JPH03141416A - メモリカード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記憶保護用の電池回路における電池寿命又は電
池の電圧降下に関する情報を表示する表示部を備えたメ
モリカードに関する。

〔従来の技術〕

第３図は従来のメモリカードにおける電池回路図であり
、図中１はスタティックラム（ＲＡＭ）を示している。

スタティックラム１はアドレスバス２、コントロールバ
ス３、データバス４をアクセスすることによってデータ
の書込み、読出しを行い得るようになっている。このス
タティックラムｌには、図示しないシステム側の電源、
即ち外部電源が逆流防止ダイオード５を介して接続され
る外、これと並列的に内部電源としての電池６が保護抵
抗７、保護ダイオード８を介して接続されるようになっ
ている。

メモリカードがシステムにセットされ、外部電源がスタ
ティックラム１に印加されているときは、内部電位は電
池６から印加される電位より高く、電池６の消耗を招く
ことなく、スタティックラム１はアドレスバス２、コン
トロールバス３、データバス４をアクセスしてデータの
書込み、読出しが可能となる。

一方、メモリカードがシステムから引き出され、外部電
源がスタティックラム１に印加されないときは電池６か
ら保護抵抗７、保護ダイオード８を介して所定の内部電
圧がスタティックラム１に印加され、スタティックラム
１の記憶データは消滅することなく維持される。

いまスタティックラム１の記憶保護動作時における消費
電流を■。とすると、電池６の寿命は下記（１）式で表
わされる。

電池寿命＝電池６の電荷容量／Ｉｓｂ　　・・・（１）
一般にメモリカードは所持携帯構造を特徴としており、
電池６として大きな電荷容量のものを装備するのは難し
いから、例えば電荷容量を１６５ｍＡＨ１Ｉｓｂ＝１７
μＡ（周囲温度２０℃）とすると、電池寿命は上記（１
）式から１．１年程度となる。

一方スタテイックラム１は周囲温度が上昇すると消費電
流が増加する特性を有しており、例えば周囲温度が２０
℃のときはｌ５ｂ＝１７μ八であるが、５０℃のときは
ｌ５ｂ＝８５μｍ程度となり、このときの電池寿命は電
池の電荷容量を１６５ｍＡＢとして（１）式から略０．
２２年程度となる。

〔発明が解決しようとする課題〕

従って使用環境が比較的温度の高い場合等には頻繁な電
池交換が必要となり、電池交換時期を使用者に報知する
本設が必要となるが、従来にあってはこれに対する配慮
は全くなされていなかった。

本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、その
目的とするところは電池の電圧降下、又は電池交換時期
を使用者に確実に認識させ得て、スタティックラムの記
憶内容の消滅等の事故を未然に防止し得るようにしたメ
モリカードを提供するにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係るメモリカードは電池の出力に関連して色が
変化するサーモクロミズム素子又はエレクトロクロミズ
ム素子を用いた表示部を備える。

〔作用〕

本発明にあってｃ２これによって、電池寿命の接近、電
圧の降下をこれに伴う表示部の色変化を通して認識する
ことが可能となる。

〔実施例〕

以下本発明をその実施例を示す図面に基づき具体的に説
明する。第１図は本発明に係るメモリカード（以下本発
明品という）における記憶保持用の電池回路図であり、
図中１はスタティックラム（ＲＡＭ）を示している。ス
タティックラム１は第３図に示す従来品におけるのと同
様にアドレスバス２、コントロールバス３、データバス
４に対しアクセスすることにより、データの書込み、読
出しを行い得るようになっている。

このスタティックラム１にはメモリカードをシステムに
セットしたときに、外部電源が逆流防止ダイオード５を
介して接続される外、これと並列的に内部電源である電
池６の正極が保護抵抗７゜保護ダイオード８を介して接
続されるようになっている。

そして本発明品にあっては前記電池６の正極には表示制
御回路９を介在させて電池寿命に関する情報を表示する
表示部１０が設けられている。表示部１０は抵抗体にサ
ーモクロミズム素子を取り付けた構造として構成されて
いる。サーモクロミズム素子は温度が低いときは無色、
温度が高いときは赤色（赤紫色）に色が可逆的に変化す
る素子であって、例えば素材としてはスピロピラン等が
用いられる。この実施例の場合には電池寿命が長い場合
、換言すれば電池電圧が高い場合には抵抗体の温度が高
く維持されるため、゛抵抗体が発生する熱によってサー
モクロミズム素子の色が赤色となっているから、これを
視覚的的に捉えることにより、電池寿命がまだ十分長い
こと、換言すれば電池の電圧が十分高いことを認識出来
、一方電池寿命が短い場合、換言すれば電池電圧が低い
場合には抵抗体の温度が低くなるため、サーモクロミズ
ム素子の色が無色又は無色に近い色となり、電池寿命が
短いこと、換言すれば電池の電圧が低くなっていること
を認識し得ることとなる。

表示制御回路９は通常は常時導通状態に保持されるが、
メモリカードがメモリカードシステムから離脱されたと
き導通状態となる構成としてもよい。

このような実施例にあっては電池の電圧降下、電池寿命
を色の変化によって容易に認識することが可能となり、
また構成も抵抗体とサーモクロミズム素子との組み合わ
せで済むから構造も簡単である。

第２図は本発明の他の実施例を示す電池回路図であり、
この実施例にあっては電池６の正極に表示制御回路１）
を介在させて表示部１２を接続せしめである。表示部１
２はエレクトロクロミズム素子にて構成されており、前
記表示制御回路１）を介して電池６から電圧が印加され
、また電流が導通せしめられるようになっている。

エレクトロクロミズム素子は電圧の印加又は電流の導通
していないときと、電圧を印加又は電流を導通したとき
とは、それ自体の色が電気化学反応により素子自体の色
が可逆的に変化する特性を備えており、例えば材料とし
ては酸化タングステン、ビオロゲン誘導体等が用いられ
る。しかもエレクトロクロミズム素子は電圧を印加又は
電流を導通して色が変化すると一定時間その着色状態が
持続する、所謂メモリ機能を備えているため、表示制御
回路１）は一定時間毎に数秒間電源６を表示部１２に接
続せしめる構成、例えば機械的スイッチ。

電子回路スイッチ等にて構成される。勿論常時表示部１
２に電圧の印加、又は電流の導通を行う構成としてよい
ことは言うまでもない。

而してこのような実施例では電池の電圧が高く、また電
池寿命が十分あるときは表示制御部１）により表示部１
２に対し定期的に印加される電圧又は通流される電流に
より表示部１２が所定の色に維持され、使用者に電池の
電圧が高（、電池寿命が未だ十分長いことを認識させ得
、また電池の電圧が低く、電池寿命が短くなると表示部
１２に印加される電圧、通流される電流が変化し、表示
部１２自体の色が変化するため電池の電圧降下、電池寿
命が短いことを視覚的に認識し得ることとなる。

〔発明の効果〕

以上の如く本発明品にあっては、電池の電圧降下、又は
電池の寿命を容易に、しかも正確に認識することが出来
て、記憶内容の消滅等の事故を未然に防止することが出
来るなど本発明は優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における電池回路図、第２図は
本発明の他の実施例における電池回路図、第３図は従来
品の電池回路図である。 １・・・スタティックラム　２・・・アドレスバス３・
・・コントロールバス　４・・・データバス　５・・・
逆流防止ダイオード　６・・・電池　７・・・保護抵抗
８・・・保護ダイオード　９・・・表示制御部　１０・
・・表示部　１）・・・表示制御部　１２・・・表示部
なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）記憶保持用の電池回路を備えるメモリカードにお
   いて、 前記電池回路にサーモクロミズム素子を用いた電池寿命
   に関する情報を表示する表示部を設けたことを特徴とす
   るメモリカード。
2. （２）記憶保持用の電池回路を備えるメモリカードにお
   いて、 前記電池回路にエレクトロクロミズム素子を用いた電池
   寿命に関する情報を表示する表示部を設けたことを特徴
   とするメモリカード。