は位置決め
されている他方の柱部材H上に立設され、次いで、溶接
ロボット11を再び作動させる。すなわち、矯正装置8
と干渉しない側の、梁部材Rの他端部と柱部材Hとで形
成される継手の内面側を肉盛り溶接する。この内面側の
溶接が終了すれば、矯正装置8による矯正を解除し、今
度は同継手の外面側を溶接する。この結果、柱部材Hに
梁部材Rの両端がそれぞれ溶接されて口字型フレームF
が製造される。
Q字型フレームFが製造されれば、搬出側正立装置10
を伏倒させ、水平状態に復帰させた後、位置決め装置5
を解除すれば、口字型フレームFは搬出可能となる。こ
の後、搬出コンベア12を作動すれば、口字型フレーム
Fは次工程に適宜搬送される。
(発明の効果) 以上のように本発明の製造方法によれば、予め拡開され
た梁部材を矯正するため、梁部材に許容範囲を越えるよ
うな変形があったとしても、その誤差を矯正して、溶接
することができ、しかも、矯正保持された継手の内面側
を肉盛り溶接した後、矯正状態を解除してその外面側を
溶接するため、裏当て材が不用となると同時に、溶断な
どが生じることがなく、ラインを自動化してフレームを
製造することができる。
また、本発明の製造装置によれば、柱部材に対する梁部
材の両端部の溶接を単一の溶接装置で行うことが可能と
なり、作業床面積を可及的に少なくすることができると
同時に、設備投資を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明のフレームの製造装置の実施例を例示する
もので、第1図はその製造装置の全体平面図、第2図は
その側面図、第3図は第1図A−A締よりの正面図、第
4図は拡開装置の正面図、第5図はその側面図、第6図
は正立装置を示す側面図、第7図はその平面図、第8図
はその正面図、第9図は反転装置の側面図、第1O図は
一部省略して示す反転装置の平面図、第11図は一部省
略して示す反転装置の正面図、第12図はフレームの斜
視図である。 ■・・・製造装置 2・・・柱部材搬入コンベア 3・・・梁部材搬入コンベア 4・・・拡開装置 5・・・位置決め装置 6・・・搬入側正立装置 7・・・位置決め装置 8・・・矯正装置 9・・・反転装置 0・・・搬出側正立装置 l・・・溶接ロボット H・・・柱部材 R・・・梁部材 F・・・フレーム

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)搬入された一対の柱部材を位置決めして押圧保持す
    る工程と、この柱部材の搬入方向と直交する方向から両
    端部を拡開して搬入された梁部材を位置決めして押圧保
    持する工程と、この拡開された梁部材の一端部を設定形
    状に矯正して保持する工程と、押圧保持された梁部材を
    柱部材上に立設する工程と、柱部材と矯正保持された梁
    部材の一端部とで形成される継手の内面側を肉盛り溶接
    する工程と、梁部材の一端部における矯正保持状態を解
    除してその継手の外面側を溶接する工程と、一方の柱部
    材およびこの柱部材に一端部を溶接された梁部材を反転
    させる工程と、この反転された柱部材および梁部材を位
    置決めする工程と、前記拡開された梁部材の他端部を設
    定形状に矯正して保持する工程と、梁部材の他端部を他
    方の柱部材上に立設する工程と、柱部材と矯正保持され
    た梁部材の他端部とで形成される継手の内面側を肉盛り
    溶接する工程と、前記梁部材の他端部における矯正保持
    状態を解除してその継手の外面側を溶接する工程と、よ
    りなることを特徴とするフレームの製造方法。 2)搬入コンベアを介して搬入された一対の柱部材をそ
    れぞれ位置決めして押圧保持する柱部材の位置決め装置
    と、梁部材を一方の柱部材上に傾動させて立設する搬入
    側正立装置と、前記一対の柱部材の位置決め装置がそれ
    ぞれ搬入側と搬出側に位置するように配置された反転装
    置と、この反転装置を基準にして搬入側正立装置と対称
    的に設けられ、梁部材を他方の柱部材上に傾動させて立
    設する搬出側正立装置と、前記反転装置を左右から挾持
    するように配設された一対の溶接装置と、からなるフレ
    ーム製造装置であって、 搬入側正立装置は搬入コンベアを介して柱部材の搬入方
    向と直交する方向から両端部を拡開して搬入された一対
    の梁部材を位置決めして押圧保持する位置決め装置と拡
    開された梁部材の一端部を設定形状に矯正して保持する
    矯正装置を備え、 反転装置は一方の柱部材および梁部材を持ち上げて他方
    の柱部材と対向する位置に反転させる鎖車機構とフレー
    ム移送装置を備え、搬出側正立装置は反転装置を介して
    反転さ れた一方の柱部材および梁部材を位置決めして押圧保持
    する位置決め装置と拡開された梁部材の他端部を設定形
    状に矯正して保持する矯正装置を備えてなり、 前記溶接装置によって一方の柱部材とこの柱部材上に立
    設された梁部材の一端部とで形成される継手部および反
    転装置を介して反転された梁部材の他端部とこの梁部材
    が立設する他方の柱部材とで形成される継手部をそれぞ
    れ溶接するように構成したことを特徴とするフレームの
    製造装置。
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