JPH03127788A - 2,4‐ジアミノ‐6‐(1‐ピペリジニル)‐ピリミジン‐3‐オキサイドの新規な精製方法 - Google Patents

2,4‐ジアミノ‐6‐(1‐ピペリジニル)‐ピリミジン‐3‐オキサイドの新規な精製方法

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JPH03127788A
JPH03127788A JP26752289A JP26752289A JPH03127788A JP H03127788 A JPH03127788 A JP H03127788A JP 26752289 A JP26752289 A JP 26752289A JP 26752289 A JP26752289 A JP 26752289A JP H03127788 A JPH03127788 A JP H03127788A
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JP
Japan
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oxide
diamino
pyrimidine
piperidinyl
water
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JP26752289A
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Yoshiyuki Murai
良行 村井
Ichiro Takase
一郎 高瀬
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は2,4−ジアミノ−6−(1−ピペリジニル
)−ピリミジン−3−オキサイドの新規な精製方法に関
するものである。
2.4−ジアミ/−6−(1−ピペリジニル)−ピリミ
ジン−3゜オキサイド【ミノキシジル(MINOXID
IL)]は青主剤や高血圧治療薬として有用な化合物で
ある。
(従来の技術) 2.4−ジアミノ−6−(1−ピペリジニル)−ピリミ
ジン−3−オキサイドの精製方法としては、沸騰アセト
ニトリルにより抽出あるいは再結晶したり(例えば、特
公昭55−1259やES8604924)、メタノー
ルとアセトニトリルの混合溶媒から再結晶したり(例え
ば、特公昭6O−39670)、水から再結晶したり(
例えば、EP259218)、エタノールと水の混合溶
媒がら再結晶したり(例えば、ES8604726)、
水やベンゼン、トルエンなどの有機溶媒により洗浄した
り(例えば、特開昭63−96175や特開昭55−5
9172)する方法が知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、これらの従来法にはそれぞれ以下のよう
な問題点がある。
沸騰アセトニトリルにより抽出あるいは再結晶したり、
メタノールとアセトニトリルの混合溶媒から再結晶した
り、エタノールと水の混合溶媒から再結晶したりする場
合の共通の問題点としては、使用する溶媒の引火爆発の
危険性に注意する必要があることがある。
また、沸騰アセトニトリルにより抽出あるいは再結晶す
る場合には、3.5gの2,4−ジアミノ−6−(1−
ピペリジニル)−ピリミジン−3−オキサイドを得るた
めに800m1ものアセトニトリルを使用しているため
製造能力が低いという問題点もある。
水から再結晶する場合も2,4−ジアミノ−6−(1−
ピペリジニル)−ピリミジン−3−オキサイドの60倍
重量の水が必要であり、製造能力が低いという問題点が
ある。
エタノールと水の混合溶媒から再結晶する場合の問題点
としては、昇温時と冷却時の溶解度の差が小さく、収率
が低いことがある。
水やベンゼン、トルエンなどの有機溶媒により洗浄する
ことにより精製する場合の問題点としては、無機物など
の不溶物の除去が十分にできないことがある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らはこれらの問題点を解決する2、4−ジアミ
ノ−6−(1−ピペリジニル)−ピリミジン−3−オキ
サイドの新規な精製方法について鋭意検討した。
その結果、2,4−ジアミノ−6−(1−ピペリジニル
)−ピリミジン−3−オキサイドを鉱酸または有機酸の
水溶液に溶解させてから、アルカリを添加することによ
り精製する新規な精製方法および、2,4−ジアミノ−
6−(1−ピペリジニル)−ピリミジン−3−オキサイ
ドを炭素数10以下のアミドまたは炭素数10以下のス
ルホキシドと水との混合溶媒から再結晶することにより
精製する新規な精製方法を見い出し課題を解決すること
ができた。
2.4−ジアミノ−6−(1−ピペリジニル)−ピリミ
ジン−3−オキサイドは公知の方法により製造される。
例えば、2,4−ジアミノ−6−クロロピリミジン、3
−オキサイドをピペリジンと反応させることにより(例
えば、特公昭55−1259)、2,4−ジアミノ−6
−(2,4−ジクロロフェノキシ〉−ピリミジン−3−
オキサイドをピペリジンと反応させることにより(例え
ば、特公昭45−25507)、あるいは2,4−ジア
ミノ−6−(p−)ルエンスルホニルオキシ)−ピリミ
ジン−3−オキサイドをピペリジンと反応させることに
より(例えば、特開昭55−59172や特開昭63−
96175など)製造される。
また、3−シアノイミノ−3−ピペリジノプロピオニト
リルとヒドロキシルアミンとの反応により(例えば、特
公昭6O−39670)製造される。
精製に使用される鉱酸の種類については特に限定しない
が、入手の容易さや価格などの点から塩5− 酸、硫酸、リン酸などが適当である。これらの混合物で
も良い。
精製に使用される有機酸の種類については特に限定しな
いが、入手の容易さや価格などの点からギ酸、酢酸、プ
ロピオン酸などが適当である。これらの混合物でも良い
鉱酸や有機酸の量については特に限定しないが、通常2
,4−ジアミノ−6−(1−ピペリジニル)−ピリミジ
ン−3−オキサイドの0.2〜20モル倍量が、好まし
くは0.8〜5モル倍量が使用される。
精製に使用されるアルカリの種類については特に限定し
ないが、入手の容易さや価格などの点からアンモニア水
、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが使用される
。これらの混合物でも良い。
添加時のアルカリの形態としては水溶液でも固体でも良
く特に限定しないが、操作性の点から水溶液が好ましい
精製に使用されるアルカリの量については特に限定しな
いが、精製効果の点から、最終pHが6− 3〜10になるまで、好ましくは最終pHが4〜6にな
るまで添加される。
精製に使用される水の量については特に限定しないが、
通常2,4−ジアミノ−6−(1−ピペリジニル)−ピ
リミジン−3−オキサイドの0.5〜50倍量が、好ま
しくは2〜20倍量が使用される。
2.4−ジアミノ−6−(1−ピペリジニル)−ピリミ
ジン−3−オキサイドを鉱酸または有機酸の水溶液に溶
解させる時の温度については特に限定しないが、通常0
〜150°Cが、好ましくは10〜80’Cが採用され
る。
アルカリを添加する時の温度については特に限定しない
が、通常O〜1506Cが、好ましくは10〜100’
Cが採用される。
アルカリを添加する前に活性炭処理などの精製操作をす
ることもできる。
また、不溶物の除去のためにアルカリを添加する前にろ
過するのが好ましい。
2.4−ジアミノ−6−(1−ピペリジニル)−ピリミ
ジン−3−オキサイドを炭素数10以下のアミドまたは
炭素数10以下のスルホキシドと水との混合溶媒から再
結晶する時に使用する炭素数10以下のアミドまたは炭
素数10以下のスルホキシドの例としては、入手の容易
さや価格などの点からジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミドやジメチルスルホキシドなどがあげられる
。これらの混合物でも良い。
炭素数10以下のアミドまたは炭素数10以下のスルホ
キシドと水との重量比については特に限定しないが、通
常炭素数10以下のアミドまたは炭素数10以下のスル
ホキシドl水比が1/100〜10/1、好ましくは1
120〜1/1で操作される。
炭素数10以下のアミドまたは炭素数10以下のスルホ
キシドと水との混合溶媒の量については特に限定しない
が、通常2,4−ジアミノ−6−(1−ピペリジニル)
−ピリミジン−3−オキサイドの0.5〜50倍量が、
好ましくは2〜20倍量が使用される。
再結晶時の温度については特に限定しないが、通常0〜
150’Cが、好ましくは10〜110’Cが採用され
る。
冷却して晶析させる前に活性炭処理などの精製操作をす
ることもできる。
また、不溶物の除去のために冷却して晶析させる前にろ
過するのが好ましい。
(発明の効果) 本発明においては2,4−ジアミノ−6−(1−ピペリ
ジニル)−ピリミジン−3−オキサイドの精製において
、アセトニトリル、メタノール、エタノールなどの引火
点の低い有機溶媒を使用する時に比べて、引火爆発の危
険性が大幅に減少した。
また、水やベンゼン、トルエンなどの有機溶媒により洗
浄することにより精製する時に比べて、無機物などの不
溶物の除去が容易にできるようになった。
また、アセトニトリルや水から再結晶する時と比較して
精製時の能力が向上した。
炭素数10以下のアミドまたは炭素数10以下のスルホ
キシドと水との混合溶媒から再結晶する場合には、エタ
ノールと水の混合溶媒からの再結晶に比べて昇温時と冷
却時の溶解度差が大きいので収率が向上した。
9− また、再結晶により精製する場合には活性炭処理後のろ
通暁に温度低下に伴うロスがでやすいのに対し、鉱酸ま
たは有機酸の水溶液に溶解させてからアルカリを添加す
ることにより精製する方法では、活性炭処理後のろ通暁
のロスが少なくなった。
このため工業的規模での2,4−ジアミノ−6、クロロ
ピリミジン−3−オキサイドの精製が容易になった。
本特許を実施例を用いてさらに詳細に説明する。
(実施例) 実施例1 2.4−ジアミノ−6−クロロピリミジン−3−オキサ
イド240.9g(純度=87%、1.3mol)、水
2400gにピペリジン383gを添加し還流下で1.
5時間反応させた。室温まで冷却後ろ過し、水600g
で洗浄した。得られた結晶を乾燥し、2,4−ジアミノ
−6−(1−ピペリジニル)−ピリミジン−3−オキサ
イドの微黄色粗結晶255.6gを得た。得られた粗結
晶の融点は255〜257°C(分解)であった。
10− 得られた粗結晶60gに水600g、酢酸60gを添加
し、40°Cまで昇温後活性炎処理した。活性炭をろ過
液、60’Cで28%アンモニア水45gを添加した。
室温まで冷却後ろ過し、純水で洗浄した。得られた結晶
を乾燥し、白色の2,4−ジアミノ−6−(1−ピペリ
ジニル)−ピリミジン−3−オキサイド53g(−買収
率:82%)を得た。精製品の融点は260〜262°
C(分解)であった。
実施例2 実施例1で得た2、4−ジアミノ−6−(1−ピペリジ
ニル)−ピリミジン−3−オキサイドの粗結晶5gにジ
メチルアセトアミドと水の混合溶媒(ジメチルアセトア
ミドl水=1/4(重量比))60gを添加し、還流下
で活性炭処理してから活性炭をろ過液した。室温まで冷
却後ろ過し純水で洗浄した。得られた結晶を乾燥し、白
色の2,4−ジアミノ−6−(1−ピペリジニル)−ピ
リミジン−3−オキサイド3.7g(−買収率:69%
)を得た。
精製品の融点は260〜261°C(分解〉であった。
11−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、2,4−ジアミノ−6−(1−ピペリジニル)−ピ
    リミジン−3−オキサイドを鉱酸または有機酸の水溶液
    に溶解させてから、アルカリを添加することを特徴とす
    る2,4−ジアミノ−6−(1−ピペリジニル)−ピリ
    ミジン−3−オキサイドの新規な精製方法。2、有機酸
    としてギ酸、酢酸、プロピオン酸の中から選択される1
    種または1種以上の混合物を用いる第1項記載の新規な
    精製方法。 3、2,4−ジアミノ−6−(1−ピペリジニル)、ピ
    リミジン−3−オキサイドを炭素数10以下のアミドま
    たは炭素数10以下のスルホキシドと水との混合溶媒か
    ら再結晶することを特徴とする2,4−ジアミノ−6−
    (1−ピペリジニル)、ピリミジン−3−オキサイドの
    新規な精製方法。 4、アミドとしてジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
    トアミドの中から選択される1種または1種以上の混合
    物を用いる第3項記載の新規な精製方法。
JP26752289A 1989-10-13 1989-10-13 2,4‐ジアミノ‐6‐(1‐ピペリジニル)‐ピリミジン‐3‐オキサイドの新規な精製方法 Pending JPH03127788A (ja)

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