JP3246477B2 - 無線フレーム再同期システムおよび無線フレーム再同期方法 - Google Patents

無線フレーム再同期システムおよび無線フレーム再同期方法

Info

Publication number
JP3246477B2
JP3246477B2 JP15937699A JP15937699A JP3246477B2 JP 3246477 B2 JP3246477 B2 JP 3246477B2 JP 15937699 A JP15937699 A JP 15937699A JP 15937699 A JP15937699 A JP 15937699A JP 3246477 B2 JP3246477 B2 JP 3246477B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time information
base station
radio base
switching center
mobile switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15937699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000350247A (ja
Inventor
順一 大和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP15937699A priority Critical patent/JP3246477B2/ja
Publication of JP2000350247A publication Critical patent/JP2000350247A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3246477B2 publication Critical patent/JP3246477B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、システム内の無線
フレーム同期を取るデジタル移動通信システムに有効な
無線フレーム再同期技術に係り、特に移動体交換局が再
開した場合に下位無線基地局制御装置からの時刻情報に
同期した再同期を図るとともに、再同期後の下位無線基
地局制御装置および無線基地局での無線フレームのずれ
の最小化を図る無線フレーム再同期システムおよび無線
フレーム再同期方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現状のデジタル移動通信システムにおい
て、移動端末が無線基地局間のチャネル切り替えを行う
際の所要時間を低減するために、移動体交換局側から無
線フレーム同期信号を分配している。このような従来技
術としては、例えば、特許第2785789号公報に記
載のものがある。すなわち、従来技術は、複数の無線基
地局と複数の移動機端末で構成され、無線チャネルの信
号をディジタル化して時分割したタイムスロットを用い
て通信を行うディジタル移動通信網において、ディジタ
ル移動通信網と接続される有線通信網に設置され、有線
通信網における端末識別番号を有し、ディジタル移動通
信網内の各無線基地局の無線チャネルの同期を取る基準
となるフレームパルスを送出する同期タイミング制御局
を備え、無線基地局は、有線通信網に端末識別番号を用
いて発呼して同期タイミング制御局との呼接続を制御す
る呼接続制御手段と、同期タイミング制御局との接続経
路の伝送遅延を測定する伝送遅延量測定手段と、同期タ
イミング制御局が送出する基準フレームパルスを受信
し、基準フレームパルスを伝送遅延量測定手段が測定し
た伝送遅延量を用いて補正して無線チャネル同期信号を
生成する同期信号生成手段とを有し、無線基地局は、有
線通信網との関門交換局に接続され、関門交換局からの
網同期パルスを抽出し、抽出した網同期パルスを自装置
の動作クロックとし、同期信号生成手段が生成した無線
チャネル同期信号を動作クロックで保持し、同期タイミ
ング制御局は、信号折り返し手段を有し、伝送遅延量測
定手段は、呼接続制御手段が有線通信網に発呼して無線
基地局と同期タイミング制御局との接続経路が形成され
ると、第1のビットパターン信号を同期タイミング制御
装置に送出する第1のビットパターン信号送出手段と、
信号折り返し手段で折り返した第1のビットパターン信
号を検出する第1のビットパターン信号検出手段と、第
1のビットパターン信号送出手段が第1のビットパター
ン信号を送出した時間から第1のビットパターン信号検
出手段が折り返した第1のビットパターン信号を検出す
るまでの時間を測定する遅延時間測定手段と、遅延時間
測定時間が測定した遅延時間の二分の一を伝送遅延量と
して判定する遅延量補正手段とを有し、同期タイミング
制御局は、切り替え手段と、第2のビットパターン信号
送出手段とをさらに有し、無線基地局から接続があった
とき、折り返し手段を接続回線に接続した後、予め定め
られた時限の後、切り替え手段により接続回線に第2の
ビットパターン信号送出手段をつなぎかえ、第2のビッ
トパターン信号は、無線チャネル同期の基準となるフレ
ームパルスであり、同期信号生成手段は、第2のビット
パターン信号を検出する第2のビットパターン信号検出
手段を有し、第2のビットパターン信号検出手段が検出
したフレームタイミングに遅延量補正手段が判定した伝
送遅延量を補正したタイミングで無線チャネル同期信号
を生成し、動作クロックにより無線チャネル同期信号の
タイミングを保持するディジタル移動通信システムであ
る。このようなディジタル移動通信システムは、同期タ
イミング制御局を移動通信網からは独立した有線通信網
の1アクセス装置としたことにより、同一の移動通信網
はもとより、異なる通信事業者の提供する移動通信網と
の間でも同期を確立することができ、また、網同期して
いる無線基地局内でフレームタイミングを自走・保持す
るので、一度同期合わせを行えば常時同期タイミング制
御局からのタイミングを受けている必要はなく、また、
同期がずれたときにはいつでも容易に再度同期を取り直
すことができ、またさらに、基本的にはすべての無線基
地局間で同期を取ることができるので、ハンドオーバー
の際に同期合わせを行う必要がないことにより、無線基
地局の制御負荷を軽減することができるといった効果が
開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術は、複数の移動体交換局間での同期は取っておらず、
ある移動体交換局が再開した場合、移動体交換局は独自
の位相で無線フレーム同期信号を再分配せざるを得ない
ため、移動体交換局に接続される複数の無線基地局制御
装置および無線基地局には一斉に移動体交換局への再同
期指示がかかり、その結果、無線フレーム抜けが多発し
てしまい、音声やデータ抜けが多発することになり、サ
ービスに多大な影響を及ぼすという問題点があった。
【0004】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、移動体交換局が再
開した場合に下位無線基地局制御装置からの時刻情報に
同期した再同期を図るとともに、再同期後の下位無線基
地局制御装置および無線基地局での無線フレームのずれ
の最小化を図る無線フレーム再同期システムおよび無線
フレーム再同期方法を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
要旨は、移動体交換局が再開した場合に下位無線基地局
制御装置からの時刻情報に同期した再同期を図るととも
に、再同期後の下位無線基地局制御装置および無線基地
局での無線フレームのずれの最小化を図る無線フレーム
再同期システムであって、システム内の無線フレーム同
期を取るデジタル移動通信システムにおいて移動体交換
局が再開した場合に当該再開した移動体交換局が配下に
接続されている全無線基地局制御装置に対して時刻情報
を問い合わせ、当該問い合わせを行った時刻情報の平均
時刻を自局の時刻情報とし、当該自局の時刻情報を基に
当該全無線基地局制御装置に対して再同期指示を行うよ
うに構成されていることを特徴とする無線フレーム再同
期システムに存する。また請求項2に記載の発明の要旨
は、現在の時刻情報を特定できる無線フレーム情報の受
信に応じて自装置内の時刻情報を同期させるとともに、
当該無線フレーム情報を移動端末に転送する少なくとも
1つ以上の無線基地局と、前記無線基地局が配下に接続
され、無線フレーム情報を受信に応じて自装置内の時刻
情報を同期させるとともに、下位無線基地局に前記無線
フレーム情報を転送する少なくとも1つ以上の無線基地
局制御装置と、少なくとも1つ以上の前記無線基地局制
御装置が配下に接続され、無線フレーム情報を下位無線
基地局制御装置に少なくとも1回/日分配するととも
に、配下の前記無線基地局制御装置の時刻情報を合わせ
る移動体交換局と、当該移動体交換局の再開を監視し、
前記移動体交換局の再開を検出した際に当該移動体交換
局に対して再開検出信号を送信する移動体交換局再開検
出装置を有することを特徴とする請求項1に記載の無線
フレーム再同期システムに存する。また請求項3に記載
の発明の要旨は、前記移動体交換局が再開した際に前記
移動体交換局再開検出装置が、前記移動体交換局の再開
を検出するとともに、前記移動体交換局に対して再開検
出信号を送信し、再開検出信号を受信した際に前記移動
体交換局が、接続されている全ての前記無線基地局制御
装置に対して時刻情報報告指示信号を送信すると同時
に、時刻情報報告待ちタイマーを起動し、時刻情報報告
指示信号を受信した際に前記無線基地局制御装置が、現
在の自装置内の時刻情報および自装置の識別情報を時刻
情報報告信号に付加し、当該時刻情報報告信号を前記移
動体交換局に送信し、時刻情報報告信号を受信した際に
前記移動体交換局が、自局内に前記無線基地局制御装置
の前記識別情報と時刻情報とを関連づけて蓄積してお
き、時刻情報報告待ちタイマーが満了する前に前記無線
基地局制御装置からの時刻情報報告信号を受信した際に
前記移動体交換局が、自局内に前記無線基地局制御装置
の前記識別情報と時刻情報とを関連づけて蓄積する動作
を繰り返し、時刻情報報告待ちタイマーが満了した際に
前記移動体交換局が、前述の自局内に蓄積されている全
ての時刻情報の平均値を算出し、前記移動体交換局が、
上記算出した平均値を自局の時刻情報として保存し、無
線フレーム再同期指示信号に当該時刻情報を付加すると
ともに、接続されている全ての前記無線基地局制御装置
に対して当該時刻情報を付加した無線フレーム再同期指
示信号を送信し、無線フレーム再同期指示信号を受信し
た際に前記無線基地局制御装置が、当該受信した無線フ
レーム再同期指示信号内に含まれる時刻情報を自装置の
時刻情報として保存して時刻情報の更新を実行するとと
もに、当該無線フレーム再同期指示信号に当該保存した
更新時刻情報を付加して、接続されている全ての前記無
線基地局に対し送信し、無線フレーム再同期指示信号を
受信した際に前記無線基地局が、当該受信した無線フレ
ーム再同期指示信号内に含まれる前記更新時刻情報を自
局の時刻情報として保存して時刻情報の更新を実行する
とともに、無線上でその時刻情報を報知するように構成
されていることを特徴とする請求項2に記載の無線フレ
ーム再同期システムに存する。また請求項4に記載の発
明の要旨は、移動体交換局が再開した場合に下位無線基
地局制御装置からの時刻情報に同期した再同期を図ると
ともに、再同期後の下位無線基地局制御装置および無線
基地局での無線フレームのずれの最小化を図る無線フレ
ーム再同期方法であって、システム内の無線フレーム同
期を取るデジタル移動通信システムにおいて移動体交換
局が再開した場合に当該再開した移動体交換局が配下に
接続されている全無線基地局制御装置に対して時刻情報
を問い合わせ、当該問い合わせを行った時刻情報の平均
時刻を自局の時刻情報とし、当該自局の時刻情報を基に
当該全無線基地局制御装置に対して再同期指示を行う工
程を有することを特徴とする無線フレーム再同期方法に
存する。また請求項5に記載の発明の要旨は、少なくと
も1つ以上の無線基地局を実行主体として、現在の時刻
情報を特定できる無線フレーム情報の受信に応じて自装
置内の時刻情報を同期させるとともに、当該無線フレー
ム情報を移動端末に転送する工程と、前記無線基地局が
配下に接続された少なくとも1つ以上の無線基地局制御
装置を実行主体として、無線フレーム情報を受信に応じ
て自装置内の時刻情報を同期させるとともに、下位無線
基地局に前記無線フレーム情報を転送する工程と、少な
くとも1つ以上の前記無線基地局制御装置が配下に接続
された移動体交換局を実行主体として、無線フレーム情
報を下位無線基地局制御装置に少なくとも1回/日分配
するとともに、配下の前記無線基地局制御装置の時刻情
報を合わせる工程と、移動体交換局再開検出装置を実行
主体として、当該移動体交換局の再開を監視し、前記移
動体交換局の再開を検出した際に当該移動体交換局に対
して再開検出信号を送信する工程を有することを特徴と
する請求項4に記載の無線フレーム再同期方法に存す
る。また請求項6に記載の発明の要旨は、前記移動体交
換局が再開した際に前記移動体交換局再開検出装置が、
前記移動体交換局の再開を検出するとともに、前記移動
体交換局に対して再開検出信号を送信する工程と、再開
検出信号を受信した際に前記移動体交換局が、接続され
ている全ての前記無線基地局制御装置に対して時刻情報
報告指示信号を送信すると同時に、時刻情報報告待ちタ
イマーを起動する工程と、時刻情報報告指示信号を受信
した際に前記無線基地局制御装置が、現在の自装置内の
時刻情報および自装置の識別情報を時刻情報報告信号に
付加し、当該時刻情報報告信号を前記移動体交換局に送
信する工程と、時刻情報報告信号を受信した際に前記移
動体交換局が、自局内に前記無線基地局制御装置の前記
識別情報と時刻情報とを関連づけて蓄積しておく工程
と、時刻情報報告待ちタイマーが満了する前に前記無線
基地局制御装置からの時刻情報報告信号を受信した際に
前記移動体交換局が、自局内に前記無線基地局制御装置
の前記識別情報と時刻情報とを関連づけて蓄積する動作
を繰り返す工程と、時刻情報報告待ちタイマーが満了し
た際に前記移動体交換局が、前述の自局内に蓄積されて
いる全ての時刻情報の平均値を算出する工程と、前記移
動体交換局が、上記算出した平均値を自局の時刻情報と
して保存し、無線フレーム再同期指示信号に当該時刻情
報を付加するとともに、接続されている全ての前記無線
基地局制御装置に対して当該時刻情報を付加した無線フ
レーム再同期指示信号を送信する工程と、無線フレーム
再同期指示信号を受信した際に前記無線基地局制御装置
が、当該受信した無線フレーム再同期指示信号内に含ま
れる時刻情報を自装置の時刻情報として保存して時刻情
報の更新を実行するとともに、当該無線フレーム再同期
指示信号に当該保存した更新時刻情報を付加して、接続
されている全ての前記無線基地局に対し送信する工程
と、無線フレーム再同期指示信号を受信した際に前記無
線基地局が、当該受信した無線フレーム再同期指示信号
内に含まれる前記更新時刻情報を自局の時刻情報として
保存して時刻情報の更新を実行するとともに、無線上で
その時刻情報を報知する工程を有することを特徴とする
請求項5に記載の無線フレーム再同期方法に存する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に示す実施の形態の特徴は、
システム内の無線フレーム同期を取るデジタル移動通信
システムにおいて移動体交換局が再開した場合に当該再
開した移動体交換局が配下に接続されている全無線基地
局制御装置に対して時刻情報を問い合わせ、当該問い合
わせを行った時刻情報の平均時刻を自局の時刻情報と
し、当該自局の時刻情報を基に当該全無線基地局制御装
置に対して再同期指示を行うように構成することによ
り、移動体交換局が再開した場合に、下位無線基地局制
御装置からの時刻情報に同期した再同期が可能となり、
また、複数の下位無線基地局制御装置からの時刻情報の
平均を再同期時刻情報とすることにより、再同期後の下
位無線基地局制御装置および無線基地局での無線フレー
ムのずれを最小にできることにある。以下、本発明の実
施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0007】図1は本発明の一実施の形態にかかる無線
フレーム再同期システムを説明するための機能ブロック
図である。図1において、1は移動端末、2a〜2eは
それぞれ無線基地局、3a〜3cはそれぞれ無線基地局
制御装置、4は移動体交換局、5は移動体交換局再開検
出装置を示している。図1を参照すると、本実施の形態
の無線フレーム再同期システムは、携帯電話機や自動車
電話機、PHS電話機、ページャ等の移動端末1と、現
在の時刻情報を特定できる無線フレーム情報の受信に応
じて自装置内の時刻情報を同期させるとともに、当該無
線フレーム情報を移動端末1に転送する無線基地局2a
〜2eと、無線フレーム情報を受信に応じて自装置内の
時刻情報を同期させるとともに、下位無線基地局に前記
無線フレーム情報を転送する無線基地局制御装置3a〜
3cと、無線フレーム情報を下位無線基地局制御装置に
少なくとも1回/日分配するとともに、配下の無線基地
局制御装置3a〜3cの時刻情報を合わせる移動体交換
局4と、当該移動体交換局4の再開を監視し、移動体交
換局4の再開を検出した際に当該移動体交換局4に対し
て再開検出信号を送信する移動体交換局再開検出装置5
を備えている。
【0008】本実施の形態では、移動端末1が無線基地
局2a〜2eのそれぞれと無線回線を介して接続され、
無線基地局2a,2bが無線基地局制御装置3aの配下
に並列接続され、無線基地局2c,2dが無線基地局制
御装置3bの配下に並列接続され、無線基地局2eが無
線基地局制御装置3cの配下に単独で接続され、無線基
地局制御装置3a,3b,3cのそれぞれが移動体交換
局4の配下に並列接続され、移動体交換局再開検出装置
5が移動体交換局4の配下に接続された網構成を備えて
いる。
【0009】次に、図1,2を参照して、無線フレーム
再同期システムの動作(無線フレーム再同期方法)につ
いて説明する。図2は本発明の一実施の形態にかかる無
線フレーム再同期方法(無線フレーム再同期システムの
動作)を説明するためのタイム・シーケンス・ダイアグ
ラムである。前述したように、無線フレーム情報で現在
の時刻情報を特定できるとする。また、移動体交換局4
は、無線フレーム情報を下位の無線基地局制御装置3a
〜3cに少なくとも1回/日分配し、配下の時刻情報を
合わせる機能を持つとする。また、無線基地局制御装置
3a〜3cは上記無線フレーム情報を受信すると、自装
置内の時刻情報を同期させるとともに、下位の無線基地
局2a〜2eに前記無線フレーム情報を転送する機能を
持つとする。また、無線基地局2a〜2eは無線フレー
ム情報を受信すると、自装置内の時刻情報を同期させる
とともに、移動端末1に前記無線フレーム情報を転送す
る機能を持つとする。
【0010】図1,2を参照すると、まず、移動体交換
局4が再開すると(図2中「再開発生」)、移動体交換
局再開検出装置5は移動体交換局4の再開を検出(ステ
ップS1)するとともに、移動体交換局4に対して再開
検出信号を送信する(ステップS2)。
【0011】再開検出信号を受信すると、移動体交換局
4は、接続されている全ての無線基地局制御装置3a〜
3cに対して時刻情報報告指示信号を送信する(ステッ
プS3)。また同時に時刻情報報告待ちタイマーを起動
(ステップS4)する。
【0012】時刻情報報告指示信号を受信すると、無線
基地局制御装置3a〜3cは、現在の自装置内の時刻情
報および自装置のID(識別情報)を時刻情報報告信号
に付加し、この時刻情報報告信号を移動体交換局4に送
信(ステップS5)する。
【0013】時刻情報報告信号を受信すると、移動体交
換局4は、自局内の記憶部(不図示)に無線基地局制御
装置3a〜3cのIDと時刻情報とを関連づけて蓄積し
ておく(ステップS6)。
【0014】時刻情報報告待ちタイマーが満了する前に
無線基地局制御装置3a〜3cからの時刻情報報告信号
を受信した場合、移動体交換局4はステップS6の動作
を繰り返す。
【0015】時刻情報報告待ちタイマーが満了(ステッ
プS7)すると、移動体交換局4は、前述の自局内の記
憶部に蓄積されている全ての時刻情報の平均値を算出す
る(ステップS8)。
【0016】移動体交換局4は、上記算出した平均値を
自局の時刻情報として保存し、無線フレーム再同期指示
信号に当該時刻情報を付加するとともに、接続されてい
る全ての無線基地局制御装置3a〜3cに対して当該時
刻情報を付加した無線フレーム再同期指示信号を送信す
る(ステップS9)。
【0017】無線フレーム再同期指示信号を受信する
と、無線基地局制御装置3a〜3cは、当該受信した無
線フレーム再同期指示信号内に含まれる時刻情報を自装
置の時刻情報として保存して時刻情報の更新(ステップ
S10)を実行するとともに、当該無線フレーム再同期
指示信号に当該保存した時刻情報(すなわち、更新時刻
情報)を付加して、接続されている全ての無線基地局2
a〜2eに対して当該更新時刻情報を付加した無線フレ
ーム再同期指示信号を送信する。
【0018】無線フレーム再同期指示信号を受信する
と、無線基地局2a〜2eは、当該受信した無線フレー
ム再同期指示信号内に含まれる時刻情報(更新時刻情
報)を自局の時刻情報として保存して時刻情報の更新
(ステップS11)を実行するとともに、無線上でその
時刻情報を報知する(ステップS12)。
【0019】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、以下に掲げる効果を奏する。まず第1の効果は、移
動体交換局4が再開した場合に、下位の無線基地局制御
装置3a〜3cからの時刻情報に同期した再同期が可能
となることである。そして第2の効果は、複数の無線基
地局制御装置3a〜3cからの時刻情報の平均を再同期
時刻情報とすることにより、再同期後の無線基地局制御
装置3a〜3cおよび無線基地局2a〜2eでの無線フ
レームのずれを最小にできることである。
【0020】なお、本発明が上記各実施の形態に限定さ
れず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態
は適宜変更され得ることは明らかである。また上記構成
部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定され
ず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にす
ることができる。また、各図において、同一構成要素に
は同一符号を付している。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。まず第1の効果は、移
動体交換局が再開した場合に、下位無線基地局制御装置
からの時刻情報に同期した再同期が可能となることであ
る。そして第2の効果は、複数の下位無線基地局制御装
置からの時刻情報の平均を再同期時刻情報とすることに
より、再同期後の下位無線基地局制御装置および無線基
地局での無線フレームのずれを最小にできることであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる無線フレーム再
同期システムを説明するための機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態にかかる無線フレーム再
同期方法(無線フレーム再同期システムの動作)を説明
するためのタイム・シーケンス・ダイアグラムである。
【符号の説明】
1…移動端末 2a,2b,2c,2d,2e…無線基地局 3a,3b,3c…無線基地局制御装置 4…移動体交換局 5…移動体交換局再開検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 7/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体交換局が再開した場合に下位無線
    基地局制御装置からの時刻情報に同期した再同期を図る
    とともに、再同期後の下位無線基地局制御装置および無
    線基地局での無線フレームのずれの最小化を図る無線フ
    レーム再同期システムであって、 システム内の無線フレーム同期を取るデジタル移動通信
    システムにおいて移動体交換局が再開した場合に当該再
    開した移動体交換局が配下に接続されている全無線基地
    局制御装置に対して時刻情報を問い合わせ、当該問い合
    わせを行った時刻情報の平均時刻を自局の時刻情報と
    し、当該自局の時刻情報を基に当該全無線基地局制御装
    置に対して再同期指示を行うように構成されていること
    を特徴とする無線フレーム再同期システム。
  2. 【請求項2】 現在の時刻情報を特定できる無線フレー
    ム情報の受信に応じて自装置内の時刻情報を同期させる
    とともに、当該無線フレーム情報を移動端末に転送する
    少なくとも1つ以上の無線基地局と、 前記無線基地局が配下に接続され、無線フレーム情報を
    受信に応じて自装置内の時刻情報を同期させるととも
    に、下位無線基地局に前記無線フレーム情報を転送する
    少なくとも1つ以上の無線基地局制御装置と、 少なくとも1つ以上の前記無線基地局制御装置が配下に
    接続され、無線フレーム情報を下位無線基地局制御装置
    に少なくとも1回/日分配するとともに、配下の前記無
    線基地局制御装置の時刻情報を合わせる移動体交換局
    と、 当該移動体交換局の再開を監視し、前記移動体交換局の
    再開を検出した際に当該移動体交換局に対して再開検出
    信号を送信する移動体交換局再開検出装置を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の無線フレーム再同期シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記移動体交換局が再開した際に前記移
    動体交換局再開検出装置が、前記移動体交換局の再開を
    検出するとともに、前記移動体交換局に対して再開検出
    信号を送信し、 再開検出信号を受信した際に前記移動体交換局が、接続
    されている全ての前記無線基地局制御装置に対して時刻
    情報報告指示信号を送信すると同時に、時刻情報報告待
    ちタイマーを起動し、 時刻情報報告指示信号を受信した際に前記無線基地局制
    御装置が、現在の自装置内の時刻情報および自装置の識
    別情報を時刻情報報告信号に付加し、当該時刻情報報告
    信号を前記移動体交換局に送信し、 時刻情報報告信号を受信した際に前記移動体交換局が、
    自局内に前記無線基地局制御装置の前記識別情報と時刻
    情報とを関連づけて蓄積しておき、 時刻情報報告待ちタイマーが満了する前に前記無線基地
    局制御装置からの時刻情報報告信号を受信した際に前記
    移動体交換局が、自局内に前記無線基地局制御装置の前
    記識別情報と時刻情報とを関連づけて蓄積する動作を繰
    り返し、 時刻情報報告待ちタイマーが満了した際に前記移動体交
    換局が、前述の自局内に蓄積されている全ての時刻情報
    の平均値を算出し、 前記移動体交換局が、上記算出した平均値を自局の時刻
    情報として保存し、無線フレーム再同期指示信号に当該
    時刻情報を付加するとともに、接続されている全ての前
    記無線基地局制御装置に対して当該時刻情報を付加した
    無線フレーム再同期指示信号を送信し、 無線フレーム再同期指示信号を受信した際に前記無線基
    地局制御装置が、当該受信した無線フレーム再同期指示
    信号内に含まれる時刻情報を自装置の時刻情報として保
    存して時刻情報の更新を実行するとともに、当該無線フ
    レーム再同期指示信号に当該保存した更新時刻情報を付
    加して、接続されている全ての前記無線基地局に対し送
    信し、 無線フレーム再同期指示信号を受信した際に前記無線基
    地局が、当該受信した無線フレーム再同期指示信号内に
    含まれる前記更新時刻情報を自局の時刻情報として保存
    して時刻情報の更新を実行するとともに、無線上でその
    時刻情報を報知するように構成されていることを特徴と
    する請求項2に記載の無線フレーム再同期システム。
  4. 【請求項4】 移動体交換局が再開した場合に下位無線
    基地局制御装置からの時刻情報に同期した再同期を図る
    とともに、再同期後の下位無線基地局制御装置および無
    線基地局での無線フレームのずれの最小化を図る無線フ
    レーム再同期方法であって、 システム内の無線フレーム同期を取るデジタル移動通信
    システムにおいて移動体交換局が再開した場合に当該再
    開した移動体交換局が配下に接続されている全無線基地
    局制御装置に対して時刻情報を問い合わせ、当該問い合
    わせを行った時刻情報の平均時刻を自局の時刻情報と
    し、当該自局の時刻情報を基に当該全無線基地局制御装
    置に対して再同期指示を行う工程を有することを特徴と
    する無線フレーム再同期方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つ以上の無線基地局を実行
    主体として、現在の時刻情報を特定できる無線フレーム
    情報の受信に応じて自装置内の時刻情報を同期させると
    ともに、当該無線フレーム情報を移動端末に転送する工
    程と、 前記無線基地局が配下に接続された少なくとも1つ以上
    の無線基地局制御装置を実行主体として、無線フレーム
    情報を受信に応じて自装置内の時刻情報を同期させると
    ともに、下位無線基地局に前記無線フレーム情報を転送
    する工程と、 少なくとも1つ以上の前記無線基地局制御装置が配下に
    接続された移動体交換局を実行主体として、無線フレー
    ム情報を下位無線基地局制御装置に少なくとも1回/日
    分配するとともに、配下の前記無線基地局制御装置の時
    刻情報を合わせる工程と、 移動体交換局再開検出装置を実行主体として、当該移動
    体交換局の再開を監視し、前記移動体交換局の再開を検
    出した際に当該移動体交換局に対して再開検出信号を送
    信する工程を有することを特徴とする請求項4に記載の
    無線フレーム再同期方法。
  6. 【請求項6】 前記移動体交換局が再開した際に前記移
    動体交換局再開検出装置が、前記移動体交換局の再開を
    検出するとともに、前記移動体交換局に対して再開検出
    信号を送信する工程と、 再開検出信号を受信した際に前記移動体交換局が、接続
    されている全ての前記無線基地局制御装置に対して時刻
    情報報告指示信号を送信すると同時に、時刻情報報告待
    ちタイマーを起動する工程と、 時刻情報報告指示信号を受信した際に前記無線基地局制
    御装置が、現在の自装置内の時刻情報および自装置の識
    別情報を時刻情報報告信号に付加し、当該時刻情報報告
    信号を前記移動体交換局に送信する工程と、 時刻情報報告信号を受信した際に前記移動体交換局が、
    自局内に前記無線基地局制御装置の前記識別情報と時刻
    情報とを関連づけて蓄積しておく工程と、 時刻情報報告待ちタイマーが満了する前に前記無線基地
    局制御装置からの時刻情報報告信号を受信した際に前記
    移動体交換局が、自局内に前記無線基地局制御装置の前
    記識別情報と時刻情報とを関連づけて蓄積する動作を繰
    り返す工程と、 時刻情報報告待ちタイマーが満了した際に前記移動体交
    換局が、前述の自局内に蓄積されている全ての時刻情報
    の平均値を算出する工程と、 前記移動体交換局が、上記算出した平均値を自局の時刻
    情報として保存し、無線フレーム再同期指示信号に当該
    時刻情報を付加するとともに、接続されている全ての前
    記無線基地局制御装置に対して当該時刻情報を付加した
    無線フレーム再同期指示信号を送信する工程と、 無線フレーム再同期指示信号を受信した際に前記無線基
    地局制御装置が、当該受信した無線フレーム再同期指示
    信号内に含まれる時刻情報を自装置の時刻情報として保
    存して時刻情報の更新を実行するとともに、当該無線フ
    レーム再同期指示信号に当該保存した更新時刻情報を付
    加して、接続されている全ての前記無線基地局に対し送
    信する工程と、 無線フレーム再同期指示信号を受信した際に前記無線基
    地局が、当該受信した無線フレーム再同期指示信号内に
    含まれる前記更新時刻情報を自局の時刻情報として保存
    して時刻情報の更新を実行するとともに、無線上でその
    時刻情報を報知する工程を有することを特徴とする請求
    項5に記載の無線フレーム再同期方法。
JP15937699A 1999-06-07 1999-06-07 無線フレーム再同期システムおよび無線フレーム再同期方法 Expired - Fee Related JP3246477B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15937699A JP3246477B2 (ja) 1999-06-07 1999-06-07 無線フレーム再同期システムおよび無線フレーム再同期方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15937699A JP3246477B2 (ja) 1999-06-07 1999-06-07 無線フレーム再同期システムおよび無線フレーム再同期方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000350247A JP2000350247A (ja) 2000-12-15
JP3246477B2 true JP3246477B2 (ja) 2002-01-15

Family

ID=15692475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15937699A Expired - Fee Related JP3246477B2 (ja) 1999-06-07 1999-06-07 無線フレーム再同期システムおよび無線フレーム再同期方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3246477B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000350247A (ja) 2000-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0578506B1 (en) Transmission timing control in a cellular TDMA mobile communication system
JP2785789B2 (ja) ディジタル移動通信システム
JP3476720B2 (ja) パケット無線信号の基地局への時間同期
WO1998031111A1 (fr) Systeme de synchronisation de trame entre stations de base d'un systeme de radiocommunication mobile et un dispositif de station de base utilisant ce systeme
JPH08289359A (ja) 移動通信システムの基地局間フレーム同期方式およびこの方式を適用した基地局装置
JPH04274627A (ja) 移動局装置
JP2002533990A (ja) システムフレーム番号を用いた電気通信ネットワークのクロック同期
CA2364785A1 (en) Time management using common channel signalling in a cellular telecommunication network
JP3406745B2 (ja) 移動通信システムの基地局間フレーム同期方式
JP3246477B2 (ja) 無線フレーム再同期システムおよび無線フレーム再同期方法
JP2001156705A (ja) 移動通信システム及び無線基地局間同期制御方法
JP2713228B2 (ja) 移動無線通信方法
JPH1084567A (ja) 基地局間チャネル切替制御方式
JPH08163623A (ja) 無線呼び出しシステム
JPH0746660A (ja) 無線通信装置
JPH05308334A (ja) Tdma方式無線基地局のフレーム同期方式
JPH09275382A (ja) 時分割複信通信方法における同期調整方法およびそれを用いる通信システム
JP2633412B2 (ja) 移動体通信用交換機
WO2001001635A1 (en) Method and system for coordinating master mobile units with a slave base station
JP2001016627A (ja) 移動通信システム及び基地局及び移動局
JP3584561B2 (ja) 間欠通信システム
JP2001069062A (ja) 無線基地局および無線通信システム
JP3056153B2 (ja) 相対タイムアライメント制御方法
JPH118584A (ja) デジタル移動通信システムの同期確立方法
JP2001285177A (ja) 無線電話システムの基地局、無線電話システム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees