JP3056153B2 - 相対タイムアライメント制御方法 - Google Patents
相対タイムアライメント制御方法Info
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- JP3056153B2 JP3056153B2 JP9324702A JP32470297A JP3056153B2 JP 3056153 B2 JP3056153 B2 JP 3056153B2 JP 9324702 A JP9324702 A JP 9324702A JP 32470297 A JP32470297 A JP 32470297A JP 3056153 B2 JP3056153 B2 JP 3056153B2
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- JP
- Japan
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- time alignment
- base station
- mobile station
- control method
- relative
- Prior art date
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W56/00—Synchronisation arrangements
- H04W56/0005—Synchronisation arrangements synchronizing of arrival of multiple uplinks
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/24—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
- H04B7/26—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は相対タイムアライメ
ント制御方法に関し、特にＴＤＭＡ（時分割多元接続：
Ｔｉｍｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃ
ｃｅｓｓ）方式の公共業務用ディジタル移動通信システ
ム（これの通信制御方式については、ＲＣＲ標準−３９
Ａの第４章を参照）における相対タイムアライメント制
御方式に関する。
ント制御方法に関し、特にＴＤＭＡ（時分割多元接続：
Ｔｉｍｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃ
ｃｅｓｓ）方式の公共業務用ディジタル移動通信システ
ム（これの通信制御方式については、ＲＣＲ標準−３９
Ａの第４章を参照）における相対タイムアライメント制
御方式に関する。
【０００２】（註）．ＲＣＲ（Ｒｅｓｅａｒｃｈ ＆
Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ Ｃｅｎｔｅｒ ｆｏｒ Ｒａ
ｄｉｏ Ｓｙｓｔｅｍ）： 財団法人 電話システム開
発センタ
Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ Ｃｅｎｔｅｒ ｆｏｒ Ｒａ
ｄｉｏ Ｓｙｓｔｅｍ）： 財団法人 電話システム開
発センタ
【０００３】
【従来の技術】通信用物理チャネルでは基地局と移動局
間とで同期をとるために同期バースト（ＳＢ：Ｓｙｎｃ
ｈｒｏｎｏｕｓ Ｂｕｒｓｔ）の授受を行い、その同期
確立後に通話が行われる。タイムアライメント制御は同
期確立、同期確立中および再度同期確立の各々の場合に
ついて行われる。
間とで同期をとるために同期バースト（ＳＢ：Ｓｙｎｃ
ｈｒｏｎｏｕｓ Ｂｕｒｓｔ）の授受を行い、その同期
確立後に通話が行われる。タイムアライメント制御は同
期確立、同期確立中および再度同期確立の各々の場合に
ついて行われる。
【０００４】まず、同期確立の場合について図２の同期
確立シーケンスに基づき説明する。
確立シーケンスに基づき説明する。
【０００５】手順…基地局から移動局に対して下りＳ
Ｂ１を送信する。手順…移動局は基地局からの下りＳ
Ｂ１を受信したら、その下りＳＢ１の受信タイミングに
合せて上りＳＢ２を基地局へ送信する。手順…基地局
は上りＳＢ２を受信すると、その上りＳＢ２の基準タイ
ミングからのずれとタイムアライメント量（絶対値）を
計算し、下りＳＢ３にて移動局へ通知する。手順…移
動局は下りＳＢ３を受信すると、そのタイムアライメン
ト量を保存するとともに上りＳＢ４を基地局へ送信す
る。手順…基地局は上りＳＢ４を受信すると移動局に
対してＴＣＨ（Ｔｒａｆｆｉｃ Ｃｈａｎｎｅｌ：トラ
ヒックチャネル）を送信する。手順…移動局は下りＴ
ＣＨを受信すると、自局の受信信号がＳＢ３からＴＣＨ
に変化したこと確認後、タイムアライメント量で送信タ
イミングを調整し、基地局に対して上りＴＣＨを送信す
る。
Ｂ１を送信する。手順…移動局は基地局からの下りＳ
Ｂ１を受信したら、その下りＳＢ１の受信タイミングに
合せて上りＳＢ２を基地局へ送信する。手順…基地局
は上りＳＢ２を受信すると、その上りＳＢ２の基準タイ
ミングからのずれとタイムアライメント量（絶対値）を
計算し、下りＳＢ３にて移動局へ通知する。手順…移
動局は下りＳＢ３を受信すると、そのタイムアライメン
ト量を保存するとともに上りＳＢ４を基地局へ送信す
る。手順…基地局は上りＳＢ４を受信すると移動局に
対してＴＣＨ（Ｔｒａｆｆｉｃ Ｃｈａｎｎｅｌ：トラ
ヒックチャネル）を送信する。手順…移動局は下りＴ
ＣＨを受信すると、自局の受信信号がＳＢ３からＴＣＨ
に変化したこと確認後、タイムアライメント量で送信タ
イミングを調整し、基地局に対して上りＴＣＨを送信す
る。
【０００６】以上の手順によって、同期が確立する。
【０００７】次に、同期確立中の場合について図３の同
期確立中シーケンスに基づいて説明する。
期確立中シーケンスに基づいて説明する。
【０００８】手順…移動局は同期確立シーケンスの下
りＳＢ３で指定されたタイムアライメント量にて基地局
に対し上りＴＣＨの送信を行う。手順…基地局は上り
ＴＣＨを受信すると、その上りＴＣＨの基準タイミング
からのずれを計算する。そのずれが±１シンボル以上で
あれば、図２の同期確立シーケンスの手順で求めたタ
イムアライメント量（絶対値）に加算し、下りＲＣＨ
（Ｒａｄｉｏ Ｃｈａｎｎｅｌ：ハウスキーピングチャ
ネル）にて移動局へ通知する。手順…移動局は下りＲ
ＣＨのタイムアライメント指定値が旧指定値の±１シン
ボル以内ではあれば送信タイミングをその指定値に合わ
せて変更し、上りＴＣＨを基地局へ送信する。
りＳＢ３で指定されたタイムアライメント量にて基地局
に対し上りＴＣＨの送信を行う。手順…基地局は上り
ＴＣＨを受信すると、その上りＴＣＨの基準タイミング
からのずれを計算する。そのずれが±１シンボル以上で
あれば、図２の同期確立シーケンスの手順で求めたタ
イムアライメント量（絶対値）に加算し、下りＲＣＨ
（Ｒａｄｉｏ Ｃｈａｎｎｅｌ：ハウスキーピングチャ
ネル）にて移動局へ通知する。手順…移動局は下りＲ
ＣＨのタイムアライメント指定値が旧指定値の±１シン
ボル以内ではあれば送信タイミングをその指定値に合わ
せて変更し、上りＴＣＨを基地局へ送信する。
【０００９】続いて、再同期確立中の場合について図４
の再同期確立中シーケンスに基づいて説明する。
の再同期確立中シーケンスに基づいて説明する。
【００１０】手順…基地局は移動局からの上りＴＣＨ
を受信できなくなると同期はずれを検出し、移動局に対
して下りＳＢｌを送信して再同期を開始する。手順…
移動局は下りＳＢｌを受信すると、タイムアライメント
の指定がない場合はタイムアライメント量を保持し、か
つこの下りＳＢ１を受信後、現状のタイミングで上りＳ
Ｂ２を基地局に対して送信する。手順…基地局は上り
ＳＢ２を受信すると、その上りＳＢ２の基準タイミング
からのずれを検出し、そのずれを同期確立中シーケンス
の手順のときの指定値に加算して下りＳＢ３にて移動
局へ通知する。手順…移動局は下りＳＢ３を受信する
とタイムアライメント量を保存し、基地局に対して上り
ＳＢ４を送信する。手順…基地局は上りＳＢ４を受信
すると、移動局に対して下りＴＣＨを送信する。手順
…移動局は下りＴＣＨを受信すると、自局の受信信号が
ＳＢ３からＴＣＨに変化したこと確認後、タイムアライ
メント量で送信タイミングを調整し、基地局に対して上
りＴＣＨを送信する。
を受信できなくなると同期はずれを検出し、移動局に対
して下りＳＢｌを送信して再同期を開始する。手順…
移動局は下りＳＢｌを受信すると、タイムアライメント
の指定がない場合はタイムアライメント量を保持し、か
つこの下りＳＢ１を受信後、現状のタイミングで上りＳ
Ｂ２を基地局に対して送信する。手順…基地局は上り
ＳＢ２を受信すると、その上りＳＢ２の基準タイミング
からのずれを検出し、そのずれを同期確立中シーケンス
の手順のときの指定値に加算して下りＳＢ３にて移動
局へ通知する。手順…移動局は下りＳＢ３を受信する
とタイムアライメント量を保存し、基地局に対して上り
ＳＢ４を送信する。手順…基地局は上りＳＢ４を受信
すると、移動局に対して下りＴＣＨを送信する。手順
…移動局は下りＴＣＨを受信すると、自局の受信信号が
ＳＢ３からＴＣＨに変化したこと確認後、タイムアライ
メント量で送信タイミングを調整し、基地局に対して上
りＴＣＨを送信する。
【００１１】以上の手順によって、再同期が確立する。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】この従来のタイムアラ
イメント制御方法では、同期確立中にＲＣＨにてタイム
アライメント制御を行うが、移動局は保持している旧タ
イムアライメント指定値より±１シンボル以上の指定値
が通知されると、送信タイミングを変更しなようあらか
じめ決められている。従って、移動局でＲＣＨが正しく
受信できなかった場合に、基地局ではタイムアライメン
トの通知ができなかったことを確認することができな
い。そのため基地局および移動局でのタイムアライメン
ト量の不―致が発生し、基地局ではタイムアライメント
制御を行っているにもかかわらず、基準タイミングで移
動局からの送信が行われないため再度タイムアライメン
ト制御が行われてしまう。そのときタイムアライメント
指定値は±２以上になっている可能性があり、そうなっ
た場合にはタイムアライメント制御が不能になってしま
う。そして、この制御不能により同期はずれが発生し、
再同期確立を行う場合には、移動局はタイムアライメン
ト指定があるまでは、その指定値を保持しておく必要が
あり、かつ基地局でも同様であるため、同期はずれ後の
上りＳＢ２のタイミングもタイムアライメント指定値に
よる送信タイミングであげることから、基地局と移動局
のタイムアライメント指定は不一致のままとなる。その
結果、再同期確立後もタイムアライメント制御が不能と
なってしまう。
イメント制御方法では、同期確立中にＲＣＨにてタイム
アライメント制御を行うが、移動局は保持している旧タ
イムアライメント指定値より±１シンボル以上の指定値
が通知されると、送信タイミングを変更しなようあらか
じめ決められている。従って、移動局でＲＣＨが正しく
受信できなかった場合に、基地局ではタイムアライメン
トの通知ができなかったことを確認することができな
い。そのため基地局および移動局でのタイムアライメン
ト量の不―致が発生し、基地局ではタイムアライメント
制御を行っているにもかかわらず、基準タイミングで移
動局からの送信が行われないため再度タイムアライメン
ト制御が行われてしまう。そのときタイムアライメント
指定値は±２以上になっている可能性があり、そうなっ
た場合にはタイムアライメント制御が不能になってしま
う。そして、この制御不能により同期はずれが発生し、
再同期確立を行う場合には、移動局はタイムアライメン
ト指定があるまでは、その指定値を保持しておく必要が
あり、かつ基地局でも同様であるため、同期はずれ後の
上りＳＢ２のタイミングもタイムアライメント指定値に
よる送信タイミングであげることから、基地局と移動局
のタイムアライメント指定は不一致のままとなる。その
結果、再同期確立後もタイムアライメント制御が不能と
なってしまう。
【００１３】従って、本発明の目的は、タイムアライメ
ント制御を正確に行うことにより他のチャネルの信号と
の衝突を避け、データの信頼性を向上させることであ
る。
ント制御を正確に行うことにより他のチャネルの信号と
の衝突を避け、データの信頼性を向上させることであ
る。
【００１４】
【課題を解決するための手段】ＴＤＭＡ方式公共業務用
ディジタル移動通信システムに基地局と移動局とにおけ
るタイムアライメント制御において、
ディジタル移動通信システムに基地局と移動局とにおけ
るタイムアライメント制御において、
【００１５】前記移動局と前記基地局とのタイムアライ
メント指定値に前記基地局から送出のＲＣＨ信号を前記
移動局が受信できないことに起因した不一致が発生した
場合に前記基地局が前記移動局に対してタイムアライメ
ント量の相対値を通知することによりタイムアライメン
トの制御不能を回避する。
メント指定値に前記基地局から送出のＲＣＨ信号を前記
移動局が受信できないことに起因した不一致が発生した
場合に前記基地局が前記移動局に対してタイムアライメ
ント量の相対値を通知することによりタイムアライメン
トの制御不能を回避する。
【００１６】本発明による相対タイムアライメント制御
方法は第３に、前記基地局が前記移動局に対して送出す
る前記タイムアライメント量の相対値の通知は、同期確
立中に行う。
方法は第３に、前記基地局が前記移動局に対して送出す
る前記タイムアライメント量の相対値の通知は、同期確
立中に行う。
【００１７】本発明による相対タイムアライメント制御
方法は第４に、前記タイムアライメントの制御不能の回
避は、前記移動局が前記基地局から通知された前記タイ
ムアライメント量の相対値を基に自局の送信タイミング
を調整することにより行う。
方法は第４に、前記タイムアライメントの制御不能の回
避は、前記移動局が前記基地局から通知された前記タイ
ムアライメント量の相対値を基に自局の送信タイミング
を調整することにより行う。
【００１８】本発明による相対タイムアライメント制御
は第５に、前記基地局が前記移動局に対して送出する前
記タイムアライメント量の相対値の通知は、±１シンボ
ル単位である。
は第５に、前記基地局が前記移動局に対して送出する前
記タイムアライメント量の相対値の通知は、±１シンボ
ル単位である。
【００１９】本発明による相対タイムアライメント制御
方法は第６に、前記移動局が前記基地局から通知された
前記タイムアライメント量の相対値に基づき行う自局の
送信タイミングの調整は、±１シンボル単位である。
方法は第６に、前記移動局が前記基地局から通知された
前記タイムアライメント量の相対値に基づき行う自局の
送信タイミングの調整は、±１シンボル単位である。
【００２０】本発明による相対タイムアライメント制御
方法は第７に、前記基地局から送出のＲＣＨ信号を前記
移動局が受信できなかった場合でも、前記基地局から再
度送出される前記タイムアライメント量の相対値の通知
により最終的には前記移動局のタイミングを基準タイミ
ングに合致させる。
方法は第７に、前記基地局から送出のＲＣＨ信号を前記
移動局が受信できなかった場合でも、前記基地局から再
度送出される前記タイムアライメント量の相対値の通知
により最終的には前記移動局のタイミングを基準タイミ
ングに合致させる。
【００２１】本発明による相対タイムアライメント制御
方法は第８に、前記タイムアライメント量は、前記移動
局が前記同期確立および再同期確立時に前記送信タイミ
ングを標準タイミングに戻すことにより前記同期確立と
前記再同期確立の制御方法とを同一にし前記基地局が記
憶しておく必要がないようにする。
方法は第８に、前記タイムアライメント量は、前記移動
局が前記同期確立および再同期確立時に前記送信タイミ
ングを標準タイミングに戻すことにより前記同期確立と
前記再同期確立の制御方法とを同一にし前記基地局が記
憶しておく必要がないようにする。
【００２２】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図１は基地局に対する移動
局の基準タイミングを示す図、図２は同期確立シーケン
スを示す図、図３は同期確立中シーケンスを示す図、お
よび図４は再同期確立シーケンスを示す図である。ここ
で、移動局は図１に示す様に基地局の送信する下り信号
のタイミングに合わせて上り信号の送信を開始する。た
だし伝送遅延によりタイミングのずれが生じるので、図
２，図３および図４のシーケンスに従いタイムアライメ
ント制御を行う。
て図面を参照して説明する。図１は基地局に対する移動
局の基準タイミングを示す図、図２は同期確立シーケン
スを示す図、図３は同期確立中シーケンスを示す図、お
よび図４は再同期確立シーケンスを示す図である。ここ
で、移動局は図１に示す様に基地局の送信する下り信号
のタイミングに合わせて上り信号の送信を開始する。た
だし伝送遅延によりタイミングのずれが生じるので、図
２，図３および図４のシーケンスに従いタイムアライメ
ント制御を行う。
【００２３】続いて、動作について説明する。移動局は
図１に示す様に、基地局の送信に合わせて標準タイミン
グで送信を行う。また基地局では、送信タイミングを基
準として移動局の上り信号のタイムアライメントを計算
する。
図１に示す様に、基地局の送信に合わせて標準タイミン
グで送信を行う。また基地局では、送信タイミングを基
準として移動局の上り信号のタイムアライメントを計算
する。
【００２４】まず、図２の同期確立シーケンスでは以下
の手順で処理を行う。
の手順で処理を行う。
【００２５】手順…基地局では同期確立のため、移動
局に対し下りＳＢ１を送信する。手順…移動局は下り
ＳＢ１を受信すると、自局の標準タイミングで上りＳＢ
２を基地局へ送信する。手順…基地局は上りＳＢ２を
受信すると、そのときの基地局基準タイミングをもとに
タイムアライメント量を計算し、その結果を下りＳＢ３
により移動局へ通知する。ただし基地局は、このときの
タイムアライメント量を記憶しておく必要はない。手順
…移動局は基地局からの下りＳＢ３を受信すると、タ
イムアライメント量を記憶するとともに基地局に対して
上りＳＢ４を送信する。手順…基地局は上りＳＢ４を
受信すると、移動局に対して下りＴＣＨを送信する。手
順…移動局は下りＴＣＨを受信すると、自局の受信信
号がＳＢ３からＴＣＨに変化したことを確認後、タイム
アライメント量に従って送信タイミングを変更し、基地
局に対して上りＴＣＨを送信する。
局に対し下りＳＢ１を送信する。手順…移動局は下り
ＳＢ１を受信すると、自局の標準タイミングで上りＳＢ
２を基地局へ送信する。手順…基地局は上りＳＢ２を
受信すると、そのときの基地局基準タイミングをもとに
タイムアライメント量を計算し、その結果を下りＳＢ３
により移動局へ通知する。ただし基地局は、このときの
タイムアライメント量を記憶しておく必要はない。手順
…移動局は基地局からの下りＳＢ３を受信すると、タ
イムアライメント量を記憶するとともに基地局に対して
上りＳＢ４を送信する。手順…基地局は上りＳＢ４を
受信すると、移動局に対して下りＴＣＨを送信する。手
順…移動局は下りＴＣＨを受信すると、自局の受信信
号がＳＢ３からＴＣＨに変化したことを確認後、タイム
アライメント量に従って送信タイミングを変更し、基地
局に対して上りＴＣＨを送信する。
【００２６】以上の手順によって、同期が確立する。
【００２７】次に、図３の同期確立中のシーケンスでは
以下の手順で処理を行う。
以下の手順で処理を行う。
【００２８】手順…移動局は同期確立シーケンスの下
りＳＢ３で指定されたタイムアライメント量で上りＴＣ
Ｈを基地局へ送信する。手順…基地局は上りＴＣＨを
受信すると、その上りＴＣＨの基準タイミングからのず
れを計算する。そしてずれがあれば、移動局に対して±
１シンボルだけ送信タイミングを変更するように下りＲ
ＣＨで通知する。手順…移動局は通知された相対値、
つまり±１シンボルの（±１）に合わせて送信タイミン
グを変更する。手順…ＲＣＨが移動局に通知できなか
った場合でも再度通知が行われる。手順…タイムアラ
イメントの通知ができなかった場合にも再度通知が行わ
れるため、最終的に基準タイミングに合った送信が行わ
れる。
りＳＢ３で指定されたタイムアライメント量で上りＴＣ
Ｈを基地局へ送信する。手順…基地局は上りＴＣＨを
受信すると、その上りＴＣＨの基準タイミングからのず
れを計算する。そしてずれがあれば、移動局に対して±
１シンボルだけ送信タイミングを変更するように下りＲ
ＣＨで通知する。手順…移動局は通知された相対値、
つまり±１シンボルの（±１）に合わせて送信タイミン
グを変更する。手順…ＲＣＨが移動局に通知できなか
った場合でも再度通知が行われる。手順…タイムアラ
イメントの通知ができなかった場合にも再度通知が行わ
れるため、最終的に基準タイミングに合った送信が行わ
れる。
【００２９】続いて、図４の再同期確立のシーケンスで
は以下の手順で処理を行う。
は以下の手順で処理を行う。
【００３０】手順…基地局では同期確立のために下り
ＳＢ１を送信する。手順…移動局は下りＳＢ１を受信
すると、現状のタイミングではなく移動局の標準タイミ
ングで上りＳＢ２を送信する。手順…基地局は上りＳ
Ｂ２を受信すると、そのときの基地局基準タイミングを
もとにタイムアライメント量を計算し、下りＳＢ３によ
り移動局へ通知する。このとき基地局は、タイムアライ
メント量を記憶しておく必要はない。手順…移動局は
下りＳＢ３を受信すると、タイムアライメント量を記憶
するとともに上りＳＢ４を基地局へ送信する。手順…
基地局は上りＳＢ４を受信すると、移動局に対して下り
ＴＣＨを送信する。手順…移動局は下りＴＣＨを受信
すると、自局の受信信号がＳＢ３からＴＣＨに変化した
ことを確認後、タイムアライメント量に従って送信タイ
ミングを変更し、基地局に対して上りＴＣＨを送信す
る。
ＳＢ１を送信する。手順…移動局は下りＳＢ１を受信
すると、現状のタイミングではなく移動局の標準タイミ
ングで上りＳＢ２を送信する。手順…基地局は上りＳ
Ｂ２を受信すると、そのときの基地局基準タイミングを
もとにタイムアライメント量を計算し、下りＳＢ３によ
り移動局へ通知する。このとき基地局は、タイムアライ
メント量を記憶しておく必要はない。手順…移動局は
下りＳＢ３を受信すると、タイムアライメント量を記憶
するとともに上りＳＢ４を基地局へ送信する。手順…
基地局は上りＳＢ４を受信すると、移動局に対して下り
ＴＣＨを送信する。手順…移動局は下りＴＣＨを受信
すると、自局の受信信号がＳＢ３からＴＣＨに変化した
ことを確認後、タイムアライメント量に従って送信タイ
ミングを変更し、基地局に対して上りＴＣＨを送信す
る。
【００３１】以上の手順によって、再同期が確立する。
【００３２】このように、基地局が同期確立中に相対値
（±１）を移動局へ通知することにより、移動局は現送
信タイミングに±１のタイミング調整を行う。これによ
り移動局がＲＣＨを何らかの事情で受信できなかった場
合でも、基地局から再度相対値を通知することにより最
終的には基準タイミングに移動局のタイミングが合致す
ることになる。また同期確立および再同期確立の同期バ
ーストは移動局の標準タイミングで送信を行うので、基
地局はタイムアライメント量を再同期確立時に保存する
必要がなくなり、処理が簡単になる。
（±１）を移動局へ通知することにより、移動局は現送
信タイミングに±１のタイミング調整を行う。これによ
り移動局がＲＣＨを何らかの事情で受信できなかった場
合でも、基地局から再度相対値を通知することにより最
終的には基準タイミングに移動局のタイミングが合致す
ることになる。また同期確立および再同期確立の同期バ
ーストは移動局の標準タイミングで送信を行うので、基
地局はタイムアライメント量を再同期確立時に保存する
必要がなくなり、処理が簡単になる。
【００３３】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
地局から移動局へのタイムアライメント（相対値）の通
知ができなかった場合にも再度通知が行われるため、最
終的には基準タイミングで移動局からの送信が行われる
ようになる。また同期確立と再同期確立の方法が同一と
なるため、基地局ではタイムアライメント量を記憶・保
持しておく必要がなくなり、処理が簡単となる。
地局から移動局へのタイムアライメント（相対値）の通
知ができなかった場合にも再度通知が行われるため、最
終的には基準タイミングで移動局からの送信が行われる
ようになる。また同期確立と再同期確立の方法が同一と
なるため、基地局ではタイムアライメント量を記憶・保
持しておく必要がなくなり、処理が簡単となる。
【図１】本発明の相対タイムアライメント制御方法にお
ける基地局に対する移動局の基準タイミングを示す図で
ある。
ける基地局に対する移動局の基準タイミングを示す図で
ある。
【図２】本発明の相対タイムアライメント制御方法にお
ける同期確立シーケンスを示す図である。
ける同期確立シーケンスを示す図である。
【図３】本発明の相対タイムアライメント制御方法にお
ける同期確立中シーケンスを示す図である。
ける同期確立中シーケンスを示す図である。
【図４】本発明の相対タイムアライメント制御方法にお
ける再同期確立シーケンスを示す図である。
ける再同期確立シーケンスを示す図である。
ＳＢ 同期バースト ＴＣＨ トラヒックチャネル ＲＣＨ ハウスキーピングチャネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04B 7/26 H04Q 7/04 - 7/38
Claims (7)
- 【請求項１】 ＴＤＭＡ方式公共業務用ディジタル移動
通信システムに基地局と移動局とにおけるタイムアライ
メント制御において、 前記移動局と前記基地局とのタイムアライメント指定値
に前記基地局から送出のＲＣＨ信号を前記移動局が受信
できないことに起因した不一致が発生した場合に前記基
地局が前記移動局に対してタイムアライメント量の相対
値を通知することによりタイムアライメントの制御不能
を回避することを特徴とする相対タイムアライメント制
御方法。 - 【請求項２】 前記基地局が前記移動局に対して送出す
る前記タイムアライメント量の相対値の通知は、同期確
立中に行うことを特徴とする請求項１記載の相対タイム
アライメント制御方法。 - 【請求項３】 前記タイムアライメントの制御不能の回
避は、前記移動局が前記基地局から通知された前記タイ
ムアライメント量の相対値に基づき自局の送信タイミン
グを調整することにより行うことを特徴とする請求項１
記載の相対タイムアライメント制御方法。 - 【請求項４】 前記基地局が前記移動局に対して送出す
る前記タイムアライメント量の相対値の通知は、±１シ
ンボル単位であることを特徴とする請求項１あるいは２
記載の相対タイムアライメント制御方法。 - 【請求項５】 前記移動局が前記基地局から通知された
前記タイムアライメント量の相対値に基づき行う自局の
送信タイミングの調整は、±１シンボル単位であること
を特徴とする請求項３記載の相対タイムアライメント制
御方法。 - 【請求項６】 前記基地局から送出のＲＣＨ信号を前記
移動局が受信できなかった場合でも、前記基地局から再
度送出される前記タイムアライメント量の相対値の通知
により最終的には前記移動局のタイミングを基準タイミ
ングに合致させることを特徴とする請求項１記載の相対
タイムアライメント制御方法。 - 【請求項７】 前記タイムアライメント量は、前記移動
局が前記同期確立および前記再同期確立時に前記送信タ
イミングを標準タイミングに戻すことにより前記同期確
立と再同期確立との制御方法を同一にし前記基地局が記
憶しておく必要がないようにすることを特徴とする請求
項１，２あるいは４記載の相対タイムアライメント制御
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9324702A JP3056153B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 相対タイムアライメント制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9324702A JP3056153B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 相対タイムアライメント制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11164358A JPH11164358A (ja) | 1999-06-18 |
| JP3056153B2 true JP3056153B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=18168766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9324702A Expired - Fee Related JP3056153B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 相対タイムアライメント制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3056153B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU4985701A (en) * | 2000-04-06 | 2001-10-23 | Interdigital Tech Corp | Synchronization of timing advance and deviation |
-
1997
- 1997-11-26 JP JP9324702A patent/JP3056153B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 社団法人電波産業会「公共業務用デジタル移動通信システム 標準規格 ＲＣＲＳＴＤ−３９Ａ 第二編」（平成８年９月１８日）ｐ．６６７〜６７２ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11164358A (ja) | 1999-06-18 |
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Legal Events
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