JPH0313553Y2 - - Google Patents

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JPH0313553Y2
JPH0313553Y2 JP1985135193U JP13519385U JPH0313553Y2 JP H0313553 Y2 JPH0313553 Y2 JP H0313553Y2 JP 1985135193 U JP1985135193 U JP 1985135193U JP 13519385 U JP13519385 U JP 13519385U JP H0313553 Y2 JPH0313553 Y2 JP H0313553Y2
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JP
Japan
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wall plate
damping wall
block
small protrusions
water jacket
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JP1985135193U
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English (en)
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JPS6243159U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンのシリンダブロツク、詳しく
は上部にのみウオータジヤケツトを有し、その下
に凹空間が形成されているハーフジヤケツト式シ
リンダブロツクに関するものである。
(従来の技術) 従来、エンジンの暖機性改善や軽量化を図るた
め、上部にのみウオータジヤケツトを有するハー
フジヤケツト式シリンダブロツクが用いられてい
る。しかしこの場合、シリンダブロツクのウオー
タジヤケツト下方部は1層構造となるため、放射
音が大きく、又この部分が凹形状のため、前記放
射音が反射、共鳴作用によつてより大きな音圧レ
ベルに増幅され、騒音が大になるという不具合が
ある。
そこで実開昭58−70443号公報に開示される先
行技術を利用して、第3図に示すようにシリンダ
ブロツクaのウオータジヤケツト下方部外周にダ
ンピング材bを装着することが考えられる。これ
によつて、シリンダブロツクaのウオータジヤケ
ツト下方部の放射音がダンピング材bによつて或
る程度吸収され、騒音の低減を図ることができ
る。
(考案が解決しようとする課題) しかし第3図に示す場合の騒音の低減効果は未
だ十分でなく、より一層の騒音の低減が要請され
ている。
本考案はこの要請に応えることができるエンジ
ンのシリンダブロツクを提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するため、上部にの
みウオータジヤケツトを有し、このウオータジヤ
ケツト部と下部のスカート部との間に凹空間が形
成されるシリンダブロツクにおいて、前記凹空間
の上下外周縁部の少なくとも一方に複数の小突起
を形成する一方、遮音材又は吸音材からなり上辺
部と下辺部の内少なくとも前記小突起に対応する
部分において内方に屈曲する所定長の突出部を有
するダンピング壁板を、その弾性変形を利用して
前記小突起群をくぐらせるようにして前記凹空間
内に嵌合させ、凹空間の内側に位置するブロツク
壁と前記小突起群との間にダンピング壁板を挟圧
状態で保持させると共に、前記ブロツク壁とダン
ピング壁板との間に所定厚さの空気層を形成した
ことを特徴とする。
(作 用) 本考案によるとシリンダブロツクのウオータジ
ヤケツト2の下方部は、ウオータジヤケツト2と
下部のスカート部8との間に形成された凹空間3
がブロツク壁4、空気層5及びダンピング壁板6
の3層構造となつており、これら3層の密度が異
なつているため、シリンダ内部で発生した騒音は
ブロツク壁4から空気層5に伝わる間及び空気層
5からダンピング壁板6に伝わる間に2度にわた
つて大幅に減衰されると共に、ダンピング壁板6
の遮音・吸音効果によつて減衰される。従つて、
第3図に示すものに比較して、騒音低減効果を大
幅に向上させることができる。
又、ダンピング壁板6は内方に屈曲する所定長
の突出部6aを有し、この突出部6aが凹空間3
の上下外周縁部に形成された小突起群7と凹空間
3の内側に位置するブロツク壁4との間に挟圧状
態で保持されるので、このダンピング壁板6をそ
の弾性変形を利用して小突起群7をくぐらせて凹
空間3内に嵌合させるという簡単な作業で、所定
厚さの空気層5を形成することができる。
(実施例) 図示する実施例は、鋳鉄製シリンダブロツクA
の上部1にウオータジヤケツト2を形成して、こ
こに冷却水を循環させる一方、前記シリンダブロ
ツク1のウオータジヤケツト2と下部のスカート
部8との間に形成された凹空間3を、ブロツク壁
4、空気層5及びダンピング壁板6からなる3層
構造としたものである。
前記ダンピング壁板6は上辺部と下辺部に内方
向に屈曲する突出部6aを有しゴム、メルシート
樹脂などの遮音材又は発泡ウレタン、グラスウー
ルなどの消音材からなり、板状またはリング状に
形成されている。そして板状またはリング状のダ
ンピング壁板6はその弾性変形を利用して、シリ
ンダブロツクAのウオータジヤケツト2下方に形
成される凹空間3に嵌着される。又シリンダブロ
ツクAの凹空間3の上下外周縁部に位置する部位
には、夫々複数の爪状小突起群7を形成して、リ
ング状のダンピング壁板6をこの爪状小突起群7
とブロツク壁4との間に挟圧状態で保持してい
る。そして前記ブロツク壁4と前記ダンピング壁
板6との間には空気層5が形成されている。
本考案は上記実施例に示す外、種々の態様に構
成することができる。例えば、上記実施例では、
ダンピング壁板6を断面コ字形にしているが、小
突起群7および前記突出部6aを前記凹空間3及
びダンピング壁板6の上辺部又は下辺部のみにす
ることができ、更に、前記突出部6aをダンピン
グ壁板6の上辺部と下辺部だけではなく中間部に
も設けることができる。又小突起7は爪状形状の
ものに限定されず種々の形状をとることができ
る。
(考案の効果) 本考案は上記構成、作用を有するので、騒音低
減効果を大幅に向上させることができると共に、
ダンピング壁板を弾性変形を利用して挟圧状態で
保持することにより構造と作業を簡略化しコスト
ダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の断面図、第2図はそ
の要部を拡大して示す一部縦断斜視図、第3図は
従来例の断面図である。 1……上部、2……ウオータジヤケツト、3…
…凹空間、4……ウオータジヤケツト下方のブロ
ツク壁、5……空気層、6……ダンピング壁板、
6a……突出部、7……小突起、8……スカート
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部にのみウオータジヤケツトを有し、このウ
    オータジヤケツト部と下部のスカート部との間に
    凹空間が形成されるシリンダブロツクにおいて、
    前記凹空間の上下外周縁部の少なくとも一方に複
    数の小突起を形成する一方、遮音材又は吸音材か
    らなり上辺部と下辺部の内少なくとも前記小突起
    に対応する部分において内方に屈曲する所定長の
    突出部を有するダンピング壁板を、その弾性変形
    を利用して前記小突起群をくぐらせるようにして
    前記凹空間内に嵌合させ、凹空間の内側に位置す
    るブロツク壁と前記小突起群との間にダンピング
    壁板を挟圧状態で保持させると共に、前記ブロツ
    ク壁とダンピング壁板との間に所定厚さの空気層
    を形成したことを特徴とするエンジンのシリンダ
    ブロツク。
JP1985135193U 1985-09-04 1985-09-04 Expired JPH0313553Y2 (ja)

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JPS6243159U JPS6243159U (ja) 1987-03-16
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Families Citing this family (2)

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GB2287770B (en) * 1994-03-21 1997-11-26 Monroe Auto Equipment Co Piston post for a damper
JP4762778B2 (ja) * 2006-04-28 2011-08-31 三和パッキング工業株式会社 金属製積層型カバー

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JPS5935648A (ja) * 1982-08-24 1984-02-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 永久磁石合金
JPS6319573B2 (ja) * 1985-02-09 1988-04-23 Nippon Steel Corp

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JPS6319573U (ja) * 1986-07-18 1988-02-09

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JPS6243159U (ja) 1987-03-16

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