JPH03132119A - 文字データ圧縮方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は文字データ圧縮方法に関するもので、特に電子
タイプライタ、ワードプロセッサ、プリンタ、マトリク
ス式表示器などの文字フォントデータをキャラクタジェ
ネレータとしての不揮発性記憶装置に記憶させるのに適
したものである。

〔従来の技術〕

従来ドツトマトリクスプリンタ、ドツトマトリクス液晶
デイスプレィなどに用いられているキャラクタジェネレ
ータにおいては、文字を例えば１列２４ドツトのマトリ
クスで構成されるマツプに文字を構成するドツトを当て
はめ、文字を水平方向の最小単位であるドツトマトリク
スの１ピン単位、すなわち垂直方向に分解した各ドツト
位置に印字データがあるかないかについての情報、並び
に文字デザインにおける情報、データの形式についての
情報、文字コードなどのデータを発生し、ＲＯＭなどの
不揮発性記憶装置に記憶している。

このようなフォントはビットマツプフォントと称される
。

第５図はキャラクタジェネレータの概念を示すブロック
図であって、プリンタの場合にはＲＯＭ２、ＲＡＭ３、
プリンタメカニズム４、Ｉ１０インタフェース５などが
ＣＰＵＩに接続され、制御されるようになっている。キ
ャラクタジェネレータは通常ＲＯＭ化されており、これ
から取出されたドツト情報に基づきＣＰＵＩがプリンタ
メカニズム４の制御を行い印字する。同様の構成はマト
リクス式表示器などにも適用される。

第６図は従来使用されているキャラクタジェネレータに
おけるドツトマトリクスを示す説明図であり、この場合
はブレスティージ字体のｒＡＪとする。同図に示される
ように、このドツトマトリクスでは２４行３１列のマツ
プにドツトを配列しており、これをデータ化するには１
列の２４行を４行毎に１６進数で表わし、１列を３バイ
トのデータで表現することができる。

第６図のドツト配列に対する１６進数データを第７図に
示す。

実際にＲＯＭに記憶されるのはこの０〜３０列の計３１
列分のドツトデータとして３１×３バイトの他に第８図
に示される前スペース、文字幅、後スペース巾に関する
３バイトの情報を加えた合計９６バイトのデータである
。

〔発明が解決しようとする課題〕

このような従来の文字データ構成ではドツト印字をしな
くても良い点を含めすべての点についてマトリクス全体
のデータを持たなければならない。

しかし、実際の文字ではドツト印字の行われない点が多
く、メモリ容量が多量に必要であるという問題がある。

また、このようなキャラクタジェネレータから取出され
たデータを拡大、縮小、強調などの文字修飾がしばしば
行なわれる。しかし、上述したような従来のドツト記憶
では文字を垂直方向に分解して全ドツトについての文字
データを得ているために例えば、拡大の場合１列分の空
データを追加してオアをとり、また、縮小の場合には２
列分のデータのオアをとるというような複雑な演算を行
わなければならないという問題もある。

本発明はこのような問題を解決するためになされたもの
で、メモリ容量を減少させることができるとともに、文
字修飾のための演算が容易化されるキャラクタジェネレ
ータの文字データ圧縮方法を提供することを目的とする
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明にかかる文字データ圧縮方法によれば、ｍ行ｎ列
のビットマツプ上に割り付けられた文字を構成するドツ
トに対し、前記ビットマツプを所定ピッチで行方向また
は列方向に切出す過程と、この行方向または列方向に切
出された第１行（列）から第ｍ行（列）までの各行（列
）における印字ドツトの存在の有無をドツト存在データ
で表わす過程と、印字ドツトが存在する行（列）に関し
て印字ドツトの開始位置およびドツトの連続に関する情
報を与える過程とを備えたことを特徴とする。

〔作　用〕

文字の中には特に英数字の場合のように水平方向または
垂直方向の線の要素が多いものがある。

このため、本発明では文字を水平方向（行方向）または
垂直方向（列方向）に所定ピッチで分解して各行（列）
のセクションに着目し、ドツトが存在するセクションの
みにドツト開始位置とドツトの連続長さをデータとして
いる。このため、少ない記憶容量で文字フォントを記憶
できるとともに、水平方向または垂直方向の拡大縮小が
ドツト開始アドレスおよびドツトの連続長さを変化させ
るのみで容易に行える。

〔実施例〕 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。

第１図〜第４図は本発明にしたがってデータの圧縮を行
う様子を示す説明図である。

第１図は本発明により文字データを水平方向（行方向）
に切出した様子を示す説明図である。

この場合も従来と同様にブレスティージのｒＡＪを取り
上げる。この文字は、２４×３１のドツトマトリクスに
よるマツプで文字が構成されるが、３１ビット幅に納ま
らないスクリプトフォントやプロポーショナル印字のた
めに３２〜３５の４ビツトを加えた３６ビツト分がドツ
トマトリクスとして確保されている。このマツプは各行
ごとに１〜２４のセクションに分解される。そして文字
のデータは次のように与えられる。

■セクション情報 ２４セクシヨンについてドツトデータの有無を示す情報
である。例えばセクションにデータが存在するときには
“１”、存在しないときには“０゛として１ビツトで表
わす。したがって２４ビット／８−３バイトで第２図の
ように７Ｆ、ＦＦ。

ＥＯの１６進数として表現される。

■オプション情報 これはプリンタ印字に必要な情報その他の情報で、１バ
イト分確保されている。例えば、文字デザインの中心位
置、データ形式の種類などを指定する。

■文字データ部 これは文字の構成要素として水平方向のドツト位置とそ
の連続長さを表わす。

第３図（ａ）に示されるように、８ビツトのデータでな
り、ＭＳＢであるＢ７はデータの終了状態を示す。すな
わち、１は終了を、０は続行を示している。ここで終了
とは一連のドツトがその位置だけに存在することを、続
行とは一連のドツトが別の場所にも存在することをそれ
ぞれ意味する。

なお、ドツト印字の必要上、１つおきに配設されたドツ
トは一連のドツトである。第６図の例ではセクション２
，３．４および１３が一連のドツトとなっており、第４
図に示されるように８７が１となっている。

Ｂ６はデータのサイズを示し、１はドツト個数が２個以
内の１バイトデータを、０はドツト個数が３個以上の２
バイトデータをそれぞれ示す。

Ｂ６が１の場合を第３図（ｄ）に示す。この場合にはド
ツト個数はＢ５の１ビツトのみで表現できるため、８４
〜ＢＯで０〜３１の位置を表わせば、１バイト内にドツ
ト個数とドツト開始位置の両方を表わすことができる。

これに対し、Ｂ６が０の場合には第３図（ｂ）に示す１
バイト目の８５〜ＢＯに位置を、第３図（Ｃ）に示す２
バイト目には８７〜ＢＯの１バイト全部でドツト個数が
表わされる。

第６図を例にとり、具体例につきさらに詳細に説明する
。

セクション２：　２個のドツトが１４列目に配置されて
いる。したがって８７−１．８６−１゜８５＝１．　さ
らに位置は１４−０１１１０Ｂとなり、これをまとめて
データは１１１０１１１０となる。

セクション３：　３個のドツトが１３列目に配置されて
いる。したがって８７−１．Ｂ６−０であり、２バイト
データとなるため、１バイト目には位置１３−０１１０
１Ｂのみ、２バイト目には個数３のみが表わされる。し
たがって１バイト目は１０００１１０１．２バイト目は ００００００１１となる。

セクション５：　１個のドツトが１２列目に、２個のド
ツトが１６列目に配置されている。したがって、２つの
１バイトデータ、 ０１００１１００と１１１１００００が２つ並ぶことに
なる。

セクション１３：　　１０個のドツトが６列目に配置さ
れている。したがって２バイトデータとなり、Ｂ７−１
．Ｂ６−０であるので１バイト目に位置の１００００１
１０が、２バイト目に個数の００００１０１０が表わさ
れる。

セクション１９：　５個のドツトが０列目に配置され、
また、６個のデータが２０列目に配置されている。した
がって、２バイトデータが２つ並ぶことになる。

以上をまとめた状態が第４図に示される。

同図から明らかなようにこの実施例では文字データは３
７バイト分必要となっている。

したがって、第６図のＡの文字を表わすのに、■■■を
全部合計しても４１バイトで済むことになり、従来の方
法に比べて５５バイトも圧縮し、半分以下にすることが
できる。

また、文字の修飾を行う場合には、簡単な演算のみでよ
く、ドツトの追加がない。したがって高速の処理が可能
となる。

以上の実施例ではビットマツプを切出す方向を水平方向
としたが、垂直方向に切出して展開することも可能であ
り、全く同様のデータ圧縮が可能である。

また、実施例ではドツトの開始位置を正の数で示したが
、たとえば文字中心位置を０として正負の数によってド
ツトの開始位置を示しても構わない。

〔発明の効果〕

このように、本発明では行または列方向に文字のドツト
を切出し、その開始位置と連続状態に関する情報により
文字データを規定するようにしているので、大幅なデー
タ圧縮が可能となり、また文字修飾のための演算が容易
化される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる文字データ圧縮方法の基本概念
を示す説明図、第２図は文字を水平方向に切出したとき
の各行のドツトの有無に関するデータを示す説明図、第
３図はドツトの開始位置とドツトの連続状態を表わすデ
ータを示す説明図、第４図は実際の文字についてのドツ
トの開始位置とドツトの連続状態を表わすデータの例を
示す図表、第５図はキャラクタジェネレータとプリンタ
装置との関連を示す構成ブロック図、第６図はビットマ
ツプ方式による文字フォントの一例を示す説明図、第７
図は従来の文字データを示す図表、第８図は従来の文字
データにおける文字の前後におけるスペースの説明図で
ある。 １・・・ＣＰＵ、２・・・ＲＯＭ　（キャラクタジェネ
レータ）、３・・・ＲＡＭ、４・・・プリンタメカニズ
ム、５・・Ｉ１０インタフェース。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ｍ行ｎ列のビットマップ上に割り付けられた文字を
   構成するドットに対し、前記ビットマップを所定ピッチ
   で行方向に切出す過程と、この行方向に切出された第１
   行から第ｍ行までの各行における印字ドットの存在の有
   無をドット存在データで表わす過程と、印字ドットが存
   在する行に関して印字ドットの開始位置およびドットの
   連続に関する情報を与える過程とを備えたことを特徴と
   する文字データ圧縮方法。 ２、ｍ行ｎ列のビットマップ上に割り付けられた文字を
   構成するドットに対し、前記ビットマップを所定ピッチ
   で列方向に切出す過程と、この列方向に切出された第１
   列から第ｍ列までの各列における印字ドットの存在の有
   無をドット存在データで表わす過程と、印字ドットが存
   在する列に関して印字ドットの開始位置およびドットの
   連続に関する情報を与える過程とを備えたことを特徴と
   する文字データ圧縮方法。