JPH03130454A - 印刷適性及び耐引裂性に優れた合成紙の製造方法 - Google Patents

印刷適性及び耐引裂性に優れた合成紙の製造方法

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JPH03130454A
JPH03130454A JP1268728A JP26872889A JPH03130454A JP H03130454 A JPH03130454 A JP H03130454A JP 1268728 A JP1268728 A JP 1268728A JP 26872889 A JP26872889 A JP 26872889A JP H03130454 A JPH03130454 A JP H03130454A
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JP
Japan
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synthetic paper
coating liquid
synthetic
base layer
tear resistance
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Pending
Application number
JP1268728A
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English (en)
Inventor
Shiyunichi Yamada
山田 ▲しゅん▼一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、印刷適性及び耐引裂性に優れた合成紙の製造
方法に関し、特に包装紙9袋物、ポスター用に使用する
のに適した合成紙の製造方法に関するものである。
【従来の技術】
従来より、合成繊維や合成バルブを用いた合成紙は知ら
れている。しかしながら、これらの合成紙は、合成繊維
や台底パルプ自体の吸液性が乏しく、印刷適性が十分で
ない。 このため、合成紙の表面に白色顔料及びバインダーを主
体とする塗工液を塗布し、印刷適性の改善を図っている
。しかし、この方法は、塗工液の塗布工程が必要となり
、煩雑であるという欠点があった。 また、−船釣に合成紙は、引裂強度が低く、耐引裂性に
劣っている。耐引裂性の優れた合成紙としては、フィブ
リル化した網状のプレキシフィラメントを集積してなる
ものが知られている(デュポン社製、タイベック)。し
かしながら、この合成紙は比較的高価であるという欠点
があった。これは、有機溶剤を使用して製造しなければ
ならず、また製造時に高温及び超高圧が要求されるため
である。更に、この合成紙の場合も、簡単に且つきれい
な印刷が行おうとすると、塗工液の塗布工程が必要とな
り、煩雑であるという欠点があった。
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、印刷適性の良好な合成紙を、塗工液
の塗布工程を経ることなく製造しようとするものである
。 また、本発明は、フィブリル化していない連続合成繊維
を用いることにより、安価に印刷適性に優れ且つ耐引裂
性の良好な合成紙を製造しようというものである。
【課題を解決するための手段及び作用】即ち、本発明は
、スパンボンド法で形成された1〜4デニールの連続合
成繊維が集積されてなる目付10〜300g/rdの基
層上に、メルトブロー法により得られた1デニール未満
の極細合成繊維と、顔料及びバインダーを主体とする塗
工液とを同時に吹きつけることを特徴とする印刷適性及
び耐引裂性に優れた合成紙の製造方法に関するものであ
る。 まず、本発明においては、スパンボンド法で形成された
1〜4デニールの連続合成繊維が集積されてなる目付1
0〜300g/rrrの基層(1)を準備する。 スパンボンド法とは、高分子原液を紡糸し更に延伸した
連続繊維を直接集積するという方法である。 この方法で得られた基層(1)を構成する連続繊維は延
伸されており、高分子鎖が配向して結晶化度が大きいの
で、基層(1)は優れた耐引裂性を示す。連続繊維とし
ては、ポリエステル繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリ
アミド系繊維等が用いられる。 連続合成繊維の繊維径は、1〜4デニールである。1デ
ニール未満の連続合成繊維は、スパンボンド法では製造
しにくく、実用的ではない。また、4デニールを超える
と、基N(1)の地合が悪化すると共に剛性が大きくな
り好ましくない。スパンボンド法で形成された基層(1
)の目付は、10〜300g/ボである。目付が10g
/rrf未満であると、基層(1)の腰がなくなり、印
刷しにくくなったり又は使用し難くなるので好ましくな
い。また、目付が300g/rrfを超えると、基層(
1)が剛直になるので好ましくない。 この基層(1)を通気性の搬送体(2)、例えば金網や
メツシュ織物等の上に載置して搬送する。そして、この
基層(1)上に、メルトブロー法により得られたlデニ
ール未満の極細合成繊維(3)と、顔料及びバインダー
を主体とする塗工液(4)とを同時に吹きつけて表面層
を形成する。 メルトブロー法とは、高分子原液を細孔を通して高速ガ
ス(例えば加熱空気)で吹き飛ばし、得られた極細繊維
(3)を集積するという方法である。 この方法で得られた極細繊維(3)は、その繊維径が非
常に細く、−船釣に1デニール未満である。従って、こ
の極細繊維(3)を集積して得られる表面層の組織は緻
密であり、印刷適性が向上する。極細繊維(3)として
は、ポリエステル繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリア
ミド系繊維等を用いることができる。また、極細合成繊
維(3)の吹きつけ量は、基層(1)の単位ボ当たり0
.5〜20g程度が好ましい。 吹きつけ量が0.5 g /rrf未満になると、極細
繊維(3)量が少なくなって、表面層の組織が粗くなる
傾向が生じる。また、吹きつけ量が20g/rdを超え
ると、表面層の厚みが厚くなるだけである。 また、極細合成繊維(3)と共に塗工液(4)が基層(
1)上に吹きつけられる。塗工液(4)は、顔料とバイ
ンダーとを主体としてなるものである。顔料としては、
一般に白色顔料が用いられ、例えばクレー炭酸カルシウ
ム、チタン白等が用いられる。また、バインダーとして
は、カゼイン、デンプン又はその誘導体、スチレン−ブ
タジェンゴムラテックスアクリル樹脂系エマルジョン等
が用いられる。この顔料とバインダーとを、水或いは有
機溶媒等に溶解又は分散させ、所望により若干の分散剤
や防腐剤等を添加して塗工液(4)とする。この塗工液
(4)中における顔料とバインダーの配合割合は、顔料
100重量部に対して、バインダーは2〜20重量部程
度である。また、水等の溶媒の量は、顔料100重量部
に対して、5〜15重量部程度である。水等の溶媒の量
が5重量部未満であると、塗工液(4)の流動性が悪く
なり、基層(1)上に吹きつけにくくなる傾向が生じる
。また、水等の溶媒の量が15重量部を超えると、塗工
液(4)の流動性が高くなり、塗工液(4)が基層(1
)の裏面に流出する傾向が生じる。 この塗工液(4)をノズル等から4〜6kg/Cl11
程度の圧力で噴射させて、極細合成繊維(3)と共に基
層(1)上に吹きつけるのである。塗工液(4)の吹き
つけ量は、固形分で1〜20g/rrr程度が好ましい
。 以上のようにして、基N(1)上に極細合成繊維(3)
と塗工液(4)とを同時に吹きつけて堆積させ、その後
乾燥機(5)等で乾燥し、更に加圧ロール(6)等で加
圧処理して、基層(1)上に表面層を形成させて合成紙
を得るのである。
【実施例】
実施例1 下記の如きスパンボンド法で基層を得た。即ち、ポリプ
ロピレン樹脂(メルトインデックス30)を280°C
に加熱溶融し、押出機で押し出し、紡糸及び延伸して3
デニールの連続繊維を得、これをコレクターワイヤー上
で集積してシート化し、目付30g/ボの基層を得た。 次に、ポリプロピレン樹脂(メルトインデックス200
)を310°Cに加熱溶融し、押出機で押し出し、紡糸
口を通して、高温の高速熱風で樹脂を吹き飛ばして、0
.2デニールの極細繊維を得、これを基層上に8 g/
n(の割合で吹きつけた。また、極細繊維と共に下記の
組成よりなる塗工液を、固形分でLog/rdとなるよ
うに、ノズルを用いて5kg/cIIIの圧力で、基層
上に吹きつけた。 チタン白            100重量部デンプ
ン             3重量部スチレン−ブタ
ジェンゴムラテックス(濃度50%、水系ラテックス)
17重量部 この後、雰囲気温度110 ’Cの乾燥機中に導入し、
次いで一対の加圧ロールで加圧処理して、合成紙を得た
。 実施例2 基層の目付を50g/rrf、極細繊維の吹きつけ量を
4g/rrfとする以外は、実施例1と同様の条件で合
成紙を得た。 比較例1 塗工液を吹きつけない以外は、実施例1と同様の条件で
、基層と極細繊維集積層との積層シートを得た。 比較例2 基層を用いない以外は、実施例1と同様の条件で、極細
繊維と塗工液の固形分とよりなるシートを得た。 比較例3 極細繊維を用いない以外は、実施例1と同様の条件で、
基層と塗工液の固形分とよりなる塗工シートを得た。 以上の実施例1及び2に係る合成紙、更に比較例1〜3
に係るシートに、市販のオフセットインキ(タック値7
、インキ供給It 0.4m1)を用いて、■明製作所
製テスト印刷機(R1テスター2型)により印刷し、印
刷適性を評価した。また、各合成紙及び各シートの引裂
性についても評価した。これらの結果を第1表に示す。 (以下余白) 第1表 (注) 1)外観は光沢に基づいて、以下の判定基準で評価した
。 ◎−優、○・−良、Δ−・・可、×−不良、XX−・−
極めて不良 2)ドライビック抵抗は、印刷面のピンキング発生状態
から、上記1)と同様の基準で評価した。 3)ウェットピック抵抗は、各合成紙及び各シートに印
刷機上で水を塗布した後、直ちに印刷し、ピッキング発
生状態から、上記1)と同様の基準で評価した。なお、
この場合のインキ供給量は0.1mlとした。 4)耐引裂性は、JIS L−1095A−1(シング
ルタング法)によって、上記1)と同様の基準で測定し
た。 以上のとおり、実施例に係る合成紙は、印刷適性も耐引
裂性も良好であるが、比較例に係る各シートは印刷適性
が劣っていたり又は耐引裂性が劣っていた。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る合成紙の製造方法は
、ある特定の基層上に極細合成繊維と顔料及びバインダ
ーを主体とする塗工液とを同時に吹きつけるというもの
である。従って、出来上がった合成紙に顔料及びバイン
ダーを主体とする塗工液を塗布しなくとも、既に合成紙
の表面に顔料及びバインダーが存在しており、印刷適性
に優れている。即ち、本発明に係る方法によれば、塗工
液の塗布工程を経ることなく、印刷適性に優れた合成紙
を得ることができ、製造工程が合理化しうるという効果
を奏する。 また、本発明において使用する基層は、スパンボンド法
で得られた連続合成繊維で構成されているため、繊維強
度が高く、耐引裂性にも優れているという効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の一例に係る合成紙の製造工程を示した
概略図である。 (1)・・−基層、(2)・−搬送体、 (3)−極細
合成繊維。 (4)−・−・塗工液

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. スパンボンド法で形成された1〜4デニールの連続合成
    繊維が集積されてなる目付10〜300g/m^2の基
    層上に、メルトブロー法により得られた1デニール未満
    の極細合成繊維と、顔料及びバインダーを主体とする塗
    工液とを同時に吹きつけることを特徴とする印刷適性及
    び耐引裂性に優れた合成紙の製造方法。
JP1268728A 1989-10-16 1989-10-16 印刷適性及び耐引裂性に優れた合成紙の製造方法 Pending JPH03130454A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10245537B2 (en) 2012-05-07 2019-04-02 3M Innovative Properties Company Molded respirator having outer cover web joined to mesh

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10245537B2 (en) 2012-05-07 2019-04-02 3M Innovative Properties Company Molded respirator having outer cover web joined to mesh

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