JPH0312216Y2 - - Google Patents

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JPH0312216Y2
JPH0312216Y2 JP9556886U JP9556886U JPH0312216Y2 JP H0312216 Y2 JPH0312216 Y2 JP H0312216Y2 JP 9556886 U JP9556886 U JP 9556886U JP 9556886 U JP9556886 U JP 9556886U JP H0312216 Y2 JPH0312216 Y2 JP H0312216Y2
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terminal member
hole
insulating member
terminal
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JP9556886U
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    • Y02E60/12

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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は外装缶と金属蓋との接合部をレーザー
ビーム等で溶着してなる密閉形電池、特に金属蓋
に設けられ、外装缶とは電気的に絶縁された電極
端子部材の改良に関するものである。
従来の技術 従来この種電池は、蓋をカシメによつて接着す
るものではないため容積効率が良く、信頼性も高
い。しかし、外装缶と蓋の電極端子部材との電気
的絶縁にはセラミツク等を用いた所謂ハーメチツ
クシール技術が採用されているが、これはコスト
が高く、セラミツク部の強度が低い欠点があつ
た。これらの点に鑑み、実開昭57−66866号公報
及び実開昭60−113954号公報に開示されている如
く、金属蓋に貫通穴を設け絶縁部材、金属ワツシ
ヤを介して端子部材を押圧カシメる方法が提案さ
れている。
考案が解決しようとする課題 上記の構造は第4図に示す如く、金属蓋1の貫
通孔部2において絶縁部材3を介して挿着された
T字状端子部材4の棒状部5に金属ワツシヤ6を
嵌着した状態で、T字端子部材4の下端部7をカ
シメ治具によつて金属ワツシヤ6に押潰して固定
するものであるが、金属ワツシヤ6とT字状端子
部材4との間には漏液の原因となる接合面が存在
する。また金属蓋1の端子部周辺には他にも漏液
の原因となる接合面が存在する。即ち、金属蓋1
と絶縁部材3との間隙部、絶縁部材3とT字状端
子部材4との間隙部、絶縁部材3と金属ワツシヤ
6との間隙部等であるが、特に発電要素8が繰返
し充放電されるもので、T字状端子部材4が正極
端子として用いられる場合には、充電時の腐食に
よつて、金属ワツシヤ6とT字状端子部材4との
接合面は間隙が広がつて漏液し易くなり、またガ
ス発生を伴うような場合には電池内圧が上昇し、
上記接合面での漏液の危惧性が増し、さらに発電
要素8に最も接近した位置にあるため、前記接合
面での漏液の危惧性がある。なお9は外装缶10
と金属蓋1との接合部をレーザービーム等で溶着
してなる溶合部、11はリード線である。
また絶縁部材3とT字状端子部材4が貫通孔部
2内で接している部分は、あらかじめ貫通孔部2
にT字状1端子部材4の棒状部5を挿通する必要
があるため、T字状端子部材4の棒状部5の径は
貫通孔部2の径と同一寸法かそれ以下になる。従
がつて、上記T字端子部材4と貫通孔部2とが接
する部分での接合面の密着性が不十分で漏液の惧
れがある。
課題を解決するための手段 本考案は上記の点に鑑み、金属蓋と、外装缶
と、発電要素と、2個の端子部材とを有する密閉
形電池であつて、 金属蓋は、絶縁部材が配置された貫通孔部が形
成されており、 端子部材は、基部の平担部に凸部が植設された
ものであつて、該凸部外周には溝部が形成されて
おり、 外装缶は、発電要素が収納され開口部が金属蓋
で封口され、2個の端子部材は、凸部の先端同志
が対向するように、上下から金属蓋の貫通孔部中
に挿通されて該先端部で溶接されて金属蓋に取付
けられたものである。
作 用 金属蓋界隈の接合面における漏液箇所が減ると
共に絶縁部材と端子部材とが貫通孔部内で接して
いる部分において電解液の滲出が生じたとして
も、端子部材に設けられた溝部で電解液が阻止さ
れるため、他への滲出が防止出来て、耐漏液性が
向上する。
実施例 金属蓋1には貫通孔部2が設けられており、該
貫通孔部2の周囲には絶縁部材3が配されてい
る。夫々の該絶縁部材3を介した貫通孔部2の両
側面部から第3図に示すように2個の端子部材1
2,12が夫々挿通される。該端子部材12は、
金属からなり、第2図に示すように円板状の基部
14の平担部に円柱状の凸部13が一体に植立さ
れたものであつて、該凸部13外周には溝部15
が形成されたものであり、凸部13,13の先端
同志が対向するように貫通孔部2に挿通状態とな
る。
この状態において端子部材12の凸部13に有
する溝部15は、貫通孔部2内の絶縁部材3と接
する状態にある。このとき、端子部材12の凸部
13は、貫通孔部2内で空隙部16を形成するよ
うに設計されている。端子部材12,12の夫々
には両側から電極17,17′により押圧されて
凸部12,12の先端同志が密着状態となると共
に基部14,14の平担部も押圧され絶縁部材3
と密着状態となる。更に電極17,17′により
押圧を続けながら電極17,17′間に通電し、
端子部材12,12同志の溶着を行い溶着部18
を形成し一体化された端子部材12Aが得られ
る。
第1図においては、発電要素8は、正極、負極
いずれか一方の極が外装缶10と電気的に接続さ
れている。反対の極はリード線11により端子部
材12に電気的に接続されている。
なお、従来の電池におけるリード線11の接続
個所は、抵抗損失を少なくするため、T字状端子
部材4の押し潰された部分に限られていたが、本
考案によれば、端子部材12の発電要素8に対向
している部分ならいずれの場所でも良く、リード
線11による発電要素8と端子部材12との電気
的接続を最短距離で行えるため抵抗損失をより少
なく出来る等の利点をも有するものである。
また端子部材12の溝部15には、吸液性、保
液性を有する物質、例えばガラス不織布等を介在
せれば耐漏液効果は増大する。
考案の効果 上述のように本考案によれば、金属蓋の貫通孔
部で端子部材同志が一体化されているので、従来
の如き接合面は形成されず、しかも電極により押
圧されるので、端子部材の基部の平担部と絶縁部
材及び絶縁部材と金属蓋との密着性も良く、また
絶縁部材と端子部材とが貫通孔部内で接する部分
に設みられた端子部材の溝部により電解液の滲出
が阻止され、他への電解液のリークが防止出来、
耐漏液性が向上する等実用的価値甚だ大なるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案密閉形電池の要部断面図、第2
図は本考案による端子部材の斜視図、第3図は端
子部材を溶着一体化する工程説明図、第4図は従
来の密閉形電池の要部断面図である。 1は金属蓋、2は貫通孔部、3は絶縁部材、8
は発電要素、10は外装缶、12は端子部材、1
2Aは一体化された端子部材、13は凸部、14
は基部、15は溝部、18は溶着部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 金属蓋1と、外装缶10と、発電要素8と、2
    個の端子部材12,12とを有する密閉形電池で
    あつて、 金属蓋1は、絶縁部材3が配置された貫通孔部
    2が形成されており、 端子部材12は、基部14の平担部に凸部13
    が植設されたものであつて、該凸部13外周には
    溝部15が形成されており、 外装缶10は、発電要素8が収納され開口部が
    金属蓋1で封口され、2個の端子部材12,12
    は、凸部13,13の先端同志が対向するよう
    に、上下から金属蓋1の貫通孔部2中に挿通され
    て該先端部で溶接されて金属蓋1に取付けられた
    ものである、密閉形電池。
JP9556886U 1986-06-23 1986-06-23 Expired JPH0312216Y2 (ja)

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JP9556886U JPH0312216Y2 (ja) 1986-06-23 1986-06-23

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JP9556886U JPH0312216Y2 (ja) 1986-06-23 1986-06-23

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JPS632370U JPS632370U (ja) 1988-01-08
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