JPH0313308Y2 - - Google Patents

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JPH0313308Y2
JPH0313308Y2 JP1987074154U JP7415487U JPH0313308Y2 JP H0313308 Y2 JPH0313308 Y2 JP H0313308Y2 JP 1987074154 U JP1987074154 U JP 1987074154U JP 7415487 U JP7415487 U JP 7415487U JP H0313308 Y2 JPH0313308 Y2 JP H0313308Y2
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piston rod
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rotating
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、選択的に使用される補助台を有する
分娩台、検診台等の医療台に関する。
〔考案の概要〕 本考案は、医療台において、補助台を移動させ
るスライド部材をガイド用長手状部材にガイドさ
せるための回転部材を設けると共に、偏心軸の回
転方向の取付位置を調整することにより、この回
転部材の回転中心の位置を調整するように構成す
ることによつて、補助台をガタつきなくスムーズ
に所定の位置まで移動させることができ、また、
回転部材の回転中心の位置の調整を簡単な操作で
行い得るようにしたものである。
〔従来の技術〕
従来の分娩台においては、分娩時の娩出介助等
を容易にするために、必要に応じて分娩台の下部
から引き出されて使用される補助台が設けられて
いる。
この補助台は、その係合部が分娩台に略水平に
架け渡されているガイドレールに係合されること
によつて、ガイドレールにガイドされて使用位置
と収納位置との間を往復動されるように構成され
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上述の従来の技術によれば、補助
台の係合部とガイドレールとの間の摩擦を非常に
小さくしないと、補助台を円滑に移動させること
ができないという欠点があつた。
また、ガイドレールの分娩台への取付誤差や補
助台の係合部の部品のバラつき等により、補助台
の係合部とガイドレールとの間に隙間が生じてい
たりすると、補助台の移動に際して補助台がガタ
つき、異音及び振動を生じて分娩台上の患者に不
快感を与えるという欠点があつた。
そこで本考案は、上述のような従来の技術の欠
点を除去することができる医療台を提供しようと
するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、補助台を支持してこの補助台を所定
の位置まで移動させるスライド部材と、前記スラ
イド部材をガイドするためのガイド用長手状部材
と、前記スライド部材及び前記長手状部材のうち
の一方に設けられかつ他方に対接して回転しなが
ら前記スライド部材を前記長手状部材に沿つてガ
イドする回転部材と、前記回転部材の回転中心を
前記他方に接近させ或いは前記他方から離間させ
る調整を行うための調整手段とをそれぞれ具備
し、前記調整手段が、前記回転部材を回転自在に
軸支している偏心軸を有し、この偏心軸の回転方
向の取付位置を調整することにより、前記接離の
調整を行うようにしたものである。
〔作用〕
本考案によれば、補助台の移動の際には、スラ
イド部材及びガイド用長手状部材のうちの一方に
設けられた回転部材が他方に対接して回転しなが
らスライド部材を長手状部材に沿つてガイドす
る。そして回転部材と前記他方との間に隙間が生
じている場合には、偏心軸の回転方向の取付位置
を調整することにより回転部材の回転中心を前記
他方に接近させれば、回転部材全体が前記他方に
接近して回転部材が前記他方に密着する。また逆
に、回転部材の前記他方への圧着が強すぎる場合
には、偏心軸の回転方向の取付位置を調整するこ
とにより回転部材の回転中心を前記他方から離間
させれば、回転部材全体が前記他方から離間する
ように移動して回転部材が前記他方に適度な圧着
力で圧着する。
〔実施例〕
以下、本考案を分娩台に適用した一実施例を図
面に基づき説明する。
第1図、第2図に示すように、分娩台1は、台
座2に上下(矢印a、b方向)に昇降可能に支持
された人体支持部3を有する。
人体支持部3は、互いに分割された背凭れ部4
と腰掛け部5と股受部6a,6bとから成り、背
凭れ部4と股受部6a,6bはそれぞれ腰掛け部
5に上下に回動可能に取付けられている。
背凭れ部4の両側部には左右一対の肘掛け7が
回動可能な状態で取付けられており、腰掛け部5
の両側部には左右一対の怒責ハンドル8が設けら
れている。そして左右一対の股受部6a,6bの
それぞれの下部には、踵受10が取付部材11を
介して取付けられている。
人体支持部3の下部のフレーム13内には、補
助台12が前後(第1図、第2図の矢印e、f方
向)にスライド可能に設けられている。この補助
台12は、人体支持部3が人体支持部3上の患者
の座位を得るための第1図に示す状態から背凭れ
部4を矢印c方向に回動させて患者の仰臥位を得
るための第2図に示す状態に変化された時等に、
フレーム13内から前方(第1図、第2図の矢印
e方向)に引き出されて娩出介助等を容易にする
ものである。
次に第3図〜第6図に基づき背凭れ部4と股受
部6a,6bの駆動機構を説明する。
第3図に示すように、背凭れ部4と股受部6
a,6bは腰掛け部5から分割され、腰掛け部5
とは別部材で構成されている。
腰掛け部5は複数の取付部9を有し、この取付
部9が各回動支点軸15〜20に取付けられることに
よつて腰掛け部5は各回動支点軸15〜20に支
持されている。
背凭れ部4には一対の回動アーム部21,22
が一体に設けられ、この回動アーム部21,22
がそれぞれ回動支点軸15及び回動支点軸18に
回動自在に取付けられている。背凭れ部4にはま
た、背凭れ部4を駆動する油圧シリンダ30のピ
ストンロツバ31が枢支される回動アーム部23
が一体に設けられている。
油圧シリンダ30は複動シリンダから成り、第
4図に示すようにフレーム13に設けられた取付
部124にピン14を介して上下に揺動可能に取
付けられている。そして油圧シリンダ30のピス
トンロツド31の先端部は、ピン32により背凭
れ部4の回動アーム部23に枢支されている。
股受部6a,6bは、回動支点軸19,20に
回動自在に取付けられている左右一対の回動アー
ム部24,25の一方のアーム部24a,25a
の先端部27に固着されている。そして回動アー
ム部材24,25の他方のアーム部24b,25
bには駆動部材40が取付けられている。
駆動部材40は、第3図、第5図に示すよう
に、その先端部40a,40bがそれぞれ回動ア
ーム部材24,25のアーム部24b,25bに
軸26を介して軸支されると共に、その略中間位
置に設けられた一対の取付部41が、回動支点軸
16,17に枢支されている回動アーム部材2
8,29に軸33を介して軸支されることによつ
て、第3図、第5図の矢印e、f方向に移動可能
に構成されている。
なお、第5図に示すように、アーム部24b,
25bにおける回動支点軸19,20と軸26と
の間の長さl1と、回動アーム部28,29におけ
る回動支点軸16,17と軸33との間の長さl2
とは等しく構成され、またこれらの長さl1,l2は、
第4図に示す回動アーム部材23における回動支
点軸15,18と軸32との間のさl3とも等しく
構成されている。
駆動部材40には、駆動部材40を駆動する油
圧シリンダ35のピストンロツド36がピン37
によつて回動自在に取付けられている。
油圧シリンダ35は、背凭れ部4を駆動する油
圧シリンダ30と同一の複動シリンダから成り、
腰掛け部5の下部に設けられた取付部43に揺動
自在に枢支されている。そして油圧シリンダ35
のピストンロツド36が配置されていない側の内
部空間35aは、第12図に示すように油圧シリ
ンダ30のピストンロツド31が配置されていな
い側の内部空間30aと電磁弁57,58を介し
て相互に接続されている。
次に上述のように構成された背凭れ部4と股受
部6a,6bの駆動機構の動作を説明する。
まず背凭れ部4を第1図、第4図の矢印c方向
に倒すためにスイツチA(図示せず)を投入する
と、第12図の電磁弁63と電磁弁66のソレノ
イド63b,66bが励磁され、スプール63
a,66aが第12図の矢印e方向に移動する。
これによつて、電動機81が接続された定容量形
油圧ポンプ80により吸込み用フイルタ83を通
して油タンク82から吸い上げられ、逆止め弁8
4を通して電磁弁66に加えられた圧油が、電磁
弁66、可変絞り弁78及び逆止め弁101を通
つて油圧シリンダ30の内部空間30aに加えら
れる。
圧油が内部空間30aに加えられたことによつ
て、油圧シリンダ30のピストン34及びピスト
ンロツド31は第3図、第4図、第12図の矢印
e方向に移動する。これによつて背凭れ部4の回
動アーム部材23がピストンロツド31に押され
て第4図の矢印g方向へ回動されると共に、背凭
れ部4が回動支点軸15,18を中心として矢印
c方向に回動される。
一方、ピストン34の矢印e方向への移動によ
り、油圧シリンダ30の内部空間30bから排出
された油は、電磁弁63及び可変絞り弁75を通
つてタンク82に戻される。
次に背凭れ部4が所望の傾斜角度になつた所で
スイツチAを切ると、電磁弁63,66のソレノ
イド63b,66bの励磁が解かれてスプール6
3a,66aが第12図の矢印f方向にばね63
c,66cのばね力により移動される。これによ
つて電磁弁63,66は非作動状態となり、背凭
れ部4の回動が停止される。
次に背凭れ部4を第1図、第4図の矢印d方向
に起こすためにスイツチB(図示せず)を投入す
ると、電磁弁64,65のソレノイド64b,6
5bが励磁されてスプール64a,65aが第1
2図の矢印e方向に移動される。これによつて油
圧ポンプ80から供給された圧油が電磁弁64,
可変絞り弁76及び逆止め弁98を通つて油圧シ
リンダ30の内部空間30bに加えられ、ピスト
ン34及びピストンロツド31の第3図、第4
図、第12図の矢印f方向の移動が行われる。
これに伴つて、背凭れ部4の回動アーム部23
がピストンロツド31に引つ張られて第4図の矢
印h方向に回動し、背凭れ部4が矢印d方向に回
動されると共に、油圧シリンダ30の内部空間3
0aから排出された油が電磁弁65及び可変絞り
弁77を通つてタンク82に戻される。そして背
凭れ部4が所望の傾斜角度となつた所でスイツチ
Bを切ると、電磁弁64,65のソレノイド64
b,65bの励磁が解かれてスプール64a,6
5bがばね64c,65cにより矢印f方向に移
動され、これによつて電磁弁64,65が非作動
状態となつて背凭れ部4の回動が停止される。
次に股受部6a,6bを第1図、第5図の矢印
i方向に上昇させるために、スイツチc(図示せ
ず)を投入すると、電磁弁60,61のソレノイ
ド60b,61bが励磁されてスプール60a,
61aが第12図の矢印e方向に移動される。こ
れによつて油圧ポンプ80から供給された圧油が
電磁弁60、可変絞り弁72及び逆止め弁92を
通つて油圧シリンダ35の内部空間35bに加え
られ、油圧シリンダ35のピストン38及びピス
トンロツド36が第3図、第5図、第12図の矢
印e方向に移動されると共に、油圧シリンダ35
の内部空間35aからの排出油が電磁弁61及び
可変絞り弁73を通つてタンク82に戻される。
一方、ピストンロツド36の矢印e方向への移
動によつて、駆動部材40がピストンロツド36
に引つ張られて第3図、第5図の矢印e方向に移
動する。これによつて回動アーム部材24,25
が第5図の矢印i方向に回動支点軸19,20を
中心に回動され、アーム部材24,25のアーム
部24a,25aに取付けられている股受部6
a,6bが矢印i方向に上昇される。そして股受
部6a,6bが所望の位置まで上昇された所でス
イツチCを切ると、電磁弁60,61のソレノイ
ド60b,61bの励磁が解かれてスプール60
a,61bがばね60c,61cにより第12図
の矢印f方向に移動され、電磁弁60,61が非
作動状態となる。これによつて股受部6a,6b
の上昇が停止される。
次に股受部6a,6bを第1図、第5図の矢印
j方向に下降させるために、スイツチD(図示せ
ず)を投入すると、電磁弁59,62のソレノイ
ド59b,62bが励磁されてスプール59a,
62aが第12図の矢印e方向に移動される。こ
れによつて油圧ポンプ80から供給された圧油が
電磁弁62、可変絞り弁74及び逆止め弁95を
通つて油圧シリンダ35の内部空間35aに加え
られ、油圧シリンダ35のピストン38及びピス
トンロツド36が第3図、第5図、第12図の矢
印f方向に移動されると共に、油圧シリンダ35
の内部空間35bからの排出油が電磁弁59及び
可変絞り弁71を通つてタンク82に戻される。
一方、ピストンロツド36の矢印f方向への移
動によつて、駆動部材40がピストンロツド36
に押されて第3図の矢印f方向に移動する。これ
によつて回動アーム部材24,25が第5図の矢
印j方向に回動支点軸19,20を中心に回動さ
れ、アーム部材24,25のアーム部24a,2
5aに取付けられている股受部6a,6bが矢印
j方向に下降される。そして股受部6a,6bが
所望の位置まで下降された所でスイツチDを切る
と、電磁弁59,62のソレノイド59b,62
bの励磁が解かれてスプール59a,62bがば
ね59c,62cにより第12図の矢印f方向に
移動され、電磁弁59,62が非作動状態とな
る。これによつて股受部6a,6bの下降が停止
される。
次に、背凭れ部4と股受部6a,6bとが成す
角度を変化させることなく患者を後に倒す動作に
つき説明する。
まず、第6図に実線で示すように上述のスイツ
チA〜Dの操作により、背凭れ部4と股受部6
a,6bの傾斜角度を調整し、背凭れ部4と股受
部6a,6bとが成す角度を例えばθに設定す
る。
次に後転スイツチE(図示せず)を投入すると、
電磁弁57,60,63のソレノイド57b,6
0b,63bが励磁されて各スプール57a,6
0a,63aが第12図の矢印e方向に移動さ
れ、各電磁弁57,60,63が作動状態とな
る。これによつて油圧ポンプ80から供給された
圧油が電磁弁60、可変絞り弁72及び逆止め弁
92を通つて油圧シリンダ35の内部空間35b
に加えられ、ピストン38及びピストンロツド3
6の矢印e方向への移動が行われる。そしてピン
ロツド36の矢印e方向への移動によつて、上述
のように股受部6a,6bの第6図の矢印i方向
への上昇が行われる。
一方、油圧シリンダ35の内部空間35aから
排出された油は、電磁弁57及び逆止め弁91を
通つて油圧シリンダ30の内部空間30a内に流
入される。これによつて油圧シリンダ30のピス
トン34及びピストンロツド31は第12図の矢
印e方向に移動され、上述のような背凭れ部4の
第6図の矢印c方向への回動が行われると共に、
油圧シリンダ30の内部空間30bからの排出油
が電磁弁63及び可変絞り弁75を通してタンク
82に戻される。
このようにして背凭れ部4の矢印c方向への回
動及び股受部6a,6bの矢印i方向への回動が
行われた際、油圧シリンダ30と油圧シリンダ3
5は各々同一の複動シリンダから成り、かつピス
トン38の矢印e方向の移動により油圧シリンダ
35の内部空間35aから排出された油は、電磁
弁57及び逆止め弁91を介してその内部空間3
5aと容積が等しい油圧シリンダ30の内部空間
30aに流入され、これによつてピストン34と
ピストンロツド31の移動が行われるように構成
されているので、ピストン38及びピストンロツ
ド36の矢印e方向への移動量とピストン34と
ピストンロツド31の矢印e方向への移動量は全
く等しくなる。
そしてピストンロツド36の矢印e方向の移動
により駆動部材40を介して回動支点軸16を中
心として回動される回動アーム部材28,29
と、回動支点軸19,20を中心として回動され
るアーム部24b,25bとの上記長さl1,l2
等しく、またこの長さl1,l2とピストンロツド3
1の矢印e方向の移動により回動支点軸15,1
6を中心として回動された形となる回動アーム部
23の上記長さl3も等しいことから、上記ピスト
ンロツド36とピストンロツド31の等距離の移
動に基づく回動アーム部材28,29とアーム部
24b,25bと回動アーム部23のそれぞれの
回動角度はほぼ同一となる。
従つて、回動アーム部23の回動によつて回動
する背凭れ部4の第6図に示す回動角度αと、回
動アーム部材24,25のアーム部24b,25
bの回動によつて回動される股受部6a,6bの
回動角度βとはほぼ同一となり、背凭れ部4と股
受部6a,6bとは最初に設定された両者間の角
度θを維持した状態で第6図の一点鎖線で示すよ
うに後転されることになる。
次に、背凭れ部4と股受部6a,6bとが成す
角度を変化させることなく患者を前に倒す動作に
つき説明する。
第6図の一点鎖線で示す状態にある背凭れ部4
と股受部6a,6bを実線で示す状態にするため
に前転スイツチ(図示せず)を投入すると、電磁
弁58,59,64のソレノイド58b,59
b,64bが励磁されて各スプール58a,59
a,64aが第12図の矢印e方向に移動され、
各電磁弁58,59,64が作動状態となる。こ
れによつて油圧ポンプ80から供給された圧油が
電磁弁64、可変絞り弁76及び逆止め弁98を
通つて油圧シリンダ30の内部空間30bに加え
られ、ピストン34及びピストンロツド31の矢
印f方向への移動が行われる。そしてピストンロ
ツド31の矢印f方向への移動によつて、上述の
ように背凭れ部4の第6図の矢印d方向への回動
が行われる。
一方、油圧シリンダ30の内部空間30aから
排出された油は、電磁弁58及び逆止め弁90を
通つてその内部空間30aと容積が等しい油圧シ
リンダ35の内部空間35a内に流入される。こ
れによつて油圧シリンダ35のピストン38及び
ピストンロツド36は第12図の矢印f方向に移
動され、上述のような股受部6a、6bの第6図
の矢印j方向への回動が行われると共に、油圧シ
リンダ35の内部空間35bからの排出油が電磁
弁59及び可変絞り弁71を通してタンク82に
戻される。
このようにして背凭れ部4の矢印d方向への回
動と股受部6a,6bの矢印j方向への回動が行
われた際、背凭れ部4の回動角度αと股受部6
a,6bの回動角度βとは上述の後転の場合と同
様な理由により同一となる。従つて、背凭れ部4
と股受部6a,6bとは前転開始時の両者間の角
度を維持したまま前転されることになる。
次に補助台12の駆動機構を説明する。
第1図、第2図に示す分娩台1のフレーム13
内には、基台104が設けられている。そしてこ
の基台104の上方には、第7図、第10図に示
すように第1のスライド部材105が矢印e、f
方向に移動可能に配置されている。
第1のスライド部材105の先端部にはフレー
ム部106が一体に設けられ、このフレーム部1
06の内部には第2のスライド部材110が矢印
e、f方向に移動可能に配置されている。そして
フレーム部106の内壁部106aには、複数の
レール部材107が取付けられている。
第2のスライド部材110には、第7図、第8
図に示すように、補助台12を駆動するための油
圧シリンダ120のピストンロツド121の先端
部がねじ止めされ、また第2のスライド部材11
0の両側部には、4本のリンク112〜115の
一端部がローラ116〜119と共に軸着されて
いる。なおリンク112〜115の他端部112
a〜115aは、補助台12の下部に一体に設け
られた取付部44に軸着されている。
リンク112〜115には、リンク125〜1
28が互いに交叉した状態で枢着されている。リ
ンク125〜128の一端部125a〜128a
は第1のスライド部材105のフレーム部106
の内壁部106aに軸着されており、またリンク
125〜128の他端部125b〜128bには
補助台12の下面に沿つて転動するローラ129
〜132が軸支されている。
次に上述の補助台12の駆動機構の動作を説明
する。
まず補助台12を第1図の矢印e方向に引き出
すために、スイツチG(図示せず)を投入すると、
第12図の電磁弁54,55のソレノイド54
b,55bが励磁されてスプール54a,55a
が矢印e方向に移動し、電磁弁54,55が作動
状態となる。
これによつて油圧ポンプ80から供給された圧
油が電磁弁54、可変絞り弁68及び逆止め弁8
6を通して油圧シリンダ120の内部空間120
aに加えられ、油圧シリンダ120のピストン1
22及びピストンロツド121が矢印e方向に移
動されると共に、内部空間120b内の油が電磁
弁55及び可変絞り弁69を通つてタンク82に
排出される。
ピストン122及びピストンロツド121の矢
印e方向への移動によつて、第1のスライド部材
105が第2のスライド部材110と共に第1
図、第7図、第8図の矢印e方向に移動され、補
助台12が腰掛け部5の下部から矢印e方向に水
平に押し出される。そして第1のスライド部材1
05に設けられた当接部108が基台104に設
けられたストツパ部109に第7図に示すように
当接することによつて、第1のスライド部材10
5の矢印e方向への移動は規制されるが、ここで
ピストンロツド121が更に矢印e方向に押し出
されると、今度は第2のスライド部材110が第
1のスライド部材105のフレーム部106の内
部を第8図に一点鎖線で示す位置から実線で示す
位置まで矢印e方向に移動する。これによつてリ
ンク112〜115のローラ116〜119がレ
ール部材107上を転動すると共に、リンク12
5〜128のローラ129〜132が補助台12
の下面に沿つて転動し、リンク112〜115及
びリンク125〜128が第8図に一点鎖線で示
した状態から実線で示すように立ち上がる。
リンク112〜115及びリンク125〜12
8が立ち上がることによつて、補助台12は第2
図、第7図、第8図の矢印a方向に垂直に上昇さ
れる。そして補助台12が所定の高さに上昇され
た所でスイツチGを切ると、電磁弁54,55の
ソレノイド54b,55bの励磁が解かれてスプ
ール54a,55aが第12図の矢印f方向に移
動し、電磁弁54,55は非作動状態となる。こ
れによつて補助台12の上昇が停止される。 次
に上述のように引き出された補助台12の収納を
行うためにスイツチH(図示せず)を投入すると、
第12図の電磁弁53,56のソレノイド53
b,56bが励磁されてスプール53a,56a
が矢印e方向に移動し、電磁弁53,56が作動
状態に入る。これによつて油圧ポンプ80から供
給された圧油が電磁弁56、可変絞り弁70及び
逆止め弁89を通して油圧シリンダ120の内部
空間120bに加えられ、油圧シリンダ120の
ピストン122及びピストンロツド121が矢印
f方向に移動されると共に、内部空間120a内
の油が電磁弁53及び可変絞り弁67を通つてタ
ンク82に戻される。
ピストンロツド121の矢印f方向への移動に
伴つて、第2のスライド部材110が第1のスラ
イド部材105のフレーム部106の内部を第8
図の実線で示す位置から一点鎖線で示す位置まで
矢印f方向に移動され、リンク112〜115及
びリンク125〜128が第8図の実線で示す状
態から一点鎖線で示すように折り畳まれる。これ
によつて補助台12の第7図、第8図の矢印b方
向への垂直な下降が行われる。そして更にピスト
ンロツド121が矢印f方向に引かれると、第1
のスライド部材105が第2のスライド部材11
0と共に矢印f方向に移動され、補助台12の腰
掛け部5下部への水平な引き込みが行われる。
次に人体支持部3の全体を昇降させる昇降機構
につき説明する。
人体支持部3の下部のカバー部材150の内部
には、人体支持部3全体を第1図の矢印a,b方
向に昇降させるための油圧シリンダ147が配置
されている。
この油圧シリンダ147は、第12図に示すよ
うに矢印a,b方向に移動するピストン148と
人体支持部3に接続されたピストンロツド149
とを有し、電磁弁45,46に接続されている。
いま、人体支持部3全体を第1図の矢印a方向
に上昇させるために、スイツチI(図示せず)を
投入すると、電磁弁45のソレノイド45bが励
磁されてスプール45aが第12図の矢印e方向
に移動し、電磁弁45が作動状態に入る。これに
よつて油圧ポンプ80から供給された圧油が電磁
弁45、可変絞り弁47及び逆止め弁48を通つ
て油圧シリンダ147の内部空間147aに加え
られ、ピストン148、ピストンロツド147が
矢印a方向へ移動されて人体支持部3の第1図の
矢印a方向への上昇が行われる。そして人体支持
部3全体が所定の高さまで上昇した所でスイツチ
Iを切ると、電磁弁45のソレノイド45bの励
磁が解かれて電磁弁45が非作動状態になり、人
体支持部3の上昇が停止される。
次に人体支持部3全体を第1図の矢印b方向に
下降させるためにスイツチJ(図示せず)を投入
すると、電磁弁46のソレノイド46bが励磁さ
れてスプール46aが第12図の矢印e方向に移
動し、電磁弁46が作動状態になる。これによつ
て油圧シリンダ147の内部空間147a内の油
が電磁弁46及び可変絞り弁49を通つてタンク
50に戻されると共に、人体支持部3が自重によ
つて油圧シリンダ147のピストンロツド149
を第12図の矢印b方向に押し下げながら第1図
の矢印b方向に下降する。そして人体支持部3が
所定の位置まで下降された所でスイツチJを切る
と、電磁弁46のソレノイド46bの励磁が解か
れて電磁弁46は非作動状態となり、人体支持部
3の下降が停止される。
なお第12図において、102はシヨツクアブ
ソーバであり、39,42はリリーフ弁である。
次に第1のスライド部材105のガイド機構に
つき説明する。
第7図、第10図に示すように、第1のスライ
ド部材105の側方には、左右一対のガイドレー
ル133が配置されている。この一対のガイドレ
ール133は、基台104上にねじ止めされてい
る支持部材134により支持されて、フレーム1
3内に水平(第1図、第2図の矢印e、f方向)
に掛け渡されている。
第1のスライド部材105の側部には、この第
1のスライド部材105のガイドレール133に
ガイドさせるための一対のガイド部材135が取
付けられている。
ガイド部材135は、第9図に示すように、第
1のスライド部材105の側部に設けられた上下
一対の取付部136a,136bにねじ止めされ
る軸部材137と、この軸部材137の軸部13
8を中心に回転する回転部材140とを有する。
軸部材137には、取付部136bのねじ孔1
45にねじ込まれるねじ146が挿通される挿通
孔139が設けられている。そしてこの挿通孔1
39は、第9図、第11A図、第11B図に示す
ように軸部138の中心軸から偏心した位置に設
けられている。従つて、回転部材140を回転自
在に軸支している軸部材137は、偏心軸を構成
している。
回転部材140には中心孔141が設けられて
おり、この中心孔141内にベアリング142を
介して軸部材137の軸部138が挿入されるこ
とにより、回転部材140はその軸部138を中
心として回転自在に構成されている。
回転部材140の上端及び下端には上下一対の
フランジ部143が設けられており、この上下一
対のフランジ部143の間にガイドレール133
が配置されている。そしてこの一対のフランジ部
143と取付部136a,136bとの間には、
それぞれ上下一対のスラストベアリング144が
介在されている。
第1のスライド部材105のガイド機構は以上
のように構成されていて、第1のスライド部材1
05の移動の際には、左右一対の回転部材140
の外周囲部分140aが左右一対のガイドレール
133に摺接することによつて回転部材140が
回転し、これによつて第1のスライド部材105
をガイドレール133に沿つて円滑にガイドす
る。
そして第11B図に示すように、回転部材14
0の外周囲部分140aとガイドレール133と
の間に隙間が生じている場合には、ねじ146を
緩めて軸部材137をねじ146を中心として第
11A図に示すように回転させると、ねじ146
が挿通されている挿通孔139は軸部材137の
軸部138に偏心した状態で設けられているの
で、軸部138は軸部材137の回転に伴つて第
11B図に示す位置から徐々にガイドレール13
3に近づく。これによつて軸部138がその中心
孔141内に挿入されている回転部材140の位
置も第11B図に示す位置から第11A図に示す
位置まで移動される。そして回転部材140の外
周囲部分140aがガイドレール133に密着さ
れた状態となつた所でねじ146を締め付けて回
転部材140の位置決めを行うと、第1のスライ
ド部材105の移動に際して回転部材140はそ
の外周囲部分140aが常にガイドレール133
に密着された状態で回転されることになり、第1
のスライド部材105のガタつきのないスムーズ
な移動が可能となる。
以上本考案の一実施例に付き述べたが、本考案
は上述の実施例に限定されることなく、本考案の
技術思想に基づき各種の有効な変更が可能であ
る。
また本考案は、分娩台に限定されることなく、
検診台、手術台等の医療台に広く適用可能であ
る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、補助台を移動させるスライド
部材とこのスライド部材をガイドするためのガイ
ド用長手状部材とのうちの一方に設けられた回転
部材が他方に対接して回転しながらスライド部材
を長手状部材に沿つてガイドするので、補助台を
スムーズに移動させることができる。
また医療台へのガイド用長手状部材の取付誤差
等により、回転部材と前記他方との間に隙間が生
じている場合には、偏心軸の回転方向の取付位置
を調整することにより回転部材をガイドレールに
密着させることができる。従つて、補助台の移動
の際に、回転部材と前記他方との間に隙間がある
ことにより生ずるスライド部材及び補助台のガタ
つきを、簡単な調整操作により有効に防止でき、
このために、そのガタつきにより生ずる異音及び
振動が患者に不快感を与えるのを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を分娩台に適用した一実施例を示
すものであつて、第1図、第2図は分娩台全体を
示す斜視図、第3図は背凭れ部と股受部の駆動機
構を示す平面図、第4図は背凭れ部の動作を示す
側面図、第5図は股受部の動作を示す側面図、第
6図は背凭れ部と股受部とを同時に駆動した場合
の動作を示す側面図、第7図は補助台の駆動機構
を示す斜視図、第8図は補助台の駆動機構の動作
を示す側面図、第9図は第1のガイド部材のガイ
ド機構を示す分解斜視図、第10図は同上のガイ
ド機構を示す側面図、第11A図、第11B図は
ガイド機構の調整動作を示す断面図、第12図は
油圧回路図である。 なお図面に用いた符号において、1……分娩
台、3……人体支持部、4……背凭れ部、5……
腰掛け部、6,6a,6b……股受部、12……
補助台、23……回動アーム部、24b,25b
……アーム部、28,29……回動アーム部材、
30,35……油圧シリンダ(駆動手段)、31,
36……ピストンロツド、34,38,122,
148……ピストン、35,147……油圧シリ
ンダ、105……第1のスライド部材(スライド
部材)、110……第2のスライド部材(昇降機
構)、112,113,114,115,125,
126,127,128……リンク(昇降機構)、
120,149……ピストンロツド、122……
ピストン、133……ガイドレール(ガイド用長
手状部材)135……ガイド部材、137……軸
部材(偏心軸)、138……軸部(回転中心軸)、
140……回転部材である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 補助台を支持してこの補助台を所定の位置まで
    移動させるスライド部材と、 前記スライド部材をガイドするためのガイド用
    長手状部材と、 前記スライド部材及び前記長手状部材のうちの
    一方に設けられかつ他方に対接して回転しながら
    前記スライド部材を前記長手状部材に沿つてガイ
    ドする回転部材と、 前記回転部材の回転中心を前記他方に接近させ
    或いは前記他方から離間させる調整を行うための
    調整手段とをそれぞれ具備し、 前記調整手段が、前記回転部材を回転自在に軸
    支している偏心軸を有し、この偏心軸の回転方向
    の取付位置を調整することにより、前記接離の調
    整を行うようにしたことを特徴とする医療台。
JP1987074154U 1987-05-18 1987-05-18 Expired JPH0313308Y2 (ja)

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