JPH03141162A - 二珪化モリブデン発熱体の製造法 - Google Patents

二珪化モリブデン発熱体の製造法

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JPH03141162A
JPH03141162A JP1277027A JP27702789A JPH03141162A JP H03141162 A JPH03141162 A JP H03141162A JP 1277027 A JP1277027 A JP 1277027A JP 27702789 A JP27702789 A JP 27702789A JP H03141162 A JPH03141162 A JP H03141162A
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JP
Japan
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binder
molybdenum disilicide
heat
heat generating
water
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Pending
Application number
JP1277027A
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English (en)
Inventor
Kenichi Tsuji
健一 辻
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Riken Corp
Original Assignee
Riken Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 奮皇上段笠ユ分互 本発明は、二珪化モリブデン発熱体の製造法に関する。
従」は[胤 二珪化モリブデンは、非酸化物中で最も優れた耐酸化性
を有し、高温下での高強度、耐食性、そして導電性を併
せもつことから、発熱体として周知である。
が  しよ とする課 ところで、この二珪化モリブデン発熱体は、モンモリロ
ナイト系で粘土質の結合剤を用いた押出し成形品である
。最終的には焼結体中に残るため、発熱体として通電に
よる加熱時にSin、成分が母相中でガラス成分となり
、使用中に可塑性が著しくなって軟化し易い原因ともな
る。
また、天然の粘土中には、Fe、O,、Nap。
に20及びNa、○等の不純物を含むことから、これら
不純物はガラス成分の結晶化を促進し、加熱と冷却との
繰返しにより脆化を早める。更には、発熱体の酸化防止
機能の役目をなし、表面ガラス膜の結晶化に伴って表面
皮膜の剥n現象が発生し易くなる。
従って、本発明は、以上のような従来の二珪化モリブデ
ン発熱体の特性を改良できる製造法を提供することを目
的としている。
1趣上邂迭するため91反 本発明による二珪化モリブデン発熱体の製造法は、二珪
化モリブデンを主体とする粉末に、メチルセルローズ系
水溶性高分子を結合剤として1〜10重量%混合する混
合工程と、この混合物に、5〜15重量%の水を加えて
混練する混練工程と、この混練物によって、発熱部及び
端子部をそれぞれ所要径の棒状に室温下で冷却しながら
成形する押出し成形工程と、棒状に成形された発熱部及
び端子部を自然乾燥して脱水する乾燥工程と、乾燥後、
水素、窒素、アルゴン及びネオン等の非酸化雰囲気中で
400〜800℃にて、発熱部及び端子部の中の結合剤
を分解除去する脱活合剤工程と、結合剤の除去後、同じ
く水素、窒素、アルゴン真空等の非酸化雰囲気中で14
00〜1800℃にて、発熱部及び端子部のそれぞれの
焼結を行なう焼成工程と、を含む各工程からなる。
作−」に 珪化モリブデン粉末に対する結合剤の添加量は比較的に
少なく、加熱によって添加量の90%以上は分解除去さ
れる。仮に、微量の結合剤中に炭素成分が残っても、初
期ガラス膜を生成する操作にあたって、非酸化雰囲気中
で通電による加熱で、炭酸ガスやガス状単量体の気体と
して分解し、最終的には発熱体には殆ど残存しない。
失−凰一五 以下9本発明による二珪化モリブデン発熱体の製造法の
実施例を説明する。
はじめに、本発明の製造工程は次の通りである。
二珪化モリブデンを主体とする粉末に、メチルセルロー
ズ系水溶性高分子を結合剤として1〜10重量%混合す
る混合工程と、この混合物に、5〜15重量%の水を加
えて混練する混練工程と、この混練物によって、発熱部
及び端子部をそれぞれ所要径の棒状に室温下で冷却しな
がら成形する押出し成形工程と、棒状に成形された発熱
部及び端子部を自然乾燥して脱水する乾燥工程と、乾燥
後、水素、窒素、アルゴン及びネオン等の非酸化雰囲気
中で400〜800℃にて、発熱部及び端子部の中の結
合剤を分解除去する脱活合剤工程と、結合剤の除去後、
同じく水素、窒素、アルゴン真空等の非酸化雰囲気中で
1400〜1800℃にて、発熱部及び端子部のそれぞ
れの焼結を行なう焼成工程と、を含む各工程からなる。
本発明においては、二珪化モリブデン粉末に対する結合
剤の添加量は比較的に少なく、加熱によって添加量の9
0%以」二は分解除去される。仮に、微量の結合剤中に
炭素成分が残っても、初期ガラス膜を生成する操作にあ
たって、非酸化雰囲気中で通電による加熱で、炭酸ガス
やガス状単量体の気体として分解し、最終的には発熱体
には殆ど残存しない。
本発明の製造法によって、実施例としての二珪化モリブ
デン発熱体を次のように得た。この性状は、 ■ 原料粉   MoSi、−15%M o B■ 理
論密度  6.48 ■ 平均粒子径 1.67μm ■ 見掛密度  1.47g/ce ■ 比表面積  1.8イ/g である。
発熱部としての直径3Il111の棒状焼結体と、端子
部としての直径6m+aの棒状焼結体を製作し、これら
の固有抵抗値の比を1:4に設定する。そのため、押出
し直後のグリーン成形物として発熱部が直径3.7ma
+に、端子部が直径7 、5mmとなるように成形金型
を選択した。
即ち、混合及び混練工程において、二珪化モリブデンを
主体とする粉末に、高重合メチルセルローズとグリセリ
ンとからなる1〜10重量%の結合剤を混合し、更に5
〜15重量%の水を加えて混練する。
次に、押出し成形工程では、前工程で得られた混練物を
用い、前述のように例えば直径3 、7mmで、長さ5
00mmの棒状の発熱部を製作する。また、端子部とし
て例えば直径7 、5mmで長さ200IIIII+の
棒状に製作する。製作にあたっては、エキストルーダ型
の押出し成形機にて室温下で冷却しながら成形を行ない
、十分な強度を有する成形物とする。
乾燥工程では、成形された発熱部及び端子部を乾燥して
脱水する。
この後、水素、窒素、アルゴン及びネオン等の非酸化雰
囲気中で400〜800℃にて、成形物中の結合剤を分
解除去する。
この脱活合剤工程後、同じく水素、窒素、アルゴン真空
等の非酸化雰囲気中で1400〜1800℃にて、発熱
部及び端子部の成形物の焼結を進める。
この焼成工程に至るまでのパターンを要約すれば、以下
の通りである。
■ 混合工程・・・原料粉5Kgに、メチルセルロース
系混合結合剤325Kg と水550に区との混合物を加 える。
■ 混練工程・・・連続ニーダ ■ 成形工程・・・真空押出し成形 ■ 乾燥工程・・・自然乾燥 ■ 脱活合剤 工程・・・花■久  水素ガス ■   1500℃で1時間 ■ 焼成工程・・・1」1り、rL空 1斐   400℃で1時間 一方、得られた実施例の二珪化モリブデン発熱体の性状
を確認するため、次のような加工を行なった。
直径3mmを有した棒状焼結体である発熱部を通電によ
り1500℃以上に加熱し、高温可塑性を利用してU字
形に加工する。この両端部を所定の同一長さで切断する
(二珪化モリブデン発熱体は高温で可塑性を有するため
、通常U字形に加工して垂直状態で使用する)。
端子部としての直径6n+mの棒状焼結体は、表面の酸
化皮膜を円筒研磨機によって除去した後、長手方向の一
方側端部の直径を、発熱部の直径3■に合致さすべく予
め機械加工しておく。
このように加工された発熱部及び端子部の互いの接合部
を、数秒間、通電による加圧溶接で局部加熱する。十分
に可塑性が生じ、約11だけクランプ電極が移動したと
ころで電流をカットし、発熱部と端子部を融着した。
発熱部と端子部とを融着接合して得られた二珪化モリブ
デン発熱体としては、端子部に発熱電力を導入するため
に、端子先端に電気良導体であるアルミニウムを溶射に
より被覆した導線接続部が設けられている。
この二珪化モリブデン発熱体を空気中で通電により加熱
し、表面温度を1600℃以上にすると、均一なガラス
皮膜が表面に生成し、母相の酸化防止の役目を果たすよ
うになる。また、発熱体は、1700℃の使用に耐える
ことができ、抵抗の変化が少なく、粘土質成分を含まな
いため、ガラス成分の結晶化に伴う1450℃付近の変
態に伴う脆化温度領域がない。
2Jjし1過 以北説明したように、本発明による二珪化モリブデン発
熱体の製造法は、500℃以下の低温で焼結体の内部に
灰分や炭素が殆ど残留せず、熱分解特性に優れたメチル
セルロース系水溶性高分子を結合剤として用い、この結
合剤を二珪化モリブデンの粉末に混合したものを押出し
成形して乾燥し、非酸化雰囲気中にて結合剤を分解除去
すると共に、同じく非酸化雰囲気中にて高温焼結させる
方法である。その結果、高密度の発熱体が得られる。
即ち、最終的に焼結体中に残らないから、発熱体として
通電による加熱時にSin、成分が母相中でガラス成分
にならず、軟化しづらくなる。
また、得られた発熱体は、1700℃の使用に酎えるこ
とができ、抵抗の変化が少なく、粘土質成分を含まない
ため、ガラス成分の結晶化に伴うl・150付近の変態
に伴う脆化温度領域がない。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)二珪化モリブデンを主体とする粉末に、メチルセ
    ルローズ系水溶性高分子を結合剤と して5〜15重量%混合する混合工程、
  2. (2)この混合物に、10〜15重量%の水を加えて混
    練する混練工程、
  3. (3)この混練物によって、発熱部及び端子部をそれぞ
    れ所要径の棒状に室温下で冷却しな がら成形する押出し成形工程、
  4. (4)棒状に成形された発熱部及び端子部を乾燥して脱
    水する乾燥工程、
  5. (5)乾燥後、水素、窒素、アルゴン及びネオン等の非
    酸化雰囲気中で400〜800℃にて、発熱部及び端子
    部の中の結合剤を分解除去す る脱結合剤工程。
  6. (6)結合剤の除去後、同じく水素、窒素、アルゴン真
    空等の非酸化雰囲気中で1400〜1800℃にて、発
    熱部及び端子部のそれぞれの焼 結を行なう焼成工程、 を含む二珪化モリブデン発熱体の製造法。
JP1277027A 1989-10-26 1989-10-26 二珪化モリブデン発熱体の製造法 Pending JPH03141162A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11322431A (ja) * 1998-05-21 1999-11-24 Japan Energy Corp 低酸素拡散性ガラス質被膜を有するMoSi2を主体とする発熱材料
WO2000051399A1 (fr) * 1999-02-22 2000-08-31 Japan Energy Corporation APPAREIL DE CHAUFFAGE A BASE DE MoSi2 ET SON PROCEDE DE FABRICATION
JP2005522402A (ja) * 2002-04-05 2005-07-28 サンドビク アクチボラゲット ケイ化モリブデンタイプの発熱体を製造する方法及び発熱体
JP2006086013A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Riken Corp 二珪化モリブデン系セラミックス発熱体及びその製造方法
CN108439991A (zh) * 2018-05-14 2018-08-24 北京理工大学 一种应用于超高温感应加热的发热材料及其制备方法

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