JPH03124882A - ウォッシャブル絹織物 - Google Patents

ウォッシャブル絹織物

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JPH03124882A
JPH03124882A JP2182957A JP18295790A JPH03124882A JP H03124882 A JPH03124882 A JP H03124882A JP 2182957 A JP2182957 A JP 2182957A JP 18295790 A JP18295790 A JP 18295790A JP H03124882 A JPH03124882 A JP H03124882A
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silk
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は洗濯耐久性、特に機械洗濯に充分耐え得る絹織
物及びその製造方法に関する。
(従来の技術) 絹は昔から繊維の女工として、独特の風合、光沢、ドレ
ープ性等が愛でられて来たが、反面、擦れが生じ易いこ
とにより、取扱いが非常−こ難しかった。この欠点を解
消するために、従来より耐久性ある絹の改質法としてエ
ポキシドを用いる方法が知られている。例えばエポキシ
化合物をアミン。
酸及び酸性塩から選ばれる触媒と共1こパッド・ドライ
・キエアーする方法(特公昭!!−10684号公報)
、エポキシドをアルカリ金属水酸化物またはアルカリ金
属のアルカリ性塩を触媒としてパッド・ドライ・スチー
ムまたはキエアーする方法(特公昭38−25198号
公報)、エポキシド処理後セルロース反応型架橋剤で処
理する方法(特開昭82−251079号公報)等があ
る。
又、絹に洗濯耐久性を付与して、取扱いを容易にするも
のとして特開昭60−65172号公報には、絹糸と合
成繊維とをカバーヤーンとして用い、ウォッシャブルち
りめんを得る方法が開示されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらエポキシドを前記の如く用いる方法では絹
本来の風合が損なわれる。これは、シリコーン系仕上剤
を併用することにより若干改善されるが、耐久性は低く
、機械洗濯Cζは供し得ない。
更に、エポキシ処理のみでは洗濯後の寸法安定性は得ら
れない。又、特開昭60−65172号公報の方法でも
、充分な洗濯後の寸法安定性を得ることはできないため
繰り返し洗濯を必要とする用途には用い難く、これを克
服するため、合成繊維の比率を増やすと絹本来の風合が
損なわれてしまう。即ち、これら従来技術には機械洗濯
に充分耐え得る程度まで擦れ防止性能や洗濯後の風合変
化のない性能や洗濯後の寸法安定性能を追求したものは
なく、これら従来技術をもって前記性能を得ようとすれ
ば絹本来の風合が損われる問題点がある。
本発明はかかる問題点を解決するものであって、絹独特
の風合を変化させることなくスレの発生が少なく、洗濯
後の風合の変化が少なく、かつ寸法安定性に優れたa物
、即ち機械洗濯に耐え得るウォッシャブルMm物及びそ
の製造法を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明者は、絹織物をエポキシ化合物により処理するこ
とによりスレ防止が得られ、またシリコン系樹脂、及び
アミノブラスト樹脂及び/又はグリオキザール樹脂で処
理することにより洗濯後も風合の変化が少なく、また仕
上工程で低張力下処理することGこより、寸法安定性に
優れた織物が得られることを見出した。
すなわち本発明は、エポキシ化合物(2)、シリコン系
樹脂a3)、及びアミノブラスト樹脂及び/又はグリオ
キザール樹脂(C)により処理された絹織物1こおいて
、5重量%水酸化ナトリウム水溶液Cζ85°Cで60
分間浸漬した際の溶解度がsO重量%以下であり、洗濯
前の剛軟性と洗濯10回後の剛軟性の変化率が4%以下
であり、洗濯収縮率が5%以下であることを特徴とする
ウォッシャブル絹織物である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において溶解度は、絹繊維を5重量%水酸化ナト
リウム水溶液に85°Cで60分間浸漬した後の絹繊維
の重量減を云う。溶解度は30重量%以下、好ましくは
20重量%以下である必要がある。溶解度は、絹amの
洗濯の際のスレと関係があゆ、溶解度が30重量%以下
であればスレの等級は3以上、20重量%以下であれば
スレの等級は6級又は4級である。スレの等級は、JI
8L  0217 105法憂こ準する方法(但し浴比
1:300)で10回洗濯した布を走査型電子顕微鏡で
写真(1000倍)にとり、写真を観察して繊維のフィ
ブリル化の程度によりランク付けた。
エポキシ加工していない未加工繊維では多数のフィブリ
ル化した極細繊維が絡まったものが全面に存在し、これ
を1級とする。一方、洗濯前の繊維ではフィブリル化は
殆ど見られず、これを5級とする。フィブリル化した極
細mwaが少し存在するものを4級、フィブリル化した
極細w4維が少し絡まっているものを3級、フィブリル
化した極細繊維が絡まってダンゴ状を成しているものを
2級とする。
本発明において剛軟性は、JI8  L  1096D
ffi(ハートループ法)における水平棒の頂点とルー
プの最下点との距離L(mm)で表わされるものであり
、掃られた製品の剛軟性とJIS  L0217 10
5法に準じて(但し浴比1:300)10回洗濯した後
の剛軟性から下記の式によりその変化率を求めた。
変化率(%) この差は4%以下、好ましくは3%以下である必要があ
る。差が4%を超えると風合の変化が大きすぎ、機械流
fitζ適さない。
本発明において、洗濯収縮率はJI8  L0217 
106法(但し浴比1:500)における洗濯10回後
の洗濯収縮率を云う。洗濯収縮率は3%以下、好ましく
は2.5%以下である必要がある。洗濯収縮率が3%を
超えると、寸法変化が大きすぎ、機械洗濯に適さない。
従来の加工絹織物においては、50重量%以下の溶解度
と、4%以下の剛軟性の変化率と、3%以下の洗濯収縮
率の王者を満たすものはない。
このような本発明の絹織物は、絹織物1ζ、エポキシ化
合物(4)、シリコン系樹脂(lB)、及びアミノブラ
スト樹脂及び/又はグリオキザール樹脂(C)の王者を
固着せしめ、次いで該絹織物を湿潤させ低張力下に保持
して加熱乾燥することを特徴とするウォッシャブル絹織
物のa遣方法、又は、絹織物に、エポキシ化合物(4)
、シリコン系樹脂a3)、及びアミノブラスト樹脂及び
/又はグリオキザール樹脂(C)を同時に、又は(B)
及び/又は0が最後になるように個別に、水性溶液又は
分散物として付与し、最後に加熱乾燥及び熱処理するこ
と、及び最後の加熱乾燥工程は低張力下に保持して行な
うことを特徴とするウォッシャブル絹織物の製造方法に
よって製造することができる。
基を含むもので、水溶性タイプが工程上吊も好ましい。
かかる水溶性エポキシ化合物としては、エチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール
、ポリプロピレングリコール。
グリセリン、ソルビトール、ポリグリセロール。
ペンタエリスリトール、トリス(2−ヒドロキシエチル
)イソシアヌレート、トリメチロールプロパン、ネオペ
ンチルグリコール、フェノールエチレンオキサイド、ラ
ウリルアルコールエチレンオキサイドのモノ、及びポリ
グリシジルエーテルが挙げられる。エチレングリコール
、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポ
リプロピレングリコール、フェノールエチレンオキサイ
ド。
ラウリルアルコールエチレンオキサイド、グリセロール
、ポリグリセロール等のポリグリシジルエーテルが好ま
しい。特に、エチレングリコールジグリシジルエーテル
およびぼりエチレングリコールジグリシジルエーテルが
効果の点で好ましい。
又、触媒としては、エチレングリコール、ジグリシジル
エーテルを用いた場合塩化ナトリウム。
ジエチレントリアミンペンタ酢酸5ナトリウム等が好ま
しく用い得る。
次に、本発明で用いるシリコン系樹脂としてはシリコン
エラストマーが挙げられるが、シリコンエラストマーの
なかでも、エポキシ変性シリコン。
アミノ変性シリコン、ポリエーテル変性シリコン。
ラバーシリコンが風合の点で好ましい。特にエポキシド
との相溶性からラバーシリコンが好ましく、末端ジオー
ルタイプのラバーシリコンが特に好ましい。
更に、本発明で用いるアミノブラスト樹脂としては、メ
ラミンホルマリン系樹BFi、トリアゾンホルムアルデ
ヒド樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂。
エチレン尿素ホルムアルデヒド樹脂、他のN−メチロー
ル樹脂、N−メチロールエーテル1iljl、及びこれ
等の混合物が挙げられるが、メラミンホルマリン系樹脂
が風合耐久性の点で好ましい。又、グリオキザール樹脂
としてはジメチロール・ジヒドロキシ−エチレン尿素や
テトラメチロール・アセチレンジ尿素等が挙げられる。
本発明では絹wA物に対して、エポキシ化合物(5)、
シリコン系樹脂ノ)、及びアミノブラスト樹脂及び/又
はグリオキザール樹脂0を同時に又は個別に水性溶液又
は分散液の形態で付与する。しかしながら、エポキシ化
合物(4)はシリコン樹脂で改良されたMlilk物の
風合を損うので最後6ζ付与することは好ましくない。
エポキシ化合自回、シリコン系樹脂a3)、及びアミノ
ブラスト樹脂及び/又はグリオキザール樹脂0を同時に
絹織物に付与する場合にはパッド・ドライ・ベーク又は
パッド・ドライ・スチーム法等を適用する。
先ず、エポキシ化合物(4)を絹織物−こ付与する場合
には浸漬法、パッド・スチーム法、パッド・ドライ・ス
チーム法、コールドバッチ法等を適用し、次に、シリコ
ン系樹脂(B)、及びアミノブラスト樹脂及び/又はグ
リオキザール樹脂0を絹織物艮付与する場合にはパッド
・ドライ・ベーク法等を適用する。
そして、シリコン系樹脂a3)、及びアミノブラスト樹
脂及び/又はグリオキザール樹脂0は個別に付与しても
よい。尚、この場合シリコン系樹脂(B)を付与してか
らアミノブラスト樹脂及び/又はグリオキザール樹脂(
Qを付与する方が好ましい。
エポキシ化合自回を絹織物に単独で付与する場合には種
々の形態で固着を行なう。例えばコールドバッチ法では
10〜40℃で20時間以上放置し固着し、浸漬加熱法
では50〜110℃で熱処理し固着し、パッド・スチー
ム法またはパッド−ドライ・スチーム法においては14
0〜180″Cで0.5〜2分間スチーミングし固着す
る。
シリコン系樹脂(B)、又はアミノブラスト樹脂及び/
又はグリオキザール樹脂0を付与した後は、乾燥し、熱
処理(こより樹脂成分をキユアリングせしめるが、乾熱
法を用いれば140〜180″C20,5〜2分間程度
の熱処理が好ましい。そして、エポキシ化合物(4)、
シリコン系樹脂a3)、及びアミノブラスト樹脂及び/
又はグリオキザール樹脂0を同時に付与した場合にも同
様に乾燥、熱処理を行なう。
エポキシ化合物(4)、シリコン系樹脂ノ)、及びアミ
ノブラスト樹脂及び/又はグリオキザール樹脂(C)の
水溶液又は分散液の濃度は、エポキシ化合物(4)1こ
ついてはパッディング法の場合70〜400171が好
ましく、更に好ましくは100〜300f/lであり、
浸漬法の場合5〜50 f//lが好ましく、更に好ま
しくは10〜40 ’l/lである。
かかる濃度範囲は、充分な擦れ防止効果・湿防皺効果と
柔軟な風合の両者を得るために好ましい。
又、シリコン系樹脂(B)については5〜60ノ/1が
好ましく、5〜55 f/lが特に好ましい。
更に、アミノブラスト樹脂、グリオキザール樹脂(C)
は1〜209/lが好ましく、2〜16(//lが特に
好ましい。これら樹脂の絹織物(こ対する付着量は固型
分として3〜12 y/m”が好ましく、かかる範囲よ
り付着量が少ないと充分な流層耐久性が得られないが、
付Wtが多くなると絹本来の風合が損なわれるため好ま
しくない。
本発明において重要なことは、最後の樹脂付与壷こおけ
る加熱乾燥、又は樹脂を固着せしめた浸水又は水性液で
湿潤せしめて加熱乾燥する際、即ち少なくとも最後の加
熱乾燥工程を絹織物を低張力下に保持して乾燥すること
である。
低張力下の乾燥とは具体的暑ζは、例えば乾燥機への織
物の供給の際に織物の収縮量や供給斑を検知して、供給
速度を変化せしめたり、空気流を併用して織物の供給を
行なったりすることが挙げられる。又、乾燥処理は、織
物の乾燥収縮作用により高張力となり易いので特に注意
を要し、通常よりも緩やかな処理の進行を行なうことが
肝要である。このような乾燥装置としてはショートルー
プドライヤーやネット状乾燥機に前記の改造を施したも
のが好ましい。これらの処理により絹a物には、充分な
収縮が生じ、寸法安定性を有するようになる。
かかる乾燥工程を終えた後は、140〜170℃程度で
30〜60秒程の熱セットを行ない、セミデカタイザー
蒸熱機やカレンダー処理も併用して最終品となせばよい
が、前記の如く、これら工程も低張力下に保持したまま
行い、巾出しも0〜3%程度の極少量に留めるのがよい
以上の全加工工程により得られた絹織物は、30重量2
以下の溶解度と、4%以下の剛軟性の変化率と、!%以
下の洗濯収縮率を示すようになる。
(実施例) 以下、実施例に基づき本発明の詳細な説明する。
実施例中、風合の曲げ剛!1mBはKH2−FBシステ
ム(カドーチック製)により測定し経、緯の平均値で示
した。洗濯はJI8  L  0217105ifC準
じて(但し、浴比1:500)10回実施した。
風合の剛軟性はJIB  L  1096  D法によ
り測定し、タテ、ヨコそれぞれの平均値で示した。洗濯
はJIB  L  0217 105法に準じて(但し
、浴比1:300)10回実施した。
そして変化率(%)を((洗濯前剛軟性L(mm)−洗
濯機剛軟性L(mm))/洗濯前剛軟性L(mm))×
10(C)の式で求めた。
擦れは洗濯後の電子顕微鏡写真を5段階評価(フィブリ
ル化なし5級、フィブリル化非常1こ多い1級)した。
黄変防止性はJIB  L  0842に準じて60時
間照射後の布の反射率を測定しく(650nmの反射率
−425nmの反射率)1550nmの反射率)xio
oで示した。
アルカリ溶解度は布を5%水酸化ナトリウム水溶液で6
5℃で60分処理した時の溶解度で示した。
防皺性はJIB  L  1098防しわ性B法(セン
サンド法)で湿の防皺を測定した。
実施例1 エポキシドとしてエチレングリコール(n=1)ジグリ
シジールエーテルを2001/1.シリコン系樹脂とし
てウルトラチックx F S E (01ba −Ge
igy社製)を251/l、ウルトラテックス7261
 (C!iba−GeigY社製)を501/1.アミ
ノプラスト樹脂としてベッカミンMA−8(大日本イン
キtS>を101/1.エポキシドの触媒として食塩を
100 f/1.シリコン系樹脂の触媒としてホボトン
W S (C!iba−Geig/社製)を5f/1.
アミノブラスト樹脂の触媒としてキャタリスト376(
大日本インキI!りを51/I!、 −浴に調整し、経
糸140番手双糸使い、緯糸66番手の単糸使いの富士
絹を浸漬しマングルで75%壷こ絞った。120℃で乾
燥後、ピンテンターを使用し180°Cで30秒ベーキ
ングした。
次いで、水に浸漬してロールで絞って脱水した後、一定
のループを形成するため、光電管制御で布の測長を行な
い、ニップロールをトルクモーター駆動させてジロード
ループを形成させてコンベアー上に送り込み、さらに乾
燥機入口に布幅に沿ってジェットエアーノズルを設けて
ループが戻らないよう鉦こ乾燥機の下からの風圧に抗し
て上から風圧を掛けるようにしたシロートルース乾燥機
を用いて120℃で低張力乾燥した。乾燥布の布幅は1
10 amであった。次に112 amの仕上げ幅で、
水に浸漬して、幅出しを行ないながら140°Cで60
秒間ファイナルセットをし、さらにセミデカタイザーに
よる蒸熱セットを行なった後常温でカレンダー処理を施
した。
かかる絹織物の風合、洗濯後の風合、黄変防止性、アル
カリ溶解度、防皺性、洗濯収縮率を調べ第1表奢と示し
た(実施例1)。比較のためエチレングリコールジグリ
シジールエーテルを’1ooy/1.食塩を1001/
lを含む浴を調整し、同様に加工し、物性等を調べ、第
1表に示した(比較例1)。又米加工をも第1表Cと示
した(比較例2)。米加工は洗濯前後の風合の変化が大
きく、擦れの発生も多い。エポキシドのみの加工では洗
濯前後の風合の変化に変化があり、風合が硬い。
比較例に比して実施例は風合も柔らかく洗濯での実施例
2 エポキシドとしてポリエチレングリコール(n=13)
ジグリシジールエーテルを200 f/11゜シリコン
系樹脂としてウルトラテックスE80(C)iba−G
eigya 製)を25 f/1.アミノブラスト樹脂
としてベッカミンMA−8(大日本インキ製)を109
/1.エポキシドの触媒として食塩を100 f/l、
シリコン系樹脂の触媒としてウルトラテックスキャタリ
ストZ F (C1ba−Geigy社all)を59
/1.アミノブラスト樹脂の触媒としてキャタリスト3
78(大日本インキ!l)をSfl/1.及び水を一浴
に調整し、経糸140番手双糸使い、緯糸140番手の
双糸使いの富士絹を浸漬しマングルで72%に絞りだ。
120℃で乾燥後、ピンテンターを使用し170℃で6
0秒ベーキングした。実施例1と同様の仕上工程を行っ
た後、風合、洗濯後の風合、黄変防止性、アルカリ溶解
度、防皺性、洗濯収縮率を調べ第2表に示した(実施例
2)。比較のためポリエチレングリコール(n=13)
ジグリシジールエ・−チルを200 f/1.食塩を1
00 f/lを含む浴を調整し、同様に加工し、物性等
を調べ、第2表に示した(比較例3)。又未加工をも第
2表に示した(比較例4)。実施例では洗濯前の風合が
未加工に近く、洗濯での風合変化、捺れの発生が少ない
実施例3 エポキシドとしてジグリセロールジグリシジールエーテ
ルを2001/1.エポキシドの触媒としてジエチレン
トリアミンペンタ酢酸6ナトリウムを100f/A’、
及び水を一浴に調整し、経糸120番手双糸使い、緯糸
120番手双糸使いの富士絹を浸漬しマングルで74%
に絞った。120℃で乾燥後、170℃で60秒ピンテ
ンターでベーキングした。これを比較例6とし、さらに
シリコン系樹脂としてライトシリコーンA−500(共
栄社油脂製)を10 f/1.ウルトラテックス72 
$ 1 (C)lba−Geig3r社製)を161/
l。
グリオキザール樹脂としてベッカミンLFK(大日本イ
ンキ製)を15 f/1.シリコン系樹脂の触媒として
ホボトンW 8 (C)lba−Geigy社製)を5
1/1.ウルトラテックスキャタリストZF(Ciba
−Geigy社製)を5 f/1.グリオキザール樹脂
の触媒としてキャタリストG(大日本インキ製)を10
1/1.及び水を一浴に調整し、エポキシ加工した布を
浸漬し70%に絞った゛。120℃で乾燥後、ピンテン
ターで170℃で1分ベーキングした。これを比較例6
とし、さら1こ一旦水に浸漬後、実施例1と同様Iこ、
シ四−トループ乾燥機、セミデカタイザー蒸絨機、カレ
ンダーを順次通して仕上げた。これを実施例3とし、風
合。
洗濯後の風合、黄変防止性、アルカリ溶解度、防皺性、
洗濯収縮率を調べ第3表に示した。未加工のものを比較
例7として第3表に示した。シリコン樹脂の効果で風合
の変化が改善されている。又、低張力の屹燥により洗濯
収縮率が改善されること実施列4 エポキシドとしてエチレングリコールジクリシジールエ
ーテルを201/i、エポキシドの触媒として食塩をI
 Q OI/1.及び水を一浴に調整し、経糸120番
手双糸、緯糸120番手双糸使いの富士綿を浸漬し90
°Cに昇温し、60分加工。
水洗、乾燥後、更にシリコン系樹脂としてライトシリコ
ーンA−500(共栄社油脂!IIりを5jF/!、グ
リオキザール樹脂としてベッカミンLFK(大日本イン
キ製)を101711.グリオキザール樹脂の触媒とし
てキャタリストG(大日本インキ製)をt o y/l
t、及び水を一浴に調整し、エポキシ加工した布を浸漬
し、70%に絞った。
120″Cで乾燥後、ピンテンターで160°Cで90
秒ベーキングした。これを更に一旦水に浸漬後、実施例
1と同様に、シ四−トループ乾燥機。
セミデカタイザー蒸絨機、カレンダーを順次通して仕上
げた。これを実施例4とし、風合、黄変防止性、アルカ
リ溶解度、防皺性、洗濯収縮率を調べff14表暑ζ示
した。又、未加工をも第4表に示し実施例6 エポキシドとしてエチレングリコール(n=1)ジグリ
シジルエーテルを20 f/1.エポキシドの触媒とし
て硫酸ナトリウムを100 f/l及び水をジッガーに
調整し、常法により精練した経線糸とも140番手双糸
使いの富士絹を浸漬し、90℃で90分熱処理した。水
洗後ひき続きジッガーを用いて、反応染料で青色に染色
しソーピングした。さらにシリコン系樹脂としてライト
シリコーンA−700(共栄社油脂製、純分20%)1
0f/1.グリオキザール系樹脂としてベッカミンLF
IC(大日本インキ製、純分45%)10F/1、グリ
オキザール系樹脂の触媒としてキャタリストG(大日本
インキ製、純分30%)10g/l1反応染料フィック
ス剤としてテノフィックスEW20 G (チバガイギ
ー製) 5 f/It、及び水を含む浴を調整した。そ
して、エポキシ加工し、青色染色した布を浸漬しマング
ルで80%に絞った。次に実施例1と同様に、一定のル
ープを形成するため、光電管制御で布の測長を行ない、
ニップロールをトルクモーター駆動させてシ雪−トルー
プを形成させてコンベアー上に送り込み、さらに乾燥機
入口に布幅に沿ってジェットエアーノズルを設けてルー
プが戻らないように乾燥機の下からの風圧に抗して上か
ら風圧を掛けるようにしたシ冒−トループ乾燥機を用い
て120℃で低張力乾燥した。乾燥布の布幅は113 
onであった。
次に114.6cmの仕上げ幅で幅出しを行ない、オー
バーフィード1%で布を送りこみながら160°Cで6
0秒間ファイナルセットをし幅を揃え、さらにセミデカ
タイザーによる蒸熱セットを行なった後常温でカレンダ
ー処理を施した。仕上幅は114 amであった。
かかる絹織物の風合、洗濯後の風合、アルカリ溶解度、
防皺性、洗濯収縮率を調べ第5表に示した(実施例5)
。比較のため精練し、エポキシ加工していない、同種の
布を実施例5と同様に染色以降の工程を通し、物性を調
べた(比較例9)。
又、精練のみし、乾燥、セットした未加工布も第6表に
示した(比較例10)。実施例5の布は繰り返し行なわ
れる洗濯によっても擦れの発生が少なく、従って色の変
化も少なく、又風合の変化も少なく、ウォッシャブルと
して十分実用1ζ耐えるものであった。比較例9の織物
は洗濯を繰り返すと擦れが発生し色も白っぽく変化し、
風合もやや硬くなり、繰り返し洗濯することが出来ない
ことがわかった。比較例10も洗濯で風合が硬くなり、
収縮も大で繰り返しの洗濯に耐えないことが判っ(発明
の効果) 本発明に係る絹織物は、繰り返し行なわれる洗濯にもス
レの発生が少なく、また風合の変化が少なく、かつ寸法
安定性を有し、カジュアル用途等として頗る有用であり
、従来絹織物が用い得なかった用途にも応用可能なもの
である。
又、本発明方法は、従来装置の若干の改造で実施可能な
もので、その有用性は明らかである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エポキシ化合物(A)、シリコン系樹脂(B)、
    及びアミノブラスト樹脂及び/又はグリオキザール樹脂
    (C)により処理された絹織物において、5重量%水酸
    化ナトリウム水溶液に65℃で60分間浸漬した際の溶
    解度が30重量%以下であり、洗濯前の剛軟性と洗濯1
    0回後の剛軟性の変化率が4%以下であり、洗濯収縮率
    が3%以下であることを特徴とするウォッシャブル絹織
    物。
  2. (2)絹織物に、エポキシ化合物(A)、シリコン系樹
    脂(B)、及びアミノブラスト樹脂及び/又はグリオキ
    ザール樹脂(C)の三者を固着せしめ、次いで該絹織物
    を湿潤させ低張力下に保持して加熱乾燥することを特徴
    とするウォッシャブル絹織物の製造方法。
  3. (3)絹織物に、エポキシ化合物(A)、シリコン系樹
    脂(B)、及びアミノブラスト樹脂及び/又はグリオキ
    ザール樹脂(C)を同時に、又は(B)及び/又は(C
    )が最後になるように個別に、水性溶液又は分散物とし
    て付与し、最後に加熱乾燥及び熱処理すること、及び最
    後の加熱乾燥工程は低張力下に保持して行なうことを特
    徴とするウォッシャブル絹織物の製造方法。
JP2182957A 1989-07-13 1990-07-10 ウォッシャブル絹織物 Expired - Lifetime JPH07122219B2 (ja)

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