JPH03133759A - 包装材の製造方法 - Google Patents

包装材の製造方法

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JPH03133759A
JPH03133759A JP21499690A JP21499690A JPH03133759A JP H03133759 A JPH03133759 A JP H03133759A JP 21499690 A JP21499690 A JP 21499690A JP 21499690 A JP21499690 A JP 21499690A JP H03133759 A JPH03133759 A JP H03133759A
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paper
chemical
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resin
packaging material
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JP21499690A
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Hachiro Saito
斉藤 八郎
Motohide Okamoto
岡本 元秀
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Eneos Corp
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Nippon Petrochemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 この発明は、紙の上に防錆剤、防かび剤、賦香剤などの
粉粒状の薬剤を散布または配列した後、薬剤に対してバ
リヤー性の合成樹脂の押出コーティングによって該薬剤
を埋設、固定することを特徴とする、合成樹脂、薬剤お
よび紙を一体化した優れた薬効を有する包装材を製造す
る方法に関する。
(従来の技術) 従来、防錆剤、防かび剤、賦香剤などの粉粒状の薬剤の
使用によって防錆効果、防かび効果、賦香効果などの付
与された包装材は数多く知られている。例えば、 (1)紙やフィルムに上記粉粒状の薬剤類の溶液を含浸
または塗布したもの (2)−上記粉粒状の薬剤類を熱可塑性合成樹脂に配合
混練し、フィルムとしたもの (3)ラミネート紙と合成樹脂フィルムとの間に上記粉
粒状の薬剤層を介在させて圧着一一体化して積層シート
としたもの などがある。
しかしながら、(1)においては、一般に粉粒状薬剤の
溶液を含浸または塗布した紙は表裏両面からの薬剤の気
化逸散が急速に起きるので、使用に際してはこの紙の上
からクラフト紙やポリエチレンフィルムでさらに包装す
る必要が生じ、包装費がかさむばかりでなく、作業効率
も低下する。
また、フィルム成形後に粉粒状の薬剤の溶液を塗布また
は含浸する方法は工程が複雑になるほか、溶媒除去のた
めの付属設備が必要になり経済的に不利である。(2)
のフィルムにおいては、両面に薬剤がしみ出して薬剤の
ロスが多くなり、包装材として必要なフィルム内面の薬
効が半減するなどの欠点がある。(3)の積層シートは
、−1−記(1)および(2)と比較してはるかに効率
のよい包装材であるが、あらかじめラミネートした加工
紙を圧着して積層シートとするので高価になるばかりで
なく、紙の通気性がラミネート層でさまたげられるため
に薬剤の気化性が悪くなる。
(4)実開昭53−32877号公報には、熱可塑性樹
脂発泡シートと樹脂フィルムとの間に、気化性防錆剤の
粉末が介在して密着積層されたことよりなる金属防錆用
積層シートが開示されている。この考案は、熱可塑性樹
脂発泡シートと樹脂フィルムの2層間に気化性防錆剤を
介在させ、これらの熱可塑性樹脂発泡シートと樹脂フィ
ルムとを熱融着するか、あるいは接着剤によって密着積
層するものであって、本質的に熱融着を行うための2次
加工を必要とするか、あるいは2層のシートおよびフィ
ルムを接着させるための接名剤層を必要とするものであ
る。
(5)特公昭44−8864号公報には、長尺の基布ま
たは基紙トにゴム、樹脂系およびゴムレジンの接着剤を
被覆し、その表面へ微細な粒子の吸湿材を均等に分布し
た後、通気性の不織布を前記接着面に重ね合わせ、これ
らを一体にすべく上下熱圧ロールあるいは挟圧ロールで
押圧せしめて乾燥し、連続的に捲取ることを特徴とする
連続的に包装シート材料を製造する方法が開示されてい
る。
この方法においては、吸湿材の分布量が多くなった場合
、接着剤層と不織布層との間に吸湿材層が生じ、上下熱
圧ロールあるいは挟圧ロールで押圧せしめても、強固な
接着ができず、剥離してしまうという欠点を有するもの
である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明の目的は−F記の問題点を解決した薬効の優れ
た包装材の製造方法を提供することである。
C問題点を解決するための手段〕 この発明は紙の上に粉粒状の薬剤を所望シール部を残し
て散布または配列した後、薬剤に対してバリヤー性の合
成樹脂層の押出しコーティングによって該薬剤を埋設、
固定し、合成樹脂、薬剤および紙を一体化したことを特
徴とする包装材の製造方法である。
この発明で使用される紙は、天然繊維を原料としたクラ
フト紙のような洋紙、和紙などの一般的なものであるが
、合成繊維を原料とする不織布でもよい。
この発明に使用される薬剤としては、パラジクロールペ
ンゾール、ナフタリンなどの防虫剤、シリカゲル、アル
ミナゲル、生石灰、モレキュラシーブなどの脱湿剤、活
性炭のような脱臭剤、有機系、無機系の脱酸素剤やこれ
らをされに担体に担持させたものおよび防かび剤、防錆
剤、賦香剤などやこれらをシリカゲルなどに担持させた
ものなどが挙げられる。なかでも、α−ブロム・シンナ
ミック・アルデヒド(BCA)のような気化性防かび剤
、ジシクロヘキシル・アンモニウム・ナイトライド(D
 I CHAN)のような気化性防錆剤、賦香剤などの
気化性薬剤が特に好ましい。
この発明に使用される合成樹脂にはポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリブテン−1、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−アルキルアクリレート共重合体、イ
オノマー樹脂などのポリオレフィン系樹脂、ポリアミド
系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、
ポリビニルアルコール系樹脂、ポリエステル系樹脂など
の熱可塑性樹脂であれば特に限定はないが、使用する薬
剤の種類に応じて、それに対するバリヤー性の観点から
適当な樹脂を選ぶ必要がある。
例えば防かび剤のα−ブロム・シンナミック・アルデヒ
ド(BCA)においてはナイロン、防錆剤のジシクロヘ
キシル・アンモニウム・ナイトライド(D I CHA
N)においてはポリエチレンというように、薬剤の種類
によって適宜選択される。
〔実 施 例〕
以下、添(=Jの図面に基づいてこの発明を説明する。
第1図はこの発明の包装材の製造方法の工程図の一例を
示すもので、紙1を所望の速度で送行させてベルトコン
ベヤ4上に導入し、ホッパーより薬剤2の所要槽を紙1
−1−に所望シール部9を残して散布するか、あるいは
櫛歯5で薬剤をシール部9が形成されるように配列した
後、押出機から排出される溶融樹脂3をガイドロール6
に導入してラミネートし、次いでピンチロール7で圧着
しながら薬剤2を埋設、固定すると同時に、紙1と溶融
樹脂3とをシール部9で接着し、合成樹脂、薬剤および
紙が一体化された包装材8を得る。
このような方法で得られる包装材は、紙の[−に所望シ
ール部を残して粉粒状の薬剤を散布または配列した後、
薬剤に対してバリヤー性の合成樹脂の押出コーディング
によって、直接薬剤を埋設、同定し、紙、薬剤および合
成樹脂を一体化した包装材で、接ji剤を必要とせず本
質的には紙と合成樹脂層の2層からなるもので、連続的
に製造かでき、非常に簡素化された構成となっているも
のである。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、この発明の方法は従来の製
造プロセスよりも簡素で経済的な、連続的な包装材の製
造方法である。
この発明の方法で得られる包装材は、合成樹脂フィルム
より格段に薬剤の透過性の良い、通気性の紙を使用し、
紙と薬剤とを直接接触させて、薬剤に対してバリヤー性
の合成樹脂で紙に固定化して構成となっているので、こ
の紙を通して、薬剤効果が著しく、かつその効果は速効
性を有している。さらに薬剤の粉粒体が樹脂で埋設、固
定化されると同時にシール部を通して樹脂と紙とが強固
に接着されるので薬剤が摩擦振動などの外力によって剥
離脱落することもない。
この包装材は、気化性防錆材などの薬剤の透過性を有す
る紙層を内側にして、被包装物を包装する。これによっ
て、外層のバリヤー性合成樹脂でもって薬剤の蒸気の逸
散が防止でき、効率の良い薬剤効果を発揮することかで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の包装材の製造方法の工程図の一例を
、第2図はこの発明の方法で得られる包装材の拡大断面
図の一例を示す。 l・・・紙、     2・・・薬剤、3・・・樹脂、
    4・・・ベルトコンベヤ、5・・・櫛歯、  
   6・・・ガイドロール、7・・・ピンチロール、
8・・・包装材、9・・・シール部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.紙の上に粉粒状の薬剤を所望シール部を残して散布
    または配列した後、薬剤に対してバリヤー性の合成樹脂
    の押出コーディングによって該薬剤を埋設、固定し、合
    成樹脂、薬剤および紙を一体化したことを特徴とする包
    装材の製造方法。
  2. 2.前記薬剤が気化性薬剤である特許請求の範囲第1項
    に記載の製造方法。
JP21499690A 1990-08-16 1990-08-16 包装材の製造方法 Granted JPH03133759A (ja)

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JPH0585429B2 JPH0585429B2 (ja) 1993-12-07

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08502462A (ja) * 1992-10-16 1996-03-19 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 包装材料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5332877U (ja) * 1976-08-26 1978-03-22

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JPS5332877B2 (ja) * 1972-12-31 1978-09-11

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