JP2573839Y2 - 浴槽用腰掛 - Google Patents

浴槽用腰掛

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JP2573839Y2
JP2573839Y2 JP1993002739U JP273993U JP2573839Y2 JP 2573839 Y2 JP2573839 Y2 JP 2573839Y2 JP 1993002739 U JP1993002739 U JP 1993002739U JP 273993 U JP273993 U JP 273993U JP 2573839 Y2 JP2573839 Y2 JP 2573839Y2
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JP
Japan
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bathtub
hot water
bath
stool
seat
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Application number
JP1993002739U
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JPH0661192U (ja
Inventor
定男 牧野
Original Assignee
ローレル株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、入浴の際、浴槽の中で
使用する腰掛に関するものである。
【0002】
【従来の技術】入浴の際、浴槽の湯面が身体のどの部分
にあるのを望ましいとするかは、例えば首まで湯につか
りたいとか、肩までが良いとかいうように、各人の好み
により様々である。昨今は湯面を胸の下付近まで下げる
ことにより心臓が水圧により圧迫されるのを防ぐ健康入
浴法が考えられ、それを実践する人もある。また、浴槽
に投入されている湯の量が一定であっても、入浴する人
の体格(主として身長)が異なれば、湯面が身体のどの
部分に位置するかに差異が生じることになる。以上のよ
うなことから、従来は、浴槽に投入する湯の量を加減す
ることにより、入浴する人の好みや体格に応じた湯面の
位置になるよう調節していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、一般家
庭の風呂では、浴槽に投入した湯を何人かの家族で使用
するのが普通であるので、入浴する人が交替するたび
に、湯を捨てたり補給したりして湯面の高さを調節する
ことになり、湯の浪費になって不経済であり、かつ、そ
の調節作業が面倒であるという欠点があった。特に、身
長の低い子供や、前記のような健康入浴法を実践する人
が家族に含まれる場合は、その人が入浴する前後で湯の
量を大幅に加減しなければならないことになり、前記欠
点が顕著であった。また、湯量の調節なしに、湯面を身
体の所望の部分に位置させようとすると、無理な入浴姿
勢が強いられることになった。
【0004】本考案は前記欠点を鑑み、浴槽内の湯量を
加減する必要がなく、かつ、無理な入浴姿勢を強いるこ
ともなしに、入浴する人の好みや体格に応じて湯面を身
体の所望の部分に位置させることができる浴槽用腰掛を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本考案に係る浴槽用腰掛は、3組の向かい合う
面の相互間の距離が全て異なる略直方体に形成され、そ
の少なくとも一面の両端部に脚部が突設され、前記脚部
が突設されている面と反対側の面から前記脚部の先端ま
での距離を他の2組の向かい合う面の相互間の距離のい
ずれとも異ならせてなることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本考案に係る浴槽用腰掛では、脚部のある面を
下にしてその反対側の面に腰掛ける場合と、脚部のある
面を上にして脚部と脚部との間に腰掛ける場合と、脚部
のある面とその反対側の面とを除いた2組の向かい合う
面について、それぞれの向かい合う面のいずれか一方を
下にして他方に腰掛ける場合との、以上4つの場合にお
いてそれぞれ異なる4通りの高さが得られる。したがっ
て、この浴槽用腰掛を浴槽の湯の中に沈め、これに腰掛
けて入浴することにより、入浴する人の身体に対する湯
面の位置を4段階に調節できることになる。
【0007】
【実施例】本考案の一実施例に係る浴槽用腰掛を図面に
基づき説明する。図1は浴槽用腰掛の斜視図、図2およ
び図3は浴槽用腰掛の使用状態を説明する図である。こ
れらの図において、浴槽用腰掛1はステンレスの薄板を
曲げたり溶接したりすることにより、3組の向かい合う
面A1と面A2との距離a,面B1と面B2との距離b
および面C1と面C2との距離cが全て異なる略直方体
に形成され、かつ、面C1には長手方向の両端部に一対
の脚部2が突設され、脚部2の先端から面C2までの距
離dが他の2組の向かい合う面の相互間の距離aおよび
bのいずれとも異なるように構成されている。(当然距
離cとも異なる。)面A1には孔3が開設され、面A1
以外の面には孔3より直径の小さい孔4が開設されてい
る。なお、各々の距離は、例えばaを250mm,bを
200mm,cを120mm,dを160mmとする。
【0008】このような浴槽用腰掛1は浴槽10に投入
された湯11の中に沈めて使用される。図2は面A1を
下にして面A2に腰掛けている状態を示し、この場合の
浴槽用腰掛1の高さhは250mmとなるので、他の家
族が首までつかることができるだけの量の湯11を浴槽
10に投入して入浴した後に、浴槽用腰掛1に腰掛けて
入浴すれば、湯11の量を減らさなくても湯面12が胸
の下付近に位置することになり、例えば前記のような健
康入浴法を実践する人に適した湯面12の位置とするこ
とができる。
【0009】また、面B1を下にして面B2に腰掛けれ
ば浴槽用腰掛1の高さhは200mmに、面C1すなわ
ち脚部2を下にして面C2に腰掛ければ高さhは160
mmに、面C2を下にして面C1に腰掛ければ高さhは
120mmになり、このように120mmから250m
mまでの間で4段階の高さが得られるので、浴槽10内
の湯11の量や入浴する人の体格および各人の好みに応
じて浴槽用腰掛1の腰掛ける面を選択することにより、
健康入浴法を実践する人に限らず、どんな人も湯面12
を身体の所望の部分に位置させた状態で入浴することが
できる。浴槽用腰掛1の使用を前提として、浴槽10に
通常より若干多めの量の湯11を最初に投入しておくこ
とも考えられる。面C1に腰掛ける場合は、脚部2に平
行の向きに腰掛けてもよく、図3に示すように脚部2と
直角の向きに腰掛けてもよい。両方の脚部2の間の面C
1は、前記いずれかの向きに腰掛けられるだけの寸法を
有することが必要である。
【0010】なお、長期間使用していると、浴槽用腰掛
1の内部に湯垢などが付着する可能性があるが、そのよ
うな場合は孔3から手などを入れて掃除することができ
る。また、浴槽用腰掛1を湯11に沈める際には、孔3
および孔4から浴槽用腰掛1の内部の空気が排出される
ので、浴槽用腰掛1が浮いてしまうことがない。孔3が
あるため面A1には腰掛けることができないが、面A2
に腰掛けられるので問題がない。すなわち、本考案の浴
槽用腰掛1では、脚部2のある面C1とその反対側の面
C2とを除いた2組の向かい合う面については、それぞ
れの向かい合う面の少なくともいずれか一方に腰掛けら
れるようになっていれば、4通りの高さが得られること
になる。
【0011】本考案に係る浴槽用腰掛の形状,寸法およ
び材質等は、前記実施例に限定されるものではなく、例
えば浴槽用腰掛を檜など木の板により製作すると、木の
肌触りが生かされて好ましい。この場合、浴槽用腰掛は
湯に浮くが、その上から腰を下ろすことにより沈むの
で、実用上は支障がない。また、熱すると遠赤外線を発
生するセラミックにより製作して温浴効果向上の目的を
兼ねさせることも考えられる。もちろん一般的な合成樹
脂の成型により製作してもよい。なお、本考案に係る浴
槽用腰掛を、浴槽外で身体を洗う際の腰掛として兼用す
ることも考えられる。
【0012】
【考案の効果】以上述べたように、本考案に係る浴槽用
腰掛によれば、浴槽内の湯量を加減する必要がなく、か
つ、無理な入浴姿勢を強いることもなしに、入浴する人
の好みや体格に応じて湯面を身体の所望の部分に位置さ
せることができ、湯面調節のために湯が浪費されること
もない。また、腰掛を横にしたり裏返したりして、腰掛
ける面を選択するだけの容易な操作で使用でき、高さ調
節のための複雑な機構がない簡潔な構造であるので、低
コストで製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る浴槽用腰掛の斜視図で
ある。
【図2】浴槽用腰掛の使用状態を説明する図である。
【図3】浴槽用腰掛の使用状態を説明する図である。
【符号の説明】
1 浴槽用腰掛 2 脚部 A1,A2,B1,B2,C1,C2 面 a,b,c,d 距離 h 高さ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3組の向かい合う面の相互間の距離が全
    て異なる略直方体に形成され、その少なくとも一面の両
    端部に脚部が突設され、前記脚部が突設されている面と
    反対側の面から前記脚部の先端までの距離を他の2組の
    向かい合う面の相互間の距離のいずれとも異ならせてな
    ることを特徴とする浴槽用腰掛。
JP1993002739U 1993-02-04 1993-02-04 浴槽用腰掛 Expired - Lifetime JP2573839Y2 (ja)

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JPH0661192U JPH0661192U (ja) 1994-08-30
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JP3185497U (ja) * 2013-03-01 2013-08-22 憲司 武仲 浴槽用腰置き台

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