JPH03129651A - 電界放射型電子銃 - Google Patents

電界放射型電子銃

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Publication number
JPH03129651A
JPH03129651A JP26769089A JP26769089A JPH03129651A JP H03129651 A JPH03129651 A JP H03129651A JP 26769089 A JP26769089 A JP 26769089A JP 26769089 A JP26769089 A JP 26769089A JP H03129651 A JPH03129651 A JP H03129651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emission current
emitter
extraction
voltage
power supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP26769089A
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English (en)
Inventor
Setsuo Norioka
節雄 則岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はエミッション電流を安定化させた電界放射型電
子銃に関する。
[従来の技術] 冷陰極形の電界放射型電子銃は、10″Bパスカルオー
ダの超高真空領域で動作させる。しかしながら、このよ
うな超高真空領域で動作させても、エミッタ周辺に滞留
する残留ガスや電子衝撃によって発生したガス分子がイ
オン化されて、そのイオンがエミッタ表面を叩き、エミ
ッタ表面を分子オーダで荒らしてしまったり、又、ガス
分子自身が表面に吸着する。このため、数時間毎にエミ
ッタを清浄化する所謂ブラッシング操作を行って像観察
を行うようにしている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、このブラッシング操作を行うとエミッタ表面
は清浄化されるが、ブラッシング後は工ミッタ表面が清
浄であればあるほど、その後の僅かなガス分子の吸着に
よる影響が大きく、エミッタから放射されるエミッショ
ン電流の減少が第3図の曲線イに示すように急峻である
。このため、試料に照射されるプローブ電流も急激に減
少し、像観察においては、表示画面が急に暗くなり像が
見えなくなって・しまう。そのため、従来はコントラス
トつまみや、明るさつまみを再調整したり、或いはエミ
ッション電流を元のエミッション電流値に戻すようにエ
ミッタの引出し電圧を引上げる操作を行うなど像観察の
ための操作が繁雑になる欠点があった。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、エミッション
電流を安定化させ像観察のための操作を容易にした電界
放射型電子銃を提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 以上本目的を達成するための本発明は、尖鋭に加工され
たエミッタと、該エミッタに対向して配置された引出し
電極と、該エミッタと引出し電極との間に引出し電圧を
印加するための引出し電源と、該引出し電極を通過した
電子を加速するための加速電極と、該エミッタと加速電
極との間に加速電圧を印加するための加速電源と、該エ
ミッタを清浄化するためのブラッシング手段とを備えた
装置において、前記エミッタから放射されるエミッショ
ン電流を検出し、該エミッション電流と予め設定された
エミッション電流の上限値と下限値とを比較する手段と
を備え、前記ブラッシング手段によるブラッシング終了
と共にエミッション電流を1曽加させ、該エミッション
電流が上限値になったら引出し電圧の昇圧を停止し、該
エミッション電流がやがて減少して下限値になったら再
び引き出し電圧を昇圧させるように前記引出し電源を制
御するように構成したことを特徴としている。
[実施例] 以下本発明の実施例を添付図面に基づき詳述する。
第1図は本発明の一実施例の構成略図である。
第1図において、1はエミッタで、該エミッタ1は加速
電源2によって像観察に必要な高電圧に設定されている
。3はエミッタ1に対向して配置された引出し電極で、
該引出し電極3はエミッタ1より引き出し電源4によっ
てさらに高電圧に保持されている。5はブラッシング回
路で、6は加速電極で接地電位に保たれている。7はエ
ミッション電流を検出する機能と、予め設定されたエミ
ッション電流の上限値と下限値と比較する機能を有する
エミッション電流比較信号発生器である。8はビーム絞
り、9はコンデンサーレンズ、10は走査コイル、11
は対物レンズ、12は試料、13は電子ビームEBが試
料12を照射したときに試料よりの2次電子eを検出す
るための2次電子検出器である。
このように構成された装置をおいて、電子銃よりの電子
ビームの放射を停止させた状態で、ブラッシング回路5
を動作させると、エミッタを支持するためのタングステ
ンワイヤーが加熱され、この熱が熱伝導−によりエミッ
タに伝えられてブラッシングが行われる。このブラッシ
ングによってエミッタが清浄化される。
第2図はブラッシング終了後のエミッション電流の状態
を示している。ここで、ブラッシングが終了して電子銃
を再稼動させると、引出し電極3の電位は引き出し電源
4によって例えば2OVずつステップ状に上昇する。こ
の引出し電極3の電位の上昇により、エミッタと引出し
電極4の間に強い電界が作用して、やがてエミッタより
電子ビームEBが放射する。そして、徐々にエミッタか
らのエミッション電流が増加する。エミッション電流比
較信号発生器7は、エミッション電流が8μAになった
ら停止信号を発生して引出し電ri、4の電圧上昇を停
止させ、引出し電源4はその時の出力電圧値を保持する
。ところで、エミッタのブラッシング直後はエミッショ
が急峻に減少し、数分でエミッション電流は0μA付近
まで低下しようとする。本実施例では、エミッション電
流比較信号発生器7を設けて、例えばエミッション電流
が6μAまで低下したとき、リセット信号Rを発生させ
る。そして、このリセット信号Rによって引出し電源4
を再び駆動させて、引出し電極3の電位の上昇を開始す
るようにし、再びエミッションが8μAになったら信号
を発生して引出し電源4の電圧上昇を停止させる。この
様な動作が繰り返される。Rはリセット信号が発生した
ことを示す。ブラッシング後の時間が経過するにつれて
リセット信号Rの発生時間がtl+  t2+  t3
・・・・・・と長くなるのはエミッタ先端に付着するガ
ス分子の堆積が多くなるためである。
従って、このように構成された装置では、エミッション
電流の上限値と下限値を検出して引出し電源を制御する
ようにしたので、エミッション電流が減少しても面倒な
操作をしないで像観察を行うことができる。
又、この様な装置においては、コンデンサーレンズは、
加速電源と引出し電源に連動し、試料照射電流が設定値
からずれないように構成されており、引出し電源電圧の
上昇が停止した時点でコンデンサーレンズの励磁電流も
再設定され試料照射型゛流も設定値に保たれる。また、
コンデンサーレンズの再設定によって生ずるわずかなフ
ォーカスぼけを修正するように対物レンズ励磁電流を補
正するように構成されている。
更に、上記実施例では、本発明を像観察装置に適用した
場合について説明したが、例えば、X線による分析を行
う場合も同様な効果が得られる。
しかし、X線分析の場合は、定量分析の精度を向上させ
るために、ビーム絞りでビーム変動を検出してX線の計
測時間を制御したり、ソフトウェア−で補正計算を行う
処理も併用されている。この様な制御や処理を実行する
には、測定に先立ってビーム絞りに入射してくるビーム
電流を予め初期データとして取り込む必要がある。そし
て、引出電圧の昇圧停止信号が発生したら、新たに初期
データを取り込むようにX線計測系が動作するように構
成してもよい。この様に構成された装置では、長時間安
定した分析が可能となる。
[発明の効果コ 以上詳述したように本発明によれば、エミッション電流
の上限値と下限値を検出して引出し電源を制御するよう
にしたので、エミッション電流が減少しても面倒な操作
をしないで像観察や自動X線分析を行うことができる電
界放射型電子銃が提供される。。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成略図、′R42図は本
発明を説明するための図、第3図は従来技術を説明する
ための図である。 1:エミッタ、2:加速電源、3:引出し電極、4:引
き出し電源、5:ブラッシング回路、6:加速電極、7
:エミッション電流比較信号発生器、8:ビーム絞り、
9:コンデンサーレンズ、10:走査コイル、11:対
物レンズ、12:試料、13:2次電子検出器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 尖鋭に加工されたエミッタと、該エミッタに対向して配
    置された引出し電極と、該エミッタと引出し電極との間
    に引出し電圧を印加するための引出し電源と、該引出し
    電極を通過した電子を加速するための加速電極と、該エ
    ミッタと加速電極との間に加速電圧を印加するための加
    速電源と、該エミッタを清浄化するためのブラッシング
    手段とを備えた装置において、前記エミッタから放射さ
    れるエミッション電流を検出し、該エミッション電流と
    予め設定されたエミッション電流の上限値と下限値とを
    比較する手段とを備え、前記ブラッシング手段によるブ
    ラッシング終了と共にエミッション電流を増加させ、該
    エミッション電流が上限値になったら引出し電圧の昇圧
    を停止し、該エミッション電流がやがて減少して下限値
    になったら再び引き出し電圧を昇圧させるように前記引
    出し電源を制御するように構成したことを特徴とする電
    界放射型電子銃。
JP26769089A 1989-10-13 1989-10-13 電界放射型電子銃 Pending JPH03129651A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26769089A JPH03129651A (ja) 1989-10-13 1989-10-13 電界放射型電子銃

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26769089A JPH03129651A (ja) 1989-10-13 1989-10-13 電界放射型電子銃

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03129651A true JPH03129651A (ja) 1991-06-03

Family

ID=17448181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26769089A Pending JPH03129651A (ja) 1989-10-13 1989-10-13 電界放射型電子銃

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JP (1) JPH03129651A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022263153A1 (en) * 2021-06-18 2022-12-22 Asml Netherlands B.V. System and method for adjusting beam current using a feedback loop in charged particle systems

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022263153A1 (en) * 2021-06-18 2022-12-22 Asml Netherlands B.V. System and method for adjusting beam current using a feedback loop in charged particle systems

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