JPH03135192A - 搬送色信号処理回路の測定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、カラーテレビジョンの搬送色信号処理回路の
自動彩度調！Ｉ（以下、ＡＣＣという）平滑端子の直流
電圧の正弦波入力信号の周波数の変化に対する電圧の変
化により、搬送色信号処理回路内のフィルタ回路の減衰
特性を求める搬送色信号処理回路の測定方法に関する。

（従来の技術） 第３図は従来の測定系の回路を示すものである。

第３図において、２１は正弦波信号発生器、２２は搬送
色信号入力端子、２３はフィルタ回路、２４はフィルタ
回路出力端子、２５はＡＣＣ回路等の次段の回路、２６
は交流電圧計、２７は搬送色信号処理回路である。

正弦波信号発生器２１は出力周波数と出力レベルが可変
できる機能を持ち、その出力は搬送色信号入力端子２２
に接続される。フィルタ回路２３の出力は、フィルタ回
路出力端子２４に出力されると同時にＡＣＣ回路等の次
段の回路２５に接続されている。

交流電圧計２６はフィルタ回路出力端子２４に出力され
る正弦波信号を測定する。以上のように構成された測定
−回路において、正弦波信号発生器２１の出力レベルを
固定し出力周波数を変化させると、その周波数に応じた
正弦波信号がフィルタ回路出力端子２４に出力される。

その出力レベルを交流電圧計２６で測定し、縦軸に出力
レベルを、横軸に周波数をとると第４図に示したような
フィルタ回路２３の減衰特性を求めることができる。第
４図はフィルタ回路２３がバンドパスフィルタ回路を構
成している場合の減衰特性を示したものである。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来の測定方法では、フィルタ回路
の出力端子が準備され、ていないとフィルタ回路の減衰
特性を求めることができない。最近の搬送色信号処理回
路は半導体集積化されたものがそのほとんどを占め、ま
た限られたビン数の中に多大な機能を持たせるために、
フィルタ回路の減衰特性を測定するための端子を準備し
ていない場合が多くなってきた。したがって、従来の技
術ではフィルタ回路の減衰特性の測定が困難になってき
たという問題がある。

本発明は上記従来の問題を解決するものであり、端子を
準備しなくともフィルタ回路の減衰特性を測定できる測
定方法を提供することを目的とするものである。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記目的を達成するために、フィルタ回路の減
衰特性を測定する端子が準備されていない搬送色信号処
理回路において、ＡＣＣ平滑端子の直流電圧の正弦波入
力信号の周波数の変化に対する電圧の変化により、搬送
色信号処理回路内のフィルタ回路の減衰特性を求めるよ
うにしたものである。

（作　用） したがって本発明によると、搬送色信号処理回路の搬送
色信号入力端子に、搬送色信号処理回路内のフィルタ回
路を減衰することなく通過することのできる周波数の正
弦波信号を入力すると、その正弦波信号はそのまま次段
のＡＣＣ回路に入力される。ＡＣＣ回路では、その正弦
波信号がＡＣＣ検波された正弦波信号のレベルに応じた
直流電圧ｖ０がＡＣＣ平滑端子に出力される。次にフィ
ルタ回路で減衰される周波数の正弦波信号が搬送色信号
入力端子に入力された場合、次段のＡＣＣ回路へ入力さ
れる正弦波信号のレベルは、減衰することなく通過でき
る周波数の正弦波信号のレベルにくらべ小さくなること
は明らかである。したがって、このときのＡＣＣ平滑端
子の直流電圧Ｖはｖｏに対し、Ｖ　＞　Ｖ　Ｏとなる。

（ただし、この関係が成立するのは、ＡＣＣ回路の特性
としてＡＣＣ回路への正弦波信号の入力レベルが小さく
なると、ＡＣＣ平滑端子の直流電圧が上昇する特性を持
つ場合であり、反対に下降する特性を持つ場合は、Ｖ＜
Ｖｏとなるが考え方は同じである。）このＶとｖｏの差
は、ＡＣＣ回路に入力されるレベルの差により決定され
るので、ＡＣＣ回路の前段にあるフィルタ回路によって
減衰される量をＡＣＣ平滑端子の直流電圧の変化として
とらえることで、フィルタ回路の減衰特性を求めること
ができる。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例における測定回路を示してい
る。第１図において、１は正弦波信号発生器で出力レベ
ルおよび出力周波数を可変できる機能をもつ。２はカラ
ーテレビジョン用同期信号発生器で、搬送色信号処理に
必要な同期信号を同期信号入力端子３より入力する。４
は特性を測定しようとしているフィルタ回路、５はＡＣ
Ｃ回路であって入力レベルの大きさに応じて検波、平滑
し直流電圧へ変換している。６はクロマアンプでありＡ
ＣＣ回路５とともに次段信号処理回路７への信号レベル
の大きさを一定にしている。８は搬送色信号入力端子で
正弦波信号発生器１が接続されている。９はＡＣＣ平滑
端子でコンデンサと抵抗の外に直流電圧計１０が接続さ
れている。１１は搬送色信号処理回路でこの部分は一般
に半導体集積回路化されている。

次に、上記実施例の測定方法について説明する。

上記実施例において、正弦波信号発生器１の出力レベル
を一定にし出力周波数を変化させるとそれに伴って直流
電圧計１０の指示が変化する。フィルタ回路４′がバン
ドパスフィルタ回路として構成されている場合、バンド
パスフィルタの中心周波数を正弦波信号発生器１より出
力し、そのときの直流電圧計の指示をｖｏとする。そし
て、正弦波信号発生器１の出力周波数を変化させ、それ
ぞれのときの直流電圧計１０の指示をＶとしてＶ、−Ｖ
を求め、縦軸をＶ、−Ｖ、横軸を周波数とすると第２図
に示したようなバンドパスフィルタの減衰特性を求める
ことができる。また、あらかじめ正弦波信号発生器１の
出力周波数をバンドパスフィルタの中心周波数に固定し
出力レベルを変化させ。

そのときの直流電圧計の指示を記録しておくとＶｏ−Ｖ
の値を入力レベルの相対値表示（デシベル）へ換算でき
ることは明らかである。

（発明の効果） 本発明は上記実施例より明らかなように、カラーテレビ
ジョンの搬送色信号処理回路のＡＣＣ平滑端子の直流電
圧の正弦波入力信号の周波数の変化に対する電圧の変化
により、搬送色信号処理回路内のフィルタ回路の減衰特
性を容易に求めることができるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における測定系の回路図、第
２図は本発明によって得られるバンドパスフィルタ回路
の減衰特性図、第３図は従来の測定系の回路図、第４図
は従来例によって得られるバンドパスフィルタ回路の減
衰特性図である。 １．２１・・・正弦波信号発生器、　２・・・同期信号
発生器、　３　・・・同期信号入力端子、４．２３・・
・　フィルタ回路、　５　・・・ＡＣＣ回路、　６　・
・・クロマアンプ、　７　・・・次段信号処理回路、　
８，２２・・・搬送色信号入力端子、　９　・・・ＡＣ
Ｃ平滑端子、１０・・・直流電圧計、１１．２７・・・
搬送色信号処理回路、２４・・・フィルタ回路出力端子
、２５・・・ＡＣＣ回路等の次段の回路、２６・・交流
電圧計。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. カラーテレビジョンの搬送色信号処理回路の搬送色信号
   入力端子に正弦波信号を入力し、前記正弦波信号の周波
   数を変化させて自動彩度調整（ＡＣＣ）平滑端子の直流
   電圧の前記正弦波入力信号の周波数の変化に対する電圧
   の変化により、前記搬送色信号処理回路内のフィルタ回
   路の減衰特性を求めることを特徴とする搬送色信号処理
   回路の測定方法。