JPH031228Y2 - - Google Patents
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- JPH031228Y2 JPH031228Y2 JP18069481U JP18069481U JPH031228Y2 JP H031228 Y2 JPH031228 Y2 JP H031228Y2 JP 18069481 U JP18069481 U JP 18069481U JP 18069481 U JP18069481 U JP 18069481U JP H031228 Y2 JPH031228 Y2 JP H031228Y2
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は管状体形成用加硫金型に関するもので
ある。更に詳述すれば本考案は内層未加硫ゴムシ
ートと外層未加硫ゴムシートとの間にゴム補強用
織物層とから成る流体圧力装置ローリング部材用
フレキシブルスリーブを加硫接着できる管状体形
成用加硫金型に関するものである。
ある。更に詳述すれば本考案は内層未加硫ゴムシ
ートと外層未加硫ゴムシートとの間にゴム補強用
織物層とから成る流体圧力装置ローリング部材用
フレキシブルスリーブを加硫接着できる管状体形
成用加硫金型に関するものである。
[従来の技術]
シヨツクアブソーバはオートバイ、自動車等の
緩衝部材、振動防止部材、荷重支持部材等として
用いられているものである。
緩衝部材、振動防止部材、荷重支持部材等として
用いられているものである。
第1図はシヨツクアブソーバの説明図であつ
て、1は内筒、2はガイド棒、3は外筒、4はフ
レキシブルスリーブ、5はキヤツプである。
て、1は内筒、2はガイド棒、3は外筒、4はフ
レキシブルスリーブ、5はキヤツプである。
内筒1は上端が開放され、中心部にガイド棒2
が一体に設けられている。外筒3は内筒1を適当
な長さだけ嵌挿できるようになつている。フレキ
シブルスリーブ4はその一端側が外側に折り曲げ
られてその端部周辺が外筒3との間に嵌着され、
また、その他端周辺が内筒1の外周面部のキヤツ
プ5によつて嵌着された状態で連結されている。
が一体に設けられている。外筒3は内筒1を適当
な長さだけ嵌挿できるようになつている。フレキ
シブルスリーブ4はその一端側が外側に折り曲げ
られてその端部周辺が外筒3との間に嵌着され、
また、その他端周辺が内筒1の外周面部のキヤツ
プ5によつて嵌着された状態で連結されている。
シヨツクアブソーバはこれら外筒3、内筒1及
びフレキシブルスリーブ4により流体密封室が形
成され、長手方向に加えられた外部からの衝撃等
を吸収するようになつている。
びフレキシブルスリーブ4により流体密封室が形
成され、長手方向に加えられた外部からの衝撃等
を吸収するようになつている。
従つてフレキシブルスリーブ4には繰り返しの
屈曲、振動、車体荷重等がかかるようになつてい
ることから、フレキシブルスリーブ4は大きな荷
重下でも優れた耐屈曲性を発揮できることが強く
要求されている。しかもフレキシブルスリーブ4
は厚肉では耐屈曲性が妨げられるから薄肉である
ことが重要な要件である。
屈曲、振動、車体荷重等がかかるようになつてい
ることから、フレキシブルスリーブ4は大きな荷
重下でも優れた耐屈曲性を発揮できることが強く
要求されている。しかもフレキシブルスリーブ4
は厚肉では耐屈曲性が妨げられるから薄肉である
ことが重要な要件である。
さて、フレキシブルスリーブ4にはゴム層だけ
からなるものと、ゴムシートとゴム補強用織物と
の積層物とがある。
からなるものと、ゴムシートとゴム補強用織物と
の積層物とがある。
前者のゴム層だけから成るフレキシブルスリー
ブ4は大きな荷重下での耐屈曲性が乏しく、余り
使用されていない。これに対して後者のゴムシー
トとゴム補強用織物とから成るフレキシブルスリ
ーブ4は広く使用されている。
ブ4は大きな荷重下での耐屈曲性が乏しく、余り
使用されていない。これに対して後者のゴムシー
トとゴム補強用織物とから成るフレキシブルスリ
ーブ4は広く使用されている。
ここにおいてゴム補強用織物としてはゴム補強
用補強用コードをすだれ状に織り、その両面に未
加硫ゴムシートをトツピングした未加硫ゴムシー
トトツピングすだれ織りが使用されている。
用補強用コードをすだれ状に織り、その両面に未
加硫ゴムシートをトツピングした未加硫ゴムシー
トトツピングすだれ織りが使用されている。
一般に使用されているゴムシートと織物とから
成るフレキシブルスリーブ4は、内層未加硫ゴム
シートと外層未加硫ゴムシートとの間に二層の未
加硫ゴムシートトツピングすだれ織りが加硫接着
した構成となつているものである。この場合、二
層の未加硫ゴムシートトツピングすだれ織りは耐
屈曲性を良くするため巻き付け方向が互いに逆方
向になるように製造される。
成るフレキシブルスリーブ4は、内層未加硫ゴム
シートと外層未加硫ゴムシートとの間に二層の未
加硫ゴムシートトツピングすだれ織りが加硫接着
した構成となつているものである。この場合、二
層の未加硫ゴムシートトツピングすだれ織りは耐
屈曲性を良くするため巻き付け方向が互いに逆方
向になるように製造される。
これらの作業手順をみてみると次のようにな
る。
る。
1 材料の用意
次のような材料を用意する。
内層用未加硫ゴムシート
外層用未加硫ゴムシート
内層側未加硫ゴムシートトツピングすだれ織
り 外層側未加硫ゴムシートトツピングすだれ織
り 2 加硫型の用意 製造するフレキシブルスリーブ4の形状、寸法
に合わせてある第2図に示すような加硫型を用意
する。
り 外層側未加硫ゴムシートトツピングすだれ織
り 2 加硫型の用意 製造するフレキシブルスリーブ4の形状、寸法
に合わせてある第2図に示すような加硫型を用意
する。
芯金8(テーパー状型)
中型9,10(芯金8と外型7とが合わせら
れたとき、位置ずれ抑止用の鍔部を有する型) 外型7(リング状凹溝6を内周面に持ち、上
下に二分割できる筒状型) 3 未加硫フレキシブルスリーブ11の予備成形 未加硫フレキシブルスリーブ11の成型には、
加硫型の一部材である芯金に直接予備成形する方
法と、加硫型の一部材でない予備成形型に予備成
形する方式とがある。
れたとき、位置ずれ抑止用の鍔部を有する型) 外型7(リング状凹溝6を内周面に持ち、上
下に二分割できる筒状型) 3 未加硫フレキシブルスリーブ11の予備成形 未加硫フレキシブルスリーブ11の成型には、
加硫型の一部材である芯金に直接予備成形する方
法と、加硫型の一部材でない予備成形型に予備成
形する方式とがある。
ここでは加硫型の一部材である芯金に直接予備
成形する方法について説明する。
成形する方法について説明する。
まず、芯金8に内層用未加硫ゴムシートを巻き
付け、次いでその上層に内層側未加硫ゴムシート
トツピングすだれ織りを巻き付け、次いでその上
層に外層側未加硫ゴムシートトツピングすだれ織
りを内層側未加硫ゴムシートトツピングすだれ織
りの巻き付け方向とは逆方向に巻き付け、最後に
外層用未加硫ゴムシートを巻き付けることにより
未加硫フレキシブルスリーブ11を予備成形す
る。
付け、次いでその上層に内層側未加硫ゴムシート
トツピングすだれ織りを巻き付け、次いでその上
層に外層側未加硫ゴムシートトツピングすだれ織
りを内層側未加硫ゴムシートトツピングすだれ織
りの巻き付け方向とは逆方向に巻き付け、最後に
外層用未加硫ゴムシートを巻き付けることにより
未加硫フレキシブルスリーブ11を予備成形す
る。
4 芯金8上に嵌入した未加硫フレキシブルスリ
ーブ11の加硫成形 芯金8上に嵌入した未加硫フレキシブルスリー
ブ11を、第2図に示すように下側となる外型7
に所定位置に嵌入させ、それから芯金8の両端の
小径部に中型9,10を嵌入させる。最後に、上
側の外型7を上方からかぶせて外型7の凹部と中
型9,10の鍔とを噛み合わせて一体化する。
ーブ11の加硫成形 芯金8上に嵌入した未加硫フレキシブルスリー
ブ11を、第2図に示すように下側となる外型7
に所定位置に嵌入させ、それから芯金8の両端の
小径部に中型9,10を嵌入させる。最後に、上
側の外型7を上方からかぶせて外型7の凹部と中
型9,10の鍔とを噛み合わせて一体化する。
このようにセツトした加硫金型は図示しない
が、上下から高温の熱盤接触或いは高温加硫装置
内にて所定時間加圧加硫される。
が、上下から高温の熱盤接触或いは高温加硫装置
内にて所定時間加圧加硫される。
加圧加硫後、それぞれの加硫金型が外され、加
硫したフレキシブルスリーブが取り出される。
硫したフレキシブルスリーブが取り出される。
[考案が解決しようとする課題]
しかしながらこのような従来の方法では、内層
未加硫ゴムシートと外層未加硫ゴムシートとの間
にゴム補強用織物層から成る薄肉のフレキシブル
スリーブを加硫接着したときに各層間の入り乱れ
や、気泡の発生を完全に抑止することが困難であ
つた。
未加硫ゴムシートと外層未加硫ゴムシートとの間
にゴム補強用織物層から成る薄肉のフレキシブル
スリーブを加硫接着したときに各層間の入り乱れ
や、気泡の発生を完全に抑止することが困難であ
つた。
即ち、加硫金型と未加硫フレキシブルスリーブ
11とのギヤツプが大きい場合、ゴムシート層の
発泡やゴム補強用織物層との接着不良部が生じ、
その結果得られるフレキシブルスリーブの耐屈曲
性が著しく悪化する。
11とのギヤツプが大きい場合、ゴムシート層の
発泡やゴム補強用織物層との接着不良部が生じ、
その結果得られるフレキシブルスリーブの耐屈曲
性が著しく悪化する。
逆に、加硫金型と未加硫フレキシブルスリーブ
11とのギヤツプが小さい場合、加硫成形時に高
温高圧となつた内層用未加硫ゴムシートや外層用
未加硫ゴムシートが溢れ出し、その結果4者の層
乱れ、つまり内層用未加硫ゴムシート、外層
用未加硫ゴムシート、内層側未加硫ゴムシート
トツピングすだれ織り、外層側未加硫ゴムシー
トトツピングすだれ織りがそれぞれ入り乱れ、そ
の結果得られるフレキシブルスリーブの耐屈曲性
が著しく悪化する。
11とのギヤツプが小さい場合、加硫成形時に高
温高圧となつた内層用未加硫ゴムシートや外層用
未加硫ゴムシートが溢れ出し、その結果4者の層
乱れ、つまり内層用未加硫ゴムシート、外層
用未加硫ゴムシート、内層側未加硫ゴムシート
トツピングすだれ織り、外層側未加硫ゴムシー
トトツピングすだれ織りがそれぞれ入り乱れ、そ
の結果得られるフレキシブルスリーブの耐屈曲性
が著しく悪化する。
従つて、これら4者の厚さをそれぞれ厳格に管
理する必要があるが、これらは金属板のように均
一な厚さのものでなく、完全に所定寸法にするこ
とは至難のことである。
理する必要があるが、これらは金属板のように均
一な厚さのものでなく、完全に所定寸法にするこ
とは至難のことである。
しかもこれら4者の材料を所定寸法にしたとし
ても、加硫成形時には高温、高圧の条件、熱膨
張、塑性流動、加硫、接着等が重なるため、各層
間の乱れや発泡を完全に防止することが困難であ
る。
ても、加硫成形時には高温、高圧の条件、熱膨
張、塑性流動、加硫、接着等が重なるため、各層
間の乱れや発泡を完全に防止することが困難であ
る。
本考案はかかる点に立つて為されたものであつ
て、その目的とするところは前記した従来技術の
欠点を解消し、肉厚が薄く且つ加硫成形時の高
温、高圧の条件、熱膨張、塑性流動、加硫、接着
等が重なつても各層の乱れや発泡を完全に防止で
き、その結果耐屈曲性が優れたフレキシブルスリ
ーブができる管状体形成用加硫金型を提供するこ
とにある。
て、その目的とするところは前記した従来技術の
欠点を解消し、肉厚が薄く且つ加硫成形時の高
温、高圧の条件、熱膨張、塑性流動、加硫、接着
等が重なつても各層の乱れや発泡を完全に防止で
き、その結果耐屈曲性が優れたフレキシブルスリ
ーブができる管状体形成用加硫金型を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段]
本考案の要旨とするところは、組合わせられた
とき管状体を配置可能な広幅のリング状凹溝を内
周に形成する二つ割り型の筒状外型と、その外型
内にセツトされる棒状の芯金と、位置決め用の中
型とより成り、しかも芯金の芯棒部外周には筒状
ゴム弾性体がその両端部が前記心金の芯棒部端部
表面に接着一体化し且つ該芯金の非接着部の貫通
孔から送り込まれた高圧気体により膨張できるよ
うに構成されて成る管状体形成用加硫金型におい
て、外型の内周面と加硫前の芯金上に嵌入した未
加硫フレキシブルスリーブの外周面とのギヤツプ
x(mm)を特定範囲にしたことにある。
とき管状体を配置可能な広幅のリング状凹溝を内
周に形成する二つ割り型の筒状外型と、その外型
内にセツトされる棒状の芯金と、位置決め用の中
型とより成り、しかも芯金の芯棒部外周には筒状
ゴム弾性体がその両端部が前記心金の芯棒部端部
表面に接着一体化し且つ該芯金の非接着部の貫通
孔から送り込まれた高圧気体により膨張できるよ
うに構成されて成る管状体形成用加硫金型におい
て、外型の内周面と加硫前の芯金上に嵌入した未
加硫フレキシブルスリーブの外周面とのギヤツプ
x(mm)を特定範囲にしたことにある。
即ち、本考案は芯金の外周に設けられている筒
状ゴム弾性体の外周に嵌入した未加硫フレキシブ
ルスリーブを中型と外型とにより組合わせたとき
における外型の内周面と未加硫フレキシブルスリ
ーブの外周面とのギヤツプx(mm)を 0.05<x<1 とするように構成して成ることを特徴とする管状
体形成用加硫金型にある。
状ゴム弾性体の外周に嵌入した未加硫フレキシブ
ルスリーブを中型と外型とにより組合わせたとき
における外型の内周面と未加硫フレキシブルスリ
ーブの外周面とのギヤツプx(mm)を 0.05<x<1 とするように構成して成ることを特徴とする管状
体形成用加硫金型にある。
本考案において外型の内周面と未加硫フレキシ
ブルスリーブの外周面とのギヤツプx(mm)を 0.05<x<1 に限定したのは、xが1より大きい場合には未加
硫フレキシブルスリーブの加圧加硫時における収
縮と、外型の内周面と未加硫フレキシブルスリー
ブの外周面との大きなギヤツプとが重なつて未加
硫フレキシブルスリーブを筒状ゴム弾性体の外周
面と外型の内周面との間で全周に亘り完全に加圧
接触ができなく、その結果加硫により得られるフ
レキシブルスリーブの表面に凹凸部の発生や各層
間の接着不良が発生するためである。
ブルスリーブの外周面とのギヤツプx(mm)を 0.05<x<1 に限定したのは、xが1より大きい場合には未加
硫フレキシブルスリーブの加圧加硫時における収
縮と、外型の内周面と未加硫フレキシブルスリー
ブの外周面との大きなギヤツプとが重なつて未加
硫フレキシブルスリーブを筒状ゴム弾性体の外周
面と外型の内周面との間で全周に亘り完全に加圧
接触ができなく、その結果加硫により得られるフ
レキシブルスリーブの表面に凹凸部の発生や各層
間の接着不良が発生するためである。
なお、未加硫フレキシブルスリーブの加圧加硫
時における収縮P′は(1)式で求められる。
時における収縮P′は(1)式で求められる。
P′=−D′P/D …(1)
D:未加硫フレキシブルスリーブの外径
D′:ギヤツプ(x)×2
P:未加硫フレキシブルスリーブの長さ
例えば、D=50mm、D′=1mm、P=220mmの場
合、(1)式により収縮P′は−4.4mmと求められる。
即ち、未加硫フレキシブルスリーブは加圧加硫時
に長さで4.4mm縮むことになる。
合、(1)式により収縮P′は−4.4mmと求められる。
即ち、未加硫フレキシブルスリーブは加圧加硫時
に長さで4.4mm縮むことになる。
一方、xが0.05より小さい場合には未加硫フレ
キシブルスリーブの外径が大きくなり過ぎ、その
結果未加硫フレキシブルスリーブは管状体形成用
加硫金型にセツトするときに外型や中型により噛
み傷等の外傷を受ける難点があるためである。
キシブルスリーブの外径が大きくなり過ぎ、その
結果未加硫フレキシブルスリーブは管状体形成用
加硫金型にセツトするときに外型や中型により噛
み傷等の外傷を受ける難点があるためである。
[作用]
本考案の管状体形成用加硫金型は、芯金の外周
に設けられている筒状ゴム弾性体の外周に予備成
形した未加硫フレキシブルスリーブを嵌入した
後、その未加硫フレキシブルスリーブ嵌入芯金の
両端の小径部にそれぞれ中型を嵌入させ、更に二
つ割りの外型を上下から組合わせたときにおける
該外型の内周面と前記未加硫フレキシブルスリー
ブの外周面とのギヤツプx(mm)を 0.05<x<1 とするように構成することにより、xが1より大
きい場合における未加硫フレキシブルスリーブの
加圧加硫時における収縮、外型の内周面との未加
硫フレキシブルスリーブの外周面との大きなギヤ
ツプによるエアースリーブの表面凹凸部の発生や
各層間の接着不良を完全に抑止し、またxが0.05
より小さい場合における未加硫フレキシブルスリ
ーブの外型や中型による噛み傷等の外傷を効果的
に抑止し、更にその芯棒部に形成された筒状ゴム
弾性体の内周面に通じた貫通孔出口にある耐熱非
粘着性樹脂フイルムシール部材と皿ねじ状金属弁
との相乗緩衝を受けながら高圧気体を送り込んで
筒状ゴム弾性体を迅速に膨張させることにより、
未加硫フレキシブルスリーブの外周面をソフトに
且つ完全に外型の内周面に密着させた状態で一様
に加硫し、それによりゴムシートとすだれ織りと
から成るフレキシブルスリーブの層乱れを完全に
抑止させると共にゴムシート内の発泡を完全に皆
無にし、そして内外ゴムシートとすだれ織りとの
強力なる接着を行い、その結果これらの相乗作用
により得られるフレキシブルスリーブの耐屈曲性
を顕著に改善することにある。
に設けられている筒状ゴム弾性体の外周に予備成
形した未加硫フレキシブルスリーブを嵌入した
後、その未加硫フレキシブルスリーブ嵌入芯金の
両端の小径部にそれぞれ中型を嵌入させ、更に二
つ割りの外型を上下から組合わせたときにおける
該外型の内周面と前記未加硫フレキシブルスリー
ブの外周面とのギヤツプx(mm)を 0.05<x<1 とするように構成することにより、xが1より大
きい場合における未加硫フレキシブルスリーブの
加圧加硫時における収縮、外型の内周面との未加
硫フレキシブルスリーブの外周面との大きなギヤ
ツプによるエアースリーブの表面凹凸部の発生や
各層間の接着不良を完全に抑止し、またxが0.05
より小さい場合における未加硫フレキシブルスリ
ーブの外型や中型による噛み傷等の外傷を効果的
に抑止し、更にその芯棒部に形成された筒状ゴム
弾性体の内周面に通じた貫通孔出口にある耐熱非
粘着性樹脂フイルムシール部材と皿ねじ状金属弁
との相乗緩衝を受けながら高圧気体を送り込んで
筒状ゴム弾性体を迅速に膨張させることにより、
未加硫フレキシブルスリーブの外周面をソフトに
且つ完全に外型の内周面に密着させた状態で一様
に加硫し、それによりゴムシートとすだれ織りと
から成るフレキシブルスリーブの層乱れを完全に
抑止させると共にゴムシート内の発泡を完全に皆
無にし、そして内外ゴムシートとすだれ織りとの
強力なる接着を行い、その結果これらの相乗作用
により得られるフレキシブルスリーブの耐屈曲性
を顕著に改善することにある。
[実施例]
次に、本考案の管状体形成用加硫金型の実施例
を図面により説明する。
を図面により説明する。
第3図は本考案の管状体形成用加硫金型の一実
施例を示す縦断面説明図である。
施例を示す縦断面説明図である。
第3図において6はリング状凹溝、7は外型、
9,10は中型、12は芯型、13は芯棒部、1
4は筒状ゴム弾性体、15,16は接着部(筒状
ゴム弾性体14端部と芯棒部13との接着部)、
17は貫通孔、18は皿ねじ状金属弁、19は耐
熱非粘着性樹脂フイルムシール部材である。
9,10は中型、12は芯型、13は芯棒部、1
4は筒状ゴム弾性体、15,16は接着部(筒状
ゴム弾性体14端部と芯棒部13との接着部)、
17は貫通孔、18は皿ねじ状金属弁、19は耐
熱非粘着性樹脂フイルムシール部材である。
本考案の管状体形成用加硫金型の一実施例で用
いる芯金12は従来の芯金8と形状、寸法が類似
しているが、次のような点で異なるのが特徴であ
る。
いる芯金12は従来の芯金8と形状、寸法が類似
しているが、次のような点で異なるのが特徴であ
る。
第1はリング状凹溝6の外周側に筒状ゴム弾性
体14が膨脹可能なように設けられていることで
ある。即ち、筒状ゴム弾性体14の両端部は芯金
12の端部にそれぞれ接着(接着部15,16)
され、その中間部は接着することなく高圧気体の
封入により膨脹できるようになつている。
体14が膨脹可能なように設けられていることで
ある。即ち、筒状ゴム弾性体14の両端部は芯金
12の端部にそれぞれ接着(接着部15,16)
され、その中間部は接着することなく高圧気体の
封入により膨脹できるようになつている。
第2は芯金12の一端側導入口からそのほぼ中
央位置まで軸方向中心部に進み且つそこからその
芯棒部13の外周表面出口に貫通した貫通孔17
が形成されていることである。この芯棒部13の
外周表面出口は皿ねじ状に大きく開口されてお
り、芯金12の一端側導入口から貫通孔17を介
して高圧気体を迅速に送り出すことができる。
央位置まで軸方向中心部に進み且つそこからその
芯棒部13の外周表面出口に貫通した貫通孔17
が形成されていることである。この芯棒部13の
外周表面出口は皿ねじ状に大きく開口されてお
り、芯金12の一端側導入口から貫通孔17を介
して高圧気体を迅速に送り出すことができる。
第3は貫通孔17の芯棒部13の外周表面出口
に特殊な高圧空気噴出装置を設けたことである。
に特殊な高圧空気噴出装置を設けたことである。
第4図は高圧気体噴出装置の拡大縦断面説明図
であつて、耐熱非粘着性樹脂フイルムシール部材
19を介して皿ねじ状金属弁18が芯棒部13の
径方向、つまり外周表面出口に貫通した貫通孔1
7の上方向に移動自在に挿入されている。この第
4図は高圧気体を送り込んでないときの状態を示
したものである。
であつて、耐熱非粘着性樹脂フイルムシール部材
19を介して皿ねじ状金属弁18が芯棒部13の
径方向、つまり外周表面出口に貫通した貫通孔1
7の上方向に移動自在に挿入されている。この第
4図は高圧気体を送り込んでないときの状態を示
したものである。
この皿ねじ状金属弁18は芯金12の一端側に
ある貫通孔17の導入口から送られてきた高圧気
体、例えば高圧空気、高圧窒素等により押し上げ
られて貫通孔17の芯棒部13の外周表面出口の
上下に移動でき、また、高圧気体を送り込んだ後
は高圧気体の漏洩防止弁の機能を有しており、そ
の長さは抜け出ししない長さを有している。
ある貫通孔17の導入口から送られてきた高圧気
体、例えば高圧空気、高圧窒素等により押し上げ
られて貫通孔17の芯棒部13の外周表面出口の
上下に移動でき、また、高圧気体を送り込んだ後
は高圧気体の漏洩防止弁の機能を有しており、そ
の長さは抜け出ししない長さを有している。
耐熱非粘着性樹脂フイルムシール部材19は耐
熱非粘着性樹脂フイルム、例えばテトラフロオロ
エチレン樹脂フイルムを数枚重ねてから皿ねじ状
のシール部材となるように切り抜きしたものを使
用する。
熱非粘着性樹脂フイルム、例えばテトラフロオロ
エチレン樹脂フイルムを数枚重ねてから皿ねじ状
のシール部材となるように切り抜きしたものを使
用する。
このような耐熱非粘着性樹脂フイルムシール部
材19は芯金12の一端側導入口から貫通孔17
及び芯棒部13の外周表面出口を介して高圧気体
を迅速に送り出す際には高圧気体を皿ねじ状金属
弁18との相乗緩衝作用により一様且つ迅速に筒
状ゴム弾性体14に送り込んで膨張させることが
できる。このようにすることにより筒状ゴム弾性
体14の上に予備成形してある未加硫フレキシブ
ルスリーブを迅速且つ一様に膨張させて外型の内
面にソフトにしかも完全に密着させ、更にその状
態で高温で加硫させることにより全体的に一様な
加硫を行うことができる。
材19は芯金12の一端側導入口から貫通孔17
及び芯棒部13の外周表面出口を介して高圧気体
を迅速に送り出す際には高圧気体を皿ねじ状金属
弁18との相乗緩衝作用により一様且つ迅速に筒
状ゴム弾性体14に送り込んで膨張させることが
できる。このようにすることにより筒状ゴム弾性
体14の上に予備成形してある未加硫フレキシブ
ルスリーブを迅速且つ一様に膨張させて外型の内
面にソフトにしかも完全に密着させ、更にその状
態で高温で加硫させることにより全体的に一様な
加硫を行うことができる。
第5図は本考案の一実施例の管状体形成用加硫
金型において、その芯金の外周に設けられている
筒状ゴム弾性体の外周に予備成形した未加硫フレ
キシブルスリーブを嵌入した芯金を中型及び二つ
割りの外型にセツトした状態におけるその要部縦
断面説明図である。
金型において、その芯金の外周に設けられている
筒状ゴム弾性体の外周に予備成形した未加硫フレ
キシブルスリーブを嵌入した芯金を中型及び二つ
割りの外型にセツトした状態におけるその要部縦
断面説明図である。
第5図に示されるように筒状ゴム弾性体14は
その端部16が芯金12の芯棒部13の端部表面
に接着しており、また、筒状ゴム弾性体14の外
周には予備成形した未加硫フレキシブルスリーブ
11が嵌入してある。この予備成形してある未加
硫フレキシブルスリーブ11の外周には外型7が
組合わされ、更にその端部には中型10が組合わ
されている。そして筒状ゴム弾性体14の上に予
備成形してある未加硫フレキシブルスリーブ11
の外周面と外型7の内周面との間にはギヤツプx
(mm)が次の範囲に入るように構成されている。
その端部16が芯金12の芯棒部13の端部表面
に接着しており、また、筒状ゴム弾性体14の外
周には予備成形した未加硫フレキシブルスリーブ
11が嵌入してある。この予備成形してある未加
硫フレキシブルスリーブ11の外周には外型7が
組合わされ、更にその端部には中型10が組合わ
されている。そして筒状ゴム弾性体14の上に予
備成形してある未加硫フレキシブルスリーブ11
の外周面と外型7の内周面との間にはギヤツプx
(mm)が次の範囲に入るように構成されている。
0.05<x<1
第6図は加硫金型にセツトしたとき、芯金12
の芯棒部13の外周に設けられている筒状ゴム弾
性体14の上に嵌入した未加硫フレキシブルスリ
ーブ11の外周面と外型7の内周面とのギヤツプ
x(mm)が0から適当な値となる数種の管状体形
成用加硫金型を用意し、未加硫フレキシブルスリ
ーブ予備成形芯金を中型及び二つ割りの外型にセ
ツトし、然る後高温下で所定時間加硫したときに
おけるギヤツプx(mm)と得られるフレキシブル
スリーブの良品率との関係を示したグラフであ
る。
の芯棒部13の外周に設けられている筒状ゴム弾
性体14の上に嵌入した未加硫フレキシブルスリ
ーブ11の外周面と外型7の内周面とのギヤツプ
x(mm)が0から適当な値となる数種の管状体形
成用加硫金型を用意し、未加硫フレキシブルスリ
ーブ予備成形芯金を中型及び二つ割りの外型にセ
ツトし、然る後高温下で所定時間加硫したときに
おけるギヤツプx(mm)と得られるフレキシブル
スリーブの良品率との関係を示したグラフであ
る。
第6図から明らかなように得られるフレキシブ
ルスリーブの良品率はギヤツプx(mm)が0.05<
x<1の範囲のときが最も優れており、この範囲
を逸脱したときには得られるフレキシブルスリー
ブの良品率は著しく悪化する。
ルスリーブの良品率はギヤツプx(mm)が0.05<
x<1の範囲のときが最も優れており、この範囲
を逸脱したときには得られるフレキシブルスリー
ブの良品率は著しく悪化する。
次に、かかる本考案の管状体形成用加硫金型の
一実施例による加硫方法について説明する。
一実施例による加硫方法について説明する。
まず、材料は従来と同様に次のような材料を用
意する。
意する。
内層用未加硫ゴムシート
外層用未加硫ゴムシート
内層側未加硫ゴムシートトツピングすだれ織
り 外層側未加硫ゴムシートトツピングすだれ織
り 2 加硫型の用意 加硫型は本考案の管状体形成用加硫金型の一実
施例品を用意する。
り 外層側未加硫ゴムシートトツピングすだれ織
り 2 加硫型の用意 加硫型は本考案の管状体形成用加硫金型の一実
施例品を用意する。
3 芯金12上に未加硫フレキシブルスリーブ1
1の予備成形 まず、芯金12の芯棒部13の外周に設けられ
ている筒状ゴム弾性体14の外周に内層用未加硫
ゴムシートを巻き付け、次いでその上層に内層側
未加硫ゴムシートトツピングすだれ織りを巻き付
け、次いでその上層に外層側未加硫ゴムシートト
ツピングすだれ織りを内層側未加硫ゴムシートト
ツピングすだれ織りの巻き付け方向とは逆方向に
巻き付け、最後に外層用未加硫ゴムシートを巻き
付けることにより未加硫フレキシブルスリーブ1
1を予備成形する。
1の予備成形 まず、芯金12の芯棒部13の外周に設けられ
ている筒状ゴム弾性体14の外周に内層用未加硫
ゴムシートを巻き付け、次いでその上層に内層側
未加硫ゴムシートトツピングすだれ織りを巻き付
け、次いでその上層に外層側未加硫ゴムシートト
ツピングすだれ織りを内層側未加硫ゴムシートト
ツピングすだれ織りの巻き付け方向とは逆方向に
巻き付け、最後に外層用未加硫ゴムシートを巻き
付けることにより未加硫フレキシブルスリーブ1
1を予備成形する。
この場合芯金12の芯棒部13の外周には筒状
ゴム弾性体14が設けられていることから、予備
成形された未加硫フレキシブルスリーブ11は芯
金12の芯棒部13の外周に設けられている筒状
ゴム弾性体14上に嵌入されたかたちとなつてい
る。
ゴム弾性体14が設けられていることから、予備
成形された未加硫フレキシブルスリーブ11は芯
金12の芯棒部13の外周に設けられている筒状
ゴム弾性体14上に嵌入されたかたちとなつてい
る。
尚、予備成形した未加硫フレキシブルスリーブ
11を別の金型で作製し、芯金12の芯棒部13
の外周に設けられている筒状ゴム弾性体14の外
周に嵌入してもよい。
11を別の金型で作製し、芯金12の芯棒部13
の外周に設けられている筒状ゴム弾性体14の外
周に嵌入してもよい。
4 芯金12上に嵌入した未加硫フレキシブルス
リーブ11の加硫成形 芯金12上に嵌入した未加硫フレキシブルスリ
ーブ11を、第3図に示すように下側となる外型
7に所定位置に嵌入させ、それから芯金12の両
端の小径部に中型9,10を嵌入させる。それか
ら上側の外型7を上方からかぶせて外型7の凹部
と中型9,10の鍔とを噛み合わせて一体化す
る。
リーブ11の加硫成形 芯金12上に嵌入した未加硫フレキシブルスリ
ーブ11を、第3図に示すように下側となる外型
7に所定位置に嵌入させ、それから芯金12の両
端の小径部に中型9,10を嵌入させる。それか
ら上側の外型7を上方からかぶせて外型7の凹部
と中型9,10の鍔とを噛み合わせて一体化す
る。
次に、芯金12の一端にある貫通孔17の入口
に図示しない高圧ホースを接続し、その高圧ホー
スより高圧空気を貫通孔17へ送り込む。この送
り込まれた高圧空気は、耐熱非接着性趣旨フイル
ムシール部材19と皿ねじ状金属弁18とを押し
上げながら芯棒部13と筒状ゴム弾性体14との
間に入り、筒状ゴム弾性体14を膨らませる。耐
熱非接着性趣旨フイルムシール部材19は耐熱性
と非接着性を具備する樹脂フイルムシール部材で
あるから芯棒部13の外周表面出口からスムーズ
に離れ、更に皿ねじ状金属弁18を押し上げ、そ
れにより高圧空気を迅速に送り出すことができ
る。この際押し上げられた皿ねじ状金属弁18と
耐熱非接着性趣旨フイルムシール部材19は大量
の高圧空気を急激に送り込んでも効果的に緩衝し
て一様に送り出すことができる。この筒状ゴム弾
性体14の膨らみにより、その上に形成されてい
た未加硫フレキシブルスリーブ11は外型7の内
周面に均一に押しつけられる。
に図示しない高圧ホースを接続し、その高圧ホー
スより高圧空気を貫通孔17へ送り込む。この送
り込まれた高圧空気は、耐熱非接着性趣旨フイル
ムシール部材19と皿ねじ状金属弁18とを押し
上げながら芯棒部13と筒状ゴム弾性体14との
間に入り、筒状ゴム弾性体14を膨らませる。耐
熱非接着性趣旨フイルムシール部材19は耐熱性
と非接着性を具備する樹脂フイルムシール部材で
あるから芯棒部13の外周表面出口からスムーズ
に離れ、更に皿ねじ状金属弁18を押し上げ、そ
れにより高圧空気を迅速に送り出すことができ
る。この際押し上げられた皿ねじ状金属弁18と
耐熱非接着性趣旨フイルムシール部材19は大量
の高圧空気を急激に送り込んでも効果的に緩衝し
て一様に送り出すことができる。この筒状ゴム弾
性体14の膨らみにより、その上に形成されてい
た未加硫フレキシブルスリーブ11は外型7の内
周面に均一に押しつけられる。
次に、このようにした加硫金型は図示しない
が、上下から高温の熱盤接触或いは高温加硫装置
内にて所定時間加圧加硫される。
が、上下から高温の熱盤接触或いは高温加硫装置
内にて所定時間加圧加硫される。
加圧加硫後、貫通孔17へ送り込まれた高圧空
気を抜き、それからそれぞれの加硫金型を外して
加硫したフレキシブルスリーブを取り出す。
気を抜き、それからそれぞれの加硫金型を外して
加硫したフレキシブルスリーブを取り出す。
この本考案の管状体形成用加硫金型の第1実施
例による加硫方法では、材料の厚さが厚いときに
発生する内層用未加硫ゴムシート、内層側未加硫
ゴムシートトツピングすだれ織り、外層側未加硫
ゴムシートトツピングすだれ織り及び外層用未加
硫ゴムシートの各層間の乱れが全く生じなく、ま
た、本考案の管状体形成用加硫金型の第1実施例
による加硫方法では筒状ゴム弾性体14の膨張に
よる加圧であるから押圧が均一であり、その結果
材料の厚さが薄いときに発生する内層用未加硫ゴ
ムシートや外層用未加硫ゴムシートの発泡、ゴム
層欠け部発生等の欠陥発生を完全に抑止すること
ができる。
例による加硫方法では、材料の厚さが厚いときに
発生する内層用未加硫ゴムシート、内層側未加硫
ゴムシートトツピングすだれ織り、外層側未加硫
ゴムシートトツピングすだれ織り及び外層用未加
硫ゴムシートの各層間の乱れが全く生じなく、ま
た、本考案の管状体形成用加硫金型の第1実施例
による加硫方法では筒状ゴム弾性体14の膨張に
よる加圧であるから押圧が均一であり、その結果
材料の厚さが薄いときに発生する内層用未加硫ゴ
ムシートや外層用未加硫ゴムシートの発泡、ゴム
層欠け部発生等の欠陥発生を完全に抑止すること
ができる。
なお、これらの実施例ではテーパー状フレキシ
ブルスリーブについて説明したが、勿論直線状フ
レキシブルスリーブの加硫も可能である。
ブルスリーブについて説明したが、勿論直線状フ
レキシブルスリーブの加硫も可能である。
[考案の効果]
本考案の管状体形成用加硫金型は、肉厚が薄く
且つ加硫成形時に受ける高温、高圧の条件、熱膨
張、塑性流動、加硫、接着等が重なつても各層の
乱れや発泡を完全に防止でき、その結果優れた耐
屈曲性を発揮できるフレキシブルスリーブが得ら
れるものであり、工業上有用である。
且つ加硫成形時に受ける高温、高圧の条件、熱膨
張、塑性流動、加硫、接着等が重なつても各層の
乱れや発泡を完全に防止でき、その結果優れた耐
屈曲性を発揮できるフレキシブルスリーブが得ら
れるものであり、工業上有用である。
第1図は一般に使用されているシヨツクアブソ
ーバの説明図、第2図は従来の管状体形成用加硫
金型の縦断面説明図、第3図は本考案の管状体形
成用加硫金型の一実施例を示す縦断面説明図、第
4図は本考案の管状体形成用加硫金型の一実施例
の芯棒部外周表面出口に設けられた高圧気体噴出
装置の拡大縦断面説明図、第5図は本考案の一実
施例の管状体形成用加硫金型においてその芯金の
外周に設けられている筒状ゴム弾性体の外周に予
備成形した未加硫フレキシブルスリーブを嵌入
し、その予備成形した未加硫フレキシブルスリー
ブ嵌入芯金を中型及び二つ割りの外型にセツトし
た状態における要部縦断面説明図、第6図は加硫
金型にセツトしたとき芯金の外周に設けられてい
る筒状ゴム弾性体の上に予備成形した未加硫フレ
キシブルスリーブの外周面と外型の内周面とのギ
ヤツプx(mm)と、得られるフレキシブルスリー
ブの良品率との関係を示したグラフである。 1:内筒、2:ガイド棒、3:外筒、4:フレ
キシブルスリーブ、5:キヤツプ、6:リング状
凹溝、7:外型、8,12:芯金、9,10:中
型、13:芯棒部、14:筒状ゴム弾性体、1
5,16:接着部、17:貫通孔、18:皿ねじ
状金属弁、19:耐熱非粘着性樹脂フイルムシー
ル部材。
ーバの説明図、第2図は従来の管状体形成用加硫
金型の縦断面説明図、第3図は本考案の管状体形
成用加硫金型の一実施例を示す縦断面説明図、第
4図は本考案の管状体形成用加硫金型の一実施例
の芯棒部外周表面出口に設けられた高圧気体噴出
装置の拡大縦断面説明図、第5図は本考案の一実
施例の管状体形成用加硫金型においてその芯金の
外周に設けられている筒状ゴム弾性体の外周に予
備成形した未加硫フレキシブルスリーブを嵌入
し、その予備成形した未加硫フレキシブルスリー
ブ嵌入芯金を中型及び二つ割りの外型にセツトし
た状態における要部縦断面説明図、第6図は加硫
金型にセツトしたとき芯金の外周に設けられてい
る筒状ゴム弾性体の上に予備成形した未加硫フレ
キシブルスリーブの外周面と外型の内周面とのギ
ヤツプx(mm)と、得られるフレキシブルスリー
ブの良品率との関係を示したグラフである。 1:内筒、2:ガイド棒、3:外筒、4:フレ
キシブルスリーブ、5:キヤツプ、6:リング状
凹溝、7:外型、8,12:芯金、9,10:中
型、13:芯棒部、14:筒状ゴム弾性体、1
5,16:接着部、17:貫通孔、18:皿ねじ
状金属弁、19:耐熱非粘着性樹脂フイルムシー
ル部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 組合わせられたとき管状体を配置可能な広幅の
リング状凹溝を内周に形成する割り型の筒状外型
と、該外型内にセツトされる棒状の芯金と、両端
部において前記外型と前記芯金との間に配置され
る位置決め用の中型とより成り、しかも前記芯金
の芯棒部外周には筒状ゴム弾性体がその両端部が
前記心金の芯棒部端部表面に接着一体化し且つ該
筒状ゴム弾性体を膨張させるためにその芯棒部に
形成された前記筒状ゴム弾性体の内周面に通じた
貫通孔出口には耐熱非粘着性樹脂フイルムシール
部材を介して皿ねじ状金属弁が前記芯棒部の径方
向に移動自在に挿入されている管状体形成用加硫
金型において、前記芯金の外周に設けられている
前記筒状ゴム弾性体の外周に予備成形した未加硫
フレキシブルスリーブを嵌入させると共に前記芯
金の両端の小径部にそれぞれ中型を嵌入させ、更
に割り型の前記外型を上下から組合わせたときに
おける該外型の内周面と前記未加硫フレキシブル
スリーブの外周面とのギヤツプx(mm)を 0.05<x<1 とするように構成して成ることを特徴とする管状
体形成用加硫金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18069481U JPS5884225U (ja) | 1981-12-04 | 1981-12-04 | 管状体形成用加硫金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18069481U JPS5884225U (ja) | 1981-12-04 | 1981-12-04 | 管状体形成用加硫金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5884225U JPS5884225U (ja) | 1983-06-07 |
JPH031228Y2 true JPH031228Y2 (ja) | 1991-01-16 |
Family
ID=29977507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18069481U Granted JPS5884225U (ja) | 1981-12-04 | 1981-12-04 | 管状体形成用加硫金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5884225U (ja) |
-
1981
- 1981-12-04 JP JP18069481U patent/JPS5884225U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5884225U (ja) | 1983-06-07 |
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