JPH03128728A - 車両用終減速装置の懸架構造 - Google Patents

車両用終減速装置の懸架構造

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JPH03128728A
JPH03128728A JP2201801A JP20180190A JPH03128728A JP H03128728 A JPH03128728 A JP H03128728A JP 2201801 A JP2201801 A JP 2201801A JP 20180190 A JP20180190 A JP 20180190A JP H03128728 A JPH03128728 A JP H03128728A
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JP
Japan
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support
vehicle
reduction gear
support point
final reduction
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Application number
JP2201801A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Hirano
芳則 平野
Yasushi Fujita
藤田 育志
Hiroshi Okuzumi
宏 奥住
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/04Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing
    • B60K17/16Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing of differential gearing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、車両用の終減速装置を車体に懸架する構造
の改良に関し、特に、減速歯車装置の減速小歯車を端部
に有する駆動軸の傾きを極力抑えることにより、その駆
動軸と、エンジンの駆動力を受ける推進軸(プロペラシ
ャフト)との接続部分や、推進軸を構成する自在継手等
に発生する振動や騒音の原因となる曲げ力等が生じない
ようにしたものである。
〔従来の技術〕
車両用の終減速装置は、駆動軸周りの反力トルクと、駆
動輪車軸周りの反力トルクとを受けるため、車体に剛結
合してしまうと、それら反力トルクによって車体に振動
や騒音が伝わってしまうから、弾性的に懸架する必要が
ある。
しかし、単に弾性的に懸架しても、終減速装置自体の運
動を皆無にすることはできないから、これに接続される
部材、特に、推進軸側への終減速装置の振動の影響を小
さくするために、種々の技術が提案されている。
例えば、特開昭61−125924号公報に記載された
技術にあっては、終減速装置を二点以上の懸架素子で弾
性的に車体に支持するとともに、懸架素子の一方を、他
方の懸架素子によって決まるトルク(発進トルクと推進
軸トルクとの合成トルク)支持面から移すことによって
、発進トルクの影響と推進軸トルクの影響とを受ける推
進軸及び駆動軸間の接続点に互いに逆方向で且つ同じ大
きさの揺動運動が与えられるように懸架素子の支持剛性
及び支持位置を整合させるものであり、これによって、
接続点の変位を抑制し、その耐久性を向上することがで
きた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の技術では、接続点自体の揺動
を小さく抑えることは可能であるが、発進トルクや推進
軸トルクによる駆動軸自体の変位(傾き)を防止するこ
とはできない。そして、カルダンジヨイント等の自在継
手を備えた推進軸においては、そのジヨイントアングル
により生じる2次偶力によって騒音や振動が発生してし
まうが、これら騒音や振動は、特に、上記終減速装置の
変位に伴う駆動軸の傾きによって増大してしまい、大き
な問題となっていた。
そこで、この発明は、このような従来の技術における未
解決の課題に着目してなされたものであり、推進軸に接
続される駆動軸の変位(傾き)を極力小さくすることが
できる車両用終減速装置の懸架構造を提供することを目
的としている。
〔課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、請求項(1)記載の発明は
、推進軸に連結され且つ車両前後方向に延びる駆(7)
推進軸に連結され且つ車両幅方向に延びる駆動輪車軸に
連結され且つ車両幅方向に延びる駆動輪車軸において、
前記駆動軸周りの反力トルクと前記駆動輪車軸周りの反
力トルクとによって前記車両用終減速装置にローリング
変位のみが生じるように、支持位置を整合させて前記車
両用終減速装置を弾性的に車体に懸架した。
また、上記目的を達成するために、請求項(2)記載の
発明は、推進軸に連結され且つ車両前後方向に延びる駆
(7)推進軸に連結され且つ車両幅方向に延びる駆動輪
車軸に連結され且つ車両幅方向に延びる駆動輪車軸にお
いて、前記駆動軸周りの反力トルクと前記駆動輪車軸周
りの反力トルクとによって前記車両用終減速装置にロー
リング変位のみが生じるように、支持位置及び支持剛性
を整合させて前記車両用終減速装置を弾性的に車体に懸
架した。
そして、上記目的を達成するために、請求項(3)記載
の発明は、推進軸に連結され且つ車両前後方向に延びる
駆(7)推進軸に連結され且つ車両幅方向に延びる駆動
輪車軸に連結され且つ車両幅方向に延びる駆動輪車軸に
おいて、前記車両用終減速装置を、第1.第2及場合に
、前記第4の支持点で弾性的に車体に懸架するとともに
、前記第1及び第2の支持点間に前記駆動軸に平行なロ
ール軸を設定し、そして、前記第2の支持点は、前記第
1の支持点よりも車両後方であって、前記駆動軸周りの
反力トルク及び前記駆動輪車軸周りの反力トルクの台底
トルクベクトルに直交し且つ前記第1の支持点を通る第
1の合成トルク支持面と、車両幅方向に延びる軸に直交
し且つ前記ロール軸を含む車軸平面とで鋭角に挟まれた
領域内に位置し、さらに、前記第3の支持点は、前記第
1の合成トルり支持面を挟んで前記第2の支持点と逆側
であって、前記車軸平面を挟んで前記第2の支持点と同
し側に位置するようにした。
さらに、請求項(4)記載の発明は、推進軸に連結され
且つ車両前後方向に延びる駆動軸の回転力を、駆動輪に
連結され且つ車両幅方向に延びる駆動輪車軸に連結され
且つ車両幅方向に延びる駆動輪車軸において、前記車両
用終減速装置を、第1.第2及場合に、前記第4の支持
点で弾性的に車体に懸架するとともに、前記第1及び第
2の支持点間に前記駆動軸に平行なロール軸を設定し、
そして、前記第2の支持点は、前記第1の支持点よりも
車両後方であって、前記駆動軸周りの反力トルク及び前
記駆動輪車軸周りの反力トルクの合成トルクベクトルに
直交し且つ前記第1の支持点を通る第1の合成トルク支
持面と、車両幅方向に延びる軸に直交し且つ前記ロール
軸を含む車軸平面とで鋭角に挟まれた領域内に位置し、
さらに、前記第3の支持点は、前記合成トルクベクトル
に直交し且つ前記第2の支持点を通る第2の合成トルク
支持面を挟んで前記第1の支持点と逆側であって、前記
車軸平面を挟んで前記第1の支持点と同じ側に位置する
ようにした。
そして、請求項(5)記載の発明は、上記請求項(3)
又は(4)記載の発明において、ロール軸と第1の支持
点との間の車両幅方向距離をX1、前記ロール軸と第2
の支持点との間の車両幅方向距離をX2、前記ロール軸
と第3の支持点との間の車両幅方向距離をX3、第1の
合成トルク支持面と第2の合成トルク支持面との間の距
離をLz、前記第2の合成トルク支持面と合成トルクベ
クトルに直交し且つ前記第3の支持点を通る第3の合成
トルク支持面との間の距離を123、前記第3の合成ト
ルク支持面と前記第1の合成トルク支持面との間の距離
をL1、前記第1.第2及場合に、前記第4の支持点の
支持剛性をに+、kz及びに3、とした場合に、k+ 
 :kz  :k。
1         1         1X113
IlI□  Xzffi +□lz+   Xylzx
Ry・・・・・・(1) という関係を満足するように、前記第1.第2゜第3の
支持点の支持位置及び前記支持剛性kl+k1、k2を
整合させた。
また、請求項(6)記載の発明は、上記請求項(3)若
しくは(4)のいずれかに記載の発明において、ロール
軸を、駆動軸の軸心に一致させた。
さらに、請求項(7)記載の発明は、推進軸に連結され
且つ車両前後方向に延びる駆動軸の回転力を、駆動輪に
連結され且つ車両幅方向に延びる駆動輪車軸に連結され
且つ車両幅方向に延びる駆動輪車軸において、前記駆動
軸周りの反力トルクと前記駆動輪車軸周りの反力トルク
とによって前記車両用終減速装置に前記駆動軸周りのロ
ーリング変位のみが生じるように、支持位置及び支持剛
性を整合させて前記車両用終減速装置を弾性的に車体に
懸架した。
そして、請求項(8)記載の発明は、推進軸に連結され
且つ車両前後方向に延びる駆動軸の回転力を、減速歯車
装置を介して、駆動輪に連結され且つ車両幅方向に延び
る駆動輪車軸に連結され且つ車両幅方向に延びる駆動輪
車軸において、前記車両用終減速装置を第1.第2及場
合に、前記第4の支持点で弾性的に車体に懸架するとと
もに、前記駆動輪車軸の軸心を挟んで前記第1の支持点
を車両前側に配置し且つ前記第2の支持点を車両後側に
配置し、前記駆動軸の軸心を挟んで前記第3の支持点を
前記減速歯車装置の減速大歯車とは逆側に配置し且つ前
記第2の支持点を減速大歯車側に配置し、さらに、前記
第1.第2及場合に、前記第4の支持点のそれぞれの支
持剛性をに、、に2及びに3、前記駆動軸周りの反力ト
ルクTRと前記駆動輪車軸周りの反力トルクTPとの比
T p / T Rをζ2、前記第1及場合に、前記第
4の支持点間の車両幅方向の距離をeI、前記駆動軸の
軸心線及び前記第3の支持点間の車両幅方向の距離をe
2、前記第2及場合に、前記第4の支持点間の車両幅方
向の距離をe、前記第1及び第2の支持点間の車両前後
方向の距離をd、前記第1及場合に、前記第4の支持点
間の車両前後方向の距離をd2場合に、 とした という関係を満足するように、前記第1.第2゜第3の
支持点の支持位置及び前記支持剛性kl+に2.に3を
整合させた。
なお、上記(2)及び(3)式の関係を厳密に満足しな
い場合であっても、顕著な効果が期待できる。
例えば、請求項(9)記載の発明のように、前記駆動輪
車軸の軸心を挟んで前記第1の支持点を車両前側に配置
し且つ前記第2及場合に、前記第4の支持点を車両後側
に配置し、前記駆動軸の軸心を挟んで前記第1及場合に
、前記第4の支持点を前記減速歯車装置の減速大歯車と
は逆側に配置し且つ前記第2の支持点を減速大歯車側に
配置した場合には、前記第3の支持点の支持剛性を、前
記第1及び第2の支持点の支持剛性よりも相対的に低く
すればよく、請求項0■記載の発明のように、前記駆動
輪車軸の軸心を挟んで前記第1及場合に、前記第4の支
持点を車両前側に配置し且つ前記第2の支持点を車両後
側に配置し、前記駆動軸の軸心を挟んで前記第3の支持
点を前記減速歯車装置の減速大歯車とは逆側に配置し且
つ前記第1及び第2の支持点を減速大歯車側に配置した
場合には、前記第1の支持点の支持剛性を、前記第2及
場合に、前記第4の支持点の支持剛性よりも相対的に低
くすればよく、請求項(11)記載の発明のように、前
記駆動輪車軸の軸心を挟んで前記第1及場合に、前記第
4の支持点を車両前側に配置し且つ前記第2の支持点を
車両後側に配置し、前記駆動軸の軸心を挟んで前記第1
及場合に、前記第4の支持点を前記減速歯車装置の減速
大歯車とは逆側に配置し且つ前記第2の支持点を減速大
歯車側に配置し、前記第1及場合に、前記第4の支持点
間の車両幅方向の距離を零とした場合には、前記第1及
場合に、前記第4の支持点の支持剛性を、前記第2の支
持点の支持剛性よりも相対的に低くすればよい。
また、請求項(12)記載の発明のように、上記請求項
(9)乃至(11)のいずれかに記載の発明において、
第1、第2及場合に、前記第4の支持点を上述したよう
に配置した場合であっても、上記(2)及び(3)式を
満足するようにしてもよい。
請求項(13)記載の発明では、上記請求項(8)乃至
面のいずれかに記載の発明において、第1.第2及場合
に、前記第4の支持点を、前記駆動軸の軸心を含む平面
内に配置するようにした。
また、請求項(13)記載の発明のように、上記請求項
(3)乃至(6)、 (8)乃至(13)のいずれかに
記載の発明において、前記第1.第2及場合に、前記第
4の支持点を、駆動軸の支持点で前記車両用終減速装置
を懸架した場合には、前記第4の支持点の支持剛性を、
前記第1.第2及場合に、前記第4の支持点の支持剛性
よりも相対的に低くする。
〔作用〕
先ず、本発明の作用を容易に理解するために、その理論
的背景について説明する。
第6図は、車両用の終減速装置の概略平面図であ、す、
この終減速装置1は、そのケース内に、車両前後方向に
延びる駆動軸2と、この駆動軸2の右端側に形成された
減速小歯車3と、この減速小歯車に噛合して駆動軸2の
回転力を減速し且つ方向を変える減速大歯車4と、この
減速大歯車4の回転力の左右に出力する出力軸5と、を
備えている。この場合、減速小歯車3と減速大歯車4と
で減速歯車装置が構成される。
そして、駆動軸2の左端部は、図示しない推進軸に、自
在継手6を介して連結されていて、これにより、エンジ
ン(図示せず)で発生した回転力は、推進軸及び自在継
手6を介して、駆動軸2に伝達される。
また、左右の出力軸5は、左右の駆動輪に連結され且つ
車両幅方向に延びる駆動輪車軸(図示せず)に、自在継
手7を介して連結され、これにより、出力軸5の回転力
は、自在継手7及び駆動輪車軸を介して、駆動輪に伝達
される。
そして、終減速装置1は、三つの支持点St。
S2及びS、で弾性的に車体(図示せず)に懸架されて
いる。
ここで、推進軸から人力されるトルクをM、終減速装置
の終減速比をことすると、出力軸5にはζMのトルクが
掛かる。
また、終減速装置1が、駆動軸2周りのトルクMによっ
てローリングしようとすると、出力軸5と駆動輪車軸と
の間には、自在継手7によって角度の相対変化が生じる
この時、自在継手7には、ζMのトルクが掛かっている
ので、出力軸5と駆動輪車軸とを直線状態に戻す方向、
即ち、トルクMとは反対の方向に、ζMに比例した摩擦
トルクが生じる。トルクζMに対するその摩擦トルクの
比をμ2とすると、この摩擦トルクはμ2 ζMとなる
従って、終減速装置1には、車両前後方向に延びる軸周
りに、トルクM及び摩擦トルクμ2 ζMが合わさった
トルク、即ち、(1−μ2ζ)Mの反力トルクが掛かる
ことになる。
同様に、終減速装置1が、駆動輪車軸周りのトルクζM
によってピッチングしようとすると、推進軸と駆動軸2
との間には、自在継手6によって角度の相対変位が生じ
る。
この時、自在継手6には、Mのトルクが掛かつているの
で、推進軸と駆動軸2とを直線状態に戻す方向、即ち、
トルクζMとは反対の方向に、Mに比例した摩擦トルク
が生じる。トルクMに対するその摩擦トルクの比をμm
 とすると、この摩擦トルクはμmMとなる。
従って、終減速装置1には、車両幅方向に延びる軸周り
に、トルクζM及び摩擦トルクμ、Mが合わさったトル
ク、即ち、(ζ−μm)Mの反力トルクが掛かることに
なる。
ここで、反力トルク(1−μ2ζ)MをロールトルクT
l+%反カトルク(ζ−μl)MをピンチトルクTPと
すると、これらロールトルクTi+及びピッチトルクT
Pの合成トルクTは、大きさが、T=M ((1−μ2
ζ)2+(ζ−μ ) 211/2・・・・・・(4) であって、方向が、車両幅方向に延びる軸に対する傾き
をtanαとすれば、 tanα=T)、 /Tp −(1−μ2 ζ)/(ζ−μm) ・・・・・・(5) となるベクトル(合成トルクベクトルと称す)になる。
そして、水平面上の任意の位置に終減速装置1の支持点
s、、S、及びS、を設置したときのそれら第1.第2
及場合に、前記第4の支持点St、SZ及びS3に掛か
る荷重を求める。
ここで、終減速装置1は、合成トルクベクトルT周りに
回転変位しようとするので、その合成トルクベクトルに
直交する平面を考え、その平面を合成トルク支持面と定
義する。
また、車両幅方向に延びる軸と直交する平面を車軸平面
、終減速装置1を最終的にローリングさせる時の中心軸
をロール軸と定義し、さらに、二つの直交座標系を考え
る。
一つめの座標系は、y軸とy軸とから構成されるxy座
標系であり、ロール軸自体をy軸(車両後方を正)とし
、第1の支持点Slを通る第1の合成トルク支持面SF
、とy軸との交点を原点○とする。そして、y軸を含む
水平面内で、原点○を通りy軸に直交して車両幅方向に
延びる軸をy軸(車両左側を正)とする。
もう一つの座標系は、U軸とy軸とから構成されるuv
座標系であり、xy座標系と原点を同じくし、第1の合
成トルク支持面SF、とy軸を含む水平面との交わる線
をy軸(車両左側を正)とする。
そして、このy軸に直交し、y軸を含む水平面に含まれ
る軸をU軸(車両左側を正)とする。
xy座標系における第1の支持点S1.第2の支持点S
2及場合に、前記第4の支持点S3の座標をそれぞれ、 S +(X +、y+)、5Z(X21yz)、53(
X3+y3)とし、uv座標系における第1の支持点S
8.第2の支持点S2及場合に、前記第4の支持点S3
の座標をそれぞれ、 S +(0、v 1)、5z(u 21 V z)、S
 3(u 31 V 3)とする。
ここで、合成トルクTが掛かったときに第1゜第2及場
合に、前記第4の支持点s、、S、及びS3のそれぞれ
に掛かる支持反力P、、P2及びP3  (上向きを正
)を求めるため、uv座標系における力及びモーメント
の釣り合いの方程式をたてると、各支持反力の釣り合い
から、 P+ +PR+P3 =O・・・・・・(6)となる。
また、U軸周りのモーメントの釣り合いから、vl  
P 1 + Vz P 2 + V3 P 3 =T 
 ”=”(7)となり、V軸周りのモーメントの釣り合
いから、uz Pz +u2 P3 =O−・・・(3
)となる。
従って、これら(6)〜(8)式を連立方程式として解
けば、各支持反力P+””Pzは下記の(9)1〜(9
)。
式のようになる。
u3(Vz   V )   uz(Vz   V+) 次に、第1.第2及場合に、前記第4の支持点St、S
2及びS3に上記荷重P1.Pz及びP3が掛かったと
きに、終減速装置1にローリング変位のみが生じる条件
を求める。
第7図は、終減速装置1が、ピッチングをせずロール軸
であるy軸を中心にローリングのみをしている理想的な
状態における第1.第2及場合に、前記第4の支持点s
、、S2及びS3を、車両前方から見たxz座標に示し
た図である。
なお、Z軸は、原点0を通り、車両上下方向に延びる軸
であって、上側を正としている。また、第7図中、Zl
+  ZZ及びZ3は、第1.第2及場合に、前記第4
の支持点S2,32及びS3の上下方向変位である。
このxz座標系において、理想的な位置にある第1.第
2及場合に、前記第4の支持点Sz 、 3K及びS3
のy軸からの傾きが全て等しいことから、X+    
  Xt      Xzが成立する。
そして、第1.第2及場合に、前記第4の支持点S1、
S2及びS3のそれぞれの支持剛性をkt、kg及びに
3とすると、上下方向変位置□+Z2及びz3は、下記
の(11)、 、 C11)2及び(II):lのよう
になる。
P。
zl= に1 T            uz   uzu 3(V
 !  V +)  u z(V 3  V +)  
   k I・・・・・・(If)+ 2 T              us u 3(V z  V +)  u z(V z  V
 +)    k z・・・・・・(n)z 3 T              uz ui(Vz  V+)   uz(Vs  V+)  
  ks・・・・・・OL 従・って、上記(10)式は、上記GO+〜(1(13
式によって、下記の(12)式のように表せる。
uz    u3        Ll:+     
     uzX I         X2    
     X3つまり、上記(12)式が成立すれば、
終減速装置lにはローリング変位のみが生じることにな
る。
従って、請求項(1)記載の発明のように、終減速装置
1の各支持位置(上記0′IJ式中のXl+  X2X
3+u2及びu、)を適宜整合させるか、若しくは、請
求項(2)記載の発明のように、終減速装置1の各支持
位置及びそれらの支持剛性(上記(12)式中のkl+
に2及びに、)を適宜整合させれば、上記(12)式は
成立若しくは略威立するようになるから、駆動軸周りの
反力トルクであるロールトルクTPIと駆動輪車軸周り
の反力トルクであるピッチトルクTPとによって、終減
速装置1には、ローリング変位のみが生じるようになり
、終減速装置1にワインドアップは生じないから、推進
軸と駆動軸との折れ角は極小さくて済む。
次に、第1の支持点S1を任意の位置に設置したときに
、上記(12)式の全項が同符号になるための第2の支
持点S2及場合に、前記第4の支持点S3の位置上の制
約条件を求める。
ロール軸であるy軸を基準にした第1.第2及場合に、
前記第4の支持点St、Sz及びS3の位置は、第8図
(a)乃至(d)に示すように4通り考えられる。
つまり、y軸の左側に3点全てが存在する場合(第8図
(a)参照)と、y軸の左側に2点、yIt11]の右
側に1点が存在する場合(第8図(b)参照)と、y軸
の左側に1点、y軸の右側に2点が存在する場合(第8
図(C)参照)と、y軸の右側に3点全てが存在する場
合(第8図(d)参照)とであり、以下、それぞれの場
合について検討する。
(I)3点全てがy軸の左側にある場合上記(12)式
において、 XI、X2 、Xz >Q で、且つ、 k1、kz  k:+>0 であるので、上記(12)式の全項の符号が正である場
合、aの弐の第1項より、 u 2> u 3              −−Q
3Lであり、(12)式の第2項及場合に、前記第4項
より、u、〉0 且つ u 2 < O・・・”’(1
3)zとなるが、これら(13)、及び(13)2式は
矛盾する。
一方、上記(12)式の全項の符号が負である場合、(
12)弐の第1項より、 uz <u3          ・・・・・・(13
)3であり、(12)式の第2項及場合に、前記第4項
より、u3<O且つ uz〉O・・・・・・(13)4
となるが、この(13):l及びq3)4式も矛盾する
従って、3点全てがy軸の左側にある場合は、上記(1
2)式は成り立たない。
(■)2点がy軸の左側、1点がy軸の右側にある場合 先ず、第1.第2及場合に、前記第4の支持点S、、S
2及びS3は可換であるので、y軸の右側の支持点をS
3、左側の支持点をS2.S3とする。
上記(12)式において、 X、<o、Xz >o、Xz >Q で、且つ、 k1、  k2+  k3  >0 であるので、上記(12)式の全項の符号が正である場
合、(12)式の第1項より、 uz  u3<0 第2項より、 u3〉0 第3項より、 −u2>Q であるから、 uz <O<u3        ・・・・・・(13
)。
となる。
また、上、rc!a2)式の全項の符号が負である場合
、(12)式の第1項より、 uz −u= >0 第2項より、 u、〈0 第3項より、 uz<0 であるから、 u3< O< uz−・”G3)6 となる。
上記(13)、及び(13)6式より、y軸より左側の
2点は、第1の支持点Slを通る第1の合成トルク支持
面SF、を挟んで互いに逆側に位置しなければならない
そして、第2及場合に、前記第4の支持点S2及びS3
は可換であるから、第1の合成トルク支持面SF。
を挟んで、第2の支持点S2を車両右側とし、第3の支
持点S、を車両左側とすれば、第2の支持点S2に関し
ては、 Xz >o  且つ uz〈O であり、第3の支持点S、に関しては、X、3〉0 且
つ u3〉0 でなければならない。
(■)1点がy軸の左側、2点がy軸の右側にある場合 上述したように、第1.第2及場合に、前記第4の支持
点S、、S2及びS3は可換であるので、y軸の右側の
支持点をS1、S’1、左側の支持点を32とする。
上記(12)式において、 XI <o、 X2 >o、 XI <。
で、且つ、 k+ 、kg 、に:+ >0 であるので、上記(12)式の全項の符号が正である場
合、(12)式の第1項より、 uz−u:I<0 第2項より、 u、〉0 第3項より、 uz〈0 であるから、 0 < u z < u、3        +・・+
+・Q3LIとなる。
また、上記09式の全項の符号が負である場合、(12
)式の第1項より、 uz   u3>0 第2項より、 u、<0 第3項より、 −u、  >0 であるから、 u 3 < u z < O・”−(13)eとなる。
第1及場合に、前記第4の支持点S1及びS3は可換で
あるので、第2の支持点S2を通る第2の合成トルク支
持面SF、を挟んで車両左側を第1の支持点S1、車両
右側を第3の支持点S3とすれば、上記(13)8式よ
り、第2の支持点S2に関しては、X2〉0 且つ u
z〈0 であり、第3の支持点S3に関しては、x*<O且つ 
u3 <。
でなければならない。
(■)3点が全てy軸の右側にある場合上記(12)式
において、 XI 、  Xz 、  X3 <0 で、且つ、 k+ 、  kg 、  kz > 0であるので、上
記(12)式の全項の符号が正である場合、(12)式
の第1項より、 u、 <u3          ・・・・・・(13
)。
であり、(12)式の第2項及場合に、前記第4項より
、us<O且つ uz〉0   ・・・・・・0馳。
となるが、これら(13)、及びa3)1゜式は矛盾す
る。
一方、上記(12)式の全項の符号が負である場合、(
12)式の第1項より、 u z > u s            ”’ ・
・’OL +であり、(12)式の第2項及場合に、前
記第4項より、u、〉0 且つ u 2< O・・・−
(13Lzとなるが、この(13)□及び(13) 、
、式も矛盾する。
従って、3点全てがy軸の右側にある場合は、上記(1
2)式は成り立たない。
以上の(1)〜(IV)の証明から、終減速装置1が、
車両幅方向軸周りに回転変位せず、車両縦方向軸周りに
のみ回転変位する、即ち、ローリング変位のみするため
の第1乃至第3の支持点S。
〜S3の位置における必要条件(上記(12)式の全項
が同符号になるための条件)は、以下のようにまとめら
れる。
即ち、ロール軸であるy軸を挟んで車両右側に第1の支
持点S1、y軸を挟んで車両左側に第2の支持点S2及
場合に、前記第4の支持点S、を設置する場合には、第
2の支持点S2は、第1の合成トルク支持面S F +
よりも、車両右側に設置する必要がある。つまり、第2
の支持点S2は、第1の支持点SIよりも車両後方であ
って、第1の合成トルク支持面SF、と、y軸(ロール
軸)を含む車軸平面とで鋭角に挟まれた領域(第9図(
a)の斜線領域)内に位置していなければならない。
そして、第3の支持点S、をy軸よりも車両左側に配置
するときには、第3の支持点S3は、第1の合成トルク
支持面SF、より車両左側に設置されなければならず(
請求項(3)記載の発明に対応する)、第3の支持点S
、をy軸よりも車両右側に配置するときには、第3の支
持点S、は、第2の支持点を通る第2の合成トルク支持
面SF2よりも車両右側に配置されなければならない(
請求項(4)記載の発明に対応する)。つまり、第3の
支持点S3は、第9図(ロ)の斜線領域外に配置する必
要がある。
従って、終減速装置1を、第1.第2及場合に、前記第
4の支持点S、、S2及びS3で弾性的に慇架するとと
もに、それら各支持点S+ 、S2及びS3の支持位置
を、請求項(3)記載の発明、若しくは、請求項(4)
記載の発明のように整合させると、上記(12)式の全
項は同符号となり、合成トルクTが生しても、終減速装
置lは、ピッチング変位し難く、従ってワインドアップ
は極小さくて済む。
第10図(a)は、各支持点S、−S、の支持位置を上
記制約条件に従って配置した一例を示し、第10図(b
)は、制約条件に適合せずに配置した一例を示している
第10図(a)の場合、上記(12)弐の第1項は、u
z  uz>0  且つ X、 <0であるから負とな
り、第2項は、 u3く0 且つ X2〉0 であるから負となり、第3項は、 uZく0 且つ x3<0 であるから負となるので、第10図(a)を車両前側か
ら見た図である第10図(C)に示すように、各支持点
S、−S、のy軸からの傾きの符号は等しくなる。
また、第10図(b)の場合、上記(12)式の第1項
は、uz −u、 >Q  且つ x、 <0であるか
ら負となり、第2項は、 u3〈0 且つ X2〉0 であるから負となり、第3項は、 uZ〉0 且つ x:+<0 であるから正となるので、第10図(b)を車両前側か
ら見た図である第1O図(d)に示すように、第3の支
持点S3の傾きの符号は第1及び第2の支持点S1及び
S2の傾きの符号と違ってしまう。
従って、制約条件に従って配置した場合のロール軸であ
るy軸の前と後ろのZ方向変位(第10図(C)中の1
2)は、制約条件に適合させずに配置した場合のy軸の
前と後ろのZ方向変位(第10図(d)中の2□)に比
べて、明らかに小さくなる。
即ち、制約条件に従って配置した場合のy軸の傾きは、
制約条件に適合させずに配置した場合のものより明らか
に小さい。
次に、上述した支持位置の制約条件で第1.第2及場合
に、前記第4の支持点S+ 、S2及びS、を配置した
ときに、終減速装置1のピッチング変位を零にするため
の各支持点S、−S3の支持剛性に、〜に3を求める。
上記(12)式を変形すると、 uz    u:+        u:+     
     uzk         kz      
  kyとなるので、各支持剛性に1〜に:lの比を求
めると、 kl:kz  :1’(:1 XI        X2      Xiとなる。こ
こで、第1の支持点S1及び第2の支持点32間のU方
向距離(第1の合成トルク支持面S F I及び第2の
合成トルク支持面SF2間の距離)を乏、2、第2の支
持点S2及場合に、前記第4の支持点S3間のU方向距
離(第2の合成トルク支持面SF2及場合に、前記第4
の合成トルク支持面SF、間の距離)をL3、第3の支
持点S3及び第1の支持点S1間のU方向距離(第3の
合成トルク支持面SF3及び第1の合成トルク支持面S
F、間の距離)をE3.とし、ロール軸としてのy軸と
第1の支持点SIとの間のX方向距離をXI、y軸と第
2の支持点S2との間のX方向距離をX2、y軸と第3
の支持点S3との間のX方向距離をX3とすると、 i1□− f!1− X  = X3 = であるから、 k、:k。
之23 X、ffi。
uZ      1z3= 3 x、      X、= 3 結局、上記05)式は、 :に3 ffi31   lI□ Xz  X:1 x2p、□123 uZ  −u3 2 X3f22313 ・・・・・・06) X。
11゜ 2 となる。
つまり、第1.第2及場合に、前記第4の支持点S、、
S2及びS、を、第9図(b)に示すような支持位置に
配置するとともに、各支持点S+ 、S2及びS、の支
持剛性に1.kg及びに3を、上記06)式(上記(1
)式と同じ)又は07)式を満足するように整合させれ
ば(請求項(5)記載の発明に対応)、終減速装置1に
は、y軸を中心としたローリング変位のみが生じること
になる。
また、請求項(6)記載の発明であれば、終減速装置1
には、駆動軸2周りのローリング変位のみが生じるから
、駆動軸2の変位(傾き)はほとんど生じない。
さらに、請求項(7)記載の発明であれば、駆動軸周り
の反力トルクと駆動輪車軸周りの反力トルクとによって
終減速装置にローリング変位のみが生じるように、支持
位置及び支持剛性を整合させて終減速装置を弾性的に車
体に懸架させたため、それら反力トルクの影響を受けて
終減速装置が変位しても、駆動軸の変位((IJiき)
は抑えられる。
第11図は、請求項(8)乃至0褐記載の発明の詳細な
説明するための図であり、以下、その理論的な背景につ
いて説明する。
即ち、第1の支持点S1を出力軸5の軸心(図示しない
駆動輪車軸の軸心と一致)を挟んで車両前側(図中左側
)に配置し、第2の支持点S2を出力軸5の軸心を挟ん
で車両後側(図中右側)で且つ駆動軸2の軸心を挟んで
減速大歯車4側(図中下側)に配置し、第3の支持点S
3を駆動軸2の軸心を挟んで減速大歯車4とは逆側(図
中上側)に配置し、また、第1の支持点SI及場合に、
前記第4の支持点33間の車両幅方向(図中、上下方向
)の距離をe1、駆動軸2の軸心線及場合に、前記第4
の支持点33間の車両幅方向の距離を82、第2の支持
点S2及場合に、前記第4の支持点33間の車両幅方向
の距離をe、第1の支持点S1及び第2の支持点S2間
の車両前後方向(図中、左右方向)の距離をd、第1の
支持点S1及場合に、前記第4の支持点S3間の車両前
後方向の距離をdi、第1の支持点SIを通り且つ出力
軸5に平行な軸をy軸(車両左側を正)、第3の支持点
S3を通り且つ駆動軸2に平行な軸をy軸(車両後方を
正)、y軸及びy軸の交点を原点01とする。
さらに、駆動軸2周りの反力トルクであるロールトルク
TRと、出力軸5周りの反力トルクであるピッチトルク
Tpとの比(TP /’r、l)をζ2、第1乃至第3
の支持点S、〜S3に働く支持反力をそれぞれP1〜P
3とする。
なお、推進軸及び駆動軸2間の自在継手によって生しる
摩擦トルク(第6図に示したμ、M)と、出力軸5及び
駆動輪車軸間の自在継手によって生じる摩擦トルク(第
6図に示したμ2ζM)との影響がなければ、トルク比
ζ2は、P:減速装置1の終減速比ζに等しくなる(つ
まり、TP=M、TP=ζMとなる)。
そして、y軸周りの力の関係を示すと、下記の08)1
式のようになる。
Tl  e lP 1   e P 2 = O・・”
”(18Lまた、第2の支持点S2を通り且つy軸に平
行な軸周りの力関係を示すと、下記の08)2式のよう
になる。
d P+ +Tp + (d  dz ) P:l =
0・・・・・・08)2 なお、ここでは、終減速装置1の重量を無視している。
これは、車両が1速や2速で急加速を行った場合、ロー
ルトルクTPやピッチトルクTpは、終減速装置1の重
量により生ずるトルクに比べて、はるかに大きいからで
ある。
そして、第1乃至第3の支持点5l−33に働く支持反
力P、〜P、には、−上記(6)式の関係があるから、
上記(6)、 (18)l及び08)□式を、P1〜P
3について解けば、下記の09)、 、 09)2及び
09)3式が得られる。
また、 原点○を通り且つy軸及びy軸の両方にD=−(e−e
z)  (d−d2)PIE= (end + (ez
  e+)dz)PzF=(e   ez)dP:+ である。
さらに、上記(25)及び(26)式を整理すると、下
記の(27)及び(28)式(上記(2)及び(3)式
と同一である)が得られる。
k3  ez  e+   P+ に、’    ez     P。
k3  ez   e   P:1 k 2     e 2     P 2つまり、第1
〜第3の支持点81〜S3の支持剛性に1〜に3と支持
位置(即ち、第11図に示すe+  e、、ez+  
d+  d2)とを、上記(27)及び(28)式を満
足するように整合させれば、終減速装置1の変動に関わ
りなく、駆動軸2の軸心線の変位は防止される。
従って、請求項(8)記載の発明であれば、駆動軸2周
りの駆動軸トルクによって終減速装置lに発生するロー
リング変位と、駆動輪車軸6周りの発進トルクによって
#!!−減速装置1に発生するピッチング変位とが、駆
動軸2の軸心線上で相殺されることになるから、駆動軸
2の変位(推進軸に対する相対的な傾き)は防止され、
駆動軸2と推進軸との間の接合部分に振動や騒音の原因
となる曲げ力等は生しない。
次に、e、e、、d>Oであると共に、各支持点S l
”” S 3の支持剛性は全て正であることから、上記
(27)及び(28)式が共に成立する場合について考
える。
先ず、(27)式ニツイテ考えると、k:+/に+>0
であることから、(1)式の右辺が正となる場合は、■
: 1−e、/e2>0 且つ −ζ2+ζz e I/ e + d / e 
> 0且つ ζ、 + d 、 / e −d / e
 > 0■:1e+/e2>Q 且つ −ζ2+ζ2 el/e+ d/e<0且つ ζ
2 + d z / e  d / e < 0■:1
e+/ez<Q 且つ −ζ2+ζze 1/ e + d / e <
 0且つ ζ、+d、/e−d/e>0 ■:1e+/ex<Q 且つ −ζ2+ζz e + / e + d / e
 > 0且つ ζ2+d、/e−d/e<0 である。
■〜■のそれぞれについて検討してみる。
■が成立するには、 e、                      e
    eが真の場合であるが、この条件は真である。
て、上記■は成立する。
■が成立するには、 従っ ez                     e 
   e            eが真の場合である
が、この条件は偽である。従って、上記■は成立しない
■が成立するには、 ez            e          
  eが真の場合であるが、この条件は真である。
て、上記■は成立する。
■が成立するには、 従つ e、                  e    
eが真の場合であるが、この条件は真である。従って、
上記■は成立する。
次に、上記(2日)式について考える。
ここで、el+dZ≧0(但し、el及びd2が共に零
となる場合は、第1の支持点S1及場合に、前記第4の
支持点S、の支持位置が一致してしまい、有りえないた
め、除外する。)という条件を加えると、上記(28)
式右辺中のζze+/ e +d2/eは、常に正にな
る。
従って、上記(28)式が成立する条件は、■:1−e
/ez>Q 且つ ζ2−ζze+/e  d/e >Q■:1−e
/e、<0 且つ ζ2−ζze+/e  d/e <Qである。
これら■及び■を、上記■、■及び■と比較し易いよう
に変形すると、 ez e               e ez                  e    
    eとなる。
つまり、上記(27)及び(28)式が共に成立するに
は、上記の、■、■と、上記■、■との間で、矛盾しな
い組み合わせが存在すればよい。
そして、上記■及び■の後半の条件に着目すれば、■と
■の組み合わせ、及び■と■の組み合わせが矛盾しない
ことが判る。
■及び■が共に成立する条件は、 e   e          e が真の場合である。
この条件が真となる第1の例として、例えば、トルク比
ζ2−(ζ−μ、)/(1−μ2ζ)であることから、
終減速比ζを適宜選定してトルク比ζ2を4とすると共
に、 e   4.  e   2.ez  2.  eとし
た場合が考えられ、上記(27)及び(28)式から、
kl  :に2:に、、 =4 :3 : 1となる。
また、上記条件が真となる第2の例として、トルク比ζ
2を4とすると共に、 とした場合が考えられ、上記(27)及び(28)式か
ら、k、:に2 :に3=15:1 となる。
上記二つの例では、e、<<e(若しくは、e−〇)で
d2=dであることから、第1.第2及場合に、前記第
4の支持点S1.Sz及びS3の支持位置は、請求項(
9)に記載の発明に対応する。
このことから、上記(27)及び(28)弐を厳密に満
足しない場合であっても、請求項(9)記載の発明のよ
うに、各支持点S、、S2及びS3を上述したように配
置すると共に、第3の支持点S3の支持剛性に3を、第
1の支持点S、の支持剛性に1及び第2の支持点S2の
支持剛性に2よりも相対的に低くすれば、駆動軸2周り
の駆動軸トルクによって終減速装置1に発生するローリ
ング変位と、駆動輪車軸周りの発進トルクによって終減
速装置1に発生するピッチング変位とが、駆動軸2の軸
心線上で略相殺されるようになり、駆動軸2の変位(推
進軸に対する相対的な傾き)は低減し、駆動軸2と推進
軸との間の接合部分に振動や騒音の原因となる曲げ力等
は殆ど生しない。
また、上記の及び■を満足する第3の例として、例えば
、トルク比ζ2を4とすると共に、とした場合が考えら
れ、上記(27)及び(28)式から、kl :kz 
 :に3=1:2: 1となる。
この例では、el =0でd2くくdであることから、
第1.第2及場合に、前記第4の支持点S1、S2及び
S3の支持位置は、請求項(I+)記載の発明に対応す
る。
このことから、上記(27)及び(28)弐を厳密に満
足しない場合であっても、請求項01)記載の発明のよ
うに、各支持点St 、Sz及びS3を上述したように
配置すると共に、第1の支持点S1の支持剛性に1及場
合に、前記第4の支持点S、の支持剛性に、を、第2の
支持点S2の支持剛性に2よりも相対的に低くすれば、
請求項(9)と同様の作用が得られる。
一方、■及び■が共に成立する条件は、   e である。この条件では、ez <e、であるから、第1
の支持点Slが、駆動軸2の軸心線を挟んで減速大歯車
5側に位置するようになり、d2<<dであるから、第
3の支持点S3が、駆動輪車軸4挟んで車両前側に位置
するようになる。
そこで、上記条件を満足する第1の例として、例えば、
トルク比ζ2を4とすると共に、とした場合には、上記
(27)及び(28)式から、k、:kz  :に3=
2:13:15となる。
さらに、この条件を満足する第2の例として、d2−0
とすれば、上記(27)及び(28)式から、k、:k
z  :に3=l15 となる。
これら例では、e+ =eでdz<<d(若しくは、d
2=O)であることから、第1.第2及場合に、前記第
4の支持点St、Sz及びS3の支持位置は、請求項(
10)記載の発明に対応する。
このことから、上記(27)及び(28)式を厳密に満
足しない場合であっても、請求項On)記載の発明のよ
うに、各支持点St、St及びS3を上述したように配
置すると共に、第1の支持点S1の支持剛性に、を、第
2の支持点S2の支持剛性に2及場合に、前記第4の支
持点S3の支持剛性に3よりも相対的に低くすれば、請
求項(9)と同様の作用を得ることができる。
なお、上記請求項(9)乃至(11)のいずれかに記載
の発明のように、各支持点S1.Sz及びS3を配置し
た場合であっても、当然に上記(27)及び(28)式
を満足するようにすれば(即ち、請求項(12)記載の
発明であれば)、上記請求項(8)記載の発明と同様の
作用が得られる。
また、請求項(13)記載の発明のように、各支持点S
、、S2及びS、を、駆動軸2の軸心線を含む平面内に
配置すれば、より厳密に上記(27)及び(28)式を
満足するようになるから、駆動軸2の変位はさらに小さ
くなる。
そして、請求項(13)記載の発明のように、第1〜第
3の支持点5l−3:lと共に、第4の支持点で終減速
装置1を懸架した場合であっても、その第4の支持点の
支持剛性を、その他の支持点SI+82及びS3の支持
剛性に、、kg及びに3よりも相対的に低くすれば、上
述した支持位置の制約条件や上記(27)及び(28)
弐を略満足するようになるから、駆動軸2が大きく変位
することは防がれる。
なお、終減速装置1を、車体に直接又は車体に対して剛
に取り付けられているメンバに懸架する場合は、終減速
装置1の変位のみを考えて、各支持点の支持位置及び支
持剛性を整合させればよいが、終減速装置1を、車体に
対して弾性的に取り付けられているメンバに懸架する場
合においては、メンバの変位を考慮した終減速装置1の
変位を考えて支持点の支持位置及び支持剛性を整合させ
なければならない。
ここで、請求項(5)に示した支持剛性に+、kz及び
に3の条件と、請求項(8)及びθ2)に示した支持剛
性に+ 、に2及びに3の条件とが、同し内容であるこ
と、即ち、上記06)式と、上記(27)及び(28)
弐とが実質的に同一であることを証明する。
第12図は、第6図に示した各合成トルク支持面S F
 +〜SF、と、第11図のxy座標系と同じであるX
y2座標系とを重ねて示すとともに、第6図のy軸(ロ
ール軸)を駆動軸2の軸心に一致させてyl軸として描
いた図である。
そして、上記06)式を、上記(27)及び(28)式
と同じ形に変形すると、下記の(29)及び(30)式
が得られる。
kx    X1j2z+42+z k+    X3  ’12xlz+ X*  lz+ に3   X2112123 kz    X3  Ez31z+ x:+  12+ また、k+ 、kg 、に3>0であるから、上記(2
7)及び(28)式は正値であるので、下記の(31)
及び(32)式のように表すことができる。
・・・・・・(31) ・・・・・・(32) つまり、上記(29)式と(31)式が等しく、且つ、
上記(30)式と(32)弐とが等しいことを導けば、
証明されたことになる。
そこで、各合成トルク支持面SF、、SF、及びSF3
のそれぞれの間の距離l12、C23及ヒ131を、χ
、yで表してみる。
即ち、各合成トルク支持面SF、、SF、及びSF3に
含まれ、且つ、第6図に示したV軸に平行な直線の方向
ベクトルは、V軸が合成トルクベクトルTに直交するこ
とから、(1,C2)である。
そして、任意の点(x+ 、y+ )を通り、方向ヘク
トルが(1,C2)の直線の方程式は、C2(x−x、
)−Cy−y+ )=。
であるから、 ζ2X  Y−ζz XI +3’+ =o  ・・・
・・・(33)となる。また、任意の点(xz、yz)
から、直線ax+by+c=oに下ろした垂線の足の長
さ10は、 である。
つまり、上記(33)から、a=ζz、b””1、C=
−ζzX++’)’+であるから、上記(34)式から
、距離p、□、12.及びLlは、下記の(35)(3
5L及び(35)3式のように表せる。
これら(35)、 、 (35)2及び(35)3座標
系に換算する。
即ち、第12図に示すように、 x、  −Xz  =e、  −e y+ −yz=Oa=  d 弐を、 Vz であるから、 上記(35) 式は、 となる。
また、 2 3 = e yz y3 =d 2 であるから、 上記(35) z 式は、 となる。
そして、 3 =O I 3 =d2 であるから、 上記(35)1 式は、 となる。
従って、 Ll −ζ2 I d2 ζ2e /e −d z/e I2 223 ζ、(e、−e)+d ζ、e−d+d2 ζze17e−ζ、+d/e ζz   d / e +dz/ e そして、上記(37)式を、上記(29)式に代入する
と、 k:l       XI   Lz kl     I3  f31 yz−ell 2 C2+ζzel/e  +d/e ζ!  +d2/e  d/e となり、 判る。
また、 ると、 上記(29)式と(31)式とが一敗することが上記(
38)式を、 上記(30)式に代入してみ に3 に2 L  f口 3121 e21  1 ζget/e+d、/eとなり、上記(
30)式と(32)式とが一致することが判る。
つまり、請求項(5)記載の発明において、ロール軸を
駆動軸2の軸心に一致させた場合における各支持点31
〜S3の支持位置及び支持剛性に、〜に3を整合関係は
、請求項(8)又は(12)記載の発明と実質的に同じ
結果になる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は本発明の第1実施例を示していて、
第1図は車両用の終減速装置1の一部破断側面図であり
、図中左方が車両前側である。第2図は終減速装置1の
一部破断側面図である。
なお、上述した第6図に示した構成と同等の部材には、
同じ符号を付してその説明を省略すると共に、終減速装
置lの内部構造は、第6図と同様であるため、その図示
は省略する。
駆動軸2の先端は、推進軸9の後端部に、カルダンジゴ
イント等の自在継手6を介して接続されていて、これに
より、図示しないエンジンの駆動力は、推進軸9及び自
在継手6を介して、駆動軸2に伝達される。
駆動軸2の回転力は、第6図に示した減速小歯車3及び
減速大歯車4で構成される減速歯車装置によって減速さ
れ且つ方向を変えられて、左右の出力軸5.5に伝達さ
れる。
そして、出力軸5.5の回転力は、自在継手7゜7を介
して、図示しない左右の駆動輪に連結された駆動輪車軸
8.8に伝達される。
このとき、終減速装置1には、駆動軸2と出力軸5とに
入力される反力トルク(第6図に示したM及びζM)の
他に、自在継手6及び7の屈曲抵抗トルク(第6図に示
した摩擦トルクμ3M及びμ2ζM)が入力される。こ
れは、自在継手6には駆動軸2に入力される回転力が、
自在継手7には出力軸5に人力される回転力が、それぞ
れ入力されるからである。
そして、自在継手6が屈曲されようとする方向は、終減
速装置1が出力軸5周りの反力トルクによってy軸と垂
直に交わる平面内で回転しようとするので、X軸周りで
ある。また、自在継手7が屈曲されようとする方向は、
終減速装置lが駆動軸2周りの反力トルクによってy軸
と垂直に交わる平面内で回転しようとするので、X軸周
りである。
従って、終減速装置1にかかる反力トルクは、X軸周り
には、駆動軸2に入力される回転力による反力トルクM
から、自在継手7による屈曲抵抗トルクを差し引いたも
のであり、X軸周りには、駆動輪車軸8に人力される回
転力による反力トルクから、自在継手6による屈曲抵抗
トルクを差し引いたもの士あるから、結局、駆動軸2周
りのトータルの反力トルクであるロールトルクTRは、
(I−μ2ζ)Mとなり、出力軸5(駆動輪車軸8)周
りのトータルの反力トルクであるピッチトルクTPは、
(ζ−μm)Mとなる。
一方、終減速装置1は、第1.第2及場合に、前記第4
の支持点St 、St及びS、において、図示しない車
体側に結合されているメンバ11及び12に懸架されて
いる。
第1の支持点S、は、ゴム等の弾性部材やピン等から構
成された弾性ブツシュ13を有し、これにより、終減速
装置1の一部をメンバ11に弾性的に懸架している。
また、第2の支持点S2及場合に、前記第4の支持点S
3のそれぞれは、第1の支持点Slと同様に、ゴム等の
弾性部材やビン等から構成された弾性ブツシュ14又は
15を介して、終減速装置lの一部をメンバ12に弾性
的に懸架している。
そして、第1乃至第3の支持点S + ”” S 3の
支持位置は、第9図(a)、 (b)に示した条件を満
足するように配置しである。つまり、終減速装置1のロ
ール軸は、第1の支持点S1及び第2の支持点S2間に
存在していて、第1の支持点Stを通る合成トルク支持
面は、第2の支持点S2よりも車両左側を通過し、且つ
、第2の支持点S2を通る合成トルク支持面は、第3の
支持点S3よりも車両左側を通過している。
このため、車両急発進等によって終減速装置1に変位が
生じても、駆動軸2はピッチング変位し難くなり、自在
継手6の角度変位を非常に小さく抑えられるから、振動
や騒音が低減される。また、自在継手6にたわみ継手を
用いた場合には、その角度変化が抑えられることから、
その耐久性が著しく向上することになる。
そして、第1乃至第3の支持点S、〜S3の支持位置と
ともに、それらの支持剛性に1〜に、を、上記06)又
は07)を満足するように整合させると、終減速装置1
のピッチング変位をさらに小さくすることができるから
、上述した振動・騒音の低減及び耐久性向上がさらに顕
著になる。
なお、支持剛性に1〜に3を異ならせる手段としては、
例えば、各弾性ブツシュ15.16及び17を構成する
ゴムの形状や寸法を調整する方法、ゴムに含まれるカー
ボンの量を調整してその硬度を変える方法、或いは、ゴ
ムの加硫条件を変える方法、等の種々の手段がある。
第3図は、本発明の第2実施例を示す図であり、終減速
装置lを概略的に示した平面図である。
そして、同図に示すように、本実施例は、各支持点51
〜S3の支持位置を、請求項(9)記載の発明に対応さ
せている。
即ち、第11図に示す寸法関係において、ezO且つd
2=dとした場合であり、第1の支持点S1を駆動輪車
軸8の軸心線を挟んで車両前側で且つ駆動軸2の軸心線
を挟んで減速大歯車4とは逆側に配置し、第2の支持点
S2を駆動輪車軸8の軸心線を挟んで車両後側で且つ駆
動軸2の軸心線を挟んで減速大歯車4側に配置し、第3
の支持点S3を駆動輪車軸8の軸心線を挟んで車両後側
で且つ駆動軸2の軸心線を挟んで減速大歯車4とは逆側
に配置したものである。
この場合の各支持点St”””Siの支持剛性k。
〜に3の比率と、支持点31〜S3のその他の寸法(第
11図に示すe、ez、d)としては、例えば、上述し
たの及び■の関係を満たす第2の例を選定する。
そして、上記条件(e+=o、d、=d)を上記(27
)及び(28)式に代入すると、下記の(39)及び(
40)式が得られる。
つまり、各支持点31〜S、を、第3図に示すように配
置すると共に、e1=0且っd=d、とした場合には、
それらの支持剛性に1〜に3と支持位置(e、ez、d
)とが、上記(39)及び(4o)弐を満足するように
整合させれば、駆動軸2周りの駆動軸トルク(ロールト
ルクTP)によって終減速装置1に発生するローリング
変位と、駆動輪車軸8周りの発進トルク(ピッチトルク
TP)によって終減速装置1に発生するピッチング変位
とが、駆動軸2の軸心線上で略相殺され、駆動軸2は水
平状態を保つようになる。
その結果、車両急発進時等の発進トルク等によって終減
速装置1に変位が生じても、駆動軸2には変位は生じず
、自在継手6の角度変化を非常に小さく抑えることがで
きるから、上記第1実施例と同等の作用効果が得られる
なお、第3図の構成において、el≧0とした場合には
、各支持点S、〜S3の支持剛性に、〜に3の比率と、
支持点S1〜S、のその他の寸法(第11図に示すe+
  eI+  ez +  d)として、例えば、上述
した■及び■の関係を満たす第1の例を選定してもよい
また、各支持点S1〜S3を、第3図に示すように配置
した場合には、上記(39)及び(40)式を厳密に満
足しなくても、上述したように、第3の支持点S3の支
持剛性に、を、第1の支持点S、の支持剛性に、及び第
2の支持点S2の支持剛性に2よりも相対的に低くすれ
ば、近似的に上記(39)及び(40)弐を満たすので
、駆動軸2の変位は小さくなる。
第4図は本発明の第3実施例を示す図であり、第3図と
同様に、終減速装置1を概略的に示した平面図である。
即ち、この実施例は、各支持点S、〜S、の支持位置を
、請求項Q[l)記載の発明に対応させたものであり、
第11図に示す寸法関係において、e1=O,d、=O
とした場合であり、第1の支持点S、を駆動輪車軸8の
軸心線を挟んで車両前側で且つ駆動軸2の軸心線を挟ん
で減速大歯車4側に配置し、第2の支持点S2を駆動輪
車軸8の軸心線を挟んで車両後側で且つ駆動軸2の軸心
線を挟んで減速大歯車4側に配置し、第3の支持点S。
を駆動輪車軸8の軸心線を挟んで車両前側で且つ駆動軸
2の軸心線を挟んで減速大歯車4とは逆側に配置したも
のである。その他の構成は、上記第1実施例と同様であ
る。
この場合の各支持点S、〜S3の支持剛性k。
〜に3の比率と、支持点S、−S、のその他の寸法(第
11図に示すe、e、、d)としては、例えば、上述し
た■及び■の関係を満たす第2の例を選定する。
そして、上記条件(e+ =e、dz =O)を上記(
27)及び(28)弐に代入すると、下記の(41)及
び(42)式が得られる。
つまり、各支持点S I” S 3を第4図に示すよう
に配置した場合には、それらの支持剛性に1〜に3と支
持位置(e、e2.d)とが、上記(41)及び(42
)式を満足するように整合させれば、上記第1実施例と
同等の作用効果が得られる。
なお、第4図の構成において、d2〉0とした場合には
、各支持点S l” S :+の支持剛性に1〜に3の
比率と、支持点51〜S、のその他の寸法(第11図に
示すe*  ez l  d+  d2 )として、例
えば、上述した■及び■の関係を満たす第1の例を選定
してもよい。
また、各支持点31〜S3を、第4図に示すように配置
した場合には、上記(41)及び(42)式を厳密に満
足しなくても、上述したように、第1の支持点Slの支
持剛性に、を、第2の支持点Stの支持剛性に!及場合
に、前記第4の支持点S3の支持剛性に3よりも相対的
に低くすれば、近似的に上記(41)及び(42)式を
満たすので、駆動軸2の変位は小さくなる。
第5図は本発明の第4実施例を示す図であり、第3図と
同様に、終減速装置1を概略的に示した平面図である。
即ち、この実施例は、各支持点S、〜S3の支持位置を
請求項(11)記載の発明に対応させたものであり、第
11図に示す寸法関係において、第1の支持点S1を駆
動輪車軸8の軸心線を挟んで車両前側で且つ駆動軸2の
軸心線を挟んで減速大歯車4とは逆側に配置し、第2の
支持点Stを駆動輪車軸8の軸心線を挟んで車両後側で
且つ駆動軸2の軸心線を挟んで減速大歯車4側に配置し
、第3の支持点S3を駆動輪車軸8の軸心線を挟んで車
両前側で且つ駆動軸2の軸心線を挟んで減速大歯車4と
は逆側に配置し、さらに第1の支持点s1と第3の支持
点S、との間の車両幅方向の距離e。
を零としたものである。その他の構成は、上記第1実施
例と同様である。
この場合の各支持点S1〜S、の支持剛性に1〜に3の
比率と、支持点31〜S3のその他の寸法(第11図に
示すe+  ez +  d+  d2 )としては、
例えば、上述したの及び■の関係を満たす第3の例を選
定する。
そして、上記条件(e+=o)を上記(37)及び(3
8)式に代入すると、下記の(43)及び(44)式が
得られる。
つまり、 各支持点SI 〜S3 を、 第5図に示す ように配置した場合には、それらの支持剛性に〜に3と
支持位置(第11図に示したe、ezd、d2)とが、
上記(43)及び(44)式を満足するように整合させ
れば、上記第1実施例と同等の作用効果が得られる。
なお、各支持点S、〜S3を、第5図に示すように配置
した場合には、上記(43)及び(44)式を厳密に満
足しなくても、上述したように、第1の支持点S1の支
持剛性に、及場合に、前記第4の支持点S3の支持剛性
に、を、第2の支持点S2の支持剛性k。
よりも相対的に低くすれば、近似的に上記(43)及び
(44)式を満たすので、駆動軸2の変位は小さくなる
また、上記第2乃至第4実施例において、各支持点S、
〜S3の全てを、駆動軸2の軸心を含む平面内に配置す
れば、上記(37)及び(38) ((39)及び(4
0)、(41)及び(42)、(43)及び(44))
式をより厳密に満足するようになる(即ち、上記(37
)及び(38)式は、駆動軸2の軸心線上の二点が、各
支持点S1〜S3を含む平面内に存在するという仮定に
基づいて導いた式であるから。)ため、駆動軸2の変位
をさらに小さくすることが可能となる。
しかし、各支持点S、〜S3が、駆動軸2の軸心を含む
平面内から若干ずれている場合であっても、上記(27
)及び(28)式を略満足するから、駆動軸2の変位を
、従来の懸架構造に比べて小さくすることができる。
そして、特に図示はしないが、上記第1乃至第第4の実
施例において、第1〜第3の支持点S1〜S、と共に、
第4の支持点でもって終減速装置1を車体に懸架する場
合には、その第4の支持点の支持剛性を、他の支持点S
、〜S3の支持剛性に1〜に3よりも相対的に低くすれ
ば、上記(16)(17)式、若しくは、(37)及び
(38)式の関係は、近似的に満足されることになる。
従って、駆動軸2の変位を小さく抑えることができる。
なお、各支持点S1〜S3の支持位置は、上記各実施例
で選定した数値(比率)に限定されるものではなく、そ
の他の数値であってもよいことは勿論である。場合によ
っては、第3図又は第5図の構成において、elく0と
してもよい。
〔発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、駆動軸2の変位
(傾き)を極小さく抑えることができるので、駆動軸と
推進軸との接合部分や、推進軸を構成する自在継手等に
生じていた振動や騒音を低減することができるという効
果がある。
特に、請求項(6)乃至(13)記載の発明であれば、
終減速装置には、駆動軸周りのローリング変位のみが生
じるようになるから、駆動軸の変位(傾き)をさらに小
さくすることができ、その結果、駆動軸と推進軸との接
合部分や、推進軸を構成する自在継手等に生じていた振
動や騒音をさらに低減することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の構成を示し一部破断側面
図、第2図は本実施例の一部破断側面図、第3図は本発
明の第2実施例を示す概略構成図、第4図は本発明の第
3実施例を示す概略構成図、第5図は本発明の第4実施
例を示す概略構成図、第6図は本発明の理論的背景を説
明するための概略構成図、第7図は理論的な支持状態に
あるときに第1乃至第3の支持点の変位状態を示す図、
第8図(a)乃至(d)は三つの支持点の配置パターン
を示す図、第9図(a)及び(1))は支持位置の制約
条件を示す図、第10図(a)及び(C)は制約条件を
満足した例を示す図、第10図O)及び(d)は制約条
件を満足しない例を示す図、第11図は本発明の理論的
背景を説明する概略構成図、第12図は本発明の理論的
背景を説明する図である。 ■・・・終減速装置、2・・・駆動軸、3・・・減速小
歯車、4・・・減速大歯車、5・・・出力軸、6,7・
・・自在継手、8・・・駆動輪車軸、11.12・・・
メンバ(車体)、13.14.15・・・弾性ブツシュ
、Sl・・・第1の支持点、S2・・・第2の支持点、
S3・・・第3の支持点、TR・・・ロールトルク(駆
動軸周りの反力トルク)、TP・・・ピッチトルク(駆
動輪車軸周りの反力トルク)、T・・・台底トルクベク
トル、SF、  ・・・第1の合成トルク支持面、SF
、・・・第2の合成トルク支持面、SF3・・・第3の
合戒トルク支持面第3図 q 第4図 日 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)推進軸に連結され且つ車両前後方向に延びる駆動
    軸の回転力を、駆動輪に連結され且つ車両幅方向に延び
    る駆動輪車軸に伝達する車両用終減速装置の懸架構造に
    おいて、 前記駆動軸周りの反力トルクと前記駆動輪車軸周りの反
    力トルクとによって前記車両用終減速装置にローリング
    変位のみが生じるように、支持位置を整合させて前記車
    両用終減速装置を弾性的に車体に懸架したことを特徴と
    する車両用終減速装置の懸架構造。 (2)推進軸に連結され且つ車両前後方向に延びる駆動
    軸の回転力を、駆動輪に連結され且つ車両幅方向に延び
    る駆動輪車軸に伝達する車両用終減速装置の懸架構造に
    おいて、 前記駆動軸周りの反力トルクと前記駆動輪車軸周りの反
    力トルクとによって前記車両用終減速装置にローリング
    変位のみが生じるように、支持位置及び支持剛性を整合
    させて前記車両用終減速装置を弾性的に車体に懸架した
    ことを特徴とする車両用終減速装置の懸架構造。 (3)推進軸に連結され且つ車両前後方向に延びる駆動
    軸の回転力を、駆動輪に連結され且つ車両幅方向に延び
    る駆動輪車軸に伝達する車両用終減速装置の懸架構造に
    おいて、 前記車両用終減速装置を、第1、第2及び第3の支持点
    で弾性的に車体に懸架するとともに、前記第1及び第2
    の支持点間に前記駆動軸に平行なロール軸を設定し、そ
    して、前記第2の支持点は、前記第1の支持点よりも車
    両後方であって、前記駆動軸周りの反力トルク及び前記
    駆動輪車軸周りの反力トルクの合成トルクベクトルに直
    交し且つ前記第1の支持点を通る第1の合成トルク支持
    面と、車両幅方向に延びる軸に直交し且つ前記ロール軸
    を含む車軸平面とで鋭角に挟まれた領域内に位置し、さ
    らに、前記第3の支持点は、前記第1の合成トルク支持
    面を挟んで前記第2の支持点と逆側であって、前記車軸
    平面を挟んで前記第2の支持点と同じ側に位置すること
    を特徴とする車両用終減速装置の懸架構造。(4)推進
    軸に連結され且つ車両前後方向に延びる駆動軸の回転力
    を、駆動輪に連結され且つ車両幅方向に延びる駆動輪車
    軸に伝達する車両用終減速装置の懸架構造において、 前記車両用終減速装置を、第1、第2及び第3の支持点
    で弾性的に車体に懸架するとともに、前記第1及び第2
    の支持点間に前記駆動軸に平行なロール軸を設定し、そ
    して、前記第2の支持点は、前記第1の支持点よりも車
    両後方であって、前記駆動軸周りの反力トルク及び前記
    駆動輪車軸周りの反力トルクの合成トルクベクトルに直
    交し且つ前記第1の支持点を通る第1の合成トルク支持
    面と、車両幅方向に延びる軸に直交し且つ前記ロール軸
    を含む車軸平面とで鋭角に挟まれた領域内に位置し、さ
    らに、前記第3の支持点は、前記合成トルクベクトルに
    直交し且つ前記第2の支持点を通る第2の合成トルク支
    持面を挟んで前記第1の支持点と逆側であって、前記車
    軸平面を挟んで前記第1の支持点と同じ側に位置するこ
    とを特徴とする車両用終減速装置の懸架構造。 (5)ロール軸と第1の支持点との間の車両幅方向距離
    をX_1、前記ロール軸と第2の支持点との間の車両幅
    方向距離をX_2、前記ロール軸と第3の支持点との間
    の車両幅方向距離をX_3、第1の合成トルク支持面と
    第2の合成トルク支持面との間の距離をl_1_2、前
    記第2の合成トルク支持面と合成トルクベクトルに直交
    し且つ前記第3の支持点を通る第3の合成トルク支持面
    との間の距離をl_2_3、前記第3の合成トルク支持
    面と前記第1の合成トルク支持面との間の距離をl_3
    _1、前記第1、第2及び第3の支持点の支持剛性をk
    _1、k_2及びk_3、とした場合に、 k_1:k_2:k_3 =(1/X_1l_3_1l_1_2):(1/X_2
    l_1_2l_2_3):(1/X_3l_2_3l_
    3_1)という関係を満足するように、前記第1、第2
    、第3の支持点の支持位置及び前記支持剛性k_1、k
    _2、k_3を整合させた請求項(3)若しくは(4)
    のいずれかに記載の車両用終減速装置の懸架構造。 (6)ロール軸を駆動軸の軸心に一致させた請求項(3
    )乃至(5)のいずれかに記載の車両用終減速装置の懸
    架構造。 (7)推進軸に連結され且つ車両前後方向に延びる駆動
    軸の回転力を、駆動輪に連結され且つ車両幅方向に延び
    る駆動輪車軸に伝達する車両用終減速装置の懸架構造に
    おいて、 前記駆動軸周りの反力トルクと前記駆動輪車軸周りの反
    力トルクとによって前記車両用終減速装置に前記駆動軸
    周りのローリング変位のみが生じるように、支持位置及
    び支持剛性を整合させて前記車両用終減速装置を弾性的
    に車体に懸架したことを特徴とする車両用終減速装置の
    懸架構造。 (8)推進軸に連結され且つ車両前後方向に延びる駆動
    軸の回転力を、減速歯車装置を介して、駆動輪に連結さ
    れ且つ車両幅方向に延びる駆動輪車軸に伝達する車両用
    終減速装置の懸架構造において、前記車両用終減速装置
    を第1、第2及び第3の支持点で弾性的に車体に懸架す
    るとともに、前記駆動輪車軸の軸心を挟んで前記第1の
    支持点を車両前側に配置し且つ前記第2の支持点を車両
    後側に配置し、前記駆動軸の軸心を挟んで前記第3の支
    持点を前記減速歯車装置の減速大歯車とは逆側に配置し
    且つ前記第2の支持点を減速大歯車側に配置し、さらに
    、前記第1、第2及び第3の支持点のそれぞれの支持剛
    性をk_1、k_2及びk_3、前記駆動軸周りの反力
    トルクT_Rと前記駆動輪車軸周りの反力トルクT_P
    との比T_P/T_Rをζ_2、前記第1及び第3の支
    持点間の車両幅方向の距離をe_1、前記駆動軸の軸心
    線及び前記第3の支持点間の車両幅方向の距離をe_2
    、前記第2及び第3の支持点間の車両幅方向の距離をe
    、前記第1及び第2の支持点間の車両前後方向の距離を
    d、前記第1及び第3の支持点間の車両前後方向の距離
    をd_2、とした場合に、 [k_3/k_1]=(1−e_1/e_2){[−ζ
    _2+ζ_2e_1/e+d/e]/[ζ_2+d_2
    /e−d/e]}[k_3/k_2]=(1−e/e_
    2){[ζ_2−ζ_2e_1/e−d/e]/[ζ_
    2e_1/e+d_2/e]}という関係を満足するよ
    うに、前記第1、第2、第3の支持点の支持位置及び前
    記支持剛性k_1、k_2、k_3を整合させたことを
    特徴とする車両用終減速装置の懸架構造。 (9)推進軸に連結され且つ車両前後方向に延びる駆動
    軸の回転力を、減速歯車装置を介して、駆動輪に連結さ
    れ且つ車両幅方向に延びる駆動輪車軸に伝達する車両用
    終減速装置の懸架構造において、前記車両用終減速装置
    を第1、第2及び第3の支持点で弾性的に車体に懸架す
    るとともに、前記駆動輪車軸の軸心を挟んで前記第1の
    支持点を車両前側に配置し且つ前記第2及び第3の支持
    点を車両後側に配置し、前記駆動軸の軸心を挟んで前記
    第1及び第3の支持点を前記減速歯車装置の減速大歯車
    とは逆側に配置し且つ前記第2の支持点を減速大歯車側
    に配置し、さらに、前記第3の支持点の支持剛性を、前
    記第1及び第2の支持点の支持剛性よりも相対的に低く
    したことを特徴とする車両用終減速装置の懸架構造。 (10)推進軸に連結され且つ車両前後方向に延びる駆
    動軸の回転力を、減速歯車装置を介して、駆動輪に連結
    され且つ車両幅方向に延びる駆動輪車軸に伝達する車両
    用終減速装置の懸架構造において、前記車両用終減速装
    置を第1、第2及び第3の支持点で弾性的に車体に懸架
    するとともに、前記駆動輪車軸の軸心を挟んで前記第1
    及び第3の支持点を車両前側に配置し且つ前記第2の支
    持点を車両後側に配置し、前記駆動軸の軸心を挟んで前
    記第3の支持点を前記減速歯車装置の減速大歯車とは逆
    側に配置し且つ前記第1及び第2の支持点を減速大歯車
    側に配置し、さらに、前記第1の支持点の支持剛性を、
    前記第2及び第3の支持点の支持剛性よりも相対的に低
    くしたことを特徴とする車両用終減速装置の懸架構造。 (11)推進軸に連結され且つ車両前後方向に延びる駆
    動軸の回転力を、減速歯車装置を介して、駆動輪に連結
    され且つ車両幅方向に延びる駆動輪車軸に伝達する車両
    用終減速装置の懸架構造において、前記車両用終減速装
    置を第1、第2及び第3の支持点で弾性的に車体に懸架
    するとともに、前記駆動輪車軸の軸心を挟んで前記第1
    及び第3の支持点を車両前側に配置し且つ前記第2の支
    持点を車両後側に配置し、前記駆動軸の軸心を挟んで前
    記第1及び第3の支持点を前記減速歯車装置の減速大歯
    車とは逆側に配置し且つ前記第2の支持点を減速大歯車
    側に配置し、前記第1及び第3の支持点間の車両幅方向
    の距離を零とし、さらに、前記第1及び第3の支持点の
    支持剛性を、前記第2の支持点の支持剛性よりも相対的
    に低くしたことを特徴とする車両用終減速装置の懸架構
    造。 (12)第1、第2及び第3の支持点のそれぞれの支持
    剛性をk_1、k_2及びk_3、駆動軸周りの反力ト
    ルクT_Rと駆動輪車軸周りの反力トルクT_Pとの比
    T_P/T_Rをζ_2、前記第1及び第3の支持点間
    の車両幅方向の距離をe_1、前記駆動軸の軸心線及び
    前記第3の支持点間の車両幅方向の距離をe_2、前記
    第2及び第3の支持点間の車両幅方向の距離をe、前記
    第1及び第2の支持点間の車両前後方向の距離をd、前
    記第1及び第3の支持点間の車両前後方向の距離をd_
    2、とした場合に、[k_3/k_1]=(1−e_1
    /e_2){[−ζ_2+ζ_2e_1/e+d/e]
    /[ζ_2+d_2/e−d/e]}[k_3/k_2
    ]=(1−e/e_2){[ζ_2−ζ_2e_1/e
    −d/e]/[ζ_2e_1/e+d_2/e]}とい
    う関係を満足するように、前記第1、第2、第3の支持
    点の支持位置及び前記支持剛性k_1、k_2、k_3
    を整合させた請求項(9)乃至(11)のいずれかに記
    載の車両用終減速装置の懸架構造。 (13)第1、第2及び第3の支持点を、駆動軸の軸心
    を含む平面内に配置した請求項(8)乃至(12)のい
    ずれかに記載の車両用終減速装置の懸架構造。 (14)第1、第2及び第3の支持点とともに、第4の
    支持点で車両用終減速装置を懸架した場合に、前記第4
    の支持点の支持剛性を、前記第1、第2及び第3の支持
    点の支持剛性よりも相対的に低くした請求項(3)乃至
    (6)、(8)乃至(13)のいずれかに記載の車両用
    終減速装置の懸架構造。
JP2201801A 1989-07-31 1990-07-30 車両用終減速装置の懸架構造 Pending JPH03128728A (ja)

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