JPH03120614A - 磁気デイスク - Google Patents

磁気デイスク

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JPH03120614A
JPH03120614A JP25946689A JP25946689A JPH03120614A JP H03120614 A JPH03120614 A JP H03120614A JP 25946689 A JP25946689 A JP 25946689A JP 25946689 A JP25946689 A JP 25946689A JP H03120614 A JPH03120614 A JP H03120614A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic layer
metal powder
ferromagnetic metal
metallic powder
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Pending
Application number
JP25946689A
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English (en)
Inventor
Yasushi Endo
靖 遠藤
Mikihiko Kato
三紀彦 加藤
Yasuo Nagashima
永島 靖夫
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気ディスクに関するもので、特に強磁性金
属粉末を用いた塗布型磁気記録ディスクの走行耐久性の
向上に関するものである。
〔従来の技術及びその問題点〕
主として強磁性粉末と結合剤樹脂からなる磁性層を有す
る磁気記録媒体に対しては、より高密度記録の要求が高
まり、その一つの対応手段とじて磁性層の表面を平滑に
することが知られている。
しかしながら磁性層の表面を平滑にすると磁気記録媒体
の走行中において磁性層と装置系との接触の摩擦係数の
増大する結果、短期間の使用で磁気記録媒体の磁性層が
損傷を受けたり、あるいは磁性層が剥離するようなこと
があった。
特にフロッピーディスクでは耐久性試験におけるよ、う
に磁性層を高温度高湿度の過酷な条件下におくことがあ
り、このような条件下で使用した場合、特に磁性層から
強磁性粉末が脱落し易く、それが磁気ヘッドの目詰まり
の原因となることがあった。
また、磁気記録媒体の高記録密度化の有力な手段として
、強磁性粉末として強磁性金属粉末を使用することが知
られている。
しかしながら、強磁性金属粉末をフロッピーディスクに
使用した場合、従来の酸化鉄を使用した場合よりも磁性
層とジャケットとの摺接により磁性層が傷を受は易く、
ドロップ・アウトを発生する事があった。そして、この
問題は、50乃至60℃の比較的高温度の環境条件で顕
著になった。
従来より磁性層の走行耐久性を向上させるための対策と
しては、脂肪酸や脂肪酸と脂肪族アルコールとのエステ
ルを磁性層中に潤滑剤として添加し、摩擦係数を低減さ
せることが提案されている。
例えば、カプリル酸、ラウリン酸、オレイン酸のような
炭素数4以上の一塩基性脂肪酸を潤滑剤として添加する
ことが提案され(米国特許公報第3.833,412号
)、またラウリル酸ブチル、パルミチン酸ラウリル、ミ
リスチン酸ブチルのような炭素数12乃至16の一塩基
性脂肪酸と炭素数3乃至12の脂肪族アルコールの脂肪
酸エステルを潤滑剤、として添加することが提案され(
米国特許公開第3,274,111号)、さらにステア
リン酸トリデシルを潤滑剤として添加することが提案さ
れている(米国特許公報第4.303゜738号)。
さらに枝分かれのある分子構造を有する高級アルコール
の高級脂肪酸エステルを潤滑剤として添加することが提
案され(特開昭55−157131号公報)さらに、イ
ンセチルステアレートを潤滑剤として添加することも提
案されている(特開昭59−186130号公報)。
しかしながら、これらの潤滑剤を利用する方法において
も、摩擦係数を低下させる効果はあったが、磁性層の強
度に関してはむしろ低下させるようなことがあって、磁
性層をライナーから受ける損傷から保護する上で充分と
はいえなかった。
また、結合剤樹脂として弾性率や力学的な強度の高い繊
維素系樹脂を用いて、磁性層の強度を向上させる方法が
、例えば、特開昭56−13519号公報、特開昭62
−239316号公報、特開昭58−70424号公報
、特開昭58−70425号公報、特開昭56−748
33号公報、特開昭60−133527号公報、特開昭
62−34326号公報、特開昭62−26628号公
報、特開昭59−79428号公報、特開昭57−13
5439号公報、特開昭56−74832号公報、特開
昭59−188827号公報等に開示されている。
しかしながら、ニトロセルロース等の従来の繊維素系の
結合剤樹脂では、強磁性粉末の分散性が充分でなく磁性
層の表面性を高く出来ずまた強磁性粉末の充填度も高め
ることが出来ないので電磁変換特性の高い磁気記録媒体
とすることができなかった。
また、結合剤樹脂にフェノキシ樹脂を使用することも、
例えば、特開平1−106325号公報、特開昭64−
39623号公報、特公昭57−36647号公報、特
公昭57−36648号公報等に提案されている。しか
し、それらに開示された方法をもってしても強磁性金属
粉末を使用した磁気記録媒体に於けるフロッピーディス
クのジャケットのライナーに対する磁性層の耐久性を充
分に向上させることはできなかった。
さらに、磁性層にコランダム、炭化珪素、酸化クロムな
どの研磨材(硬質粒子)を添加する方法が提案されてい
るが、ジャケットのライナーから受ける損傷から磁性層
を保護する上でこれだけでは充分でなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので
あり、電磁変換特性に優れかつ走行耐久性も良好な特に
フロッピーディスクに最適な磁気ディスクを提供するこ
とを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
前記本発明の目的は、非磁性支持体上に強磁性金属粉末
と結合剤樹脂を主体とする磁性層を有する磁気ディスク
において、前記強磁性金属粉末は、p・H値が7.0未
満、BET法による比表面積が40rd/g以上、飽和
磁化量が130emu/g以上であって、且つ前記磁性
層中には、モース硬度が6以上の研磨剤粒子が前記強磁
性金属粉末に対してlO乃至25重量%含有されている
ことを特徴とする磁気ディスクにより達成される。
本発明の磁気記録媒体においては、強磁性粉末として、
比表面積が40rd/g以上と非常に微細でかつ130
 emu/g以上と飽和磁化量が比較的大きな強磁性金
属粉末を使用しているので、その電磁変換特性に優れて
おり、更に、強磁性金属粉末としてそのpH値が7.0
未満のものを選択し、モース硬度が6以上と比較的硬い
研磨剤粒子を前記強磁性金属粉末に対して適性量磁性層
中に含有させることにより、走行耐久性を良好なものと
することが出来、特にフロッピーディスクのジャケット
ライナーに対する磁性層の耐摩耗性を向上させることが
できる。
前記フロッピーディスクのジャケットライナーに対する
磁性層の耐摩耗性には、特に前記強磁性金属粉末のpH
が大きく影響しており、その値を7.0未満とすること
により大きく向上させることができる。
なお、ここでいうpHの値は、強磁性金属粉末5gを硬
質三角フラスコに入れ、そこにあらかじめ煮沸して炭酸
ガスを除いた水100−を加え栓をした後、5分間振り
混ぜる処理をしたのち、上澄み液又は3液をビー力10
0−に移してJISZ8802の7に定められたガラス
電極によるpH測定方法によって求められたものである
本発明の磁気記録媒体で使用される前記強磁性金属粉末
は、少なくともFeを含むことが必要であり、具体的に
は、Fe、Fe−Co5Fe−Ni又はFe−Co−N
i等を主体とした金属単体あるいは合金である。その特
性を改良するためにB、 C,A1. Si、 P等の
非金属が添加されることもある。通常、前記強磁性金属
粉末の粒子表面は安定化させる為に酸化物の層が形成さ
れている。粒子サイズは、比表面積で40rrf/g以
上が好ましい。さらに好ましくは40〜60m2/gで
ある。
また、X線回折法で測定される結晶子サイズで400Å
以下であることが望ましい。そして、軸比は5以上が好
ましい。飽和磁化はl 30 emu/g以上、抗磁力
は8000e以上であることが望ましい。またpHは7
未満であることが必要であり、さらに好ましくはpH5
以上7未満、最も好ましくはpH値5.5以上6.8未
満である。
比表面積が小さすぎると、電磁変換特性の分解能が充分
に得られず好ましくない。また、飽和磁化も130より
小さくなると十分な再生出力が得られず好ましくない。
pHについては、理由は今のところよくわからないが、
pH7以上のものを使用すると、ジャケットライナーに
対する耐摩耗性が劣り、走行中にドロップアウトを生じ
てしまい好ましくない。
本発明の磁気記録媒体に使用できる研磨剤粒子として一
般に使用される研磨作用若しくは研磨作用をも材料でα
−アルミナ、熔融アルミナ、炭化ケイ素、酸化クロム、
酸化セリウム、コランダム、人造ダイヤモンド、α−酸
化鉄、ザクロ石、エメリー(主成分:コランダムと磁鉄
鉱)、ガーネット、ケイ石、窒化ケイ素、窒化硼素、炭
化モリブデン、炭化硼素、炭化タングステン、チタンカ
ーバイド、トリポリ、ケイソウ土、ドロマイ等で、主と
してモース硬度6以上の材料が1乃至4種迄の組合わせ
で使用される。これらの研磨剤粒子は平均粒子サイズが
0.005〜5ミクロンの大きさのものが使用され、特
に好ましくは0.05〜2ミクロンである。これらの研
磨剤粒子は結合剤100重量部に対して10〜25重量
部の範囲で添加される。さらに好ましくは12〜20w
t%である。
前記研磨剤粒子の使用量が少なすぎると磁性層の強度が
不足し、ヘッドとの摺動により磁性層の削れを生じやす
くなり、さらにはジャケットライナーに対する耐摩耗性
が劣るようになるので好ましくない。反対に量が多くな
り過ぎると磁性層中における強磁性金属粉末の充填率が
低下し、十分な出力が得られなくなるので好ましくない
本発明に使用される結合剤樹脂は従来公知の熱可塑性樹
脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂やこれらの混合物である
。例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、その他
の塩化ビニル系共重合体、アクリル酸エステル系共重合
体、メタクリル酸エステル系共重合体、ウレタンエラス
トマー、セルロース誘導体、エポキシ−ポリアミド樹脂
等であり、硬化剤として各種のポリイソシアネートも使
用される。そして、前記結合剤の使用量は強磁性金属粉
末100重量部当たり5乃至300重量部であることが
望ましい。また、分散性を高めるために分子中に適当量
のカルボキシル基、スルフォン酸基、水酸基、アミノ基
、エポキシ基等の官能基を導入することが望ましい。
本発明の磁気記録媒体で使用される前記非磁性支持体は
、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポ
リアミド、ポリイミド等各種の合成樹脂フィルムアルミ
箔、ステンレス箔等の金属箔を上げることができる。
本発明の前記磁性層中には前記強磁性金属粉末、前記結
合剤樹脂、研磨剤粒子と共に通常潤滑剤、カーボンブラ
ックが添加され場合によってはさらに帯電防止剤、分散
剤等が加えられる。
本発明の磁気記録媒体の磁性層に使用される潤滑剤とし
ては、シリコンオイル、グラファイト、二硫化モリブデ
ン、チッ化硼素、フッ化黒鉛、フッ素アルコール、ポリ
オレフィン(ポリエチレンワックス等)、ポリグリコー
ル(ポリエチレンオキシドワックス等)、アルキル燐酸
エステル、ポリフェニルエーテル、二硫化タングステン
、炭素数10〜20の一塩基性脂肪酸と炭素数3〜12
個の一価のアルコールもしくは二価のアルコール、三価
のアルコール、四価のアルコール、六価のアルコールの
いずれか1つもしくは2つ以上とから成る脂肪酸エステ
ル類、炭素数10個以上の一塩基性脂肪酸と該脂肪酸の
炭素数を合計して炭素数が11〜28個と成る一価〜六
価のアルコールから成る脂肪酸エステル類等が使用でき
る。又、炭素数、8〜22の脂肪酸或いは脂肪酸アミド
、脂肪族アルコールも使用できる。これら有機化合物潤
滑剤の具体的な例としては、カプリル酸ブチル、カプリ
ル酸オクチル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ブチル、
ラウリン酸オクチル、ミリスチン酸エチル、ミリスチン
酸ブチル、ミリスチン酸オクチル、パルミチン酸エチル
、パルミチン酸ブチル、パルミチン酸オクチル、ステア
リン酸エチル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸オク
チル、ステアリン酸アミル、アンヒドロソルビタンモノ
ステアレート、アンヒドロソルビタンジステアレート、
アンヒドロソルビタントリステアレート、アンヒドロソ
ルビタンテトラステアレート、オレイルオレート、オレ
イルアルコール、ラウリルアルコール等がある。また本
発明に使用される潤滑剤としては所謂潤滑油添加剤も単
独で使用出来、酸化防止剤(アルキルフェノール等)、
錆どめ剤(ナフテン酸、アルケニルコハク酸、ジラウリ
ルフォスフェート等)、油性剤(ナタネ油、ラウリルア
ルコール等)、極圧剤(ジベンジルスルフィド、トリク
レジルフィスフェート、トリブチルホスファイト等)、
清浄分散剤、粘度指数向上剤、流動点降下剤、泡どめ剤
等がある。これらの潤滑剤は結合剤100重量部に対し
て0.05〜20重量部の範囲で添加される。
本発明の磁気記録媒体に使用できる分散剤としては、カ
プリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸
、リノール酸、リルン酸、ステアロール酸等の酸素数1
0〜22個の脂肪酸(R,C0OH,R,は炭素数9〜
21個のアルキル基)、前記の脂肪酸のアルカリ金属(
L1%Na5K等)またはアルカリ土類金属(Mg。
Ca、Ba等) 、Cu1Pb等から成る金属石鹸;レ
シチン等が使用される。この他に炭素数4以上の高級ア
ルコール(ブタノール、オクチルアルコール、ミリスチ
ルアルコール、ステアリルアルコール)及びこれらの硫
酸エステル、燐酸エステル等も使用可能である。これら
の分散剤は結合剤100重量部に対して0.005〜2
0重量部の範囲で添加される。これら分散剤の使用方法
は、強磁性微粉末や非磁性微粉末の表面に予め被着させ
ても良く、また分散途中で添加してもよい。
帯電防止剤としてはグラファイト、カーボンブラック、
カーボンブラックグラフトポリマー等の導電性粉末;サ
ポニン等の天然界面活性剤;アルキレンオキサイド系、
グリセリン系、グリシドール系、多価アルコール、多価
アルコールエステル、アルキルフェノールEO付加体等
のノニオン界面活性剤:高級アルキルアミン類、環状ア
ミン、ヒダントイン誘導体、アミドアミン、エステルア
ミド、第四級アンモニウム塩類、ピリジンそのほかの複
素環類、ホスホニウムまたはスルホニウム類、等のカチ
オン界面活性剤;カルボン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸
エステル基、硫酸エステル基などの酸性基を含むアニオ
ン界面活性剤;アミノ酸類;アミノスルホン酸類、アミ
ノアルコールの硫酸または硫酸エステル類、アルキルベ
タイン型等の両性界面活性剤が使用される。
本発明で使用できるカーボンブラックはゴム用ファーネ
ス、ゴム用サーマル、カラー用ブラック、アセチレンブ
ラック等を用いる事ができる。これらカーボンブラック
の米国における略称の具体例をしめすとSAF、I S
AF、I I SAF、T。
HAF、SPF、FF、FEF、HMF、GPF。
APF、SRF、MPF、ECF、SCF、CF。
FTXMT、HCC,HCF、MCF、LFF。
RCF等があり、米国のASTM規格のD−1765−
82aに分類されているものを使用することができる。
本発明に使用されるこれらカーボンブラックの平均粒子
サイズは5〜1000ミリミクロン(電子顕微鏡)、窒
素吸着法比表面積は1〜800m2/g、 p)(は4
〜11(JIS規格に−6221−1982法)、ジブ
チルフタレート(D B P)吸油量はlO〜800d
/100g(JIS規格に−6221−1982法)で
ある。
本発明に使用されるカーボンブラックのサイズは、塗布
膜の表面電気抵抗を下げる目的で5〜100ミリミクロ
ンのカーボンブラックを、また塗布膜の強度を制御する
ときに50〜1000ミリミクロンのカーボンブラック
をもちいる。また塗布膜の表面粗さを制御する目的でス
ペーシングロス減少のための平滑化のためにより微粒子
のカーボンブラック(100ミリミクロン以下)を、粗
面化して摩擦係数を下げる目的で粗粒子のカーボンブラ
ック(50ミリミクロン以上)を併用することが有効で
ある。
本発明の磁気記録媒体の磁性層の表面粗さとしては、中
心線平均粗さRaで0.005乃至0゜02、czm、
好ましくは0.005乃至0.015μm(カットオフ
値0.25ミリ)である。
強磁性金属粉末、結合剤樹脂、並びにカーボンブラック
及び前記のエステル化物等のその他の成分を含有する磁
性層を非磁性支持体上に設けるには、これらに有機溶剤
を加えて分散混練し、磁性塗液を調製し、これを非磁性
支持体上に塗布、乾燥してつくる。
磁性塗液の調製に用いる有機溶剤としては、任意の比率
でアセトン、メチルエチルケトン、メチレイツブチルケ
トン、シクロヘキサノン、イソホロン、テトラヒドロフ
ラン等のケトン系;メタノール、エタノール、プロパツ
ール、ブタノール、イソブチルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、メチルシクロヘキサノールなどのアルコ
ール系;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イ
ソブチル、酢酸イソプロピル、乳剤エチル、酢酸グリコ
ール、モノエチルエーテル等のエステル系;エーテル、
グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエチルエ
ーテル、ジオキサンなどのグリコールエーテル系:ベン
ゼン:トルエン、キシレン、クレゾール、クロルベンゼ
ン、スチレンなどのタール系(芳香族炭化水素);メチ
レンクロライド、エチレンクロライド、四塩化炭素、ク
ロロホルム、ニチレン力ロルヒドリン、ジクロルベンゼ
ン等の塩素化炭化水素、N、 N−ジメチルホルムアル
デヒド、ヘキサン等が使用できる。
混練にあたっては、磁性体及び上述の各成分は全て同時
に、あるいは個々順次に混練機に投入される。たとえば
分散剤を含む溶剤中に磁性体を加え所定の時間混練をつ
づけて磁性塗料とする方法などがある。
磁性塗料の混線分散にあたっては各種の混練機が使用さ
れる。例えば二本ロールミル、三本ロールミル、ボール
ミル、ペブルミル、トロンミル、サンドグライダ−、ゼ
グバリ(Szegvari)アトライター、高速インペ
ラー分散機、高速ストーンミル、高速度衝撃ミル、デイ
スパー、ニーダ−1高速ミキサー、ホモジナイザー、超
音波分散機などである。
混線分散に関する技術は、ティー・シー・パラトン著“
染料の流動と顔料分散” (1975年)記載された方
法から選択される。多層同時塗布法によって同時に2層
以上の層を設けても良い。
本発明の磁気記録媒体の磁性層の厚味は乾燥厚味で約0
゜5乃至12μmの範囲となるように塗布する。重層の
場合は合計で上記の範囲とれれる。
又、この乾燥厚味は磁気記録媒体の用途、形状、規格な
どにより決められる。
このような方法により、支持体上に塗布された磁性層に
必要により前記のように層中に磁性体を配向させる処理
を施したのち、形成した磁性層を乾燥する。又必要によ
り表面平滑化加工を施したり、所望の形状に裁断したり
して、本発明の磁気記録媒体を製造する。
特に本発明に於ては磁性層の表面平滑化処理を施すと、
表面が平滑で、且つ耐摩耗性に優れた磁気記録媒体が得
られることが判明した。この表面平滑化処理は乾燥前の
スムーズニング処理、あるいは乾燥後のカレンダリング
処理によって行なわれる。
〔発明の効果〕
非磁性支持体上に強磁性金属粉末と結合剤樹脂を主体と
する磁性層を有する磁気ディスクにおいて、前記金属粉
末はpH値が7.0未満、BET法による比表面積40
n?/g以上、飽和磁化量130emu/g以上であり
、かつ前記磁性層中にモース硬度6以上の研磨剤を針状
強磁性金属粉末に対し、lO〜25wt%含有させるこ
とにより、電磁変換特性が良好で、かつフロッピーディ
スクのジャケットライナーに対する耐摩耗性の優れた耐
久性の良好な磁気記録媒体を得ることができる。
前記本発明の新規な効果を以下の実施例及び比較例によ
って明確にする。
〔実施例−1〕 以下の組成物をニーダ−で約1時間混練した。
強磁性金属粉末(F e 99%、Ni1%、pH6,
5、比表面積(BET法によ る測定) 40 rd/gr、抗磁力15800e、飽
和磁化量135 emu/gr)100重量部 極性基含有塩化ビニル共重合体(−SOJa基 8X−
10−’当量/gr、数平均分子量75000)   
     13.5重量部研磨剤粒子Cr*Os (平
均粒子径0.5μm)            、15
重量部カーボンブラック(ライオンアクゾ社製ケッチエ
ンブラック EC平均粒子 径30μm)           10重量部カーボ
ンブラック(カンカルブ社製 サーマックス MT、平
均粒子径280 μm)               3重量部トルエ
ン            36重量部メチルエチルケ
トン       36重量部得られた混線物に以下の
組成物を加えて、サンドグラインダーで200 Orp
mの条件で約2時間分散処理を行い、均一な分散物を得
た。
極性基含有ポリエステルポリウレタン 樹脂(−3OsNa基 lXl0−’当量/g「、重量
平均分子量35000) 5.1重量部 メチルエチルケトン      250重量部トルエン
            50重量部さらに、この分散
物に日本ポリウレタン■製ポリイソシアネート コロネ
ートL、11.4重量部及びトリデシルステアレートl
1重量部を添加して均一に混合し、磁性塗布液を得た。
この磁性塗布液を幅30cm、厚さ75μmのポリエチ
レンテレフタレートフィルムの両面に乾燥膜厚が、3μ
mとなるようにグラビアロールで塗布して、約100℃
で乾燥を行い、さらに約100℃でカレンダーを用いて
加圧成形処理を施して金属粉末系の磁気記録媒体を得た
しかる後、その磁気記録媒体を3.5インチに打ち抜い
て、ケンダール社製Na9246のライナーを使用した
ジャケットに入れたフロッピーディスクの試料を得た。
〔実施例−2〕 強磁性金属粉末として、以下のものを100重量部使用
した以外は実施例−1と同一の条件でフロッピーディス
クの試料を作成した。
強磁性金属粉末(Fe99%、Ni1%、pH5,5、
比表面積60r&/g、抗磁力15800e、飽和磁化
量135emu/g) 〔実施例−3〕 研磨剤粒子を以下のように使用した以外は、実施例−1
と同一の条件でフロッピーディスクの試料を作成した。
研磨剤粒子Cr1Os (平均粒径0.5μm)10重
量部 〔実施例−4〕 研磨剤粒子を以下のように使用した以外は、実施例−■
と同一の条件でフロッピーディスクの試料を作成した。
研磨剤粒子CrzOs (平均粒径0.5μm)25重
量部 〔比較例−1〕 強磁性金属粉末として、以下のものを100重量部使用
した以外は実施例−1と同一の条件でフロッピーディス
クの試料を作成した。
強磁性金属粉末(F e 99%、Ni1%、pH6,
5、比表面積30イ/g、抗磁力15800e、飽和磁
化量138 emu/g) 〔比較例−2〕 強磁性金属粉末として、以下のものを100重量部使用
した以外は実施例−1と同一の条件でフロッピーディス
クの試料を作成した。
強磁性金属粉末(F e 99%、Ni1%、pH9,
5、比表面積40m2/g、抗磁力15800e。
飽和磁化量130 emu/g) 〔比較例−3〕 強磁性金属粉末として、以下のものを100重量部使用
した以外は実施例−1と同一の条件でフロッピーディス
クの試料を作成した。
強磁性金属粉末(Fe99%、Ni、1%、pH8,8
、比表面積60m2/g、抗磁力15700e、飽和磁
化量125 emu/g) 〔比較例−4〕 研磨剤粒子を以下のように使用した以外は、実施例−1
と同一の条件でフロッピーディスクの試料を作成した。
研磨剤粒子Cr2O5(平均粒径0.5μm)5重量部 〔比較例−5〕 研磨剤粒子を以下のように使用した以外は、実施例−1
と同一の条件でフロッピーディスクの試料を作成した。
研磨剤粒子CrtOs (平均粒径0.5μm)30重
量部 〔比較例−6〕 強磁性金属粉末として、以下のものを100重量部使用
した以外は実施例−1と同一の条件でフロッピーディス
クの試料を作成した。
強磁性金属粉末(F e 99%、Ni1%、pH6,
7、比表面積40m2/g1抗磁力15800e。
飽和磁化量125emu/g) 以上のようにして得られたフロッピーディスクの各試料
を、3.5インチフロッピーディスクドライブFD13
31(日本電気■製)で駆動させて、以下のフローを1
サイクルとする24時間サーモサイクルテストをトラッ
ク36にヘッドを位置させて実施した。
このサーモサイクル条件下に於て、パス回数で最大25
00万回走行させたときの走行状態をもって、走行耐久
性を評価した。
〔サーモサイクルフロー〕
また、50万パス毎に、全トラックの出力を測定して、
出力が初期値の45%以下となる場合をドロップアウト
とした。
更に、電磁変換特性として初期2f再生出力及び分解能
を以下の条件で測定゛評価した。その際、実施例−1の
試料の出力及び分解能を100%とした。初期2f再生
出カニドライブFD1331(日本電気■製)を用い最
内周トラックでの再生出力を測定した。
分解能:最内周での2F再生出力をIF再生出力で除い
た値を%で表示した。
得られた結果が第1表である。
第1表 本発明の磁気記録媒体である実施例=1〜実施例−4の
フロッピーディスクは、出力、走行耐久性共に優れた特
性を示した。
一方、比表面積の小さい比較例1のフロッピーディスク
では十分な分解能が得られなかった。
またpHが7以上の強磁性金属粉末を用いた比較例−2
及び比較例−3のフロッピーディスクでは、サーモサイ
クル耐久性において、ジャケットライナーとの摩耗によ
りドロップアウトが生じた。
さらに研磨剤の添加量が少ない比較例−4のフロッピー
ディスクでは、サーモサイクル耐久性においてヘッドに
より削れを生じ、またジャケットライナー及びヘッドと
の摩耗によりドロップアウトを生じた。
そして研磨剤添加量が多い、あるいは磁性体のσSが小
さいサンプル比較例−5及び比較例−6では、十分な再
生出力が得られなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 非磁性支持体上に強磁性金属粉末と結合剤樹脂を主体と
    する磁性層を有する磁気ディスクにおいて、前記強磁性
    金属粉末は、pH値が7.0未満、BET法による比表
    面積が40m^2/g以上、飽和磁化量が130emu
    /g以上であって、且つ前記磁性層中には、モース硬度
    が6以上の研磨剤粒子が前記強磁性金属粉末に対して1
    0乃至25重量%含有されていることを特徴とする磁気
    ディスク。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04298819A (ja) * 1991-03-27 1992-10-22 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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