JPH0312438A - ポリエチレン架橋変性用樹脂組成物 - Google Patents
ポリエチレン架橋変性用樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0312438A JPH0312438A JP14795489A JP14795489A JPH0312438A JP H0312438 A JPH0312438 A JP H0312438A JP 14795489 A JP14795489 A JP 14795489A JP 14795489 A JP14795489 A JP 14795489A JP H0312438 A JPH0312438 A JP H0312438A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyethylene
- resin composition
- crosslinking
- peroxide
- melt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- -1 polyethylene Polymers 0.000 title claims abstract description 47
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 title claims abstract description 45
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 title claims abstract description 45
- 239000011342 resin composition Substances 0.000 title claims abstract description 27
- 150000002978 peroxides Chemical class 0.000 claims abstract description 23
- 239000002516 radical scavenger Substances 0.000 claims abstract description 13
- 238000012986 modification Methods 0.000 claims abstract description 9
- 230000004048 modification Effects 0.000 claims abstract description 9
- 238000004132 cross linking Methods 0.000 claims description 18
- 238000004898 kneading Methods 0.000 claims description 9
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 9
- 238000005979 thermal decomposition reaction Methods 0.000 claims description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 13
- 229920003020 cross-linked polyethylene Polymers 0.000 abstract description 12
- 239000004703 cross-linked polyethylene Substances 0.000 abstract description 12
- 229920005989 resin Polymers 0.000 abstract description 12
- 239000011347 resin Substances 0.000 abstract description 12
- NWVVVBRKAWDGAB-UHFFFAOYSA-N p-methoxyphenol Chemical compound COC1=CC=C(O)C=C1 NWVVVBRKAWDGAB-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 8
- 239000004594 Masterbatch (MB) Substances 0.000 abstract description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 5
- 238000002844 melting Methods 0.000 abstract description 5
- 230000008018 melting Effects 0.000 abstract description 5
- FPYJFEHAWHCUMM-UHFFFAOYSA-N maleic anhydride Chemical compound O=C1OC(=O)C=C1 FPYJFEHAWHCUMM-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 4
- 238000002156 mixing Methods 0.000 abstract description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract description 2
- WNAHIZMDSQCWRP-UHFFFAOYSA-N dodecane-1-thiol Chemical compound CCCCCCCCCCCCS WNAHIZMDSQCWRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 2
- 229920001200 poly(ethylene-vinyl acetate) Polymers 0.000 abstract description 2
- LSXWFXONGKSEMY-UHFFFAOYSA-N di-tert-butyl peroxide Chemical compound CC(C)(C)OOC(C)(C)C LSXWFXONGKSEMY-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 239000005038 ethylene vinyl acetate Substances 0.000 abstract 1
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 11
- 239000008188 pellet Substances 0.000 description 8
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 5
- 229920001903 high density polyethylene Polymers 0.000 description 4
- 239000004700 high-density polyethylene Substances 0.000 description 4
- 229920001684 low density polyethylene Polymers 0.000 description 4
- 239000004702 low-density polyethylene Substances 0.000 description 4
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 3
- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 description 2
- QIGBRXMKCJKVMJ-UHFFFAOYSA-N Hydroquinone Chemical compound OC1=CC=C(O)C=C1 QIGBRXMKCJKVMJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 2
- 238000007348 radical reaction Methods 0.000 description 2
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 238000003776 cleavage reaction Methods 0.000 description 1
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 239000003431 cross linking reagent Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 239000003925 fat Substances 0.000 description 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 229920001179 medium density polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 239000004701 medium-density polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 150000001451 organic peroxides Chemical class 0.000 description 1
- 238000005191 phase separation Methods 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 1
- 230000007017 scission Effects 0.000 description 1
- UGNWTBMOAKPKBL-UHFFFAOYSA-N tetrachloro-1,4-benzoquinone Chemical compound ClC1=C(Cl)C(=O)C(Cl)=C(Cl)C1=O UGNWTBMOAKPKBL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は架橋ポリエチレンの製造に用いられるポリエチ
レン架橋変性用樹脂組成物に関する。
レン架橋変性用樹脂組成物に関する。
(従来の技術)
架橋構造を有するポリエチレン(架橋ポリエチレン)は
、透明で、耐熱性、耐薬品性および機械的特性に優れて
いるため、耐熱性絶縁材料1耐食性部品、各種容器など
多方面に利用されている。
、透明で、耐熱性、耐薬品性および機械的特性に優れて
いるため、耐熱性絶縁材料1耐食性部品、各種容器など
多方面に利用されている。
線状ポリエチレンを架橋変性する方法としては。
有機過酸化物を用いた化学操作による方法と、放射線処
理による方法が、工業的に実施されている。
理による方法が、工業的に実施されている。
放射線処理による方法は設備費が高価なため化学操作に
よる方法が一般的である。化学的方法はポリエチレンに
配合した過酸化物が、加熱によって分解し、ポリエチレ
ンの主鎖から水素を引き抜き、その結果生じたポリマー
ラジカル同士が結合することによって主鎖間を架橋する
という原理に基づく。
よる方法が一般的である。化学的方法はポリエチレンに
配合した過酸化物が、加熱によって分解し、ポリエチレ
ンの主鎖から水素を引き抜き、その結果生じたポリマー
ラジカル同士が結合することによって主鎖間を架橋する
という原理に基づく。
−aに、プラスチック製品を製造する場合に得られる製
品の着色を均一に行なうために、あるいは架橋度を均一
にするために、あらかじめ着色剤や架橋剤を高濃度で含
有させたマスターバッチを調製し、これを樹脂と混練す
る方法(マスターバッチ法)が採用されている。上記架
橋変性ポリエチレンでなる成形体を得る場合にもこのマ
スク−バッチ法を使用すれば、均質な成形体が効果的に
製造され得ると考えられる。しかし、ポリエチレンは過
酸化物によって容易にラジカル反応が引き起こされる化
合物であるため、過酸化物を高濃度でポリエチレンに溶
融混練しようとするとラジカル反応による樹脂の劣化が
はげしい。さらに。
品の着色を均一に行なうために、あるいは架橋度を均一
にするために、あらかじめ着色剤や架橋剤を高濃度で含
有させたマスターバッチを調製し、これを樹脂と混練す
る方法(マスターバッチ法)が採用されている。上記架
橋変性ポリエチレンでなる成形体を得る場合にもこのマ
スク−バッチ法を使用すれば、均質な成形体が効果的に
製造され得ると考えられる。しかし、ポリエチレンは過
酸化物によって容易にラジカル反応が引き起こされる化
合物であるため、過酸化物を高濃度でポリエチレンに溶
融混練しようとするとラジカル反応による樹脂の劣化が
はげしい。さらに。
得られたベレットは架橋構造を有するため未処理のポリ
エチレンと混合しに<<、相分離をおこす。
エチレンと混合しに<<、相分離をおこす。
このような問題があるため、マスターバッチ法は架橋ポ
リエチレンの製造には使用されていない。
リエチレンの製造には使用されていない。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、その
目的は、マスターバッチ法による架橋ポリエチレンの製
造に好適なポリエチレン架橋変性用樹脂組成物を提供す
ることにある。本発明の他の目的は、過酸化物を高濃度
に含有し、しかも樹脂の劣化の認められない、ポリエチ
レン架橋変性用樹脂組成物を提供することにある。
目的は、マスターバッチ法による架橋ポリエチレンの製
造に好適なポリエチレン架橋変性用樹脂組成物を提供す
ることにある。本発明の他の目的は、過酸化物を高濃度
に含有し、しかも樹脂の劣化の認められない、ポリエチ
レン架橋変性用樹脂組成物を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
本発明のポリエチレン架橋変性用樹脂組成物は。
ポリエチレンと、140℃での半減期が20分以上の熱
分解特性をもつ過酸化物とを含有する混合物を170℃
以下の温度において溶融混練することによって得られ、
そのことにより上記目的が達成される。
分解特性をもつ過酸化物とを含有する混合物を170℃
以下の温度において溶融混練することによって得られ、
そのことにより上記目的が達成される。
本発明のポリエチレン架橋変性用樹脂組成物は。
ポリエチレンと、140℃での半減期が20分以上の熱
分解特性をもつ過酸化物と、ラジカル捕捉剤とを含有す
る混合物を、170℃以下の温度にて溶融混練すること
によって得られ、そのことにより上記目的が達成される
。
分解特性をもつ過酸化物と、ラジカル捕捉剤とを含有す
る混合物を、170℃以下の温度にて溶融混練すること
によって得られ、そのことにより上記目的が達成される
。
本発明の樹脂組成物に用いられるポリエチレンとしては
、低密度、中密度、および高密度ポリエチレンがある。
、低密度、中密度、および高密度ポリエチレンがある。
さらに、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのポリエチ
レンの共重合体、および塩素化ポリエチレンが使用され
得る。溶融時の混練が容易であるように、溶融粘度の小
さなポリエチレン、好ましくはメルトインデックス(旧
値)が10以上のポリエチレンが好適である。
レンの共重合体、および塩素化ポリエチレンが使用され
得る。溶融時の混練が容易であるように、溶融粘度の小
さなポリエチレン、好ましくはメルトインデックス(旧
値)が10以上のポリエチレンが好適である。
本発明の樹脂組成物に用いられる過酸化物としては、1
40“Cでの半減期が20分以上の高温分解性過酸化物
が用いられる。例えば、ジアルキル系過酸化物であるバ
ークミルD、バーブチルP、バーブチルD、バーヘキシ
ン25B(以上1日本油脂■製)などが用いられ得る。
40“Cでの半減期が20分以上の高温分解性過酸化物
が用いられる。例えば、ジアルキル系過酸化物であるバ
ークミルD、バーブチルP、バーブチルD、バーヘキシ
ン25B(以上1日本油脂■製)などが用いられ得る。
これらの過酸化物の配合量は、樹脂100重量部に対し
て0.5〜10重量部である。
て0.5〜10重量部である。
ラジカル捕捉剤としては、既知のラジカル捕捉剤が使用
可能である。特に、ハイドロキノンモノメチルエーテル
、ハイドロキノン、p−t−ブチルカテコール、クロラ
ニル、ラウリルメルカプタンなどが好適である。添加量
は、樹脂組成物製造時の温度1混練装置内の樹脂滞留時
間および過酸化物の半減期より該製造時の過酸化物開裂
量を計算し。
可能である。特に、ハイドロキノンモノメチルエーテル
、ハイドロキノン、p−t−ブチルカテコール、クロラ
ニル、ラウリルメルカプタンなどが好適である。添加量
は、樹脂組成物製造時の温度1混練装置内の樹脂滞留時
間および過酸化物の半減期より該製造時の過酸化物開裂
量を計算し。
生成するラジカルを捕捉するのに必要な量を上まわる量
のラジカル捕捉剤が配合される。通常、樹脂100重量
部に対して0.1〜1重量部が使用される。
のラジカル捕捉剤が配合される。通常、樹脂100重量
部に対して0.1〜1重量部が使用される。
本発明の組成物には、得られる架橋ポリエチレンに接着
性を付与する目的で、無水マレイン酸を0.5〜5重量
部加えることも可能である。
性を付与する目的で、無水マレイン酸を0.5〜5重量
部加えることも可能である。
本発明のポリエチレン架橋変性用樹脂組成物を得るには
、上記ポリエチレン、上記過酸化物、および必要に応じ
て上記ラジカル捕捉剤や無水マレイン酸を、ポリエチレ
ンの融点〜170℃に加熱し混練することにより得られ
る。加熱・混純のためには1通常の押出機または混練機
が用いられ得る。
、上記ポリエチレン、上記過酸化物、および必要に応じ
て上記ラジカル捕捉剤や無水マレイン酸を、ポリエチレ
ンの融点〜170℃に加熱し混練することにより得られ
る。加熱・混純のためには1通常の押出機または混練機
が用いられ得る。
混練時間を短縮するために、スクリュー同士が互いに密
に噛み合わされた二軸押出機を用いるのが好適である。
に噛み合わされた二軸押出機を用いるのが好適である。
例えば、ポリエチレンを押出機に仕込み、押出機内をポ
リエチレンの融点以上で、かつ170℃以下の温71に
設定する。例えば、低密度ポリエチレンの場合は120
〜140℃1高密度ポリエチレンの場合は135〜15
5℃に設定するのが好ましい。次に、上記過酸化物およ
び、必要に応じて上記ラジカル捕捉剤や無水マレイン酸
が添加される。
リエチレンの融点以上で、かつ170℃以下の温71に
設定する。例えば、低密度ポリエチレンの場合は120
〜140℃1高密度ポリエチレンの場合は135〜15
5℃に設定するのが好ましい。次に、上記過酸化物およ
び、必要に応じて上記ラジカル捕捉剤や無水マレイン酸
が添加される。
この混合物を押し出し、ペレット化する。
上記のようにして調製した樹脂組成物は、高濃度に過酸
化物を含有し、かつ、はとんど架橋構造を持たないので
未処理のポリエチレン中によく溶融分散する。未処理の
ポリエチレン100重量部に対し2本発明の樹脂組成物
を1〜lO重量部に加え。
化物を含有し、かつ、はとんど架橋構造を持たないので
未処理のポリエチレン中によく溶融分散する。未処理の
ポリエチレン100重量部に対し2本発明の樹脂組成物
を1〜lO重量部に加え。
高温(180℃〜200’C)で溶融混練すると、架橋
反応が進行し、容易に架橋ポリエチレンが得られる。ラ
ジカル捕捉剤を添加して上記樹脂組成物を調製した場合
には、該ラジカル捕捉剤が、ポリエチレン架橋変性用樹
脂組成物を調製する際に、生成するラジカルを捕捉する
ため、実質的に架橋構造を全く持たない組成物が得られ
る。この組成物を未処理のポリエチレンと溶融混練する
と、残存する少量のラジカル捕捉剤が、未処理ポリエチ
レン中に上記樹脂組成物が均一に溶融分数するまで架橋
反応を抑制し、ラジカル捕捉剤が消費された時点で架橋
反応が始まる。その結果、全体に均一に架橋構造を有す
るポリエチレンが得られる。このような架橋ポリエチレ
ンは、シート容器2各種部品など種々の成形体として利
用される。
反応が進行し、容易に架橋ポリエチレンが得られる。ラ
ジカル捕捉剤を添加して上記樹脂組成物を調製した場合
には、該ラジカル捕捉剤が、ポリエチレン架橋変性用樹
脂組成物を調製する際に、生成するラジカルを捕捉する
ため、実質的に架橋構造を全く持たない組成物が得られ
る。この組成物を未処理のポリエチレンと溶融混練する
と、残存する少量のラジカル捕捉剤が、未処理ポリエチ
レン中に上記樹脂組成物が均一に溶融分数するまで架橋
反応を抑制し、ラジカル捕捉剤が消費された時点で架橋
反応が始まる。その結果、全体に均一に架橋構造を有す
るポリエチレンが得られる。このような架橋ポリエチレ
ンは、シート容器2各種部品など種々の成形体として利
用される。
(実施例)
以下に本発明の実施例につき説明する。
裏庭M上
市販の高密度ポリエチレンベレット(Ml旧値0iJI
S K6760で測定)を二軸押出機(口径44cm)
を用いて、180℃にてストランド状に押し出しながら
徐々に温度を下げ、ホッパ一部、シリンダ一部およびダ
イ部がすべて140〜150 ”Cの温度に制御された
のをsl t’ytした。次にポリエチレン押出110
0重量部に対してバーブチルP(日本油脂製品; 14
0℃での半減期24分)5重量部と、4−メトキシフェ
ノール 1重量部とを真空ベント部より容量スクリュー
を用いて添加した。スI・ランド状に溶融樹脂を押し出
しく第1押出)、粘度が変わらないことを確認した後7
該ストランドを、冷却してベレットとした。得られたベ
レット1重量部に対して未処理の高密度ポリエチレンベ
レン) (Ml旧値0)を20重量部混合し、 200
’Cにてフィルム状に押出成形したく第2押出)。
S K6760で測定)を二軸押出機(口径44cm)
を用いて、180℃にてストランド状に押し出しながら
徐々に温度を下げ、ホッパ一部、シリンダ一部およびダ
イ部がすべて140〜150 ”Cの温度に制御された
のをsl t’ytした。次にポリエチレン押出110
0重量部に対してバーブチルP(日本油脂製品; 14
0℃での半減期24分)5重量部と、4−メトキシフェ
ノール 1重量部とを真空ベント部より容量スクリュー
を用いて添加した。スI・ランド状に溶融樹脂を押し出
しく第1押出)、粘度が変わらないことを確認した後7
該ストランドを、冷却してベレットとした。得られたベ
レット1重量部に対して未処理の高密度ポリエチレンベ
レン) (Ml旧値0)を20重量部混合し、 200
’Cにてフィルム状に押出成形したく第2押出)。
上記第1押出および第2押出時の押出状況を観察し、メ
ルトフラクチャー(縞模様)、フィッシュアイ(樹脂の
かたまり)の有無を観察した。さらに得られたフィルム
の1値をJIS K6760により測定した。これらの
結果を下表に示す。後述の実施例2〜3.および比較例
1〜3の結果をあわせて下表に示す。
ルトフラクチャー(縞模様)、フィッシュアイ(樹脂の
かたまり)の有無を観察した。さらに得られたフィルム
の1値をJIS K6760により測定した。これらの
結果を下表に示す。後述の実施例2〜3.および比較例
1〜3の結果をあわせて下表に示す。
実詣炎又
市販の低密度ポリエチレンベレシト(1値30)を二軸
押出機(口径440)を用いて、 160 ’Cにてス
トランド状に押し出しながら徐々に温度を下げ。
押出機(口径440)を用いて、 160 ’Cにてス
トランド状に押し出しながら徐々に温度を下げ。
ホッパ一部を100℃に、そしてシリンダ一部およびグ
イ部を125〜130℃に制御した。次に、上記ポリエ
チレン100重量部に対してバーブチル25重量部およ
び4−メトキシフェノール1重量部を加え、スーパーミ
キサにて2分間混合した後、これを上記二軸押出機のホ
ンバ一部より導入した。溶融樹脂をストランド状に押し
出しく第1押出)。
イ部を125〜130℃に制御した。次に、上記ポリエ
チレン100重量部に対してバーブチル25重量部およ
び4−メトキシフェノール1重量部を加え、スーパーミ
キサにて2分間混合した後、これを上記二軸押出機のホ
ンバ一部より導入した。溶融樹脂をストランド状に押し
出しく第1押出)。
粘度が変わらないことを確認した後、該ストランドを冷
却してベレットとした。得られたベレット1重量部に対
して未処理の低密度ポリエチレンベレット(1値30)
20重量部を混合し、180℃にてフィルム状に押出
成形したく第2押出)。実施例1と同様に押出状況およ
び得られたフィルムの評価を行なった。
却してベレットとした。得られたベレット1重量部に対
して未処理の低密度ポリエチレンベレット(1値30)
20重量部を混合し、180℃にてフィルム状に押出
成形したく第2押出)。実施例1と同様に押出状況およ
び得られたフィルムの評価を行なった。
実籐拠主
4−メトキシフェノール(ラジカル捕捉剤)を使用しな
かったこと以外は実施例2と同様である。
かったこと以外は実施例2と同様である。
得られた樹脂組成物の評価結果を下表に示す。
止較炎上
樹脂組成物調製時の押出温度を180℃としたこと以外
は実施例1と同様である。
は実施例1と同様である。
上較開叢
過酸化物にバーブチルA (140℃での半減期が約8
分)を用いたこと以外は実施例1と同様である。
分)を用いたこと以外は実施例1と同様である。
(以下余白)
本発明の樹脂組成物を用いると、過酸化物の添加前後で
押し出される溶融樹脂の粘度に変化はほとんどな(、樹
脂組成物内で架橋反応がほとんど進行していないことが
わかる。得られた架橋ポリエチレンフィルムの状態は、
メルトクラクチャ−や、フィッシュアイが全く認められ
ないか、あるいはわずかであり、樹脂全体に均一に架橋
構造を有するポリエチレンフィルムが得られたことが明
らかである。
押し出される溶融樹脂の粘度に変化はほとんどな(、樹
脂組成物内で架橋反応がほとんど進行していないことが
わかる。得られた架橋ポリエチレンフィルムの状態は、
メルトクラクチャ−や、フィッシュアイが全く認められ
ないか、あるいはわずかであり、樹脂全体に均一に架橋
構造を有するポリエチレンフィルムが得られたことが明
らかである。
これに対して、樹脂組成物を得るための溶融温度が高い
場合(比較例1)および過酸化物の半減期が短い場合(
比較例2)においては、樹脂組成物調製時に架橋反応が
かなり進行するため、ベレットが得られにくい。さらに
、この樹脂組成物は未処理ポリエチレンと相溶性が悪い
ため得られるフィルムの表面状態が悪い。
場合(比較例1)および過酸化物の半減期が短い場合(
比較例2)においては、樹脂組成物調製時に架橋反応が
かなり進行するため、ベレットが得られにくい。さらに
、この樹脂組成物は未処理ポリエチレンと相溶性が悪い
ため得られるフィルムの表面状態が悪い。
(発明の効果)
本発明のポリエチレン架橋変性用樹脂組成物は高濃度に
過酸化物を含有し、かつ、はとんど架橋構造を持たない
。この組成物をマスターバンチとして、ポリエチレンに
添加し押出成形すると、容易に架橋ポリエチレンを得る
ことができる。得られた架橋ポリエチレンは架橋度が高
(、均一な架橋構造を有する。このような架橋ポリエチ
レンはシート、容器、各種部品など種々の成形体として
利用される。
過酸化物を含有し、かつ、はとんど架橋構造を持たない
。この組成物をマスターバンチとして、ポリエチレンに
添加し押出成形すると、容易に架橋ポリエチレンを得る
ことができる。得られた架橋ポリエチレンは架橋度が高
(、均一な架橋構造を有する。このような架橋ポリエチ
レンはシート、容器、各種部品など種々の成形体として
利用される。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ポリエチレンと、140℃での半減期が20分以上
の熱分解特性をもつ過酸化物とを含有する混合物を、1
70℃以下の温度において溶融混練することによって得
られる、 ポリエチレン架橋変性用樹脂組成物。 2、ポリエチレンと、140℃での半減期が20分以上
の熱分解特性をもつ過酸化物と、ラジカル捕捉剤とを含
有する混合物を、170℃以下の温度にて溶融混練する
ことによって得られる、 ポリエチレン架橋変性用樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1147954A JPH0721093B2 (ja) | 1989-06-09 | 1989-06-09 | ポリエチレン架橋変性用樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1147954A JPH0721093B2 (ja) | 1989-06-09 | 1989-06-09 | ポリエチレン架橋変性用樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0312438A true JPH0312438A (ja) | 1991-01-21 |
JPH0721093B2 JPH0721093B2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=15441840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1147954A Expired - Fee Related JPH0721093B2 (ja) | 1989-06-09 | 1989-06-09 | ポリエチレン架橋変性用樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721093B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006219505A (ja) * | 2005-01-13 | 2006-08-24 | Daiso Co Ltd | 塩素化ポリエチレン加硫用組成物 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0241341A (ja) * | 1988-08-02 | 1990-02-09 | Nippon Oil Co Ltd | マスターバッチ組成物およびその製造方法 |
-
1989
- 1989-06-09 JP JP1147954A patent/JPH0721093B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0241341A (ja) * | 1988-08-02 | 1990-02-09 | Nippon Oil Co Ltd | マスターバッチ組成物およびその製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006219505A (ja) * | 2005-01-13 | 2006-08-24 | Daiso Co Ltd | 塩素化ポリエチレン加硫用組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0721093B2 (ja) | 1995-03-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH04220435A (ja) | 低密度ポリエチレンの押出方法 | |
PT92058A (pt) | Processo para a preparacao de uma composicao de copolimeros de silano reticulavel com agua, contendo cargas e de artigos a base dessa composicao | |
CN108314820A (zh) | 拉伸膜及其制备方法 | |
JPH0655826B2 (ja) | 合成樹脂用模様着色材料およびその製造法並びにそれを用いた合成樹脂成形体 | |
JP2008280517A (ja) | 非ハロゲン難燃性熱可塑性組成物の製造方法 | |
CN107540920A (zh) | 茂金属聚乙烯组合物及其制备方法 | |
JPS61293243A (ja) | 表面被覆アルミナ水和物と有機チタン酸エステルを含む耐燃性高強度ポリオレフイン及びその製法 | |
JPS58154744A (ja) | 押出し成形用の架橋性組成物 | |
CN111073123B (zh) | 一种聚乙烯母料及制备方法、聚乙烯组合物 | |
JPH0312438A (ja) | ポリエチレン架橋変性用樹脂組成物 | |
CN110527178B (zh) | 一种紫外光交联黑色低烟无卤电缆护套材料及其制备方法 | |
US3450667A (en) | Polymer compositions containing sulfur and process for preparing same | |
WO2018088741A1 (ko) | 가교 폴리에틸렌 조성물 | |
DE102006045812A1 (de) | Hochgeladenes Peroxidmasterbatch für gezielten Abbau oder Vernetzungsreaktionen in Kunststoffen | |
EP0339760A1 (en) | Flame retardant polymer compositions | |
CN115772372A (zh) | 一种铝塑复合管用热熔胶组合物及其制备方法 | |
CN111138738A (zh) | 一种耐温180℃辐照交联低烟无卤电缆料及制备方法 | |
JPS6058256B2 (ja) | 難燃性合成樹脂組成物 | |
KR102164286B1 (ko) | 폴리올레핀 조성물 | |
JPH05170938A (ja) | 架橋ポリエチレン樹脂フィルム | |
KR0177578B1 (ko) | 전선용 실란 가교 폴리올레핀 조성물 압축성형품의 제조방법 | |
JP2004035625A (ja) | 4−メチル−1−ペンテン系重合体の樹脂組成物 | |
JPH0321612A (ja) | 成形可能な樹脂混練物 | |
JPS5825322B2 (ja) | ゲルの少ない変性ポリオレフインの製造方法 | |
KR100578391B1 (ko) | 고내열성 가교 폴리올레핀 수지 조성물 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |