JPH03133395A - ヒト免疫不全ウイルスに対するモノクローナル抗体 - Google Patents

ヒト免疫不全ウイルスに対するモノクローナル抗体

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JPH03133395A
JPH03133395A JP1271468A JP27146889A JPH03133395A JP H03133395 A JPH03133395 A JP H03133395A JP 1271468 A JP1271468 A JP 1271468A JP 27146889 A JP27146889 A JP 27146889A JP H03133395 A JPH03133395 A JP H03133395A
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mouse
synthetic peptide
cys
gly
antibody
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JP1271468A
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Taizo Uda
泰三 宇田
Akira Takeyasu
武安 明
Takashi Usagawa
宇佐川 崇
Yukio Nakajima
中島 由紀生
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、後天性免疫不全症候群(AIDS)の原因と
考えられているヒト免疫不全ウィルス(以下、HIVと
略記する。)のenvi白質の保存領域における特定の
アミノ酸配列部分に対応する合成ペプチド(以下、「合
成ペプチドjと略記することもある。)からなる免疫原
(以下、「合成ペプチド免疫原1と略記することもある
)をHIVの代わりにマウスに免疫して得たハイブリド
ーマ株が産生する、HIV惑染の診断に有効なIgG型
モノクローナル抗体に関するものである。
[従来の技術〕 ヒトがHIVに感染しているか否かの診断は、一般に、
不活化HIV (完全に不活化されていれば、安全性の
面で不安はないが。)を抗原に用いたELrSAや粒子
凝集法(Particle agglutinatio
n法)などで、その不活化HIVに対する抗体量を検討
することによって行われている。
しかし、これらの方法では、HIVの感染時期によって
は診断できない場合があり〔例えば、感染初期(HIV
が感染していても、HIVに対する抗体が産生されてい
ない時期)の診断は不可能である。)、HIV抗体陰性
輸液の輸血を行ったにもかかわらず、抗体陽転化した患
者が見出された例がある。また、診断できる時期であっ
ても偽陽性、偽陰性などの誤った診断結果を得る場合が
ある(Nature、 312 、583(1984)
 )。
そのような例としては、例えば、診断に用いる不活化H
IVを得るとき、には、どうしてもHIVに特異的な抗
原以外の不純物も含まれるので(ヒト由来の培養細胞を
用いて製造するために、組織適合性抗原などの他の細胞
にも共通して存在して除去できない抗原を含有する。)
、その不純物含有HrVと自己免疫疾患患者の抗体とが
反応したり、あるいは被検血清を適度に希釈せずに用い
た場合には抗体が非特異的に吸着したりして、偽陽性と
なる。
従って、安全性と診断結果の信頼性の上がらも、不活化
HIVに代わる抗原の使用が望まれている。
そこで、HIV感染初期でもその感染をより正確に診断
するためには、HIVの構造の保存性が非常に高い領域
に対して特異性が高い抗体を用いてHTV感染患者にお
けるHIVの量を検討できる方法でなければならない。
これまでに、HIVのenv蛋白質の、、41とgp1
60とに反応性を有するモノクローナル抗体(Viro
logy、皿、209〜215(1988) )が知ら
れているが、このモノクローナル抗体はマウス製1gM
抗体であるので、診断に用いる抗体としては、さらに安
定性がよく、精製が容易であり、かつ標識抗体の作製が
容易なIgG型抗体の利用が望まれていた。
〔発明が解決すべき問題点〕
本発明の目的は、不活化HrVに代わる優れた抗原とし
てHIVのenv蛋白質の保存領域における特定のアミ
ノ酸配列部分に対応する合成ペプチド(r合成ペプチド
J)からなる免疫原(r合成ペプチド免疫原」)を不活
化HIVO代わりにマウスに免疫して得られたハイブリ
ドーマ株を用いて、HrVに対して特異的反応性を有し
、安定性がよく、精製が容易であり、かつ標識抗体の作
製が容易なIgG型モノクローナル抗体を提供すること
である。
C問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、前記の問題点を解決するために鋭意研究
した結果、r合成ペプチド免疫原Jを不活化HIVO代
わりにマウスに免疫して得たマウスリンパ球とマウスミ
エローマ細胞との細胞融合によって得られたハイブリド
ーマ株が、HIVに対して特異的反応性を有し、安定性
がよく、精製が容易であり、かつ標識抗体の作製が容易
なIgG型モノクローナル抗体を生産できることを見出
し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、 (1)次式: %式% (式中、XはH,CysまたはCys−Glyを(式中
、XはH,CysまたはGly−Cysを表す。) で示されるr合成ペプチドjからなる免疫原をマウスに
免疫して得たマウスリンパ球とマウスミエローマ細胞と
の細胞融合によって得られたハイフリドーマ株が産生し
た、1合成ペプチドJ、H1■のenv蛋白質のgp4
1およびHrVのenV蛋白質のgp160のいずれと
も特異的反応性を有するIgG型モノクローナル抗体 (2)前記のハイブリドーマ株 に関するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明で使用する「合成ペプチド」としては、HIVの
env蛋白質の保存領域における特定のアミノ酸配列部
分に対応した合成ペプチド(例えば、g−r160のア
ミノ末端から732〜750番目のL体のアミノ酸配列
に対応した合成ペプチド)、その合成ペプチドのいずれ
か一方の末端〔アミン末端(N末端)またはカルボキシ
ル末端(C末端)〕にCysまたはCys−Glyをペ
プチド結合によって連結したL体のアミノ酸配列からな
る合成ペプチド、即ち、 X−Arg−Gly−Pro−Asp−Arg−Pro
−Glu−Gly−1ie−Glu−Glu−Glu−
Gly−Gly−Glu−Ar g−As p−Ar 
g−As p −Y(式中、XはH,CysまたはCy
s−C;lyを(式中、XはH,CysまたはGly−
Cysを表す、、) で示されるL体のアミノ酸配列を有する合成ペプチド を挙げることができるが、好ましくは、Arg−Gly
−Pro−Asp−ArgPro−GIu−Gly−1
1e−GluGlu−Glu−cty−Gly−Glu
Arg−Asp−Arg−Asp−C;1yCys (
C末端側) がよい。
r合成ペプチドJの作製は、液相法または固相法などの
通常の方法によって行うことができるが、好ましくは、
固相法によってポリマー性の固相支持体へ、前記ペプチ
ドのC末端側からそのアミノ酸残基に対応したL体のア
ミノ酸を順次ペプチド結合によって結合して行くのが良
い。
そして、そのようにして得られた「合成ペプチド1は、
トリフルオロメタンスルホン酸(以下、TFMSAと略
記する。)、フッ化水素などを用いてポリマー性の固相
支持体からの切断とアミノ酸側鎖の保護基の除去とを行
い、逆相系などのカラムを用いた高速液体クロマトグラ
フィー(HPLC)を用いた通常の方法で精製すること
ができる。そして、そのr合成ペプチド」のアミノ酸配
列は、そのアミノ酸配列の分析によって確認することが
できる。
本発明で使用するマウスに免疫することができるr合成
ペプチド免疫原」としては、前記のようにして合成して
得られた「合成ペプチドJ (以下、rペプチド免疫原
」と略記することもある。)、またはそのrペプチド免
疫原jと高分子担体との結合物(r高分子・ペプチド免
疫原J)を用いることができる。
r高分子・ペプチド免疫原」の作製における高分子担体
としては、ウシ血清アルブミン(BSA)、ヤギ血清ア
ルブミン(GSA)、卵白アルブミン(OVA)、陣笠
具ヘモシアニン(KLH)、γ−グロブリンなどの高分
子蛋白質、ポリL−リジン(PLL)などのようなポリ
アミノ酸、多tUtなどを挙げることが出来る。そして
、「ペプチド免疫原」と高分子蛋白質との結合は、「合
成ペプチド1と前記のいずれかの高分子蛋白質を1−エ
チル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイ
ミド塩酸塩(以下、EDPCliす)、1−シクロへキ
シル−3−(2−モルホリノエチル)カルボジイミドメ
ト−P−)ルエンスルホン酸塩(以下、CM E Cと
略す)などを用いて結合することによって行うことがで
きるし、あるいは、rペプチド免疫原」のいずれか一方
の末端(N末端またはC末端)のCys残基のSH基を
利用して、m−マレイミド安息香酸−(N−ヒドロキシ
コハク酸イミドエステル)(以下、MBSと略す。)、
N−コハク酸イミジル−3−(2ピリジルジチオ)プロ
ピオネート(以下、5PDPと略す。)などの2官能性
架橋試薬を用いて、分子量1万以上の担体(例えば、B
SA、OVA、KLHなどのような蛋白質、およびPL
Lなとのようなポリアミノ酸が好ましい。)と結合する
ことによって作製することができる。
このようにして得られたr高分子・ペプチド免疫原1は
、これをそのまま本発明におけるr合成ペプチド免疫原
」として用いることもできるが、r合成ペプチド」 (
ペプチド免疫原)に対して特異性が高いモノクロナル抗
体産生ハイブリドーマを得るためには、5ephade
x、5ephacrylなどを用いたゲル濾過によって
精製されたr合成ペプチド免疫原jを用いてもよい。
r合成ペプチド免疫原J  (1’ペプチド免疫原j、
またはr高分子・ペプチド免疫原」)を用いたマウスの
免疫方法は、本発明の目的を達成することができる限り
特に限定されないが、例えば、その免疫原を水、生理食
塩水、中性の等張緩樹液(例えば、トリス緩衝生理食塩
水、リン酸緩衝生理食塩水など。)などの溶媒に適当量
溶解したもの(例えば、数μg/mf!〜数m g /
 m fで、被免疫動物あたり数μg〜数mg、)を数
週間〜数カ月間隔で数回投与することで行うことができ
る(なお、この方法だけで「合成ペプチド免疫原1に対
して十分量の抗体を得ることができない場合には、ミョ
ウバン、結核死菌体および/または核酸などを含むアジ
ュバントを混合して得られたエマルジョンを用いること
もできる。)。そして、免疫によって生じた抗体量を分
析する分析用抗原としては、前記のようなr合成ペプチ
ド免疫原」の調製において用いた担体、2官能性架橋試
薬とは異なるものを用いて調製したものを用いるのが好
ましく、さらに好ましくは前記のようなr合成ペプチド
免疫原1の調製において用いた合成ペプチドとは異なる
末端にCysをペプチド結合によって連結したr合成ペ
プチド1を用いるのがよい。
本発明におけるr合成ペプチド免疫原jを免疫するため
に用いるマウスとしては、細胞融合に用いるミエローマ
細胞と同系のマウスを用いるのが好ましく、さらに好ま
しくはB A L B / cマウスがよい。
本発明のIgGに属するモノクローナル抗体は、r合成
ペプチドJ、およびヒト免疫不全ウィルスのenv蛋白
質のgp41とgp160とに対して特異的反応性を有
するのに対し、ヒト免疫不全ウィルスの構成蛋白質のp
lB、p24、p32、p51、p55、p65、gp
 120とは反応性が認められないものである。
そのような特異性を有するモノクローナル抗体は、例え
ば、r合成ペプチド免疫原」を用いてBA L B /
 cマウスから得たリンパ球とBALB/Cマウスのミ
エローマ細胞とを融合して得たハイブリドーマ株の41
6−1株(微工研条寄第2493号)、416−4株(
微工研条寄第2494号)および41 S−2株(微工
研条寄第2495号)などを培養することによって得る
ことができる。
このようなハイブリドーマの作製は、従来公知の方法、
例えば、MilsteinとKohlerの方法(Na
ture、256,495 (1976))に準じて行
うことができる。そのようなハイブリドーマ株の好まし
い作製方法について、概略を以下順次説明する。
モノクロ−ル    バイブ1 ドーマ の 制(1)
免疫動物リンパ球の調製 マウスの免疫方法は、生理食塩水またはPBS〔リン酸
緩衝生理食塩水〕に溶解したr合成ペプチド免疫原J 
(10〜400μg)をマウスに1回または敗退間隔で
数回投与することで行うことができる。
1回目の免疫は、アジュバント(ミョウバン、結核死菌
体、核酸などを含む免疫促進物質)を投与せずに行うこ
ともできるが、アジュバントを用いて調製したエマルジ
ョンを投与することが好ましい。
リンパ球は、その免疫動物の充分な抗体価を確認後、最
終免疫から数日後の、血液、リンパ節、肺臓などから得
ることができるが、肺臓から得た方が好ましい。
(ii )ミエローマ細胞の準備 細胞融合には、マウス由来のMPC−11、P3−X6
3−Ag8・653 (653L P3−X63−Ag
8−Ul  (P2O3)、P3−NS−1(NS−1
)、SP210−Ag14 (SP210)などのミエ
ローマ細胞を用いることができるが、653、P2O3
,NS−1,5P210なとの細胞外に抗体を産住分泌
しないBALB / cマウス由来のミエローマ細胞を
用いた方が好ましい。
(iii )細胞融合 細胞融合は、前記のようにして免疫されたマウスのリン
パ球とミエローマ細胞との細胞数ヲ(3〜20):1の
割合で、細胞融合に支障をきたさない細胞懸濁溶液、例
えば、一般に用いられるすンバ球培養用培地成分(ME
M、DMEM、McCoy、RPM11640などの培
地成分)溶液、等張緩缶液などを用いて良(混合し、遠
心分離した後のベレット(細胞塊)に、HVJ (セン
ダイウィルス)またはPEG(ポリエチレングリコール
)溶液を添加することによって行うことができるが、好
ましくはPEG?容液を用いるのがよく、さらに好まし
くは平均分子量が1000〜8000で30〜60重量
%0PEC;7V液を用いるのがよい。この時、細胞融
合を促進するために、コルヒチン、ジメチルスルホキシ
ド、ポリーL−アルギニンなどを添加することもできる
(iv )ハイブリドーマの選択 ハイブリドーマの選択は、細胞融合の操作後の細胞をH
AT培地(ヒボキサンチン、アミノプテリン、チミジン
、ウシ胎児血清を含有した培地。
この培地成分としては一般に用いられるリンパ球培養用
培地成分を用いることができる)で培養して行うことが
できる。
ハイブリドーマの培養は、培養プレートの各ウェル(培
養ウェル)に抗体産生ウェルの検索に適した細胞個数を
入れて行い、この時、ハイブリドーマの増殖促進物質ま
たはそれを産生ずる細胞(例えば、胸腺、肺臓、リンパ
節由来のリンパ球など)をフィーダー細胞として必要に
応じて使用することができる。
)EAT培地で増殖することによって選択されたハイブ
リドーマは、抗体産生ウェルの検索に適した細胞個数に
達・するまで、HT培地(ヒボキサンチン、チミジン、
ウシ胎児血清を含有した培地、この培地成分としては一
般に用いられるリンパ球培養用培地成分を用いることが
できる)で数日間培養し、さらに、−船釣に用いられる
ウシ胎児血清を含有するリンパ球培養用培地で培養する
(v)抗体産生ハイブリドーマの選択 前記(iv )で得られたハイブリドーマが、目的とす
る抗体を産生じているか否かの検定は、例えば、ELI
SA法(酵素免疫測定法)、プラーク形成法、凝集反応
法、RIA(ラジオアイソトープを用いた方法)、間接
蛍光抗体法(IFA)などで行うことができるが、検定
数が非常に多い場合には、ELISA法で行うことが好
ましい。
このELTSA法は、以下のようにして行う。
分析用抗原を固定化したELISAプレートの各ウェル
(測定ウェル)に、ハイブリドーマ培養上清を加えて一
定時間静置する。そして、これらの洗浄した各測定ウェ
ルに結合したマウス由来の抗体と反応して結合すること
ができる酵素標識抗体(標識に用いる酵素は、例えば、
ペルオキシダーゼ、アルカリフォスファターゼ、β−ガ
ラクトシダーゼなどを挙げることができる。標識される
抗体は測定ウェルに結合した動物由来の抗体だけと反応
して結合することができる限り特に限定されず、例えば
、マウス、ラット、ウサギ、ヤギなどから得られた血清
、またはマウス細胞などを用いて作製されたハイブリド
ーマ株が産生したモノクローナル抗体を挙げることがで
きる。)をこれらの測定ウェルに加えて一定時間静置す
る。次に、これらの測定ウェルを洗浄し、用いた酵素に
対応したS質溶液を加えて酵素活性を測定する。そして
、酵素活性が認められれば、その培養上清をとった培養
ウェル中に目的とする抗体を産生ずるハイブリドーマが
存在していたことがわかる。
このようにして、細胞増殖が認められ、かつ抗体を産生
じているハイブリドーマを得ることができる。
(vi)ハイブリドーマの株化(クローニング)抗体産
生が認められた培養ウェル中のハイブリドーマは、限界
希釈法、シングル・セル・マユブレーション法(倒立顕
微鏡下、1ウエルに1個のハイブリドーマを入れる方法
)、軟寒天を用いてコロニーを拾い上げる方法、FAC
3(F 1 u 。
rescent  Activated  Ce1lS
orter)を用いた方法などでクローニングすること
ができる。この時、前記のいずれかのクローニング方法
によって(V)で見出した抗体産生ハイブリドーマを培
養し、その増殖が認められた培養ウェルの上清を用い、
(v)の抗体産生ハイブリドーマの選択で行ったELI
SA法の代わりに、ウェスタン・プロッティング法でg
p41またはgp160と反応する抗体産生ウェルを検
索する。
このようにして、r合成ペプチド」のみならず、GP4
1およびGP160に対しても特異性が高く、かつ抗体
価が高いモノクローナル抗体を産生ずるハイブリドーマ
株を選択することができる。
そして、このようにして得られたハイブリドーマ株の産
生抗体のクラスを検討することによって、目的とするI
gGモノクローナル抗体産生株を得ることができる。
モノクロ−ル  の+i法 「合成ペプチド」に対して特異性が高く、かつ抗体価が
高いモノクローナル抗体の生産は、前記(vi)で得た
ハイブリドーマ株をフラスコ内で培養したり、または動
物の腹腔内で培養することによって行うことができる。
前記(vi)で得たハイブリドーマ株のフラスコ内培養
での該モノクローナル抗体の生産は、例えば、0〜20
%ウシ胎児血清を含む一般的に用いられるリンパ球培養
用培地(例えば、MEM、DMEM、McCoy、RP
M11640などの培地成分を含む培地)で細胞濃度が
上限に達するまで培養することによって行うことができ
る。この時、該モノクローナル抗体は、遠心操作で得た
培養上清中に含まれている。
一方、前記(vi)で得たハイブリドーマ株の動物脂腔
内培養での該モノクローナル抗体の生産は2、細胞融合
に用いた細胞が由来する系統のマウスとは異なるものを
用いて行うこともできるが、好ましくは同系のものを用
いて行った方がよい。
このような方法によるr合成ペプチド」に対して特異性
が高く、かつ抗体価が高い該モノクローナル抗体の生産
は、マウス、ラット、ハムスターなどの適当な動物の腹
腔内にこの動物の免疫能を低下させる物質、例えば、プ
リスタンなどの鉱物油を投与し、数週間後に10h〜1
07個の前記(vi)で得たハイブリドーマ株細胞を投
与し、その腹腔内にこの株細胞を数週間で高密度に増殖
させることによって行うことができる。この時、該モノ
クローナル抗体は、遠心操作で得た腹水上清中に含まれ
ている。そして、その抗体濃度は、フラスコ内培養で得
た時の培養上清の抗体濃度の10〜1000倍である。
ハイブリドーマ株のフラスコ内または動物腹腔内での培
養で得られた該モノクローナル抗体は、蛍白質の一般的
な精製法に適用されている塩析、透析、イオン交換クロ
マトグラフィー、アフィニティークロマトグラフィーな
どを行うことによって精製され、高純度のモノクローナ
ル抗体となる。
前記のようにして得た該モノクローナル抗体は、r合成
ペプチド」、およびヒト免疫不全ウィルスのenv蛋白
質のgp41とgp160とに対して特異的反応性を有
するTgGに属するモノクローナル抗体である。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を具体的に説明する。なお、これ
らの実施例は、本発明の範囲を限定するものではない。
参考例1 〔「合成ペプチドjの作製〕 r合成ペプチド免疫原Jの作製で用いる?合成ペプチド
1は、以下のようにして合成した。
N−t−ブトキシカルボニル−3−p−メトキシベンジ
ルシスティン樹脂710mg(システィン含it;0.
71mmor!、7g、スチレン−1%−ジビニルベン
ゼン共重合体)を出発原料とし、ペプチド自動合成装置
(アプライド・バイオシステムズ社製)を用いた固相法
によってgp、41の中央部分に相当する18個のアミ
ノ酸残基からなるペプチドのC末端側に、cty−Cy
sをペプチド結合で連結した20個のアミノ酸残基から
なる合成ペプチド Ar g−G 1 y−P r o−As p−Ar 
g −Pro−Glu−Gly−11e−Glu−Gl
u−C;Iu−Gly−Gly−GluArg−Asp
−Arg−Asp−GlyCys(C端側) を作製した。
まず、前記20個のアミノ酸配列からなるペプチドを、
常法通り、L体のアミノ酸を用いて、そのC末端側のC
ysからアミノ酸を順次1個づつ前記の出発原料と反応
させることによって、1.78gの保護したペプチド結
合樹脂を得た(なお、このとき用いたアミノ酸の側鎖官
能基は、Argではメシチレン−2−スルホニル基で、
AspまたはGluではベンジルエステルで保護した。
)。
この保護したペプチド結合樹脂1gを、500μlのエ
タンジチオールと1mlのチオアニソールからなる混合
液に懸濁して、室温で10分間攪拌後、水冷下で10m
2のトリフルオロ酢酸(以下、TFAと略記する。)を
加え、さらに10分間攪拌した。
この混合液にTFMSA (トリフルオロメタンスルホ
ン酸)を1m2滴下し、室温で30分間攪拌した後、3
0m1の無水エーテルを加えてその生成物を沈澱させて
分離し、その沈澱物を無水エーテルで数回洗浄し夕後、
減圧下で乾燥した。
このようにして得られた粗精製の合成ペプチド100m
gを2mlの蒸留水に溶解した後、濾過して得られた濾
液をAQUAPORE  RP−300(10X100
mm)(アプライド・バイオシステムズ社製)にのせ、
(A)0.1%TFA含有蒸留水および(B)0.1%
TFAを含有した70%CH,CNからなる溶媒を用い
て、(A)液が89%、(B)液が11%のイソクラチ
ックモードで溶出した。
3つの大きなピークを示した溶出画分のうちの最初の溶
出画分を分取し、濃縮後凍結乾燥することによって目的
とする前記記載の合成合成ペプチドを28mg得た。
この合成ペプチドは、HPLCによる分析では99%以
上の純度であり、そのアミノ酸配列は前記記載の合成ペ
プチドであることを確認できた。
参考例2 〔r合成ペプチド免疫原」の調製〕 ■免疫用抗原の調製 0.7mの20mMリン酸緩衝液(pH7,4)に、生
体高分子である1 0mgのKLHを溶解したものに、
0.1 m j2のジメチルホルムアミドに2mgのM
BSを溶解したものを滴下して加え、室温で30分間攪
拌した後、PDIOカラム(Pharmacia−LK
B社製)を用いて低分子化合物を除去した(溶出液とし
ては、20%のジメチルスルホキシドを含む前記の20
mMリン酸緩衝液を用いた)。
この溶出液に実施例1で作製したr合成ペプチドJ 8
mgを加え、室温で3時間攪拌した後、リン酸緩衝生理
食塩水(PBS)に対して2回透析し、非透析画分の蛍
白質量を定量して、r高分子・ペプチド免疫原」である
「合成ペプチド免疫原jを3.5 m l (1,7m
 g / m l )得た。
■分析用抗原の調製 100μfの0.1M  NaHCO:lに生体高分子
であるB5Al Omgを溶解し、これに5mgのN−
エチルマレイミドを100μlのジメチルスルホキシド
に溶解したものを滴下して室温で1時間攪拌した後に、
5mgの5PDPを100μlのジメチルスルホキシド
に溶解したものを滴下して室温で30分間攪拌し、この
反応液をPDIOカラム(Pharmacia−LKB
社製)を用いて低分子化合物を除去した(溶出液として
は、20%のジメチルスルホキシドを含むp H8,0
の50mM’Jン酸緩衝液を用いた)。
このようにして得られた5PDP−BSA溶液に参考例
1で得られたr合成ペプチド」を5mg加えて室温で一
晩攪拌した後、PBSに対して2回透析し、非透析画分
の蛋白質量を定量して、分析用抗原として用いるr合成
ペプチド免疫原」を4mf (430ug/ml)得た
実施例1 〔「合成ペプチド免疫原1に対するモノクローナル抗体
産生ハイブリドーマ株の作製〕 (a)マウスの免疫及び肺臓リンパ球の調製参考例2で
作製した■の免疫用抗原400IIgを溶解した0、 
4 m lのPBSと0.4 m lの7oインドの完
全アジュバントとを充分に混合して得られたエマルジョ
ンの0.2 m lをB A L B / cマウス(
♀、8週齢)の腹部皮下に投与した。
この初回免疫から2周間後に、前記と同様にして調製し
た同免疫用抗原のエマルジョン0.2 m lを前記マ
ウスの腹部皮下に投与した。
さらに、2週間後に、同免疫用抗原400μgを熔解し
た1mlのPBSと1mlのフロイントの不完全アジュ
バントとを十分に混合して得られたエマルジョン0.5
 m lを前記マウスの腹腔内に投与した。
さらに、2週間後に、最終免疫として、同免疫用抗原1
00μgを溶解した0、 2 m lのPBSを前記マ
ウスの尾静脈に投与した。
このようにして免疫されたマウスから、最終免疫から3
日目に摘出した肺臓を、MEM (リンパ球培養用培地
粉末を蒸溜水に溶解したもの。10mMのHEPESを
含む。)を入れたシャーレ中で洗い、10m/!のME
Mを入れた別のシャーレに移して、滅菌したスライドグ
ラスのフロスト部分を用いてほぐした。
このようにして得た浮遊リンパ球を、MEM(37°C
)に懸濁して、遠心分離しく回転数;1400rpm、
時間;6分間)した。洗浄操作をさらに2回繰り返した
後、MEM(37°C)に再懸濁し、細胞融合に使用す
るマウス肺臓リンパ球とした。
[有])細胞融合 4X107個の対数増殖期にある8−アザグアニン耐性
のマウスミエローマIH胞(X63−Ag8・653 
(653)またはSP210−Ag14 (SF3))
と前記のマウスの肺臓リンパ球2×108個とを50m
lmlラプラスチック製コニカル遠心管れ、混合し、次
いで、上清を遠心分離した後に(回転数;1400rp
m、時間;6分間)、同遠心管を軽くたたいてペレット
をは(した。
同遠心管を回転させつつ、1mffの40%PE015
00溶液(37°C)を1分間かけて加え、回転させな
がらさらに1分間反応させた。
次に、同遠心管を回転させつつMEM(37’C)を徐
々に加えて10m2とし、遠心分離(回転数;800r
pm、時間;6分間)して、上清を吸引除去した。
同遠心管を軽くたたいてベレットをほぐし、80mfの
HAT培地(ヒボキサンチン1×10−4M、アミノプ
テリン4 X 10−’M、チミジン1゜6 X 10
−’M、 2−メルカプトエタノール5×10−’M、
ウシインシュリン0.2U/mfおよび20%ウシ胎児
血清を含有するRPM11640培地。37’C,)に
懸濁して、96ウエルの培養プレート10枚の各培養ウ
ェルに100μlづつ分注して、C○2インキュベータ
ーを用いて培養した(5%CO□、95%空気、37°
C1湿度100%)。
細胞融合から4日目と6日目に上記HAT培地を50μ
lづつ加え、それ以後は2日おきに50μlのHT培地
(IXIO−’Mヒポキサンチン。
1.6X10−SMチミジン及び20%ウシ胎児血清を
含有するRPM11640培地、37°Cに保/!りと
同量交換した。
(C)ハイブリドーマの選択 前述(b)の培養開始から2〜4週間かけて、細胞増殖
が認められた培養プレートの各ウェルの培養上清中に、
分析用抗原に対する抗体が含まれているか否かを、次に
示すELISA法で検討した。
まず、96ウエル平底ELISAプレートの各分析ウェ
ルに、実施例2の■で調製した分析用抗原(2ug/m
1.pH9,8の50mM炭酸緩衝液使用。)を50μ
2づつ分注し、4°Cで一晩静置して分析用抗原を各分
析ウェルに吸着させた。
次いで、ELISAプレートの各分析ウェルを洗浄液(
0,05%のTween20を含むPBS)で2回洗浄
した後、0.1%のOVA (卯白アルブミン)溶液(
PBSに溶解)を各分析ウェルに100μ2づつ分注し
て室温で30分間静置し、洗浄液で2回洗浄し、前記培
養プレートの各培養ウェルの培養上清をこれらの各分析
ウェルに50μβづつ分注し、室温で2時間静置した。
(陰性対照には、HAT培地を用いた。一方、陽性対照
には、本発明での細胞融合に用いたマウスの血清を洗浄
液で100倍に希釈したものを用いた。)。
次に、ELISAプレートの各分析ウェルを洗浄液で洗
浄し、アルカリフォスファターゼ標識抗マウス免疫グロ
ブリン抗体溶液を50μPづつ、各分析ウェルに分注し
、室温で1時間静置した。
そして、ELISAプレートの各分析ウェルを洗浄液で
洗浄後、p−ニトロフェニルリン酸ナトリウム−6H2
0溶液(1mg/mf)を100μβづつ各分析ウェル
に分注し、室温で30分反応後、マイクロプレート用の
吸光度測定装置を用いて各ウェルの405nmにおける
吸光度を測定した。
このような検討の結果、分析用抗原に対する抗体産生が
認められた培養ウェル数は、653のミエローマ細胞を
用いた539個の培養ウェルでは43個であり、SF3
のミエローマ細胞を用いた507個の培養ウェルでは1
8個であった。
これらの抗体産生が認められた61個の培養ウェルの上
滑中に含まれる抗体が、前記のELISA方法において
、50μlの培養上清の代わりに、25μりの培養上清
と25μlの参考例1の合成ペプチド(400μg/洗
浄液1mf)とを同時に添加反応させて、参考例1の「
合成ペプチド」と反応するか否を検討した(参考例1の
「合成ペプチド」が培養上清中の抗体と分析用抗原との
反応を阻害すれば、培養上清中の抗体は参考例1の1合
成ペプチド」に対して特異的に反応する抗体であるとい
うことをri11認できる。)その結果、参考例1のr
合成ペプチド」で阻害される抗体を含有していた培養ウ
ェル数は、653のミエローマ細胞を用いた43個の培
養ウェルでは7個であり、SF3のミエローマ細胞を用
いた18個の培養ウェルでは2個であった。
従って、真の参考例1の合成ペプチドに対する抗体産生
が認められた培養ウェル数は、合計9個であった。
(d)これら9個について、産生抗体のクラス・サブク
ラスを後述の測定試験■に記載したオフタロニー法で検
討した結果、いずれもIgGであった。
(e)ハイブリドーマの株化(クローニング)20%ウ
シ胎児血清を含むRPM11640培地を用いて、前述
の(C)工程において示した抗体産生が確認された9個
の培養ウェルについて限界希釈法でハイブリドーマをク
ローニングした。
培養には、96ウエル培養プレートを用い、支持細胞と
してB A L B / cマウスの胸腺細胞懸濁液(
107個/mりを使用して、(ハイブリドーマ5〜10
個)/(胸腺細胞懸濁液100μり/ウェルで培養した
前記の培養において、10〜14日目頃に単一コロニー
として観察される培養ウェルの上清を採取して、分析用
抗原を用いたELISA法(前述の(C)工程と同様の
方法)で抗体産生ウェルのスクリーニングを行ない、ハ
イブリドーマを3株得、これらを再クローニングした。
このようにして、653のミエローマ細胞を用いて得ら
れたハイブリドーマ株を416−1株(微工研条寄第2
493号)、416−4株(微工研条寄第2494号)
と称し、SF3のミエローマ細胞を用いて得られたハイ
ブリドーマ株を413−2株(微工研条寄第2495号
)と称し、これらの株が産生じたモノクローナル抗体を
、それぞれ416−1.416−4および41S−2と
称す。
これらの3株の培養上清中に含まれるモノクローナル抗
体のクラス・サブクラス、L tjfの型を次の測定試
験Iで決定し、各種HIV構成蛋白質とモノクローナル
抗体との反応性を測定試験■で検討した。
透定基発上 〔モノクローナル抗体のクラス・サブクラスの決定〕 416−1株、416−4株および413−2株が産生
した免疫グロブリンのクラス・サブクラスの決定は、マ
ウス抗体の各クラス・サブクラスに特異的な抗血′清(
IgG+ 、TgGza、IgGz b 、  r g
 Gx 、I gM、  I gA、に型り鎖およびλ
型り鎖などに対する抗血清)を用いたオフタロニー法お
よび各クラス・サブクラスに特異的なペルオキシダーゼ
標識抗体(IgG、 、IgG2a、Ig(、b、、I
g(、、IgM、IgA。
に型り鎖およびλ型り鎖などに対するペルオキシダーゼ
で標識された抗体)を用いた前述の(c)工程と同様の
EL I SA法によって行った。
その結果、416−1株および416−4株が産生じた
モノクローナル抗体(416−1および416−4)は
、ともにに型のし鎖を有するIgG1に属する抗体であ
り、413−2株が産生じたモノクローナル抗体(41
3−2)は、に型のし鎖を有するIgG2bに属する抗
体であることがわかった。
皿足拭駄ユ (HIV構成蛋白質とモノクローナル抗体との反応性の
検討) 前記の3種のモノクローナル抗体(416−1,416
−4または415−2)とHIV構成蛋白質(p 18
、p24、p32、p51、p55、p65、gp12
0、gp41、gp160)との反応性を、Immun
oblot As5ey for DeLectxon
 。
f Antibody to HIV  (B[0−R
AD社製)を用いて、ウェスタン・プロティング法によ
って検討した。
その結果を第1表に示す。
第1表 (+;反応性有り、−;反応性認められず)実施例3 〔フラスコ培養でのモノクローナル抗体の生産]15%
ウシ胎児血清(Fe2)を含むRPM11640培地で
培養して得た41S−2株の培養細胞を10mff1の
RPM11640液(Fe2を含まない)に移しかえて
、死滅する直前まで培養した。
r合成ペプチドjに対するモノクローナル抗体(41S
−2)は、培養液を遠心分離(回転数;3000rpm
、時間;5分間)して得られた上清中に5eyg/mj
2(−次元平板免疫拡散法により測定)含有されていた
実施例4 〔マウス腹腔内でのモノクローナル抗体の生産〕r合成
ペプチドjに対する大量のモノクローナル抗体を得るた
めに、マウス腹腔内で4112株の細胞を培養した。
B A L B / cマウス(♀、8周齢、2週間前
にプリスタンを0.5 m l B腔内に投与しておく
)の腹腔内に、RPM11640で浮遊させた41S−
2株の細胞(IXIO’個/ 0.5 m l )を投
与した。
このマウスの体重は、5日目頃から顕著な増加を示し、
6日目、8日目および100日目3回にわたる19Gの
注射針を用いた腹水の採取によって、その採取の総量は
6mfとなった。この腹水を遠心分離(回転数;300
0rpm、時間;5分間)して、腹水上清を得た。
「合成ペプチドjに対するモノクローナル抗体(41S
−2)は、この腹水上清中に10mg/mj2(−次元
平板免疫拡散法により測定)含有されていた。
〔発明の効果] 本発明のハイブリドーマ株は、F(IVの構成蛋白質の
研究やHIVの検査で使用するためには、安定性がよく
、精製が容易であり、かつ標識抗体の作製が容易なIg
Gに属する抗体を産生ずる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次式: X−Arg−Gly−Pro−Asp−Arg−Pro
    −Glu−Gly−Ile−Glu−Glu−Glu−
    Gly−Gly−Glu−Arg−Asp−Arg−A
    sp−Y (式中、XはH、CysまたはCys−Glyを表し;
    YはOH、CysまたはGly−Cysを表す。) で示されるL体のアミノ酸配列を有する合成ペプチドか
    らなる免疫原をマウスに免疫して得たマウスリンパ球と
    マウスミエローマ細胞との細胞融合によって得られたハ
    イブリドーマ株が産生した、前記の合成ペプチド、ヒト
    免疫不全ウィルスのenv蛋白質のgp41およびヒト
    免疫不全ウィルスのenv蛋白質のgp160のいずれ
    とも特異的反応性を有するIgG型モノクローナル抗体
  2. (2)請求項1のハイブリドーマ株。
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