JPH0312316Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0312316Y2
JPH0312316Y2 JP7632685U JP7632685U JPH0312316Y2 JP H0312316 Y2 JPH0312316 Y2 JP H0312316Y2 JP 7632685 U JP7632685 U JP 7632685U JP 7632685 U JP7632685 U JP 7632685U JP H0312316 Y2 JPH0312316 Y2 JP H0312316Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bathtub
seat
seat plate
hot water
bath
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7632685U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61192791U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7632685U priority Critical patent/JPH0312316Y2/ja
Publication of JPS61192791U publication Critical patent/JPS61192791U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0312316Y2 publication Critical patent/JPH0312316Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、一般家庭の日本式浴槽に適用して好
便なシート付浴槽に関するものであり、特に入浴
時にシートを浴槽内の端部から腰掛ける位置に簡
単に移動でき、心臓の弱い人や老人等が心臓を圧
迫することなく安心して入浴できるようにしたシ
ート付浴槽に関するものである。更に詳しく言え
ば、本考案に従えば、入浴者は通常より高くされ
たシートに腰掛ることができ、医学的に問題とさ
れている心臓の負担を軽くして入浴が可能とされ
る。
従来の技術 通常一般家庭において使用される日本式の浴槽
は深く、心臓に大きな負担を掛ける。ところが、
例えば老人や心臓の弱い人或は血圧の高い人等が
入浴する場合には、出来るだけ心臓に負担をかけ
ないように入浴することが重要である。
従来、このために、例えば、老人や心臓の弱い
人或は血圧の高い人等が入浴する際には、湯量を
少なくし、浴槽内に沈んだ時にお湯が胸部にかか
らないように調整する必要があつた。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、浴槽内の湯量を少なくするべく
満水の湯を大量に排出することは不経済であるば
かりでなく、このように浴槽内の湯量が少ない
と、手足を十分に延ばしてのんびりと寛いで入浴
した気分にはなれず、入浴しても不満足感が残つ
てしまう。
更に、浴槽内の湯量が少ないと、特に冬場には
すぐにぬるくなつてしまい、追い焚きをするか熱
湯を足すかしなければならない。勿論、身体を洗
う時にも浴槽内のお湯をある程度使用するから、
お湯を増量する必要があり、この場合にも追い焚
き等を必要とする。
このような湯量調節作業及び追い焚作業は特に
病弱な人とか老人には煩わしく面倒なことであ
り、できるだけ斯る作業はないことが好ましい。
考案の目的 それ故、本考案の目的は、不使用時には浴槽内
の邪魔にならない端部に位置し、使用時にはこの
端部から腰掛けるのに好都合な所定の位置に簡単
に移動することができ、入浴時に腰掛けることを
可能にし、豊富な湯量にも拘らず心臓を圧迫しな
いで入浴できる安価なシート付浴槽を提供するこ
とである。
問題点を解決するための手段 上記目的は本考案によつて達成される。本考案
は要約すれば、浴槽の対向する側壁に、所定高さ
位置にて大略水平方向に延在する水平溝と、前記
浴槽の一端部の近傍において該水平溝に連結し前
記浴槽の底部へ向うように延在した垂直溝とから
成る案内溝を形成し、前記溝には、大略前記浴槽
の対向する側壁間の長さを有し且つ所定の幅を有
した座板を摺動自在に装着したことを特徴とする
シート付浴槽浴槽である。
本考案の好ましい実施態様によると、座板の両
端には所定の間隔をおいて少なくとも2個の突出
部を形成し、該突出出部が浴槽側壁の溝に嵌合す
るように構成される。
以下、添付図面を参照して本考案の一実施例に
ついて詳細に説明する。
第1図及び第2図は、一般家庭の浴槽に適用し
た本考案によるシート付浴槽の一実施例を示す。
本実施例において、浴槽10は両側壁12,1
4、前壁16、後壁18及び底壁20を具備した
箱形状とされる。本実施例ではより長辺とされる
一対の前、後壁16,18に大略水平方向の溝1
6a,18aと、浴槽の一端部本実施例では側壁
12の近傍において該水平溝16a,18aに連
結し前記浴槽の底壁20へと延在した垂直溝16
b,18bとから成る案内溝が形成される。
前記案内溝には、大略前記浴槽の対向する前壁
16と後壁18間の長さを有し且つ所定の幅を有
した座板22が摺動自在に装着される。
前記水平溝16a,18aの高さは平均的な身
長の成人がこれら溝を結ぶ水平面に腰を掛け、後
方へよりかかつた時に浴槽10の頂面から胸が外
方へ露出する程度の高さにすることが好ましい
(第6図を参照せよ)。
垂直溝16b,18bは本実施例では浴槽の側
壁12に近接して設けられているが、勿論、水平
溝16a,18aの他端、即ち、側壁14に隣接
しても垂直溝16b,18bを形成することがで
きる。
前記座板22について更に詳しく説明する。第
3図に明瞭に示すように、座板22は前、後壁1
6,18間の長さに等しいかやや短い長さLを有
し、又成人が十分に腰掛けることができる所定の
幅Wを有する矩形状の板24を有する。該板24
の両端部には所定の間隔をおいて2個の突出部2
6が形成される。これら突出部26の突出長さは
水平溝16a,18a及び16b,18bの深さ
に大略等しくし、形状は円柱形、角柱形等の任意
のものでよく、これら案内溝にゆるく嵌合する寸
法とされる。
前記突出部15は、板24の固設することもで
きるが、板24に対して摺動自在に取付け、スプ
リングによつて常時は外方、即ち案内溝の方へと
押圧する構成とすることもできる。
又、水平溝16a,18aには任意の位置に凹
所16c,18cを形成し、突出部26が係合し
得るように構成することもできる。斯る構成によ
り座板22は入浴者が希望する適所にてロツク可
能となり、使用者にとつてより安全なものとなる
であろう。
考案の効果 本考案に係るシート付浴槽は、上述のように構
成したので、座板22は浴槽内で一対の水平溝1
6a,18a及び16b,18bに沿つて自由に
移動可能とされ、入浴者は、第4図に示される通
常の入浴態様でも、又第5図及び第6図に示す特
殊な入浴態様にても入浴することができる。
更に詳しく言えば、心臓の弱い人や血圧の高い
人等のように、お湯によつて心臓を圧迫してはい
けない人が入浴するときには、特に第5図に図示
されるように、座板22を浴槽端部から移動させ
て水平方向の所定位置に配置し、座板22に腰掛
けて後方によりかかり、首の後側近傍を浴槽10
の側壁12の頂部にのせるような姿勢を取るのが
好適である。又この時、座板22は自分に最適な
姿勢となるような位置にて所望の位置において凹
所18cを利用し固定することができる。
この状態においては、浴槽内に一杯のお湯が入
つていても板22に腰掛けた人の胸はお湯の上部
に露出し、従つてお湯によつて心臓が圧迫される
ことはない。
又、湯量が十分であり、しかも腰掛けてよりか
かつた姿勢を取るものであるから、のんびりと寛
いで入浴した気分になり、湯上り後がはなはだ爽
快となり、精神面からも非常にすぐれた効果を与
える。
更に、湯量が豊富であるから、冬場のような周
囲温度が低い場合にもすぐにはお湯がさめるよう
なことはなく、又身体の洗いにお湯を使用しても
それ程お湯が減らないから、追い焚き等の作業は
殆んど必要がなくなる。
特に、座板22の位置を水平方向に若干調節す
ることにより胸の高さを上下でき、且つ最も安楽
な姿勢を取ることができるから、湯量の増減に合
わせて心臓を圧迫することなく入浴することがで
きる。又、心臓の弱くない人でもこのヘルスシー
トを使用することにより首までお湯につかつての
んびりと寛いだ気分で入浴することができる等、
その作用効果は顕著なものがある。
尚、上記実施例は本考案の単なる例示にすぎ
ず、必要に応じて種々の変形及び変更がなし得る
ことはいうまでもない。例えば、入浴の姿勢は単
に座板に腰掛け、背中を側壁に支えるようにして
もよく(第6図)、又座板22の形状や突出部1
5の形状、個数、水平溝16a,18a及び16
b,18bの形状等も図示の例に限定されるもの
ではない。
又、上述のように、水平溝16a,18a及び
16b,18bは一端部近傍において大略直角に
下方へ曲がつているが、板24端部に設けられた
突出部26が所定の間隔をおいて取付けられてい
るので、座板22は水平溝16a,18a及び1
6b,18bの角部を容易に曲がることができ、
このため座板22を使用する必要がない場合に
は、座板22は水平溝16a,18a及び16
b,18bに沿つて移動し、更に側壁と平行とな
る垂直溝16b,18bに沿つて該座板22を移
動させ、浴槽内の殆んど邪魔にならない位置に座
板22を収容しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るシート付浴槽の一実施
例を示す概略縦断面図である。第2図は、第1図
のシート付浴槽の平面図である。第3図は、第1
図のシート付浴槽に使用される座板の概略斜視図
である。第4図から第6図は、本考案に係るシー
ト付浴槽の使用態様を示す説明図である。 10……浴槽、12,14……側壁、16,1
8……前、後壁、16a,18a……水平溝、1
6b,18b……垂直溝、16c,18c……凹
所、22……座板、24……突出部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 浴槽の対向する壁部に、所定高さ位置にて大
    略水平方向に延在する水平溝と、前記浴槽の一
    端部の近傍において該水平溝に連結し前記浴槽
    の底部へ向うように延在した垂直溝とから成る
    案内溝を形成し、前記溝には、大略前記浴槽の
    対向する壁間の長さを有し且つ所定の幅を有し
    た座板を摺動自在に装着したことを特徴とする
    シート付浴槽。 2 座板の両端には所定の間隔をおいて少なくと
    も2個の突出部を形成し、該突出部を浴槽壁部
    の溝に嵌合させて成る実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のシート付浴槽。
JP7632685U 1985-05-24 1985-05-24 Expired JPH0312316Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7632685U JPH0312316Y2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7632685U JPH0312316Y2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61192791U JPS61192791U (ja) 1986-12-01
JPH0312316Y2 true JPH0312316Y2 (ja) 1991-03-22

Family

ID=30618362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7632685U Expired JPH0312316Y2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0312316Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH061027Y2 (ja) * 1986-09-30 1994-01-12 ヤマハ株式会社 浴 槽
JP2006263231A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Sekisui Home Techno Kk 浴槽
JP2011041784A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Minoru Sato 家庭用浴槽

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61192791U (ja) 1986-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0312316Y2 (ja)
JPH0219101Y2 (ja)
JP2557607Y2 (ja) 浴 槽
JPS60185555A (ja) 手足温浴装置
JP2000060754A (ja) 浴 槽
JP2958874B2 (ja) 高齢者用浴槽タライ
JPH0219099Y2 (ja)
JPS6311949Y2 (ja)
JPH0678859A (ja) シャワー室
JP4098565B2 (ja) 風呂ふた
JP2573839Y2 (ja) 浴槽用腰掛
JPH0219100Y2 (ja)
JPH0242229Y2 (ja)
JP2809550B2 (ja) 浴室ユニット
JP2881076B2 (ja) ユニットルーム
JPS6322958Y2 (ja)
JPH0432103Y2 (ja)
KR200352660Y1 (ko) 빨래판 겸용 샤워 의자
JPH0316661Y2 (ja)
KR960002625Y1 (ko) 다기능 유아용 목욕조
JPS638312Y2 (ja)
JPH0219103Y2 (ja)
JPH0717188U (ja) 入浴用移乗台付き浴室
JP2515846Y2 (ja) シャワー使用の際腰掛として利用できる浴槽の蓋
KR200353196Y1 (ko) 반신욕용 욕조