JPH03125521A - 送信タイミング捕捉方式 - Google Patents

送信タイミング捕捉方式

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JPH03125521A
JPH03125521A JP1263111A JP26311189A JPH03125521A JP H03125521 A JPH03125521 A JP H03125521A JP 1263111 A JP1263111 A JP 1263111A JP 26311189 A JP26311189 A JP 26311189A JP H03125521 A JPH03125521 A JP H03125521A
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slave station
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えば地上マイクロ波回線を使用した多方向
無線通信システムのように、一つの親局と複数の子局と
の間でバースト信号により無線通信を行なう時分割多元
接続無線通信システムにおいて、子局の送信タイミング
を補正するために用いられる送信タイミング捕捉方式に
関する。
(従来の技術) 近年、通信技術の発達や通信ニーズの多様化に伴い種々
の通信システムが開発されており、その中に時分割多元
接続(T D M A : Time Divisio
nMultiple Access )方式を採用した
無線通信システムがある。第9図はその構成の一例を示
すもので、このシステムは一つの親局Aと1千意に分散
配設された複数の子局B]〜Bnとから構成される。
そして、親局Aから各子局B1〜Bnへは例えば第10
図に示す如く連続波からなる時分割多重信号(TDM信
号)を送出し、子局B1〜Bnから親局Aへは第11図
に示す如く各子局B1〜Bnが各々自届に予め割当てら
れたタイムスロットTSI〜TSnにパース!・波から
なるデータ信号を送出することにより、親局Aと各子局
B1〜Bnとの間でデータの相互通信を行なっている。
ところで、この種のシステムにおいては、親局Aと各子
局B1〜Bnとの間の距離は子局毎に異なるため、無線
信号の伝播時間に差が生じる。このため各子局B1〜B
nでは、その送信信号が親局Aにおいて互いに重なり合
わないようにするために、子局毎に送信タイミングをそ
れぞれ調整し最適なタイミングに設定する必要がある。
また、−度最適なタイミングに設定しても、運用中に回
路素子の温度特性の変化等により送信タイミングは変化
する。
そこで最近では、次のような送信タイミング捕捉方式が
考えられている。すなわち、各子局B1〜Bnから親局
Aへ伝送されるTDMA信号には、例えば第12図に示
す如く制御用スロットが設けられる。そして、子局Bi
が新たに設置されたときまたは運用中に、この制御用ス
ロットを使用して子局Biから親局Aへ調整用のバース
ト信号を送出する。これに対し親局Aでは、この調整用
のバースト信号の正規の受信タイミングに対するずれ量
を検出して、このずれ量の横用結果をTDM信号(第1
0図)の制御用スロットを使用して親局Aから子局Bi
に通知する。子局Biでは、保守員がこの通知されたず
れ量に応じて手動でスイッチ類を操作するか、または自
動調整手段を設けてこの自動調整手段を上記ずれ量に応
して動作させることにより、子局Btの送信タイミング
を調整する。
(発明が解決しようとする課題) ところが、この様な送信タイミング捕捉方式には次のよ
うな問題点があった。すなわち、この送信タイミング捕
捉方式では、送信タイミングの捕捉制御期間中にも、そ
の子局からはデータバースト信号の送信を並行して行な
うようにしている。
また、送信タイミングの捕捉制御は、送信タイミングの
ずれ量が大きい場合や回線の状態が不安定な場合には、
タイミング補正が完了するまでに複数回繰り返し行なわ
れるようになっている。このため、送信タイミングの捕
捉動作期間は長時間になる場合がある。したがって、上
記のように送信タイミングの捕捉動作期間中にデータバ
ースト信号を送信すると、場合によっては長時間にわた
って不正確な送信タイミングでデータバースト信号が送
信され続けることになる。このような状態で親局では、
上記送信タイミングがずれた子局から送信されたデータ
バースト信号が、他の子局がら送信されたデータバース
ト信号に一部重なった状態で受信される。このため、上
記送信タイミングがずれた子局の伝送品質は劣化し、さ
らに他の子局の伝送品質をも劣化させ、最悪の場合には
この他の子局を回線断に至らしめることがあり非常に好
ましくなかった。
また子局の中には、データ伝送制御と送信タイミングの
捕捉制御とを共通のプロセッサにより行なっているもの
かある。この様な子局では、ブタ伝送制御の合間に送画
タイミングの捕捉制御が行なわれるため、送信タイミン
グの補正が完了するまでに比較的多くの時間を要すると
いう問題点があった。
そこで本発明はこのような事情に着目し、送信タイミン
グのずれ量が許容量を超えている状態ではできる限り子
局からデータバースト信号が送信されないようにし、こ
れにより他の子局のブタ伝送動作に及ぼす悪影響を低減
するとともに、送信タイミング捕捉制御の能率向上を図
り得る送信タイミング捕捉方式を提供することを特徴と
する特 許 [発明の構成コ (課題を解決するための手段) 本発明は、一つの親局と複数の子局との間でバースト信
号による無線通信を行なう時分割多元接続無線通信シス
テムにおいて、子局から親局へその伝送フレームに設け
られた制御用スロット内でタイミング捕捉用信号を送出
し、親局でこのタイミング捕捉用信号の受信タイミング
の正規の受信タイミングに対するずれ量を検出してその
検出結果に対応する情報を前記タイミング捕捉用信号を
送出した子局へ通知し、この子局で前記親局から通知さ
れた前記情報に従って前記ずれ量を零にするべく自局の
送信タイミングを調整する送信タイミング捕捉制御手段
と、この送信タイミング捕捉制御手段による一連の制御
を、親局における上記受信タイミングのずれ量が所定量
以内に減少するまで繰り返し実行させる手段に加えて、
データ送信制御手段を備え、このデータ送信制御手段に
より、上記送信タイミング捕捉制御手段による制御過程
で、上記受信タイミングのずれ量が許容量を超えている
か否かを判定し、二′1容量を超えていると判定された
場合に、少なくとも親局における上記受信タイミングの
すれ量が所定量以内に減少するまで子局から親局へのデ
ータバースト信号の送信を停止させるようにしたもので
ある。
(作用) この結果本発明によれば、子局の送信タイミングの捕捉
制御過程において、その送信タイミングのずれ量が許容
量を超えていると判定された場合には、その時点で子局
からのデータバースト信号の送信が停止されることにな
る。すなわち、送信タイミングのずれ量が許容量を超え
ている子局の場合、送1目タイミング捕捉制御期間中に
はデータの送信動作が行なわれないことになる。したが
って、この期間における他の子局の伝送品質の劣化は防
11され、またたとえ送信タイミングの補正が完了する
までの時間が長くなったとしても、この間に上記他の子
局が回線断状態に至る心配はなくなる。さらに、上記送
信タイミング捕捉制御期間では、データ送信が行なわれ
ず送信タイミングの捕捉制御のみか行なわれることにな
るので、子局のプロセッサは送信タイミング捕捉制御の
みを実行することが可能となる。したがって、送信タイ
ミング捕捉制御の能率を高めて補正に要する時間を短縮
することができる。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例における送信タイミング保持
方式を適用した親局および子局の構成を示ずものである
。尚、同図では説明の便宜上複数の子局のうちの一つの
みを示している。
先ず親局AAは、無線回線終端装置10と、送受信信号
を変復調する変復調装置1]と、アンテナ12を白゛す
る無線送受信装置13と、キースイッチなどの入力操作
部および表示器等の出力表示部を配置したコンソール1
4とを備えている。
このうち無線回線終端装置10は、送信信号の多重化お
よび受信TDMA信号の分離を行なう多重化部15およ
び分離部16と、これらの多重化部15および分離部1
6に信号バスを介して接続された複数のインタフェース
17とを有し、これらのインタフェース17には回線]
8を介して端末装置19かそれぞれ接続されている。ま
た無線回線終端装置10は、制御部20と、例えばE2
FROMからなる不揮発性メモリ21とを備えている。
制御部20は、例えばマイクロコンピュータを主制御部
として有するもので、通常のデータ伝送動作に係わる制
御手段に加えて、子局BBの送信タイミングを捕捉する
際に使用する位相ずれ情報送出制御手段20aと、ビッ
トずれ情報送出制御手段2[’)bと、タイミング保持
制御手段20cとを有している。
位相ずれ情報送出制御手段20aは、子局BBの送信タ
イミングを設定する場合に、この子局BBに対し送信タ
イミングの位相ずれを調整するための指示を出し、しか
るのち子局BBから送られる位相調整用バースト信号の
位相ずれ情報を子局BHに通知して子局BBに送信タイ
ミングの位相調整を行なわせるものである。
ビットずれ情報送出制御手段20bは、上記位0 相ずれ情報送出制御手段20aによる位相ずれの調整が
終了した後、子局BBに対しビットずれを調整するため
の指示を出し、しかるのち子局BBから送られたビット
ずれ調整用バースト信号のビットずれ情報を子局BBに
通知して子局BBに送信タイミングの調整をビット単位
で行なわせるものである。尚、上記位相調整用バースト
信号の位相ずれおよびビットずれ調整用バースト信号の
ビットずれは、分離部16に設けられたずれ検出手段1
6aによりそれぞれ検出される。
タイミング保持制御手段20cは、運用中の全ての子局
に対し、各々定期的に上記位相ずれ情報送出制御手段2
0aおよびビットずれ情報送出制御手段20bを動作さ
せて、各子局の送信タイミングの補正を行なわせるもの
である。
第2図は上記親局AAから子局BBへ送出されるTDM
信号のフレーム構成を示すもので、このTDM信号は同
図(a)に示すように同期ビットFと複数のデータ伝送
用タイムスロットTSI〜TSnとの間に制御用スロッ
トを配置しており、1 この制御用スロットの一部を使用してタイミング調整制
御信号が送出される。このタイミング調整制御信号は、
同図(b)に示す如く子局の識別番号ID、子局への指
示情報C0NT、位相ずれ情報、ビットずれ情報、予備
情報をそれぞれ挿入するビットにより構成される。尚、
同図(C)はブタ伝送用タイムスロットTSI〜TSn
の構成を示すもので、Fは同期ビット、IDは子局の識
別番号、SVは保守用ビット、Hはデータ、Pはパリテ
ィビットをそれぞれ示している。
一方、子局BBも上記親装置AAと同様に、無線回線終
端装置30と、変復調装置31と、アンテナ32を有す
る無線送受信装置33と、コンツル34とを備えている
。このうち無線回線終端装置30は、送信データおよび
制御信号を多重化する多重化部35と、親局AAから送
られたTDM信号から自局宛ての信号を分離する分離部
36と、これら多重化部35および分離部36に対し信
号バスを介して接続された複数のインタフェース37と
を有しており、これらのインクフエ2 一ス37には回線38を介して端末装置3つがそれぞれ
接続されている。また無線回線終端装置30は、制御部
40と、例えばE2 FROMからなる不揮発性メモリ
41と、送信タイミング可変部42とをそれぞれ有して
いる。このうち先ず送信タイミング可変部42は、送信
信号の送信位相を可変する移相回路42aと、送信信号
の送信タイミングをビット単位で可変するビット遅延回
路42bとから構成される。
制御部40は、例えばマイクロコンピュータを主制御部
として有したもので、通常の送受信動作に係わる制御手
段に加えて、送信タイミングを捕捉する際に使用する位
相ずれ調整制御手段40aと、ビットずれ調整制御手段
40bと、バースト送信停止制御手段40cとを備えて
いる。
位相ずれ調整制御手段40aは、親局AAから位相調整
指示か送られた時に動作して、親局AAに対しTDMA
フレームの制御用スロットを使用して位相調整用バース
ト信号を送出し、これに対し親局AAから位相すれ情報
が送られた時、この3 情報に応じて上記移相回路42aの移相量を可変制御す
るものである。
ビットずれ調整制御手段40bは、親局AAからビット
ずれの調整指示が送られた場合に動作して、親局AAに
対しTDMAフレームの制御用スロットを使用してピッ
l−調整用バースト信号を送出し、これに対し親局AA
からビットずれ情報が送られた時に、この情報に応じて
前記ビット遅延回路42bの遅延量を可変制御するもの
である。
最後にバースト送信停止制御手段40cは、上記ビット
ずれ調整制御手段40bによるビットずれ調整中に、親
局AAから送られたビットずれ量が予め設定された許容
量を超えているか否かを判定する。そして、ビットずれ
量が許容量を超えている場合には、その時点でデータバ
ースト信号の送信を停止させ、この送信停止状態を送信
タイミングの調整が完了するまで保持するものである。
第3図は以上のように構成された各子局から親局AAに
伝送されるTDMA信号のフレーム構成を示すもので、
この信号は同図(a)に示すよう4 に制御用スロットAQを先頭に配置し、その後にデータ
伝送用の各タイムスロツI−T S 1〜TSnを配置
したものとなっている。そして、制御用スロットAQ内
の一部を使用して位相調整用バースト信号およびビット
調整用バースト信号が選択的に送出される。位相調整用
バースト信号は、同図(b)に示す如<”10”の繰返
し信号(36ビツト)からなる。またビット調整用バー
スト信号は、同図(C)に示す如く所定の同期パターン
(SYNCパターン)と子局の識別番号IDとから構成
される。尚、同図(d)はデータ伝送用タイムスロット
TS1〜TSnの構成を示すもので、Gはガードビット
、IDは子局の識別番号、S■は保守用ビット、Hはデ
ータ、Pはパリティビットをそれぞれ示している。
次に、以上の構成に基づいて本実施例の送信タイミング
捕捉方式を説明する。尚、運用中の各子局の送信タイミ
ングは、それぞれ設置時の初期タイミング捕捉によって
既に一旦最適値に設定されているものとして説明する。
5 親局AAの制御部20は、運用中の各子局毎にその運用
時間をそれぞれ監視している。この状態で、例えばいま
子局BBの運用時間が送信タイミングの初期捕捉後から
一定時間(例えば数分)経過したとすると、親局AAの
制御部20は上記子局BBに対する送信タイミングの捕
捉制御を開始する。すなわち、親局AAの制御部20は
先ず位相ずれ調整用のタイミング調整制御信号を作成す
る。第4図はその構成を示すもので、ID番号ビットに
上記子局BBのID番号を種火し、かつ4ビツトからな
る指示情報のうちの先頭ビット、つまり調整種別ビット
を位相調整指示に対応する“0”にセットするとともに
、指示情報の最終ビット、つまり調整開始終了ビットを
調整開始指示に対応する“0″にセットする。そして、
この制御信号を多重化部15でTDM信号の制御用スロ
ットに挿入して子局BBへ向けて送出する。尚、このと
きTDM信号の制御用スロットの他の領域およびデータ
伝送用の各タイムスロットTSI〜TSnには、既設の
子局宛ての制御信号およびデ6 夕がそれぞれ多重化されて送出される。
これに対し子局BBの制御部40は、通常のブタ送受信
制御を行ないながら自局宛てのタイミング調整制御信号
の到来監視を行なっており、この状態で親局AAから自
局宛てのタイミング調整制御信号が送られると、この制
御信号の指示情報から先ず親局AAの指示内容を認識す
る。そして、今は位相調整指軍ビットが“0″になって
いるため指示は位相調整であると認識し、以後位相すれ
調整のための制御を開始する。すなわち、先ず現時点で
送信タイミング可変部42に設定されている送信タイミ
ングで、第3図(b)に示した位相調整用バースl−(
ffi号をTDMAフレームの制御用スロットAQに挿
入して送出する。
これに対し親局AAは、前記タイミング調整制御信号の
送信後、子局BBから到来するTDMA信号の制御用ス
ロットに挿入されている位相調整用バースト信号の受信
タイミングから、この受信タイミングの正規の受信タイ
ミングに対する位相ずれ量をずれ検出手段16aで検出
する。そして、7 いま位相ずれが検出されたとすると、制御部20により
この位相すれ量がら位相の補正値を求め、この位相補正
値を第2図(b)に示したタイミング調整制御信号の位
相ずれ情報ビットに挿入して、子局BBに向けて送出す
る。例えば、いま第5図に示す如く位相調整用バースト
信号(a)の受信タイミングか正規の受信タイミング(
b)に比べて5/20ビツト遅れていたとすると、子局
BHの送信位相は5/20ビツト分だけ早める必要があ
るため、制御部20は「−5/20ビツト」なる位相補
正値を子局BBへ送出する。尚、位相ずれ情報は第2図
(b)に示したように8ビツトで表わされ、その先頭の
1ビツトが−11−を表わし、残りの7ビツトでm/2
0を表わすようになっているため、この場合子局BBへ
はrloooololJなる位相補正値が送られる。
そうして親局AAから自局宛ての位相補正値が送られる
と、子局BBの制御部40は移相量の現設定値に」二記
補正値−5/20ピッI・を加算し、移相回路42aの
移相量を上記加算結果に補正する。
8 しかして、子局BBの送信位相は、親局AAにおいて基
準位相に対し位相差が零となるように調整される。
尚、この位相補正後に子局BBは、上記補正後の位相で
位相調整用バースト信号を再度親局AAに送出する。そ
して、これに対し親局AAから再度位相補正値が送られ
た場合には、この位相補正値に従って移相回路42aの
移相量を再調整し、以後親局AAの位相差が零になるま
で以」二の動作を繰返す。
さて、以上の位相調整により位相差が零になると、親局
AAは不揮発性メモリ21に記憶しである移相量を、上
記位相調整により子局BBに設定された新たな移相量に
書換え、しかるのち第6図に示す如く4ビツトからなる
指示情報のうちの調整種別ビットをビット調整指示に対
応する“1”にセットして、この制御信号を子局BBへ
向けて送出する。これに対し子局BBは、上記ビット調
整を指示した制御信号が親局AAから到来すると、位相
調整が終了したと判断して先ず上記親装置9 AAと同様に不揮発性メモリ41に記憶されている古い
移相量を上記新たな移相量に書換え、しかるのちビット
調整のための制御を開始する。すなわち、先ず制御部4
0から第3図(C)に示すような所定の同期パターンと
自局のID番号とからなるビット調整用バースト信号を
発生し、この信号をTDMAフレームの制御用スロット
AQに多重化部35で挿入して親局AAへ送出する。
そうすると親局AAは、上記子局BBからビット調整用
バースI−餉号か到来すると、分離部16のずれ検出手
段16aにより同期パターンの受信タイミングから正規
の受信タイミングに対するビットずれ量を検出する。そ
して、いま仮にビットずれが検出されたとすると、制御
部20によりこのビットずれ童を零にするためのビット
ずれ補正値を求め、この補正値を第2図(b)に示した
タイミング調整制御信号のビットずれ情報ビットに挿入
し、子局BBへ向けて送出する。例えば、いま第7図に
示す如くビット調整用バースト信号の受信タイミング(
a)が正規の受信タイミング0 (b)に比べて9ビット早かったとすると、子局BBの
送信タイミングは9ビット分だけ遅らせる必要があるた
め、制御部20は「+9ビツト」なるビット補正値を子
局BBへ送出する。尚、ビットずれ情報についても前記
位相ずれ情報と同様に8ビツトで表わされ、その先頭の
1ビットが−+を表わし、残りの7ビツトでビットずれ
量を表わすようになっているため、この場合子局BBへ
はrooooloolJなるビット補正値が送られる。
これに対し子局BBは、親局AAから自局宛てのビット
補正値(+9ビツト)が送られると、先ずこのビット補
正値と予め設定しである許容値(ガードピット数)とを
比較し、ビット補正値が許容値を超えているか否かを判
定する。そして、この判定の結果ビット補正値が許容値
を超えていることが判明した場合には、この時点で多重
化部35に送信停止信号を出力し、これによりデータバ
ースト信号の送信を停止させる。なお、ビット補正値が
許容値を超えていなかった場合には、親2] 局AAにおいてデータバースト信号の重合は発生しない
と判断し、データバースト信号の送信をそのまま継続さ
せる。したがって、データ伝送能率の低下は発生しない
そうしてデータバースト信号の送f≦停市制御を終了す
ると、子局BBは次に」二記親局AAから送られたビッ
ト補正値(+9ビツト)に応じて、ビット遅延回路42
bの遅延量を現設定値からさらに9ビット分遅延させる
。しかして、子局BHの送信タイミングは、親局AAに
おいて基準タイミングに対しビットすれが零となるよう
に調整される。そして子局BBは、このビットずれ補正
後の送信タイミングでビット調整用バースト信号を再度
親局AAに送出する。これに対し親局AAは、上記子局
BBから再送信されたビット調整用バスト信号の受信タ
イミングからビットずれが無くなったことを確認すると
、不揮発性メモリ21に記憶されている占いビット遅延
量を子局BBに設定された新たなビット遅延量に書換え
るとともに、第8図に示す如くタイミング調整制御信号
の指示2 情報のうちの調整開始終了ビットを調整終了指示に対応
する“1”にセットして子局BBへ送出する。そうする
と子局BBは、上記調整開始終了ビットの“1”から送
信タイミングの調整が完了したことを認識して、不揮発
性メモリ41の古い設定値を上記ビット遅延回路42b
に設定した新たな遅延量に書換える。
そして、以上のビットずれ補正期間中に送信停止状態に
なっていた多重化部35を動作状態に戻し、以後上記不
揮発側メモリ41に新たに設定された送信タイミングに
従ってデータの送信を再開する。
かくして、子局BBの送信タイミングは最適な値に補正
される。尚、この子局BBの送信タイミングについては
、以後も予め定めた上記一定時間(例えば数分)が経過
する毎に上記調整手順に従って定期的に補正される。
また、親局AAは運用中の他の子局の送信タイミングに
ついても、上記子局BBの場合と同様に一定時間毎に補
正を行なう。
3 このように本実施例であれば、ビットずれ補正過程にお
いて、子局で親局AAから送られたビット補正値が許容
値を超えているか否かを判定し、許容値を超えている場
合にはその時点でデータバースト信号を送信を停止させ
、この送信停止状態を送信タイミングの補正が完了する
まで保持するようにしたので、ビットずれ量が許容値を
オーバしている場合、ビット補T期間中にはデータバー
スト信号の送信が停止にされることになる。したがって
、この期間においては、上記送信タイミングがずれた子
局から送信されるデータバースト信号が他の子局から送
信されるデータバースト信号に悪影響を及ぼす心配はな
くなり、これにより他の子局のデータ伝送品質を高く保
つことができる。
また、上記ビットすれの補正期間か長くなったとしても
、この間に他の子局が回線断に陥る心配もなくなる。さ
らに、上記ビットずれの補正期間において、データバー
スト(m号の送信を停止することにより、制御部40は
データ伝送に係わる制御を行なう必要がなくなる、この
ため、制御部404 はビットずれの補正制御のみを行なうことが可能となり
、これによりビットずれ補正制御の能率を高めて、送信
タイミングの補正を完了するまでの時間を短縮すること
ができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例
えば、上記実施例ではビットずれの補正過程においてビ
ットずれが許容量を超えているか否かを判定してデータ
バースト信号の送信を停止1−するようにしたが、位相
ずれの補正過程において位相ずれが許容値を超えている
か否かを判定してデータバースト信号の送信を停止する
ようにしてもよい。この様にすれば、位相ずれの補正期
間からビットずれの補正期間まで通してデータバースト
信号の送信を停止することができるので、伝送品質が劣
化する期間をさらに短縮することができる。また、前記
実施例では各子局において送信タイミングのずれ量が許
容量を超えているか否かを判定するようにしたが、親局
において各子局の送信タイミングのずれ量が許容量を超
えているか否かを判定し、許容量を超えている場合には
親局が5 子局に対しデータバースト信号の送信を停止させるため
の指示情報を通知するようにしてもよい。
その他、送信タイミングの捕捉制御手順や捕捉制御の内
容、送信停止制御手段の構成や制御手順等についても、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施でき
る。
[発明の効果] 以」二詳述したように本発明は、子局から親局へその伝
送フレームに設けられた制御用スロット内でタイミング
捕捉用信号を送出し、親局でこのタイミング捕捉用(5
号の受信タイミングの正規の受信タイミングに対するず
れ量を検出してその検出結果に対応する情報を前記タイ
ミング捕捉用信号を送出した子局へ通知し、この子局で
前記親局から通知された前記情報に従って前記ずれ量を
零にするべく自局の送信タイミングを調整する送信タイ
ミング捕捉制御手段と、この送信タイミング捕捉制御手
段による一連の制御を、親局における上記受信タイミン
グのずれ量が所定量以内に減少するまで繰り返し実行さ
せる手段に加えて、データ6 送信制御手段を備え、このデータ送信制御手段により、
上記送信タイミング捕捉制御手段による制御過程で、上
記受信タイミングのずれ量が許容量を超えているか否か
を判定し、許容量を超えていると判定された場合に、少
なくとも親局における上記受信タイミングのずれ量が所
定量以内に減少するまで子局から親局へのデータバース
ト信号の送信を停止させるようにしたものである。
したがって本発明によれば、送信タイミングのずれ量が
許容量を超えている状態ではできる限り子局からデータ
バースト信号が送信されないようにすることができ、こ
れにより他の子局のデータ伝送動作に及ぼす悪影響を低
減するとともに、送信タイミング捕捉制御の能率向上を
図り得る送信タイミング捕捉方式を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本発明の一実施例における送信タイ
ミング捕捉方式を説明するためのもので、第1図は同方
式を適用した親局および子局の構成を示す機能ブロック
図、第2図は親局から子局へ7 送出されるTDM信号の構成図、第3図は子局から親局
へ伝送されるTDMA信号の構成図、第4図乃至第8図
は動作説明に使用する信号構成図、第9図乃至第12図
は従来技術の説明に用いるもので、第9図は時分割多元
接続無線通信システムの概略構成図、第10図はTDM
信号のフレーム構成図、第11図は各子局の送信形態を
示すタイミング図、第12図はTDMA信号のフレーム
構成図である。 AA・・・親局、BB・・・子局、10.30・・・無
線回線終端装置、11.31・・・変復調装置、12゜
32・・・アンテナ、13.33・・・無線送受信装置
、1.4.34・・・コンソール、1−5.35・・・
多重化部、16.36・・・分離部、16a・・ずれ検
出手段、17.37・・・インタフェース、18.38
・・・回線、19.39・・端末装置、20.40・・
・制御部、20a・・・位相ずれ情報送出制御手段、2
0b・・・ビットずれ情報送出制御1段、20c・・・
タイミング保持制御手段、40a・・・位相ずれ調整制
御手段、40b・・・ピッI・ずれ調整制御手段、40
c・・・バー8 スト送信停止制御手段、21.41・・・不揮発性メモ
リ、42・・・送信タイミング可変部、42a・・・移
相回路、42b・・・ビット遅延回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一つの親局と複数の子局との間でバースト信号による無
    線通信を行なう時分割多元接続無線通信システムにおい
    て、 子局から親局へその伝送フレームに設けられた制御用ス
    ロット内でタイミング捕捉用信号を送出し、親局でこの
    タイミング捕捉用信号の受信タイミングの正規の受信タ
    イミングに対するずれ量を検出してその検出結果に対応
    する情報を前記タイミング捕捉用信号を送出した子局へ
    通知し、この子局で前記親局から通知された前記情報に
    従って前記ずれ量を零にするべく自局の送信タイミング
    を調整する送信タイミング捕捉制御手段と、この送信タ
    イミング捕捉制御手段による一連の制御を、親局におけ
    る前記受信タイミングのずれ量が所定量以内に減少する
    まで繰り返し実行させる手段と、 前記送信タイミング捕捉制御手段による制御過程で、前
    記受信タイミングのずれ量が許容量を越えているか否か
    を判定し、許容量を越えていると判定された場合に、少
    なくとも親局における前記受信タイミングのずれ量が所
    定量以内に減少するまで子局から親局へのデータバース
    ト信号の送信を停止させる手段とを具備したことを特徴
    とする送信タイミング捕捉方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63132535A (ja) * 1986-11-25 1988-06-04 Nec Corp 無線中継送信局起動制御方式
JPS63184420A (ja) * 1986-09-04 1988-07-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 移動通信における信号伝送方式

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