JPH03141858A - ディーゼルエンジンの燃料供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はディーゼルエンジンの燃料供給装置に関するも
のである。

［従来の技術］ ディーゼルエンジンの燃料供給装置は、第５図に示すよ
うに燃料タンク１、水分離器２．２次燃料フィルタ３、
フィードポンプ４．１次燃料フィルタ５、噴射ポンプ６
、噴射ノズル７を順に燃料パイプ８〜１２及び噴射パイ
プ１３で接続したものであり、且つ噴射ポンプＢでの余
分な燃料をオーバーフローバルブ１４からオーバーフロ
ーパイプ１５を介して燃料タンクｌに戻すようにし、噴
射ノズル７の図示しないノズルニードルを潤滑した燃料
をリーケージパイプ１６を介してオーバーフローバルブ
１４へ送るようにしたものである。

又、上記構成のうち２次燃料フィルタ３は、第６図に示
すように下面外周部分に燃料タンク１側の燃料パイプ９
に接続された吸入路１７の開口１７°を有し、且つ下面
中央部分にフィードポンプ４側の燃料バイブＩＯに接続
された吐出路１８の開口１８°を有する蓋状の上部カバ
ー１９と、該上部カバ−１９下面に着脱自在に取付けら
れた容器状の下部カバー２０と、上部カバー１９及び下
部カバー２０により形成される空間内部に交換可能に挿
入されて、前記空間を吸入路１７に連通ずる吸入室２１
、及び吐出路１８に連通ずる吐出室２２に仕切る円筒状
のフィルタエレメント２３とで構成されている。

ディーゼルエンジン始動後における運転時には、フィー
ドポンプ４の作用により、燃料タンクｌの燃料は、燃料
パイプ８から水分離器２に送られて燃料中の水分を除去
される。

次に、水分離器２て水分が除去された燃料は、燃料パイ
プ９を通って２次燃料フィルタ３の吸入路１７の開口１
７゛から吸入室２１に入り、吸入室２１からフィルタエ
レメント２３を吐出室２２へ通り扶けることにより燃料
中のｔＩＩいゴミ等を除去される。

２次燃料フィルタ３のフィルタエレメント２３で粗いゴ
ミ等が除去された燃料は、２次燃料フィルタ３の吐出路
１８及び燃料パイプ１０、及びフィードポンプ４、並に
燃料パイプＬ（を通って１次燃料フィルタ５に送られて
燃料中の細いゴミ等を分離され、その後燃料は、燃料パ
イプ１２から噴射ポンプ６へ送られる。

噴射ポンプ６へ送られた燃料は、噴射ポンプ６により噴
射圧を与えられ、噴射バイブ１３を介して噴射ノズル７
から図示しないディーゼルエンジンのシリンダヘッドへ
噴射される。

この際、２次燃料フィルタ３は、フィードポンプ４の吸
入側に接続されて、フィードポンプ４に燃料中の粗大な
ゴミが流入するのを防止することにより、フィードポン
プ４を保護し、且つ１次燃料フィルタ５の上流側に設け
られて、１次燃料フィルタ５に燃料中のｔｎ大なゴミか
流入するのを防止することにより、１次燃料フィルタ５
の交換頻度を減らすために設けられている。

［発明か解決しようとする課題］ しかしながら、上記従来のディーゼルエンジンの燃料供
給装置には、以下のような問題があった。

即ち、２次燃料フィルタ３の吐出室２２は、フィードポ
ンプ４の吸入側に設けられて、フィードポンプ４により
吸引されているため、内部が負圧となり、しかも２次燃
料フィルタ３は燃料の吸引量が多いため、内部の負圧が
大きくなり易い。

すると、燃料タンクｌから２次燃料フィルタ３に吸入さ
れた燃料には、高い負圧によって燃料中に溶存している
エアの気泡が多量に発生し、該気泡によって２次燃料フ
ィルタ３の吐出室２２上部にエアが溜ってしまう。

すると、吐出路Ｌ８の開口１８°は吐出室２２の上方に
設けられているため、吐出路Ｉ８からはエアのみがフィ
ードポンプ４に吐出されて、燃料か吐出されて行かない
ことになり、拮果としてディーゼルエンジンは突然エン
ジン停止（いわゆるエンスト）を起こしてしまう。

このようにして、ディーゼルエンジンが突然エンジン停
止を起こした場合、運転手等が２次燃料フィルタ３のエ
ア抜きをいちいち行わなければならなかった。

本発明は上述の実情に鑑み、２次燃料フィルタでのエア
の発生を抑えることのできるディゼルエンジンの燃料供
給装置を提供することを目的とするものである。

［課題をＭ決するための手段］ 本発明は燃料タンクに２次燃料フィルタの吸入室を接続
し、該吸入室とフィルタエレメントを隔てて設けられた
２次燃料フィルタの吐出室にフィードポンプを接続した
ディーゼルエンジンの燃料供給装置において、２次燃料
フィルタの吐出室に燃料タンクを直結するバイパスライ
ンを設け、吐出室内部の負圧か或る価以上となった時に
、燃料タンクからバイパスラインを通して吐出室へ燃料
を供給させる絞りを設けたことを特徴とするディーゼル
エンジンの燃料供給装置にかかるものであり、２次燃で
４フイルタの吐出室下部に、吐出室内の燃料をフィード
ポンプへ吐出する吐出路の開口を形成したディーゼルエ
ンジンの燃料供給装置にかかるものである。

［作　　　用］ 燃料タンクの燃料は２次燃料フィルタの吸入室へ導かれ
、フィルタエレメントを通って粗大なゴミが除去された
後、吐出室からフィードポンプに吸入される。

この際、２次燃料フィルタの吐出室はフィードポンプに
より吸引されているため内部か負圧となる。

２次燃料フィルタの吐出室内部の負圧が小さい場合には
、絞りによってバイパスラインを燃料が流れることが抑
えられているが、２次燃料フィルタの吐出室内部の負圧
が成る価以上になると、燃料タンクの燃料がバイパスラ
インを通って２次燃料フィルタの吐出室へ積極的に供給
されるので、２次燃料フィルタの吐出室の負圧は余り大
きくならず、吐出室内部の気泡の発生が抑えられる。

又、吐出室内部に発生した気泡により吐出室上部にはエ
アが溜るので、吐出路の開口を吐出室下部に設けること
により、吐出室の下部から燃料が確実に吸い出されるよ
うになる。

〔実　施　例〕

以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図・第２図は本発明の一実施例であり、図中第５図
、第６図と同一の符号を付した部分は同一物を表わして
いる。

２次燃料フィルタ３の上部カバー１９に、上部カバー１
９の下面中央部に開口２４°を有する吸入路２４を形成
し、該吸入路２４と燃料タンク１とをバイパスライン２
５で接続し、該バイパスライン２５の途中に、２次燃料
フィルタ３の吐出室２２内部の負圧が大きくなった時に
、燃料タンクｌから吐出室２２へ燃料を供給させるチエ
ツク弁等の絞り２Ｂを設ける。

次に作動について説明する。

燃料タンク１の燃料が図示しないディーゼルエンジンの
シリンダヘッドに噴射される過程については、第５図、
第６図と同様である。

このとき、２次燃料フィルタ３の吐出室２２内部は、フ
ィードポンプ４に吸引されているので負圧となる。

該負圧が小さいうちは、吐出室２２内部の燃料に溶存し
ているエアが気泡となって発生する量が少ないため、デ
ィーゼルエンジンが突然エンジン停止を起こすおそれが
なく、このときバイパスライン２５は絞り２６によって
流動抵抗が大きくなっているので、燃料タンク１からバ
イパスライン２５を通って吐出室２２に流入される燃料
は極く僅かであり、はとんど影響はない。

吐出室２２内の負圧が成る価以上になると、絞り２６に
よる流動抵抗よりも吐出室２２からの吸引力の方が優る
ので、燃料タンクｌからバイパスライン２５を通って吐
出室２２に積極的に燃料が供給され、これによって吐出
室２２内部の負圧は余り大きくなることがない。

そのため、吐出室２２内部の燃料に溶存しているエアが
気泡となって発生する量が抑えられ、結果としてディー
ゼルエンジンの突然のエンジン停止が防止される。

第３図、第４図は本発明の他の実施例であり、バイパス
ライン２５にチエツク弁を設ける代りに、上部カバー１
９の中央部に形成された吸入路２４の開口２ｒを狭めて
絞り２７を形成し、吸入路２４の絞り２７より燃料タン
クｌ側を、上部カバ−１９外周部に開口する吸入路１７
に連通路２８を介して連通させたものである。

又、上部カバー１９の中央部に形成した吐出路１８の開
口１８°に吐出室２２下部に開口２９°を有する延長管
２９を取付けたものである。

このようにしても、前記実施例と同様に、吐出室２２内
部のエアの発生が抑えられ、ディーゼルエンジンの突然
のエンジン停止が防止される。

又、吐出室２２内部に発生したエアは吐出室２２上部へ
溜るので、吐出路１８の開口１８°に吐出室２２下部に
開口２９°を有する延長管２９を接続することによって
、吐出室２２の下部から燃料が確実に吸い出されること
になって、吐出室２２からのエアの吸い出しが防止され
る。

尚、本発明のディーゼルエンジンの燃料供給装置は、上
述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること
は勿論である。

［発明の効果コ 以上説明したように、本発明のディーゼルエンジンの燃
料供給装置によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏
し得る。

■　２次燃料フィルタの吐出室に燃料タンクを直結する
バイパスラインを設け、絞りにより吐出室内部の負圧が
成る価以上となった時に燃料タンクからバイパスライン
を通って吐出室に燃料を供給させるようにしたので、吐
出室内の負圧が大きくなって吐出室内に燃料に溶存して
いたエアが気泡となって発生することが抑えられ、該エ
アによりディーゼルエンジンが突然エンジン停止を起こ
すことか防止できる。

■　吐出路の開口に吐出室下部に開口する延長管を接続
したので吐出室下部から燃料が確実に吐出され、ディー
ゼルエンジンが突然エンジン停止を起すことが防止でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の系統図、第２図は第１図に
用いられる２次燃料フィルタの一部通視した側面図、第
３図は本発明の他の実施例の系統図、第４図は第３図に
用いられる２次燃料フィルタの一部透視した側面図、第
５図は従来例の系統図、第６図は第５図に用いられる２
次燃料フィルタの一部透視した側面図である。 図中１は燃料タンク、３は２次燃料フィルタ、４はフィ
ードポンプ、１８は吐出路、１８°は吐出路１８の開口
、２１は吸入室、２２は吐出室、２３はフィルタエレメ
ント、２５はバイパスライン、２６゜２７は絞り、２９
は延長管、２９°は延長管２９の開口を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）燃料タンクに２次燃料フィルタの吸入室を接続し、
   該吸入室とフィルタエレメントを隔てて設けられた２次
   燃料フィルタの吐出室にフィードポンプを接続したディ
   ーゼルエンジンの燃料供給装置において、２次燃料フィ
   ルタの吐出室に燃料タンクを直結するバイパスラインを
   設け、吐出室内部の負圧が或る価以上となった時に、燃
   料タンクからバイパスラインを通して吐出室へ燃料を供
   給させる絞りを設けたことを特徴とするディーゼルエン
   ジンの燃料供給装置。 ２）２次燃料フィルタの吐出室下部に、吐出室内の燃料
   をフィードポンプへ吐出する吐出路の開口を形成した請
   求項１記載のディーゼルエンジンの燃料供給装置。