JPH03141861A - 二流体微粒化噴霧ノズル装置 - Google Patents

二流体微粒化噴霧ノズル装置

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JPH03141861A
JPH03141861A JP27844889A JP27844889A JPH03141861A JP H03141861 A JPH03141861 A JP H03141861A JP 27844889 A JP27844889 A JP 27844889A JP 27844889 A JP27844889 A JP 27844889A JP H03141861 A JPH03141861 A JP H03141861A
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compressed air
nozzle
fuel
pressure
combustion chamber
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JP27844889A
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Masahiro Yukioka
行岡 雅洋
Katsunori Hirai
克典 平井
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、燃焼室に燃料と空気とを噴射するための二
流体微粒化噴霧ノズル装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、ディーゼルエンジン用燃料噴射ノズルは、加圧し
た燃料を噴口から噴射させ、燃料をシリンダ内即ち燃焼
室へ供給している。
従来、燃料噴射弁への圧縮空気の供給機構として、例え
ば、特開昭57−191451号公報に開示されたもの
がある。該燃料噴射弁への圧縮空気の供給機構は、シリ
ンダ内ピストンの動作により圧縮される空気を、燃料噴
射弁の針弁の先端側又はその近傍より噴射したものであ
る。
また、実開昭62−193123号公報には、燃料直接
噴射式内燃機関が開示されている。該燃料直接噴射式内
燃機間は、補助シリンダと補助ピストンとで形成される
空気室と、空気室と燃焼室とを連通ずる空気噴射用通路
と、空気室と燃焼室とを連通ずる空気吸入用通路と、空
気吸入用通路と空気室との連通を遮断すると共に、空気
室内の空気を圧縮して燃焼室内に噴射するように所定の
時期に補助ピストンを移動させる補助ピストン制御手段
と、を備えたものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、燃料噴射ノズルについて、噴霧粒径、は噴射
圧を50MPaから80MPaまで上昇させても変化が
ないものである。燃料噴射ノズルの噴霧中への空気の巻
き込みが噴孔径に大きく依存するため、同一噴射期間で
噴霧中への空気の巻き込み量の増加を計ろうとすると、
噴射圧の高圧化が必要である。
また、前掲特開昭57−191451号公報に開示され
た燃料噴射弁への圧縮空気の供給機構については、ビン
型ノズルを対象とした供給機構であり、ノズル部より圧
縮空気を供給する主目的は、噴孔部に付着したカーボン
の除去することである。
更に、ノズル部より圧縮空気を供給することによる噴射
燃料の微細化効果についても言及しているが、噴孔中心
軸部位に空気が存在し、その回りに燃料が存在する状態
になるため、導入された空気のみが燃料に混合されるも
のであり、空気量は少なくなり、燃料と空気との混合は
余り促進されないという問題がある。しかも、上記供給
機構をホール型ノズルに適用しようとすれば、燃料噴射
中に燃料が空気供給口へ逆流しないようにするため、空
気供給圧を燃料噴射圧(例えば、400〜500 kg
/cm”)以上にしなければならない。このような空気
供給機構は事実上かなり困難である。
また、前掲実開昭62−193123号公報に開示され
た燃料直接噴射式内燃機関は、シリンダ内へ空気を噴射
することにより、燃料と空気との混合をスワール効果に
よって促進するものである。
この発明の目的は、上記の諜理を解決することであり、
従来の針弁を備えた燃料噴射ノズルのノズル本体をノズ
ルキャップで囲み、ノズル本体とノズルキャップとの間
に加圧空気、又は一部燃焼ガスを含む加圧空気を導入し
、該加圧空気をそれほど高圧にする必要なしに即ち燃焼
室内の圧縮端での圧力より高い状態で済む増圧機構で圧
縮空気を加圧し、該加圧空気を燃料噴射ノズルの燃料噴
孔から噴射された燃料と共にノズルキャップに設けた噴
孔から噴射し、該空気と燃料との混合を良好に行って高
度な二流体微粒化を図り、燃焼室での燃料と空気との混
合割合を増加させる二流体微粒化噴霧ノズル装置を提供
することである。
〔!!!!題を解決するための手段〕
この発明は、上記の課題を解決し、上記の目的を達成す
るために、次のように溝底されている。
即ち、この発明は、燃料を噴射する燃料噴孔を形成した
ノズル本体、該ノズル本体内に配置され且つ前記燃料噴
孔を開閉する針弁、前記ノズル本体の外側に圧縮空気通
路を形成し且つ前記燃料噴孔に対応する位置に形成した
噴孔と圧縮空気取入口を備えたノズルキャンプ、及び前
記圧縮空気取入口を通じて前記圧縮空気通路に圧縮空気
を送り込む圧縮空気発生手段、を有する二流体微粒化噴
霧ノズル装置に関する。
更に、この二流体微粒化噴霧ノズル装置において、前記
ノズルキャップの前記噴孔は前記ノズル本体の前記燃料
噴孔より大径に形成されているものである。
また、この二流体微粒化噴霧ノズル装置において、前記
圧縮空気発生手段は、逆止弁を通して取り入れた圧縮空
気を増圧する均圧ピストンを有するものである。
更に、この二流体微粒化噴霧ノズル装置において、前記
圧縮空気発生手段は、燃焼室より取り入れた一部燃焼ガ
スを含む圧縮空気を増圧する増匡ピストンを有するもの
である。
C作用〕 この発明による二流体微粒化噴霧ノズル装置は、以上の
ように溝底されており、次のように作用する。即ち、こ
の二流体微粒化噴霧ノズル装置は、燃料を噴射する燃料
噴孔を形成したノズル本体の外側に、圧縮空気通路を形
成し且つ前記燃料噴孔に対応する位置に形成した噴孔と
圧縮空気取入口を備えたノズルキャップを配置し、前記
圧縮空気取入口を通じて前記圧縮空気通路に圧縮空気を
送り込む圧縮空気発生手段を設けたので、該圧縮空気を
燃料噴射ノズルの前記噴孔から噴射された燃料の周囲を
囲む状態、即ち前記ノズルキャップの前記噴孔の中心軸
部位に燃料が存在し且つ該燃料の回りに圧縮空気が存在
する状態で前記ノズルキャンプに設けた前記噴孔から噴
射され、その噴射状態は燃焼室内に空気を燃料噴霧に沿
って噴射して該空気が燃料噴霧中にエントレメントされ
て燃料と空気との混合を良好に行って燃料と空気との高
度な二流体微粒化を図り、前記燃焼室での燃料と空気と
の混合割合を増加させる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、この発明による二流体微粒化噴
霧ノズル装置の実施例を詳述する。
まず、この発明による二流体微粒化噴霧ノズル装置の一
実施例を、第1図〜第5図を参照して説明する。第1図
は、この二流体微粒化噴霧ノズル装置の一実施例を示す
第2図の線1−1における断面図、及び第2図はシリン
ダヘッド10の下面の平面図である。この二流体微粒化
噴霧ノズル装置は、断熱エンジンに組み込んだ燃料噴射
ノズル5及び圧縮空気発生手段3から構成されている。
この実施例では、圧縮空気発生手段3として圧縮空気を
圧縮空気供給装置から導入し、該圧縮空気を増圧ピスト
ン30で加圧するものが使用されている。
断熱エンジンは、主として、シリンダ14を備えたシリ
ンダブロック11、該シリンダ14に嵌合したシリンダ
ライナ15、シリンダブロック11にガスケット52を
介して固定したシリンダヘッド10.シリンダヘッド1
0に形成した穴部9に断熱ガスケット4を介して配置し
たヘッド下面部6とライナ上部7とを一体的に断熱構造
に構成したヘッドライナ2、ライナ上部7とシリンダラ
イナ15内を往復運動する断熱構造のピストンヘッド1
3を備えたピストン12、及びピストンヘッド13とヘ
ッドライナ2によって形成される燃焼室1を有し、特に
、燃料噴射ノズル5及び圧縮空気発生手段3を配置した
ものである。ヘッドライナ2、断熱ガスケント4及びピ
ストンヘッド13は、窒化珪素(SiJn) 、炭化珪
素(SiC) 、チタン酸アルξニウム、チタン酸カリ
ウム、複合材料等のセラミック材料から断熱構造に槽底
されている。第2図に示すように、シリンダヘッド10
及びヘッドライナ2には、吸気ポート16及び排気ポー
ト17が形成され、吸気ポート16には吸気バルブが配
置され、排気ボー)17には排気バルブが配置されてい
る。更に、シリンダヘッド10の下面部には、燃料噴射
ノズル5を取付けるための穴23、加圧室26を形成す
るための穴24及び圧縮空気室27を形成するための穴
25が形成されている。
この二流体微粒化噴霧ノズル装置において、圧縮空気発
生手段3の一例は、特に、第1図に示されている。シリ
ンダへラド10には、圧縮空気室27、該圧縮空気室と
連通ずる増圧シリンダ28、該増圧シリンダ28と逆止
弁41を介して連通ずる加圧室26が形成されている。
圧縮空気室27は、逆止弁42を介してコンプレッサ、
バッファタンク等の圧縮空気供給装置に通じる空気通路
29に連通しているものであり、該圧縮空気供給装置か
ら供給される圧縮空気Aを一旦溜めるa能を有している
。圧縮空気室27は、シリンダへラド10に形成した穴
25に逆止弁42を配置してプラグ36を螺入して閉鎖
することによって形成される。また、加圧室26は、シ
リンダヘッドlOに形成した穴24に逆止弁41を配置
してプラグ35を螺入して閉鎖することによって形成さ
れる。
増圧シリンダ28には、増圧ピストン30が配置され、
該増圧ピストン30が増圧シリンダ28内を往復運動す
ることによって圧縮空気室27から圧縮空気通路33を
通じて供給された圧縮空気Aを加圧することができる。
この増圧ピストン30は、カム31の回転運動に応じて
tX動するカムシャフト32によって増圧シリンダ28
内を往復運動するものである。増圧ピストン30によっ
て加圧された増圧シリンダ28内の圧縮空気Aは、圧縮
空気通路34を通じてノズルキャップ8に形成された圧
縮空気取入口37から燃料噴射ノズル5に供給される。
この二流体微粒化噴霧ノズル装置において、燃料噴射ノ
ズル5の要部は、特に、第3図、第4図及び第5図に示
されている。この燃料噴射ノズル5は、針弁19をノズ
ル本体20内に設けた通常の構造にノズルキャンプ8を
取付けたものである。
このノズルキャンプ8は、ノズル本体20の外周に配置
され、ノズル本体20の外面とノズルキャップ8の内面
との間に圧縮空気通路18を形成している。また、ノズ
ルキャンプ8には、ノズル本体20に形成した小径の噴
孔21に対応する位置に大径の噴孔22が形成されてい
る。圧縮空気の導入については、第4図に示すように、
圧縮空気発生手段3から供給された圧縮空気Aが、ノズ
ルキャップ8に形成した圧縮空気取入口37からノズル
キャップ8に形成した環状の圧縮空気通路39へ供給さ
れ、次いで、該圧縮空気通路39から多数の通孔38を
通って圧縮空気通路18に導入される。一方、ノズル本
体20と針弁19との間の燃料通路40に存在する燃料
Fは、針弁19が噴孔21を開弁することによって噴孔
21から噴射され、噴孔21から噴射された燃料Fは乱
れることなく、ノズルキャンプ8に形成した噴孔22か
ら燃焼室1へと噴射される。この燃料噴射中に、圧縮空
気通路18に導入された圧縮空気Aは、噴孔22から噴
射される燃料Fの外周を覆う状態でエントレメントされ
て吹き出される。言い換えれば、燃料Fは噴孔22の中
心部から燃焼室1内へ噴射され、該燃料Fのまわりに空
気が存在する状態で空気が燃焼室1内へ噴出する。
この発明による二流体微粒化噴霧ノズル装置は、上記の
ように構成されており、次のように作動する。この二流
体微粒化噴霧ノズル装置における圧縮空気発生手段3で
は、増圧ピストン30を作動するカム31は、針弁19
が噴孔21を開弁して燃料Fを噴射する燃料噴射時期で
ある圧縮行程Cの後期に、増圧ピストン30を下降する
ように設定されている。しかも、増圧ピストン30は、
圧縮行程Cの後半から膨張行程Bを過ぎて排気行程Eの
間にわたって下降した状態に維持され、吸入行程【から
上昇するように設定されている0図中、矢印りはカム3
1の回転方向を示す。更に、圧縮空気発生手段3につい
ては、増圧ピストン30が下降して増圧シリンダ28内
の圧縮空気入を加圧し、加圧された圧縮空気Aが所定の
設定圧(例えば、30〜40 kg/cm” )以上の
空気圧力になると、逆止弁41が開弁するように設定さ
れている。逆止弁41が開弁すると、加圧された圧縮空
気Aは、増圧シリンダ28から加圧室26へ押し込まれ
、次いで、加圧室26から圧縮空気通路34、圧縮空気
取入口37、環状圧縮空気i!i路39及び通孔38を
通ってノズルキャップ8とノズル本体20との間の圧縮
空気通路18に導入される。膨張行程B及び排気行程已
において、燃焼室1内の燃焼ガスは、加圧室26に逆止
弁41があり且つ増圧ピストン30が下端部に位置する
ことによって増圧シリンダ28内に逆流することが防止
される。
また、増圧シリンダ28への圧縮空気Aの導入について
は、圧縮空気Aが圧縮空気供給装置から圧縮空気通路2
9及び逆止弁42を介して圧縮空気室27に導入される
ことによって達成できる。即ち、逆止弁42の上流側の
圧縮空気通路29内には、常時、数kg/c−の空気圧
がかかっているので、吸入行程!及び圧縮行程Cの前中
期に増圧ピストン30が上方に移動することによって逆
止弁42が開弁して圧縮空気通路29及び圧縮空気室2
7から増圧シリンダ28内へ導入される。この時、逆止
弁42は増圧ピストン30による増圧シリンダ28内の
圧縮空気の加圧時に増圧シリンダ28から圧縮空気通路
29への逆流を防止する機能を果たす。
次に、この発明による二流体微粒化噴霧ノズル装置の別
の実施例を、第6図〜第11図を参照して説明する。こ
の二流体微粒化噴霧ノズル装置は、断熱エンジンに組み
込んだ燃料噴射ノズル5及び圧縮空気発生手段3から構
成されている。この実施例では、圧縮空気発生手段とし
て燃焼室1より取り入れた一部燃焼ガスを含む圧縮空気
を増圧する増圧ピストン50を使用した例が示されてい
る。
この実施例は、上記実施例と比較して圧縮空気発生手段
53が相違する以外は、燃料噴射ノズル5、断熱エンジ
ンの構成及び均圧ピストンの駆動、燃料と圧縮気体の噴
射タイ稟ング等のm能については同一であるので、同一
の部品については同一の符号を付して重複する説明を省
略する。
第6図は第7図の線Vl−V[における断面図、及び第
7図はシリンダヘッドIOの下面の平面図である。図示
のように、この二流体微粒化噴霧ノズル装置の圧縮空気
発生手段53において、増圧シリンダ28は、ヘンドラ
イナ2のへラド下面部6に形威された圧縮空気通路44
及びシリンダヘッド10に形威された圧縮空気通路43
を通じて燃焼室1と連通している。増圧シリンダ28内
への圧縮空気の導入は、圧縮行程C中の燃焼室1内の圧
縮空気の一部を圧縮空気通路44及び圧縮空気通路43
を通じて達成される。均圧ピストン50には、その外周
面に圧縮空気通路を形成する縦溝45が形成されている
また、この圧縮空気発生手段53には、増圧ピストン5
0が増圧シリンダ28内の最上部と最下部に位置する時
に、増圧ピストン50を回転させるピストン回転機構が
設けられている。増圧ピストン50の上端部には、保合
片47が形威されている。この保合片47は、カムシャ
フト46に形威した係合溝48に係合する。この係合溝
48は、第9図及び第11図に示すように、両端部位が
扇型溝49.51に形威されている。
第8図及び第9図は増圧ピストン50が増圧シリンダ2
8内を上昇した状態を示している。増圧ピストン50が
最上部に位置する時には、増圧ピストン50の係合片4
7は係合溝48の扇型溝49に位置し、該扇型溝49の
形状とカムシャフト46上を摺動する保合片47との作
用によって、増圧ピストン50は矢印a方向に回転し、
圧縮空気通路43と縦溝45とは合致しない状態になる
従って、増圧ピストン50はこの回転位置の状態でその
係合片47が矢印C方向に移動し、増圧ピストン50が
圧縮空気通路43を遮断した時点から増圧シリンダ28
内の圧縮空気は加圧開始されることになる。
また、第10図及び第11図は増圧ピストン50が増圧
シリンダ28内を下降した状態を示している。この増圧
ピストン50が最下部に位置する時には、増圧ピストン
50の係合片47は係合溝48の扇型溝51に位置し、
該扇型溝51の形状とカムシャフト46上を摺動する保
合片47との作用によって、増圧ピストン50は矢印す
方向に回転し、圧縮空気通路43と縦溝45とは合致す
る状態になる。従って、増圧ピストン50の縦溝45と
圧縮空気通路43とは連通した状態を維持して、増圧ピ
ストン50はこの回転位置の状態でその係合片47が矢
印d方向に移動し、増圧ピストン50が上昇して圧縮空
気Aが増圧シリンダ28内に導入される。
また、膨張行程Bと排気行程Eでは、増圧ピストン50
は増圧シリンダ28の最下端部に位置しているので、燃
焼室1内の燃焼ガスは加圧室26へは入ることができな
い状態になっている。
更に、断熱エンジンにおいて、燃料噴射ノズルの閉弁後
の燃料後だれを防止するために、燃料噴射ノズルのタイ
プとして、サックホールレスノズルを用いた場合には、
燃焼室内の高温ため、ノズル先端部のホール部に亀裂が
入り、該破片が燃焼室内に落下する現象が発生すること
があるが、この発明による二流体微粒化噴霧ノズル装置
については、セラミック材料から成るノズルキャンプ8
が存在するため、燃料噴射ノズル5のノズル本体20は
燃焼室1内の燃焼ガスからの熱伝達量がノズルキャップ
8によって減少できるので、燃料噴射ノズル5としてサ
ックホールレスノズルを使用しても、上記のような落下
現象は発生しない。
〔発明の効果〕
この発明による二流体微粒化噴霧ノズル装置は、以上の
ようにtR或されているので、次のような効果を有する
。即ち、この二流体微粒化噴霧ノズル装置は、燃料を噴
射する燃料噴孔を形成したノズル本体、該ノズル本体内
に配置され且つ前記燃料噴孔を開閉する針弁、前記ノズ
ル木像の外側に圧縮空気通路を形威し且つ前記燃料噴孔
に対応する位置に形成した噴孔と田縮空笠取入口を借ま
六・ノズルキャンプ、及び前記圧縮空気取入口を通じて
前記圧縮空気通路に圧縮空気を送り込む圧縮空気発生手
段を有するので、該圧縮空気を燃料噴射ノズルの前記燃
料噴孔から噴射された燃料の周囲を囲む状態、即ち前記
ノズルキャップの前記噴孔の中心軸部位に燃料が存在し
且つ該燃料の回りに圧縮空気が存在する状態で前記ノズ
ルキャップに設けた前記噴孔から噴射し、その噴射状態
は燃焼室内に空気を燃料噴霧に沿って噴射して該空気が
燃料噴霧中にエントレメントされて燃料と空気との混合
を促進し、燃料と空気との高度な二流体微粒化を図って
前記燃焼室での燃料と空気との混合割合を増加させる。
この二流体微粒化噴霧ノズル装置において、前記ノズル
キャップの前記噴孔は前記ノズル本体の前記燃料噴孔よ
り大径に形成されているので、燃料噴孔から噴射された
燃料は前記ノズルキャップの前記噴孔の中心軸部位に確
実に存在し、該燃料の回りに圧縮空気が存在する状態に
なる。従って、前記ノズル本体と前記ノズルキャップと
の間の前記圧縮空気通路で燃料が着火するような現象は
発生せず、燃焼室において燃料と圧縮空気との混合が確
実に且つ良好に行われる。
更に、この二流体微粒化噴霧ノズル装置において、前記
圧縮空気発生手段は、逆止弁を通じて取り入れた圧縮空
気を増圧する増圧ピストンを有するので、前記ノズル本
体と前記ノズルキャンプとの間の前記圧縮空気通路に確
実に導入することができる。
或いは、この二流体微粒化噴霧ノズル装置において、前
記圧縮空気発生手段は、燃焼室より取り入れた圧縮空気
を増圧する増圧ピストンを有するので、前記ノズル本体
と前記ノズルキャンプとの間の前記圧縮空気通路に確実
に導入することができると共に、圧縮空気の導入が一種
のEGRを行うことになり、排ガスの浄化作用として機
能できる。更に、前記増圧ピストンを回転させる構造に
構成すれば、前記燃焼室の圧縮空気を確実に且つ多量に
導入することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による二流体微粒化噴霧ノズル装置の
一実施例を示す断面図、第2図は第1図の線■−Hにお
けるシリンダヘッドの下面を示す平面図、第3図は第1
図の燃料噴射ノズルの要部の一例を示す断面図、第4図
は第3図の線rV−rVにおける断面図、第5図は第3
図の線■における拡大断面図、第6図はこの発明による
二流体微粒化噴霧ノズル装置の別の実施例を示す断面図
、第7図は第6図の線■−■におけるシリンダヘッドの
下面を示す平面図、第8図は増圧ピストンの最上部に位
置する状態を示す概略説明図、第9図は第8図に対応す
る位置のカムシャフトと増圧ピストンとの関係を示す概
略説明図、第10図は増圧ピストンの最下部に位置する
状態を示す概略説明図、第11図は第10図に対応する
位置のカムシャフトと増圧ピストンとの関係を示す概略
説明図である。 1・−・・・−燃焼室、2−・・・・・・ヘッドライナ
、3,53−−−−−−一圧縮空気発生手段、5−・−
・−燃料噴射ノズル、Q−−−,7−7−11,上、−
、、,411”1.、、、、−、、、’y+1〜ノ、−
一11^−、L′13−・・−・・−ピストンヘッド、
18−・−・・・・−圧縮空気通路、19−・・・針弁
、20−−−−−−ノズル本体、21・・・−・−・燃
料噴孔、22−・・・・−噴孔、26−・−・−加圧室
、27圧縮空気室、28・−・・・増圧シリンダ、29
.33.34,43.44−−−・−・圧縮空気通路、
3050・・・−・・増圧ピストン、31−・−・−カ
ム、32.46−・・−・・カムシャフト、37−−−
−−・・圧縮空気取入口、41 、 42−−−−−一
逆止弁、45=−・−縦溝、47係合片、48−・−・
−係合溝。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)燃料を噴射する燃料噴孔を形成したノズル本体、
    該ノズル本体内に配置され且つ前記燃料噴孔を開閉する
    針弁、前記ノズル本体の外側に圧縮空気通路を形成し且
    つ前記燃料噴孔に対応する位置に形成した噴孔と圧縮空
    気取入口を備えたノズルキャップ、及び前記圧縮空気取
    入口を通じて前記圧縮空気通路に圧縮空気を送り込む圧
    縮空気発生手段、を有する二流体微粒化噴霧ノズル装置
  2. (2)前記ノズルキャップの前記噴孔は前記ノズル本体
    の前記燃料噴孔より大径に形成されている請求項1に記
    載の二流体微粒化噴霧ノズル装置。
  3. (3)前記圧縮空気発生手段は、逆止弁を通じて取り入
    れた圧縮空気を増圧する増圧ピストンを有する請求項1
    に記載の二流体微粒化噴霧ノズル装置。
  4. (4)前記圧縮空気発生手段は、燃焼室より取り入れた
    圧縮空気を増圧する増圧ピストンを有する請求項1に記
    載の二流体微粒化噴霧ノズル装置。
JP27844889A 1989-10-27 1989-10-27 二流体微粒化噴霧ノズル装置 Pending JPH03141861A (ja)

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JP27844889A Pending JPH03141861A (ja) 1989-10-27 1989-10-27 二流体微粒化噴霧ノズル装置

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JP (1) JPH03141861A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007205295A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd ガスエンジン用パイロット燃料噴射弁の冷却装置
US8608373B2 (en) 2009-08-12 2013-12-17 Sii Nanotechnology Inc. Softening point measuring apparatus and thermal conductivity measuring apparatus

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