JPH03127997A - ヒト1gE結合因子に特異的なモノクローン抗体、それを産生するハイブリドーマおよびその用途 - Google Patents

ヒト1gE結合因子に特異的なモノクローン抗体、それを産生するハイブリドーマおよびその用途

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JPH03127997A
JPH03127997A JP1265984A JP26598489A JPH03127997A JP H03127997 A JPH03127997 A JP H03127997A JP 1265984 A JP1265984 A JP 1265984A JP 26598489 A JP26598489 A JP 26598489A JP H03127997 A JPH03127997 A JP H03127997A
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ige
monoclonal antibody
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human ige
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JP1265984A
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Masao Tanihara
正夫 谷原
Tadashi Hatanaka
唯史 畑中
Masaya Hosoda
雅也 細田
Toshihiko Nanba
難波 敏彦
Jiyunji Yodoi
淳司 淀井
Takumi Kawabe
拓己 河邊
Haruki Mikawa
三河 春樹
Mitsufumi Mayumi
真弓 光文
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、ヒトIgE結合因子に特異的なモノクローン
抗体(以下、モノクローン抗IgE−BP抗体と称する
ことがある)、とくに、組換えDNA操作により動物細
胞に発現させたヒトIgE結合因子に特異的なモノクロ
ーン抗体、ならびにこれを産生ずるハイブリドーマおよ
びその用途に関する。
本発明のモノクローン抗IgE−BF抗体は、小児アト
ピー性皮膚炎等の重篤なアレルギー性疾患や自己免疫疾
患の診断および治療において有用である。
[従来の技術] ヒトIgEはアレルギー反応を担う免疫グロブリンであ
り、高IgE血症として小児アトピー性皮膚炎などの重
篤なアレルギー性疾患、自己免疫疾患などが知られてい
る。ヒトIgE結合因子(以下、これをIgE−BPと
略することがある)に特異的なモノクローン抗体はこれ
らの疾患の診断および治療に有用である。IgE−BP
はリンパ球のPcレセプター(以下、これをFceRと
略記する)と構造上の共通性を有する可能性が示唆され
ている[代謝臨時増刊号「免疫°86」、第23巻、第
55−69頁(1986年)参照]ことから、FceR
に特異的なモノクローン抗体の製造に関して種々試みら
れている。例えば、特開昭63−258494号公報に
はFceRを細胞膜表面上に発現しているヒトB細胞株
RPMI8866でBALB/cマウスを免疫後、脾細
胞をマウスミエローマ細胞株P3Ulと細胞融合して得
られたハイブリドーマよりFc5Rに特異的なモノクロ
ーン抗体1−7(γ、b型)、3−5(γ1型)および
8−30(μ型)を得たことが報告されている。ジャー
ナル・オフ・イムノロジー(J ournal  or
I mmunology)第138(9)巻、第297
0〜2978頁(1987年)には、上記と同様にRP
M18866細胞で免疫して、FceRに特異的でIg
Eの結合を阻害するモノクローン抗体Mab25(Ig
Gl型)を得たことが報告されてLする。
特開昭60−255734号公報およびジャーナル・才
プ・イムノロジー、第137(4)巻、第1258−1
263頁(1986年)にはヒトB細胞株RPMI17
88で免疫して、FceRに特異的なモノクローン抗体
H107(IgGtb型)を得たことが報告されている
FceRに特異的なモノクローン抗体を用いて、サンプ
ル中のI gE −B Pを検出することができる。例
えば、特開昭61−289100号公報には、ハイブリ
ドーマセルライン208.25A。
4.3/135.208.25D、2.1/176およ
び208.25D、2/94により分泌されるFceR
に対するモノクローン抗体を用いて試験サンプル中のI
gE−BPを検出する酵素イムノアッセイ(以下、これ
をEL I SAと略記する)について報告されている
(ただし、測定結果は開示されていない)。メディカル
・イムノロジー(MedicalI mmunolog
y)、第15(4)、第401〜410頁(1988年
)には、2種のFceRに特異的なモノクローン抗体を
用いたサンドイッチELISA法によりリュウマチ患者
と活動期の全身性エリテマトーデス患者の血清中のIg
E−BPを測定したことが報告されている。
[発明が解決しようとする課題] アレルギー性疾患や自己免疫疾患の診断や治療を有効に
行なうためには、IgE結合因子に特異的なモノクロー
ン抗体を得る必要がある。
特開昭63−198988号公報によれば、IgE結合
因子はFcεRの321個のアミノ酸のうちN末端例か
ら149個のアミノ酸を削除した残り172個のアミノ
酸から成る。
従来、ヒトB細胞で免疫して得られた抗体は、FcεR
に特異性を有するが、その約1/2のアミノ酸の長さを
持つIgE結合因子に対して特異的であることは確認さ
れていない。IgE結合因子には存在しないFcεRの
アミノ酸配列(1〜149番)に対する抗体は診断およ
び治療の特異性の点で問題がある。
しかして、本発明の目的は、アレルギー性疾患や自己免
疫疾患の診断および治療に有用なrgE結合因子に特異
的なモノクローン抗体を効率よく得ることにある。本発
明の他の目的は、かかるモノクローン抗t gE −B
 P抗体を産生ずるハイブリドーマを提供することにあ
る。本発明のさらに他の目的は、該モノクローン抗1 
gE −B P抗体を用いたヒトIgE結合因子の検出
用試薬を提供することにある。本発明のさらに池の目的
は、該モノクローン抗IgE−BP抗体を用いたヒト[
gE結合因子の吸着剤を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、かかる課題を解決すべく鋭意検討した結
果、組換えDNA操作により動物細胞に発現させた下記
式で示されるアミノ酸配列を有するヒトIgE結合因子
で免疫された動物細胞と、新形成細胞との細胞融合によ
って得られるハイブリドーマ細胞株が所望のモノクロー
ン抗1gEBP抗体を産生ずることを見い出し、本発明
を完成するに至った。
Met  Glu  Leu  Gln  ValSe
r  Ser  Gly  Phe  Val  Cy
s  AsnThr  Cys  Pro  Glu 
 Lys  Trp  1ieAsn  Phe  G
in  Arg  Lys  Cys  Tyryr Gin Ala 1n Pr。
hr Gly sn Phe is Ala Arg Val Arg sp Val Cys 1y Pr。
sp Phe Trp Cys Leu Glu Cys Ser Leu 1e Val Pr。
Ser Met Trp Arg Cys hr Ser sp Gly Gly Val sp Val Glu is Trp sp Trp sp Gly Gin Met sn Cys 5p Pr。
Ala Ser Arg Cys is sp Ser Gin Ala 1e Leu Val yr Glu Gly Arg sp Leu Arg Pr。
Glu Arg Leu Gly Ala Met ie sp Ser 1y Cys sp Ser Pr。
Glu Gly Ala Gly Leu Ala Ser Pr。
Pr。
hr Arg Glu is Phe is Leu Gly Gly sn hr sp Ser Phe Ala Ala Ser Met sp hr Cys yr Gly Ser Leu hr Arg Glu Ser Trp Ser Cys Gly Cys Trp hr Glu ty Pr。
Pr。
Ser  Ala  Pro  Leu  H4s  
Ser上記モノクローン抗1gE−BP抗体、すなわち
、I gE −B F (可溶性FcεR)に特異的な
モノクローン抗体を産生ずるハイブリドーマ細胞法の取
得は、まずr gE −B Pをコードする下記式で示
される塩基配列を含むDNAを適当なベクターに組み込
み、動物細胞に該ベクターによりDNAを導入し、動物
細胞に発現されたTgE−BFを得、IgE−BFで動
物を免疫して得られた抗体産生細胞を新形成細胞と融合
させることによって行なわれる。
ATC 丁CCAGCGGC ACCTGCCCT AAT  TTCCAA TACTTCGGC CAG  TGG  GTC GCCTGT  GAC CAG  CTG  GTC CCG  GAG  GAG GAG  TTG  CAG TTT  GTG  TGC GAA   AAG   TGG CGG  AAG  TGC AAG  GGCACC CACGCCCGG GACATG  GAA AGCATCCAC CAG  GACTTC ACCAAG  CAT  GCCAGCCACACC
GGCTCCTGG  ATT  GGCCTT  C
GGAACTTG  GACCTG  AAG  GG
A  GAGTTT  ATCTGG  GTG  G
AT  GGG  AGCCAT  C1TG  GA
CTACAGCAACTGGGCT  CCA  GG
G  GAG  CCCACCAGCCGG  AGC
CAG  GGCGAG  GACTGCGTG  A
TG  ATG  CGG  GGCTCCGGTCG
CTGG  AACGACGCCTTCTGCGACC
GT  AAG  CTG  GGCGCCTGGGT
G  TGCGACCGG  CTG  GCCACA
TGCACG  CCG  CCA  GCCAGCG
AAGGT  TCCGCG  GAG  TCCAT
G  GGACCT  GAT  TCA  AGA 
 CCA  GACCCTGACGGCCGCCTG 
 CCCACCCCCTCT  GCCCCT  CT
CCACTCTIgE−BFの発現は、IgE−BF’
をコードする上記式で示される塩基配列を含むDNAフ
ラグメント、例えば、SV40初期プロモーターとIg
E −B FのcDNAを含むDNAフラグメント(両
端にEcoRrサイトを有する)[プロシーデインゲス
・オフ・ザ・ナショナル・アカデミ−・オフ・サイエン
ス・オフ・ザ・ユナイテッド・ステープ・才ブ・アメリ
カ(Proceedings of the Nati
o−nal Academy of 5cience 
of the UnitedStates or Am
erica)、第84巻、第819頁(1987年)コ
を、プラスミドベクター(例えばプラスミドpS V 
2 neo、 [ジャーナル・オフ・モレキュラー・ア
ンド・アプライド・ジェネティクス(Journal 
of’ Mo1ecular and Applied
 Genetics)、第1巻、第327頁]のEco
RI切断サイトに組み込み、得られた発現ベクターを用
いて、常法により、例えばエレクトロボーレイジョンに
より、動物細胞、好ましくはCHO細胞を形質転換させ
、ついで該形質転換体を常法により培養することにより
IgE−BFを発現させる。この培養液から、常法によ
り、例えば限外濾過濃縮、イオン交換クロマトグラフィ
、ゲル濾過、逆相HPLCによって精製して所望のI 
gE −B Pを単離する。
I gE −B Pによる動物の免疫は、IgE−BF
の生理食塩水などの塩類溶液をフロイントの完全アジュ
バントや水酸化アルミニウムなどのアジュバントととも
に混合し、動物の腹腔、皮下などに2回以上投与するこ
とにより行なわれる。最終投与より3日後に動物の膵臓
、リンパ節などから抗体産生細胞が取得される。
免疫する動物としては、細胞融合を行なう抗体産生細胞
と新形成細胞は同種の動物に由来するものを用いるのが
好ましいことから、人手容易な新形成細胞が多数知られ
ているネズミ属、なかでも、BALB/cマウスを用い
ることが好ましい。
新形成細胞としては、融合効率および得られたハイブリ
ドーマのクローニング効率、安定性、増殖性および抗体
産生能の高さ等より、BALB/Cマウス由来のミエロ
ーマ細胞株で、かつ、ヒボキサンチン・アミノプテリン
・チミジン感受性を有しているものが好ましい。このよ
うな細胞法の中で、P sN S I / l  Ag
4 1株[ATCC番号:TIB+8]が特に好ましい
抗体産生細胞と新形成細胞の融合は、常法により、融合
剤の存在下に緩衝液中で行なわれる。融合剤としてはポ
リエチレングリコール、センダイウィルス等が用いられ
る。
上記細胞融合により得られるハイブリドーマの選択は、
ヒボキサンチン、アミノプテリンおよびチミジンを含有
する培地(以下、これをHA T培地と略記する)中で
融合操作後の細胞を培養することにより行なわれる。H
AT培地は、RPMl−1640培地などの動物細胞用
培地に牛胎児血清を約10〜15%添加し、さらにヒボ
キサンチン、アミノプテリンおよびチミジンを通常それ
ぞれ1xlO−’M、4xlO−7M%!、6xlO−
’M添加することにより調製される。HAT培地での培
養は、CO,を5〜8%含む空気中、37℃で1〜4週
間静置させて行なう。(gE −B Pに対して特異的
なモノクローン抗体を産生ずるハイブリドーマの選別は
、ハイブリドーマ培養上清中のモノクローン抗1gE−
BP抗体価をELISAや放射性免疫測定法(以下、こ
れをRIA法と略記する)で測定して行なうことができ
る。このようにして得られるハイブリドーマを限界希釈
法によりクローニングして永続的にモノクローン抗I 
gE −B P抗体を産生ずるハイブリドーマを得るこ
とができる。
このようにして得られたハイブリドーマ細胞株を適当な
動物細胞用培地で培養することにより、培養上清中にモ
ノクローン抗1gE−BF抗体を産生させることができ
る。また、別法として、該ハイブリドーマを、融合に使
用した新形成細胞と同種の動物の体内に移植して動物の
体内でモノクローン抗1 gE −B P抗体を産生さ
せることもできる。
このようにして得られたモノクローン抗体は、ハイブリ
ドーマの培養上清や移植した動物の腹水、血清等の体液
から硫酸アンモニウムによる塩析、イオン交換クロマト
グラフィー、アフィニティクロマトグラフィー等の操作
によって分離精製される。
前記のようにして得られた精製または未精製のモノクロ
ーン抗IgE−BF抗体を含有する検出用試薬をELI
SA法、RtA法、蛍光免疫測定法、血球凝集反応法な
どの抗原・抗体反応を利用して抗原を検出する方法にお
いて使用することにより、血清などの試料中に存在する
IgE−BFを定性的または定量的に検出することがで
きる。
I gE −B Pの検出用試薬はモノクローン抗Ig
E−BP抗体から調製される標識抗体または抗体固定化
担体からなる。標識抗体としては、放射性標識抗体、ビ
オチン標識抗体、蛍光標識抗体および酵素標識抗体が挙
げられる。放射性標識抗体、ビオチン標識抗体および蛍
光標識抗体は標識可能な基、すなわち、放射性原子を有
する基、ビオチン基または蛍光を発する基と抗体のアミ
ノ酸残基と反応するための官能基を有する試薬を、モノ
クローン抗1gE−BP抗体と該官能基を介して結合さ
せることにより調製される。このような試薬としては、
ポルトンハンター試薬[アマ−ジャム(Amersha
s+)社製;放射性標識抗体の調製に用いられるコ、ス
ルホスフシミジル 6−(ビオチンアミド)ヘキサノエ
ート(ビオチン標識抗体の調製に用いられる)およびフ
ルオレセイン 5−イソチオシアネート(蛍光標識抗体
の調製に用いられる)が挙げられる。酵素標識抗体は二
官能性架橋剤を用いてその一方の官能基と酵素を、他方
の官能基とモノクローン抗EgE−BF’抗体をそれぞ
れ結合させることにより調製される。調製法としては、
モノクローンI gE −B P抗体のアミノ基と担体
のアミノ基とをグルタルアルデヒドで架橋するグルタル
アルデヒド法、過ヨウ素ナトリウムを用いるナカネ法、
N−(ε−マレイミドカプロイルオキシ)スクシンイミ
ドなどのマレイミド化試薬を用いるマレイミド法、ビオ
チン化抗体とアビジン化酵素を用いるアビジン・ビオチ
ン法などが採用される。用いられる酵素としては、西洋
ワサビペルオキシダーゼ、ウシ小腸アルカリ性ホスファ
ターゼ、ナタマメウレアーゼなどが挙げられる。抗体固
定化担体は、担体にモノクローン抗1gEBF抗体また
は前述の標識抗体を吸着または化学結合により固定化す
ることにより得られる。担体としては、ラテックス粒子
、ビーズ、マイクロプレートなどの形状を有するポリス
チレン、ガラスなどが用いられる。
また、本発明のモノクローン抗I gE −B P抗体
は、血清中のI gE −B Pを吸着除去するために
も用いられる。かかる目的にはI gE −B P吸着
剤を用い、血清を処理することにより達成される。
IgE−BPの吸着剤は、モノクローン抗1gE−BF
抗体を不溶性の担体に固定化することにより得られる。
モノクローン抗I gE −B P抗体を固定化する際
に使用される担体としては、体液に不溶性であり、一般
に抗体を固定化する際に用いられるような担体が挙げら
れるが、抗体との間で共有結合を形成させるために利用
し得るアミノ基、カルボキシル基などの反応性の官能基
を有し、かつ親水性の表面を有するものが好ましい。担
体は粒子状、繊維状、シート状、中空糸状などの任意の
形状であることができる。かかる担体としては、例えば
、セルロファインGCL−20000(チッソ昧式会社
製)などのセルロース系担体、トリスアクリルGF20
00[Trisacryl GF2000+スウェーデ
ン国ファルマシア・エル・ケー・ビー・バイオテクノロ
ジー(Pharmacia LKB  Biotech
nology)社製コなどのポリアクリルアミド系担体
、TSKgel)ヨバールHW−75C(東ソー株式会
社製)などのポリビニルアルコール系担体、CNBr−
セファ0−スCL  4 B[CNBr−5epha 
−roseCL4B・スウェーデン国ファルマシア・エ
ル・ケー・ビー・バイオテクノロジー社製]などのアガ
ロース系担体などの有機質担体および多孔性ガラスなど
の無機質担体が挙げられる。
また担体として、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒド
ロキシエチルメタクリレートなどの親水性のアクリレー
ト系もしくはメタクリレート系の単量体をアクリル酸、
メタクリル酸、アミノエチルアクリレートなどのアミノ
アルキルアクリレートまたはアミノエチルメタクリレー
トなどのアミノアルキルメタクリレートと共重合させて
得られる共重合体を多孔性ガラスなどの基材の表面に被
覆して得られる担体(特公昭61−59175号公報参
照)を使用することもできる。
モノクローン抗1 gE −B F抗体の担体への固定
化は一般に抗体を担体に固定化する場合に採用される方
法に従って行なわれる。その固定化方法としては、例え
ば、モノクローン抗IgE−BP抗体のアミノ基と担体
のアミノ基とをグルタルアルデヒドで架橋する方法、担
体のカルボキシル基をN−ヒドロキシコハク酸イミドと
反応させることによってスクシンイミドオキシカルボニ
ル基に変換し、これにモノクローン抗1gE−BP抗体
のアミノ基を反応させる方法などが挙げられる。
し実施例コ 以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明lよこれらの実施例によって何ら限定されるもので(
;ない。
親國剋 IgE−BFの発現: 両端にEcoRI切断サイトを有し、かつSV40初期
プロモーターとPcεRの79ベースから1523ベー
スのcDNA(特開昭63−198988号公報参照)
を含むDNAフラグメントをプラスミドpS V 2 
neoのEcoRI切断サイトに組み込んだ。このベク
ター20μ9をエレクトロポレーション(100V、 
30 μsec、パルス2回)でCHO細胞株(I X
 10”個)に感染させ、ネオマイシン(0、6x9/
 *(1)入り培地(10%FCS  PRMI)によ
り培養することにより、IgE−BPを発現するCHO
細胞株を得た。
CHO細胞法の培養上清を限外濾過濃縮、イオン交換ク
ロマトグラフィー、ゲル濾過、逆相HPLCに順次付す
ることにより、25にダルトンの分子量を有する分画を
得た。この分画のIgE−BP生理活性をヨーロピアン
・ジャーナル・オフ・イムノロジー(European
 Journal or I mmun。
1ogy)、第18巻、第929〜935頁(1988
年)に記載の方法により確認した。
実施例1 モノクローン抗1gE−BP抗体の調製:(1)抗体産
土細、aの取得 上記調製例において得られたrgE−BF’をlxy/
x(lの濃度で含有するリン酸緩衝液(以下、これをP
BSと略記する)を調製し、次いで、これを濾過滅菌し
た。これと等容積のフロイントの完全アジュバントと混
合し、得られたエマルジョンの0 、5 xQをB A
 L B / cマウスの腹腔内に注入することによっ
て、該マウスを免疫した。3週間後、上記の滅菌したt
gE−BF’をto/m(の濃度で含有するPBSis
液を、塩化ナトリウム水溶液に水酸化アルミニウムを懸
濁させたもの(水酸化アルミニウム含有率:約1.2%
;塩化ナトリウム濃度:0.15モル10と等容積の割
合で混合し、得られた混合物の0 、5 zQを上記の
B A L B / cマウスの腹腔内に注入すること
によって、該マウスを追加免疫した。追加免疫の3日後
に、免疫されたB A L B / cマウスから膵臓
を摘出し、これをステンレスメツシュ上で粉砕し、メツ
シュを通過した粉砕物中の赤血球を塩化アンモニウムお
よび2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−ブロ
パンジオール(トリス)をそれぞれ0.144モル/Q
および0.017モル/12の濃度で含む水溶液(pH
ニア、25)に溶血させることによって除去した。赤血
球を除去した脾細胞をRPMI−1640培地を用いて
3回遠心洗浄した。
(2)細胞融合 上記(1)において得られた脾細胞の5.5X108個
とPa  NSI/I  Ag4 1法の2.8×10
’個とを、平均分子ff11500のポリエチレングリ
コール1gとRPMI−1640培地1x(1との混合
液の1xI2と混合して、37℃の温度で2分間撹拌し
た。得られた混合物にRPMI −1640培地9z(
lを撹拌下に徐々に加えたのち、この混合物を遠心分離
することにより、細胞混合物を沈澱物として得た。HA
T培地に細胞混合物をlXl0’個/x(lの濃度とな
るように加えた。このようにして得られた細胞を含有す
る培地をポリスチレン製のマイクロウェルプレート[デ
ンマーク国ヌンク(N unc)社製、96ウ工ルマイ
クロウエルプレートフタツキ×9個コの830ウエル中
に0 、1 xQ/ウェルずつ分注し、二酸化炭素を7
%含む空気中において37℃の温度で静置培養した。
培養開始より10〜20日後に126ウエルにおいてハ
イブリドーマの増殖が認められた。
(3)ELISA法によるIgE−BPに特異的な抗体
を産生ずるハイブリドーマの選別上記調製例で得られた
IgE−BFを0.01jI9/I(2含有するPBS
溶液をポリ塩化ビニル製のマイクロウェルプレート[米
国ベクトンーディッキンソン・アンド・カンパニー(B
 ecton −D 1ckin−son and C
ompany)社製、ファルコン(F alcon) 
3912.96穴プレートコのウェルに50μQ/ウエ
ルずつ分注し、4℃の温度で一晩静置することによりI
gE−BPをプレートに吸着させた。
各ウェルから溶液を除去したのち、牛脂児血清を5容量
%含有するPBS溶液を300Jt(2/ウエルずつ分
注し、37℃の温度で2時間静置することにより、Ig
E−BPが吸着していない固相表面のブロッキングを行
なった。牛脂児血清を5容量%含有するPBS溶液で各
ウェルを洗浄したのち、上記(2)においてハイブリド
ーマの増殖が認められた培地の上滑を50μQ/ウエル
ずっ各ウェルに分注し、37°Cの温度で1時間静置し
、次いで牛脂児血清を5容量%含有するPBS溶液で各
ウェルを洗浄した。西洋ワサビペルオキシダーゼで標識
したマウス免疫グロブリンに対する抗体[イギリス国ア
マジャム(Amersham)社製、アンチマウス■g
1ペルオキシダーゼリンクド、スピーシーズスペシフィ
ック・ホール・アンチボディ(Anti−mousel
glPeroxidase−1inkedqSpeci
es−specific Whole Antibod
y)]を牛脂児血清を5容量%含有するPBS溶液に約
2μ9/IIQの濃度で溶解し、この溶液を50μQ/
ウエルずつ各ウェルに分注し、37℃の温度で1時間静
置した。各ウェルをPBSで洗浄したのち、2゜2°−
アジノービス(3−エチルベンゾチアゾリン−6−スル
ホン酸)を1ミリモル/Q含有し、かつ過酸化水素を0
.0045重量%含有するトリス緩衝溶液(pHニア、
4)を100μm2/ウエルずつ各ウェルに分注し、室
温下で15分間振盪することによって発色操作を行なっ
た。各ウェル中の溶液について波長409nmと501
nmにおける吸光度を測定した。
上記の吸光度測定の結果、上記(2)でハイブリドーマ
の増殖が認められた126ウエル中の培地のうちの2ウ
エル中の培地の上清に由来する溶液について、4Q9n
mと5Q1nmにおける吸光度の差が大きく、この2ウ
エル中のハイブリドーマがIgE−BFに特異的な抗体
を産生していると判断した。
(4)ハイブリドーマのクローニング 上記(3)で得られたIgE−BPに特異的な抗体を産
生ずるハイブリドーマについて限界希釈法によりクロー
ニングを行なった。すなわち、このハイブリドーマを5
0個/xQ、  10個/leおよび5個/112の濃
度となるように牛脂児血清を約13容量%含有するRP
MI−1640培地で希釈し、これらの50個/112
,10個/I(2および5(11/x12の濃度の希釈
液をそれぞれポリスチレン製のマイクロウェルプレート
[デンマーク国ヌンク(Nunc)社製、96ウエルマ
イクロウエルプレートフタツキ]の40ウエル、32ウ
エルおよび24ウエルに0 、1 x(1/ウエルずつ
分注し、二酸化炭素を7%含有する空気中において37
°Cの温度で静置培養した。培養開始より2〜4週間後
にコロニーが出現した各ウェルの培養上清について、上
記(3)におけると同様なEL I SA法によりI 
gE −BFに対する抗体価を測定し、I gE −B
 Fに特異的な抗体の産生能が高い2細胞株を取得した
。これらをE70株(微工研菌寄第11012号)およ
びE71味(微工研菌寄第11013号)と命名した。
(5)抗体のサブクラスの決定 上記(4)で得られた2細胞株が産生ずるモノクローン
抗体のサブクラスをEL I SA法により決定した。
すなわち、2細胞法の培養上清をそれぞれマウス免疫グ
ロブリン用検定キット[米国ザイメット(7,ya+e
d)社製、MonoAb −I D E I Aキラ)
(MonoAb−ID  EIA  Kit)]を用い
て検定した結果、E70株が産生ずるモノクローン抗体
はIgG+(に)サブクラスに、27112が産生ずる
モノクローン抗体はIgG2a(に)サブクラスにそれ
ぞれ属すると判定した。
(6)モノクローン抗体の精製 上記(5)で得られた2細胞株をそれぞれ濃度が5XI
O’個/ff(!となるように牛脂児血清を約13容量
%含有するRPMI−1640培地中に!!濁し、二酸
化炭素を7%含有する空気中において37℃の温度で培
養した。培地中の細胞の濃度がlXl0″個/N&以上
となった時点で培養族を遠心分離することに上り上清を
得た。マウスrgGに対するヤギ抗血清[イスラエル国
バイオーイエダ(B io −Y eda)社製、アン
チ−マウスIgG(H+LXAnti Mouse I
gG(H+L))]を硫酸アンモニウムで塩析すること
によってマウスIgGに対する抗体を得、このマウスI
gGに対する抗体をアガロース系担体(スウェーデン国
ファルマシア社製、CNBr−セファロースCL  4
B)に固定化してマウスIgG用吸着体を得た。このマ
ウスIgG用吸着体を用いて前記の2細胞法の培養上清
のうちの300xQずつをアフィニティクロマトグラフ
ィに付した。マウスIgG用吸着体におけるモノクロー
ン抗IgE−BP抗体をグリシン−塩酸緩衝液(pH:
2.5)で溶出させることによって、該モノクローン抗
IgE−BP抗体をそれぞれ約5xg得た。
実施例2 ビチオン標識モノクローン抗体の作成:E70株または
E71株によって産生され、上記方法によって精製され
たモノクローン抗IgE−BF抗体の約2朽ずつをそれ
ぞれ0.1ミリモル/Qの濃度の炭酸水素ナトリウム水
溶液の2xQに溶解し、この溶液にスルホスクシンイミ
ジル6−(ビオチンアミド)ヘキサノエート[米国ピア
ス・ケミカル(PIERCE CHEMICAL)社製
、NHS−LC−ビオチン(NHS−LC−BIOTI
N)]を119/M(lの濃度で含有するジメチルホル
ムアミド溶液200μQを加え、混合液を室温で4時間
静置した。得られた各混合液を4℃の温度でPBSに対
して透析することにより、ビチオンで標識したモノクロ
ーン抗1gE−BF抗体を含有するPBS溶液をそれぞ
れ得た。
実施例3 モノクローン抗IgE−BP抗体を用いたELISA法
によるIgE−BPの検出: E70株またはE71株によって産生され、実施例1−
(6)の方法によって精製されたモノクローン抗1 g
E −B P抗体を0 、05 x9/xQの濃度で含
有するPBS溶液をポリスチレン製のマイクロウェルプ
レート(米国ベクトンーディッキンソン・アンド・カン
パニー社製、ファルコン3915.96穴プレート)の
ウェルに50μQ/ウエルずつ分注し、4℃の温度で一
晩静置することによってモノクローン抗IgE−BP抗
体をプレートに吸着させた。各ウェルから溶液を除去し
たのち、牛脂児血清を5容量%含有するPBS溶液を3
00μ(!/ウェルずつ分注し、37℃の温度で2時間
静置することによって、モノクローン抗IgE−BP抗
体が吸着していない固相表面のブロッキングを行ない、
次いで各ウェルを牛脂児血清を5容量%含有するPBs
s液で洗浄した。
次に、IgE−BFを含む試料を50μQずつ各ウェル
に注ぎ、37℃で2時間静置し、次いで各ウェルを牛胎
児血清を5容量%含有するPBS溶液で洗浄した。
実施例2で得られノニビチオンで標識したモノクローン
抗1 gE −B P抗体を含有するPBS溶肢を用い
て、該ビチオンで標識したモノクローン抗I gE −
B P抗体および牛胎児血清をそれぞれ2μ’i/R(
lおよび5容量%の濃度で含有するPBS溶液を調製し
、得られたPBS溶液を50μQ/ウエルずつ各ウェル
に分注し、37℃の温度で1時間静置し、次いで各ウェ
ルを牛胎児血清を5容量%含有するPBS溶岐で洗浄し
た。西洋ワサビペルオキシダーゼで標識したストレプト
アビジン[米国ビー・アール・エル(BRL)社製、ス
トレプトアビジン−ホースラデイツシュ・ペルオキシダ
ーゼ・コンジュゲート(S treptavidin−
horse−radish peroxidase c
onjugate)]を牛脂児血清を5容量%含有する
PBS溶肢で約500倍に希釈し、この希釈溶液を各ウ
ェルに50μm2/ウエルずつ加えたのち、37℃の温
度で1時間静置した。
各ウェルをPBSで洗浄したのち、2.2’−7ジノー
ビス(3−エチルベンゾチアゾリン−6−スルホン酸)
をlミリモル/12含有し、かつ過酸化水素を0.00
45重量%含有するトリス緩衝溶液(pHニア、4)を
!00μQ/ウェルずっ各ウェルに分注し、室温下で1
5分間振盪することによって発色操作を行った。
各ウェルの波長409nmと501nmの吸光度を測定
し、両波長における吸光度の差を求めた。既知濃度のf
gE−BPを試料として加えて得られた検量線の一例を
第1図と第2図に示す。
実施例4 IgE−BPの吸着剤の作成−I: 臭化シアンで活性化されたアガロース粒子(スウェーデ
ン国ファルマシア社製、CNBr−セファロースCL4
B)の19(乾燥重量)を塩化ナトリウムおよび炭酸水
素ナトリウムをそれぞれ0.5モル/Qおよび0.1モ
ル/eの濃度で含有する水溶液(pH:8.3)で洗浄
し、得られた懸濁物を吸引濾過した。得られたゲルを実
施例1−(6)におけると同様な方法で得られたE70
株によって産生されたモノクローン抗I gE −B 
P抗体を7jI9含有し、かつ塩化ナトリウムおよび炭
酸水素ナトリウムをそれぞれ0.5モル/Qおよび0.
1モル/12ノ濃度で含有する水溶液(pH:8,3)
の10o2に加え、得られた混合物を4℃の温度で一晩
撹拌した。撹拌終了後、混合物を吸引濾過した。濾液に
ついて波長28Or+a+における吸光度を測定したが
、モノクローン抗I gE −B F抗体に基づく吸収
は認められなかった。得られたゲルをグリシンを1モル
/g含有するPBS溶液の10wrl中に加え、この混
合物を4℃の温度で一晩撹拌した。得られた混合物をP
BS溶液で洗浄し、吸引濾過すること1こよって、モノ
クローン抗I gE −B P抗体の7mgが固定化さ
れたアガロース粒子のゲルを約3.5g得た。
実施例5 I gE −B Pの吸着剤の作成−■:50容量%の
ジオキサン水溶液の15xCにエピクロルヒドリン2.
5 xQを加えて撹拌した。得られた溶液を、セルロー
ス粒子(チッソ株式会社製、セルロファインGCL−2
000C)を含水させて得られたゲルの109および2
規定の水酸化ナトリウム水溶液6 、5 x(lと混合
し、混合物を40℃の温度で2時間撹拌した。得られた
混合物を水洗し、吸引濾過した。得られたゲルのうちの
8゜3gを25〜28重量%のアンモニア水溶液16゜
8J112と混合し、この混合物を40℃の温度で2゜
5時間撹拌した。得られた混合物を水およびジオキサン
で順次洗浄し、吸引濾過することによって、ジオキサン
を含有するゲルを得た。このゲルの7゜539を、無水
コハク酸1.6gとジオキサン24z(lとからなる溶
液と混合し、混合物を室温で一晩撹拌した。得られた混
合物をジオキサンで洗浄し、吸引濾過した。得られたゲ
ルの7.459をN−ヒドロキシコハク酸イミド0.3
589、ジシクロへキシルカルボジイミド0.7719
およびジオキサン29.8z12と混合し、混合物を室
温下で−晩撹拌した。得られた混合物をジオキサンおよ
び10ミリモル/gのリン酸塩緩衝液(pHニア、4)
で順次洗浄し、次いで吸引濾過した。得られたゲルのう
ちの3.5gを、実施例1−(6)におけると同様な方
法によって得られたE71株によって産生されたモノク
ローン抗I gE −B P抗体の719およびlOミ
リモル/12のリン酸塩緩衝液(pHニア、4)15村
と混合し、混合物を4℃の温度で一晩撹拌した。得られ
た混合物を吸引濾過した。濾液について波長280nm
における吸光度を測定したが、モノクローン抗1 gB
 −B F抗体に基づく吸収は認められなかった。得ら
れたゲルをPBSで洗浄し、吸引濾過することによって
、モノクローン抗rgE−BF抗体の7119が固定化
されたセルロース粒子のゲルを約3.59得た。
実施例6 IgE−BPの吸着実験 IgE−BPを約101971(lの濃度になるように
加えたヒト血清1x(lに実施例4および実施例5で得
られたI gE −B P吸着剤を50g+9づつ加え
、37℃で3時間インキュベートした。遠心して得られ
た上清中のI gE −B Fの濃度を実施例3と同様
のEL I SA法により測定した。
比較のために実施例4およびと実施例5においてモノク
ローン抗IgE−BP抗体の代わりにマウスIgGを固
定化した吸着剤についても同様の吸着実験を行なった。
結果をまとめて第1表に示す。
第1表 上清中の 固定化担体  担体  IgE−BPの濃度(ny/x
(2) 実施例4 E70株より 産生された 抗体 アガロース <0.5 実施例5 E71株より 産生された 抗体 セルロース 〈0,5 比較例  マウスIgG  アガロース lO〃   
  〃   セルロース  9[発明の効果] 本発明によれば、新規なハイブリドーマ細胞株を用いる
ことにより、I gE −B P (可溶性FcεR)
に特異的な新規なモノクローン抗体か効率的に製造され
る。該モノクローン抗体はI gE −BFの検出用試
薬およびIgE−BP除去用吸着剤において利用される
。このIgE−BP除去用吸着剤を使用することにより
、IgE−BPを血清中より除去することが可能である
【図面の簡単な説明】
第1図は固相化抗体としてE70株産生モノクローン抗
IgE−BP抗体を用い、ビオチン標識抗体としてビオ
チン標識のE71株産生モノクローン抗I gE −B
 P抗体を用いた場合の検量線の一例を示す。 第2図は固相化抗体としてE71株産生モノクローン抗
IgE−BP抗体を用い、ビオチン標識抗体としてビオ
チン標識のE70株産生モノクローン抗1gE−BP抗
体を用いた場合の検量線の一例を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヒトIgE結合因子に特異的なモノクローン抗体。 2、該ヒトIgE結合因子が下記式で示されるアミノ酸
    配列を有し、組換えDNA操作により動物細胞に発現さ
    せたヒトIgE結合因子である請求項第1項に記載のモ
    ノクローン抗体。 【遺伝子配列があります】 3、該モノクローン抗体が、ヒトIgE結合因子で免疫
    されたBALB/cマウス脾細胞とP_3−NSI/1
    −Ag−1法の細胞融合により形成されたハイブリドー
    マより生成され、マウスIgG1型である請求項第1項
    に記載のモノクローン抗体。 4、該モノクローン抗体が、ヒトIgE結合因子で免疫
    されたBALB/cマウス脾細胞とP_3−NSI/1
    −Ag−1法の細胞融合により形成されたハイブリドー
    マより生成され、マウスIgG2a型である請求項第1
    項に記載のモノクローン抗体。 5、請求項第1項ないし第4項のいずれか1つに記載の
    モノクローン抗体を産生するハイブリドーマ。 6、請求項第1項ないし第4項のいずれか1つに記載の
    モノクローン抗体を使用するヒトIgE結合因子の検出
    用試薬。 7、請求項第1項ないし第4項のいずれか1つに記載の
    モノクローン抗体を不溶性の担体に固定化してなるヒト
    IgE結合因子の吸着剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0481664A (ja) * 1990-07-24 1992-03-16 Kuraray Co Ltd ヒトIgE結合因子測定試薬およびそれを用いるヒトIgE結合因子の測定方法
WO1995016203A3 (en) * 1993-12-10 1995-06-29 Genentech Inc Methods for diagnosis of allergy and screening of anti-allergy therapeutics

Cited By (3)

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