JPH0313969Y2 - - Google Patents

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JPH0313969Y2
JPH0313969Y2 JP1987138329U JP13832987U JPH0313969Y2 JP H0313969 Y2 JPH0313969 Y2 JP H0313969Y2 JP 1987138329 U JP1987138329 U JP 1987138329U JP 13832987 U JP13832987 U JP 13832987U JP H0313969 Y2 JPH0313969 Y2 JP H0313969Y2
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cable
clamping
bolt
connecting bolt
terminal
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JP1987138329U
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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば、自動車用バツテリーの端
子との接続を極めて簡単に行なえるようにした端
子接続装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の自動車用バツテリーの端子接続
装置は、例えば、第3図に示すように、ほぼΩ字
形に形成された接続具11にてバツテリー端子B
を囲むように嵌め合わせ配置し、この接続具11
の端部相互をボルト12、ナツト13にて捩じ止
めする。そして、接続具11に突設されているオ
ネジ部14にケーブルC端を連結し、蝶ナツト1
5にてねじ止めする。このとき、ケーブルC端に
は、透孔が穿設されている接続端子16をカシ
メ、溶接その他にて連結してあり、この接続端子
16の透孔を前記オネジ部14に嵌め合わせるも
のとして成る。
更には、ボルトとナツトとによる締め付け作用
を利用して、ボルト自体に開口形成してある挿通
部分にケーブル端を挿通し、ボルトのネジ部に捩
じ込まれるナツトによつて強く締め付けることで
ケーブルを固定するものがある。例えば、登録実
用新案第25547号明細書、昭和2年実用新案出願
公告第5180号、実公昭35−26653号公報、実公昭
37−19755号公報等である。
(考案が解決しようとする課題) ところが、第3図に示された従来の接続装置に
よると、ケーブルC端に接続端子16をあらかじ
め連結するため、平面ほぼT字形に裁断した薄板
状の導電性の板ターミナルを用意し、この板ター
ミナルの両端をケーブルC線材を束ねるようにカ
シメ加工し、接続しておく必要がある。しかも、
接続作業に際し、接続具11のバツテリー端子B
へのボルト12、ナツト13止め、接続端子16
のオネジ部14への蝶ナツト15止めの2ケ所で
の捩じ止め作業を要し、極めて面倒であり、ま
た、構造が複雑なものとなるために高価なものと
なつた。
また、前記公報に示されたような従来提案され
ているボルト、ナツトの締め付け構造のものは、
ボルトに形成したケーブルの挿通部分が孔状であ
るから、例えば撚線状のケーブル端である場合
に、各細線が纏まつていなければその挿通が円滑
に行なえず、接続作業に手間が掛かることがあつ
た。そればかりでなく、接続固定する結線のため
の各種の小物部品が組み込まれているから、複雑
な構造となつていて、その取扱いが非常に面倒な
ものであり、また、高価なものとなつていた。
そこで、この考案は、叙上のような従来存した
諸欠点に鑑み提案出されたもので、構造が簡単
で、取付が容易で、作業能率の向上が図れる端子
接続装置を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記した目的を達成するため、この考案にあつ
ては、電気的導通を図る接続具1に貫挿させる連
結ボルト5に、ケーブルCを挿通させる挿通部6
を接続具1外方に位置させて形成し、連結ボルト
5のオネジ部に捩じ込む締付ナツト7にてケーブ
ルCを接続具1外面に圧着させるようにしたもの
において、接続具1は、バツテリー端子Bを囲む
接触囲い部2の両端から互いに向き合つている挟
着部3を延設し、この挟着部3端から互いに向き
合う方向で折曲することで弾撥付与部4を連設
し、この弾撥付与部4の端面を互いに突き当てて
成り、連結ボルト5の挿通部6は、連結ボルト5
自体の軸心に対して傾斜している溝状に形成し、
その溝底部分は連結ボルト5の頭部がわに位置し
ていることを特徴とする。
(作用) この考案に係る端子接続装置にあつては、電気
的接続を図るべき部材、例えばバツテリー端子B
に、接触囲い部2によつてバツテリー端子Bを囲
むようにして接続具1を配置する一方、連結ボル
ト5の挿通部6にその開口部分から直接にケーブ
ルCを挿通しておく。ついで、この連結ボルト5
を接続具1に貫挿させ、外出したオネジ部に締付
ナツト7を捩じ込む。
すると、この捩じ込みによつて連結ボルト5は
締付ナツト7がわに次第に引き寄せられ、これに
伴ない、挿通部6が接続具1における接続部分た
る挟着部3内に嵌め入れられるようになり、挿通
部6の開口は閉塞される。一方、挿通部6に挿通
されているケーブルCは、挿通部6の溝底部分が
わに次第に移動されながら、接続具1外面に強く
圧着される。
また、接触囲い部2両端から延設した挟着部3
の弾撥付与部4にあつては、その端面が互いに突
き当てられているから、挟着部3における締め付
けナツト7による外方からの挟着作用によつて内
方に撓み、その結果、接触囲い部2ではバツテリ
ー端子Bをしつかり囲む。
(実施例) 以下、第1図及び第2図を参照してこの考案の
一実施例を説明する。
図において示される実施例においては、例え
ば、自動車用のバツテリー端子Bとの接続に使用
される被接続部材としての接続具1を介して電気
的導通を図る例が示されている。
図中での被接続部材としての接続具1は、接触
囲い部2、挟着部3、弾撥付与部4を有し、適宜
肉厚の帯状の導電材を折曲形成して成る。
すなわち、接触囲い部2は、例えば、バツテリ
ー端子Bでの突出している断面円形の突部を囲む
ように、平面からみてほぼ半円よりやや長い円弧
状を呈しており、この接触囲い部2の両端から互
いに向き合つている挟着部3を延設してある。そ
して、この挟着部3端から互いに向き合う方向で
折曲することで弾撥付与部4を連設し、この弾撥
付与部4の端面は互いに突き当てられるようにな
つている。このように弾撥付与部4の端面が互い
に突き当てられていることで、挟着部3では外方
からの挟着作用によつて内方に撓み、その結果、
接触囲い部2ではバツテリー端子Bをしつかり囲
むことができる。
挟着部3相互に対する挟着作用は、連結ボルト
5、締付ナツト7にて得られる。すなわち、連結
ボルト5は、挟着部3に貫挿され、挟着部3外に
突出するオネジ部に締付ナツト7が捩じ込まれる
ことで挟着部3が締付けられる。
このとき、所定のケーブルCが連結ボルト5に
連結されていることで、バツテリー端子Bへの電
気的接続が図れるようになつている。そのため、
連結ボルト5にはケーブルCを挿通させる溝状の
挿通部6を形成し、この挿通部6は、連結ボルト
5での頭部がわの軸部に位置して設けてあり、挿
通部6にケーブルCを挿通した状態で、連結ボル
ト5に締付ナツト7を捩じ込んでいくと、挿通部
6位置が一方の挟着部3外面に近接し、締付ナツ
ト7での締付け作用に伴ないケーブルCは弾撥付
与部4外面に強く圧着される。
図に示すように、挿通部6は、溝状に形成して
あつて、連結ボルト5自体の軸心に対して傾斜し
ており、その溝底部分は連結ボルト5の頭部がわ
に位置させてある。
また、連結ボルト5は、その材質が鉄、真鍮、
合成樹脂その他であつてもよく、特に、限定され
るものではない。
次にこれが使用の一例を説明すると、先ず、バ
ツテリー端子Bに、その接触囲い部2によつて接
続具1を嵌め合わせ配置する一方、連結ボルト5
の挿通部6にケーブルCを挿通する。ついで、こ
の連結ボルト5を、接触囲い部2両端から延設し
てある挟着部3にその一方から貫通し、挟着部3
の他方から外出したオネジ部に締付ナツト7を捩
じ込む。すると、この捩じ込みによつて連結ボル
ト5は締付ナツト7側に次第に引き寄せられ、こ
れに伴ない、挿通部6に挿通されているケーブル
Cが挟着部3に強く圧着される。
このとき、締付ナツト7による締付け作用は、
挟着部3相互を互いに接近させる。そうすると、
端面が互いに突き当てられている弾撥付与部4が
挟着部3の一方での端部の動きを規制しているこ
とで、挟着部3の他方での端部である接触囲い部
2との連続部分を互いに接近させ、撓ませる結
果、接触囲い部2では接続具1をバツテリー端子
B周面にしつくりと周接させる。
なお、接続具1には、あらかじめ、連結ボルト
5を挿通し、締付ナツト7を捩じ込んでおくもよ
く、その作業手順は特に限定されることはない。
(考案の効果) この考案は以上のように構成されており、これ
がため、従来のように、2ケ所でのねじ止め、ケ
ーブルCへの接続端子16のカシメ加工等の面倒
な作業、処理が不要となり、電気的な接続作業を
極めて能率よく遂行できる。
すなわち、これは、この考案にあつての接続具
1が、バツテリー端子Bを囲む接触囲い部2の両
端から互いに向き合つている挟着部3を延設し、
この挟着部3端から互いに向き合う方向で折曲す
ることで弾撥付与部4を連設し、この弾撥付与部
4の端面を互いに突き当てて成るからであり、ま
た、連結ボルト5の挿通部6は、連結ボルト5自
体の軸心に対して傾斜している溝状で、その溝底
部分は連結ボルト5の頭部がわに位置しているか
らであり、こうすることで、捩じ止めは1ケ所で
済み、しかも、その捩じ込み操作によつて、ケー
ブル端子Cの接続、及びバツテリー端子Bとの固
定が同時に行なえるものである。すなわち、バツ
テリー端子Bへの接続具1の嵌め合わせ、挿通部
6にケーブルCを挿通した後での連結ボルト5の
挟着部3への挿通、締付ナツト7の連結ボルト5
へのねじ込み等の簡単な作業によつて行なうこと
ができるものである。
特に、連結ボルト5に形成した挿通部6は、溝
状に形成され、その開口が外部と連通しているか
ら、例えば各細線が纏まつていない撚線状のケー
ブルCであつても、これを簡単に挿通部6内に挿
通セツトできる。しかも、その溝底部分が連結ボ
ルト5の頭部がわに位置して傾斜しているから、
挟着部3に貫挿して嵌め入れられたときは、挿通
部6の開口は閉塞される一方、連結ボルト6に締
め付けナツト7が捩じ込まれるのに伴なつて挿通
部6内のケーブルCは、挿通部6の溝底部分がわ
に次第に移動され、接続具1外面に強く圧着され
るから、ケーブルCは、抜脱されることなく、し
つかりと連結固定されるのである。
また、接触囲い部2両端から延設した挟着部3
の弾撥付与部4にあつては、その端面が互いに突
き当てられているから、挟着部3における締め付
けナツト7による外方からの挟着作用によつて内
方に撓み、その撓み作用によるバネ効果が発揮さ
れる結果、接触囲い部2ではバツテリー端子Bを
しつかり囲み、外部からの衝撃、振動によつても
外れることがない安定状態で固定されるものとな
る。
また、この考案は、自動車でのバツテリーの端
子との着脱自在な接続のみならず、ブースターケ
ーブルでのケーブルとクリツプ具との接続構造と
しても利用できる等の汎用性に富むものである。
以上説明したように、この考案によれば、従来
と異なり、蝶ナツト、板ターミナルが不要とな
り、しかも、構造が簡単で取扱いが容易であるか
ら、取付が簡単で、作業能率がよく、安価に提供
できる等の実用上極めて有益な効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の一実施例を示す
もので、第1図は分解斜視図、第2図は使用状態
での一部切欠平面図、第3図は従来例での分解斜
視図である。 B……バツテリー端子、C……ケーブル、1…
…接続具、2……接触囲い部、3……挟着部、4
……弾撥付与部、5……連結ボルト、6……挿通
部、7……締付ナツト、11……接続具、12…
…ボルト、13……ナツト、14……オネジ部、
15……蝶ナツト、16……接続端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電気的導通を図る接続具に貫挿させる連結ボル
    トに、ケーブルを挿通させる挿通部を接続具外方
    に位置させて形成し、連結ボルトのオネジ部に捩
    じ込む締付ナツトにてケーブルを接続具外面に圧
    着させるようにした端子接続装置において、接続
    具は、バツテリー端子を囲む接触囲い部の両端か
    ら互いに向き合つている挟着部を延設し、この挟
    着部端から互いに向き合う方向で折曲することで
    弾撥付与部を連設し、この弾撥付与部の端面を互
    いに突き当てて成り、連結ボルトの挿通部は、連
    結ボルト自体の軸心に対して傾斜している溝状に
    形成し、その溝底部分は連結ボルトの頭部がわに
    位置していることを特徴とする端子接続装置。
JP1987138329U 1987-09-10 1987-09-10 Expired JPH0313969Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987138329U JPH0313969Y2 (ja) 1987-09-10 1987-09-10

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987138329U JPH0313969Y2 (ja) 1987-09-10 1987-09-10

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Publication Number Publication Date
JPS6443554U JPS6443554U (ja) 1989-03-15
JPH0313969Y2 true JPH0313969Y2 (ja) 1991-03-28

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ID=31400563

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007197040A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Aicello Chemical Co Ltd 積み重ね可能なプラスチック容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH025180U (ja) * 1988-06-17 1990-01-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH025180U (ja) * 1988-06-17 1990-01-12

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007197040A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Aicello Chemical Co Ltd 積み重ね可能なプラスチック容器

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JPS6443554U (ja) 1989-03-15

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