JPH0312772Y2 - - Google Patents

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JPH0312772Y2
JPH0312772Y2 JP1986157008U JP15700886U JPH0312772Y2 JP H0312772 Y2 JPH0312772 Y2 JP H0312772Y2 JP 1986157008 U JP1986157008 U JP 1986157008U JP 15700886 U JP15700886 U JP 15700886U JP H0312772 Y2 JPH0312772 Y2 JP H0312772Y2
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power cord
locking lever
lever
tip
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 この考案は電気機器に接続される電源コードの
逆巻防止装置の改良に関する。
〔従来技術〕
従来、ジユーサ,ミキサなどの家庭用電気機器
の多くに合成樹脂製の手動コードリールが付設さ
れ、このコードリールは、ハンドル操作にてリー
ルに電源コードを巻取り、又、電源コードの引出
しに際しては、プラグを持つて引出せるように構
成されている。しかし、前記電源コードの巻取り
にあたり、使用者が誤つてハンドルを前記と逆方
向に回転させた場合、リールは逆巻方向、即ち、
一方向に巻回した電源コードを緩める方向に回動
するため、電源コードをリールに順序よく巻回す
ることができず、ハンドル操作を困難としたり、
前記逆巻回によつて電源コード自体に捻じり作用
が働き、電源コード内部の芯線を断線させるおそ
れがあつた。更に、リールを正方向に回転させて
電源コードを巻取る途中で、リールを逆方向に回
転したりすると、リール内の電源コードの巻付け
が緩み、コード自体が絡りあつて電源コードをリ
ールから引出すことができなくなる場合もあつ
た。前記の欠点を解消するために、例えば、実公
昭50−14146号公報に記載されたものがある。即
ち、第10図及び第11図で示すように、回転部
材となる回転リール31の中央に円弧状枠32を
設け、この円弧状枠32を近接して回転リール3
1に突設した可動レバー軸33に先端を自由端と
した可動レバー34を回動自在に取付け、前記回
転リール31を回転可能に支持する固定部材とな
る固定側リール35には、その外周部にストツパ
ー36を一体的に設け、そしてハンドル操作によ
り回転リール31を第11図の矢印方向に回転さ
せると、電源コード37は第11図のように、回
転リール31の軸38を1周してから円弧状枠3
2と可動レバー34の外側に沿つて順次渦巻状に
巻取られる。この際、可動レバー34は巻回され
る電源コード37に押えられて揺動することはな
い。しかし、電源コード37の巻取りにあたり、
回転リール31を第11図の矢印と反対方向に回
転させると、第12図に示すように、可動レバー
34は電源コード37により外側に押されて回動
し、円弧状枠32のストツパー39と固定側リー
ル35のストツパー36に当接すると、回転リー
ル31のこれ以上の回転を阻止して電源コード3
7の逆巻を防ぐように構成されている。
しかし、前記構造のコードリールは、回転リー
ルを逆回転させて可動レバーの先端がストツパー
と当接したあとも、更に大きな力で回転リールを
逆方向に回すと、可動レバーはそのレバー軸33
に枢支されているだけであるため機械的強度が弱
く、この結果、可動レバー軸33に大きな力が加
わつてこの軸33を折損したり、あるいは、可動
レバー34をく字状に折曲して破損し、コードリ
ールの逆巻防止機構が機能しなくなるおそれがあ
つた。これを回避するために、例えば、可動レバ
ー34の肉厚を厚くしたり、可動レバー軸33の
径を太くすることも考えられるが、この場合は、
電源コード37の巻取り長さが短かくなる欠点が
あつた。
〔考案の目的〕
この考案は前記の欠点を除去して、電源コード
の逆巻を確実に阻止するとともに、逆巻防止機構
の機械的強度を強くして、手動コードリールを長
期にわたり円滑に、かつ、安定した状態で電源コ
ードを絡り等を生じさせることなく巻取つたり、
引出したりして使用することができるようにした
電源コードの逆巻防止装置を提供することにあ
る。
〔考案の概略〕
この考案は、電源コードの逆巻を阻止する係止
レバーの先端部上縁に、回転部材(回転リールに
相当する)側に凹設したガイド溝の側縁と当接す
る係止突起を一体的に形成し、電源コードを誤つ
て逆巻することにより前記コードに押されて外側
に回動する係止レバーが、前記回転部材との回転
部材を回転自在に支持する固定部材(固定側リー
ルに相当する)とこの両部材によつて一定角度以
上回動するのを阻止して、電源コードの逆巻防止
と係止レバー、即ち逆巻防止機構の機械的強度を
強くするようにしたことを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下この考案の実施例を第1図ないし第9図に
よりコーヒーミルに実施した例について説明す
る。
第1図ないし第3図において、1は合成樹脂に
より短筒状に形成した上部ケースで、このケース
1の上側は下側に比べて若干小径に形成されて嵌
合部1aを設け、この嵌合部1aの外周部にはテ
ーパー状の嵌合突部1bを対向位置に縦設し、前
記嵌合突部下側の胴部には幅広の凹溝1cを縦長
に凹設してその下部に操作孔1dを穿孔し、内周
部には真中付近に係合段部1eを周設し、更に、
上部ケース1の下部開口端には、係合孔1fを開
口した1対の接合片1gが互いに対向して垂設さ
れている。2は電動機取付枠体(以下単に取付枠
体という)で、この取付枠体2は第3図に示すよ
うに、一方(第2図の上部側)は上部ケース1の
下側に嵌合できるように円環部2aを有し、他方
(第2図の下部側)は板状の底部2bを有して、
これら円環部2aと底部2bとを橋絡部2cを介
在させて合成樹脂により一体的に成形加工されて
おり、この取付枠体2の底部中央には第2図に示
すように、内部に凹部2dを有する巻胴2eと、
この巻胴2eの下側にこれより小径の軸受筒2f
とを下方に向けて一体的に突設し、この軸受筒2
fは第7図に示すように、その軸線に沿つて切溝
を4ケ所設けて4分割し、相対向する2つの分割
片には、係合爪片2f1を外方に突出して形成され
ている。又、前記底部2b周辺の一部には第3図
に示すように、支持台2gが設けられて切込溝を
有する挾持片2hと係止片2iとが上方に向けて
立設されている。更に円環部2aの内周には前記
挾持片2hと対応する位置に第2図、第3図で示
すように係合溝2jを設け、又、橋絡部2cは第
3図で示すように、接合片1gが嵌合する凹条部
2kを縦設するとともに、この凹条部2kの上部
には接合片1gに開口した係合孔1fに掛止され
る鉤状突起2nが突設されている。3は前記取付
枠体2に収納保持された電動機で、回転子軸3a
を支承するブラケツト3b,3cを上下に配設し
て前記回転子軸3aを上部ブラケツト3bから上
方に突出させ、下部ブラケツト3cはゴム等から
なる防振部材3dを介して底部2b中央の凹部2
dに支持されている。4は金属製の薄板を椀状に
プレス成形したコーヒー豆の収納容器で、底部中
央に回転子軸3aが貫通する径大な挿通孔4aを
有し、この挿通孔4aには回転子軸3aが貫通す
る樹脂製のカラー4bの皿状底部を嵌め込み、こ
のカラー4bと上部ブラケツト3bとの間にはス
ラストワツシヤ4cとパツキン4dを介在させ、
この状態で、前記収納容器4の上部開放端を、上
部ケース1内側の係合段部1eに当接して、上部
ケース1の接合片1gを取付枠体2の凹条部2k
に嵌め込み、接合片1gの係合孔1fに鉤状突起
2nを第5図のように掛止すると、第1図のよう
に、コーヒー豆の収納容器4は上部ケース内側の
係合段部1eにパツキン4dの付勢力により押圧
されて係止されて係止され、収納容器4の係止に
より電動機3は前記収納容器4と底部2bとの間
に、パツキン4dと防振部材3dとの弾性力によ
り強固に挾圧保持されて取付枠体2に取付けられ
る。5は収納容器4内において回転子軸3aに止
着したカツタ。6はコーヒー豆を好みの粗さに挽
く時間を設定するための時限設定素子と電動機3
起動用のスイツチ7を取付けたプリント基板で、
取付枠体2の底部2b周辺に設けた支持台2gの
挾持片2hと係止片2iに下部を支持させ、上部
は円環部2a内側の係合溝2jに係合させること
により、第2図のように、前記プリント基板6は
取付枠体2に抜脱しないように取付けられる。
又、プリント基板6に取付けられているスイツチ
7は、第2図に示すように、スイツチ7に設けた
可動接触子7aと固定接触子7bの各上端を止着
して上部ケース1の操作孔1dに臨ませた可動片
7cをプリント基板6の上部に水平移動可能に取
付け、この可動片7cを第2図において右方向に
押圧すると、可動接触子7aはその真中付近が受
止具7eの上端縁に支持されて、前記可動片7c
の押圧方向と反対側に彎曲して固定接触子7bと
接触して電動機3の電源回路を閉路し、押圧を解
除すれば原位置に復帰して電源回路を開路する。
この際、プリント基板6の最上部に止着した3個
の発光ダイオード6aは時限設定により電動機3
の駆動時間に応じて点灯する。8は取付枠体2を
回転可能に収納する下部ケースで、第2図、第5
図に示すように、底面8aには取付枠体2の巻胴
2e下面を乗載して軸受筒2fが貫通する軸孔8
bが穿孔されており、この軸孔8bに前記軸受筒
2fを貫通する場合、軸受筒2fは4分割されて
いるので、係合爪片2f1が1且軸孔8b内に押圧
された状態で挿通されて係合爪片2f1が軸孔8b
の外側縁に係止されるため、取付枠体2はこの軸
受筒2fにより、下部ケース8内に抜脱すること
なく回転可能に収納することができる。そして、
前記取付枠体2を下部ケース8に収納することに
より、巻胴2eの外側において取付枠体2(回転
部材)の底部2bと、下部ケース8(固定部材)
との間に生ずる空間が第5図で示すように、電源
コード9の収容部10となる。この収容部10に
は第7図に示すように、電源コード9の逆巻を防
止する弓状の係止レバー11が取付枠体2の底部
2bに巻胴2eに近接して回動自在に枢支されて
いる。この係止レバー11は第3図に示すよう
に、基端には取付枠体2の底部2bに回動自在に
枢支される枢支ピン11aを突設し、自由端とな
る先端部分には、第3図、第7図及び第9図A,
Bで示すように、前記底部2bに巻胴2e付近か
ら取付枠体2の外周縁側に向けて電源コード9の
巻取方向側に沿つて凹設した弧状のガイド溝12
と摺接し、かつ、前記ガイド溝12先端の一側端
縁12aに係止される係止突起側面11fを形成
した肉厚な係止突起11bと、該係止突起11b
の側端(係止レバー11の最先端)即ち、係止突
起側面11fの反対側に段差面11eを備え、か
つ、板厚を薄くして取付枠体2外周縁の形状(弧
状)と合致させた先細状の係止片11cとがそれ
ぞれ一体的に形成されている。13は上部ケース
1の開口部を覆う帽子状の透明カバーで、内周部
には上部ケース1の嵌合部1aに設けたテーパー
状の嵌合突部1bを嵌合する溝部13aが縦設さ
れており、又、このカバー13の外周には、縦長
な帯板状のスイツチレバー14が、前記カバー1
3を上部ケース1に嵌合突部1bにより位置決め
して取付けた場合、前記上部ケース1の凹溝1c
と一致する位置に取付けられており、このスイツ
チレバー14は弾力性に富む合成樹脂により形成
されて前記カバー13の側壁に下部を自由端とし
て装着され、この自由端側の上部ケース1の操作
孔1dと対応する位置には、操入孔1dに挿入さ
れてスイツチ7の可動片7cを押圧してスイツチ
7を投入する突子14aが突設されている。15
は上部ケース1外周部の凹溝1cに近接して設け
た叛光ダイオード6aの表示窓である。17は電
源コード9の収容部10と対応する下部ケース8
の側壁に開口したコード引出口で、第8図、第9
図で示すように、引出口17の内側縁には電源コ
ード9の引出により係止レバー11が第8図にお
いて反時計方向に一定の角度回動したとき、第9
図及び第9図Bで示すように、係止片11cの基
端に形成した段差面11eを受止めて係止レバー
11の回動を阻止する係止段部17aが突出形成
されている。
なお、電源コード9は第3図、第7図に示すよ
うに、下部ケース8の引出口17よりケース8内
に導入し、巻胴2eの開口から凹部2dに入り、
係止部材より抜止しないように係止させて電動機
3に接続されている。
次に動作について説明する。
コーヒー豆を粉砕する場合は、電源コード9に
取付けたプラグ16を図示しない電源に接続す
る。つづいて、カバー13を取外して所要量のコ
ーヒー豆を収納容器4内に入れ、カバー13を溝
部13aに上部ケース1の嵌合突部1bを嵌合さ
せて上部ケース1に被せる。前記カバー13を被
せると、スイツチレバー14の突子14aとスイ
ツチ7の可動片7aとの位置が一致し、これによ
りスイツチレバー14の下部を操作孔1d側に押
圧し、突子14aによりスイツチ7の可動片7c
を押す。可動片7cが押圧されると、可動接触子
7aは第2図に2点鎖線で示すように、原位置か
ら左側に反転して1点鎖線で示す固定接触子7b
と接触して電動機3を起動する。電動機3の起動
によりカツタ5は高速回転してコーヒー豆を粉砕
する。粉砕時間は粗挽,中挽,細挽の時間に応じ
て3個の発光ダイオード6aが時限設定素子から
の信号により順次点灯することにより区分するこ
とができる。コーヒー豆を好みの粗さに挽いたら
スイツチレバー14の押圧を解除して電動機3を
停止する。
前記コーヒー豆の粉砕中電動機3自体は、第2
図に示すように、上部ブラケツト3b上にスラス
トワツシヤ4c,パツキン4d,カラー4dの順
で回転子軸3aに嵌挿して、その上部にコーヒー
豆の収納容器4を載せ、下部ブラケツト3cには
その下側に防振部材3dを嵌め込も、この状態で
電動機3を取付枠体2内に収納して下部ブラケツ
ト3cに嵌めた防振部材3dを底部2bの凹部2
dに嵌挿し、上部ブラケツト3b上に載せた収納
容器4はその開口端縁に上部ケース1の係合段部
1eを当接し、この状態で前記上部ケース1を下
方に押圧すると、収納容器4が上部ケース1の係
合段部1eにより下方に押圧され、上部ケース1
の接合片1gに設けた係合孔1fに取付枠体2の
鉤状突起2nを係止させると、収納容器4はその
開口端縁がその径方向に拡開するのを上部ケース
1の係合段部1eに受止められて横移動すること
なく保持されるため、前記収納容器4の挿通孔4
aと取付枠体2底部2bの凹部2dとの中心を同
一線上の位置で合致させることができ、この結
果、電動機3をパツキン4d、防振部材3dによ
り弾性保持させて取付枠体2にネジ等の固定部材
を用いることなく効果的に押圧支持させることが
できる。このためコーヒー豆の粉砕中、回転子軸
3aが心振れを起すこともなく円滑にコーヒー豆
を挽くことができる。
次にコーヒーミルの保管に際して電源コード9
を収容部10に巻取り収納する場合は、下側ケー
ス8を片方の手で把持し、他方の手で上部ケース
1を第8図において矢印方向に回し、これに連接
されている取付枠体2を同一方向に回転させる。
この際、取付枠体2は第2図に示すように、円環
部2aは下部ケース8の開口端に嵌合し、軸受筒
2fは軸孔8bに貫通して係合爪2f1が軸孔8b
の外側縁に係止されているので、下部ケース8か
ら抜脱することなく円滑に回転する。このため、
電源コード9は第6図、第8図に示すように、取
付枠体2の巻胴2e外周に係止レバー11を介し
て順次渦巻状に巻取られ、第2図に示すように、
取付枠体2の底部2bと下部ケース8の底面8a
との間の収納部10に収容する。
なお、電源コード9の巻取りに際し、上部ケー
ス1を前記と逆方向に回そうとした場合、即ち、
時計方向に回そうとすると、第7図、第9図に示
すように、係止レバー11は電源コード9により
枢支ピン11aを中心として反時計方向に回動
し、その先端の係止突起11bはその枢支ピン1
1a側に形成した係止突起側面11fが、第7図
及び第9図Aで示すように、取付枠体2底部2b
の周縁に開口されるガイド溝12の先端の一側端
縁12aと係止されると同時に、係止片11c側
の段差面11eも第9図に示すように、下部ケー
ス8のコード引出口17内側に膨出形成した係止
段部17aと係止されるため、上部ケース1によ
つて取付枠体2を第9図において、矢印方向に回
動しようとしても前記係止レバー11に受け止め
られて回動させることができないので、巻胴2e
に電源コード9が逆方向に巻回されるのを確実に
防ぐことができる。
即ち、前記係止レバー11は、その基端が枢支
ピン11aにより取付枠体2の底部2bに枢支さ
れていても、係止レバー11の先端に突設した係
止突起11bの係止突起側面11fが、ガイド溝
12の先端の一側端縁12aに係止され、かつ、
前記係止突起側面11fの反対側に位置する係止
片11c側の段差面11eは、下部ケース8に設
けた係止段部17aに係止されているので、第9
図のように、上部ケース1により取付枠体2を矢
印方向に回動させると、前記段差面11eが係止
段部17aと係止するのと同時に、係止突起側面
11fがガイド溝12の先端一側端縁12aに係
止するので、係止レバー11はその接線方向に大
きな力を受けることになつても、その力は実質的
には係止レバー11の先端に集中することにな
る。更に、係止レバー11を係止する地点となる
係止段部17a及びガイド溝12の先端一側端縁
12aは、各々固定部材と回転部材とに分離して
設けてあるので、係止レバー11先端に加わる力
をその前記固定及び回転の両部材側の2方向に分
散させることが可能となり、この結果、係止レバ
ー11の先端に大きな外力が加わつても、該係止
レバー11の枢支ピン11aに前記外力が影響す
ることはほとんどない。この結果、係止レバー1
1の枢支ピン11aには取付枠体2を正規とは逆
方向に回わしてもほとんど外力の影響を受けるこ
とがなく、枢支ピン11aの折損,係止レバー1
1の折曲を回避することができる。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したように、回転部材とな
る取付枠体の底部には、巻胴に近接して先端部に
係止突起と係止片とを一体に形成した弧状の係止
レバーを回動自在に枢支するとともに、前記係止
レバーの係止突起を摺動案内するガイド溝を凹設
し、この取付枠体を回転可能に収納支持する固定
部材となる下部ケース側には、その内周面に係止
レバーが電源コードにより外側に回動したとき、
前記係止レバー先端の係止片側に設けた段差面を
係止させるための係止段部が膨出形成され、電源
コードの巻取りに際して使用者が誤つて取付枠体
を逆方向に回わしたとき、前記係止レバー先端の
係止片側に位置する段差面と、係止ピン側に位置
する係止突起側面とがそれぞれ固定部材となる下
部ケース内側の係止段部と、回転部材となる取付
枠体のガイド溝先端の一側端縁に当接して前記回
転部材の逆回転を防止して電源コードの逆巻を阻
止するようにしたもので、以下に示すような効果
を有する。
本考案は回転部材の底部中央の巻胴付近に基
端を回動自在に枢支した係止レバーの先端に設
けた係止突起側面を回転部材のガイド溝先端の
一側端縁に係止させ、同時に段差面を固定部材
の係止段部と衝接させるように構成されている
ので、係止レバーに加わる外力は、前記係止レ
バーの先端のみで確実に受け止めることがで
き、しかも、係止レバーの係止地点において、
外力を固定部材側と回転部材側の2方向に分散
することができるため、係止レバーの基端を枢
支する枢支ピンには前記外力の負担がほとんど
加わらず、この結果、係止レバーは破損するこ
となく長期にわたつて円滑・良好に使用できる
とともに、電源コードの逆巻き操作を確実に防
ぐことができる。
又、係止レバーは、前記のように電源コード
の逆巻によつて生ずる外力を、係止レバー先端
の自由端側に設けた係止突起側面及び段差面に
より受け止めることができるので、係止レバー
自体は、板厚を特別に厚くすることなくその機
械的強度を保持することが可能となり、これに
よつて、電源コードの巻取り長さを短かくする
ようなことは全くなく、しかも、電源コードの
巻取りスペースを特別に大きくする必要もない
ので、この種の手動コードリールを備えた家庭
用電気機器を小形・軽量に製作することができ
る。
更に、係止レバーは構造が簡単であるため、
合成樹脂材料によつて容易に成形加工でき、か
つ、樹脂材料を用いてもその機械的強度を十分
に保持することができるとともに、回転部材へ
の取付けも一動作で行い得至便である。その
上、電源コードの巻取りに際しては、特別な手
間や時間を要することなく、迅速・容易に巻取
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施したコーヒーミルの正
面図、第2図は同じく縦断正面図、第3図はコー
ヒーミルの分解斜視図、第4図は底面図、第5図
は要部の縦断面図、第6図は電動機取付枠体の底
部に電源コードを巻き込んだ状態を示す斜視図、
第7図は電源コードを逆巻きしようとした場合、
係止レバーの係止状態を示す斜視図、第8図は電
源コードの巻取り状態を説明するための説明図、
第9図は係止レバーの係止状態を説明するための
説明図、第9図Aは係止レバーの斜視図、第9図
Bは第9図AのA矢視図、第10図は従来の電源
コード巻取装置の縦断面図、第11図は電源コー
ドを巻取る状態を示す縦断面図、第12図は可動
レバーの係止状態を示す横断面図である。 2……取付枠体(回転部材)、2b……底部、
2e……巻胴、8……下部ケース(固定部材)、
11……係止レバー、11b……係止突起、11
c……係止片、11e……段差面、11f……係
止突起側面、12……ガイ溝、17a……係止段
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転部材2の回転により電源コード9を前記回
    転部材2の底部中央に形成した巻胴2eに巻取る
    ようにしたコード巻取装置において、 (a) 巻胴2e付近の底部2bに枢支される枢支ピ
    ン11aを基端に備えた係止レバー11を、前
    記枢支ピン11aを介して回動自在に前記底部
    2bに取付けるとともに、係止突起11bを前
    記係止レバーの先端に凸設し、 (b) 回転部材2の底部2bには該回転部材2中央
    の巻胴2eから電源コード9の引出口17に向
    かつて、前記係止レバー11の回動時、係止突
    起11bを摺動案内する弧状のガイド溝12を
    設け、 (c) 固定部材8の前記コード引出口17の内側に
    は、前記係止レバー11が電源コード9の引出
    により一定角度回動したとき、係止レバー11
    先端の係止突起11b側に設けた段差面11e
    と衝接するように、係止段部17aを膨出形成
    し、 (d) 更に、係止レバー11先端の係止突起11b
    に前記段差面11eと反対側の位置に設けた係
    止突起側面11fをガイド溝12先端の一側端
    縁12aに係止させると同時に、段差面11e
    が前記係止段部17aと係止するように構成
    し、係止レバーに加わる外力を前記係止レバー
    先端で受け止め、かつ、二方向に分散させるよ
    うにしたことを特徴とする電源コードの逆巻防
    止装置。
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