JPH03125590A - テレビジョン受像機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ブラウン管を有する直視形テレビジョン受像
機、又は、投写形テレビジョン受像機の画像の水平方向
の直線性歪の補正に関するものである。

従来の技術 一般に直視形テレビジョン受像機、又は投写形テレビジ
ョン受像機でうつし出された画像は、時間的等間隔のク
ロスハツチパターンの場合、第６図に示す様に、水平方
向の距離間隔は、中央部よりも周辺にいくにしたがって
広がってしまう。その傾向は、第７図に示す様なカーブ
となる。

従来は、この歪みを補正する為に、第４図に示す、水平
偏向回路の８字補正コンデンサＣ７を適当な容量に選ぶ
ことで、８字補正コンデンサ両端電圧を水平走査周期の
パラボラ波に変調している。

その為に水平偏向電流は、第５図の破線で示す様にＳ字
状に変調（以下３字補正とよぶ）され、周辺の水平方向
の広がりが補正される。

発明が解決しようとする課題 従来の方法の場合、水平偏向の周波数が変化した場合前
記Ｓ字コンデンサ両端電圧の水平バラバラ波の振幅が変
化し、水平偏向電流の３字補正量が変化し、適正な補正
が得られなくなる。従って、水平偏向の周波数の変化に
応じて、前記３字補正コンデンサの容量を切換える必要
がでてくる。

又、水平偏向の周波数が高くなってくると（３１，５Ｋ
Ｈｚ以上）、前記３字補正コンデンサの容量は、通常１
μＦ以下になってしまい、３字補正コンデンサの水平偏
向に対するエネルギー供給能力が低くなり、第４図のレ
ギュレーショントランジスタＴＲ４に流れる水平周期の
リップル電流が増大し、Ｖｃｃからの負荷電流が増え、
水平偏向回路の消費電力が急増するという課題がある。

本発明は、この様な従来の課題を解決しようとするもの
で、水平偏向回路の消費電力を増加させることなく常に
適正な８字補正が行えるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明においては、前記３字補正コンデンサの容量を十
分大きく選び（１０μＦ以上）、一方水平周期の前半と
後半で極性の反転する振幅の安定した水平パラボラ電圧
波形を発生させ、この波形を補正電圧として、水平用コ
ンバーゼンスコイルに補正電流を流すようにしたもので
ある。しかも、前記波形の振幅は、水平偏向周波数にか
かわらず一定で、水平偏向電流の振幅によってのみ比例
的に変化する様、制御回路を設けており、もって常に適
正な３字補正状態が得られるようにしたものである。

作用 前記３字補正コンデンサの容量を十分大きく選ぶ（１０
μＦ以上）こ七により、水平偏向の８字補正量は、殆ど
０レヘルとみなされる。

従って、水平方向の中央と周辺の直線性歪の量は、水平
周波数に関係なく、水平方向の画面振幅のみで決まる。

実施例 以下、本発明の一実施例について添付図面を用いて説明
する。

第１図において水平周期信号から作成し、周知の振幅安
定化回路を経て得られた水平パラボラ波Ａ及び前記波形
Ａと振幅が等しく極性が逆である水平パラボラ波Ｂの振
幅は、水平偏向周波数に関係なく一定で、画像の水平振
幅によってのみ、比例的に制御する。第１図における波
形へと波形ＢをスイッチＩＣＩに入力し、水平周期の前
半と後半で極性の変化する矩形波Ｃで上記スイッチＩＣ
１をスイッチングすることにより、水平周期の前半と後
半で極性の反転する水平パラボラ波りをその出力端に得
ることができる。この波形りの振幅は、水平周波数に関
係なく一定で、画像の水平振幅によってのみ比例的に変
化する。この波形りをボリュームＶＲＩで適当なレベル
に調整して、差動増幅器ＩＣ２に入力し、水平用コンバ
ーゼンスコイルＬ１に補正電流を流すことにより、第６
図に示す様な画像の中央と周辺の直線性歪みを適正に補
正することができる。しかも、この補正レベルは、水平
偏向周波数および水平振幅が変化しても適正状態からず
れない。

さらに、第２図の欅に波形りと水平鋸歯状電圧波形Ｅを
差動増幅器ＩＣ３に入力しその差分をとると、その出力
として波形Ｆの様な水平周期の前半と後半で極性の反転
する水平パラボラ波を得ることができる。この波形Ｆを
差動増幅器ＩＣ４に入力して水平用コンバーゼンスコイ
ルＬ２に補正電流を流すことにより、第６図に示す様な
、直線性歪みを補正することができる。第１図の場合は
、画像水平振幅は縮む方向で補正がかかるが、第２図の
補正方法では、画像水平振幅を変化させることなく、補
正をかけることができるので、水平振幅再調整の不要、
又、水平偏向パワーの削減という面で、利点が多い。

次に本発明の一具体回路として、第３図を説明する。ト
ランジスタＴＲＩ、ＴＲ２、インダクタンスＬ４、Ｌ５
、コンデンサＣ１、Ｃ２、ダイオードＤ１は、水平偏向
出力回路を構成し、ＴＲ２は、水平偏向出力トランジス
タである。ここで発生した水平パルスは、コンデンサＣ
３、Ｃ４で分割され、ダイオードＤ２、コンデンサＣ５
で積分され、直流電圧に変換され、電子ボリュームＩＣ
５の制御用電圧として入力される。電子ボリュームＩＣ
５には、被制御用波形として、水平周波数にかかわらず
振幅一定の水平パラボラ波（ａ）が入力され、水平パル
スの高さに応じて、制御された水平パラボラ波が出力さ
れる。水平パルスの高さは、水平偏向電流の振幅に近似
的に比例するので、水平画面振幅の増減に応じて、増減
する水平パラボラ波を電子ボリューム■Ｃ５の出力とし
てとり出すことができ、この水平パラボラ波は、ダイオ
ードＤ３、Ｄ４、コンデンサＣ６によって、ボトム部が
０クランプされ、スイッチＩＣ６の一方の入力端に入力
される。またスイッチＩＣ６のもう一方の入力には、反
転増幅器１ｃ７によって極性が水平パラボラ波（ａ゛）
と反対になった水平パラボラ波が入力される。スイッチ
１．Ｃ６の入力切り換え信号入力端には、水平周期の前
半と後半で、極性の変化する矩形波（Ｃ）が入力され、
その出力としては、（ｄ）の様に、水平周期の前半と後
半で極性の変化する水平パラボラ波を得ることができる
。さらにこの波形（ｄ）と水平鋸歯状波（ハ）を適当な
レベルで、差動増幅器ＩＣ９に入力すると、波形（ｅ）
を取り出すことができる。この波形（ｅ）を、差動増幅
器ＩＣ１０に入力して、水平コンバーゼンスコイルＬ３
に補正電流を流せば、第６図の様な直線性歪みを補正す
ることができる。その補正量はボリューム■Ｒ３で調整
することができる。

発明の効果 以上の様に、本発明では、水平偏向電流において、３字
補正を行なわなくても、第６図の様な歪を補正すること
が可能である。従って、３字コンデンサの容量を十分大
きくできるので、水平偏向に要する消費電力を削減する
ことができる。

又、水平偏向周波数、水平画面振幅が変化しても、常に
適正な補正状態を保つことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の一実施例におけるテレビジョ
ン受像機の基本となる補正波を発生させる手段を示した
回路図、第３図は本発明の一実施例を示す回路図、第４
図は水平偏向出力回路を示す回路図、第５図は水平偏向
電流の波形図、第６ＴＲＩ・・・・・・水平偏向レギュ
レータ、ＴＲ２・・・・・水平偏向出力トランジスタ、
Ｌ４・・・・・・水平偏向チョークコイル、Ｌ５・・・
・・・水平偏向コイル、ＣＩ・・・・・・３字コンデン
サ、Ｃ２、Ｃ３、Ｃ４・・・・・・共振コンデンサ、Ｉ
Ｃ５・・・・・・電子ボリューム、ＩＣ６・・・・・ス
イッチ、ＩＣ７・・・・・・反転増幅器、ＩＣ８、工Ｃ
９、■Ｃ１Ｏ・・・・・・差動増幅器、ＶＨ２・・・・
・・直線性調整用ボリューム、Ｌ３・・・・・・水平用
コンバーゼンスコイル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ブラウン管に水平用コンバーゼンスコイルを有し、前記
   水平用コンバーゼンスコイルに、水平周期の前半と後半
   で、互いに極性の反転する水平パラボラ波形を印加する
   補正電流発生手段を備え、表示画像の水平方向の中央と
   周辺の直線性歪みを上記補正電流によって補正するよう
   にしたテレビジョン受像機。