JPH03124580A - フィルム収容ボックス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ］産業上の利用分野ｌ この発明は、例えば化学線感受性材料からなるシートを
保持するのに適した箱体、特に写真フィルム等を安全に
包装するのに有効な包装システムに関するものである。

さらに、この発明は、写真フィルムをその取り扱い中に
保護してそのフィルムの露光事故を防止するために、内
部バッグまたはポーチの使用を必要としない箱体からな
る写真フィルム用包装体に関するものである。

（従来の技術１ 一般に、感光性の写真フィルムは、大量生産され、所定
の方法で包装されて消費者向けに出荷されている。この
ような写真フィルムに対しては、その輸送中に発生し得
るような如何なる損傷からもこれを保護して露光事故の
発生を未然に防止する手段をとる必要がある。従来より
、写真フィルムの製造者は、化学線等の不伝導性（ｏｐ
ａｑｕｅ）材料を積層した、例えばフォイル製のバッグ
またはポーチなどの小容器内に特に大量のフィルムシー
トを配したのち、光、湿気、塵埃等の侵入を防止する目
的で閉じられた小容器を平ひもなどでく（す、この小容
器を輸送用の厚紙製の箱内に収容するようにしていた。

ところが、上述のフィルムシートは、輸送中に、上述の
ようなバッグなどの小容器内で移動しやすく、このため
フィルムシートの両面に重大な欠陥となる摩損箇所が発
生する可能性がある。加えて、製造者にとっては、包装
工程および仕上げ工程中における、上述のバッグへのフ
ィルムシートの挿入作業には手間がかかってしまい、非
能率的で不都合となる。また、使用者にとっては、上述
のバッグの開封および再封止を行う作業を、遮光しなが
ら行わなねばならないことから不便である。さらに、フ
ィルムシートが多（の異なる大きさで仕上げられている
ことから、製造者は、そのフィルムシートの大きさに合
った種々の幅寸法を有する箱体およびバッグを予め揃え
ておかねばならない。このような種々の大きさのバッグ
や箱体を揃えておくことは不便であると共にコスト高と
なる。また、バッグの中にフィルムシートを挿入する作
業は厄介である。

従来の包装システムによると、塵埃または紙繊維片（ｐ
ａｐｅｒ　ｆｉｂｅｒｓ）が発生し得る。この塵埃はフ
ィルム表面上におりてしまい、フィルムの通常の使用を
妨げるものとなる。

先行技術文献には、写真フィルム等の包装に使用可能な
多（の包装システムが記載されている。

これらの包装には、紙やとりわけプラスチック材料から
なる包装体が含まれる。そして、これらの文献の多（に
は、消費者の手許に届いた際の取り扱いを手助けするた
めの新規な特徴を有する箱体が記載されている。このよ
うな箱体は、スナップトツブス（ｓｎａｐ　ｔｏｐｓ　
）　、すなわち箱体からフィルムシートを取り出すため
の装置を備えた点に特徴がある。幾つかの先行技術文献
には、感光性フィルムシートの取り扱い中に露光事故が
発生するのを防止するための方法が記載されている。

【発明が解決しようとする課題１ しかしながら、製造者が箱体の内部にフィルムシートを
容易に配することができ、かつ使用者が箱体からフィル
ムシートを容易に取り出すことができる包装について概
念的に記載した文献はない。また、遮光バッグ（ｂｌａ
ｃｋ　ｂａｇ　）を使用しなくても、フィルムシートを
その輸送中に保護し得る包装について概念的に記載した
文献もない。さらに、種々の大きさのものを品揃えして
おかねばならない箱体の数を減少させるための植装装置
について記載した文献もない。したがって、これらの種
々の特徴を備えた高強度で頑強な箱体な、フィルム製造
技術分野において、緊急に製造する必要性がある。

この発明の目的は、感光性写真フィルム等の輸送および
保護のための包装システムを提供することにある。

また、この発明の他の目的は、写真フィルムの製造者お
よび使用者の双方が共に容易に使用できる包装システム
を提供することにある。この包装システムはバッグシス
テムを使用せず、フィルムの輸送中に発生する塵埃（ａ
ｒｔｉｆａｃｔｓ　）等を低減するためのものである。

さらに、この発明の他の目的は、多くのフィルムシート
の大きさに対応し得る包装システムを提供することにあ
る。

【課題を解決するための手段１ 本発明のフィルム収容ボックスは、開口部を有する容器
と、該容器の開口部を塞ぐ蓋体とからなる箱体において
、前記容器は外部材と該外部材内に挿入された可撓性材
料からなる内部材とを備え、前記容器の内部材と前記蓋
体はそれぞれの周縁部に隣接した位置に係合手段を備え
、前記各係合手段は前記蓋体が前記容器の開口部を塞ぐ
際に、互いに結合する係合面を有するものであることを
特徴とする。

［作　用１ 本発明において、容器の内部材と蓋体とに配され、かつ
互いに対応する係合部と被係合部とからなる係合手段に
より、容器と蓋体とは強固に結合される。この係合によ
り、ボックス内への塵埃や光等の侵入が完全に防止され
る。また、この係合により、ボックス内に収容されたフ
ィルムが容器の内部材と蓋体との間に挟まれて、適度な
力で押さえられてその位置に保持される。この保持によ
り、フィルムの位置ずれが確実に防止され、フィルムの
摩損も防止される。

［実施例１ 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。

第１図ないし第３図は、本発明のフィルム収容ボックス
の一例を示すものである。図において、符号ｌＯは、化
学線感受性のフィルムを保持するのに適したフィルム収
容ボックス（以下、単にボックスという）であって、こ
のボックスｌＯは略皿状の容器１２とこの容器１２の開
口部１６を覆って塞ぐ蓋体１４とから構成されている。

上述の容器１２は、第１図に示すように、矩形状の底面
とこの底面から直立した４つの壁面とからなり、これら
４つの壁面の上端縁により上述の開口部１６が形成され
てなる容器外部材２０と、この容器外部材２０の開口部
１６に挿入された可撓性の容器内部材１８とからなるも
のである。

上述の蓋体１４は、矩形状の底面とこの底面から直立し
た４つの壁面とからなり、これら４つの壁面の下縁部に
より開口部が形成されてなる蓋体外部材２４と、この蓋
体外部材２４の内部に挿入された可撓性の蓋体内部材２
２とからなるものである。

上述の容器１２の外部材２０と蓋体１４の外部材２４と
は、双方の内部材１８．２２よりも硬質となっている。

蓋体１４の外部材２４は、容器１２の外部材２０よりも
僅かに太き（なっている。このため、蓋体１４により容
器１２の開口部１６を覆うことができる。

上述の容器内部材１８および蓋体１４には、蓋体１４の
周辺部に近接する位置に係合手段が配されている・この
係合手段（ｃｏｏｐｅｒａｔｉｖｅ　ｍａｔｉｎｇ　ｍ
ｅａｎｓ）は、蓋体１４が容器１２の開口部１６を閉じ
る際に、容器内部材１８の被係合面２６と蓋体１４の内
部材２２の係合面２８とを強く結合させるためのもので
ある。この例の係合手段は、蓋体１４の内部材２２に配
された凸条部（ｍａｌｅ　ｍｅｍｂｅｒ　）　３０と、
容器内部材１８に配された凹条部（ｆｅｍａｌｅ　ｍｅ
ｍｂｅｒ　）　３２とから構成されている０本発明にお
いて、光や塵埃粒子が閉じられたボックスｌＯ内に侵入
するのを防止するために、上述の可撓性を有する被係合
面２６と係合面２８とを互いに蓋、体１４の周辺部に沿
って強固に係合させることが重要である。

このボックスｌＯの係合手段は、さらに容器内部材１８
の中央部分３４に収容されたフィルムに圧力をかけるた
めの押圧手段を含む。第２図および第３図に示すように
、容器内部材１８の中央部分３４に最も近い側の凹条部
３２の内側部２６ａは、この凹条部３２に凸条部３０が
係合した際に、収容物保持リップ３８の外側部３６に当
接してこれを内方へ押圧している。このような押圧手段
は、凸条部３０を凹条部３２に係合した際に、上述の保
持リップ３８がその基部を中心に容器内部材１８の中央
部分３４に向けて曲がる（ｃａｍ−１ｉｋｅ　ｂｅｎｄ
ｉｎｇ）ように、例えばくさび状に形成された凸条部３
０を備えている。上述の保持リップ３８は、第３図に示
すように、その内側部４０を、容器内部材１８内に収容
された写真フィルムシートに接触させてこれを押圧する
のに十分な可撓性を有するように、相対的に薄く形成さ
れたものである。

上述の蓋体１４により容器１２の開口部１６を塞ぎ、か
つ凸条部３０を凹条部３２に係合させた際に、保持リッ
プ３８の周辺で生じる押圧作用により、すなわち容器内
部材１８内＆と収容されたフィルムシート４２にかかる
保持リップ３８による圧力により両方の内部材１８．２
２が結合される。このようにして、フィルムシート４２
は、両内部材１８．２２の間で移動しないように保持リ
ップ３８により強固に保持される。

これにより、輸送中のフィルムシート４２の位置ずれを
防止すると共に、やはり輸送中に発生する可能性のある
塵埃を処理する手間を少なくすることができる。加えて
、上述の押圧手段が異なる大きさのフィルムシートに適
応するだけの融通性を有しているので、ボックス１０内
に種々の大きさのフィルムシートを収容することができ
る。

このような利点を達成するために、上述の保持リップ３
８をボックスｌＯの全周縁部に実質的に隣接した位置に
配置すべきである。なお、フィルムシートの大きさに合
わせて保持リップ３８の側部な真空成形する場合には、
第１図に示したように、保持リップ３８の角部な除去す
るようにしてもよい。また、保持リップ３８には、この
リップの延出方向に沿って等間隔に形成された７字状の
切り欠き４４が複数設けられている。この切り欠き４４
は、使用者が容器内部材１８からフィルムシート４２を
取り出すのを容易にするものである。

第４図ないし第６図は、それぞれ本発明のボックスの他
の例に右ける係合手段を示すものである。各図において
、第２図および第３図に示した部材とほぼ同様に対応す
る部材には同一符号を付すものとする。

第４図ないし第６図に示すように、各ボックスｌＯにお
ける係合手段は種々の形状を有している。

すなわち、これら係合手段は、蓋体１４の周辺部に沿っ
て形成され、互いに強固に固定され得る凸条部３０およ
び凹条部３２とからなり、閉じられたボックスｌＯ内に
光や塵埃粒子が侵入するのを防止するものである。係合
手段の形状としては、ボックスｌＯの閉状態において、
被係合面ｚ６と係合面２８とが互いに固定され、互いに
押圧することができる形状である限り、いかなる形状で
もよく、例えば長・方形、正方形、矩形、楕円形、局面
形などを挙げることができる。容器内部材１８および蓋
体内部材２２は可撓性を有するものであるので、係合面
２８と被係合面２６との結合は容易となる。凸条部３０
の係合面２８および凹条部３２の被係合面２６の係合中
に、係合面２８および被係合面２６を共に保持すること
ができ、これによりボックス１０を遮光状態で閉じるこ
とができる。

第４図において、凹条部３２の被係合面２６は、係合に
際し、矩形溝４６の側部な構成するものである。また、
凸条部３０の係合面２８は、上述の矩形溝４６の内表面
に相補的な矩形状の側部な構成するものである。この実
施例においては、蓋体１４の内部材２２は、開口部１６
を通して容器１２内に突出して容器内部材１８内に収容
されたフィルムを押圧するように形成された加圧部４８
を備えている。この加圧部４８には、その表面５２に、
第４図に示すように構造支持体としてリブ状の凹所５０
が形成されている。加えて、容器内部材１８にも、その
表面５６に構造支持体として少なくとも１つのリブ状の
凹所５４が形成されている。

第５図は、凸条部３０の係合面２８および凹条部３２の
被係合面２６のそれぞれが蓋体１４の全周縁部に隣接し
た位置に配された断面Ｖ字状の係合面５８、被係合面６
０として形成されたボックス１０を示すものである。断
面Ｖ字状の係合面５８、被係合面６０は互いに引き剥し
可能な接着閉鎖手段によって強固に係合されてもよい。

第６図におけるボックスｌＯは、蓋体１４を容器１２に
留め付けて凸条部３０の係合面２８を凹条部３２の被係
合面２６に固定するラッチ手段を備えている。この実施
例において、ラッチ手段は拡張可能なスリット状の開口
部６４を有する円筒状の溝６２として形成された凹条部
３２と、この円筒状の溝６２に相補的な円筒状面６６を
有する凸条部３０とから構成されている。そして、上述
の溝６２のスリット状の開口部６４は、溝６２（凹条部
３２）内に凸条部３０が挿入される際に拡張し、完全に
挿入されると閉状態に復帰して挿入された凸条部３０の
基部を保持するようになっている。

このような構成からなるボックス１０の両外部材２０、
２４は従来より知られた箱製造用材料を用いて製造され
てもよい。ここで、箱製造用材料には、例えば厚紙やそ
の他の紙製品などが含まれる。特に、断面波状の厚紙は
本発明のボックスの各外部材の構成材料に適している。

前述したように、容器１２の外部材２０と蓋体１４の外
部材２４が互いに閉状態で結合する際に、外部材２４が
容器１２を覆えるように、外部材２４は外部材２０より
大きく形成されている。このような構成においては、上
述の被覆作用が不適当なときにおけるボックス１０の開
封事故の発生を防止するようにきちんと行われることが
好ましい。また、写真フィルムシート４２の大きさは多
種にわたっており、大きさごとにボックスを製造しよう
とすると、多（の異なった大きさのボックスを製造する
ことになるから、ここでボックスの全体寸法を特定する
ことはあまり重要なことではない。しかしながら、ボッ
クスｌＯの側内部材１８．２２の係合手段によって生じ
る圧力をフィルムシートにかける押圧手段があるので、
フィルムシートの長さ、幅、厚さなどの各寸法に合わせ
てボックスの寸法を決める必要はない。ボックス１０の
側内部材１８．２２の寸法をフィルムの寸法の範囲に合
わせて調整することにより、ボックスｌＯがその内部に
収容されたフィルムシート４２に提供する補強という利
点に加えて、ボックスを必要な数量だけ製造すればよい
という明確な利点も得られる。

上述の側内部材１８．２２は可撓性プラスチックスから
製造されるのが好ましい。このようなプラスチックスは
例えば圧力成形、真空成形、射出成形などの種々の成形
方法により多様な形状に容易に成形できる。側内部材１
８．２２の成形に用いられる可撓性プラスチックスとし
ては、例えばビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、低密度ポ
リエチレン樹脂、これら樹脂の混合物、あるいは他の多
くの樹脂との混合物が挙げられる。側内部材１８．２２
の構成材料には真空成形された黒色プラスチックスが好
ましい。また、他の可撓性材料も、側内部材１８、２２
に上述の係合手段を形成できる限りにおいて使用可能で
ある。このような構成材料は比較的安価であるから、製
造コストを最小に引き下げる効果がある。

蓋体１４の内部材２２を外部材２４にきちんと嵌め込み
、容器１２の内部材１８を外部材２０にきちんと嵌め込
む。側内部材１８．２２を接着などによってそれぞれ両
外部材２０．２４に取り外し不可能な状態で取り付けて
もよい。代わりに、側内部材１８．２２をそれぞれ両外
部材２０．２４に取り外し可能な状態で押し付けるよう
にして取り付けてもよい。

このような側内部材１８．２２はフィルム包装全体の一
部であるので、ボックスｌＯ全体の強度が高められる。

側内部材１８．２２によるボックスｌＯの両外部材２０
．２４の補強は特に各角部において顕著となる。輸送あ
るいは取り扱い中において発生する損傷箇所は大半が角
部である。本発明におけるボックスの側内部材１８．２
２は、ボックスｌＯの角部の強度を高めることができる
から、ボックス１０の利用度をさらに向上させるもので
ある。したがって、ボックスｌＯは、その構造が従来の
ボックスより長期間維持され得るものであるから、例え
ば消費者によって再利用され得るものとなる。

ボックス１０を使用する際には、蓋体１４を容器１２の
上に配してから、これら両部材の係合手段を互いに結合
させるように蓋体１４の上部から両部材を押圧する。こ
の係合作用は、本発明の２つの目的に寄与する。

第１の目的は、側内部材１８．２２を互いに堅く接続し
て内部に収容された写真フィルムシートを被爆する可能
性のある漏光を防止することにある。

側内部材１８．２２は共に可撓性を有するので、係合面
２６と被係合面２８との必要な結合を容易にする。

これにより、係合中に、側内部材１８．２２は互いに合
わさり、ボックスｌＯは閉じられ、遮光される。

第２の目的は、フィルムシート面を押圧してフィルムシ
ートの位置ずれを防止することにある。すなわち、押圧
手段によるカム様押圧作用（ｃａｍ−１ｉｋｅ　ａｃｔ
ｉｏｎ　）によりフィルムシートがしっかりと適所に保
持され、フィルム包装全体が一体となる。この押圧作用
により、輸送あるいは取り扱い中のフィルムシートの位
置ずれが防止され、これによりフィルムシートにおける
摩擦箇所の形成が防止される。また、この押圧作用と、
容器１２の内部材１８の保持リップ３８の可撓性とを組
み合わせることにより、１つのボックスがフィルムシー
トの大きさの多様性に適応できることから、１つのボッ
クスを種々の大きさのフィルムシート用として役立たせ
ることが可能である。

また、本発明における係合手段は、その係合中、互いに
閉じるように、または保持するように結合され得るもの
である。このような保持作用により、ボックスｌＯの開
封事故の発生が防止され、これにより不注意によるフィ
ルムの被爆が防止される。

以上説明したように、本発明のボックスは従来に比べて
清潔な包装システムを提供するものである。従来の包装
システムでは、写真版等の保護のために用いられるイン
ターリーブ紙（１ｎｔｅｒｌｅａｖｅｓｈｅｅｔｓ　）
　、フィルム用袋に同封される広告紙（ｓｔｕｆｆｅｒ
ｓ）などの種々の紙製品が用いられており、これらの紙
製品からは塵埃や紙繊維片が発生してシステムが汚染さ
れていた。これに対して、本発明の包装システムでは、
上述のような紙製品との接触が不要であるから、上述の
塵埃等による汚染がなく、極めて清潔である。また、本
発明の包装システムでは、暗室内で開ける必要のある厄
介なバッグが不用であるから、消費者により容易にフィ
ルムシートを取り出せたり収容したりすることができる
。このようにして、本発明の包装システムにおいて、フ
ィルムシートは漏光事故や損傷等から確実に保護される
。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、容器の内部材と
蓋体とに配され、かつ互いに対応する係合部と被係合部
とからなる係合手段により、容器と蓋体とは強固に結合
される。この係合により、ボックス内への塵埃や光等の
侵入が完全に防止される。、また、この係合により、ボ
ックス内に収容されたフィルムが容器の内部材と蓋体と
の間に挟まれて、適度な力で押さえられてその位置に保
持される。この保持により、フィルムの位置ずれが確実
に防止され、フィルムの摩損も防止される。

したがって、本発明によれば、内部に収容されるフィル
ムを不意の開封事故で侵入する光等から確実に保護する
と共に、フィルムの内部移動を抑制して移動によるフィ
ルムの損傷を確実に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明のボックスの一実施例を示す、一部
を断面視した分解斜視図、 第２図は、第１図に示したボックスの閉じた状態を示す
、第１図の２−２線で断面視した部分断面図、 第３図は、フィルムを収容して閉じた状態の第１図のボ
ックスを示す、第１図の２−２線で断面視した部分断面
図、 第４図、第５図および第６図は、各々、この発明のボッ
クスの他の実施例を示す部分断面図である。 １０・・・ボックス、 １２・・・容器、 １４・・・蓋体、 １６・・・容器の開口部、 １８・・・容器の内部材、 ２０・・・容器の外部材、 ２２・・・蓋体の内部材、 ２４・・・蓋体の外部材、 ２６・・・容器内部材の被係合面、 ２６ａ・・・内側部、 ２８・・・蓋体内部材の係合面、 ３０・・・凸条部（凸部）、 ３２・・・凹条部（凹部）、 ３４・・・容器内部材の中央部分、 ３６・・・保持リップの外側部、 ３８・・・保持リップ、 ４０・・・保持リップの内側部、 ４２・・・フィルムシート、 ４４・・・保持リップの切り欠き、 ４６・・・矩形溝、 ４８・・・加圧部、 ５０・・・凹所、 ５２・・・表面、 ５４・・・凹所、 ５６・・・表面、 ５８・・・断面Ｖ字状係合面、 ６０・・・断面Ｖ字状被係合面、 ６２・・・円筒状溝（被係合面）、 ６４・・・円筒状溝の開口部、 ６６・・・円筒面（係合面）。 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）開口部を有する容器と、該容器の開口部を塞ぐ蓋体
   とからなる箱体において、 前記容器は外部材と該外部材内に挿入された可撓性材料
   からなる内部材とを備え、 前記容器の内部材と前記蓋体はそれぞれの周縁部に隣接
   した位置に係合手段を備え、 前記各係合手段は前記蓋体が前記容器の開口部を塞ぐ際
   に、互いに結合する係合面を有するものであることを特
   徴とするフィルム収容ボックス。 ２）前記蓋体は外部材と該外部材内に挿入された可撓性
   材料からなる内部材とを備え、 前記容器および前記蓋体の両外部材は前記容器および前
   記蓋体の両内部材より高い剛性を有するものであること
   を特徴とする請求項１記載のフィルム収容ボックス。 ３）前記係合手段は前記蓋体の内部材に配された少なく
   とも１つの凸部と、前記容器の内部材に配された少なく
   とも１つの凹部とを備えたものであることを特徴とする
   請求項２記載のフィルム収容ボックス。 ４）前記凸部の係合面および前記凹部の被係合面は前記
   蓋体の周縁部全体に隣接した位置に配された断面Ｖ字形
   であることを特徴とする請求項３記載のフィルム収容ボ
   ックス。 ５）前記蓋体を前記容器に留め付けるためのラッチ手段
   をさらに備え、該ラッチ手段により前記凸部および前記
   凹部による係合を保持するようにしたことを特徴とする
   請求項３記載のフィルム収容ボックス。 ６）前記ラッチ手段は拡張可能なスリット状の開口部を
   有する円筒状の被係合面からなる前記凹部と、該凹部の
   被係合面の形状に相補的な円筒状の係合面からなる凸部
   とを少なくとも備えたものであることを特徴とする請求
   項５記載のフィルム収容ボックス。 ７）前記凹部の被係合面は断面矩形状の溝の各内面から
   なり、 前記凸部の係合面は前記凹部の被係合面の形状に相補的
   な矩形面からなるものであることを特徴とする請求項３
   記載のフィルム収容ボックス。 ８）前記蓋体の内部材は前記容器の前記開口部に向けて
   突出する加圧部を備え、 該加圧部により前記容器の内部材内に収容されるフィル
   ムを押圧するようにしたことを特徴とする請求項７記載
   のフィルム収容ボックス。 ９）前記加圧部はその表面に少なくとも１つのリブ状の
   凹所を備えたものであることを特徴とする請求項８記載
   のフィルム収容ボックス。 １０）前記容器の内部材はその表面に少なくとも１つの
   リブ状の凹所を備えたものであることを特徴とする請求
   項３記載のフィルム収容ボックス。 １１）前記係合手段は前記容器の内部材の中央部分に収
   容されるフィルムを押圧する手段をさらに備えたもので
   あることを特徴とする請求項３記載のフィルム収容ボッ
   クス。 １２）前記容器の内部材の中央部分に最も近い前記凹部
   の被係合面は収容物保持リップの外側部を形成し、かつ 前記押圧手段は前記凸部が前記凹部に係合する際に前記
   容器の内部材の中央部分に向けて前記保持リップが曲が
   るように形成された前記凹部を少なくとも備え、 前記保持リップはその内側部が前記容器の内部材内に収
   容されるフィルムに接触しかつ押圧するに十分な可撓性
   を有するものであることを特徴とする請求項１１記載の
   フィルム収容ボックス。 １３）前記保持リップが前記容器の内部材の角部を除く
   周縁部に隣接した位置に配されたことを特徴とする請求
   項１２記載のフィルム収容ボックス。 １４）前記保持リップは１つまたはそれ以上の切り欠き
   を備え、 該切り欠きにより前記容器の内部材内に収容されるフィ
   ルムの取り扱いを容易にするようにしたことを特徴とす
   る請求項１２記載のフィルム収容ボックス。 １５）前記保持リップは該保持リップの延在方向に沿っ
   て所定の間隔で形成された複数の断面Ｖ字状の切り欠き
   を備えたものであることを特徴とする請求項１４記載の
   フィルム収容ボックス。 １６）前記押圧手段は前記保持リップと共に写真フィル
   ムシートを保持するものであることを特徴とする請求項
   １２記載のフィルム収容ボックス。 １７）前記容器および前記蓋体の両内部材は、真空成形
   、圧縮成形および射出成形からなる群から選ばれた成形
   方法により形成された可撓性成形体であることを特徴と
   する請求項２記載のフィルム収容ボックス。 １８）前記容器および前記蓋体の両内部材はそれぞれの
   外部材に接着され、真空成形された黒色プラスチックス
   であることを特徴とする請求項１７記載のフィルム収容
   ボックス。１９）前記容器および前記蓋体の両外部材は
   断面波状の厚紙からなるものであることを特徴とする請
   求項２記載のフィルム収容ボックス。