JPH03119970A - 稚魚用飼料としての生物の培養法 - Google Patents

稚魚用飼料としての生物の培養法

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JPH03119970A
JPH03119970A JP1257152A JP25715289A JPH03119970A JP H03119970 A JPH03119970 A JP H03119970A JP 1257152 A JP1257152 A JP 1257152A JP 25715289 A JP25715289 A JP 25715289A JP H03119970 A JPH03119970 A JP H03119970A
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JP
Japan
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feed
genus
organism
culturing
epa
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Pending
Application number
JP1257152A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Yazawa
一良 矢澤
Kazuo Watabe
渡部 和郎
Sei Kondo
近藤 聖
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Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Sagami Chemical Research Institute
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Feed For Specific Animals (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Fodder In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エイコサペンタエン酸(以下EPAと称す)
を餌とする、稚魚用飼料である生物の培養法に関する。
〔従来の技術〕
従来から稚魚の飼料としては、シオミズツボワムシ(以
下単にワムシという)が有用であることが知られている
。このワムシは、海産クロレラを培養し、これをエサと
して得られるものである(特開昭61−74550公報
)。
近年、このワムシ中に含まれるEPA (エイコサペン
タエン酸)が稚魚の成長に必須の因子であることが明ら
かにされたが、EPAはワムシに本来台まれているもの
ではなく、海産クロレラに含まれるEPAが食物連鎖に
より蓄積されたものである。
上記の理由からEPAを含有するワムシを用いる稚魚用
飼料の製造方法は一層、有用なものとなっているが、こ
のような海産クロレラを用いる方法で稚魚の飼料を作る
ためにはいくつもの広大な培養池を準備する必要があり
、また増殖に極めて長時間を必要とし、手間のかかるも
のであった。
このように、広大な土地を必要とする海産クロレラの培
養はおのずと限界がある。そこでこれを解決するために
、最近ではパン酵母に魚油又は魚油肝油(EPA含量7
〜15%)を混合したものをワムシのエサとして使用さ
れるようになったが、この方法では海産クロレラをエサ
としたワムシの場合に比べると稚魚の生育が劣るという
欠点がある。また、このような混合物は高度不飽和脂肪
酸を多く含むために、非常に酸化され易く、保存に当た
り凍結などの手間が必要である。さらに、パン酵母に付
着した魚油が培養池中で酸化して、水が劣化し異臭を放
つなどの重大な問題があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、上述したような従来の稚魚用飼料の製
造法が有していた欠点を払拭し、EPAを含む稚魚用飼
料を季節によらず安定して供給でき、さらにEPA高含
有の稚魚用飼料としての生物を効率よく製造できる方法
を提供することにある。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の目的を達成すべく種々の研究の結
果、本発明に係わるEPA産生細菌をワムシ、アルテミ
ア、属に属する細菌等の生物に高効率に取り込ませるこ
とにより、EPA高含有稚魚用飼料としての生物を培養
できることを見出した。
さらにこのような場合に、飼料としての生物の培養液に
ビタミン若しくはアンモニア吸着剤、あるいはその両者
を同時に添加することにより、EPA高含有稚魚用飼料
としての生物をより効果的かつ安定に供給できることを
見出した。
本発明は、かかる知見に基づいて完成されたもので、E
PA産生細菌を取り込ませた稚魚用飼料としてのワムシ
、アルテミア、属に属する細菌等の生物をビタミン若し
くは/及びアンモニア吸着剤を添加した培養液中で培養
する方法である。さらに、本発明は従来の海産クロレラ
やパン酵母を用いる方法を併用することもできる。
〔具体的な説明〕
(1)EPA産生細菌 EPA産生細菌とは、特に種属などを限定するものでは
なく、EPAを国体内もしくは菌体外に分泌する細菌で
あればいずれを使用してもよく、通常シェードモナス(
Pseudo麟onas)属、アルテロモナス(Al 
teromonas)属又はシーワネラ(Shewan
ella)属などに分類される海洋微生物を用いる。
上記のシュードモナス(Pseudomonas)属に
属する微生物の例としてシュードモナス・ピユートリフ
ァシェンス(Pseudomonas  Lセ!ハリ至
匣)、5CRC−2878(徽工研菌寄第FERMP−
9114)を挙げることができる。アルテロモナス(A
lteromonas) r%に属する微生物の例とし
て、アルテロモナス・ビニ−トリファシェンス(Alt
aromonas  朋復1ハ囮!吋)  S CRC
−6370(微工研菌寄第FERMP−10684”)
及びアルテロモナス−ハネダイ(Alterosona
s  hanedal )IAM−12641を挙げる
ことができる。シーワネラ(Shewanella)1
%に属する微生物の例として、シーワネラ・ビュートリ
ファシェンス(Shetmanella匹旦1赳u悶)
 S CRC−2874(fTh工研蔀寄第FERMP
−9159)を挙げることができる。
以と、自然界から分離したこれら菌株について詳細に記
載したが、これら菌に変異を生じさせて一層EPA産性
能の高い菌株を得ることも出来る。
この発明の菌株は、常法に従って保存することが出来、
例えば寒天スラント培地上で、又は凍結乾燥法により保
存することが出来る。寒天スラント培地としては、アル
テロモナス属細菌の保存に常用されている培地を使用す
ることができる。また、凍結乾燥保存も常法に従って行
うことができる。
121EPA産生国の製造方法 前記の微生物を培養して本発明のEPA産生細菌を製造
しようとする場合、基礎栄養培地として、この発明の微
生物が増殖しうるちのであればいずれを使用してもよい
この培地は、窒素源として例えば酵母エキス、ペプトン
、肉エキス、等の1種類又は複数種類を含有する。又は
この培地には必要に応じて炭素源として各種の糖を加え
ることができる。
培養は固体培地又は液体培地のいずれを用いても良いが
、目的とするEPA産生菌を多量に得る為には、液体培
地を用い、静置もしくは振盪培地、通気・攪拌培養等に
より好気条件下で培養を行うのが好ましい、培養温度は
菌が生育する温度範囲であればいずれの温度でも良く、
好ましくは5〜30℃であり、より好ましくは15〜2
5℃であ4、pHは6〜9、好ましくは7〜8の範囲で
ある。培養時間は採取し得る量のEPA産生菌が生産さ
れる時間を選べば良く、好ましくは8〜48時間である
このようにして得られたEPA生産菌は、生きたまま湿
菌体として、また凍結乾燥菌体として使用可能であり、
さらに死菌体としても使用可能である。そしてこれらの
菌体を例えば稚魚としての生物の培養槽に添加し、又こ
れらの生物を稚魚の生育槽に加えることにより、稚魚の
生長に利用することができる。稚魚飼料としての生物は
EPAましくは0゜1〜1%添加したものが望ましい。
表 1 ビタミン混合液の組成 えばシオミズツボワムシ、アルテミア、属に属する細菌
、ミジンコ、オキアミ、チグリオバス、コベボーダなど
を挙げることができる。
(3)  ビタミンの添加方法 EPA生産生産撚加して、稚魚用飼料としての生物を培
養する場合、添加するビタミンが、ビオチン、パントテ
ン酸カルシウム、イノシトール、サイアミン塩酸、ピリ
ドキシン塩酸、ニコチン酸、バラアミノ安息香酸、リボ
フラビン、葉酸、ジアノコバラミンの一つ又はそれらの
混合物であり、該生物の生育が良好な組み合わせ及び濃
度のものであれば、いずれの組み合わせ及び濃度でも良
いが、例えば表1に示す組成のビタミン混合液を該生物
の培養液に対し0.01〜5%、さらにより好(4) ビオチン パントテン酸カルシウム イノシトール サイアミン塩酸 ピリドキシン塩酸 ニコチン酸 パラアミノ安息香酸 リボフラビン 葉酸 ジアノコバラミン 蒸留水        1000閣! アンモニア吸着剤の添加方法 EPA生産菌を添加して稚魚用飼料としての生物を培養
する場合、この培養液中に蓄積するアン剤を添加するこ
とにより生育を向上させることができる。この場合のア
ンモニア吸着剤が、活性炭、セライト、イオン交換樹脂
、シリカゲル等アンモニアを効率良く吸着し、該生物培
養液の系外へ除くことができるものであれば、いずれを
一種又は複数種の組み合わせで使用しても良い、なおア
ンモニア吸着剤としては、上に挙げたもののみに限るも
のではなく、アンモニアを吸着し、かつ該生物の生育を
阻害するものでなければどのような物でも良い、添加す
るアンモニア吸着剤は該生物の培養液に対し0.1〜2
0%、さらに好ましくは1〜10%添加したものが望ま
しい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ワムシを用いる従来の稚魚用飼料の製
造法に見られた欠点が解決され、EPAを含む稚魚用飼
料のワムシ等の生物を、EPA産生細菌並びにビタミン
若しくは/及びアンモニア吸着剤添加培地により培養し
て得ることが可能である。
実施例1 EPA産生菌であるアルテロモナス・ビニ−トリファシ
ェンス(Alterosonas  d)SCRC−6
370(微工研菌寄第FERMP10684 )をペプ
トン1%、酵母エキス0.5%を含有した海水培地(p
H7,0)10j!で24時間好気的に培養して得られ
た菌体を集菌後凍結乾燥に付した。
このようにして調整された乾燥菌体2■を、パン酵母I
 X 10 ’cells/mlを含むワムシ培養液5
ml (ワムシ20個体)に添加して、ワムシの培養を
行った。培養3日目及び6日目に表1のビタミン混合液
50μlを添加し、毎日1回ワムシの個体数を測定した
。ビタミン混合液を添加しないものをコントロールとし
て比較したところ、ワムシの培′#7日目ではワムシの
個体数は、ビタミン混合液を添加した場合800個体と
増加した。
一方、コントロールは20〜100個体であり、ビタミ
ン混合液を添加することにより8倍〜40倍もワムシの
生育を向上させることができた。
実施例2 EPAaf生菌であるアルテロモナス・ピユートリファ
シェンス(Alteromonas  $)SCRC−
6370(微工研菌寄第FERMP10684 )をペ
プトン1%、酵母エキス0.5%を含有した海水培地(
pH7,0)lOjで、24時間好気的に培養して得ら
れた菌体を集菌した。
このようにして得られた湿菌体100wをパン酵母2 
X 10 ’cells/lllを含むワムシ培養液1
00m1(ワムシ100個体/ m + )に添加して
ワムシの培養を行った9培養液に活性炭5gを添加した
ものを試験区、添加しないものをコントロールとした。
ワムシの培養1日目、2日目及び3日目にワムシの個体
数をそれぞれ測定したところ、コントローJしでは1日
目に71%、2日目に57%、3日目に36%に減少し
た。一方、活性炭添加図では、逆に一日目で10%、2
日目と3日目では7394の増加が見られ、活性炭添加
により著しいワムシの生育の向上が見られた。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)稚魚用飼料としての生物を培養するに当たり、そ
    の生物のエサとしてエイコサペンタエン酸産生細菌の生
    菌又は死菌を与え、かつビタミン若しくは/及びアンモ
    ニア吸着剤を培養液に添加することを特徴とする当該生
    物の培養方法。
  2. (2)エイコサペンタエン酸産生細菌がシュードモナス
    (¥Pseudomonas¥)属、アルテロモナス(
    ¥Alteromonas¥)属、又はシーワネラ(¥
    Shewanella¥)属に属する細菌である請求項
    (1)記載の培養方法。
  3. (3)生物がシオミズツボワムシ、アルテミア又は原虫
    動物である請求項(1)記載の培養方法。
  4. (4)ビタミンが、ビオチン、パントテン酸カルシウム
    、イノシトール、サイアミン塩酸、ピリドキシン塩酸、
    ニコチン酸、パラアミノ安息香酸、リボフラビン、葉酸
    、シアノコバラミンの一つ又はそれらの混合物からなる
    請求項(1)記載の培養方法。
  5. (5)アンモニア吸着剤が、活性炭、セライト、イオン
    交換樹脂、シリカゲルの一つ又はそれらの混合物からな
    る請求項(1)記載の培養方法。
JP1257152A 1989-10-03 1989-10-03 稚魚用飼料としての生物の培養法 Pending JPH03119970A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020151394A1 (zh) * 2019-01-26 2020-07-30 刘兆奇 一种活食喂食器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020151394A1 (zh) * 2019-01-26 2020-07-30 刘兆奇 一种活食喂食器

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