JPH03130399A - アルミニウム系基材への電着塗装方法 - Google Patents

アルミニウム系基材への電着塗装方法

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JPH03130399A
JPH03130399A JP27009089A JP27009089A JPH03130399A JP H03130399 A JPH03130399 A JP H03130399A JP 27009089 A JP27009089 A JP 27009089A JP 27009089 A JP27009089 A JP 27009089A JP H03130399 A JPH03130399 A JP H03130399A
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base material
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Kazuo Teramura
寺村 和男
Eizo Mitsuya
三矢 栄蔵
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Kansai Paint Co Ltd
Altemira Co Ltd
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Kansai Paint Co Ltd
Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、アルミニウム系基材への電着塗装方法に関す
る。
従来の技術及びその問題点 従来、アルミニウム建材分野では、アルミニウム建材を
陽極酸化処理した基材を電着塗装する手段として、該基
材を懸吊してなる搬送枠の1枠又は2枠を電着浴中に設
置した2つの陰極の間に基材が陰極と対向するように配
置させたのちこれらのものに電気を流すことによって基
材に塗膜を析出させる方法が一般的に行なわれている。
しかしながら、この方法では処理量が少ないため製品コ
ストが高くなるという問題点がある。
また、前記した方法において、単に搬送枠の数を3枠に
して処理量を多くしたとしても電着塗装時のつき回り性
が不十分なため均一塗膜が得られず、実用性に乏しい。
更に、電着塗装の際に、基材における形状、着色状態、
被塗装面積などの要因によって塗装膜が異なってくるた
め、通常、これらの要因が一定となるように基材を揃え
たのち塗装が施されており、これらの準備に手間が掛か
り煩わしいという問題点も残されている。
問題点を解決するための手段 本発明者は、上記した如き問題点に鑑みて、アルミニウ
ム系基材を多量に、−括して処理ができ、しかも均一な
膜厚の塗膜を形成し得る電着塗装方法を見出すべく鋭意
研究を重ねてきた。その結果、アルミニウム系基材を懸
吊した搬送枠を、電着塗装浴槽中に3枠以上並列に設置
して電着塗装を行なう場合には、陰極に近い両外側の搬
送枠に懸吊した基材への通電量が要求される膜厚を得る
ための必要量となるまで通電を行なった後、両外側の枠
の電圧又は電流の値のみを低下させ、内側の搬送枠に懸
吊した基材については、所定の通電量となるまで通電を
継続させることによって、全ての基材についてほぼ均一
な膜厚の塗膜を形成することができ、多量のアルミニウ
ム系基材を一括して処理することが可能となることを見
出した。
即ち、本発明は、両側に陰極を設置した電着塗料浴槽に
、アルミニウム系基材を懸吊した搬送枠を陰極とほぼ平
行となるように3枠以上並列に設置して該基材を浴槽に
浸漬し、陰極と各枠との間で通電して電着塗装を行ない
、外側に位置する2枠の搬送枠に懸吊した基材への通電
量が所定量となったのち、内側に位置する搬送枠に懸吊
した基材への通電量が所定量となるまで、外側に位置す
る2枠の搬送枠についての電圧又は電流の値を塗装時の
電圧又は電流よりも低い値に設定することを特徴とする
アルミニウム系基材への電着塗装方法に係る。
以下に、添付した図面を参照しつつ本発明を説明する。
第1図は、本発明方法を実施するために用いるアルミニ
ウム系基材を浸漬した状態の電着塗装装置を上面から見
た概略図であり、第2図は、これを側面から見た概略図
である。
電着槽(4)は、両側に陰極板(5)を設置したもので
あり、浴塗料(6)としてはアニオン性電着塗料を用い
る。アニオン性電着塗料としては、従来からアルミニウ
ム建材分野で用いられている塗料をいずれも用いること
ができ、特に、アクリル系樹脂水性塗料が好適である。
これらの塗料はつや有、つや消、透明及び着色塗膜を形
成するいずれのものであっても使用できる。浴塗料はつ
き回り性及び塗装作業性などの観点から樹脂濃度約5〜
20重量%、好ましくは約6〜15重量%の範囲が良い
搬送枠(1)、(2)、(3)には、被処理物であるア
ルミニウム系基材ASB、Cが懸吊されており、通常複
数個の基材が各々の枠に懸吊される。搬送枠は3枠に限
定されず、電着槽(4)の大きさに応じて3枠以上の搬
送枠を設置することもできる。
アルミニウム系基材としては、アルミニウム材料、アル
ミニウムの各種合金材料の他、これらを陽極酸化皮膜処
理した材料も用いることができる。
搬送枠(1)、(2)、(3)は、各搬送枠が陰極板(
5)に対して、はぼ平行となるように、並列に端部電極
台(7)に設置され、アルミニウム系基材A、BSCは
浴中に浸漬される。端部電極台(7)は、スイッチ(8
)及びクーロンメーー(9)を通して電源の■極に接続
され、陰極板(5)はe極に接続される。
基材の被塗装面積と陰極面積との比(極比)は、通常的
1/20〜20/1、好ましくは約1/15〜15/1
とすればよい。
本発明では、■極及びO極間に通電することによって電
着塗装を行なうことができ、通常は一定電圧又は一定電
流で通電を行なうことが多い。
搬送枠(1)、(2)、(3)に懸吊した基材ASB、
Cの被塗装面積を予め計算しておき、該面積に応じた電
気量を流すことによって必要とする塗膜厚を得ることが
できる。該電気量は回路に流れる電流及び時間を制御す
ることによって調整できる。電気量は必要とする塗膜厚
によって異なるが、約5〜20μmの塗膜厚を得ようと
すると、通常、被塗装面積Crd)当たり約100〜2
000クーロン、好ましくは約300〜1000クーロ
ンの範囲である。また、上記電気量において、一定電圧
で通電する場合には、通常約100〜250 V、好ま
しくは約130〜200Vの範囲、一定電流で通電する
場合には通常約1〜2OA/rf、好ましくは約2〜1
0A/dの範囲で、通電時間は通常約1〜10分間、好
ましくは約2〜8分間の範囲とすればよい。
本発明方法では、一定電圧で通電を行なう場合には、基
材Bに流れる電気量は基材A及びCのものよりも小さい
ため基材Bが所定の電気量となるまで基材A及びCの通
電を続けたとすると、このものの塗膜厚が厚くなる。こ
のため、基材A及びCに流れる電気量が所定の電気量に
達した時点で基材A及びCについての電圧及び電流の値
を下げることが必要である。また、一定電流で通電を行
なう場合には、内側の搬送枠(2)に懸吊した基材Bに
ついては、円外側の搬送枠(1)、(3)に懸吊した基
材A、Cと同様の膜厚とするためには通電量を多くする
必要がある。このため、基材A、Cについての通電量が
所定量となった後、これらについての電流値のみを下げ
て、基材Bについて所定の電流での通電を継続する必要
がある。
上記したいずれの場合にも、電圧又は電流の値を零まで
下げると、基材A及びCに析出した塗膜が浴塗料中に溶
解して塗膜厚が薄くなる。このため基材A%Cについて
の電圧又は電流は、塗料の電着が進行することなく、し
かも塗膜の再溶解を防ぐことのできる電圧又は電流の値
とする。このような電圧又は電流の値は、通常塗装時の
電圧又は電流の値の約2/3以下、好ましくは約1/2
以下とすればよく、下限値は、塗料の種類、塗装条件等
によって異なるが、塗膜の再溶解を防止できる範囲で適
宜設定すればよい。
基材Bに対する通電量が所定量となった後、通電を終了
し、電着槽から基材を引き上げて、そのまま又は水洗し
たのち焼付けを行なう。焼付は条件は、常法に従えばよ
い。
発明の効果 本発明電着塗装方法によれば、多量のアルミニウム系基
材を一括して処理することができ、しかもつき回り性に
優れ、均一な膜厚の塗膜を形成できる。また、各搬送枠
ごとに異なる基材を懸吊することかでき、形状、着色状
態、被塗装面積などが異なる各種の基材について同時に
電着塗装を行なうことができる。
実施例 以下に実施例を示して本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 無着色アルマイト処理材(シルバー)を被塗装物として
、第1図に示す電着塗装装置を用いて電着塗装を行なっ
た。
被塗装物の表面積は、各搬送枠について、合計量がそれ
ぞれ0.97n−rであった。電着塗料としては、つや
消し透明アクリルメラミン樹脂塗料(固形分10重量%
)を使用した。液温を20℃とし、極比は、陰極/陽極
=1/8とした。
通電条件は、下記第1表に示す通りであり、3分24秒
間通電した。
第 1 表 通電後、基材を°電着槽から引上げ、焼付(約180℃
−30分間)を行なうことによってつや消し塗膜が形成
された。
形成された塗膜の膜厚は、基材ASBSCについて、す
べて約9μmであり、塗膜の塗面平滑性、再溶解性(塗
膜の剥離)及び光沢はいずれも良好であった。
実施例2 搬送枠(1)、(2)、(3)に懸吊されるそれぞれ複
数個の基材ASB、Cの被塗装面積の合計を各粋につい
て、それぞれ順に0. 39rri’。
1、  Oni’及び1.5ポとし、極比1/10とす
ること以外は、実施例1と同様にして、下記第2表に示
す通電条件下で4分7秒間通電を行なった。
第   2   表 通電後、実施例1と同様にして焼付を行なうことによっ
て塗膜を形成した。塗膜厚は基材A、B。
Cについて、全て約8μmであり、塗膜の塗面平滑性、
再溶解性及び光沢はいずれも良好であった。
実施例3 搬送枠(1)、(2)、(3)に懸吊される基材A、E
SCを順に淡黒色アルマイト処理材、黒色アルマイト処
理材及び濃黒色アルマイト処理材とし、各搬送枠に懸吊
する基材の被塗装面積の合計をそれぞれ順に0.13.
0.34.0.50dとし、更に、極比を174とする
こと以外は実施例1と同様にして電着塗装を行なった。
通電条件は、下記第3表に示す通りであり、3分20秒
間通電を行った。
第 表 通電後、実施例1と同様にして焼付を行なうことによっ
て塗膜を形成した。塗膜厚は基材A約9μm、基材B約
10μm、基材C約9μmであり、塗面平滑性、再溶解
性及び光沢はいずれも良好であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、電着塗装装置を上面から見た概略図、第2図
これらを側面から見た概略図である。 (1)〜(3)・・・搬送枠 (4)・・・電着槽 (5)・・・陰極板 (6)・・・塗料 (7)・・・端部電極台 (8)・・・スイッチ (9)・・・クーロンメーター (10)・・・懸吊具 (以 上) 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)両側に陰極を設置した電着塗料浴槽に、アルミニ
    ウム系基材を懸吊した搬送枠を陰極とほぼ平行となるよ
    うに3枠以上並列に設置して該基材を浴槽に浸漬し、陰
    極と各枠との間で通電して電着塗装を行ない、外側に位
    置する2枠の搬送枠に懸吊した基材への通電量が所定量
    となったのち、内側に位置する搬送枠に懸吊した基材へ
    の通電量が所定量となるまで、外側に位置する2枠の搬
    送枠についての電圧又は電流の値を塗装時の電圧又は電
    流よりも低い値に設定することを特徴とするアルミニウ
    ム系基材への電着塗装方法。
JP27009089A 1989-10-16 1989-10-16 アルミニウム系基材への電着塗装方法 Granted JPH03130399A (ja)

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JPH0545677B2 JPH0545677B2 (ja) 1993-07-09

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01246397A (ja) * 1988-03-29 1989-10-02 Trinity Ind Corp 電着塗装方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01246397A (ja) * 1988-03-29 1989-10-02 Trinity Ind Corp 電着塗装方法

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