JPH0242229Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0242229Y2 JPH0242229Y2 JP1985076327U JP7632785U JPH0242229Y2 JP H0242229 Y2 JPH0242229 Y2 JP H0242229Y2 JP 1985076327 U JP1985076327 U JP 1985076327U JP 7632785 U JP7632785 U JP 7632785U JP H0242229 Y2 JPH0242229 Y2 JP H0242229Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chair
- bathtub
- seat
- hot water
- stacked
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 22
- 210000002414 leg Anatomy 0.000 description 7
- 206010007559 Cardiac failure congestive Diseases 0.000 description 6
- 206010020772 Hypertension Diseases 0.000 description 3
- 210000001217 buttock Anatomy 0.000 description 3
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Landscapes
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、一般家庭の日本式浴槽内で使用する
のに適した浴槽用椅子に関するものであり、特に
入浴する際に浴槽内に入れて腰掛けることにより
上半身を浮上らせ、場合によつては胸をお湯の面
から露出させ、心臓の弱い人や老人等が心臓を圧
迫することなく安心して入浴することができるよ
うにした積重ね自在の浴槽用椅子に関するもので
ある。更に詳しく言えば、本考案に従えば、入浴
者は通常より心臓の位置を高くした状態にて入浴
することができ、医学的に問題とされている心臓
の負坦を軽くして入浴が可能とされる。
のに適した浴槽用椅子に関するものであり、特に
入浴する際に浴槽内に入れて腰掛けることにより
上半身を浮上らせ、場合によつては胸をお湯の面
から露出させ、心臓の弱い人や老人等が心臓を圧
迫することなく安心して入浴することができるよ
うにした積重ね自在の浴槽用椅子に関するもので
ある。更に詳しく言えば、本考案に従えば、入浴
者は通常より心臓の位置を高くした状態にて入浴
することができ、医学的に問題とされている心臓
の負坦を軽くして入浴が可能とされる。
従来の技術
通常一般家庭において使用される日本式の浴槽
は深く、心臓に大きな負担を掛ける。ところが、
例えば老人や心臓の弱い人或は血圧の高い人等が
入浴する場合には、出来るだけ心臓に負担をかけ
ないように入浴することが重要である。
は深く、心臓に大きな負担を掛ける。ところが、
例えば老人や心臓の弱い人或は血圧の高い人等が
入浴する場合には、出来るだけ心臓に負担をかけ
ないように入浴することが重要である。
従来、このために、例えば、老人や心臓の弱い
人或は血圧の高い人等が入浴する際には、湯量を
少なくし、浴槽内に沈んだ時にお湯が胸部にかか
らないように調整する必要があつた。
人或は血圧の高い人等が入浴する際には、湯量を
少なくし、浴槽内に沈んだ時にお湯が胸部にかか
らないように調整する必要があつた。
考案が解決しようとする問題点
しかしながら、浴槽内の湯量を少なくするべく
満水の湯を大量に排出することは不経済であるば
かりでなく、このように浴槽内の湯量が少ない
と、手足を十分に延ばしてのんびりと寛いで入浴
した気分にはなれず、入浴しても不満足感が残つ
てしまう。
満水の湯を大量に排出することは不経済であるば
かりでなく、このように浴槽内の湯量が少ない
と、手足を十分に延ばしてのんびりと寛いで入浴
した気分にはなれず、入浴しても不満足感が残つ
てしまう。
更に、浴槽内の湯量が少ないと、特に冬場には
すぐにぬるくなつてしまい、追い焚きをするか熱
湯を足すかしなければならない。勿論、身体を洗
う時にも浴槽内のお湯をある程度使用するから、
お湯を増量する必要があり、この場合にも追い焚
き等を必要とする。
すぐにぬるくなつてしまい、追い焚きをするか熱
湯を足すかしなければならない。勿論、身体を洗
う時にも浴槽内のお湯をある程度使用するから、
お湯を増量する必要があり、この場合にも追い焚
き等を必要とする。
このような湯量調節作業及び追い焚作業は特に
病弱な人とか老人には煩わしく面倒なことであ
り、できるだけ斯る作業はないことが好ましい。
病弱な人とか老人には煩わしく面倒なことであ
り、できるだけ斯る作業はないことが好ましい。
考案の目的
従つて、本考案の目的は、不使用時には浴槽の
近傍位置に積み重ねておき、入浴時には通常態様
で洗い場の腰掛として使用することもでき且つ所
望に応じて浴槽内に所望の個数だけ入れて積重
ね、腰掛けることにより豊富な湯量にも関わらず
心臓を圧迫しないで入浴できるようにした安価な
積重ね自在の浴槽用椅子を提供することである。
近傍位置に積み重ねておき、入浴時には通常態様
で洗い場の腰掛として使用することもでき且つ所
望に応じて浴槽内に所望の個数だけ入れて積重
ね、腰掛けることにより豊富な湯量にも関わらず
心臓を圧迫しないで入浴できるようにした安価な
積重ね自在の浴槽用椅子を提供することである。
問題点を解決するための手段
上記目的は本考案によつて達成される。本考案
は要約すれば、座部及び該座部に一体に取付けら
れた脚部を有し、前記座部の中央部には凹所が形
成され、且つ該凹所には空気抜穴が形成され、
又、該脚部には積み重ねたときに互いにずれない
ように係合する係合部が形成され、比重が1より
大とされたことを特徴とする浴槽内で使用し腰掛
けることのできる積重ね自在の浴槽用椅子であ
る。
は要約すれば、座部及び該座部に一体に取付けら
れた脚部を有し、前記座部の中央部には凹所が形
成され、且つ該凹所には空気抜穴が形成され、
又、該脚部には積み重ねたときに互いにずれない
ように係合する係合部が形成され、比重が1より
大とされたことを特徴とする浴槽内で使用し腰掛
けることのできる積重ね自在の浴槽用椅子であ
る。
以下、添付図面を参照して本考案の一実施例に
ついて詳細に説明する。
ついて詳細に説明する。
第1図〜第4図を参照すると、本考案による積
重ね自在の浴槽用椅子の一実施例が例示される。
本実施例によると、限定されるものではないが椅
子1は2段式とされ、上段椅子1Aと下段椅子1
Bとから成る。
重ね自在の浴槽用椅子の一実施例が例示される。
本実施例によると、限定されるものではないが椅
子1は2段式とされ、上段椅子1Aと下段椅子1
Bとから成る。
先ず、上段椅子1Aについて説明すると、上段
椅子1Aは、第1図及び第2図から分るように、
座部2及び該座部2に一体に取付られた脚部4を
具備する。座部2は、その中央部が凹所2aとさ
れる。このように座部2に凹所2aを設けること
により、入浴者によるでん部の接触に起因した皮
膚感染を予防し、又こう門、陰部の直接接触を避
けることができ衛生的である。座部2には、例え
ば図示されるように凹所2a部分に、椅子1Aを
浴槽内に沈め易くするための空気抜穴2bが穿設
される。
椅子1Aは、第1図及び第2図から分るように、
座部2及び該座部2に一体に取付られた脚部4を
具備する。座部2は、その中央部が凹所2aとさ
れる。このように座部2に凹所2aを設けること
により、入浴者によるでん部の接触に起因した皮
膚感染を予防し、又こう門、陰部の直接接触を避
けることができ衛生的である。座部2には、例え
ば図示されるように凹所2a部分に、椅子1Aを
浴槽内に沈め易くするための空気抜穴2bが穿設
される。
脚部4は、本実施例のように、座部2の全周囲
にわたつて設けることもできるが、複数箇所にの
み形成することもできる。
にわたつて設けることもできるが、複数箇所にの
み形成することもできる。
下段椅子1Bは、上記上段椅子1Aと同じ構成
とすることができ、ただ第1図及び第3図にて理
解されるように、下段椅子1Bの座部2には、上
段椅子1Aを積み重ねたときに上段椅子1Aの脚
部4に係合する係合部6が形成されている点にて
相違するのみである。しかしながら、上段椅子1
Aにも下段椅子1Bと同様に係合部6を形成し、
上段、下段の構成上の相違をなくすことも可能で
ある。
とすることができ、ただ第1図及び第3図にて理
解されるように、下段椅子1Bの座部2には、上
段椅子1Aを積み重ねたときに上段椅子1Aの脚
部4に係合する係合部6が形成されている点にて
相違するのみである。しかしながら、上段椅子1
Aにも下段椅子1Bと同様に係合部6を形成し、
上段、下段の構成上の相違をなくすことも可能で
ある。
上記のように、係合部6を形成することにより
椅子1A,1Bを積み重ねたときに上側の椅子1
1Aの脚部4の下端が下側の椅子1Bの座部4の
一部に嵌合し、前後及び左右方向にずれないよう
に構成される。
椅子1A,1Bを積み重ねたときに上側の椅子1
1Aの脚部4の下端が下側の椅子1Bの座部4の
一部に嵌合し、前後及び左右方向にずれないよう
に構成される。
又、本考案に係る椅子1,1A,1Bは、1よ
り大きな比重を有するように構成し、浮力を生じ
ないようにする。
り大きな比重を有するように構成し、浮力を生じ
ないようにする。
更に、椅子1A,1Bの高さは、種々の座高の
人に好都合に使用できるように比較的低くし、必
要個数積み重ねて使用するか、種々の高さのもの
を用意しておき、座高に応じて必要なものを単一
で或いは組み合せて使用するようにすると好適で
ある。
人に好都合に使用できるように比較的低くし、必
要個数積み重ねて使用するか、種々の高さのもの
を用意しておき、座高に応じて必要なものを単一
で或いは組み合せて使用するようにすると好適で
ある。
上記椅子1,1A,1Bは浴槽の側に積み重ね
ておくことができるから不使用時にも場所を取る
ことがなく、置き場所に困るようなことはない。
使用時には、第5図及び第6図に示すように、椅
子1を浴槽10内に入れ、必要個数の椅子(図示
の例では1個又は2個の椅子)を積み重ねて使用
する。
ておくことができるから不使用時にも場所を取る
ことがなく、置き場所に困るようなことはない。
使用時には、第5図及び第6図に示すように、椅
子1を浴槽10内に入れ、必要個数の椅子(図示
の例では1個又は2個の椅子)を積み重ねて使用
する。
考案の効果
上述のように、本考案においては、通常の入浴
者は第4図に図示されるような通常の入浴態様に
て入浴することができ、一方心臓の弱い人、老
人、又は血圧の高い人は浴槽の側に積み重ねられ
ている椅子1を浴槽内に入れ、所要の高さになる
ように積み重ねて腰掛け、入浴することができ
る。従つて、心臓の弱い人等は、浴槽内に十分な
量のお湯があつても、椅子に腰掛けて後方により
かかつた姿勢を取ることにより(第6図)、胸を
お湯の上部に位置せしめることができ、心臓を圧
迫することない。従つて心臓の弱い人や老人、あ
るいは血圧の高い人でも安心して豊富な湯量のお
湯に入ることができる。
者は第4図に図示されるような通常の入浴態様に
て入浴することができ、一方心臓の弱い人、老
人、又は血圧の高い人は浴槽の側に積み重ねられ
ている椅子1を浴槽内に入れ、所要の高さになる
ように積み重ねて腰掛け、入浴することができ
る。従つて、心臓の弱い人等は、浴槽内に十分な
量のお湯があつても、椅子に腰掛けて後方により
かかつた姿勢を取ることにより(第6図)、胸を
お湯の上部に位置せしめることができ、心臓を圧
迫することない。従つて心臓の弱い人や老人、あ
るいは血圧の高い人でも安心して豊富な湯量のお
湯に入ることができる。
又、湯量が豊富であり、しかも腰掛けて後方に
よりかかつて入浴することができるから、のんび
りと寛いだ気分になれ、湯上がり後に非常な爽快
感をおぼえ、精神面からもすこぶる優れた効果を
与える。
よりかかつて入浴することができるから、のんび
りと寛いだ気分になれ、湯上がり後に非常な爽快
感をおぼえ、精神面からもすこぶる優れた効果を
与える。
更に、湯量が豊富であるから周囲温度が低い例
えば冬場でも直ぐにはお湯がさめず、又身体の洗
いにお湯を使用してもそれ程お湯が減らないか
ら、追い焚き等の作業は殆んど必要がない。
えば冬場でも直ぐにはお湯がさめず、又身体の洗
いにお湯を使用してもそれ程お湯が減らないか
ら、追い焚き等の作業は殆んど必要がない。
又、椅子1の比重がお湯より重く且つ座部中央
部に設けた凹所には空気抜穴が形成されているか
ら、浴槽の底部に簡単に沈み、積み重ねも容易で
ある。勿論、ずれを防止する係合部6が形成され
ているから浴槽内で椅子がずれることが防止でき
る。
部に設けた凹所には空気抜穴が形成されているか
ら、浴槽の底部に簡単に沈み、積み重ねも容易で
ある。勿論、ずれを防止する係合部6が形成され
ているから浴槽内で椅子がずれることが防止でき
る。
又、心臓の弱くない人でもこの椅子を使用し寝
そべつて、つまり首までお湯につかつてのんびり
と寛いだ気分で入浴することができる等、その作
用効果は顕著なものがある。
そべつて、つまり首までお湯につかつてのんびり
と寛いだ気分で入浴することができる等、その作
用効果は顕著なものがある。
更に、座部中央部に設けた凹所は、入浴者によ
るでん部の接触を防止し、入浴者によるでん部の
接触に起因した皮膚感染を予防し、又肛門、陰部
の直接接触を避け、衛生の面から好ましい。
るでん部の接触を防止し、入浴者によるでん部の
接触に起因した皮膚感染を予防し、又肛門、陰部
の直接接触を避け、衛生の面から好ましい。
尚、上記実施例は本考案の単なる例示にすぎ
ず、必要に応じて種々の変形及び変更がなし得る
ことはいうまでもない。例えば、椅子1の形状、
構造、寸法あるいは係合部6の構造、形状、寸法
等は図示の例に限定されるものではない。
ず、必要に応じて種々の変形及び変更がなし得る
ことはいうまでもない。例えば、椅子1の形状、
構造、寸法あるいは係合部6の構造、形状、寸法
等は図示の例に限定されるものではない。
第1図は、本考案に係る浴槽用椅子の一実施例
を示す断面図である。第2図及び第3図は、第1
図の椅子を構成する上段及び下段椅子の平面図で
ある。第4図は、通常態様による入浴状態を示す
説明図である。第5図及び第6図は、本考案の椅
子の使用状態を示す説明図である。 1:椅子、1A:上段椅子、1B:下段椅子、
2:座部、2a:凹所、4:脚部、6:係合部、
10:浴槽。
を示す断面図である。第2図及び第3図は、第1
図の椅子を構成する上段及び下段椅子の平面図で
ある。第4図は、通常態様による入浴状態を示す
説明図である。第5図及び第6図は、本考案の椅
子の使用状態を示す説明図である。 1:椅子、1A:上段椅子、1B:下段椅子、
2:座部、2a:凹所、4:脚部、6:係合部、
10:浴槽。
Claims (1)
- 座部及び該座部に一体に取付られた脚部を有
し、前記座部の中央部には凹所が形成され、且つ
該凹所には空気抜穴が形成され、又、前記脚部に
は積み重ねたときに互いにずれないように係合す
る係合部が形成され、比重が1より大とされたこ
とを特徴とする浴槽内で使用し腰掛けることので
きる積重ね自在の浴槽用椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985076327U JPH0242229Y2 (ja) | 1985-05-24 | 1985-05-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985076327U JPH0242229Y2 (ja) | 1985-05-24 | 1985-05-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61192792U JPS61192792U (ja) | 1986-12-01 |
JPH0242229Y2 true JPH0242229Y2 (ja) | 1990-11-09 |
Family
ID=30618364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985076327U Expired JPH0242229Y2 (ja) | 1985-05-24 | 1985-05-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0242229Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54129441U (ja) * | 1978-02-28 | 1979-09-08 | ||
JPS59156595U (ja) * | 1983-04-06 | 1984-10-20 | 十条技研株式会社 | 風呂用腰掛 |
-
1985
- 1985-05-24 JP JP1985076327U patent/JPH0242229Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61192792U (ja) | 1986-12-01 |
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