JPH0718130Y2 - 電線接続器 - Google Patents

電線接続器

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JPH0718130Y2
JPH0718130Y2 JP12948590U JP12948590U JPH0718130Y2 JP H0718130 Y2 JPH0718130 Y2 JP H0718130Y2 JP 12948590 U JP12948590 U JP 12948590U JP 12948590 U JP12948590 U JP 12948590U JP H0718130 Y2 JPH0718130 Y2 JP H0718130Y2
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JP
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stud
plate
male screw
pin
shaped conductor
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JP12948590U
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JPH0485662U (ja
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伸二 黒岩
克己 藪
一也 松岡
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Chubu Electric Power Co Inc
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Chubu Electric Power Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は配電線用変圧器の低圧側等において電線の接
続変更、分岐或いは点検、修理等を行う際に柱上に設け
られ、電線の接続分離が可能な電線接続器に関する。
〔従来の技術〕
従来、配電用変圧器の低圧側で電線の接続変更、分岐な
どの各種作業を行うため柱上に設けられる電線接続器と
して、板状導体の片側にスタッドを突き出して植設する
ものが使用されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の接続器では板状導体に片側に雄ねじを有する
スタッドを植込み、その裏面又はボルトの突出面の境界
部を溶接又はカシメにより固着した構造としてあるが、
板状導体は銅材料が主で、スタッドはステンレス製で材
質が異なるため溶接するも接着力が弱く、又カシメでボ
ルトのネジ部を潰す程度では回り止め強度に問題があ
り、作業者が締め過ぎるとその溶接部、カシメ部が破断
される恐れがあった。
又、回り止めの他の方法として、植込んだスタッドの裏
面より螺合部と板状導体の境界部に回り止め用のピン孔
を穿設してピンを打ち込むこともあるが、これは回り止
めの効果はあっても螺合部の径とスタッドの径は同一で
あるのが一般のため、螺合部のピンの溝孔分だけスタッ
ドの植設部分の断面積が減少し破壊強度が低下して、工
事者が締め過ぎることによりスタッドの基部で破断する
ことがある。
さらには、板状導体の片側にスタッドを植設するので、
接続する電線の数が複数の場合、板状導体の幅を接続本
数分大きく並列して取付ける必要があり、従って導体の
片側だけで取り付けることは材料の無駄を生じ、しかも
締付け部が多く、隣接するため締付け作業がやりにくい
等多くの問題があった。
この考案は上記した従来の課題を解決すべく、両側に端
子接続用の雄ねじを設けたスタッドを板状導体に大径の
雄ねじ部の螺合、ピン結合とカシメとにより強固に固着
してスタッドの両側又は片側に接続端子を単独で締付け
可能とし、回り止め効果と破壊強度を保有した電線接続
器を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の電線接続器は上記目的を達成するために、1
又は複数のスタッド用雌ねじ孔を設けた板状導体と、別
に両側に端子接続用の雄ねじ部を設けかつ中央に該雄ね
じ部より径が大きく前記雌ねじ孔に螺合用の雄ねじ部を
設けたスタッドを設け、前記板状導体の雌ねじ孔とスタ
ッドの大径の雄ねじ部に対向して軸方向にピン用の凹溝
を設け、前記板状導体の雌ねじ孔と該スタッドの大径の
雄ねじ部の螺合と、両凹溝へのピンの結合と、該雄ねじ
部とピンの両面におけるカシメとによりスタッドを板状
導体に植設し、該スタッドの両側の雄ねじ部に接続端子
を単独にナット等で締付けうるようにした技術手段に係
るものである。
〔作用〕
この考案によればスタッドの中央の大径の雄ねじ部を板
状導体の雌ねじに螺合しかつその雄ねじ部と雌ねじ孔の
凹溝を合致させてピンを挿入して結合し、かつ板状導体
の両面において大径の雄ねじ部とピンの両端をリング状
にカシメてスタッドを板状導体に一体に植設してあるの
で、板状導体の両側又は片側においてスタッドの雄ねじ
部に例えば電線の羽子板状接続端子をはめてナットで締
付け固定することができる。
〔実施例〕
以下にこの考案の実施例を図面を参照して説明する。
図面は配電用変圧器の低圧側の柱上配線の途中に設けら
れた電線接続器を示すものである。
第1図乃至第5図において、1は銅製で横長の板状導体
で、その中央部に碍子等に取付け保持する一対の取付孔
11を穿設し、その両側にそれぞれスタッド用雌ねじ孔2,
2を設ける。3は両側に端子接続用の雄ねじ部4,4を設け
かつ中央に該雄ねじ部4の径より大きい径で、雌ねじ孔
2に螺合して植設する雄ねじ部5を一体的に設けたスタ
ッドである。この板状導体1の雌ねじ孔2とスタッド3
の大径の雄ねじ部5との螺合面に対向して軸方向にピン
6を挿入する略半円状凹溝7,8を穿設する。実施例では
板状導体1の左右の雌ねじ孔2の側方に内方より半円状
凹溝7を軸方向に設け、一方スタッド3は中央の雄ねじ
部5の長さを板状導体1の厚みと同じとし、かつその外
径を両側の雄ねじ部4の径より少なくとも凹溝8分だけ
大きい径とし、凹溝8をその雄ねじ部5の外周に軸方向
に設け、この凹溝7,8を合致させて構成する挿通孔に板
状導体1の厚み分の長さのピン6を挿入して板状導体1
の両面において大径の雄ねじ部とピンの両面をリング状
にカシメて板状導体にスタッド3を一体的に結合する。
又、前記大径の雄ねじ部5の長さに対してピン6の径は
ねじ締めによる剪断力の方がねじの破壊強度より大きく
なるように設定して、ピンの回り止め効果をそのねじの
破壊強度を上回るようにしておく。9は雄ねじ部4に螺
合するナット、10は座金、Aは配電用電線の接続端子で
ある。
なお、12は板状導体1の中央の取付孔11にボルト13、ナ
ット14により取着する一対の挟持金具で、その挟持金具
の下部の挟持部12aを外側へ屈曲するとともに透孔12bを
設け、その挟持部12aの透孔12bを碍子体15の上部の突状
部に嵌合させて挟持して挟持金具の上部をボルト、ナッ
トで板状導体1に固定するようにしてある。16は碍子体
15の取付けボルト、17はその取付けボルトに一体に設け
たストッパー、18は取付けボルトに挿通しストッパー17
で止める受け金、19はナット、20は電柱に取付ける横
杆、21は受け金に通して横杆に巻回する帯金である。
この考案は前記した構成ですから、板状導体1に結合し
たスタッド3の両側の雄ねじ部4,4にそれぞれ羽子板状
接続端子Aを装着してナット9で締付け固定して接続で
きる。
〔考案の効果〕
この考案は板状導体の雌ねじ孔へのスタッドの大径の雄
ねじ部の螺合と、その雌ねじ孔と大径雄ねじ部の凹溝で
構成する挿通孔へのピンの結合と、大径雄ねじ部とピン
の両面でカシメとでスタッドを板状導体に一体的に植設
するので、破壊強度を保有し、回り止め効果を充分に有
し、而して板状導体に植設したスタッドに対し、片側又
は両側に電線の接続端子をそれぞれを単独に適宜締付け
可能で、規定される強度を保持でき、さらに複数の端子
を板状導体の表裏に接続可能であるために締付け作業も
やりやすく、従来の電線接続器より小型にできる等の実
益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の電線接続器の実施例を示す正面図、
第2図は同側面図、第3図は同一部破断平面図、第4図
は同要部拡大断面図および第5図は板状導体、スタッ
ド、ピンの斜視図である。 1…板状導体、2…スタッド用雌ねじ孔、3…スタッ
ド、4…雄ねじ部、5…大径の雄ねじ部、6…ピン、7,
8…凹溝、9…ナット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】1又は複数のスタッド用雌ねじ孔(2)を
    設けた板状導体(1)と、別に両側に端子接続用雄ねじ
    部(4),(4)を設けかつ中央に該雄ねじ(4)より
    径が大きく前記雌ねじ孔(2)に螺合用の雄ねじ部
    (5)を設けたスタッド(3)を設け、前記板状導体
    (1)の雌ねじ孔(2)とスタッド(3)の大径の雄ね
    じ部に対向して軸方向にピン(6)用の凹溝(7),
    (8)を設け、前記板状導体(1)の雌ねじ孔(2)と
    該スタッド(3)の大径の雄ねじ部(5)の螺合と、凹
    溝(7),(8)へのピン(6)の結合と、該雄ねじ部
    (5)とピン(6)の両面におけるカシメとによりスタ
    ッド(3)を板状導体(1)に植設し、該スタッド
    (3)の雄ねじ部(4),(4)に接続端子(A)をナ
    ット(9)等で締付けうるようにしたことを特徴とした
    電線接続器。
JP12948590U 1990-11-30 1990-11-30 電線接続器 Expired - Lifetime JPH0718130Y2 (ja)

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JP12948590U JPH0718130Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 電線接続器

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Publication Number Publication Date
JPH0485662U JPH0485662U (ja) 1992-07-24
JPH0718130Y2 true JPH0718130Y2 (ja) 1995-04-26

Family

ID=31876884

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JP12948590U Expired - Lifetime JPH0718130Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 電線接続器

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JP4514629B2 (ja) * 2005-03-15 2010-07-28 中国電力株式会社 電力線接続金具

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JPH0485662U (ja) 1992-07-24

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