JPH0313534B2 - - Google Patents
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- JPH0313534B2 JPH0313534B2 JP27369584A JP27369584A JPH0313534B2 JP H0313534 B2 JPH0313534 B2 JP H0313534B2 JP 27369584 A JP27369584 A JP 27369584A JP 27369584 A JP27369584 A JP 27369584A JP H0313534 B2 JPH0313534 B2 JP H0313534B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01H—MEASUREMENT OF MECHANICAL VIBRATIONS OR ULTRASONIC, SONIC OR INFRASONIC WAVES
- G01H11/00—Measuring mechanical vibrations or ultrasonic, sonic or infrasonic waves by detecting changes in electric or magnetic properties
- G01H11/06—Measuring mechanical vibrations or ultrasonic, sonic or infrasonic waves by detecting changes in electric or magnetic properties by electric means
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、半導体基板上に形成された超小形の
振動検出装置に関するものである。
振動検出装置に関するものである。
最近、半導体基板上に形成された超小形の半導
体振動検出装置が開発されている。
体振動検出装置が開発されている。
この半導体振動検出装置は、エツチング等の薄
膜技術を用いて、半導体基板上に形成されるもの
であり、片持梁の共振周波数を検出することによ
つて振動を検出するように構成されている。
膜技術を用いて、半導体基板上に形成されるもの
であり、片持梁の共振周波数を検出することによ
つて振動を検出するように構成されている。
この半導体振動検出装置は、上記のように薄膜
技術を用いて形成されるため、例えば振動部分の
長さが数百μm程度、厚さが数μm程度、チツプ
全体の大きさが数mm角程度と極めて小形に形成す
ることが出来、また集積回路で他の素子と同一基
板上に形成することも出来るという優れた特徴が
ある。
技術を用いて形成されるため、例えば振動部分の
長さが数百μm程度、厚さが数μm程度、チツプ
全体の大きさが数mm角程度と極めて小形に形成す
ることが出来、また集積回路で他の素子と同一基
板上に形成することも出来るという優れた特徴が
ある。
上記のごとき、半導体振動検出装置としては、
例えば特許願昭和57年148874号(特開昭59−
38621号)または特許願昭和58年163270号(特開
昭60−55655号)に記載されたものがある。
例えば特許願昭和57年148874号(特開昭59−
38621号)または特許願昭和58年163270号(特開
昭60−55655号)に記載されたものがある。
第2図は上記の半導体振動検出装置の断面図で
ある。
ある。
第2図において、1はn形シリコン基板、2は
P+拡散領域、3はフイールド酸化膜、4および
4′はA配線層、5はボロンを高濃度にドープ
した多結晶シリコンの片持梁、6はPSG保護膜、
7はエツチングストツパ用の窒化シリコン膜であ
る。
P+拡散領域、3はフイールド酸化膜、4および
4′はA配線層、5はボロンを高濃度にドープ
した多結晶シリコンの片持梁、6はPSG保護膜、
7はエツチングストツパ用の窒化シリコン膜であ
る。
上記の高濃度のボロンは、エツチングストツパ
として働くと同時に、片持梁5を導電性にして、
電極として機能させる作用を有している。
として働くと同時に、片持梁5を導電性にして、
電極として機能させる作用を有している。
第2図の装置においては、p+拡散領域2と片
持梁5とが微小な空間を隔てて対向した形となつ
ており、この間に静電容量が生じる。
持梁5とが微小な空間を隔てて対向した形となつ
ており、この間に静電容量が生じる。
そして、片持梁5が振動すると、上記の静電容
量が変化し、この容量変化分を固定容量との分圧
によつて電圧として取出すことにより、振動を検
出することが出来る。
量が変化し、この容量変化分を固定容量との分圧
によつて電圧として取出すことにより、振動を検
出することが出来る。
上記のごとき従来の半導体振動検出装置におい
ては、p+拡散領域2と片持梁5とによつて形成
される微小な静電容量(1pF以下)が振動電圧の
信号源となるため、信号源インピーダンスが極め
て高くなり、そのためノイズが混入しやすいの
で、ノイズの多い環境ではS/N比が悪くなると
いう問題がある。
ては、p+拡散領域2と片持梁5とによつて形成
される微小な静電容量(1pF以下)が振動電圧の
信号源となるため、信号源インピーダンスが極め
て高くなり、そのためノイズが混入しやすいの
で、ノイズの多い環境ではS/N比が悪くなると
いう問題がある。
また、容量性の信号源であるため、出力電圧の
直流レベルの制御が難しく、また増幅する場合に
は、増幅器との間にカツプリング・コンデンサが
必要になるので、半導体基板上の占有面積が大き
くなり、コストが上昇するという問題もある。
直流レベルの制御が難しく、また増幅する場合に
は、増幅器との間にカツプリング・コンデンサが
必要になるので、半導体基板上の占有面積が大き
くなり、コストが上昇するという問題もある。
上記の問題を解決するため、第3図に示すごと
く、多結晶シリコンの片持梁に抵抗領域を形成
し、該抵抗のエピゾ抵抗効果によつて振動を検出
する装置が考えられる。
く、多結晶シリコンの片持梁に抵抗領域を形成
し、該抵抗のエピゾ抵抗効果によつて振動を検出
する装置が考えられる。
第3図において、Aは平面図、Bは断面図であ
り、4aと4bはA配線層、8は多結晶シリコ
ンの片持梁、8aは高濃度にボロンがドープされ
たp+領域、8bは低濃度にボロンがドープされ
た抵抗領域、8cは非ドープ領域、8dは高濃度
にボロンがドープされた接続領域であり、その他
第2図と同符号は同一物を示す。
り、4aと4bはA配線層、8は多結晶シリコ
ンの片持梁、8aは高濃度にボロンがドープされ
たp+領域、8bは低濃度にボロンがドープされ
た抵抗領域、8cは非ドープ領域、8dは高濃度
にボロンがドープされた接続領域であり、その他
第2図と同符号は同一物を示す。
上記のように第3図の装置においては、片持梁
8の周辺部にエツチングストツパとなるp+領域
8aが形成されており、また片持梁8の支持部付
近には略U字形の抵抗領域8bが形成されてい
る。
8の周辺部にエツチングストツパとなるp+領域
8aが形成されており、また片持梁8の支持部付
近には略U字形の抵抗領域8bが形成されてい
る。
この抵抗領域8bの両端は、接続領域8dを介
してそれぞれA配線4a,4bに接続されてお
り、このA配線4a,4bによつて外部へ接続
される。
してそれぞれA配線4a,4bに接続されてお
り、このA配線4a,4bによつて外部へ接続
される。
上記の構成において、振動が印加されると、片
持梁8の支持部には応力が生じ、この応力によつ
て略U字形の抵抗領域8bにはピエゾ抵抗効果に
よる抵抗値の変化が生じるので、この抵抗値の変
化を検出することによつて印加された振動を検出
することが出来る。
持梁8の支持部には応力が生じ、この応力によつ
て略U字形の抵抗領域8bにはピエゾ抵抗効果に
よる抵抗値の変化が生じるので、この抵抗値の変
化を検出することによつて印加された振動を検出
することが出来る。
上記のごとく、第3図の装置においては、第2
図に示した容量検出方式とほぼ同様な製造工程に
よつてピエゾ抵抗を備えた片持梁を形成すること
が出来るので、信号源インピーダンスが小さく、
雑音を捨いにくい半導体振動検出装置を実現する
ことが出来る。
図に示した容量検出方式とほぼ同様な製造工程に
よつてピエゾ抵抗を備えた片持梁を形成すること
が出来るので、信号源インピーダンスが小さく、
雑音を捨いにくい半導体振動検出装置を実現する
ことが出来る。
しかし、上記の第3図の装置においては、片持
梁を多結晶シリコンで形成しているので、抵抗領
域に異方性がなく、したがつて、応力に対て垂直
な抵抗と平行な抵抗の変化分が同じになる。
梁を多結晶シリコンで形成しているので、抵抗領
域に異方性がなく、したがつて、応力に対て垂直
な抵抗と平行な抵抗の変化分が同じになる。
そのため、多結晶シリコンを用いた圧力センサ
のように、フルブリツジ回路の構成をとることが
出来ず、感度、精度共にフルブリツジ回路の構成
に対して劣るという問題があつた。
のように、フルブリツジ回路の構成をとることが
出来ず、感度、精度共にフルブリツジ回路の構成
に対して劣るという問題があつた。
本発明は上記のごとき問題を解決することを目
的とするものである。
的とするものである。
上記の目的を達成するため、本発明において
は、第1の抵抗領域を形成された薄い第1の多結
晶シリコン層と、該第1の多結晶シリコン層に遠
い方の表面近傍に第2の抵抗領域を形成された厚
い第2の多結晶シリコン層との積層構造によつ
て、片持梁を形成し、該片持梁の振動に対して第
1の抵抗領域と第2の抵抗領域とに符号が反対の
応力が印加されるように構成することにより、上
記の2つの抵抗領域を用いて、フルブリツジ回路
を構成することが出来るようにしている。
は、第1の抵抗領域を形成された薄い第1の多結
晶シリコン層と、該第1の多結晶シリコン層に遠
い方の表面近傍に第2の抵抗領域を形成された厚
い第2の多結晶シリコン層との積層構造によつ
て、片持梁を形成し、該片持梁の振動に対して第
1の抵抗領域と第2の抵抗領域とに符号が反対の
応力が印加されるように構成することにより、上
記の2つの抵抗領域を用いて、フルブリツジ回路
を構成することが出来るようにしている。
第1図は本発明の一実施例図であり、Aは平面
図、BはAの破線で囲んだ部分10の拡大断面図
を示す。
図、BはAの破線で囲んだ部分10の拡大断面図
を示す。
第1図において、11および12はエツチング
ストツパとなる窒化シリコン(Si3N4)膜、13
は薄い第1の多結晶シリコン層、14は厚い第2
の多結晶シリコン層、15は第1の多結晶シリコ
ン層13内に形成された第1の抵抗領域、16は
第2の多結晶シリコン層14内に形成された第2
の抵抗領域、17は高濃度にボロンがドープされ
たp+領域、18は素子分離のための非ドープ領
域、19は高濃度にボロンがドープされた接続領
域であり、上記の11〜19によつて片持梁20
が形成されている。
ストツパとなる窒化シリコン(Si3N4)膜、13
は薄い第1の多結晶シリコン層、14は厚い第2
の多結晶シリコン層、15は第1の多結晶シリコ
ン層13内に形成された第1の抵抗領域、16は
第2の多結晶シリコン層14内に形成された第2
の抵抗領域、17は高濃度にボロンがドープされ
たp+領域、18は素子分離のための非ドープ領
域、19は高濃度にボロンがドープされた接続領
域であり、上記の11〜19によつて片持梁20
が形成されている。
また第1の抵抗領域15と第2の抵抗領域16
とは共に略U字形をしており、片持梁20の支持
部付近に形成されている。
とは共に略U字形をしており、片持梁20の支持
部付近に形成されている。
そして、略U字形の一片は各々が重なり合つた
位置に形成されており、A配線層21bに共通
に接続されている。
位置に形成されており、A配線層21bに共通
に接続されている。
また第2の抵抗領域16は、第2の多結晶シリ
コン14内において第1の多結晶シリコン13か
ら遠い方の表面近傍に形成されている。
コン14内において第1の多結晶シリコン13か
ら遠い方の表面近傍に形成されている。
次に、第4図に基づいて製造工程を説明する。
まず第4図のAにおいて、シリコン基板1を熱
酸化し、厚さ7000Å程度のフイールド酸化膜3を
形成する。
酸化し、厚さ7000Å程度のフイールド酸化膜3を
形成する。
次に、減圧CVD法により、多結晶シリコンを
約1μmの厚さにデポジシヨンし、パターニング
することによつてスペーサ22を形成する。
約1μmの厚さにデポジシヨンし、パターニング
することによつてスペーサ22を形成する。
次にBにおいて、減圧CVD法により窒化シリ
コン膜11を厚さ400Å、多結晶シリコン膜13
を厚さ1000Å、Si3N4膜23を厚さ350Åの順に
デポジシヨンする。
コン膜11を厚さ400Å、多結晶シリコン膜13
を厚さ1000Å、Si3N4膜23を厚さ350Åの順に
デポジシヨンする。
次にCにおいて、レジスト24を塗布してパタ
ーニングした後、多結晶シリコン膜13に
30KeVで1014〜1015/cm2にB+をイオン注入する。
ーニングした後、多結晶シリコン膜13に
30KeVで1014〜1015/cm2にB+をイオン注入する。
これによつて第1の抵抗領域15が形成され
る。
る。
次にDにおいて、Si3N4膜23及びレジスト2
4を除去し、再び減圧CVD法によつて多結晶シ
リコン層14を厚さ9000Å、Si3N4膜25を厚さ
350Åデポジシヨンする。
4を除去し、再び減圧CVD法によつて多結晶シ
リコン層14を厚さ9000Å、Si3N4膜25を厚さ
350Åデポジシヨンする。
そして、レジスト26を塗布してパターニング
し、多結晶シリコン層14に30KeVで1014〜
1015/cm2にB+をイオン注入する。
し、多結晶シリコン層14に30KeVで1014〜
1015/cm2にB+をイオン注入する。
これによつて第2の抵抗領域16が形成され
る。
る。
次にEにおいて、Si3N4膜25およびレジスト
26を除去し、常圧CVD法によつてSiO2膜27
を厚さ約5000Åにデポジシヨンし、ボロンを高濃
度にドープする領域の上だけエツチングによつて
取除く。
26を除去し、常圧CVD法によつてSiO2膜27
を厚さ約5000Åにデポジシヨンし、ボロンを高濃
度にドープする領域の上だけエツチングによつて
取除く。
次にBBr3を1050℃で30分間デポジシヨンし、
高濃度にボロンをドープしたp+領域17を形成
する。
高濃度にボロンをドープしたp+領域17を形成
する。
なおこの領域はエツチングストツパとして作用
する。
する。
この際のシート抵抗は、10〜15Ωとなる。
次にFにおいて、SiO2膜27をエツチングで
取除き、再び減圧CVD法で窒化シリコン膜12
を厚さ500Å形成する。
取除き、再び減圧CVD法で窒化シリコン膜12
を厚さ500Å形成する。
次にGにおいて、再びレジスト(図示せず)を
塗布し、片持梁のパターニングを行なう。
塗布し、片持梁のパターニングを行なう。
そして、CF4のドライエツチングによつて、片
持梁以外の部分を取除き、その後、レジストを除
去して片持梁を形成する。
持梁以外の部分を取除き、その後、レジストを除
去して片持梁を形成する。
次にHにおいて、窒化シリコン膜12の上にコ
ンタクト用の孔をドライエツチングによつて開
け、Aを約1.3μmの厚さで全面に蒸着し、パタ
ーニングを行なう。
ンタクト用の孔をドライエツチングによつて開
け、Aを約1.3μmの厚さで全面に蒸着し、パタ
ーニングを行なう。
さらに、PSG保護膜6を約1μmの厚さにデポ
ジシヨンし、パツドの部分及び片持梁の部分をエ
ツチングによつて取除く。
ジシヨンし、パツドの部分及び片持梁の部分をエ
ツチングによつて取除く。
その後、エチレンジアミン・ピロカテコールの
エツチング液によつて、多結晶シリコンのスペー
サ22をエツチングで取除き、片持梁を完成す
る。
エツチング液によつて、多結晶シリコンのスペー
サ22をエツチングで取除き、片持梁を完成す
る。
なおこの際、片持梁は上面及び下面が窒化シリ
コン層11及び12で覆われ、また側面はボロン
が高濃度にドープされたp+領域で保護され、さ
らに、取付部はPSG保護膜6で覆われているた
め、エツチングされない。
コン層11及び12で覆われ、また側面はボロン
が高濃度にドープされたp+領域で保護され、さ
らに、取付部はPSG保護膜6で覆われているた
め、エツチングされない。
次に作用を説明する。
第4図のような製造工程で形成された半導体装
置においては、第1の抵抗領域15は片持梁の下
面から深さ900Å程度のところを中心として形成
され、また第2の抵抗領域16は片持梁の上面か
ら深さ900Å程度のところを中心として形成され
る。
置においては、第1の抵抗領域15は片持梁の下
面から深さ900Å程度のところを中心として形成
され、また第2の抵抗領域16は片持梁の上面か
ら深さ900Å程度のところを中心として形成され
る。
すなわち、片持梁の上面から第2の抵抗領域1
6までの深さと、下面から第1の抵抗領域15ま
での深さとは等しい値になる。
6までの深さと、下面から第1の抵抗領域15ま
での深さとは等しい値になる。
そして片持梁が振動した際に、片持梁の支持部
の上面が伸長したときには上面は圧縮される。
の上面が伸長したときには上面は圧縮される。
したがつて、片持梁の振動に対して第1の抵抗
領域15と第2の抵抗領域16とには、大きさが
等しく符号が反対の応力が印加されることにな
る。
領域15と第2の抵抗領域16とには、大きさが
等しく符号が反対の応力が印加されることにな
る。
例えば、片持梁の長さを500μm、厚さを1μmと
すると、1Gの加速度を印加したときに片持梁の
支持部には1〜2×104ダイン/cm2の応力が生ず
る。
すると、1Gの加速度を印加したときに片持梁の
支持部には1〜2×104ダイン/cm2の応力が生ず
る。
したがつて、上記のように構成した場合には、
10Vの電源電圧に対して加速度10G当り10mV以
上の出力が得られることになり、感度が大幅に向
上するとともに、片持梁の偏位に対して逆方向の
出力特性を示す抵抗が得られるので、フルブリツ
ジ回路を形成することが出来、精度を大幅に改善
することが出来る。
10Vの電源電圧に対して加速度10G当り10mV以
上の出力が得られることになり、感度が大幅に向
上するとともに、片持梁の偏位に対して逆方向の
出力特性を示す抵抗が得られるので、フルブリツ
ジ回路を形成することが出来、精度を大幅に改善
することが出来る。
なお上記の説明においては、ボロンのイオン注
入によつて形成するピエゾ抵抗について説明した
が、リンやヒ素のイオン注入によつてピエゾ抵抗
を形成成することも出来る。
入によつて形成するピエゾ抵抗について説明した
が、リンやヒ素のイオン注入によつてピエゾ抵抗
を形成成することも出来る。
以上説明したごとく本発明においては、片持梁
を多結晶シリコンの積層された多層構造とし、そ
れぞれに抵抗領域を設けるように形成しているの
で、片持梁の偏位に対して抵抗変化が逆方向とな
る2つの抵抗を形成することが出来る。そのため
フルブリツジ回路を構成することが出来、感度が
2倍になると同時に精度を大幅に改善することが
出来るという効果がある。
を多結晶シリコンの積層された多層構造とし、そ
れぞれに抵抗領域を設けるように形成しているの
で、片持梁の偏位に対して抵抗変化が逆方向とな
る2つの抵抗を形成することが出来る。そのため
フルブリツジ回路を構成することが出来、感度が
2倍になると同時に精度を大幅に改善することが
出来るという効果がある。
またピエゾ抵抗方式を用いているため、信号源
インピーダンスが数kΩと非常に低い値になるの
で、容量検出方式に比べて雑音を捨いにくい半導
体振動検出装置を実現することが出来、自動車の
エンジンルーム内のようなノイズの多い環境でも
S/N比の良い振動検出を行なうことが可能とな
る。
インピーダンスが数kΩと非常に低い値になるの
で、容量検出方式に比べて雑音を捨いにくい半導
体振動検出装置を実現することが出来、自動車の
エンジンルーム内のようなノイズの多い環境でも
S/N比の良い振動検出を行なうことが可能とな
る。
第1図は本発明の一実施例図、第2図及び第3
図はそれぞれ従来装置の一例図、第4図は本発明
の製造工程図である。 符号の説明、1……n形シリコン基板、3……
フイールド酸化膜、6……PSG保護膜、11,
12……窒化シリコン膜、13……第1の多結晶
シリコン層、14……第2の多結晶シリコン層、
15……第1の抵抗領域、16……第2の抵抗領
域、17……p+領域、18……非ドープ領域、
19……接続領域、20……片持梁、21a〜2
1c……A配線層。
図はそれぞれ従来装置の一例図、第4図は本発明
の製造工程図である。 符号の説明、1……n形シリコン基板、3……
フイールド酸化膜、6……PSG保護膜、11,
12……窒化シリコン膜、13……第1の多結晶
シリコン層、14……第2の多結晶シリコン層、
15……第1の抵抗領域、16……第2の抵抗領
域、17……p+領域、18……非ドープ領域、
19……接続領域、20……片持梁、21a〜2
1c……A配線層。
Claims (1)
- 1 半導体基板上に形成され、一端を支持された
片持梁を有する半導体振動分析装置において、上
記片持梁が、所定個所に所定形状の第1の抵抗領
域を形成された薄い第1の多結晶シリコン層と、
該第1の多結晶シリコン層に遠い方の表面近傍の
所定個所に所定形状の第2の抵抗領域を形成され
た厚い第2の多結晶シリコン層とが積層され、か
つその積層された第1、第2の多結晶シリコン層
の両外面に窒化シリコン層が形成された積層構造
からなり、また上記第1および第2の抵抗領域を
用いてブリツジ回路を構成し、上記片持梁の偏位
に応じて上記抵抗領域に生じる抵抗値の変化をブ
リツジ回路で検出することによつて振動を検出す
ることを特徴とする半導体振動検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27369584A JPS61153529A (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | 半導体振動検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27369584A JPS61153529A (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | 半導体振動検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61153529A JPS61153529A (ja) | 1986-07-12 |
JPH0313534B2 true JPH0313534B2 (ja) | 1991-02-22 |
Family
ID=17531261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27369584A Granted JPS61153529A (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | 半導体振動検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61153529A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017117700A1 (zh) * | 2016-01-04 | 2017-07-13 | 南京大学 | 一种基于纳米粒子点阵量子输运特性的振动传感器 |
-
1984
- 1984-12-27 JP JP27369584A patent/JPS61153529A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61153529A (ja) | 1986-07-12 |
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