JPH03121081A - 消火装置 - Google Patents

消火装置

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JPH03121081A
JPH03121081A JP25908989A JP25908989A JPH03121081A JP H03121081 A JPH03121081 A JP H03121081A JP 25908989 A JP25908989 A JP 25908989A JP 25908989 A JP25908989 A JP 25908989A JP H03121081 A JPH03121081 A JP H03121081A
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利秀 辻
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照夫 岩田
Hiroshi Ishida
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、球技場や展示会場等の大空間構造物の消火装
置に関し、特にドーム天井の開閉構造を備えた大空間構
造物の消火装置に関する。
[従来の技術] 従来、大空間構造物、例えばドーム式建物の消火装置と
しては、実開昭61−80060号公報等に示された放
水銃を使用したものが知られている。
この消火装置にあっては、テレビカメラによって火源の
位置を検出し、火源位置に向けて放水銃を指向制御した
後に消火用水を放水して消火する。
通常、放水銃は消火対象範囲の全域をカバーできるよう
に設置され、必要に応じて複数台設置される。
[発明が解決しようとする課題] ところで、近年にあっては、開閉式のドーム建物等の開
発が進められており、従来の消火装置は開閉できないド
ーム構造であったことから、無風状態を前提に消火装置
を設置している。
しかし、開閉式ドーム構造ではドームを開いていた場合
には風の吹き込みがあるため、従来の無風状態を前提と
した消火装置では十分な消火性能を発揮することができ
い。
即ち、火源位置に向けて放水銃から放水を行っても、無
風状態では確実に火源を捕えていたものが、ドームの開
放による風の吹き込みを受け、風向きにより火源位置か
ら横にずれたり、届かなかったり、行き過ぎたりし、正
確に火源位置に放水できないために消火に手間どる問題
があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、ドーム開放時に風の影響を受けることなく確実に
消火できる天井開閉構造をもつ大空間構造物の消火装置
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] まず本発明は、球技場、展示場等の大空間構造物の消火
設備を対象とし、特にドーム天井が開閉する構造を備え
た大空間構造物の消火装置を対象とする。
このような消火装置として本発明にあっては、消火監視
エリアでの火災の発生を検出する火災検出手段と、火災
検出時に火源位置を判別する火源位置判別手段と、該火
源位置判別手段で判別された火源位置に向けて消火用水
を放水させる制御手段と、放水銃から放水された消火用
水の落下位置を検出する放水位置検出手段と、前記火源
位置に対する前記消火用水落下位置の位置誤差を検出し
、該位置誤差を最小とするように前記制御手段により放
水銃の向きを制御させるフィードバック制御手段とを設
けたものである。
[作用] このような構成を備えた本発明の消火装置によれば、ド
ーム天井の開放時に風の吹き込みを受け、放水銃から放
水した消火用水が流されて火源位置を外れても、消火用
水落下位置と火源位置との位置誤差を最小とするように
放水銃の向きを変えるフィードバック制御が行われ、風
の影響を受けることなく迅速且つ確実に消火できる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例を示した実施例構成図である
第1図において、la、lb、lcは消火監視エリアで
の火災を検出する火災検出手段としての放射温度計であ
り、例えば検出素子として焦電素子が使用され、−50
@C〜1000°Cの範囲の温度を非接触で測定するこ
とができる。
2 a +  2 b 、2 cは消火対象エリアを撮
影するテレビカメラであり、このテレビカメラの撮影情
報に基づいて火源位置の検出が行なわれる。
ここで、放射温度計1a〜1c及びテレビカメラ2a〜
2Cはそれぞれ同一監視視野をもつように光学的に連結
されており、テレビカメラの映像範囲と放射温度計の温
度測定範囲が一致するようにしている。
これら放射温度計1a〜1c及びテレビカメラ2a〜2
cは第2図の天井ドームの開閉構造を備えた球技場の平
面図に示すように、球技場の観客席後部の高い位置の3
箇所にテレビカメラ2a〜2cで代表して示すように設
置されている。
放射温度計1a〜1cの測定温度T1.T2゜T3のそ
れぞれは演算装置3に与えられ、演算装置3において測
定温度T1〜T3についての時間的な温度変化ΔTの比
較演算を行ない、閾値を越える温度変化ΔTが得られた
ときに火災検出出力を生ずる。
一方、テレビカメラ2a〜2Cの各映像信号11.12
.13は火源位置検出装置に与えられており、火源位置
検出装置4は映像信号の中の火災の発生で輝度変化を生
じた監視領域の位置を検出して出力する機能を有する。
この火源位置検出装置4による映像信号の輝度変化に基
づく火源位置の検出処理を更に詳細に説明すると、次の
ようになる。
第2図に示したグランド16を消火対象領域とした場合
、例えばテレビカメラ2aは消火対象エリアとなるグラ
ンド16の全てを監視する監視映像を得るように設置さ
れている。そして、テレビカメラ2aから得られた映像
信号につき、第3図に示すように消火対象エリアとなる
グランド16内を水平線及び垂直線の設定により複数の
分割区域に分け、各分割区域に位置アドレス(x、y)
を割り当てる。火源位置検出装置4には第3図に示す分
割区域をアドレスとした定常監視状態での映像データ、
例えば1つの分割区域を構成する映像データの平均レベ
ルを示すデータを格納した基準値メモリと、所定周期毎
にリアルタイムで各分割区域のデータを入力するワーク
メモリが設けられる。そして、基準メモリとワークメモ
リとのデータ比較により差を求め、所定値を越えるデー
タ差を生じたときに、大きな輝度変化、即ち火災が発生
したものとして火源位置を示す位置情報(X。
Y)を出力する。
再び、第1図を参照して放水銃消火設備を説明する。
8a、8bは放水銃消火装置であり、第2図に示したよ
うにグランド16を見下ろす観客席後部の高い位置の2
箇所に設置される。放水銃消火装置8aは放水ノズルを
ノズル駆動部9a、9bにより上下左右方向に指向制御
することができる。
勿論、上下方向は固定で左右方向にのみ駆動するように
してもよい。
放水銃消火装置8a、8bに対してはポンプ制御盤10
、モータ11、消火ポンプ12及び水源水槽13で成る
消火用水送出装置からの加圧消火用水が放水制御部14
a、14bを介して供給されている。放水制御部14a
、14bは消火制御装置7の出力で作動され、放水銃消
火装置8a。
8bに対する消火用水の放水流量及び放水圧力を調整す
る。
更に本発明にあっては、放水位置検出装置5が設けられ
ている。具体的には、火源位置検出の場合と同様、lT
vカメラを使用することができる。
この放水位置検出装置5は、第2図に示すように放水銃
消火装置8a、8bの両方からの消火用水のグランド1
6に対する落下位置を映像として捉えることのできる位
置に設置されている。
放水位置検出装置5からの映像信号は画像処理装置6に
与えられる。画像処理装置mi6は放水位置検出装置5
からの映像信号に基づいて放水銃消火装置8aまたは8
bから放水された消火用水のグランド16に対する落下
位置を検出する。具体的には、例えば第4図に示すグラ
ンド16を検出範囲として垂直線及び水平線により複数
の地区に分割し、各分割地区に位置アドレス(x、 y
)を設定している。この第4図に示す位置分割と位置ア
″ドレスの設定は第3図に示した火源位置検出装置4の
場合に一致している。そして、火源位置検出装置4の場
合と同様、定常監視状態の映像データを格納した基準メ
モリを有し、火災検出時に放水検出装置5より得られる
映像信号からワークメモリにリアルタイムで放水状態の
映像信号を取り込んで基準メモリと比較し、放水パター
ン17を第4図の斜線部で示すように抽出し、この放水
パターン17の先端18部分の分割区域の位置アドレス
を消火用水の落下位置として検出する。
再び第1図を参照するに、火源位置検出装置4からの火
源位置情報及び画像処理装置6からの消火用水落下位置
情報のそれぞれはフィードバック制御装置15に入力さ
れている。
ここで、火源位置情報をPt1= (XI 、Yl )
及び消火用水落下位置情報をPs2= (X2 、Y2
 )とすると、フィードバック制御装置15は火源位置
Palに対する消火用水落下位置Ps2の位置誤差、即
ちΔPg =Psl−Ps2を検出する。これを位置ア
ドレスで表わすと、ΔPg = (ΔX、ΔY)となり
、ΔX=Xl −X2 、  ΔY=Y1−Y2となる
フィードバック制御装置15からの位置誤差情報ΔPg
を受けた消火制御装置7はノズル駆動部9a、9bに対
し火源位置方向に位置誤差ΔPs分だけ放水銃消火装置
8a、8bのノズル駆動を行なわせ、位置誤差ΔPsを
常に最小とするようにフィードバック制御を行なわせる
このような火源位置と消火用水落下位置との位置誤差を
最小とするように放水銃消火装置8a。
8bをフィードバック制御するフィードバック制御装置
15が設けられたことにより、例えば第2図に示すよう
にグランド16の火源20に示すように火災が発生し、
このとき火源位置情報に基づいて、例えば放水銃消火装
置8aにより消火用水を放水する。しかしながら、ドー
ム天井が開いているために矢印で示す横方向から強い風
を受け、放水銃消火装置8aから放水した消火用水の落
下位置は落下位置22に示すように火源20からずれて
しまう。
このような場合に、火源20の位置と消火用水の落下位
置22が火源位置検出装置4及び画像処理装置6のそれ
ぞれで検出され、フィードバック制御装置15により両
者の位置誤差を最小とするように放水銃消火装置8aが
火源20側に回動され、横方向から強い風を受けても火
源位置と消火用水落下位置とに基づくフィードバック制
御で確実に火源20に向けて消火用水を放水することが
できる。
特に、風の強さ及び方向は時々刻々変化しており、この
風による消火用水落下位置22の火源20に対する位置
変化を常に無くすようにフィードバック制御が行なわれ
るため、確実に火源20を捉えて風に影響されることな
く迅速且つ効率良く消火ができる。
第5図は風の方向と消火用水の放水方向が一致したとき
の本発明による他の放水制御を示した説明図である。
第5図において、火災検出時の火源20は、例えば放水
銃消火装置8b側に近いことから、この場合には近い方
の放水銃消火装置8bが選択されて消火用水を放水する
。しかしながら、このとき風の向きが選択された放水銃
消火装置8b側に向かって吹いていたとすると、風の影
響で飛距離が抑えられ、火源20に届かずに落下位置2
2Aとなってしまう。即ち、このような場合に、火源2
0に対し放水銃消火装置8b側のフィードバック制御を
行なっても消火用水落下位置22Aを火源20に近づけ
ることはできない。
従って、放水銃消火装置8b側である時間フィードバッ
ク制御を行なっても、消火用水落下位置22Aの火源2
0に対する位置誤差を減少できないときには、反対側の
放水銃消火装置8a側に切り替える。放水銃消火装置8
a側にあっては、風により消火用水の飛距離が長くなり
、その結果、消火用水落下位置22Bに火源20を確実
に捉えることができる。この2番目に選択された放水銃
消火装置8a側についても全く同様に、火源20と消火
用水落下位置22Bとの位置誤差を最小にするフィード
バック制御が行なわれる。
[発明の効果] 以上説明してきたように本発明によれば、ドーム天井の
開放時に風の吹込みを受けて放水銃から放水した消火用
水が流されて火源位置を外れても、消火用水落下位置と
火源位置との位置誤差を最小とするように放水銃の向き
を変えるフィードバック制御が行なわれ、風の影響を受
けることなく迅速、且つ確実に消火できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した透視説明図;第2図
は本発明のフィードバック制御を示した説明図・ 第3図は本発明の火源位置検出処理の説明図;第4図は
本発明の消火用水の落下位置検出処理の説明図; 第5図は本発明のフィードバック制御の他の制御例を示
した説明図である。 1a〜1c:放射温度計 2a〜2c:テレビカメラ 3:演算装置 4:火源位置検出装置 5:放水位置検出装置 6:画像処理装置 7:消火制御装置 8a、8b:放水銃消火装置 9a、9b:ノズル駆動部 10:ポンプ制御盤 11:モータ 12:消火ポンプ 13:水源水槽 14a、14b:放水制御部 15:フィードバック制御装置 16:グランド 17:放水パターン 18.22A、22B:消火用水落下位置(放水位置) 20:火源

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、球技場、展示場等の大空間構造物の消火装置に於い
    て、 消火監視エリアでの火災の発生を検出する火災検出手段
    と; 火災検出時に火源位置を判別する火源位置判別手段と; 該火源位置判別手段で判別された火源位置に放水銃を向
    けて消火用水を放水させる制御手段と;前記放水銃から
    放水された消火用水の落下位置を検出する放水位置検出
    手段と; 前記火源位置に対する前記消火用水落下位置の位置誤差
    を検出し、該位置誤差を最小とするように前記制御手段
    により放水銃の向きを制御させるフィードバック制御手
    段と; を備えたことを特徴とする消火装置。
JP1259089A 1989-10-04 1989-10-04 消火装置 Expired - Lifetime JPH07100076B2 (ja)

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