JP2000281967A - プレストレストコンクリート緊張材用硬化性組成物及び緊張材 - Google Patents

プレストレストコンクリート緊張材用硬化性組成物及び緊張材

Info

Publication number
JP2000281967A
JP2000281967A JP9359599A JP9359599A JP2000281967A JP 2000281967 A JP2000281967 A JP 2000281967A JP 9359599 A JP9359599 A JP 9359599A JP 9359599 A JP9359599 A JP 9359599A JP 2000281967 A JP2000281967 A JP 2000281967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curable composition
tendon
sheath
prestressed concrete
curing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9359599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4397995B2 (ja
Inventor
Toshiro Hirohata
俊郎 広幡
Yasuji Ogaki
安二 大垣
Takeshi Yoshioka
剛 吉岡
Mitsumochi Kiyosu
光持 清洲
Yoshihiko Higashida
義彦 東田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP09359599A priority Critical patent/JP4397995B2/ja
Publication of JP2000281967A publication Critical patent/JP2000281967A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4397995B2 publication Critical patent/JP4397995B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 グラウト作業を行うことなく完全防食するこ
とができ、コンクリート硬化時の発熱で高温になる場合
にも使用できるプレストレストコンクリート緊張材用硬
化性組成物を提供する。 【解決手段】 エポキシ樹脂と湿気硬化型硬化剤とを含
み、かつ、該硬化性組成物の90℃での粘度増加係数k
及び常温での硬化所要日数Mが下記式(1)及び(2)
で表される関係 k≦0.2 ・・・・・・・・・・・・・ (1) M≦730 ・・・・・・・・・・・・・ (2) 〔ただし、kは、下記式(3)で定義される値である。 logρ=kT ・・・・・・・・・・(3) ρ:粘度(ps)、T:時間(hrs)〕 を満足するものであるプレストレストコンクリート緊張
材用硬化性組成物、並びに、プレストレストコンクリー
ト用緊張材の表面に、上記硬化性組成物が塗布され、そ
の塗布面がシースにより被覆された構造のシース被覆プ
レストレストコンクリート用緊張材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、プレストレストコ
ンクリート緊張材用硬化性組成物に関し、更に詳しく
は、プレストレストコンクリートのポストテンション工
法において使用される緊張材の防食・防錆、並びに緊張
材とコンクリートとの一体化のために、緊張材表面に塗
布される硬化性組成物に関する。また、本発明は、プレ
ストレストコンクリートのポストテンション工法におい
て、グラウトが不要で、緊張後はコンクリートと一体化
されるとともに、完全防食されるシース被覆プレストレ
ストコンクリート緊張材に関する。
【0002】
【従来の技術】プレストレストコンクリートは、引張荷
重の作用するところに予め圧縮力を与えるために、ピア
ノ線などの鋼材を配置し、コンクリートがある強さに達
したときに鋼材を緊張する工法であり、ポストテンショ
ン方式とプレテンション方式とがある。従来のプレスト
レストコンクリートのポストテンション工法では、コン
クリート打設前にコンクリート内に金属製シースを埋設
しておき、このシース中にPC鋼材(PC鋼線、PC鋼
撚線、PC鋼棒等)等の緊張材を挿入し、コンクリート
硬化後に緊張材を緊張させ、最後に緊張材の防食並びに
緊張材とコンクリートの一体化のために、セメントミル
クなどをシースと緊張材との間に注入するグラウト作業
を行っている。しかし、この方法では、セメントミルク
などの注入作業が煩雑でコストアップの要因となり、し
かも注入が不完全になり易く、緊張材が発錆することも
あるなどの欠点があった。
【0003】そこで、このような欠点を解決するため
に、例えば、特公平5−69939号公報には、緊張材
を緊張するまでは硬化せず、コンクリートに緊張定着
後、常温で硬化するように、所要の硬化時間に応じた混
合比率で硬化剤を混合して硬化を開始させた樹脂を表面
に塗布したプレストレストコンクリート用緊張材が提案
されている。該公報の実施例には、エポキシ樹脂に、硬
化促進剤を含んだ第3級アミン硬化剤を添加した硬化性
組成物が示されている。特公平8−11791号公報に
は、主成分となるエポキシ樹脂と、ジシアンジアミドな
どの常温で化学的硬化を進める潜在的硬化剤とを含む硬
化性組成物をプレストレストコンクリート緊張材用塗布
材料とすることが提案されている。
【0004】これらの硬化性組成物を用いる方法によれ
ば、グラウト作業を行うことなく緊張材の完全防食が可
能である。すなわち、この方法では、緊張材を緊張する
までは硬化せず、コンクリートに緊張定着後、常温で硬
化するように、硬化剤の種類と量を調整したエポキシ樹
脂(硬化性組成物)を塗布し、コンクリート硬化後、エ
ポキシ樹脂が硬化する前に緊張する。このとき、エポキ
シ樹脂が液状であるため、緊張が可能であり、緊張後に
は、常温で徐々にエポキシ樹脂が硬化し、最終的に緊張
材をコンクリートと一体化するとともに完全に防食す
る。緊張材にエポキシ樹脂を塗布した後、必要に応じ
て、樹脂シースにより塗布面を被覆することができる。
この場合、エポキシ樹脂が硬化すると、緊張材は、樹脂
シースを介して、コンクリートと一体化する。
【0005】ところが、コンクリート打設後、コンクリ
ートが硬化時に発熱するため、コンクリート構造体の大
きさや形状によっては、100℃近くの高温になる場合
がある。しかしながら、このような高温で硬化せず、な
おかつ常温での硬化性を保持するように、エポキシ樹脂
の配合処方を調整することは、極めて困難であった。従
来の硬化性組成物は、室温では長期間安定であるが、1
00℃近くの高温になると、急激に反応が進んでしま
う。緊張材に塗布した硬化性組成物がコンクリート硬化
時の発熱により早期硬化すると、コンクリート硬化後に
緊張材を緊張させることができなくなる。一方、硬化剤
や硬化促進剤の添加量を少なくすれば、硬化性組成物の
高温での早期硬化を防ぐことができるものの、室温での
硬化期間が極端に長くなってしまう。したがって、従来
の硬化性組成物を用いるプレストレストコンクリートの
ポストテンション工法は、適用できる箇所や対象が限定
されるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、グラ
ウト作業を行うことなく完全防食することができ、なお
かつ、コンクリート硬化時の発熱で高温になる場合にも
使用できるプレストレストコンクリート緊張材用硬化性
組成物を提供することにある。本発明の他の目的は、プ
レストレストコンクリートのポストテンション工法にお
いて、グラウトが不要で、緊張後はコンクリートと一体
化されるとともに、完全防食されるシース被覆プレスト
レストコンクリート緊張材を提供することにある。
【0007】本発明者らは、前記従来技術の問題点を克
服するために鋭意研究した結果、少なくともエポキシ樹
脂と湿気硬化型硬化剤とを含み、かつ、90℃での粘度
増加係数と常温での硬化所要日数が特定の関係を満足す
る硬化性組成物がプレストレストコンクリート緊張材用
に適していることを見いだした。緊張材の表面に該硬化
性組成物を塗布して、プレストレストコンクリートのポ
ストテンション工法に使用したところ、コンクリート硬
化時の発熱で高温となった場合にも、硬化性組成物が早
期硬化しないため、緊張材の緊張作業が可能であり、し
かも、その後、常温で硬化反応が進行し、緊張材をコン
クリートと直接またはシースを介して一体化させること
ができる。本発明は。これらの知見に基づいて完成する
に至ったものである。
【0008】
〔ただし、kは、下記式(3)で定義される値である。 logρ=kT ・・・・・・・・・・(3) ρ:粘度(ps)、T:時間(hrs)〕
を満足するものであるプレストレストコンクリート緊張
材用硬化性組成物が提供される。
【0009】また、本発明によれば、プレストレストコ
ンクリート用緊張材の表面に、少なくともエポキシ樹脂
と湿気硬化型硬化剤とを含み、かつ、90℃での粘度増
加係数k及び常温での硬化所要日数Mが下記式(1)及
び(2)で表される関係 k≦0.2 ・・・・・・・・・・・・・ (1) M≦730 ・・・・・・・・・・・・・ (2) 〔ただし、kは、下記式(3)で定義される値である。 logρ=kT ・・・・・・・・・・(3) ρ:粘度(ps)、T:時間(hrs)〕 を満足する硬化性組成物が塗布され、その塗布面がシー
スにより被覆された構造のシース被覆プレストレストコ
ンクリート用緊張材が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の硬化性組成物の主成分
は、エポキシ樹脂である。エポキシ樹脂は、特に限定さ
れず、例えば、ビスフェノールAジグリシジルエーテ
ル、ビスフェノールFジグリシジルエーテル、ノボラッ
クグリシジルエーテル、テトラグリシジルジアミノジフ
ェニルメタン等が挙げられる。これらの中でも、低コス
トのビスフェノールAジグリシジルエーテルや低粘度で
緊張が容易となるビスフェノールFジグリシジルエーテ
ルが本発明に好適に使用される。
【0011】本発明で使用される湿気型硬化剤とは、大
気中等に存在する水分と反応して、反応生成物として硬
化剤を生成し、これによりエポキシ樹脂の硬化反応が開
始する機能を持つものである。このような機能を持つも
のとして、ケチミン化合物があり、本発明に好適に使用
できる。ケチミン化合物とは、カルボニル化合物でブロ
ックされた第1級アミノ基を1分子中に少なくとも1個
有するアミン化合物である。このカルボニル化合物でブ
ロックされた第1級アミノ基は、例えば、水分の存在に
よって容易に加水分解して、遊離の第1級アミノ基に変
わりうる保護アミノ基であり、典型的には、下記式
【0012】
【化1】
【0013】(式中、R1 及びR2 は、水素原子または
アルキル基、シクロヘキシル基、アリール基などの1 価
の炭化水素基を表す。)で示すことができる。上記アミ
ン化合物は、脂肪族系、脂環族系、及び芳香族系のいず
れでもよい。該アミン化合物としては、例えば、モノエ
チルアミン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、
アルコキシプロピルアミン、アリルアミン等の脂肪族ポ
リアミン類;ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフ
ェニルエーテル等の芳香族ポリアミン類;ジアミノシク
ロヘキサン等の脂環族ポリアミン類;分子末端に少なく
とも1 個の第1級アミノ基を有するポリアミド類;など
が挙げられる。
【0014】上記アミン化合物をケチミン化するカルボ
ニル化合物としては、ケトン類及びアルデヒド類があ
り、具体的には、例えば、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルプロピルケトン、シクロヘキサノン、アセト
フェノン、ベンゾフェノンなどのケトン類;アセトアル
デヒド、ベンズアルデヒドなどのアルデヒド類;が挙げ
られる。上記ケチミン化合物は、アミン化合物とカルボ
ニル化合物との脱水縮合反応により得られる。この反応
は、通常のアミンとアルデヒドまたはケトンとの脱水縮
合反応と同様の条件で行うことができる。この脱水縮合
反応は、例えば、アミン化合物と、その論理反応量以上
のケトンまたはアルデヒドとを混合し、反応生成水を除
去しながら反応させることにより行われる。
【0015】本発明の硬化性組成物は、90℃での粘度
増加係数k及び常温での硬化所要日数Mが前記式(1)
及び(2)を満足するものである。このような特性は、
湿気硬化型硬化剤の配合量を調整することにより得るこ
とができるが、潜在性硬化剤または硬化促進剤を付加的
に添加することによっても得ることができる。本発明で
使用される潜在性硬化剤は、特に限定されないが、例え
ば、ジシアンジアミド及びその誘導体、アジピン酸ジヒ
ドラジド等のジヒドラジド類、アミンアダクト類、ジア
ミノマレオニトリル及びその誘導体、硬化剤を被膜で包
み込んだマイクロカプセル等が挙げられる。本発明で使
用される硬化促進剤は、特に限定されないが、例えば、
2, 4, 6−トリス(ジアミノメチル)フェノール(略
称DMP−30)、ベンジルメチルアミン(略称BDM
A)等の第3級アミン化合物、イミダゾール化合物、B
F3錯体などが挙げられる。
【0016】本発明の硬化性組成物には、上記の他に、
必要に応じて、希釈剤、充填材、増粘剤などを配合する
ことができる。希釈剤は、硬化性組成物の粘度を調整す
るために配合されるものである。希釈剤の添加により粘
度を下げると、緊張を容易に行うことができる。希釈剤
としては、例えば、n−ブチルグリシジルエーテル等の
反応性希釈剤や、ベンジルアルコール、フタル酸エステ
ルなどが使用できる。充填材は、低コスト化やチクソト
ロピック性の調整のために配合されるものであり、炭酸
カルシウム、タルク、シリカ等が挙げられる。増粘剤
は、樹脂の粘度を増加させるため、またはジシアンジア
ミド等の粉体の沈降や凝集を防止するために配合される
ものであり、市販のアエロジルのような微粒子シリカが
挙げられる。
【0017】さらに、降雨量の多い時期や地域での工事
など、多量の湿気を吸って、硬化反応が早くなってしま
う場合の対策として、予め脱水剤を配合し、過剰の水分
を脱水剤に吸わせて、硬化反応が速くなることを防止す
ることができる。脱水剤としては、例えば、酸化カルシ
ウム、モレキュラーシープ、シランカップリング剤が挙
げられる。また、逆に、乾燥地での使用など、湿気が不
足するおそれがある場合には、予め水和物を配合してお
き、施工前に80〜150℃に加熱することにより、水
和物から水分を放出させ、硬化不足を防止することがで
きる。このような水和物としては、例えば、硫酸アルミ
ニウム水和物、硫酸カルシウム水和物などが挙げられ
る。
【0018】特公平8−11791号公報に開示されて
いるジシアンジアミド等の潜在性硬化剤やこれに硬化促
進剤を加えたエポキシ樹脂は、室温で長期間安定なた
め、緊張材を緊張するまで硬化しないよう調整すること
ができるが、100℃近くの高温となると、通常の硬化
剤と同様、急激に硬化反応が進んでしまう。潜在性硬化
剤や硬化促進剤を減量すれば、高温での反応を遅くする
ことができるが、そうすると、今度は常温での硬化が極
端に遅くなり、コンクリートと一体化するのに長期間か
かってしまう。
【0019】これに対し、本発明の硬化性組成物は、湿
気により硬化が開始する湿気硬化型硬化剤を用いること
により、常温で数ヶ月〜2年間で硬化し、なおかつ10
0℃近い高温でも急激に反応せず、長時間未硬化状態を
維持することができる。湿気硬化型硬化剤は、通常、塗
料やコーティングに使用されるものである。湿気硬化型
硬化剤を含有するエポキシ樹脂を薄く塗布し、大気中に
曝すと、常温で数時間から数日で硬化することが知られ
ている。これに対して、本発明者らは、湿気硬化型硬化
剤を使用し、かつ、その配合量や、他の硬化剤との組み
合わせにより硬化特性を調整することにより、特公平8
−11791号公報などに開示されている従来の配合系
では得られない、本用途に適した優れた硬化特性が得ら
れることを見いだした。この硬化特性は、塗料などに使
用される従来のエポキシ/湿気硬化型硬化剤配合とも全
く異なるものである。本発明の硬化性組成物は、PC鋼
線などの緊張材と樹脂シースとの間という密閉系で使用
することが、諸特性を効果的似発揮する上で特に好まし
い。
【0020】エポキシ樹脂の種類やケチミン化合物など
の湿気硬化型硬化剤の種類により、硬化反応の化学当量
や反応性が異なる。したがって、エポキシ樹脂と湿気硬
化型硬化剤の好ましい配合量は、これらの種類によって
異なる。しかしながら、エポキシ樹脂と湿気硬化型硬化
剤の種類と配合量を調整することにより、下記の特性を
得ることが可能であり、それによって、本発明の用途に
適した優れた硬化特性を有する硬化性組成物を得ること
ができる。
【0021】すなわち、本発明の硬化性組成物は、90
℃での粘度増加係数k及び常温での硬化所要日数Mが、
下記式(1)及び(2)で表される関係を満足するもの
である。 k≦0.2 ・・・・・・・・・・・・・ (1) M≦730 ・・・・・・・・・・・・・ (2) ただし、kは、下記式(3)で定義される値である。 logρ=kT ・・・・・・・・・・(3) ρ:粘度(ps)、T:時間(hrs)
【0022】上式(3)の粘度ρは、硬化性組成物を緊
張材とシースとの間に充填した状態で、温度90℃、相
対湿度(RH)60%の環境下に所定時間放置した後、
硬化性組成物をシース内から取り出して、25℃で測定
した値である。傾きkは、上記方法で、初期から100
万ps(ポイズ)に達するまでの粘度変化を測定し、最
小二乗法により求めたものである。また、上記の硬化所
要日数Mは、硬化性組成物を緊張材とシースの間に充填
した状態で、所定日数室内に放置した後、硬化性組成物
のちょう度を測定することにより得たものである。ちょ
う度は、JIS−K−2560に従って測定し、ちょう
度が1以下である場合を硬化とした。上記の粘度増加係
数及び硬化所要日数の調整は、湿気硬化型硬化剤と潜在
性硬化剤及び/または硬化促進剤を併用することにより
行うこともできる。
【0023】上記の如く粘度増加係数及び硬化所要日数
Mは、k≦0.2、かつ、M≦730であり、好ましく
はk≦0.1、かつ、M≦548であり、より好ましく
はk≦0.05、かつ、M≦365である。kが0.2
を越えると、従来のジシアンジアミド等を用いた配合と
同様、高温での硬化反応が速くなり、コンクリート構造
体の大きさや形状によっては、コンクリート硬化後、緊
張ができなくなる。本用途では、施工後、性能が発現す
るまでにあまりに長期間かかると、現実的に適用が困難
であるため、常温で1年以内で硬化することが望まし
く、長くとも常温で2年以内で硬化しなければならな
い。したがって、硬化所用時間Mが730日を越え硬化
性組成物は、本用途に適用するのに不適当である。
【0024】上記k値及びM値の調整法を具体的に示す
ならば、例えば、油化シェルエポキシ(株)社製エポキ
シ樹脂“エピコート828”と油化シェルエポキシ
(株)社製湿気硬化型硬化剤“エピキュアH3”を用い
た場合、k値及びM値とエピキュアH3の配合量の関係
は、図1及び図2に示すようになる。したがって、上記
k値及びM値を所定の限定された範囲内に調整するに
は、この配合でのエピキュアH3の配合量を、通常2.
8〜22phr(エポキシ樹脂100重量部に対する重
量部)、好ましくは3.5〜16phr、より好ましく
は5〜13phrとする。
【0025】上記配合系での湿気硬化型硬化剤の当量配
合部数は、53.4phrであるから、本発明では、湿
気硬化型硬化剤の配合部数を当量配合部数より少ない特
定の範囲とすることにより、本発明の用途に適した優れ
た硬化特性を得ることができる。上記配合系以外のエポ
キシ樹脂及び湿気硬化型硬化剤を用いた場合にも、その
当量数を上記の配合部数の限定範囲に対応した範囲とす
れば、同様の硬化特性を得ることができる。上記の配合
部数の限定範囲に対応した当量数範囲は、配合量P(P
=配合する重量部/当量配合重量部)を用いて表現する
と、0.052≧P≧0.41、好ましくは0.066
≧P≧0.30、より好ましくは0.094≧P≧0.
24となる。
【0026】また、上記の粘度増加係数の調整は、湿気
硬化型硬化剤と潜在性硬化剤及び/または硬化促進剤を
併用することにより行うこともできる。本発明で使用す
る潜在性硬化剤の配合量は、1g当量のエポキシ基を含
むエポキシ樹脂に対し、通常10g以下、好ましくは6
g以下とすると効果的である。潜在性硬化剤の配合量が
多すぎると、硬化反応が早すぎて、コンクリート硬化
後、緊張材を緊張できなくなる場合がある。本発明で使
用する硬化促進剤の配合量は、1g当量のエポキシ基を
含むエポキシ樹脂に対し、通常1g以下、好ましくは
0.5g以下とすると効果的である。硬化促進剤の配合
量が多すぎると、硬化反応が早すぎて、コンクリート硬
化後、緊張材を緊張できなくなる場合がある。
【0027】本発明において、緊張材に塗布する硬化性
組成物の塗布厚みや形状は特に限定されないが、膜厚が
非常に薄い場合には、例えば、緊張材に硬化性組成物を
塗布した後シースを被覆する方式で生産した場合、塗布
時に吸収する湿気の、硬化性組成物の単位量あたりの量
が大きくなるので、硬化が早くなる場合がある。よって
充填層の平均厚みは、好ましくは0.1mm以上、より
好ましくは、0.3mm以上とすると効果的である。
【0028】本発明では、緊張材として、PC鋼材(P
C鋼線、PC鋼撚線、PC鋼棒等)等を使用することが
できる。また、本発明では、緊張材を被覆するシースを
備えたものが好ましく、具体的には、プレストレストコ
ンクリート用緊張材の表面に硬化性組成物を塗布し、そ
の塗布面をシースにより被覆した構造のシース被覆プレ
ストレストコンクリート用緊張材とすることが好まし
い。本発明におけるシースは、例えば、ポリエチレンな
どの樹脂、あるいは通常の鋼などの金属で構成すればよ
い。樹脂でシースを構成する場合には、緊張材に硬化性
組成物を塗布した後、その塗布面上に押出成形により樹
脂シースを形成させることができる。シースの形状は、
特に限定されないが、例えば、パイプ状シース、外側に
波形または螺旋状の凹凸が形成されたシースなどを挙げ
ることができる。硬化性組成物による緊張材の塗布面を
シースにより被覆して密閉することにより、硬化性組成
物の硬化安定性を高めることができる。本発明のシース
被覆プレストレストコンクリート用緊張材では、緊張材
とシースとの間に硬化性組成物が充填された形態とな
る。
【0029】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明に
ついてより具体的に説明する。
【0030】[実施例1]湿気硬化型硬化剤として油化
シェルエポキシ社製ケチミン型硬化剤エピキュアH3を
用いた表1の配合で、各成分を攪拌混合して硬化性組成
物を得た。得られた硬化性組成物をPC鋼撚線に塗布し
た後、塗布面上に、三井化学社製高密度ポリエチレン
“ハイゼックス”を用いて押出成形によりポリエチレン
製シースを形成した。得られたシース被覆緊張材を、温
度90℃、相対湿度60%の環境下に所定時間放置した
後、シースを剥いで硬化性組成物をサンプリングし、株
式会社レオロジ製粘弾性解析装置MR−300を用い
て、25℃での粘度を測定した。得られた値から粘度増
加係数を算出し、また、緊張可能な限界粘度である百万
psに達する時間(緊張可能時間)を調べた。硬化の確
認は、シースを剥いで、硬化性組成物のちょう度を測定
することにより行った。ちょう度は、JIS−K−25
60に従って測定し、ちょう度が1以下である場合を硬
化とした。その結果、90℃での緊張可能時間が比較的
長く、室温では1年以内で硬化する硬化性組成物及びシ
ース被覆緊張材が得られた。
【0031】[実施例2]硬化性組成物の配合を表1に
示すものとした以外、実施例1と同じ方法で硬化性組成
物及びシース被覆緊張材を作製し評価した。その結果、
90℃での緊張可能時間が長く、室温では1年以内で硬
化する硬化性組成物及びシース被覆緊張材が得られた。
【0032】[実施例3]硬化性組成物の配合を表1に
示すものとした以外、実施例1と同じ方法で硬化性組成
物及びシース被覆緊張材を作製し評価した。その結果、
90℃での緊張可能時間がかなり長く、室温では1年以
内で硬化する硬化性組成物及びシース被覆緊張材が得ら
れた。
【0033】[実施例4]硬化性組成物の配合を表1に
示すものとした以外、実施例1と同じ方法で硬化性組成
物及びシース被覆緊張材を作製し評価した。その結果、
90℃での緊張可能時間がかなり長く、室温では1年以
内で硬化する硬化性組成物及びシース被覆緊張材が得ら
れた。
【0034】[実施例5]硬化性組成物の配合を表1に
示すものとした以外、実施例1と同じ方法で硬化性組成
物及びシース被覆緊張材を作製し評価した。その結果、
90℃での緊張可能時間がかなり長く、室温では1年以
内で硬化する硬化性組成物及びシース被覆緊張材が得ら
れた。
【0035】[実施例6]硬化性組成物の配合を表1に
示すものとした以外、実施例1と同じ方法で硬化性組成
物及びシース被覆緊張材を作製し評価した。その結果、
90℃での緊張可能時間が極めて長く、室温では1年半
以内で硬化する硬化性組成物及びシース被覆緊張材が得
られた。
【0036】[実施例7]硬化性組成物の配合を表1に
示すものとした以外、実施例1と同じ方法で硬化性組成
物及びシース被覆緊張材を作製し評価した。その結果、
90℃での緊張可能時間が極めて長く、室温では2年以
内で硬化する硬化性組成物及びシース被覆緊張材が得ら
れた。
【0037】
【表1】
【0038】(脚注) *1:油化シェルエポキシ株式会社製、エポキシ樹脂 *2:油化シェルエポキシ株式会社製、ケチミン型の湿
気硬化型硬化剤 *3:旭チバ株式会社製、潜在性硬化剤 *4:日本カーバイド工業株式会社製、潜在性硬化剤 *5:油化シェルエポキシ株式会社製、硬化促進剤 *6:日本アエロジル株式会社製、シリカ
【0039】[実施例8]硬化性組成物の配合を湿気硬
化型硬化剤と硬化促進剤エピキュア3010を併用した
表2に示すものとした以外、実施例1と同じ方法で硬化
性組成物及びシース被覆緊張材を作製し評価した。その
結果、90℃での緊張可能時間が極めて長く、室温では
1年以内で硬化する硬化性組成物及びシース被覆緊張材
が得られた。
【0040】[実施例9]硬化性組成物の配合を湿気硬
化型硬化剤と潜在性硬化剤HT2844を併用した表2
に示すものとした以外、実施例1と同じ方法で硬化性組
成物及びシース被覆緊張材を作製し評価した。その結
果、90℃での緊張可能時間が比較的長く、室温では1
年以内で硬化する硬化性組成物及びシース被覆緊張材が
得られた。
【0041】[実施例10]硬化性組成物の配合を湿気
硬化型硬化剤と硬化促進剤エピキュア3010を併用し
た表2に示すものとした以外、実施例1と同じ方法で硬
化性組成物及びシース被覆緊張材を作製し評価した。そ
の結果、90℃での緊張可能時間が極めて長く、室温で
は1年半以内で硬化する硬化性組成物及びシース被覆緊
張材が得られた。
【0042】
【表2】
【0043】(脚注) *1:油化シェルエポキシ株式会社製、エポキシ樹脂 *2:油化シェルエポキシ株式会社製、ケチミン型の湿
気硬化型硬化剤 *3:旭チバ株式会社製、潜在性硬化剤 *4:日本カーバイド工業株式会社製、潜在性硬化剤 *5:油化シェルエポキシ株式会社製、硬化促進剤 *6:日本アエロジル株式会社製、シリカ *7:1g当量のエポキシ基を含むエピコート828
(189g)に対する添加量(g)
【0044】[比較例1]硬化性組成物の配合を表3に
示すものとした以外、実施例1と同じ方法で硬化性組成
物及びシース被覆緊張材を作製し評価した。その結果、
90℃での緊張可能時間が短く、コンクリート固化時の
発熱が大きい箇所には適用できない硬化性組成物及びシ
ース被覆緊張材が得られた。
【0045】[比較例2]硬化性組成物の配合を表3に
示すものとした以外、実施例1と同じ方法で硬化性組成
物及びシース被覆緊張材を作製し評価した。その結果、
90℃での緊張可能時間が短く、コンクリート固化時の
発熱が大きい箇所には適用できない硬化性組成物及びシ
ース被覆緊張材が得られた。
【0046】[比較例3]硬化性組成物の配合を表3に
示すものとした以外、実施例1と同じ方法で硬化性組成
物及びシース被覆緊張材を作製し評価した。その結果、
室温での硬化に2年以上を要し、工期等から現実的に適
用困難な硬化性組成物及びシース被覆緊張材が得られ
た。
【0047】[比較例4]湿気硬化型硬化剤を使用せ
ず、潜在性硬化剤ジシアンジアミドを用いた表3に示す
配合としたこと以外、実施例1と同じ方法で硬化性組成
物及びシース被覆緊張材を作製し評価した。その結果、
90℃での緊張可能時間が短く、コンクリート固化時の
発熱が大きい箇所には適用できない硬化性組成物及びシ
ース被覆緊張材が得られた。また、室温での硬化に1年
以上を要した。
【0048】[比較例5]湿気硬化型硬化剤を使用せ
ず、潜在性硬化剤ジシアンジアミドを用いた表3に示す
配合としたこと以外、実施例1と同じ方法で硬化性組成
物及びシース被覆緊張材を作製し評価した。その結果、
90℃での緊張可能時間が比較的長いが、コンクリート
固化時の発熱が大きい箇所には適用できない硬化性組成
物及びシース被覆緊張材が得られた。また、室温での硬
化に2年以上を要し、工期等から現実的に適用困難なも
のであった。
【0049】
【表3】
【0050】(脚注) *1:油化シェルエポキシ株式会社製、エポキシ樹脂 *2:油化シェルエポキシ株式会社製、ケチミン型の湿
気硬化型硬化剤 *3:旭チバ株式会社製、潜在性硬化剤 *4:日本カーバイド工業株式会社製、潜在性硬化剤 *5:油化シェルエポキシ株式会社製、硬化促進剤 *6:日本アエロジル株式会社製、シリカ
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、グラウト作業を行うこ
となく完全防食することができ、なおかつ、コンクリー
ト硬化時の発熱で高温になる場合にも使用できるプレス
トレストコンクリート緊張材用硬化性組成物が提供され
る。また、本発明によれば、プレストレストコンクリー
トのポストテンション工法において、グラウトが不要で
あり、緊張後はコンクリートと一体化されるとともに、
完全防食されるシース被覆プレストレストコンクリート
緊張材が提供される。本発明によれば、従来、不可能で
あった高温での遅い硬化反応と室温での硬化性を両立さ
せた硬化性組成物が提供され、これにより、グラウト作
業が不要で完全防食でき、従来適用できなかったコンク
リート発熱で高温になる場合にも使用できるプレストレ
ストコンクリート緊張材用硬化性組成物並びにシース被
覆緊張材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】湿気硬化型硬化剤の配合部数と粘度増加係数と
の関係を示すグラフである。
【図2】湿気硬化型硬化剤の配合部数と硬化所要日数と
の関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉岡 剛 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 清洲 光持 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 東田 義彦 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内 Fターム(参考) 2E164 AA02 AA11 AA31 DA03 4J038 DB001 JB04 JB06 JB09 JB14 JB17 JB18 JB32 KA03 KA04 NA03 PB05 PC04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレストレストコンクリート緊張材の表
    面に塗布される硬化性組成物であって、該硬化性組成物
    が少なくともエポキシ樹脂と湿気硬化型硬化剤とを含
    み、かつ、該硬化性組成物の90℃での粘度増加係数k
    及び常温での硬化所要日数Mが下記式(1)及び(2)
    で表される関係 k≦0.2 ・・・・・・・・・・・・・ (1) M≦730 ・・・・・・・・・・・・・ (2) 〔ただし、kは、下記式(3)で定義される値である。 logρ=kT ・・・・・・・・・・(3) ρ:粘度(ps)、T:時間(hrs)〕 を満足するものであるプレストレストコンクリート緊張
    材用硬化性組成物。
  2. 【請求項2】 湿気硬化型硬化剤がケチミン化合物であ
    る請求項1記載のプレストレストコンクリート緊張材用
    硬化性組成物。
  3. 【請求項3】 硬化促進剤及び/または潜在性硬化剤を
    更に含有する請求項1または2に記載のプレストレスト
    コンクリート緊張材用硬化性組成物。
  4. 【請求項4】 緊張材を被覆するシースとの間に塗布さ
    れる硬化性組成物である請求項1乃至3のいずれか1項
    に記載のプレストレストコンクリート緊張材用硬化性組
    成物。
  5. 【請求項5】 プレストレストコンクリート用緊張材の
    表面に、少なくともエポキシ樹脂と湿気硬化型硬化剤と
    を含み、かつ、90℃での粘度増加係数k及び常温での
    硬化所要日数Mが下記式(1)及び(2)で表される関
    係 k≦0.2 ・・・・・・・・・・・・・ (1) M≦730 ・・・・・・・・・・・・・ (2) 〔ただし、kは、下記式(3)で定義される値である。 logρ=kT ・・・・・・・・・・(3) ρ:粘度(ps)、T:時間(hrs)〕 を満足する硬化性組成物が塗布され、その塗布面がシー
    スにより被覆された構造のシース被覆プレストレストコ
    ンクリート用緊張材。
JP09359599A 1999-03-31 1999-03-31 シース被覆プレストレストコンクリート緊張材用硬化性組成物及び緊張材 Expired - Lifetime JP4397995B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09359599A JP4397995B2 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 シース被覆プレストレストコンクリート緊張材用硬化性組成物及び緊張材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09359599A JP4397995B2 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 シース被覆プレストレストコンクリート緊張材用硬化性組成物及び緊張材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000281967A true JP2000281967A (ja) 2000-10-10
JP4397995B2 JP4397995B2 (ja) 2010-01-13

Family

ID=14086673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09359599A Expired - Lifetime JP4397995B2 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 シース被覆プレストレストコンクリート緊張材用硬化性組成物及び緊張材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4397995B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1162224A3 (en) * 2000-06-05 2002-11-27 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Curable composition for tendon for prestressed concrete and tendon
WO2003095572A1 (fr) * 2002-05-13 2003-11-20 Shinko Wire Co., Ltd. Composition de revetement d'armature pour beton precontraint
WO2006061901A1 (ja) * 2004-12-09 2006-06-15 Key-Techno Co. Ltd. 緊張材用被覆物および緊張材
WO2006061900A1 (ja) * 2004-12-09 2006-06-15 Key-Techno Co. Ltd. 緊張材用被覆物および緊張材
JP2012154097A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Sumitomo Electric Ind Ltd プレグラウトpc鋼材及びそのプレグラウト層の硬化方法
WO2014021056A1 (ja) 2012-07-31 2014-02-06 住友電工スチールワイヤー株式会社 プレグラウトpc鋼材及びそのプレグラウト層の硬化方法
WO2015098683A1 (ja) 2013-12-25 2015-07-02 住友電工スチールワイヤー株式会社 プレグラウトpc鋼材及びそのプレグラウト層の硬化方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1162224A3 (en) * 2000-06-05 2002-11-27 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Curable composition for tendon for prestressed concrete and tendon
US6623558B2 (en) 2000-06-05 2003-09-23 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Curable composition for tendon for prestressed concrete and tendon
WO2003095572A1 (fr) * 2002-05-13 2003-11-20 Shinko Wire Co., Ltd. Composition de revetement d'armature pour beton precontraint
WO2006061901A1 (ja) * 2004-12-09 2006-06-15 Key-Techno Co. Ltd. 緊張材用被覆物および緊張材
WO2006061900A1 (ja) * 2004-12-09 2006-06-15 Key-Techno Co. Ltd. 緊張材用被覆物および緊張材
JP2012154097A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Sumitomo Electric Ind Ltd プレグラウトpc鋼材及びそのプレグラウト層の硬化方法
WO2014021056A1 (ja) 2012-07-31 2014-02-06 住友電工スチールワイヤー株式会社 プレグラウトpc鋼材及びそのプレグラウト層の硬化方法
KR20150038465A (ko) 2012-07-31 2015-04-08 스미토모 덴코 스틸 와이어 가부시키가이샤 프리그라우트 pc 강재 및 그 프리그라우트층의 경화 방법
US10081943B2 (en) 2012-07-31 2018-09-25 Sumitomo (Sei) Steel Wire Corp. Pregrouted PC steel material and method for hardening pregrout layer thereof
WO2015098683A1 (ja) 2013-12-25 2015-07-02 住友電工スチールワイヤー株式会社 プレグラウトpc鋼材及びそのプレグラウト層の硬化方法
KR20160101853A (ko) 2013-12-25 2016-08-26 스미토모 덴코 스틸 와이어 가부시키가이샤 프리그라우트 pc강재 및 그 프리그라우트층의 경화 방법
US10323415B2 (en) 2013-12-25 2019-06-18 Sumitomo (Sei) Steel Wire Corp. Pregrouted PC steel material and curing method for pregrouted layer therein

Also Published As

Publication number Publication date
JP4397995B2 (ja) 2010-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0312567B2 (ja)
JP3585819B2 (ja) プレストレストコンクリート緊張材用硬化性組成物及び緊張材
JPH0811791B2 (ja) プレストレストコンクリート緊張材用塗布材料
JP2000281967A (ja) プレストレストコンクリート緊張材用硬化性組成物及び緊張材
US6387310B1 (en) Thermosetting resin composition for prestressed concrete tendon, its use and prestressed concrete tendon using the composition
JPS5952892B2 (ja) 硬化性組成物
JP3786599B2 (ja) Prc構造の橋梁
JP5142238B2 (ja) 揺変性持続型エポキシ樹脂組成物
JPH05311047A (ja) 液状エポキシ樹脂組成物
JP3404385B2 (ja) 一液湿気硬化型エポキシ樹脂組成物
JPS6210571B2 (ja)
JP2002179766A (ja) 一液湿気硬化型エポキシ樹脂組成物
JPH02115257A (ja) 誘導熱硬化性エポキシ樹脂系
JP3836770B2 (ja) プレストレストコンクリート緊張材用塗布組成物
JPS58109568A (ja) 防食用塗料組成物
JPH0288625A (ja) 一液性エポキシ樹脂組成物及びその施工方法
JPH0463910B2 (ja)
JPS6249888B2 (ja)
JP3897321B2 (ja) 低温硬化型組成物
JP3789406B2 (ja) プレストレストコンクリート緊張材用塗布材料
JP2004315652A (ja) エポキシ樹脂組成物及びこれを用いた床材
JPH05239187A (ja) エポキシ樹脂硬化方法
JP3789407B2 (ja) プレストレストコンクリート緊張材用塗布材料
JPS58222108A (ja) エポキシ樹脂組成物の調製方法
JP2004076077A (ja) プレストレストコンクリート緊張材用塗布材料

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040514

A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20060125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090723

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090909

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091006

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091022

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131030

Year of fee payment: 4

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term