JPH03134076A - タンク底板の防食用塗料 - Google Patents

タンク底板の防食用塗料

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JPH03134076A
JPH03134076A JP1271630A JP27163089A JPH03134076A JP H03134076 A JPH03134076 A JP H03134076A JP 1271630 A JP1271630 A JP 1271630A JP 27163089 A JP27163089 A JP 27163089A JP H03134076 A JPH03134076 A JP H03134076A
Authority
JP
Japan
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bottom plate
tank
paint
tank bottom
tar
Prior art date
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Pending
Application number
JP1271630A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Mito
宏 水戸
Hideaki Nakano
英昭 中野
Masaharu Inoue
井上 政春
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Chemical Co Ltd filed Critical Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はタンク底板の防食用塗料に関するものである。
〔従来の技術〕
タンク底板の腐食による漏洩事故を防止するため、新設
、既設を問わず防食を行うことが知られている。特公昭
58−28182号公報には、既設タンク底板とタンク
−基礎との間隙に防食用塗料を注入してタンク底板を防
食する方法が提案されている。特公昭59−26543
号公報には、タンクを建設する際、予め埋設した塗料注
入口から防食用塗料を注入してタンク底板に塗布する方
法が提案されている。
防食用塗料をタンク底板とタンク基礎との間隙に注入し
てタンク底板にこれを塗布する方法は簡便に行えるため
有利な方法といえるが、タンク底板金面に塗料を塗布す
ることが困難であるだけでなく、耐久性の優れる塗布も
困難である。例えば、前記特公昭58−28182号公
報では、塗料としてアスファルト系のものを使用してい
るが、これは耐久性に問題がある。また、特公昭59−
26543号公報では、廃油、重質油、アスファルト、
合成樹脂等を使用しているが、やはり10年以上もの耐
久性という点では十分とはいえない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明はタンク底板金面に容易に塗布することのでき、
しかも耐久性の優れる防食用塗料を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明は、無機
粉末を含有するタールエポキシ塗料からなるタンク底板
の防食用塗料である。
本発明で対象とするタンクは新設であっても、既設であ
っても差し支えない。タンク基礎は通常、砂が用いられ
ているが砂に限るものではない。砂としては川砂、山砂
、海砂等の他にオイルサンド、アスファルトサンド等が
あるが、川砂又は山砂が優れる。
また、本発明の防食用塗料は、無機粉末を含有するター
ルエポキシ塗料である。タールエポキシ塗料はタール又
はピッチ、エポキシ樹脂および硬化剤からなる組成物に
無機粉末等を配合したものであって、重防食塗料として
広く用いられている。
本発明で使用するものは、注入のし易さ、タンク基礎の
砂への浸透防止、揮発分の減少などの理由で25℃での
粘度が60ps以上であることが好ましい。しかし、粘
度が高すぎるとタンク底板面への広がりが劣ってくるの
で300ps以下であることが好ましい。また、硬化時
間は6時間以上3日間以内となるように調整することが
好ましい。
このような性能を満足する配合としては、重量割合で軟
ピッチ15〜50%、エポキシ樹脂7〜25%、無機粉
末10〜40%、高沸点タール油15〜50%、硬化剤
又は硬化促進剤0.5〜10%の範囲が好ましい配合割
合として挙げられる。
ここで、軟ピッチは軟化点が60℃以下のタールピッチ
であり、これは長期の防食性を与える。
この割合が少ないと防食性が低下し、多すぎると流動性
あるいは°接着力が低下する。また、エポキシ樹脂とし
てはビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノール
F型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹
脂等のエポキシ樹脂を使用することができるが、粘度、
接着力の点からビスフェノールA型エポキシ樹脂等比較
的低分子のエポキシ樹脂が好ましい。エポキシ樹脂は接
着力を与え、耐久性を高める作用を有するので、この量
が少ないと接着性が低下し、防食性が低下する。
更に、無機粉末としては、タルク粉末、酸化チタン粉末
、酸化亜鉛粉末、シリカ粉末等を使用することができる
。無機粉末は粘度を高める作用を有するが、多すぎると
流動性が低下したり、接着力、防食性が低下する。更に
また、高沸点タール油としては、沸点が250℃以上の
重質油を主成分とするタール重油やピッチやコールター
ルや石炭等を分解する除虫じる沸点が250℃以上の重
質油を主成分とするタール油を使用することができるが
、常温ないし0℃程度に冷却しても結晶を析出しない脱
晶油を使用することが好ましい。この高沸点タール油は
粘度を低下させる作用があるが、これは揮発分となるた
め多量に添加することは望ましくない。また、硬化剤又
は硬化促進剤としては、通常エポキシ樹脂の硬化剤又は
硬化促進剤として用いられているものが使用できる。例
えば、トリエチルテトラミン等のアミン類や2,4.6
−トリ(ジメチルアミノメチル)フェノール等のフェノ
ール類等を使用することができる。これらの種類、使用
量は硬化時間を左右するので、所望の硬化時間となるよ
う配合する。硬化剤又は硬化促進剤とエポキシ樹脂とを
混合すると硬化が始まるので、この両者は使用直前に混
合するようにする。なお、本発明の防食用塗料には、通
常塗料に添加される顔料等の添加剤や樹脂等を添加して
もよい。
更に、本発明の防食用塗料は、25℃における粘度が6
0〜300psの範囲にあることが望ましい。粘度が低
すぎると塗料がタンク基礎となる砂の中にまで浸透して
しまうだけでな(、厚く塗布することが困難となる。逆
に、粘度が高すぎると塗料の流れが悪(なり、底板全面
に均一に塗布することが困難となる。また、この防食用
塗料の硬化時間は注入中に粘度が500ps (25°
C)以上に上がらないようにすることが望ましいが、注
入後は速やかに硬化することが望ましい。そのような理
由で6時間ないし3日程度の硬化時間とすることがよい
更にまた、防食用塗料の注入はタンク底板と基礎との間
隙にするが、これはエアレス塗装機等を用いて圧入して
行う。ここで、注入圧力は防食剤の粘度、タンクの重量
等によって異なるが、通常1〜10kg/car程度で
ある。注入はタンク基礎を通ってタンク基礎表層に導通
する防食剤注入管から行うことが有利である。注入口と
なる注入管の先端はタンク基礎表層に達しているが、他
端はタンク基礎を潜って外部の注入機と接続しているも
のであり、この場合注入口が1つのときはほぼタンク底
板の中心部に、2つ以上のときはほぼ対称の位置に注入
口を位置させることが望ましい。そして、注入に当たっ
ては、タンク底板から防食剤がはみ出すことがあるが、
これを最小限にするためタンク底板の周縁とタンク基礎
表層との間隙をシールすることが好ましい。シールはシ
リコンシーラントや軟化点の高いピッチ又はタール系の
シーラントを用いて行うこともできるが樹脂性のテープ
又は発泡樹脂性のテープを用いて、若しくはシーラント
とテープを併用して行うことが有利である。この場合、
空気抜き孔がないと防食剤の注入が円滑に行われないの
で、数個所程度空気孔を設けておくことが好ましい。
〔実施例〕
海砂を150mの厚みに転圧してなる基礎の表層に市販
のタールエポキシ塗料を散布し、塗料を硬化させた。こ
の基礎に直径3.2mの30/clタンクを据え付け、
タンク底板と基礎表層の間隙に防食用塗料を注入した。
注入は、エアレス塗装機に接続した注入管を基礎に潜ら
せ、その先端を間隙に出した注入口から行った。
防食用塗料の組成は、第1表に示すとおりであり、A液
とB液を混合して得られた防食用塗料の性状は第2表に
示すとおりであった。
第1表 第2表 *軟ピッチ:軟化点 30’C *タール油:沸点300〜400°Cのピッチ分解油゛
から結晶分を冷却除去したちの*TETAニトリエチレ
ンテトラミン *TAP  :2,4.6−トリ(ジメチルアミノメチ
ル)フェノール *エポキシ樹脂:ビスフェノールA型エポキシ樹脂AE
R331 *硬化時間はJIS 5400による25℃、5 mm
厚みの値 *硬度はJISゴム硬度計を用いた25℃における値 *密着力はkg / cnf 例1又は例2の防食用塗料を用いて、注入圧1kg /
 cafで注入を行ったところ、100分で注入が完了
した。いずれも基礎砂への塗料の浸透は殆どな(、底板
全面に厚み5〜12mmの塗料が付着し、拡がり具合も
良好であった。
〔発明の効果〕
本発明の防食用塗料は、流動性、接着力、防食性に優れ
るので、タンク底板全面を長期に渡って防食することが
できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)タンク底板とタンク基礎との間隙に注入してタンク
    底板を防食するための塗料であって、無機粉末を含有す
    るタールエポキシ塗料であることを特徴とするタンク底
    板の防食用塗料。 2)軟ピッチ15〜50重量%、エポキシ樹脂7〜25
    重量%、無機粉末10〜40重量%、高沸点タール油1
    5〜50重量%、硬化剤又は硬化促進剤0.5〜10重
    量%なる組成を有する請求項1記載のタンク底板の防食
    用塗料。 3)25℃における粘度が60〜300psである請求
    項1又は2記載のタンク底板の防食用塗料。
JP1271630A 1989-10-20 1989-10-20 タンク底板の防食用塗料 Pending JPH03134076A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5130834A (ja) * 1974-09-10 1976-03-16 Kubota Ltd Mizubunsanseiboshokutoryo
JPS5828182A (ja) * 1981-08-13 1983-02-19 Yuasa Battery Co Ltd 蓄電池
JPS5926543A (ja) * 1982-07-01 1984-02-10 テキステイルマ・アクチエンゲゼルシヤフト 織機の開口装置
JPH01201370A (ja) * 1988-02-04 1989-08-14 Nippon Steel Chem Co Ltd 塗料組成物

Patent Citations (4)

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