JPH0313626Y2 - - Google Patents

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JPH0313626Y2
JPH0313626Y2 JP11921583U JP11921583U JPH0313626Y2 JP H0313626 Y2 JPH0313626 Y2 JP H0313626Y2 JP 11921583 U JP11921583 U JP 11921583U JP 11921583 U JP11921583 U JP 11921583U JP H0313626 Y2 JPH0313626 Y2 JP H0313626Y2
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output shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、指令を受けた際に駆動源側の入力軸
に連結して出力軸を一回転させる一回転停止装置
に関し、特に出力軸の停止時における入力軸と出
力軸との連結解除を確実に行ない、このときの異
音発生を防止するようにした停止位置規定装置に
関するものである。
従来におけるこの種の技術として特公昭58−
25888号公報があつた。
即ち、入力軸と出力軸との間に、入力軸側に形
成した係合溝と、出力軸側に可動可能に装着し、
かつ係合溝と係脱可能の爪部材とを設け、爪部材
を係合溝と係合する方向に可動付勢する弾性体を
出力軸側に設け、指令を受けた際に前記爪部材に
対して接離方向に往復動する作動体を非回転部材
に設け、作動体の往動時に該作動体と衝突して前
記弾性体の弾発力に抗して爪部材を離脱作動する
衝突片を爪部材に設け、非回転部材に出力軸方向
に弾圧付勢したノツクピンを設け、出力軸の回転
停止時における前記ノツクピンと対面する出力軸
外周部位に、ノツクピンが嵌合する円錐状のノツ
ク孔を形成した構成の一回転停止装置における停
止位置規定装置があつた。
このものは、円錐状のノツク孔にノツクピンが
弾圧係合しているため、出力軸の回転停止位置を
保持する力が弱くなるとともに、出力軸が回転す
る際にノツクピンが出力軸の周壁に弾圧当接する
ことになる。
このため、出力軸に逆転負荷が加わるものにあ
つては、入力軸との連結が解除された際におい
て、出力軸の逆転を十分に阻止することができな
いことから、爪部材が係合溝から完全に離脱せ
ず、上記連結が解除された際に異音を発生するこ
とがあつた。
また、ノツクピンが出力軸の周壁に常時弾圧当
接するため、これの損傷が増大するとともに駆動
エネルギを消耗することになる。
さらに、出力軸の回転停止位置を保持するため
に、ノツクピン・弾性体およびノツク孔等、専用
の部品および加工を要し、高価になるものであつ
た。
本考案は、係合爪を解除作動する作動体に出力
軸の逆転を阻止する機能を持たせることにより、
安価にして異音の発生を防止することを目的とす
る。
本考案は上記目的を達成するために、以下の如
く構成したものである。
即ち、入力軸と出力軸との間に、入力軸側に形
成した係合溝と、出力軸側に回動可能に装着しか
つ係合溝と係脱可能の爪部材とを設け、爪部材を
係合溝と係合する方向に回動付勢する弾性体を出
力軸側に設け、指令を受けた際に前記爪部材に対
して接離方向に往復動する作動体を非回転部材に
設け、作動体の往動時に該作動体と衝突して前記
弾性体の弾発力に抗して爪部材を離脱する方向に
回動させる衝突片を爪部材に設けてなる一回転停
止装置において、前記出力軸に周方向に互いに対
面する第1当接面と第2当接面とを有するストツ
パ部を設け、前記第1当接面は、前記爪部材が入
力軸の係合溝から離脱した際に前記衝突片に出力
軸の回転方向から当接させ、前記第2当接面は、
前記作動体が復動した際に該作動体に出力軸の反
回転方向から当接させる構成にしたものである。
以下、上記構成が具体化された実施例を図面に
基づいて説明する。
一回転停止装置1は、第1図に示すように、同
一軸心状に配置した左側の入力軸2、右側の出力
軸3と、これら両者間に介装した爪部材4と、該
爪部材4を常時係合方向に付勢する弾性体5およ
び電気信号等の指令を受けて往復動し、上記爪部
材4の係合作動並びに解除作動を行なわせる作動
体6とからなる。
上記入力軸2と出力軸3との接合部、爪部材
4、弾性体5および作動体6の先端部は、非回転
部材をなすケース7に収容する。
上記入力軸2は、その左端をモータの回転軸M
に一体的に連結し、その中間部にてベアリング8
を介してケース7に回転自在に支持する。
また、入力軸2の右側中心部に軸係合孔2aを
形成する。この軸係合孔2aは、その左端最深部
を小径にして、この部にベアリング9を嵌挿し、
その中間部に軸方向に延びる6個の係合溝2bを
周方向に等間隔に有し(第2図)、さらにその右
端部を大径にしてこの部に補助係合体10を回転
可能に嵌挿する。
上記補助係合体10は、第3図に示すように、
その内周に前述した係合溝2bと同様に6個の補
助係合溝10aを周方向に等間隔に有し、その外
周左側に環状溝10bを有してなる。
また、上記補助係合体10は、以下の如く構成
して、その補助係合溝10aを係合溝2bに対し
若干進角付勢している。
つまり、入力軸2側に上記嵌状溝10bに遊嵌
する一対のピンa,bを周方向に間隔をおいて植
設し、一方環状溝10b底壁に上記ピンa,bの
反回転側(第3図において右回転方向)に若干の
間隔Lを存して一対のピンc,dを植設する。そ
して環状溝10b内にコイルスプリング12を予
圧縮して収容するとともに、その一端を補助係合
体10側のピンcにその他端を入力軸側のピンb
に係止し、これにより補助係合溝10aを係合溝
2bに対し間隔Lに相当する量進角させている。
前述した出力軸3は、ケース7の右側に取付け
たベアリング11と軸係合孔2aの左端に取付け
たベアリング9を介して回転自在に支持する。
上記出力軸3の周壁1箇所に爪部材4を回動可
能に取付ける。該爪部材4は、第1図〜第4図に
示すように、その左部を半円柱状に形成して係合
爪4aとし、該係合爪4aを出力軸3の左部に形
成した円弧状の凹溝3aに嵌合し、その右端部を
円柱に形成して出力軸3右側の大径部3bに嵌合
し、さらに係合爪4aの直右側に半径方向外方に
向かつて突出する衝突片4bを一体に形成してな
る。
また、上記爪部材4は、コイルスプリングから
なるが弾性体5により、第2図において左方に自
転付勢する。つまり、爪部材4の右側円柱部に弾
性体5のコイル部を遊嵌し、該弾性体5の一端を
出力軸3のフランジ3bに係止し、その他端を爪
部材4の衝突片4bに係止することにより、該弾
性体5の反発力で上記爪部材4を出力軸3に対し
左方、即ち係合爪4aが入力軸2の係合溝2bに
向かつて係合する方向に回動付勢する。
また、出力軸3の上記衝突片4bが位置する部
位に、大径のフランジ3cを形成し、該フランジ
3cの外周の一部、即ち凹溝3aの延長線上に、
第4図に示すように扇状に切欠いたストツパ部3
dを設ける。
上記ストツパ部3dは、爪部材4の回動範囲を
決定するものであり、その係合爪4aが第2図に
示すように凹溝3a内に埋設して入力軸2側の係
合溝2bから退避した時、つまり解除作動時に衝
突片4bの右側面が当接する第1接面アと、係合
爪4aが第2図において左回動して入力軸2側の
係合溝2b内に進入した時、つまり係合作動時に
衝突片4bの左側面が当接する第2当接面イとか
らなる。
上記衝突片4bの先端は出力軸3のフランジ3
cよりも若干半径方向外方に突出させ、該衝突片
4bの回転面の半径方向外方に作動体6を設け
る。
上記作動体6は、ケース7に取付けたソレノイ
ド13の可動ロツド13aに連結され、該ソレノ
イド13の電磁力によつて衝突片4bに対し接離
する如く往復動させる。
この場合、上記作動体6は、衝突片4bに向か
つて突出する往動を2段階に行なわせ、前段往動
時で衝突片4bのみと衝突する位置に、後段往動
時で更に突出させストツパ部3dに嵌入する位置
となるように設定しておく。
また、上記出力軸3の右側に形成した大径部3
b部に一方向クラツチ14を設ける。
即ち、第5図に示すように、大径部3bの外周
に環体15を回転可能に嵌合し、該嵌体15の内
壁一部に出力軸3の反回転方向に向かつて深くな
る係止溝15aを形成する。一方出力軸3側の大
径部3bに、上記係止溝に向かつて開口する径方
向のピン孔3eを穿設し、該ピン孔3eにストツ
パピン16を摺動可能に嵌挿するとともに、その
後部に弾性体17を嵌挿して、上記ストツパピン
16を常時外方に突出させる如く付勢する。ま
た、環体15の外周の一部に切欠溝15bを形成
し、該切欠溝15bに対応するケース7部位に調
節ピン18を取付ける。この調節ピン18は、ロ
ツクナツト19により回動調節可能のボルト20
内面に、前記環体15の切欠溝15bに遊嵌する
係止ピン21を偏心して突設してなる。
さらに、上記調節ピン18aの反対側に位置す
るケース7に、環体15をケース7の一側に向け
て押圧固定するロツクボルト22を取付けてな
る。
ここで、上記切欠溝15bとストツパピン16
との係止位置は、爪部材4の解除作動時、つま
り、係合孔4aが凹溝3a内に埋設した時期と一
致させてあり、上記調節ピン18aはこの一致す
る時期を調節するものである。次に上記実施例の
作用について説明する。
ソレノイド13の不作動時においては、作動体
6が上動し、爪部材4の衝突片4bから離間する
ことになる。
これにより、爪部材4は弾性体5の弾発力を受
けて、第2〜4図の状態から左方に自転付勢さ
れ、入力軸2側の係合溝2bおよび補助係合体1
0の補助係合溝10a両者の重合部分が係合爪4
aの縁部に到来した時点で該縁部が回動して上記
重合部分に嵌合することになる。これにより入力
軸2の回転トルクが出力軸3に伝達され、出力軸
3は回転することになる。
このとき、一方向クラツチ14は、係止溝15
aの斜辺がストツパピン16を弾性体17の弾発
力に抗して内方に押圧移動することになり、上記
一方向クラツチ14は解除作動されることにな
る。
次にソレノイド13に作動指令(通電)があつ
た際には、作動体6が爪部材4の衝突片4bに向
かつて2段階に往動、つまり下動することにな
る。まず前段復動時には、上記衝突片4bのみと
衝突する位置まで下動し、これにより、爪部材4
は弾性体5の弾発力に抗して前述と逆つまり右方
に自転されてその係合爪4aは前記係合溝2bお
よび補助係合溝10aから離脱することになる。
これにより出力軸3は入力軸2との連結が解除さ
れて停止することになる(第2〜第3図の状態)。
次いで作動体6が後段往動して更に下動し、出
力軸3のストツパ部3dに係合、つまりストツパ
部3dの左方に位置する第2当接面イに係合する
ことになる。これにより、上記作動体6の先端部
は、第4図に示すように、その右側が衝突片4b
の左面にまたその左側が前記第2当接面イに当接
し、爪部材4の解除作動を確実に維持するととも
に、出力軸3の逆転および正転を防止し該出力軸
3の停止位置を正確に維持することになる。
このとき、同時に一方向クラツチ14が係合作
動、つまりストツパピン16が係止溝15a部に
到来し、弾性体17の弾発力により上記係止溝1
5aに係合し、これにより出力軸3の逆転を確実
に防止することになる。
また、出力軸3の停止時における逆転防止位置
は、ロツクボルト22およびロツクナツト19を
緩め、調節ピン18aを回動して、係止ピン21
を偏心移動することにより、容易に微調節するこ
とができる。
なお、第1図中23は支持リングであり、入力
軸2の係合溝2bの左端部に嵌合固定し、爪部材
4の左端を支持するもので、これにより爪部材4
を右端と左端とで両持ち支持し、これの作動を円
滑にする。
また、本考案においては、前述した一方向クラ
ツチ14は省略してもよい。
本考案は、以上説明したように、要するに、出
力軸に周方向に互いに対面する第1当接面と第2
当接面とを有するストツパ部を設け、第1当接面
は、出力側の爪部材が入力軸の係合溝から離脱し
た際に爪部材の衝突片に出力軸の回転方向から当
接させ、また第2当接面は、爪部材を入力軸の係
合溝から離脱させるべく、作動体が復動した際に
該作動体に出力軸の反回転方向から当接させる構
成にしたから、出力軸の回転停止時に該出力軸が
逆転しなくなり、このため出力軸の回転停止時に
爪部材が不用意に係合方向に作動しなくなる。
従つて、出力軸の回転停止時における異音発生
を防止できる効果を奏する。
さらに、上記出力軸の逆転防止は、爪部材を解
除作動する作動体および爪部材の衝突片を嵌合
し、これの過回動を防止する出力軸側に形成した
ストツパ部を利用して行なうようにしたから、専
用の部品、加工を要せず、従つて安価に得ること
ができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による停止位置規定装置を適用
した一回転停止装置の実施例を示す断面図、第2
図、第3図、第4図および第5図はそれぞれ第1
図における−、−、−および−
断面図である。 1……回転停止装置、2……入力軸、2a……
軸係合孔、2b……係合溝、3……出力軸、3a
……凹溝、3b……大径部、3c……フランジ、
3d……ストツパ部、ア……第1当接面、イ……
第2当接面、4……爪部材、4a……係合爪、4
b……衝突片、5……弾性体、6……作動体、7
……ケース、10……補助係合体、10a……補
助係合溝、13……ソレノイド、13a……可動
ロツド、14……一方向クラツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力軸と出力軸との間に、入力軸側に形成した
    係合溝と、出力軸側に回動可能に装着しかつ係合
    溝と係脱可能の爪部材とを設け、爪部材を係合溝
    と係合する方向に回動付勢する弾性体を出力軸側
    に設け、指令を受けた際に前記爪部材に対して接
    離方向に往復動する作動体を非回転部材に設け、
    作動体の往動時に該作動体と衝突して前記弾性体
    の弾発力に抗して爪部材を離脱する方向に回動さ
    せる衝突片を爪部材に設けてなる一回転停止装置
    において、前記出力軸に周方向に互いに対面する
    第1当接面と第2当接面とを有するストツパ部を
    設け、前記第1当接面は、前記爪部材が入力軸の
    係合溝から離脱した際に前記衝突片に出力軸の回
    転方向から当接させ、前記第2当接面は、前記作
    動体が復動した際に該作動体に出力軸の反回転方
    向から当接させたことを特徴とする一回転停止装
    置における停止位置規定装置。
JP11921583U 1983-07-30 1983-07-30 一回転停止装置における停止位置規定装置 Granted JPS6026339U (ja)

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JP11921583U JPS6026339U (ja) 1983-07-30 1983-07-30 一回転停止装置における停止位置規定装置

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JP11921583U JPS6026339U (ja) 1983-07-30 1983-07-30 一回転停止装置における停止位置規定装置

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Publication Number Publication Date
JPS6026339U JPS6026339U (ja) 1985-02-22
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JP11921583U Granted JPS6026339U (ja) 1983-07-30 1983-07-30 一回転停止装置における停止位置規定装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3635163A1 (de) * 1986-10-16 1988-05-05 Walterscheid Gmbh Jean Ueberlastkupplung zur sicherung von antriebsstraengen, insbesondere an landmaschinen

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JPS6026339U (ja) 1985-02-22

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