JPH03126065A - 静電印刷装置 - Google Patents

静電印刷装置

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Publication number
JPH03126065A
JPH03126065A JP26388289A JP26388289A JPH03126065A JP H03126065 A JPH03126065 A JP H03126065A JP 26388289 A JP26388289 A JP 26388289A JP 26388289 A JP26388289 A JP 26388289A JP H03126065 A JPH03126065 A JP H03126065A
Authority
JP
Japan
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photosensitive sheet
roll
winding
drum
photosensitive
Prior art date
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Pending
Application number
JP26388289A
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English (en)
Inventor
Toshiichi Kageyama
影山 敏一
Koji Ota
浩二 太田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03126065A publication Critical patent/JPH03126065A/ja
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子写真法の原理を応用した静電印刷装置に関
する。
従来の技術 電子写真方式により印刷を行うことは古くから知られて
いる。例えば、米I特許第2576047号におけるゼ
ロプリンティング方式、或いは特公昭43−1554号
の電子印写装置等を挙げることができる。このような電
子写真法の原理を応用した静電印刷装置は、電子写真法
によって光導電性シート(感光シート)上に形成したト
ナー像を定着することにより、非感光性の絶縁性像図形
、即ち印刷マスクを感光シート上に形成し、次にこの印
刷マスクを一様に帯電してから一様に光を照射して感光
性部分を放電させた後に現像することにより、トナー粉
を非感光性の定着トナー像上にのみ付着せて新たなトナ
ー像を形成し、これを転写紙等の適当な転写材上に転写
する装置であり、印刷サイクルとして印刷マスクの帯電
工程以下の工程を反復するものである。
この静電印刷装置によって得られる印刷物の画質には、
印刷マスク作成までの電子写真特性と印刷時の静電印刷
特性の両方の特性が現れることになるので、印刷物の画
像品質は従来の複写画像品質と比較して遥かに制御しに
くいものとなる。更に、この静電印刷装置によりいきな
り原稿から印刷物を得る場合、もし所望の画像品質が得
られないと静電印刷工程中に作成した印刷マスクが無駄
になるので、時間的にも経済的にも大きな損失となる。
このような静電印刷装置は、−船釣に、その周囲の一部
が切欠かれた感光シート保持ドラム内に酸化亜鉛等から
形成された感光シートの繰り出しロールと巻取ロールを
収容し、繰り出しロールから繰り出された感光シートを
感光シート保持ドラムの外周面上に巻回して、保持ドラ
ムの切欠部分を感光シートが通過する隙間を残して塞ぐ
構造となっている(例えば特開昭62−136471号
及び実開昭63−21977号参照)。
このように構成された静電印刷装置のドラム構造により
、感光シート保持ドラムの周囲に巻回された感光シート
上に上述したステップにより印刷マスクを作成し、この
印刷マスクにより所定枚数の印刷が終了すると、所定長
さの感光シートが巻取ロールにより巻き取られて新たな
感光シートが保持ドラム上に巻回されて、次の印刷マス
ク作成に供されるようになっている。
発明が解決しようとする課題 従来の静電印刷装置に使用されていた感光シートは、原
紙の両側に導電層を形成し、一方の導電層上にブロッキ
ング層を介してZn0g光層を積層して構成されており
、原紙として秤量80g5mの比較的厚い紙を使用して
いた。しかし、原紙にこのような厚紙を採用した感光シ
ートはコスト高であるため、製品開発上コストと・いう
点で非常にインパクトがある。
感光シートをコストダウンするための手段として、原紙
を秤R62g sm、55g5m等に薄層化する対策が
考えられる。このように原紙を薄層化することにより、
ロール状感光シートの一巻あたりのセグメント数(−セ
グメント毎に感光シート保持ドラムの外周面上に巻き上
げて使用される)を増やすことが可能となり、大幅なコ
ストダウンを達成することができる。また他の手段とし
ては、感光シート保持ドラムの外周面上に巻き取るセグ
メント長さを短くして、ロール状感光シートの一巻あた
りのセグメント数を増やすことが考えられる。しかし、
このように巻き上げ長さを短くすると、前に使用したセ
グメントが巻き上げ後に感光シート保持ドラム内に完全
に収容されずに、この状態でコピーを行うと、巻き上げ
前のセグメントのプロセス方向前端部の汚れが巻き上げ
後のセグメントのプロセス方向後端部に出てしまい、コ
ピーの後端部が汚れるという問題があった。また、帯電
コロトロン、転写コロトロン、[コロトロン等のコロト
ロンの放電作用により、巻き上げ前のセグメントのプロ
セス方向前端部の感光シート特性が劣化し、この劣化部
分が巻き上げ後のセグメントのプロセス方向後端部に影
響して、コピー画像に濃度差が生じるという問題があっ
た。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とすることは、画質劣化をおこすことなく、感光
シートを保持ドラム上に巻き上げる感光シートの巻き上
げ長さを、従来装置に比較して短縮化した静電印刷装置
を提供することである。
課題を解決するための手段及び作用 本発明は上述した目的を達成するために、その周囲の一
部が切欠かれた感光シート保持ドラム内に感光シートの
繰り出しロール及び巻取ロールを収容し、繰り出しロー
ルから繰り出された感光シートを該感光シート保持ドラ
ムの外周面上に巻回するとともに、前記繰り出しロール
側に繰り出しロールの回転を選択的にロックするロック
手段を設け、前記巻取ロール側に当該巻取ロールを駆動
する駆動手段と巻取ロールの逆転を防止する逆転防止手
段を設けた静電印刷装置において、前記駆動手段を駆動
して感光シートを感光シート保持ドラムの外周面上に所
定長さだけ巻き上げた後、クリーニング手段により感光
シートの巻き取り側の入口から約50mmの部分のクリ
ーニングを該感光シート保持ドラムが回転する間少なく
とも2回行うよう制御する制御手段を設けて構成する。
このように制御手段によりクリーニング期間を制御する
ことにより、巻き上げ前の感光シートセグメントのプロ
セス方向前端部の汚れをクリーニング手段によりきれい
にクリーニングすることができるため、巻き上げ後の感
光シートセグメントにこの汚れが現れることはない。
前記クリーニング手段としては磁気ブラシ現像装置と共
用の磁気ブラシクリーニング装置が採用可能であり、ク
リーニングサイクルの間、除電コロトロン及び除電ラン
プをオン作動させて、感光シート上の電荷を除電し磁気
ブラシクリーニングを行うようにする。
感光シート保持ドラムの切欠部に設けたマスクプレート
と感光シートガイドロールに巻回した感光シートとの間
隙をl mm以下に設定して、感光シート保持ドラム内
へのトナークラウドの侵入を防止し、巻き上げ後のセグ
メントの後端部に現れる汚れの程度を小さくすることも
可能である。
また、感光シート上に所定間隔毎に形成したセグメント
マークを巻き上げ時にセンサで検出したとき、繰り出し
ロールの回転を強制的に停止させるブレーキ手段を設け
ることにより、感光シート巻き上げ量のばらつきを低減
することができ、その結果巻き上げ量の設定値をより小
さくすることが可能である。
実  施  例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。実施例の説明にあたり先ず本発明を適用するのに適し
た静電印刷装置の全体構成について説明し、次いで感光
シートの巻き上げ量を低減したときの問題点について解
析し、最後に問題点の解決策について説明する。
(1) 静電印刷装置の全体構成 先ず第1図及び第2図を参照すると、1は静電印刷装置
の本体で、上部に複写又は印刷すべき原稿2を載置する
プラテンガラス3が設けられている。プラテンガラス3
は、本体1の上部を覆うように設けられたトップカバー
4の上面に取り付けられているとともに、プラテンガラ
ス3上にはトップカバー4側にヒンジ5を介して取り付
けられたプラテンカバー6が開閉自在に設けられている
トップカバー4はその一端側が支軸7により本体1側に
枢着されていて、この支軸7を中心に他端側か上方へ開
放できるようになっている。トップカバー4の裏側には
プラテンガラス3上に載置された原稿2を走査露光する
光源8と原稿2からの反射光を後述する感光シート(シ
ート状感光体)27へと導く光学系9が設けられている
光源8は例えば環状のハロゲンランプで、光源8より発
せられた光を原稿2側へ反射するりフレフタ3aととも
にランプキャリッジ10に搭載されていて、ランプキャ
リッジ10の移動とともに原稿2の複写面を走査露光す
るようになっている。
原稿2からの反射光はランプキャリッジ10上に搭載さ
れた第1ミラー12及び第1ミラーキヤリツジ11に搭
載された第2、第3ミラー13.14によりレンズキャ
リッジ15側へ導かれるようになっている。レンズキャ
リッジ15はプラテンガラス3の下方にこれと平行に敷
設されたガイドレール16に移動自在に取り付けられて
おり、レンズキャリッジ15には集光用のレンズ17が
設けられている。
レンズ17の後方にはガイドレール16に案内されて第
2ミラーキヤリツジ18が設けられている、第2ミラー
キヤリツジ18には第4ミラー19が取り付けられてい
て、レンズ17により集光された原稿2からの反射光を
、防塵ガラス20を介して感光シート27側へ導くよう
になっている。
一方、光源8の搭載されたランプキャリッジ10、第1
ミラーキヤリツジ11、レンズキャリッジ15及び第2
ミラーキヤリツジ18は駆動系21により次のように駆
動される。即ち、駆動系21は図示しない直流サーボモ
ータより構成される駆動源を有していて、この駆動源に
よりワイヤ等の動力伝達手段22を介して上記各キャリ
ッジ10.11,15.18を駆動するようになってい
る。レンズキャリッジ17及び第2ミラーキヤリツジ1
8は倍率変更時にのみ移動され、走査露光時には固定さ
れる。感光シート27上に原稿の等倍像を形成する場合
には、ランプキャリッジ10が感光シート27の周速度
と同一速度で移動されるとともに、第1ミラーキヤリツ
ジ11が1/2の速度で移動される。
第1図において25は感光体ユニットであり、図示しな
いメインモータにより矢印で示された正転方向へ例えば
3段階、逆転方向へ1段階の速度で正逆回転されるスク
ロールドラム26を有している。感光体ユニット25は
感光シート27の交換時や現像剤の補給時になどに装置
内から引き出せる構成となっている。
第3図に示すように、スクロールドラム26の外周部に
は軸線方向にスリブ)26aが設けられており、このス
リブ)26aの周方向両端部には一対のガイドロール3
0.31が回転可能に支承されている。感光シート27
はスクロールドラム26内に収容された繰り出し軸28
にロール状に巻回されてセットされており、このスリッ
ト26aを介してスクロールドラム26の外部に繰り出
されるようになっている。また、スクロールドラム26
のスリット26aには、回転中スクロールドラム26内
にトナーが侵入するのを阻止するマスクプレート29が
設けられている。
このマスクプレート29は第4図に示すようにスクロー
ルドラム26と同曲率の外周面29aを有しているとと
もに、スクロールドラム26の外周面に対して僅かに外
周面29aが没入するように取り付けられている。また
内周側にはそれぞれ角度の異なる傾斜面29b、29c
が形成されている。スクロールドラム26の正転方向に
位置する傾斜面29bに連続する外周面29aには、切
欠29(iが設けられていて、後述する現像装置45を
マスクプレート29が通過する際、現像剤がスクロール
ドラム26内に侵入するのを防止していると共に、傾斜
面29b、29cの一方は急角度に形成されていて、例
え現像剤の一部がスクロールドラム26内に侵入した場
合でも、この傾斜面29Cに沿って現像剤を落下させる
ことにより、現像剤をスクロールドラム26外へ排出で
きるようになっている。
そして、繰り出し軸28にセットされたロール状感光シ
ートの一端は、スクロールドラム26のスリット26a
に設けられたガイドロール30とマスクプレート29間
の細隙よりスクロールドラム26外へ取り出される。ス
クロールドラム26外へ取り出された感光シート27は
スクロールドラム26の外周面をほぼ一周して、スリッ
ト26aに達し、上記細隙の反対側に設けられたガイド
ロール31とマスクプレート29との間の細隙を介して
再びスクロールドラム26内に取りこまれ、繰り出し軸
28に並設された巻取軸32に巻き取られるようになっ
ている。
なお、感光シート27の巻き取り動作及びスクロールド
ラム26の回転駆動については後述する。
一方、スクロールドラム26の周辺部にはスクロールド
ラム26の正転方向に沿って次のような部品が配置され
ている。
35はスクロールドラム26の外周部に巻回された感光
シート27を一様に帯電する帯電コロトロン(帯電器)
であり、その上流側には感光シート27上の電荷を除電
する除電コロトロン(除電器)36が設けられている。
37は感光シート27上の画像領域と画像領域の間の非
画像部分及び画像領域の両側の非画像部分を消去する画
像領域調整ランプであり、次のように構成されている。
即ち、感光シート27側がスリット状に開口するランプ
ケース37aを有しており、ランプケース37a内は複
数のランプ室に区分けされ、それぞれのランプ室内には
豆電球型のタングステンランプが収容されていて、原稿
サイズに応じて各タングステンランプが選択的に点滅さ
れ、感光シート27上の非画像部に帯電された電荷を消
去するようになっている。
ランプケース37aのスリット状開口部37b下縁には
黒色のマイラーシートなどにより形成された遮光板38
が感光シート27面に沿って斜めに取り付けられていて
、光の一部が一様露光兼除電うンブ40側へ漏洩するの
を防止している。−様露光兼除電ランプ40は画像領域
調整ランプ37の下方に設置されていて、印刷モード時
感光シート表面に形成されたマスク画像上を一様に露光
することにより、印刷用静電潜像をマスク上に形成する
とともに、クリーニング時にも点灯して感光シート27
の表面を一様に露光することによりクリーニングを容易
にする機能も有している。
−様露光兼除電うンブ40の下方にはフラッシュ定着器
41が設置されており、このフラッシュ定着器41は感
光シート27側が開口するりフレクター41a内にフラ
ッシュランプ41bが収容されて構成されている。この
フラッシュランプ41bは印刷モード時スクロールドラ
ム26の回転に同期しながら点滅して、感光シート27
上に形成されたトナー像を一定の幅ずつ定着し、感光シ
ート27上に印刷用マスクを作成する機能を有しており
、帯電コロトロン35の上流側に設置された感光体温度
センサ42により検出された感光シート27上の表面温
度に応じて、フラッシュ定着電源43よりフラッシュ定
着器41へ印加される電圧が制御されるようになってい
る。
また、スクロールドラム26の下方には現像装置45が
設置されており、この現像装置45は上面が開口するハ
ウジング46aを有する現像ユニット46と、トナー供
給部47より構成されている。現像ユニット46の下部
両側にはガイドレール48が敷設されていて、これらの
ガイドレール48が本体1側に設けられたガイドロール
49上に載置され、現像ユニット46全体が装置本体の
手前側に引き出せるようになっている。ハウジング46
aの開口部には、感光シート27に隣接して2本の互い
に平行な現像ロール50a、50bが水平に設けられて
いる。これらの現像ロール50a、50bは磁気ブラシ
現像ロールであり、現像時スクロールドラム26と同方
向(図で時計方向)に回転されて外周面上に形成された
現像剤の磁気ブラシにより、スクロールドラム26外周
面に巻き付けられた感光ソート2フ上の静電潜像を現像
するようになっている。各現像ロール50a。
50bの下方には現像ロールへ現像剤を供給するととも
にハウジング46a内の現像剤を攪拌する攪拌ロニル5
1が設けられている。攪拌ロール51の外周部には多数
のバケツ)51aが円周方向に等間隔で設けられていて
、攪拌ロール51の回転にともないこれらのパケット5
1aによりハウジング46a底部の現像剤をすくい上げ
て現像ロール50a、50bに供給するようになってい
る。
また、攪拌ロール51により現像ロール50aへ供給さ
れた現像剤は、現像ロール50aの近傍に設置された穂
立規制板(トリマー)52により掻き取られて、現像ロ
ール50aの外周面に形成される磁気ブラシの穂立高さ
が一定となるように規制される。現像ロール50a上の
現像剤は現像ロール50aと隣接して設けられた現像ロ
ール50bに受は渡されて、2本の現像ロール50a。
50bに付着した現像剤の磁気ブラシにより感光シート
27上の静電潜像を現像する。感光シート27上の静電
潜像の現像を完了した現像剤は、現像ロール50bと接
するように設けられた掻き取りブレード53により現像
ロール50bの外周面より掻き取られるとともに、掻き
取られた現像剤は、掻き取りブレード53の下方に設け
られたクロスミキサ54により一様に混合される。クロ
スミキサ54の下方には、トナー供給部47より供給さ
れたトナーとクロスミキサ54により落下された現像剤
をハウジング46a内の現像剤と混合するオーガ57が
設けられている。
トナー供給部47は、現像ユニット46の側部に底部が
図示しないピンにより枢着されたトナーハウジング47
aを有している。トナーハウジング47aの上部は、半
円筒上のカートリッジガイド47bとなっていて、この
カートリッジガイ、ド47bの端部側より部上のトナー
カートリッジが挿脱できるようになっている。また、カ
ートリッジガイド47bの下方にはアジテータ55が、
トナーハウジング47aの下側開口部にはトナー供給ロ
ール56が設けられている。アジテータ55は例えばワ
イヤにより形成されており、例えば約7.3rpmの速
度で時計回り方向へ回転することにより、トナーカート
リッジより補給されたトナーがブロッキング現象を起こ
すことなくトナー供給ロール56へ達するように攪拌し
ている。
トナーハウジング47aの下側開口部に設けられたトナ
ー供給ロール56、ポリウレタン樹脂などの発泡体によ
り形成されていて、表面に設けられた多数の穴にトナー
の一部が侵入するようになっている。トナー供給ロール
56は4rpmの速度で回転され、これにより毎秒約0
.5gのトナーがハウジング46a内に供給できるよう
になっている。
この現像装置45は、スクロールドラム26上に巻回さ
れた感光シート27上に付着したトナーを掻き落とすた
めの磁気ブラシクリーニング装置としても使用される。
クリーニング装置として使用する場合には、除電コロト
ロン36で感光シート27上の電荷を中和するとともに
、除電ランプ40を点灯して感光シート27上の電荷を
完全に除電する。これにより、現像ロール50a、50
b上の磁気ブラシが感光シート27上の残留トナーに摺
擦して、これを掻き落とすようになっている。なおこの
場合には、攪拌ロール51の回転を停止して現像ロール
50aへの現像剤の供給を中止するようにしている。
また、60は給紙装置を示しており、複数段、例えば2
段の用紙カセット61を備えている。これらの用紙カセ
ット61はガイドレール62に沿って本体1の手前側へ
引き出し自在なカセット受は台63内に着脱自在に装着
されている。60a。
60bは用紙カセット61内から用紙を送り出すフィー
ドロールである。フィ−ドロール60a又は60bから
送り出された用紙は、搬送ローラ65及びレジストレー
ションローラ66を備えた用紙搬送機構64に送られる
。レジストレーションローラ66で感光シート27上に
形成されたトナー像に整合するようにタイミングをとら
れ、転写位置へと送られる。67は転写コロトロン(転
写器)であり、トナーの極性と逆極性のコロナ放電を行
うことにより、用紙を感光シート27に密着させるとと
もに感光シート27上のトナー像を用紙上に転写させる
作用をする。感光シート27に吸着された用紙は、スク
ロールドラム2Gの一端側(奥側〉に設けられたステン
レス等の金属薄板により形成された剥離ベルト68によ
り剥離されて、真空吸着搬送装置69に送られるように
なっている。
転写コロトロン67によりトナー像を転写された用紙は
、真空吸着搬送装置69により定着装置70へと送られ
る。定着装置70は熱源が内蔵がされたヒートロール7
1と、このヒートロール71に定着すべき用紙を圧接す
る加圧ロール72とから構成される。定着装置70によ
りトナー像の定着された用紙は排出ロール73により排
紙トレー74に排出される。以上で静電印刷装置の全体
構成の概略について説明したが、次いで感光体ユニット
25の駆動及び感光シート27の巻き取り動作について
説明する。
第5図を参照すると、感光体ユニット25の駆動機構及
び感光シート巻上機構の断面図が示されている。また、
第6図は第5図のVI−Vl線断面図、第7図は第5図
の■−■線断面図である。
まずスクロールドラム26の駆動系統から説明する。
繰り出し軸28には感光シート27をロール状に巻回す
るための繰り出しロール75が設けられており、巻取軸
32には感光シート27を巻き取るための巻取ロール7
6が設けられている。このように感光シート27の繰り
出しロール75と巻取ロール76を回転可能に収容した
スクロールドラム26は、装置本体に設けた一対の側板
77に回転可能に取り付けられている。スクロールドラ
ム26の一部に設けたフランジ78には、軸受の役割を
兼ねる焼結含油部材からなる中空軸79の一端部が固定
されており、この中空軸79の中間部には噛み合いクラ
ッチ80が連結されている。
噛み合いクラッチ80は、側板77の外側に固定した軸
受支持部材81内において、軸受の役割を兼ねる焼結含
油部材からなる中空の外側中継軸82の一端側に連結さ
れている。外側中継軸82は軸受支持部材81内で、そ
の外周の適所に逆転防止用一方向クラッチ83を配置す
ることによって逆転が不可能に支持されていると共に、
外側中継軸82の他端部は正転用一方向クラッチ84を
介して人力ギヤ85の内周に連結されている。
以上がスクロールドラム26の駆動系であり、次に感光
シート巻き上げ系統を説明する。
スクロールドラム26内に配置した繰り出しロール75
の軸28の一端側には繰り出しローレフ5回転防止用の
ラチェット86が設けられており、スクロールドラム2
60回転時にはスプリング86aによりラチェット86
が係合して繰り出しロール75を回転しないように保持
すると共に、このラチェット86は図示しないソレノイ
ド等の開放手段によりその係合が解除され、この時繰り
出しロール750回転が許されるようになっている。
また、この繰り出しロール75に対して巻取ロール76
は、当該ロールの軸32の一端側にプラネットギヤ87
と一体のラチェットホイール89が設けられており、こ
のラチェットホイール89にはスプリング88aにより
付勢された逆転防止用ラチェット88が係合している。
これにより、巻取軸32が感光シート27の巻取方向と
逆方向に回転しないように保持される。プラネットギヤ
87はその軸部を中空軸79内に回転可能に挿入したサ
ンギヤ90と噛み合っており、サンギヤ90はその軸端
が外側中継軸82内において噛み合いクラッチ91に連
結されており、この噛み合いクラッチ91は外側中継軸
82内に回転可能に設けた内側中継軸92の一端側に連
結されている。内側中継軸92の他端部外周には入力ハ
ブ93及びクラッチ94が設けられていると共に、正転
用−方向クラッチ84の軸方向の外側に直列状に配置し
た逆転用一方向クラッチ95を介して入力ギヤ85の内
周に連結されている。
以下、上述のように構成したスクロールドラムの駆動機
構の動作について説明する。外部駆動入力は図示を省略
したモータから中継軸96の一端に設けたスプロケット
97を介し、他端に設けたギヤ98によって入力ギヤ8
5に伝達される。そしてスクロールドラム26を定常回
転させる場合には当該人力を正転する。これを受けて、
入力ギヤ85内の正転用一方向クラッチ84によって駆
動力は外側中継軸82に伝達され、更に噛み合いクラッ
チ80を介して中空軸79に伝達され、当該中空軸79
に固定したフランジ78を介してスクロールドラム26
を所望の回転数で定常回転させる。このとき軸受支持部
材81内の逆転防止用一方向クラッチ83は外側中継軸
82が正転であるため噛み合わず、従って逆転防止機能
は作用しない。またこのとき、スクロールドラム26内
の繰り出しロール75はその軸28に設けた回転停止用
ラチェット86がスプリング86aの作用でロック状態
になっているので、巻取ロール76側も感光シート27
の張力を介して固定され、巻取ロール76の軸32に設
けたプラネットギヤ87は自転しようとするのを阻止さ
れている。そのためサンギヤ90はスクロールドラム2
6の回転に伴ってスクロールドラム26の回転方向に同
速度で回転することになるが、このサンギヤ900回転
は、その軸部から噛み合いクラッチ91を介して入力ハ
ブ93に伝達され、当板ハブ93を回転させるのみで、
逆転用一方向クラッチ95には作用を及ぼさない。
次にスクロールドラム26の外周面に巻きつ1すた感光
シート27を巻き上げる場合について説明する。
感光シート巻き上げの場合は、外部駆動人力を逆転にし
て、人力ギヤ85をスクロールドラム駆動の場合とは反
対方向に回転させる。これを受けて当該入力ギヤ85の
内周に設けられた逆転用−方向クラッチ95が作動して
駆動力を内側中継軸92に伝達し、この内側中継軸92
から噛み合いクラッチ91を介してサンギヤ90を回転
させ、サンギヤ90の回転によりプラネットギヤ87が
回転され、このプラネットギヤ87の回転により軸32
を介して巻取ロール76が回転されて感光ンート27を
当該巻取ロール76上に巻き取る。
このとき、人力ギヤ85内に設けた正転用一方向クラッ
チ84は逆転のために作動せず、従ってスクロールドラ
ム26は回転しないが、繰り出しロール75の軸28に
設けたラチェット86はソレノイド等の解放手段の作動
によってロック状態を解放されているため、感光シート
27の巻き上げは容易に行われる。
そして、感光シート27の巻き取り状態を、感光シート
送り出し量検知装置によって検知し、所望のセグメント
の送り出しが終了したことを検知すると、その信号を制
御装置に送り、この制御装置から繰り出しロール75の
回転停止用ラチェフト86の図示しないソレノイド等の
解放手段に指令を与えて、回転停止用ラチェット86を
再びロックして、繰り出しロール75の回転を停止させ
る。このとき巻取ロール76側の回転は継続しており、
従って感光シート27は巻取ロール76の回転によって
徐々に張力がかかり、クラッチ94に予め設定しておい
た限界トルクに達すると外部入力は当該クラッチ94に
よって断たれて、巻取ロール76は回転を停止されると
同時に逆転防止用ラチェット88が作動してロック状態
となる。
これによって感光シート27はスクロールドラム26の
外周面上において一定の張力がかかつた状態で均一に密
着し、以後この状態を維持することになる。
このとき、クラッチ94の限界トルク値は、感光シート
27をスクロールドラム26の外周面に均−且つ十分に
巻き着けるために、感光シート27の引き回し負荷より
も高く、また、感光シート27の破断張力よりも低い値
に設定することは言うまでもない。また、この過程にお
いて繰り出しロール75を回転停止用ラチェット86で
ロックすることにより、感光シート27を介して巻取ロ
ール7G側にブレーキがかかり、巻取ロール76側のプ
ラネットギヤ87の回転が停止するため、プラネットギ
ヤ87に噛み合わせておいたサンギヤ90の回転力によ
ってスクロールドラム26に逆転力が作用するが、この
逆転力は逆転防止用−方向クラッチ83が軸受支持部材
81のハウジングに噛み合うことによって防止され、ス
クロールドラム26が回転するようなことはない。
次いで、外部駆動人力が断たれることによって感光シー
ト27の巻き取り作業は終了する。この外部駆動人力の
遮断は予め遅延時間を設定しておき、この時間が過ぎた
時点で直ちに行うようにしておけば良い。
次いで、以上のように構成された静電印刷装置の作動に
ついて簡単に説明する。
まずコピーモードを選択し、スタートボタンが押される
と、スクロールドラム26が中速度で回転し始め、帯電
コロトロン35で感光シート27を一様に帯電し、スク
ロールドラム26の回転に同期した走査露光により原稿
に対応した静電潜像が感光シート27上に形成される。
この静電潜像は現像機45により現像された後、転写コ
ロトロン67により用紙上に転写され、この用紙上のト
ナー像は定着装置70により定着されてコピーが得られ
る。転写コロトロン67により用紙にトナー像を転写後
、スクロールドラム26はクリーニングサイクルのため
に更に1回転される。このクリーニングサイクルにおい
ては、除電コロトロン36と除電ランプ40により感光
シート27上の電位がほぼ0ボルトに落とされて、現(
&装a45の磁気ブラシにより感光シート27上の残留
トナーのクリーニングが行われる。以上がコピーモード
の基本動作であり、2回転で1コピーが取れることにな
る。スクロールドラム26上に巻回した感光シート27
は、クリーニングの後再使用可能である。
次いで印刷モードについて説明する。印刷モードは製版
ステップと印刷ステップから形成されている。自動印刷
モードを選択すると両モードが連続して動作される。ス
タートボタンが押されるとスクロールドラム26が中速
度で回転し始め、帯電コロトロン35が感光シート27
を一様に帯電し、スクロールドラム26の回転速度に同
期した走査露光により原稿に対応した静電潜像を感光シ
ート27上に形成し、この潜像を現像機45により現像
して感光シート27上にトナー像を形成する。次にスク
ロールドラム26を低速度で回転させ、感光シート27
上に形成されたトナー像をフラッシュ定着時41で定着
して印刷用マスクを作成する。この状態のままでは印刷
用マスクの電気特性が悪いので、スクロールドラム26
を高速度で回転させつつ帯電コロトロン35及び転写コ
ロトロン67でマスクの電気特性を調整する。即ち、フ
ラッシュ定着時に感光シート27の酸化亜鉛表面から酸
素が離脱するためと考えられるマスクの低電位現象が現
れるが、これに対してマスク定着後にスクロールドラム
26を高速回転させながら帯電コロトロン35と転写用
コロトロン67を放電させ、且つスクロールドラム周り
のエアフローを停止させてマスク周辺をオゾンリッチに
してマスクの帯電特性の回復を早めている。
これで製版ステップが終了し続けて印刷ステップが実行
される。印刷ステップにおいては、スクロールドラム2
6を高速度で回転させつつ帯電コロトロン35で印刷用
マスクを一様に帯電し、次いで一様露光ランプ40でマ
スクの全面を露光してトナー画像部分のみに電荷を残す
。これを現像装置45で現像してトナー像とし、これを
転写コロトロン67により用紙上に転写してから定着装
置70により定着してプリント画像を得る。印刷モード
においては画像露光ステップを省略しているので、スク
ロールドラム26を高速度で回転させることができ、A
4版では1回転2プリントで毎分100枚の印刷速度を
達成することができる。
印刷終了後マスクは上述した巻き上げ機構によりスクロ
ールドラム26内に巻き込まれ、感光シート27の未使
用面がスクロールドラム26の外周面上にセットされる
上述した感光シート巻き上げ機構では、クラッチ94に
より巻き上げトルクを制御し、感光シートに所定のテン
ションを与えるようにしているが、このようなりラッチ
を設けることなく駆動モータの電流値を制御することに
よりモータトルクを制御し、所望のセグメントの送り出
しの終了を検知して繰り出しロール75の回転を停止さ
せた後、モータの電流値を所定時間大きくしてそのトル
クを増大し、感光シートに所定のテンションを与えるよ
うな構成をとってもよい。
静電印刷装置の全体構成及び基本的動作は以上説明した
とおりであるが、従来は感光シート27の一セグメント
を520 mmに設定し、感光シートを巻き上げ時には
520 m巻き上げることにより巻き上げ前のセグメン
ト部分を完全に感光シート保持ドラム内に収容し、前の
セグメントのプロセス方向前端部の汚れが、巻き上げ後
のセグメントに影響を与えないようにしていた。即ち、
従来は前のセグメントの影響が巻き上げ後のセグメント
に影響を与えないように十分に余裕をとってセグメント
長さを決定していた。しかし、上述したように感光シー
トの巻き上げ量を低減して感光シート−巻当たりにとれ
るセグメント数を増大してコストダウンを図ると、巻き
上げ前のセグメントのプロセス方向前端部の汚れが巻き
上げ後のセグメントのプロセス方向後端部にでてしまい
、画像汚れが発生するという問題があった。そこで本発
明は、感光シートの巻き上げ量を低減した場合に生じる
画像汚れの発生を防止し、感光シート−巻当たりのセグ
メント数を従来装置に比較して大きくとれるようにした
静電印刷装置を提供しようとするものである。
以下、感光シートの巻き上げ量を低減した場合に生じる
問題点について解析し、次いでその解決策について説明
する。
(2)感光シートの巻き上げ量を低減した場合の問題点
の解析 第8図は現在市販されている富士ゼロックス株式会社製
の静電印刷装置XP−1ooに使用されている感光ソー
ト保持ドラム26の寸法関係を示している。ドラムの全
周は524.65m+nであり、感光シート保持ドラム
26上への感光シート27の巻きつけ長さは476.5
5n+I11である。このような寸法を有する感光シー
ト保持ドラム2Gを採用したXP−100では、感光シ
ートの巻き上げ量を520 mmに設定している。また
上述したように、XP−100ではA4を横送りにして
感光シート保持ドラム26上に巻回された1セグメント
の感光シート27上にA4版2枚の画像を形成できるよ
うにしている。以下この画像面をプロセス方向上流側か
らα面、β面ということにする。
このようにA4版を横送りすることにより、XP−10
0では1回転2プリントで毎分100枚の高速印刷を達
成することができる。XP−100ではドラム有効周長
に対して十分余裕をもって感光シート巻き上げ量を設定
しているため、使用済みの感光シートを巻き上げると使
用済み部分は勿論のこと新たなセグメント部分もその所
定長さが感光シート保持ドラム26内に収容されるため
、巻き上げ後の新たな感光シートでコピー像を形成した
場合、コピーの汚れ等の問題は全く発生しなかった。
しかし、コストダウンの要請から感光シート巻き上げ量
を520鮒からドラム有効長いっば′v)の480市ま
でに低減した場合、以下のような問題点が顕在化した。
すなわち、マスクプレート29とガイドロール30との
間に約3 mm程度の隙間があるため、この部分100
に付着したトナーが感光シート27を480 mm巻き
上げた場合完全に感光シート保持ドラム26内に巻き込
まれず、この状態でコピーまたは印刷をした場合、β面
の後端部101に約10m+nの黒帯が発生することが
確認された。巻き上げ直後に、β面に付着しているトナ
ーは定着されていないので、クリーニングサイクルが入
ればこの汚れは落ちるのではないかと考え、巻き上げ後
コピーモードにして強制的にクリーニングしたところ、
β面の後端汚れはきれいになった。しかしトナー汚れは
解消されたが、今までトナー汚れに隠れて判らなかった
が、A4版β面の後端部5mll1に濃度むらが観察さ
れた。この原因としては巻き上げ前のセグメントでのコ
ロナ照射による感光シートの劣化・変質部分が巻き上げ
後のセグメントのβ面後端部に残るためであると考えら
れる。この影響を巻き上げ後の感光シートが受けないに
するためには、480胴の巻き上げ量を少し弛める必要
があるが、これはコストダウンの観点からは望ましくな
い。
(3〕問題点の解決策 上述したように感光シートの巻き上げ量を従来の520
化から40u短くして480柵に設定すると、A4版β
面後端101部分にトナーが付着したまま残り、コピー
画像またはプリント画像のβ面後端部分にトナー汚れが
発生するという問題がある。そこで、XP−100の巻
き上げ後のクリーニングサイクルを調べたところ第9図
のタイムチャートのごとくであった。第9図において、
2513クロツクで感光シート保持ドラム26は一回転
する。第9図のタイムチャートより、除電コロトロン及
び除電ランプはドラムが約二回転する間オンになってい
るが、現像機モータはドラム−回転の間しかオンになっ
ていないことがわかる。
すなわち従来のXP−100の巻き上げ後のクリニング
サイクルでは、ドラムが一回転する量感光シート表面の
クリーニングを行っているにすぎない。また第9図で矢
印Aは、巻き上げ後にトナーの付着した101部分が除
電コロトロンを通過してから現像装置を通過するまでの
時間を示している。即ち、トナー付着部分101と除電
コロトロン36の位置関係より、101部分は最初除電
コロトロン36により除電されずに現像装置により磁気
ブラシクリーニングされ、ドラムが回転することにより
101部分が除電コロトロン36により除電されてから
現像装置を再び通過するまで1453クロツクを要する
ことを示している。しかし、A点では第9図から明かの
ように現像機モータは既にオフになっているため、磁気
ブラシクリーニングは行われない。即ち従来のクリーニ
ングサイクルでは、トナー付着部分101については除
電コロトロンにより除電をしないで磁気ブラシクリーニ
ングをただ一回のみ行っていたわけであり、これがクリ
ーニング不良の原因であると考えられる。
そこで本実施例では、第10図のタイムチャートに示す
ように、感光シート保持ドラム26が概略2回転する間
現像機モータをオン作動してクリーニングサイクルを実
行するように制御する。このように制御すると、矢印A
で示されているトナー付着部分101が除電コロトロン
36を通過してから現像装置を通過する時点においては
、現像機モータは引き続いてオンとなっているため十分
な磁気ブラシクリーニングを達成することができる。
しかし、第10図のようにすると、巻き上げ後のクリー
ニングサイクルが長くなり、お宮様を待たせることにな
るので好ましくない。
そこで第12図に示すように巻き上げ終了直後に除電コ
ロトロン、現像バイアス、除電ランプ、現像機モータを
ONするようにして、A点の部分をA1 で、現像機の
みでクリーニング、A2 で除電コロトロン、除電ラン
プ、現像機でクリーニングすることによってもクリーニ
ングができる。
上述した巻き上げ前のセグメントでのコロナ照射による
感光シートの劣化・変質部分が巻き上げ後のセグメント
の後端部分に残るためであると考えられるA4版β面の
後端的5ml11の濃度むらは、クリーニングサイクル
の追加では解消することができないため、巻き上げ量を
480 mmから10mm増加して490 mmに必要
があることが判明した。
感光シートの巻き上げ量を490 +nmに設定し、巻
き上げ後クリーニングサイクルを第12図のように制御
したところ、A4版β面後端のトナー汚れ及び濃度むら
は全く発生しないことが確認された。
感光シートの巻き上げはセグメントマーク102 (第
8図参照)をセンサが読んでから巻き上げを停止するよ
うにしているが、巻き上げ量のばらつきは実験の結果3
.34mmであることが判明した。ばらつきの要因とし
ては、(a)  ドラムの停止位置がばらつくため、(
b)センサのセンシンゲタ、イミノジがばらつくため、
(C)ラチェットホイールの噛み合い時にばらつきがあ
るため、(d)巻き上げ直後の感光シートのゆるみ方に
ばらつきがあるため、(e)巻き上げスピードがロール
状感光シートの直径により相違するため、等が考えられ
る。
この巻き上げ量のばらつきを低減することにより、巻き
上げ量の設定値をより小さくできる。その対策としては
、以下の各点が考えられる。即ち、(a)従来の巻き上
げ機構では繰り出し軸28にブレーキ機構が設けられて
いないため、センサがセグメントマークを検知して巻取
を静止する際に、繰り出し軸28及び巻取軸32が惰性
で回ってしまうので繰り出し軸28にブレーキ機構を設
け−るようにしてこれを防止する。(b)g光シート巻
き上げのラチェット機構の歯車のピッチを小さくする。
(C)セグメントマークを読むセンサとして応答速度の
速いセンサを使用する。
また、マスクプレートと感光シートの隙間から侵入した
トナーが保持ドラム内部の感光シート上に付着して、巻
き上げ後にこの部分が保持ドラム内に完全に巻き取れず
にA4版β面後端にトナー汚れを発生するのを防止する
ための他の対策としては、マスクプレートの形状を第1
1図に示すように変更してマスクプレート29とガイド
ロール32巻回された感光シート27との隙間を非常に
狭く、例えば1 mm以下にする対策が考えられる。
即ち、第11図に示すようにマスクプレート29′の先
端に突出部104を設けるようにしてこの狭い隙間を達
成する。このように隙間を狭くすることにより、トナー
クラウド及びコロナ照射の影響を受けにくくすることが
できる。
発明の効果 本発明は以上詳述したように構成したので、画質実化を
起こすことなく感光シートの巻き上げ母を従来装置に比
較して低減することができるため、−春光たりのロール
状感光シートのコストダウンを達成できるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用するのに適した静電印刷装置の全
体構成図、 第2図は静電印刷装置の外観斜視図、 第3図は感光体ユニットの側面図、 第4図はマスクプレートの断面図、 第5図はスクロールドラム駆動機構及び感光シート巻き
上げ機構の断面図、 第6図は第5図のVl−vr線断面図、第7図は第5図
の■−■線断面図、 第8図は感光シート保持ドラムの寸法関係を示す概略図
、 第9図は感光/−ト巻き上げ後の従来のりIJ−ニング
サイクルを示すタイムチャート、第10図は感光シート
巻き上げ後の本発明実施例のクリーニングサイクルを示
すタイムチャート、第11図は本発明の静電印刷装置で
採用するのに適したマスクプレートの側面図、 第12図は感光シート巻き上げ後の本発明第2実施例の
クリーニングサイクルを示すタイムチャードである。 5・・・感光体ユニット、 6・・・スクロールドラム、 7・・・感光シート、 8・・・繰り出し軸、 2・・・巻取軸、 5・・・繰り出しロール、 6・・・巻取ロール、 6・・・回転停止用ラチェット、 8・・・逆転防止用ラチェット、 1・・・トナー付着部分、 2・・・セグメントマーク。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)その周囲の一部が切欠かれた感光シート保持ドラ
    ム内に感光シートの繰り出しロール及び巻取ロールを収
    容し、繰り出しロールから繰り出された感光シートを該
    感光シート保持ドラムの外周面上に巻回するとともに、
    前記繰り出しロール側に繰り出しロールの回転を選択的
    にロックするロック手段を設け、前記巻取ロール側に当
    該巻取ロールを駆動する駆動手段と巻取ロールの逆転を
    防止する逆転防止手段を設けた静電印刷装置において、
    前記駆動手段を駆動して感光シートを感光シート保持ド
    ラムの外周面上に所定長さだけ巻き上げた後、クリーニ
    ング手段により感光シートのクリーニングを該感光シー
    ト保持ドラムが回転する間少なくとも2回行うよう制御
    する制御手段を設けたことを特徴とする静電印刷装置。
  2. (2)前記クリーニングサイクルの間、除電コロトロン
    及び除電ランプをオン作動させることを特徴とする請求
    項1記載の静電印刷装置。
  3. (3)前記クリーニング手段が磁気ブラシ現象装置と共
    用の磁気ブラシクリーニング装置であることを特徴とす
    る請求項2記載の静電印刷装置。
  4. (4)感光シートの巻き上げ長さを490mmに設定し
    たことを特徴とする請求項3記載の静電印刷装置。
  5. (5)感光シート保持ドラムの前記切欠部に設けたマス
    クプレートと感光シートガイドロールに巻回した感光シ
    ートとの間隙を1mm以下に設定したことを特徴とする
    請求項1記載の静電印刷装置。
  6. (6)感光シート上に所定間隔毎に形成したセグメント
    マークを巻き上げ時にセンサで検出したとき、前記繰り
    出しロールの回転を強制的に停止させるブレーキ手段を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の静電印刷装置。
JP26388289A 1989-10-12 1989-10-12 静電印刷装置 Pending JPH03126065A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0559469U (ja) * 1992-01-20 1993-08-06 富士ゼロックス株式会社 静電印刷装置におけるコロトロンのクリーニング装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0559469U (ja) * 1992-01-20 1993-08-06 富士ゼロックス株式会社 静電印刷装置におけるコロトロンのクリーニング装置

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