JP2001292922A - 背中湯ひたし椅子付き浴槽（健康浴槽） - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】浴槽の背もたれ１に背中を寄りけると、背中が
背もたれ１に密着して、背中をお湯で温められず、さら
に、下半身入浴するには、浴槽内に椅子がなく、膝を浴
槽の底に付けて、不自然な体勢で入浴しなければならず
苦労した。また、浴槽内の正面下部、すなわち両足の間
は、不要なスペースで、水のはいらない台形の箱を置い
て湯量を節約したい。さらに、浴槽内に、各自の体に合
った、着脱可能な椅子をつけたい。 【解決手段】浴槽の背もたれ１に、凹凸を付れば、お湯
が背中にまわり込むようになり、直接お湯で背中を温め
ることができる。湯量を減らすため、浴槽内の正面を水
不要の台形や楕円形の空箱を両足の邪魔にならない中央
に突き出し、この下部正側面に、追い焚き循環パイプ口
４を取付けることにより、浴槽の中央寄りから湯が出て
熱効率を良くして、突出した箱形は椅子５として使用で
き、水量の節約にもなる。さらに、浴槽底上面に、着脱
椅子取付突起８を複数付け、そこに、着脱椅子足溝９を
はめこみ、着脱椅子１０を使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】住宅には、浴室があり、そこには
浴槽が付いている。その浴槽の材質はステンレス製、Ｆ
ＲＰ製、人造代理石，等が主流である。工場でプレスし
たり、型に原料を流し込んで製造していので、浴槽の内
部側面に凹凸を付けるには、形状、大きさ、高さに制約
があり、型から外し易い形状でなければならない。浴槽
の背もたれ１に、この点を考慮して、棒状の溝、あるい
は突起、または、球状や楕円状の突起に加工し、掃除が
容易な窪み、または、出っ張りを付けた。浴槽内に水不
要の空箱をつけ、湯量の節約と熱効率を良くするため、
追い焚き循環口４を浴槽の中央よりに作った。

【０００２】

【従来の技術】家庭にある浴槽は、図６で示す通り背も
たれ１が平面であるため寄りかかると、背中と浴槽が密
着して、浴槽内のお湯が、背中にまわらず、湯で背中を
暖めることができなかった。また、浴槽内に椅子５又は
着脱椅子１０がなく、腰掛けることができず、体の悪い
人、特に心臓の悪い人などは、上半身を湯より出して入
浴するには、中膝で入浴しなければならず苦労した。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】お湯を入れた浴槽に入
り、背もたれ１に寄りかかると、背面のお湯が排除され
てしまい、背中をお湯で温めることができず不快に感じ
た。さらに、入浴中に背中を指圧できれば、体に良く健
康が増進する。また、省エネのため空箱状の椅子５によ
り、浴槽内の水量を減らし、浴槽の中央寄りに追い焚き
循環口４を付け、熱効率を良くしたい。

【０００４】

【課題を解決するための手段】浴槽の背もたれ１に、複
数の棒状の突起２を、縦又は横あるいは斜めや、格子状
に並べて、棒状背もたれ２を作り、入浴事に背もたれ１
に背中をつけても、隙間ができ、背中が直接お湯で温ま
るようにした。また、球状や楕円状の突部を付け、複数
の球状突起６を縦又は横又は斜めに作り、寄りかかると
指圧の役目もし，背中のこりをほぐすこともでき、健康
の増進にもなる。さらに、浴槽内部の前面を箱形にせり
出して、その下部前面に、釜より循環パイプ７で接続さ
れている追い焚き循環口４を取り付けると、追い焚き時
に、浴槽の中央寄りで熱の対流が起き、熱効率も上が
る。また、この台の上を椅子５として、腰掛けることが
でき、下半身入浴もできる。また、この椅子は浴槽自体
を変形して作る以外に、単に浴槽内に着脱自在に取付け
るようにしてもよい。浴槽底上面の突起が入浴した時、
お尻に当らない、浴槽の底面に着脱椅子取付突起８を付
け、着脱椅子の足の低面に、着脱椅子溝９を付け、はめ
こめば浴槽内の着脱椅子１０が固定しスベリ止めとな
る。この方法で焚口側にも、足を伸したとき、両足の間
に着脱椅子１０を追焚口の上に付ければ、腰掛の下よ
り、給湯ができ足が熱くならない。

【０００５】

【実施例】適温の湯の入った浴槽に入り、背もたれ１に
寄りかかると、浴槽の背面と背中の間に空間が出来、そ
こにお湯があり、背中がお湯で直接温まり、背もたれの
凹凸で指圧の効果もある。さらに、浴槽内の椅子５の両
側に、左右の足をそれぞれ伸ばし入浴できる。浴槽内正
面の椅子５は、湯量の節約となると共に台となる椅子５
に腰掛ければ、下半身入浴もできる。また、着脱椅子１
０を背もたれ側に取付ることも可能である。

【０００６】

【発明の効果】この浴槽は、背もたれ１に寄りかかって
も、背中にお湯がゆきわたり、お湯で背中も温まり 健
康上の理由で上半身の入浴を禁止されている人は、浴槽
内の椅子にすわれば、下半身のみ入浴でき、また、浴槽
内にある椅子５は、浴槽に入るお湯の量を節約し、追い
焚きの時に湯が吹き出しす、追い焚き循環口４が、浴槽
の中央寄りにあるので、熱効率も良い。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の平面図である。

【図２】この発明の側面断面図である。

【図３】この発明の上部からの棒状背もたれ斜面図であ
る。

【図４】この発明の上部からの椅子斜面図である。

【図５】この発明の上部からの球状背もたれ斜面図であ
る。

【図６】従来の浴槽斜面図である。

【図７】この発明の着脱椅子取付突起浴槽斜面図であ
る。

【図８】この発明の着脱椅子の下部斜面図である。

【符号の説明】

１ 背もたれ ２ 棒状背もたれ ３ 排水口 ４ 追い焚き循環口 ５ 椅子 ６ 球形背もたれ ７ 循環パイプ ８ 着脱椅子取付突起 ９ 着脱椅子足溝 １０ 着脱椅子 １１ 追い焚口

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】浴槽の背もたれ１に、長方形や円形、楕円
   形等の複数の突起を付けることにより、浴槽の背もたれ
   １に寄りかかっても、背中の隙間に湯がゆきわたり直接
   お湯が背中に触れるようにした浴槽。
2. 【請求項２】浴槽内の正面下部を箱の形に突き出し、さ
   らに、その正面下部に追い焚き循環口４を取り付けられ
   るようにし、この箱形の上面を台の形にした椅子５と
   し、腰掛けられる椅子付き浴槽。
3. 【請求項３】浴槽内の着脱椅子１０を着脱自在に取付ら
   れる浴槽